JP2017127884A - レーザーデブリ吸引・排気機構を有するレーザービームデリバリーノズル - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、上述の従来のレーザーデブリ吸引・排気機能つきビームデリバリーノズルでは、吸引されたレーザーデブリ6の内、微粒子6cは吸引ノズル筒2内を上昇してZnSe製の透過窓3にまで到達して付着しており、この微粒子6cは高温状態であるために、ZnSeが高温下で示す毒性を発現させて、有害なガスが発生するという安全上の問題が生じる。
レーザー光が通過する筒構成の本体構成筒であって、レーザー光入射側の側部に1乃至複数の空気吸引排気管が接続され、レーザー光出射側の開口がレーザーデブリ吸引ノズルである本体構成筒と、
前記レーザー光が通過する内部管であって、前記内部管は前記本体構成筒の内部のレーザー光入射側の一端において気密構造の気密支持部で支持されて前記本体構成筒に内包されており、前記内部管のレーザー光入射側の一方の端部がレーザー光が透過する透過窓で塞がれ、前記透過窓と反対側の端部にレーザー光出射開口に向けて管径をしぼられたオリフィス部が設けられた内部管とを有してなり、
前記内部管の前記透過窓と、前記オリフィス部の前記レーザー光出射開口と、前記本体構成筒のレーザー光出射側の開口とが、前記レーザー光のビーム直線上でこの順に配置されており、
前記空気吸引排気管から吸引して前記レーザー光のビーム照射により発生したレーザーデブリを排気する
ことを特徴とするレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記レーザー光の前記ビーム照射の対象物はシリカ製光学部品であり、前記レーザー光はCO2レーザーの発する赤外線レーザー光であり、前記透過窓はセレン化亜鉛(ZnSe)製である
ことを特徴とする発明の構成1に記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記空気吸引排気管が、前記本体構成筒の中心長軸に軸対称に複数配置された
ことを特徴とする発明の構成1または2のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記内部管に接続された空気吸入管を有してなり、前記空気吸入管により前記内部管の内部に空気を加圧供給することによって、前記内部管内部の空気圧が前記本体構成筒と前記内部管の間の空間の空気圧よりも高く設定可能とされた
ことを特徴とする発明の構成1ないし3のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記オリフィス部の前記レーザー光出射開口にシリコン窓を有するホルダーを取り外し可能に接続して、シリコン窓の交換を可能とする
ことを特徴とする発明の構成1ないし4のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記本体構成筒が本体部、ヘッド部の2つの筒の連結構成であって、接続部によってヘッド部を分離可能に接続される
ことを特徴とする発明の構成1ないし5のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
前記内部管と前記透過窓が接続部により分離可能に接続され、透過窓を装着可能である
ことを特徴とする発明の構成1ないし6のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
図2は、本発明によるレーザービームデリバリーノズルの第1実施例を説明する図である。同図2中には、CO2レーザー光1、レーザー光1が入射する透過窓3(例えばZnSe製)、空気吸引排気管4、加工対象となるシリカ製の光学部品5(例えばシリカ系ガラスレンズ)、加工時に発生するレーザーデブリ6、シリカ製の光学部品5にある傷7、レーザーデブリ吸引排気ノズルの本体構成筒8、一端にレーザー光が入射する透過窓3付の内部管9、内部管9の他端に設けられたレーザー光出射開口に向けて管径をしぼられたオリフィス部10、内部管9を本体構成筒8の内部のレーザー光入射側の一端で気密構造で支持する気密支持部11が図示される。
図3は、本発明によるレーザービームデリバリーノズルの第2実施例を説明する図である。同図3中には図2の第1実施例と同様に、CO2レーザー光1、レーザー光1が入射する透過窓3(例えばZnSe製)、加工対象となるシリカ製の光学部品5(例えばシリカ系ガラスレンズ)、加工時に発生するレーザーデブリ6、シリカ製の光学部品5にある傷7、レーザーデブリ吸引排気ノズルの本体構成筒8、一端にレーザー光が入射する透過窓3付の内部管9、内部管9の他端に設けられたレーザー光出射開口に向けて管径をしぼられたオリフィス部10、内部管9を本体構成筒8の内部のレーザー光入射側の一端で気密構造で支持する気密支持部11のほか、新たな構成として2本の空気吸引排気管4,4'が図示される。
図4は、本発明によるレーザービームデリバリーノズルの第3実施例を説明する図である。同図4中には図3の第2実施例と同様に、CO2レーザー光1、レーザーデブリ吸引排気ノズルの本体構成筒8、レーザー光1が入射する透過窓3(例えばZnSe製)、2本の空気吸引排気管4,4'、加工対象となるシリカ製の光学部品5、レーザーデブリ6、シリカ製の光学部品5にある傷7、一端にレーザー光1が入射する透過窓3付の内部管9、内部管9の他端に設けられたレーザー光出射開口に向けて管径をしぼられたオリフィス部10、内部管9を本体構成筒8の内部のレーザー光入射側の一端で気密構造で支持する気密支持部11のほか、新たな構成として空気吸入管12が図示される。
図5〜7は、本発明のレーザービームデリバリーノズルの第4実施例を説明する図である。
図8は、本発明によるレーザービームデリバリーノズルの第5実施例を説明する図である。同図8中には、図3の第2実施例と同様なレーザービームデリバリーノズルが図示されるほか、端面をつき合わせて配置されCO2レーザー光1で融着される光ファイバ19a,19b、ファイバ整列部材20、ファイバ押え板21が図示される。
2 吸引ノズル筒
3 透過窓(例えばZnSe製)
4、4’ 空気吸引排気管
5 シリカ製光学部品
6 レーザーデブリ(微粒子)
6a,6b,6c 微粒子
7 シリカ製光学部品にある傷
8 レーザーデブリ吸引ノズルの本体構成筒
8a, 8b 本体構成筒の本体部とヘッド部
9 内部管
10 オリフィス部
11 気密支持部
12 空気吸入管
13 ホルダー
13a シリコン窓(Si製光学部品)
13b 取付枠
14 ねじ部
15a,15b 接続部
16 パッキン
17 止めねじ
18 可視ガイド光
19a,19b 光ファイバ
20 光ファイバ整列部材
21 光ファイバ整列押え板
Claims (7)
- レーザー光が通過する筒構成の本体構成筒であって、レーザー光入射側の側部に1乃至複数の空気吸引排気管が接続され、レーザー光出射側の開口がレーザーデブリ吸引ノズルである本体構成筒と、
前記レーザー光が通過する内部管であって、前記内部管は前記本体構成筒の内部のレーザー光入射側の一端において気密構造の気密支持部で支持されて前記本体構成筒に内包されており、前記内部管のレーザー光入射側の一方の端部がレーザー光が透過する透過窓で塞がれ、前記透過窓と反対側の端部にレーザー光出射開口に向けて管径をしぼられたオリフィス部が設けられた内部管とを有してなり、
前記内部管の前記透過窓と、前記オリフィス部の前記レーザー光出射開口と、前記本体構成筒のレーザー光出射側の開口とが、前記レーザー光のビーム直線上でこの順に配置されており、
前記空気吸引排気管から吸引して前記レーザー光のビーム照射により発生したレーザーデブリを排気する
ことを特徴とするレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記レーザー光の前記ビーム照射の対象物はシリカ製光学部品であり、前記レーザー光はCO2レーザーの発する赤外線レーザー光であり、前記透過窓はセレン化亜鉛(ZnSe)製である
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記空気吸引排気管が、前記本体構成筒の中心長軸に軸対称に複数配置された
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記内部管に接続された空気吸入管を有してなり、前記空気吸入管により前記内部管の内部に空気を加圧供給することによって、前記内部管内部の空気圧が前記本体構成筒と前記内部管の間の空間の空気圧よりも高く設定可能とされた
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記オリフィス部の前記レーザー光出射開口にシリコン窓を有するホルダーを取り外し可能に接続して、シリコン窓の交換を可能とする
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記本体構成筒が本体部、ヘッド部の2つの筒の連結構成であって、接続部によってヘッド部を分離可能に接続される
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。 - 前記内部管と前記透過窓が接続部により分離可能に接続され、透過窓を装着可能である
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のレーザーデブリ吸引・排気機構付きレーザービームデリバリーノズル。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190105843A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 주식회사 새한산업 | 접촉감지 레이저 스폿용접장치 |
WO2022235003A1 (ko) * | 2021-05-04 | 2022-11-10 | 에이피시스템 주식회사 | 레이저 가공용 석션장치 및 이를 포함하는 레이저 가공장치 |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS6285433A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 研摩装置 |
JPH09192870A (ja) * | 1996-01-10 | 1997-07-29 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工ヘッド、レーザ加工装置及びレーザ加工方法 |
JP2009028762A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Takei Electric Industries Co Ltd | レーザ加工用集塵装置 |
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2016
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Patent Citations (3)
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KR102070591B1 (ko) | 2018-03-06 | 2020-01-29 | 주식회사 새한산업 | 접촉감지 레이저 스폿용접장치 |
WO2022235003A1 (ko) * | 2021-05-04 | 2022-11-10 | 에이피시스템 주식회사 | 레이저 가공용 석션장치 및 이를 포함하는 레이저 가공장치 |
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