JP2017127801A - 圧縮空気除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦置きで小さな床スペースに設置できると共に、処理風量が増加した状態で使用する際にも所要の除湿効果を得られる圧縮空気除湿装置を提供する。【解決手段】熱交換器が第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20の二段階に設けられ、その二つの熱交換器部が、隣り合わせに縦長に配され、外壁筒状本体30に内蔵されて設けられ、二つの熱交換器部の下方に位置して第2の熱交換器部の空気出口27が開口すると共に再熱用の流路の入口14が開口する小室であって下端部にドレン部35が設けられた第1の小室31と、二つの熱交換器部の上方に位置して排出される直前の圧縮空気を滞留させる第2の小室32と、第2の熱交換器部の空気出口27が再熱用の流路の入口14よりも下方に位置するように下方へ延設された延長通気路部25と、その延長通気路部25内の下端部に配設されて圧縮空気が通過されるデミスター28とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気を発生させるコンプレッサーなどの圧縮空気装置から導入された一次側の圧縮空気について熱交換によって除湿を行い、除湿された二次側の圧縮空気を空気圧機器へ供給する圧縮空気除湿装置に関する。
従来から、圧縮空気を発生する圧縮空気装置から導入された高温多湿状態にある圧縮空気について除湿を行う圧縮空気除湿装置では、空気中に含まれる水分を凝集・結露させて除去するように、熱交換器と、その熱交換器を介して圧縮空気を冷却する装置(例えば、冷凍機、地下水などの冷却用媒体の利用装置)とが構成要素になっている。
このような圧縮空気除湿装置としては、例えば、除湿効果を好適に高めるため、熱交換器が第1の熱交換器部と第2の熱交換器部の二段階に設けられ、前記第1の熱交換器部が、一次側の圧縮空気の予冷を行うと共に二次側の圧縮空気の再加熱を行うように、一次側の圧縮空気に係る冷却用の流路と二次側の圧縮空気に係る再熱用の流路とが交錯するように配されることによって設けられ、前記第2の熱交換器部が、前記第1の熱交換器部で予冷された圧縮空気を冷却用媒体で冷却することで結露を生じさせて除湿するように設けられているものがある。
このような圧縮空気除湿装置としては、例えば、以下のような構成を有するものが、本出願人によって先に開示されている(特許文献1参照)。
図7に示すように、図外のエアーコンプレッサによって圧送される圧縮空気に含まれる水分を結露させて除湿する熱交換器と、圧縮空気を冷却するための冷凍サイクル40とを備えている。また、熱交換器は、導入口33から導入した圧縮空気を、一次冷却部(一次冷却用の流路11)、二次冷却部(二次冷却用の流路22)および再熱部(再熱用の流路12)からなる気体流路を経て排出口37から排出可能に構成されている。また、熱交換器には、除湿によって生じた水分を装置外部に排出するためのドレントラップ50が各ドレン排出口51、52にそれぞれ配設されている。一方、冷凍サイクル40は、熱交換器の二次冷却部(二次冷却用の流路22)内に配設されて冷媒の気化熱によって圧縮空気を冷却する蒸発器41と、気化した冷媒を一定の圧送能力で圧送する圧縮機42と、圧縮した気化冷媒を凝縮して液化させる凝縮器43と、液化冷媒を一次的に貯蔵する受液器44と、液化冷媒を降圧させるキャピラリチューブ45とを備えている。
この除湿装置では、まず、圧縮機42を駆動して冷媒を冷凍サイクル40内で循環させる。この際に、受液器44内の液化冷媒がキャピラリチューブ45を通過して蒸発器41内に吐出され、蒸発器41内で液化冷媒が気化することにより、熱交換器の二次冷却部(二次冷却用の流路22)が冷却される。この状態で図外のエアーコンプレッサを駆動することにより、導入口33から水分を含んだ圧縮空気が導入される。また、熱交換器内に導入された圧縮空気は、一次冷却部(一次冷却用の流路11)を通過する際に予備冷却され、次いで、二次冷却部(二次冷却用の流路22)を通過する際に、蒸発器41によって所定の露点温度以下に冷却される。この際に、圧縮空気中の水分が、蒸発器41に取り付けられたフィンの表面に結露水として結露し、この結露水は、熱交換器の底部に向けて流れ落ちてドレン排出口51、52から外部に排出される。一方、二次冷却部(二次冷却用の流路22)内で除湿された圧縮空気は、再熱部(再熱用の流路12)を通過する際に、導入口33から導入される圧縮空気によって再熱されて排出口37から排出される。
以上の圧縮空気除湿装置は横長の横置きタイプであるが、縦長の縦置きタイプについては、例えば、内部に冷凍機の蒸発器部分を収納した、圧縮空気を循環通過させる密閉容器に、圧縮空気の送入口と排出口を設けると共に、ドレン排出口を設けてなる圧縮空気除湿装置において、上記容器内のドレン排出口の上方部分に、容器内を循環する圧縮空気がドレン排出口近傍の凝結水を容器内空間へ巻上げ、飛散させるのを防止する、ドレン排出口の上方部分を覆う防風壁を設けると共に、容器内のドレン排出口近傍の圧縮空気除湿装置を構成する部材の表面部分に、容器内を循環通過する圧縮空気中の水分を付着させる、上記部材の表面部分を覆うトラップ材を設けたことを特徴とする圧縮空気除湿装置のドレン排出部(特許文献2参照)が、本出願人によって先に提案されている。これによれば、防風壁のトラップ材まで降下した水の再飛散を防止することで、除湿効果を高めることができるが、処理風量が増加して圧縮空気の流速が高まった場合に、そのトラップ材に達するまでの水が圧縮空気の流れに引き込まれて再飛散する巻き上がり現象を防止することが難しかった。
特開2001−183014号公報(第1図、[0002]、[0003]) 実開昭60−190987号公報(請求項1、第1図)
圧縮空気除湿装置に関して解決しようとする問題点は、縦置きにすることで小さな床スペースに設置することが可能になるが、第1の熱交換器部と、冷却用媒体で冷却する第2の熱交換器部とが隣り合わせに縦長に配される形態であるため、圧縮空気から結露されて分離された水が圧縮空気の流れに引き込まれて再飛散し易く、特に処理風量が増加した状態で使用する際には所要の除湿効果を得られにくいことにある。
すなわち、前記の特許文献1のような横置きタイプでは、第1の熱交換器部に対して冷却用媒体で冷却する第2の熱交換器部が下側に位置することになるため、圧縮空気から結露されて分離された水は、第2の熱交換器部の下部を伝って排出される。これによれば、その結露による水が排出される下部と、上部側の第1の熱交換器部における二次側の圧縮空気の再熱用の流路との間に、十分な距離を置くことができ、水の再飛散が生じにくいため、所要の除湿効果を得られやすい。これに対して、縦置きの場合は、圧縮空気から一旦は結露によって分離された水の排出される経路が定まりにくく、その水が降下してドレン部に到達する間に圧縮空気の流れに引き込まれて再度飛散してしまう現象が起こりやすくなる。特に処理風量が増加した際には圧縮空気の流速が速くなるため、結露によって分離された水が圧縮空気の流れに引き込まれやすくなる。
そこで本発明の目的は、縦置きにすることで小さな床スペースにコンパクトに設置することができると共に、圧縮空気から結露されて分離された水が圧縮空気の流れに引き込まれて再飛散することなく、処理風量が増加した状態で使用する際にも所要の除湿効果を得られる圧縮空気除湿装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る圧縮空気除湿装置の一形態によれば、圧縮空気装置から導入される一次側の圧縮空気について熱交換によって除湿を行い、除湿された二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するように、熱交換器が第1の熱交換器部と第2の熱交換器部の二段階に設けられ、前記第1の熱交換器部が、一次側の圧縮空気の予冷を行うと共に二次側の圧縮空気の再加熱を行うように、一次側の圧縮空気に係る冷却用の流路と二次側の圧縮空気に係る再熱用の流路とが交錯するように配されることによって設けられ、前記第2の熱交換器部が、前記第1の熱交換器部で予冷された圧縮空気を冷却用媒体で冷却することで結露を生じさせて除湿するように設けられている圧縮空気除湿装置において、前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部とが、隣り合わせに縦長に配され、縦長な容器状に設けられた外壁筒状本体に内蔵されて設けられ、前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部との下方に位置し、前記第2の熱交換器部の空気出口が開口すると共に前記再熱用の流路の入口が開口する小室であって結露によって生じた水が下端部に設けられたドレン部から排出される第1の小室と、前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部との上方に位置し、前記再熱用の流路の出口が開口すると共に前記二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するための排出口が開口する小室であって排出される直前の圧縮空気を滞留させる第2の小室と、前記第2の熱交換器部の空気出口が前記再熱用の流路の入口よりも下方に位置するように下方へ延設された延長通気路部と、該延長通気路部内の下端部に配設されて前記第2の熱交換器部の空気出口において排出される圧縮空気を通過させることで該圧縮空気中の水分を分離するデミスターとを具備する。
また、本発明に係る圧縮空気除湿装置の一形態によれば、前記第2の熱交換器部が、前記外壁筒状本体の内部で偏心位置に縦長に内蔵されて配された内蔵筒状本体と、該内蔵筒状本体の内部で冷却用媒体を通過させる冷媒用配管と、該冷媒用配管に装着された熱交換用のフィンとを備え、前記延長通気路部が、前記冷媒用配管が外部へ連続するように延設される部位を除いて前記内蔵筒状本体を下方へ延設させて下端部で開口する形態であって、前記外壁筒状本体内壁に近接するように偏心して位置する側が切り欠かれた形態の水平断面がD字状に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る圧縮空気除湿装置の一形態によれば、水平断面がD字状の前記延長通気路部における弦の部位を形成する側壁平面部であって該側壁平面部の下端部側に、前記第2の熱交換器部の空気出口の一部を構成する側面開口部を備えることを特徴とすることができる。
本発明に係る圧縮空気除湿装置によれば、縦置きにすることで小さな床スペースにコンパクトに設置することができると共に、圧縮空気から結露されて分離された水が圧縮空気の流れに引き込まれて再飛散することなく、処理風量が増加した状態で使用する際にも所要の除湿効果を得られるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る圧縮空気除湿装置の形態例を模式的に示す断面図である。 本発明に係る圧縮空気除湿装置の形態例を示す断面図である。 図2の形態例のA−A線断面図である。 図2の形態例のB矢印方向から見た断面図である。 図2の形態例の延長通気路部を形成する隔壁部材(D字状の筒体状部材)の形態例について、下端部側から見た斜視図である。 図5の隔壁部材(D字状の筒体状部材)を上端部側から見た斜視図である。 従来の圧縮空気除湿装置のシステムを説明する圧縮空気除湿装置の模式的な断面図を含むブロック図である。
以下、本発明に係る圧縮空気除湿装置の形態例を添付図面(図1〜6)に基づいて詳細に説明する。
この圧縮空気除湿装置は、圧縮空気装置から導入される一次側の圧縮空気について熱交換によって除湿を行い、除湿された二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するように、熱交換器が第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20の二段階に設けられ、第1の熱交換器部10が、一次側の圧縮空気の予冷を行うと共に二次側の圧縮空気の再加熱を行うように、一次側の圧縮空気に係る冷却用の流路(一次冷却用の流路11)と二次側の圧縮空気に係る再熱用の流路12とが交錯するように配されることによって設けられ、第2の熱交換器部20が、前記第1の熱交換器部10で予冷された圧縮空気を冷却用媒体で冷却することで結露を生じさせて除湿するように設けられている。
そして、第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20とが、隣り合わせに縦長に配され、縦長な容器状に設けられた外壁筒状本体30に内蔵されて設けられている。この外壁筒状本体30は、両端が下端鏡板34及び上端鏡板36によって塞がれた筒体状のボディの形態に設けられている。本形態例では、外壁筒状本体30の上部には、圧縮空気装置から導入される一次側の圧縮空気の導入口33と、除湿された二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出する排出口37が設けられている。排出口37が、導入口33よりも上側で、後述する第2の小室32に開口するように設けられている。なお、30a及び30bは隔壁部であり、第2の熱交換器部20を外壁筒状本体30の内部に支持すると共に、隔壁部30aが第1の熱交換器部10と後述する第1の小室31とを区画し、隔壁部30bが第1の熱交換器部10と第2の小室32とを区画するように設けられている。
このように導入口33と排出口37とを、外壁筒状本体30の上部に配することで、熱交換の各工程について、上部側が圧縮空気の温度の高い側となるように流路を構成できることから、温度の高い方が軽くなる空気(圧縮空気)の比重の性質によって、圧縮空気の流れがよりスムースになりやすく、効率良く熱交換を行うことができ、その結果、効率良く圧縮空気の除湿を行うことができる。
31は第1の小室であり、第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20との下方に位置し、第2の熱交換器部の空気出口27が開口すると共に再熱用の流路の入口14が開口する小室であって、結露によって生じた水が下端部に設けられたドレン部35から排出されるように設けられている。
すなわち、この第1の小室31は、外壁筒状本体30の一方の端部側である下端部側に設けられており、第2の熱交換器部20から排出された圧縮空気を第1の熱交換器部10の再熱用の流路12へ案内する滞留空間となっている。また、本形態例の第1の小室31の下端部であって、圧力容器用鏡板(下端鏡板34)によって形成された凹面状内面の底部中央にはドレン部35のドレン孔が設けられており、そのドレン部35には図7に示すようなドレントラップ50が取り付けられる。これによって、結露して生じた水(結露水)を、外壁筒状本体30の下側端板である下端鏡板34の底部から好適に排水することができる。
また、32は第2の小室であり、第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20との上方に位置し、再熱用の流路の出口15が開口すると共に二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するための排出口37が開口する小室であって、排出される直前の圧縮空気を滞留させるように設けられている。
すなわち、この第2の小室32は、外壁筒状本体30の他方の端部側である上端部側に設けられており、第1の熱交換器部10の再熱用の流路12から排出された圧縮空気を排出口37へ案内する滞留空間となっている。このように、第1の小室31と第2の小室32、及び再熱用の流路12が設けられているため、圧縮空気は再熱用の流路12を下から上へ向って流れることになり、これによって圧縮空気が再加熱されて第2の小室32へ流れて排出口37から排出されることになる。
そして、本発明では、第1の小室31において、第2の熱交換器部の空気出口27が再熱用の流路の入口14よりも下方に位置するように下方へ延設された延長通気路部25が設けられている。また、本発明では、その延長通気路部25内の下端部に配設されて第2の熱交換器部の空気出口27において排出される圧縮空気を通過させることでその圧縮空気中の水分を分離するデミスター28を備えている。なお、本形態例に使用されるデミスター28は、ステンレススチールなどの細い金属線材を原材料として、粗い空隙が均一に設けられるように、編むことによって通気性の高い粗塵フィルター状に形成されたものを適宜に積層及び成形することで設けられている。
このデミスター28によれば、圧縮空気中の水分が金属線材に衝突することで、圧縮空気から水分を凝集させて水の粒子として分離させることや、その水の粒子同士をより大きな水滴にすること、さらに水を集めて水の流れを生じさせるように作用することができる。これによれば、圧縮空気から分離した水がより大きな塊となって、第2の熱交換器部の空気出口27から滴り落ちることになり、一旦分離された水分が除湿された二次側の圧縮空気中へ戻ることを防止し、除湿効果を高めることができる。
また、延長通気路部25によって、第2の熱交換器部の空気出口27が、再熱用の流路の入口14よりも下方に位置するため、その再熱用の流路の入口14との間隔をより長くすることができる。そして、第2の熱交換器部の空気出口27から第1の小室31へ圧縮空気が出た時点で、その圧縮空気の流れの速度を十分に低下させることができ、水の粒子や流れがその圧縮空気の流れから効率良く分離される。なお、圧縮空気の流れの速度を低下させることができるのは、容積の小さい延長通気路部25から容積の大きい第1の小室31に、圧縮空気が出るためである。このため、一旦分離された水分が、巻き上がって、除湿された二次側の圧縮空気中へ引き込まれるように戻ることを防止し、除湿効果を高めることができる。さらに、延長通気路部25によって、圧縮空気の流れを曲げる(反転を含む)ことで水分が慣性力によって分離され、除湿効果を高めることができる。
以上の効果によれば、比較的シンプルな構成である延長通気路部25の形態とデミスター28との相乗効果によって、圧縮空気と水分を、通気抵抗(圧力損失)の上昇を抑制して、効率よく分離することができる。
また、図2〜6に示す具体的な形態例では、第1の熱交換器部10と第2の熱交換器部20の形態について、第2の熱交換器部20が上端の塞がれた円筒状に形成され、その円筒状の側周壁を片側から図3に示すように三日月状に取り囲んで配置された複数のパイプ(再熱用の流路12を構成する再熱用パイプ13)を構成要素とする第1の熱交換器部10が、第2の熱交換器部20と共に並立された状態に配されることで、隣り合わせに縦長に配され、縦長な容器状に設けられた外壁筒状本体30に内蔵されて設けられている。
この形態例の第1の熱交換器部10では、導入口33が開口すると共に第2の熱交換器部の空気入口24へ開口する空間によって構成される圧縮空気についての一次冷却用の流路11と、その一次冷却用の流路11内を上下方向に通る再熱用の流路12とを備える。その再熱用の流路12は、パイプ状に設けられた複数の再熱用パイプ13によって構成されており、第1の小室31と第2の小室32とを連通するように設けられている。なお、この第1の熱交換器部10では、熱交換性能を高めるために、実際的には図2〜4に示すように多数本の再熱用パイプ13が配設されている。
また、この形態例では、第2の熱交換器部20が、外壁筒状本体30の内部で偏心位置に縦長に内蔵されて配された内蔵筒状本体21と、その内蔵筒状本体21の内部で冷却用媒体を通過させる冷媒用配管41aと、その冷媒用配管41aに装着された熱交換用のフィン41bとを備えている。なお、図2に示すように、21bは内蔵筒状本体の上端鏡板部であり、内蔵筒状本体21を塞いでいる。
さらに、この形態例の第2の熱交換器部20では、冷却用媒体の流通させる複数の冷媒用配管41aと、その冷媒用配管41aに取り付けられた多数の熱交換用のフィン41bとを備えると共に、二次冷却用の流路22内の圧縮空気の流れをジグザグに屈曲させるために間隔を置いて配された複数のプレート23を備える。また、この第2の熱交換器部20の冷媒用配管41aと熱交換用のフィン41bとによる構成は、例えば冷凍機(冷凍サイクル40(図1及び7参照))の蒸発器41とすることができ、冷媒用配管41a内を循環する冷媒によって効率的に圧縮空気を冷却することができる。
そして、延長通気路部25が、冷媒用配管41aが外部へ連続するように延設される部位を除いて内蔵筒状本体21を下方へ延設させて下端部で開口する形態であって、外壁筒状本体30の内壁に近接するように偏心して位置する側が切り欠かれた形態の水平断面がD字状に設けられている。本形態例の延長通気路部25は、図5及び6に示すような水平断面がD字状の筒体状部材26によって形成されており、下端面となる面がデミスター28を支持する支持部26cを除いて開口している。なお、本形態例のデミスター28を支持する支持部26cは、格子状に形成され、開口率を高めるように設けられている。
この延長通気路部25によれば、外壁筒状本体30の内部から外部へ延長しなければならない冷媒用配管41aを好適に配置することができる。また、この延長通気路部25を形成するD字状の筒体状部材26は、水平断面がD字状の弧の部位にあたる側壁周面部26aと、水平断面がD字状の弦の部位にあたる側壁平面部26bによって構成されており、圧縮空気の流れを適切に案内することで、除湿効果を高めることができる形態になっている。なお、21aは仕切板であり、内蔵筒状本体21の下端の一部を塞ぐ端板部になっており、これによって水平断面がD字状の延長通気路部25を合理的に形成できる。
さらに、本形態例の延長通気路部25によれば、水平断面がD字状の延長通気路部25における弦の部位を形成する側壁平面部26bであってその側壁平面部26bの下端部側に、第2の熱交換器部の空気出口27の一部を構成する側面開口部27bを備えるように、適切に構成することができる。
このように、D字状の筒体状部材26の下端面の下端開口部27aに加えて、側壁平面部26bに側面開口部27bを適切に形成することができるため、第2の熱交換器部の空気出口27を大きくできることになり、通気抵抗の上昇を適切に抑制することができ、性能を向上できる。
なお、側面開口部27bは、再熱用の流路の入口14からなるべく離れた位置に形成されるように、複数の再熱用パイプ13が配された位置(図3参照)とは反対側となる面(第2の熱交換器部20が外壁筒状本体30内で偏心位置に設けられることで、その外壁筒状本体30の内周面に内蔵筒状本体21の外周面が最も近接する側の面)に形成されている。これによれば、側面開口部27bが、D字状に切り欠かれた側の側壁平面部26bに形成されていることで、外壁筒状本体30の内周面との間隔が十分に保てるため、吹き出す圧縮空気の流速が高まることを防止できる。従って、水の粒子が圧縮空気の流れに引き込まれて巻き上がることで再飛散することを防止でき、除湿性能を向上させることができる。
また、本形態例の圧縮空気除湿装置では、以上のように除湿性能を所要の水準以上に高めつつ縦置きにすることができると共に、縦置きの形態となることで外壁筒状本体30の軸心を中心に導入口33や排出口37の方向に関する設置位置について自由に選択することができる。このため、導入口33や排出口37に連結する配管の自由度が向上し、例えば、本形態例の圧縮空気除湿装置を二台連結する形態を構成する場合、従来の横置きのものと比較して連結する配管を短くすることが可能になるなど、より合理的な構成が可能になるというメリットがある。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 第1の熱交換器部
11 一次冷却用の流路
12 再熱用の流路
13 再熱用パイプ
14 再熱用の流路の入口
15 再熱用の流路の出口
20 第2の熱交換器部
21 内蔵筒状本体
21a 仕切板
22 二次冷却用の流路
23 プレート
24 第2の熱交換器部の空気入口
25 延長通気路部
26 D字状の筒体状部材
26a 側壁周面部
26b 側壁平面部
26c 支持部
27 第2の熱交換器部の空気出口
27a 下端開口部
27b 側面開口部
28 デミスター
30 外壁筒状本体
31 第1の小室
32 第2の小室
33 導入口
34 下端鏡板
35 ドレン部
36 上端鏡板
37 排出口
40 冷凍サイクル
41 蒸発器
41a 冷媒用配管
41b 熱交換用のフィン
42 圧縮機
43 凝縮器
44 受液器
45 キャピラリチューブ
50 ドレントラップ
51 ドレン排出口
52 ドレン排出口

Claims (3)

  1. 圧縮空気装置から導入される一次側の圧縮空気について熱交換によって除湿を行い、除湿された二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するように、熱交換器が第1の熱交換器部と第2の熱交換器部の二段階に設けられ、前記第1の熱交換器部が、一次側の圧縮空気の予冷を行うと共に二次側の圧縮空気の再加熱を行うように、一次側の圧縮空気に係る冷却用の流路と二次側の圧縮空気に係る再熱用の流路とが交錯するように配されることによって設けられ、前記第2の熱交換器部が、前記第1の熱交換器部で予冷された圧縮空気を冷却用媒体で冷却することで結露を生じさせて除湿するように設けられている圧縮空気除湿装置において、
    前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部とが、隣り合わせに縦長に配され、縦長な容器状に設けられた外壁筒状本体に内蔵されて設けられ、
    前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部との下方に位置し、前記第2の熱交換器部の空気出口が開口すると共に前記再熱用の流路の入口が開口する小室であって結露によって生じた水が下端部に設けられたドレン部から排出される第1の小室と、
    前記第1の熱交換器部と前記第2の熱交換器部との上方に位置し、前記再熱用の流路の出口が開口すると共に前記二次側の圧縮空気を空気圧機器へ排出するための排出口が開口する小室であって排出される直前の圧縮空気を滞留させる第2の小室と、
    前記第2の熱交換器部の空気出口が前記再熱用の流路の入口よりも下方に位置するように下方へ延設された延長通気路部と、
    該延長通気路部内の下端部に配設されて前記第2の熱交換器部の空気出口において排出される圧縮空気を通過させることで該圧縮空気中の水分を分離するデミスターとを具備することを特徴とする圧縮空気除湿装置。
  2. 前記第2の熱交換器部が、前記外壁筒状本体の内部で偏心位置に縦長に内蔵されて配された内蔵筒状本体と、該内蔵筒状本体の内部で冷却用媒体を通過させる冷媒用配管と、該冷媒用配管に装着された熱交換用のフィンとを備え、
    前記延長通気路部が、前記冷媒用配管が外部へ連続するように延設される部位を除いて前記内蔵筒状本体を下方へ延設させて下端部で開口する形態であって、前記外壁筒状本体内壁に近接するように偏心して位置する側が切り欠かれた形態の水平断面がD字状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の圧縮空気除湿装置。
  3. 水平断面がD字状の前記延長通気路部における弦の部位を形成する側壁平面部であって該側壁平面部の下端部側に、前記第2の熱交換器部の空気出口の一部を構成する側面開口部を備えることを特徴とする請求項2記載の圧縮空気除湿装置。
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