JP2017127608A - 注射針リキャップ器 - Google Patents

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Abstract

【課題】注射針の誤刺事故を確実に防ぐことができ、操作性の良い注射針リキャップ器を提供する。【解決手段】上端に円柱形の本体部12Aaが形成され、本体部12Aaと下端の基底部12Abとは、連結部15A2つを介して連結している。第一キャップ5に付けた第二キャップ6の先端は,基底部12Abを越えないように連結部15Aの高さが設定され、本体部12Aaと基底部12Abとの間は、2つの連結部15A以外は広い空間となっている。【選択図】図2

Description

本発明は、注射針(留置針、採血針等も含む)にプロテクターキャップ(以下第一キャップと記す)を着脱するときに使用する注射針リキャップ器に関する。
注射の後で、注射針(前針)に第一キャップを再度取り付ける際、いわゆるリキャップする際に、第一キャップを持つと手指に誤刺してしまう危険がある。このような誤刺事故(針刺し事故)を防ぐために、第一キャップを持たずにリキャップすることが望ましい。
しかし、テーブルの上などに横向きに置くと、第一キャップは動きやすく、さらに不適切な方向であるため、リキャップする操作が煩わしいという問題がある。
注射針、例えば歯科用注射針(以下、単に注射針という)は、樹脂製の針基を中間にして前方に長い前針、後方に短い後針が延展している構造になっている。粘膜を穿通する役目の前針には第一キャップ、注射器内部に設置される注射用カートリッジ(注射液を内蔵している)を穿通する役目の後針には第二キャップが取り付けられている。第一キャップと第二キャップは、針基の周囲で、紙製のシールにより連結されている。注射針を注射器に取り付ける際には、第一キャップを片方の手に第二キャップを他方の手に持って、それぞれを逆方向に回転することにより紙製のシールを破り、第二キャップを外す。第一キャップを片方の手で持ったまま、他方の手は第二キャップから注射器へと持ちかえて、第一キャップごと注射針の後針を注射器に取り付けることで、注射針の注射器への取り付けが終了する。なお、採血針等の注射針は、後針と第二キャップが省かれた構造になっている。
注射針をリキャップしやすいように、円錐台に第一キャップが入り込む穴を開けたスタンド型の注射針リキャップ器が市販されている。しかし、第一キャップを注射針から外す際に、スタンドから第一キャップが逸脱してしまい、再度第一キャップを注射針リキャップ器に戻さなければならないという煩わしさがある。また注射器は、スタンド型の注射針リキャップ器に立てたままであると倒れやすく、倒れた場合には、第一キャップが外れて注射針が露出してしまい極めて危険である。しかし、従来のスタンド型の注射針リキャップ器は重く、倒したり移動したりするのに不便である。さらに、第二キャップを収納することができないので、第二キャップを紛失しやすいという問題点がある。
これらの問題点を解消するために、いくつかの報告がなされてきている。例えば、特許文献1(特開2014−18583)には、携帯時には可動基底部を折り畳み、使用時には可動基底部を起こして使用できるキャップホルダー、すなわち注射針リキャップ器が開示されている。
また、特許文献2(特開2010−279441)には、針押さえ部とフランジ部とで形成された注射針保持具、すなわち注射針リキャップ器が開示されている。ここでは、保持孔に外針先用キャップ(以下第一キャップと記す)を重ねた内針先用キャップ(以下第二キャップと記す)を挿入・保持した状態で注射針を着脱できる注射針リキャップ器、及び誤刺事故を防ぐ方法が示されている。
特開2014−18583 特開2010−279441
上述した特許文献1の注射針リキャップ器では、3つの課題がある。
最初の課題は、本体部を介して第一キャップを保持するため、注射針から第一キャップを外そうする時にうまくいかずに、第一キャップが本体部から外れてしまい、第一キャップは注射針についたままになりやすいということである。この場合には、前述したように再度第一キャップを注射針リキャップ器に戻さないとならないという煩わしさがある。
二つ目の課題は、使用済みの注射針を第一キャップごと外そうとする時にうまくいかずに、第一キャップが本体部に残って、前針の針先が露出してしまうリスクがあるということである。
三つ目の課題は、第二キャップを収納することができず、第二キャップを紛失しやすいという問題である。
上述した特許文献2の注射針リキャップ器にも、3つの課題がある。最初の課題は、注射をするために注射針をつけた注射シリンジを引き抜く時に、針押さえ部を介して第二キャップを保持するため、第二キャップが針押さえ部から外れやすい、または第一キャップ先端部分が第二キャップ内面から外れやすいということである。その結果、注射針に第二キャップと第一キャップ、または第一キャップがついたままになりやすい。
二つ目の課題は、注射後に注射シリンジから注射針を外した後、第二キャップを残して、指で第一キャップごと注射針を保持孔から抜き取る際に、内針先(以下後針と記す)で誤刺事故を起こしやすい、ということである。一度使用した注射シリンジ内部のカートリッジには、血液が逆流することが明らかになっており、注射針は後針も含めて、感染源と見なさなければならない。
三つ目の課題は、使用済みの注射針を第一キャップに戻そうとする時に、開示された注射針リキャップ器は手で保持しなければならない構造である、ということである。使用済みの注射針を第一キャップに戻そうとする時が、誤刺事故を最も起こしやすいタイミングであり、可能な限り片手で操作すべきである。すなわち、注射針リキャップ器は、第一キャップが載置された状態で、安定して水平面に設置できる構造が望まれる。
本発明は、以上述べたような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、第一キャップに安全かつ容易に注射針を着脱することができ、また第一キャップを装着した注射器を容易に横倒し姿勢で安定させることができ、さらに安全かつ容易に注射針の廃棄もできる注射針リキャップ器を提供することにある。
ここに明記しない本発明の他の目的は、以下の説明および添付図面から明らかである。
本発明では、注射器に装着された注射針の針管をカバーする第一キャップが載置される注射針リキャップ器が提供される。この注射針リキャップ器は、
上部の板状の本体部と、下部の基底部と、前記本体部と前記基底部とを連結する連結部とからなり、
前記本体部は、前記第一キャップを挿通および保持可能な保持孔を、前記基底部は、下端に前記注射針リキャップ器を水平面に安定して設置することを可能にする設置面を備え、
さらに前記本体部と前記基底部との間には、側方から手指で前記第一キャップを固定することが可能な空間を有することを特徴とするものである。
本発明の注射針リキャップ器の好ましい例では、前記保持孔の軸心と前記設置面を含む平面との交点から前記保持孔の中央上端までの距離が、前記第一キャップの豊隆部の先端部中心から前記第一キャップの先端部までの距離よりも大きく設定されている。この設定により、起立時でも前記注射針リキャップ器の前記第一キャップの先端部は、前記基底部や歯科用キャビネット等の設置場所の上面に触れることなく、前記豊隆部の先端部まで第一キャップを前記保持孔に挿通することが可能となり、より前記第一キャップは安定して保持孔に保持されるといった利点がある。また前記第一キャップの先端部周囲に空間が生じるため、注射針の廃棄時に、前記先端部を押して前記第一キャップを押し出すことが可能になるといった利点がある。
本発明の注射針リキャップ器の他の好ましい例では、前記本体部、前記基底部、前記連結部のいずれかが回転軸を有し、前記本体部が、前記基底部に対して回転移動可能に連結されている。この構成により起立姿勢、横倒し姿勢のいずれの場合でも、前記設置面は水平面に設置され、前記注射針リキャップ器は安定するといった利点がある。
本発明の注射針リキャップ器のさらに他の好ましい例では、前記第一キャップの前記針管を挿入する側の端部である第一キャップ後端に、または前記豊隆部の後端に、係合する第一キャップ逸脱防止部を備えている。この第一キャップ逸脱防止部は、薄い板状の突起である第一キャップ受け具に設けたり、第一キャップを保持する保持孔の上端に設けたりすることができる。この第一キャップ逸脱防止部により、手指で第一キャップを把持しなくても、注射器から第一キャップを外せるといった利点がある。すなわち、注射器を手前に引く時に、第一キャップの後端または豊隆部後端が第一キャップ逸脱防止部に引っ掛かり、第一キャップが保持孔から逸脱するのを防止して、第一キャップを注射針から外すことができる。
第一キャップ逸脱防止部は、注射器を斜め手前に引いた時に、第一キャップの後端または豊隆部後端が引っ掛かるように前記本体部または前記連結部に設けることができる。または、注射針リキャップ器を把持した時に、第一キャップの後端または豊隆部後端近くに向かって移動するように設けることもできる。あるいは、前記基底部または前記連結部に設けて、前記本体部が回転移動した結果、第一キャップの後端または豊隆部後端近くに係合するように設けることもできる。
本発明の注射針リキャップ器のさらに他の好ましい例では、所定の高さを有する前記連結部が、前記設置面に対して斜めに設けられている。注射針リキャップ器を横倒し姿勢にしても、回転移動して前記基底部を下にした起立姿勢に戻る構造になっている。注射針をつけた注射器を注射針リキャップ器に装着すると、注射針リキャップ器は、逆に、起立姿勢から回転移動して横倒し姿勢になる。このいわゆる「起き上がりこぼし」のような機能により、リキャップ器の姿勢修正の手間が少なくなるといった特徴がある。この効果は、前記基底部のうち前記連結部から離れた部分を厚くしたり、横幅を広くしたり、比重の大きい材質を用いたりして、重くすることにより、さらに高まる。
本発明の注射針リキャップ器は、上部に本体部を、下部に基底部を備えており、針刺し事故の多い、使用後の注射針に第一キャップを装着する場面で、片手で楽に操作でき、確実に誤刺事故を防止できるといった効果がある。また、注射針リキャップ器に装着したままで、第一キャップを楽にまた確実に外すことが可能である。さらに、側方から手指で第一キャップを固定することが可能なので、注射針リキャップ器に装着したまま、注射針を外したり、廃棄処理をしたりすることも可能である。また、嵩張らないので、使用感も良いといった効果がある。
本発明の第1実施形態に係る注射針リキャップ器を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る注射針リキャップ器に第一キャップが装着され、さらに第二キャップを重ねた状態を示す斜視図である。 (a)〜(d)は、図2の注射針リキャップ器を用いて、注射器の準備から使用後に注射針に第一キャップを装着するまでのプロセスを示す斜視図である。 (a)〜(c)は、図2の注射針リキャップ器を用いて、注射針を注射器から外し、廃棄するまでのプロセスを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る注射針リキャップ器を示す(a)斜視図と(b)側面図である。 本発明の第4実施形態に係る注射針リキャップ器を構成する(a)基底部と(b)注射針リキャップ部材を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る注射針リキャップ器に装着した第一キャップに注射針を(a)挿入する直前および(b)挿入後を示す斜視図である。 (a)注射針の構成、および(b)注射用シリンジに注射針を取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態に基づいて具体的に説明する。ここでは、歯科治療で使用する注射針を例にして述べる。
図8(a)に示すように、歯科用注射針(以下、単に注射針という)1は、針基2と、針基2を挿通して保持される針管2aからなる。針基2から突出した針管2aの長い方を前針3、短い方を後針4と呼ぶ。前針3は第一キャップ5、後針4は第二キャップ6でカバーされる。なお、図8(a)は、注射針1と第一キャップ5を斜め右から、第二キャップ6を斜め左から見た図である。
図8(b)に示すように、注射器7は、注射針1の後針4を注射器7の内部に挿入して、前針3に第一キャップ5を装着した状態で準備される。
未使用の状態では、注射針1は第一キャップ5と第二キャップ6とでカバーされていて、第一キャップ5と第二キャップ6の境界部分はシールで密閉されている。使用直前に、第一キャップ5と第二キャップ6とをお互いに逆方向に回転するようにねじることで、密閉シールを分断し、第二キャップ6を外すと、後針4が現れる。後針4を注射器7の先端部分に挿入・回転して、注射針1を第一キャップ5とともに注射器7に取り付け、薬液カートリッジ(図示せず)を注射器7の内部に挿入することで、注射器7の準備が完了する。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る注射針リキャップ器の全体構成を示す。
図から分かるように、本実施形態に係る注射針リキャップ器11は、長方形の板状の剛体が中央付近で折り曲げられ、二つの部分が重なる直前まで折り曲げられたような形状をしており、上部に本体部12a、下部に基底部12bが形成されている。本体部12aと基底部12bとは、連結部15を介して、一体化している。本体部12aと基底部12bとの成す角度は45°である。
本体部12aは、縦50mm、横40mm、厚さ5mmの板状の概長方体形状であり、上方から見ると、短い一辺のひとつが連結部15となっている。連結部15から離れた本体部12aの端部付近には、本体部12aの上面に直交するように、浅い円柱状の孔である直径8mmの保持孔14が設けられている。
基底部12bは、本体部12aと同様の板状形状であり、短い一辺のひとつが40mmの長さの連結部15となっている。連結部15から離れた端部には、直径25mmの半円柱形状の切れ欠きが、保持孔14の軸心の延長線上付近に設けられている。基底部12bの下端は、平面である設置面19となっている。
本体部12aと基底部12bとの間は空間であり、保持孔14が存在する端部の下方でより広くなっており、保持孔14の軸心と設置面19を含む平面との交点から保持孔14の中央上端までの距離は、50mmとなっている。本体部12aと基底部12bとの間の空間は、連結部15に向かって徐々に狭くなっている。連結部15の外面は、直径10mmの円弧を描く形状となっている。
本実施形態に係る注射針リキャップ器11は上記のような構成を有するので、注射器7に第一キャップ5とともに注射針1を取り付け、第一キャップ5を注射針リキャップ器11に装着したら、横倒し姿勢にして、すなわち連結部15の外面を下にして、注射針リキャップ器11を装着した注射器7を置いておく。注射器7を使用するために第一キャップ5を引き抜いたら、使用後にリキャップしやすいように、注射針リキャップ器11を起立姿勢に、すなわち基底部12bの設置面19をテーブル等の表面に接触するようにしておく。第二キャップ6は紛失しないように、第一キャップ5の先端周囲に装着しておくか、水平面に立てておく。本体部12aの直下で、第一キャップ5は、親指と人差し指で側方から把持することが可能である。また、第一キャップ先端部5d周囲は、親指が通過できるように基底部12bが形成されているので、第一キャップ先端部5dを親指で押すことができる。
注射針リキャップ器11は以上のような特徴を有するので、使用する準備が整った注射器7の先端に取り付けられた第一キャップ5を、注射針リキャップ器11の保持孔14に挿通すると、本体部12aの下方で第一キャップ5を親指と人差し指で把持して、注射器7を引き抜き、注射針1から第一キャップ5を確実にかつ安全に外すことができる。また使用済みの注射針1は、第一キャップ5と第二キャップ6を付けた後に、保持孔14に保持される第一キャップ5の第一キャップ先端部5dを親指で保持孔14の方向に押し出すことで、確実・安全に廃棄することが可能である。
(第2実施形態)
図2に、本発明の第2実施形態に係る注射針リキャップ器の全体構成を、第一キャップと第二キャップを装着した状態で示す。
図から分かるように、本実施形態に係る注射針リキャップ器11Aは、上端に円柱形の本体部12Aaが形成されている。本体部12Aaと下端の基底部12Abとは、連結部15A2つを介して、連結している。第一キャップ5に付けた第二キャップ6の先端は,基底部12Abを越えないように連結部15Aの高さが設定されている。また本体部12Aaと基底部12Abとの間は、2つの連結部15A以外は、本発明の第1実施形態に係る注射針リキャップ器11と同様に広い空間となっている。
本体部12Aaの中央には保持孔14Aが形成されている。基底部12Abの中央には、円柱状の空間が形成されていて、上方の空間に移行している。また基底部12Abの外側面に、回転防止用平面部18Aが形成されている。さらに連結部15Aは本体部12Aaと第一結合部16Aで、基底部12Abと第二結合部17Aで結合している。
次に、以上のような構成を持つ本発明の第2実施形態に係る注射針リキャップ器11Aの使用状態について説明する。
図3は、注射針リキャップ器11Aを用いた注射器の準備から注射終了までのプロセスを示す。
図3(a)は、使用する準備が整った注射器7の先端に取り付けられた第一キャップ5を、注射針リキャップ器11Aの保持孔14Aに挿通して、第一キャップ5の先端周囲に第二キャップ6を装着した状態を示している。注射を実施する前に、注射器7と注射針リキャップ器11Aは、このような状態にして準備しておく。
図3(b)は、注射針1から第一キャップ5を引き抜くところを示している。本体部12Aaの下の空間で第一キャップ5を親指と人差し指で把持し、注射器7を引き抜くと前針3が注射器7の先端に現れ、注射器7を使用することができる。
図3(c)は、注射器7を引き抜いた後の状態を示している。注射針リキャップ器11Aは、注射器7を使用後にリキャップしやすい場所に、立てた状態で置いておく。第二キャップ6は、紛失しないように、第一キャップ5の先端周囲に装着しておくことができる。
図3(d)は、注射器7を使用した後に、注射針1の前針3にリキャップする状態を示している。注射器7を持った片手のみを使用して、前針3を注射針リキャップ器11Aに装着されている第一キャップ5に挿入し、リキャップする。
注射器7の使用後、すなわちリキャップ後は、再び図3(a)のように、連結部15Aの外側面が、診療台のブラケットテーブル等の表面に対向するように、注射針リキャップ器11Aを倒しておく。倒した状態にしておくことで、不意に注射器7が倒れてしまい、第一キャップ5が前針3から外れて誤刺事故が起こるという事態を防ぐことができる。再度、注射器7を使用する場合は、上記の図3(b)→(c)→(d)→(a)の流れを繰り返す。
以上の説明は、第2実施形態に係る注射針リキャップ器11Aを用いた場合であるが、第1実施形態に係る注射針リキャップ器11等、他の実施形態に係る注射針リキャップ器を用いた場合もほぼ同様である。
続いて図4を参照しながら、注射器7の使用後に注射針1を廃棄するプロセスを示す。
図4(a)は、使用後の注射器7を右手で保持し、第一キャップ5を装着した注射針リキャップ器11Aを左手で把持して、A(反時計回り)の方向に回転している状態を示している。この時、本体部12Aaと基底部12Abとの間の空間から左手の手指で第一キャップ5を把持しても良い。Aの方向に充分に回転すると、後針4が注射器7から外れ、第一キャップ5に付いたまま、注射針1が外れた状態になる。次に、第二キャップ6は第一キャップ5から外して、後針4が入るように孔が開いている方を上に向けて、テーブルの上に置く。
図4(b)は、右手に持った注射針リキャップ器11Aを使用して、テーブルの上に置いた第二キャップ6に、後針4を入れて第一キャップ5を装着する直前の状態を示している。第一キャップ5が装着された注射針1の後針4が露出しているが、手はそこから離れているので、後針4による誤刺事故を起こさない。
図4(c)は、右手で注射針リキャップ器11Aを保持し、親指で第一キャップ先端部5dを押し込んでいる状態を示している。このようにすることで、第一キャップ5と第二キャップ6により覆われた注射針1を注射針リキャップ器11Aから外して落下させ、下方の容器(図示せず)に廃棄することができる。
以上の操作を練習し、使用方法を遵守することにより、誤刺事故を減少させる効果がある。注射針リキャップ器11Aは、構造がシンプルで、大きさもコンパクトであるので、価格を抑えることができ、収納、使用ともに容易である。
(第3実施形態)
図5に、本発明の第3実施形態に係る注射針リキャップ器の全体構成を示す。
図5(a)(b)に示すように、本実施形態に係る注射針リキャップ器11Bは、半円板形状の本体部12Baと連結部15Bと基底部12Bbとから構成されている。連結部15Bは第一結合部16Bで本体部12Baと直角に結合し、第二結合部17Bで基底部12Bbと120°の角度で結合している。
本体部12Baは、連結部15Bからやや離れた位置に内径7mmの概円筒状のシリコンチューブ20を備えた保持孔14Bが形成されていて、連結部15Bは、半円柱形状であり、外側面が平面になっている。基底部12Bbは、第二結合部17Bから離れるにつれて上下方向の厚みが増し、中央付近では連結部15Bから離れた方向へ開放された空間が形成されている形状である。基底部12Bbには、 第二キャップ装着部21を備えた分離保持体21Bが着脱可能に装着されている。分離保持体21Bは磁石で結合しているが、キーアンドキーウェイ方式等、凹凸部を設けて結合させても良い。
本第3実施形態の注射針リキャップ器11Bは、基底部12Bbの連結部15Bから離れた部分が重い。そのため、連結部15Bの外側面が下になるような横倒し姿勢にしても、回転移動して、基底部12Bbを下にした起立姿勢になる構造になっている。他の点については第2実施形態と同様である。
本第3実施形態の注射針リキャップ器11Bは上述したような構造を有しているので、保持孔14Bに第一キャップ5と第二キャップ6を装着しても、容易に基底部12Bbを下にした起立姿勢に回転移動する。一方、注射針1をつけた注射器7を注射針リキャップ器11Bに装着すると、注射針リキャップ器11Bは、逆に、起立姿勢から回転移動して横倒し姿勢になる。このいわゆる「起き上がりこぼし」のような機能により、リキャップ器の姿勢修正の手間が少なくなるといった特徴がある。
また注射針リキャップ器11Bは、保持孔14Bに弾性のあるシリコンチューブ20を備えているので、様々な直径の第一キャップ5が装着可能であるといった特徴がある。また基底部12Bbは、親指の通過する開放された空間が形成されている形状であり、親指を本体部12Baの下面まで通すことが可能であるので、注射針1の廃棄時に操作性が良いという長所がある。また、基底部12Bbには、第二キャップ装着部21を備えた分離保持体21Bが着脱可能に装着されているので、第一キャップ5に第二キャップ6を装着するときも、操作しやすいという特徴がある。
(第4実施形態)
図6および図7は、本発明の第4実施形態に係る注射針リキャップ器の全体構成を示す。
図6(a)は本実施形態に係る注射針リキャップ器11Cの2つの部材の1つである基底部12Cbを示し、図6(b)はもう1つの部材である注射針リキャップ部材34を示す。
図6(a)に示す基底部12Cbは下端に設置面19Cを有し、多くの部分を台座部24が占めており、残りの部分をリキャップ部材装着部26が占めている。
台座部24、リキャップ部材装着部26ともに、底面は、設置面19Cとなっている。設置面19Cはテーブル表面に接する面であり、滑りにくいように粗造になっている。
台座部24は注射器が設置される部分であり、縦80mm、横50mm、高さ20mmの概長方体形状である。リキャップ部材装着部26との境界付近、すなわち上方から見て短い方の横の一辺には、10〜15mm上方に突き出た板状の第一キャップ受け具30を有している。第一キャップ受け具30の中央上端には、半円板状の切り欠きである第一キャップ逸脱防止部25が備えられている。また、第一キャップ逸脱防止部25の端部近くの台座部上面33には、設置面19Cに向けて垂直な孔である第二キャップ装着部21Aが設けられている。
リキャップ部材装着部26は、第一キャップ受け具30近くの台座部24の端部2か所から、台座部前面31から遠ざかるように延展する二本の概四角柱体であり、台座部側面32と同一平面上に、側面を有する。リキャップ部材装着部26の高さは10mmであり、上部に縦幅2mm、横幅5mmのスリットが付与されている直径3mmの孔である連結凹部29が付与されている。
図6(b)に示す注射針リキャップ部材34は、本体部12Caと連結凸部27から構成されている。本体部12Caには姿勢調整部36が70°の角度をもって一体化している。また、本体部12Caと姿勢調整部36の結合部分から結合方向に平行に二つの連結凸部27が左右水平に両手を伸ばすように突出している。左右の連結凸部27には全周にわたって、幅2mmの溝であるオーリング装着部(図示せず)が形成され、軸部用オーリング28が装着されている。本体部12Caの姿勢調整部36から離れた部分には、内部にオーリング35を備えた保持孔14Cが形成されている。
図6(a)に示す基底部12Cbの連結凹部29に、図6(b)に示す注射針リキャップ部材34の連結凸部27を挿入することで、注射針リキャップ器11Cが構成される。注射針リキャップ部材34を装着する方向は、姿勢調整部36が台座部前面31から遠ざかる向きである。連結凹部29と連結凸部27が一体化することで、回転移動可能な連結部15Cが形成される。注射針リキャップ器11Cの注射針リキャップ部材34は、軸部用オーリング28が装着されているので回転移動では容易には外れないが、上下方向に強く力を加えることによって着脱可能である。
図7(a)は第4実施形態に係る注射針リキャップ器11Cに第一キャップ5が装着されており、注射器7の前針3が第一キャップ5に挿入される直前の状態を、図7(b)は前針3が第一キャップ5に挿入された状態を示している。保持孔14Cは、オーリング35の弾性により、様々な太さの第一キャップ5を保持することができる。両図からわかるように、注射針リキャップ部材34は、注射器7を外した状態では、姿勢調整部36の重みで45°の起立姿勢を保ち、注射器7を装着した状態では、注射器7の重みで回転移動後に横倒し姿勢となる。この姿勢で、第一キャップ豊隆部5aの豊隆部後端5cが基底部12Cbの第一キャップ受け具30の上端中央に設けられた第一キャップ逸脱防止部25に勘合し、注射器7は台座部上面33に安定して支持される。このまま注射器7を台座部上面33に沿って、台座部前面31方向に引くと、前針3は第一キャップ5から引き抜くことができる。第二キャップ6は第二キャップ装着部21Aに保持することが可能である。なお、横倒し姿勢で第一キャップ逸脱防止部25に勘合するのは豊隆部後端5cでなく、第一キャップ後端5fであっても良い。
使用済みの注射針1を廃棄する際には、まず注射器7を右手で上方に平行移動するように引き上げて、第一キャップ5と注射針1が装着されたまま、基底部12Cbから注射針リキャップ部材34を外す。次に、左手の手指で第一キャップ5を側方から把持して、図4に示した第2実施形態と同様のプロセスで使用済みの注射針1を廃棄する。
第4実施形態に係る注射針リキャップ器11Cは、基底部12Cbの重みと連結部15Cの回転作用により、姿勢修正がほとんど不必要になるという利点がある。また、連結部15Cの回転作用により、本体部12Caの保持孔14Cに装着した第一キャップ5は、注射針1を挿入しやすい方向に向けられる。注射針1が挿入された後、注射器7は歯科医師の邪魔にならないように倒れた状態で台座部上面33に支持される。さらに、第一キャップ5は、豊隆部後端5cが第一キャップ逸脱防止部25に勘合するので、左手を使わずに、右手のみで第一キャップ5を外すことができる。さらに、第二キャップ6は第二キャップ装着部21Aに安定して保持されているので、注射針リキャップ部材34を基底部12Cbから外して、第一キャップ5に第二キャップ6を安全かつ容易に装着できるという特徴がある。
さらに基底部12Cbの厚みにより、注射器7とテーブル表面の間に親指、人差し指、中指を位置づけるための空間が生じることで、台座部上面33に置いた注射器7が把持しやすくなるという利点がある。さらに、滅菌した注射器7と基底部12Cbを含む注射針リキャップ器11Cを用意することにより、滅菌操作が行いやすくなる。第4実施形態に係る注射針リキャップ器11Cは以上のような特徴がある。
(他の変形例)
上述した第1〜第4実施形態は、本発明を具体化した例を示すものである。したがって、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を外れることなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。例えば、保持孔は必ずしも円形である必要はなく、楕円形、多角形、星型等の形状でも良い。また連結部は1つでも複数でも良い。さらに注射針リキャップ部材の連結凸部は基底部に設けることもできるし、別部材とすることもできる。
1 注射針
2 針基
3 前針
4 後針
5 第一キャップ
5a 第一キャップ豊隆部
5b 豊隆部先端
5c 豊隆部後端
5d 第一キャップ先端部
5e 手指把持部
5f 第一キャップ後端
6 第二キャップ
7 注射器
8 フィンガーフランジ
9 プランジャー
10 プランジャーヘッド
11、11A、11B、11C 注射針リキャップ器
12a、12Aa、12Ba、12Ca 本体部
12b、12Ab、12Bb、12Cb 基底部
14、14A、14B、14C 保持孔
15、15A、15B、15C 連結部
16A、16B 第一結合部
17A、17B 第二結合部
18A、18B 回転防止用平面部
19、19A、19B、19C 設置面
20 シリコンチューブ
21、21A 第二キャップ装着部
21B 分離保持体
24 台座部
25 第一キャップ逸脱防止部
26 リキャップ部材装着部
27 連結凸部
28 軸部用オーリング
29 連結凹部
30 第一キャップ受け具
31 台座部前面
32 台座部側面
33 台座部上面
34 注射針リキャップ部材
35 オーリング
36 姿勢調整部

Claims (5)

  1. 注射器に装着された注射針の針管をカバーする第一キャップが載置される注射針リキャップ器において、
    上部の板状の本体部と、下部の基底部と、前記本体部と前記基底部とを連結する連結部とからなり、
    前記本体部は、前記第一キャップを挿通および保持可能な保持孔を、前記基底部は、下端に前記注射針リキャップ器を水平面に安定して設置することを可能にする設置面を備え、
    さらに前記本体部と前記基底部との間には、側方から手指で前記第一キャップを固定することが可能な空間を有することを特徴とする注射針リキャップ器。
  2. 前記保持孔の軸心と前記設置面を含む平面との交点から前記保持孔の中央上端までの距離が、前記第一キャップの豊隆部の先端部中央から前記第一キャップの先端部までの距離よりも大きく設定された請求項1に記載の注射針リキャップ器。
  3. 前記本体部、前記基底部、前記連結部のいずれかが回転軸を有し、前記本体部が、前記基底部に対して回転移動可能に連結された請求項1または2に記載の注射針リキャップ器。
  4. 前記第一キャップの前記針管を挿入する側の端部である第一キャップ後端に、または前記豊隆部の後端に、係合する第一キャップ逸脱防止部を備えた請求項1から3のいずれかに記載の注射針リキャップ器。
  5. 所定の高さを有する前記連結部が、前記設置面に対して斜めに設けられた請求項1から4のいずれかに記載の注射針リキャップ器。
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