JP2017127444A - 放射線撮像システム、制御装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線の照射量を適切に制御するために有利な技術を提供する。
【解決手段】放射線撮像システムは、放射線を電気信号に変換する変換素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置された平面検出器と、平面検出器の複数の領域において、到達した放射線を検知する検知手段と、被検体の撮影部位を設定する設定手段と、平面検出器の面内方向の向きを検出する検出手段と、設定された撮影部位及び検出された向きに基づいて、上記複数の領域のうち、放射線の検知に使用する領域を選択する選択手段と、選択された領域で検知された放射線の線量に基づいて撮像の制御を行う制御手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線撮像システム、制御装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射撮像装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチと光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を有する放射線撮像装置が実用化されている。近年では、放射線撮像装置は、小型化及び軽量化が進み、可搬性が向上している。このため、放射線撮像装置を設置する際にはその姿勢の自由度があり、正しい姿勢で設置されているかを検出すること等が求められる。
また、放射線撮像装置は、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射を停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能になる。
特許文献1には、放射線の照射をモニタする画素を有する放射線撮像装置を含む放射線撮像システムが開示されている。この放射線撮像システムは、撮影の都度、撮影台に装着された放射線撮像装置の姿勢を検出する。特許文献1においては、撮影台に設置されたマーカーを放射線撮像装置の反射型光センサが検知することで、放射線撮像装置の向きが検出される。
特開2011−067314号公報
しかし、従来技術では、放射線撮像装置の姿勢の検出を行い得るが、被検体に対して放射線をモニタする領域との関係についてなんら開示されていない。この場合、被検体の部位における、適切な照射量と実際の照射量との間に差が発生し、被検体に対する放射線の照射量が過剰あるいは不足となる可能性がある。
本発明は、放射線の照射量を適切に制御するために有利な技術を提供する。
本発明の一側面によれば、放射線を電気信号に変換する変換素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置された平面検出器と、前記平面検出器の複数の領域において、到達した放射線を検知する検知手段と、被検体の撮影部位を設定する設定手段と、前記平面検出器の面内方向の向きを検出する検出手段と、前記設定された撮影部位及び前記検出された向きに基づいて、前記複数の領域のうち、放射線の検知に使用する領域を選択する選択手段と、前記選択された領域で検知された放射線の線量に基づいて撮像の制御を行う制御手段とを有することを特徴とする放射線撮像システムが提供される。
本発明によれば、放射線の照射量を適切に制御するために有利な技術が提供される。
実施形態における放射線撮像システムの構成図。 実施形態における放射線撮像装置の外観図。 実施形態における放射線撮像装置の内部構成例を示す図。 被検体の立位撮影を行う場合のシステム構成例を示す図。 実施形態における制御装置の動作手順を示すフローチャート。 被検体の臥位撮影を行う場合のシステム構成例を示す図。 放射線撮像装置の向きを取得する構成の変形例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
図1は、実施形態における放射線撮像システム100の構成を示す図である。放射線撮像システム100は、例えば病院内での放射線画像の撮影に使用されうる。放射線撮像システム100は、放射線撮像装置101、制御装置102、放射線源103、放射線発生装置104、院内LAN105、照射スイッチ106を含む。
放射線撮像装置101は、患者または被検者である被検体Sを透過した放射線(例えばX線)を検出し画像を形成する。制御装置102は、放射線撮像装置101と放射線発生装置104と通信可能に接続されている。制御装置102は、放射線撮像装置101に対して、例えば撮影条件の設定、動作制御などを行うことができる。放射線撮像装置101は、制御装置102に対して、例えば画像転送、到達線量の送信、自動露出制御信号の送信などを行うことができる。本実施形態において、制御装置102は、撮影条件の設定、動作制御、画像情報などの情報の入力を可能とする入力デバイスとして、例えばマウスやキーボードを有し、また、出力デバイスとしてディスプレイなどを有する。また、制御装置102は、放射線源103からの放射線の発生を行う放射線発生装置104に対して、放射線の照射制御なども行う。
放射線源103は、例えば放射線を発生させるために電子を高電圧で加速し、陽極に衝突させるX線管とロータを有する。照射スイッチ106は、操作者がオン操作することにより制御装置102に対して放射線の曝射を要求する。
制御装置102は、通信を制御する通信制御部1021と、動作制御、線量制御などを行う制御部1022を含む。通信制御部1021は、制御装置102とは別のユニットとして構成されていてもよい。制御部1022は、放射線撮像装置101と放射線発生装置104の状態を監視し、放射線の照射、撮影を制御する。放射線源103から照射された放射線は被検体に照射されると、放射線撮像装置101は、その被検体を透過した放射線を検出し画像を形成する。
放射線撮像装置101は、不図示の無線通信部および有線通信部を含み、制御装置102の通信制御部1021と通信可能である。有線通信部は、公知の通信規格に従うケーブル接続により、情報のやり取りを可能にする。また、無線通信部は、例えば通信用ICなどを備える回路基板からなる。不図示のアンテナと電気的に接続され、アンテナは無線電波を送受信する。通信用ICなどを備える回路基板はアンテナを介して無線LANに基づいたプロトコルの通信処理を行う。なお、無線通信における無線通信の周波数帯、規格や方式には特に限定はなく、公知の近接無線やUWBなどの方式を使用してもよい。また、無線通信部は複数の無線通信の方式を有し、適宜選択して通信を行ってもよい。
制御装置102と放射線撮像装置101との間では、撮影条件の設定、動作制御、画像転送、到達線量、自動露出制御信号などがやりとりされる。また、制御装置102と放射線発生装置104との間では、線量情報、照射制御信号などがやりとりされる。ここで、線量情報とは、放射線源103から照射される放射線の線量をいう。到達線量とは、放射線源103から照射された放射線のうち、放射線撮像装置101へ到達した線量をいう。
放射線撮像装置101は、例えば、可搬式のカセッテ式の平面検出器(フラットパネルディテクタ)である。図2に実施形態における放射線撮像装置101の外観図を示す。放射線撮像装置101は、電源投入および遮断のための電源ボタン107、電源供給のためのバッテリ部108、コネクタ109を有する。バッテリ部108は取り外し可能であり、バッテリ本体はバッテリ充電器によって充電されうる。放射線撮像装置101は、ケーブル110を介して制御装置102と接続される。このとき、ケーブル110の一端はコネクタ109を介して放射線撮像装置101と接続される。ケーブル1010を介して放射線撮像装置101と制御装置102とが接続されると自動で有線通信に切り替わり、あるいはユーザ操作によって有線通信に切り替わり、両者の間で情報のやり取りが有線通信によって行われる。このように本実施形態では、放射線撮像装置101と制御装置102とは別個の構成とされているが、放射線撮像装置101が制御装置102の機能を有する制御部を含んだ一体的な構成としてもよい。そのような制御部は例えばASIC等で構成されうる。
図3には、本実施形態における放射線撮像装置101の内部構成例が示されている。放射線撮像装置101は、撮像領域300に、複数の行および複数の列を構成するようにマトリクス状に配置された複数の画素を有する。これら複数の画素は、放射線画像の取得のための複数の撮像画素111と、放射線の検知のための検知画素121とを含む。撮像画素111は、放射線を電気信号に変換する第1変換素子112と、列信号線116と第1変換素子112との間に配置された第1スイッチ113とを含む。検知画素121は、放射線を電気信号に変換する第2変換素子122と、検知信号線125と第2変換素子122との間に配置された第2スイッチ123とを含む。
第1変換素子112および第2変換素子122は、放射線を光に変換するシンチレータおよび光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成される。シンチレータは、一般的には、撮像領域300を覆うようにシート状に形成され、複数の画素によって共有されうる。あるいは、第1変換素子112および第2変換素子122は、放射線を直接光に変換する変換素子で構成されうる。第1スイッチ113および第2スイッチ123は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコン(好ましくは多結晶シリコン)などの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含みうる。
放射線撮像装置101は、複数の列信号線116および複数の駆動線114を有する。複数の列信号線116はそれぞれ、撮像領域300における複数の列のうちの1つに対応する。複数の駆動線114はそれぞれ、撮像領域300における複数の行のうちの1つに対応する。複数の駆動線114はそれぞれ、行選択部221によって駆動される。
第1変換素子112の第1電極は、第1スイッチ113の第1主電極に接続され、第1変換素子112の第2電極は、バイアス線118に接続される。ここで、1つのバイアス線118は、列方向に延びていて、列方向に配列された複数の第1変換素子112の第2電極に共通に接続される。バイアス線118は、電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。1つの列を構成する複数の撮像画素111の第1スイッチ113の第2主電極は、1つの列信号線116に接続される。1つの行を構成する複数の撮像画素111の第1スイッチ113の制御電極は、複数の駆動線114のうちの1つに接続される。
複数の列信号線116は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の検知部132と、マルチプレクサ134と、AD変換器136とを含みうる。複数の列信号線116のそれぞれは、読出し用回路222の複数の検知部132のうち対応する検知部に接続される。ここで、1つの列信号線116は、1つの検知部132に対応する。検知部132は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ134は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択した検知部132からの信号をAD変換器136に供給する。AD変換器136は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
第2変換素子122の第1電極は、第2スイッチ123の第1主電極に接続され、第2変換素子122の第2電極は、バイアス線118に接続される。第2スイッチ123の第2主電極は、検知信号線125に電気的に接続される。第2スイッチ123の制御電極は、駆動線124に電気的に接続される。放射線撮像装置101は、複数の検知信号線125を有しうる。1つの検知信号線125には、1つ以上の検知画素121が接続されうる。駆動線124は、駆動用回路241によって駆動される。1つの駆動線124には、1つ以上の検知画素121が接続されうる。
検知信号線125は、読出し用回路242に接続される。ここで、読出し用回路242は、複数の検知部142と、マルチプレクサ144と、AD変換器146とを含みうる。複数の検知信号線125のそれぞれは、読出し用回路242の複数の検知部142のうち対応する検知部に接続されうる。ここで、1つの検知信号線125は、1つの検知部142に対応する。検知部142は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ144は、複数の検知部142を所定の順番で選択し、選択した検知部142からの信号をAD変換器146に供給する。AD変換器146は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
読出し用回路242(AD変換器146)の出力は、信号処理部224に供給され、信号処理部224によって処理される。信号処理部224は、読出し用回路242(AD変換器146)の出力に基づいて、放射線撮像装置101に対する放射線の照射を示す情報を出力する。具体的には、信号処理部224は、例えば、放射線撮像装置101に対する放射線の照射を検知したり、放射線の照射量および積算照射量の少なくともいずれかを演算したりする。制御用回路225は、信号処理部224からの情報に基づいて、駆動用回路221、駆動用回路241および読出し用回路242を制御する。制御用回路225は、信号処理部224からの情報に基づいて、例えば、露出(撮像画素111による照射された放射線に対応する電荷の蓄積)の開始および終了を制御する。通信部227は、制御装置102との通信を担う。ここで通信部227は、有線通信部と無線通信部の2つの通信部を持つ。
上記したように、本実施形態における放射線撮像装置101は可搬型であり、その姿勢の自由度が高いことから、例えば、図1に示したような被検体の臥位撮影にも対応できるし、立位撮影にも対応できる。以下ではまず、被検体の立位撮影を行う場合について説明する。
被検体の立位撮影を行う場合には、放射線撮像装置101は立てて設置されることになる。図4は、被検体の立位撮影を行う場合のシステム構成例を示している。ここで、放射線撮像装置101は、面内方向の2つの向きで設置することが可能になっている。1つは、矩形状に構成された放射線撮像装置101の辺101aが被検体側からみて左辺となる状態を示す方向Aである。もう1つは、方向Aの状態から反時計回りに90°回転させた状態、すなわち、辺101aが被検体側からみて底辺となる状態を示す方向Bである。また、放射線撮像装置101は、それぞれが検知画素121で構成され到達した放射線を検知するための、複数の領域(検知エリア)を有する。検知エリアの数や配置に限定はないが、複数の検知エリアはそれぞれ、想定される撮影部位ごとに対応しているとよい。ここでは、説明を簡単にするため、次のように5つの検知エリアが設定されているとする。5つの検知エリアは、方向Aの状態で放射線源103側からみて、左上に位置する検知エリア1、右上に位置する検知エリア2、中央に位置する検知エリア3、左下に位置する検知エリア4、右下に位置する検知エリア5からなる。
それぞれの検知エリアで到達線量が検知される。制御装置102は、それぞれの検知エリアで検知された到達線量に基づいて、放射線源103から余分な照射が行われないように、放射線発生装置104を制御しうる。しかし、最適な到達線量は被検体Sの撮影部位によって異なる。また、放射線撮像装置101の向きが方向Aか方向Bかによって、各検知エリアの位置が変わってしまう。そこで本実施形態の放射線撮像装置101は、放射線撮像装置101の面内方向の向きを認識することにより各検知エリアの位置を識別し、撮影部位に応じて照射量の検知に使用する検知エリアを設定することができる。かかる機能がないと、撮影部位とは無関係な検知エリアで検知された照射量を用いて照射量を制御することになり、放射線源103から余分な照射が行われる場合や、放射線の線量が不足したりする場合があり得る。
図4に示されるように、被検体Sの撮影の位置に合わせるために架台504に放射線撮像装置101が固定されており、放射線撮像装置101は上記した5つの検知エリアを有する照射量検知部501を備える。また、放射線撮像装置101は、放射線撮像装置101の面内方向の向きを検知する方向検知部503を含む。方向検知部503は例えば、方向Aの状態で重力方向の加速度を検出する1軸型の加速度センサである。この場合、方向Aの状態では加速度センサの出力は大きく、方向Bの状態では加速度センサの出力は小さい。したがって、加速度センサの出力によって放射線撮像装置101の面内方向の向きを検出可能である。もっとも、このような向きを検出するものは加速度センサには限られない。放射線撮像装置101は、方向検知部503で検知した向きの情報を制御装置102に出力し、制御装置102から、使用する検知エリアの情報(各検知エリアの有効/無効の指定情報)を受信する。放射線撮像装置101は、受信した検知エリアの情報に基づき、各検知エリアの有効/無効を設定する。また、放射線101は、有効とした検知エリアにおける到達線量の情報を制御装置102に出力する。
図5は本実施形態における制御装置102の動作手順を示すフローチャートである。はじめに、撮影のために被検体Sと架台504との位置合わせが行われた後、制御装置102は、被検体の撮影部位506の設定を行う(S2)。次に、制御装置102は、架台504に搭載された放射線撮像装置101の向きを判別するため、方向検知部503から放射線撮像装置101の向きの情報(向き情報)を取得(受信)する(S4)。その後、制御装置102は、設定された撮影部位506及び取得した向き情報に基づき、使用する検知エリアを選択する(S6)。例えば、取得した向き情報が方向Aを示す場合、制御装置102は、撮影部位506(例えば、胸部)に対応する領域として、検知エリア1,2を選択する。取得した向き情報が方向Bを示す場合は、制御装置102は、撮影部位506に対応する領域として、検知エリア2,5を選択する。制御装置102は、検知エリアの選択情報を放射線撮像装置101に送信する(S8)。
放射線撮像装置101は、制御装置102から受信した選択情報に基づき検知エリアの設定を行う。具体的には、放射線撮像装置101は、選択された検知エリアでの放射線の検知を有効に設定し、選択された領域以外の検知エリアでの放射線の検知を無効に設定する。例えば、選択情報が検知エリア1,2を示す場合、放射線撮像装置101は、検知エリア1,2における検知画素121の電荷の蓄積を有効に設定し、それ以外の検知エリアにおける検知画素121の電荷の蓄積を無効に設定する。選択情報が検知エリア2,5を示す場合は、放射線撮像装置101は、検知エリア2,5における検知画素121の電荷の蓄積を有効に設定し、それ以外の検知エリアにおける検知画素121の電荷の蓄積を無効に設定する。また、放射線撮像装置101は、検知エリア1,2以外の検知エリアにおける検知画素121を駆動用回路241で駆動しないように制御してもよい。また、放射線撮像装置101は、検知エリア1,2以外の検知エリアにおける検知画素121からの信号については、読出し用回路242のAD変換器146でデジタル変換しないように制御してもよい。また、放射線撮像装置101は、検知エリア1,2以外の検知エリアにおける検知画素121からの信号については、読出し用回路242のAD変換器146でデジタル変換しないように制御してもよい。また、放射線撮像装置101は、検知エリア1,2以外の検知エリアにおける検知画素121からの信号については、信号処理部224による処理を行わないように制御してもよい。このように、種々の選択された領域以外の検知エリアでの放射線の検知を無効に設定する方法により、到達線量の積算および曝射停止要求を高速に行うことができる。
制御装置102は、操作者により照射スイッチ106が押下されたことに応答して、放射線発生装置104に照射制御信号(曝射要求)を送信する。これにより放射線発生装置104が放射線源103から放射線を照射させ、撮影が開始される(S10)。撮影中、制御装置102は、有効に設定された各検知エリアから到達線量の情報を取得し、各エリアの到達線量を積算する(S12)。そして、制御装置102は、例えば各エリアの積算値が所定の閾値を超えたことに応答して、放射線発生装置104に対して曝射停止要求を発行し、放射線源103からの放射線の発生を停止させる(S14)。
以上の処理により、被検体Sの撮影部位506に応じた検知エリアのみでの到達線量がモニタされ、適切なタイミングで放射線照射の停止を行うことができる。これにより、余分な照射を行わないようにすることができる。
なお、上述の例では、放射線撮像装置101は、制御装置102から受信した選択情報に基づき検知エリアの設定を行う構成としたが、これに限られない。例えば、放射線撮像装置101では常に全ての検知エリアを有効にしておき、全エリアの到達線量が制御装置102に送信されるようにしておく。そして、制御装置102において、選択した検知エリアの到達線量の情報だけを抽出して積算値のモニタを行うようにしてもよい。
次に、被検体の臥位撮影を行う場合について説明する。図6は、被検体の臥位撮影を行う場合のシステム構成例を示している。第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付している。ここで、放射線撮像装置101は、2つの方向で設置することが可能である。1つは、矩形状に構成された放射線撮像装置101の辺101aが被検体側からみて(すなわち上からみて)左辺となる状態を示す方向Aである。もう1つは、方向Aの状態から反時計回りに90°回転させた状態、すなわち、辺101aが被検体側からみて底辺となる状態を示す方向Bである。また、放射線撮像装置101は、第1実施形態と同様の、複数の検知エリアからなる照射量検知部501を有する。
図6において、放射線撮像装置101は、被検体Sを載置する寝台703に固定されている。放射線撮像装置101は寝台703に対して水平方向に移動可能であり、これにより位置合わせが可能である。寝台703の所定位置には磁性体701が固定されている。磁性体701は例えば磁石であるが、これに限らない。放射線撮像装置101は、磁性体701に反応する磁気センサA,B,C,Dを含む磁気検知部702を備える。磁気センサA,B,C,Dは例えば、磁性体701に近づくほど高い電圧を出力する近接センサでありうるが、これに限られない。また、磁気センサの数は特定の個数に限られない。
放射線撮像装置101は、磁気センサの出力電圧に基づき、放射線撮像装置101の向きを検知する。例えば、磁気センサCの出力電圧が最も高い場合、放射線撮像装置101は、放射線撮像装置101の向きを方向Aであると判定する。磁気センサAの出力電圧が最も高い場合、放射線撮像装置101は、放射線撮像装置101の向きを方向Bであると判定する。放射線撮像装置101は、検知した放射線撮像装置101の向きの情報(向き情報)を、制御装置102に出力する。
制御装置102は、第1実施形態と同様の手順で放射線の照射及び停止を制御することができる。
図7に図6の変形例を示す。第1及び第2実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付している。図7において、被検体Sを載置する寝台903に放射線撮像装置101が固定されている。放射線撮像装置101は寝台903に対して水平方向に移動可能であり、これにより位置合わせが可能である。放射線撮像装置101は、放射線の到達線量を検知する照射量検知部501を備える。また、放射線撮像装置101は、地磁気901の地磁気方向に対する方向θを検知する地磁気検知部902を備える。地磁気検知部902は地磁気センサでありうるが、これに限られない。放射線撮像装置101は、地磁気検知部902により、放射線撮像装置101の地磁気901の方向に対する向きを検知し、この向きの情報を制御装置102に出力する。
制御装置102は、受信した向き情報から事前に設定された撮影部位506に近い検知エリアを選択する。例えば放射線撮像装置101の向きが方向Aの場合、放射線撮像装置101が地磁気検知部902により地磁気方向に対して検知した角度はθ1となる。このとき、制御装置102は、撮影部位506に近い検知エリア1,2を選択する。放射線撮像装置101の向きが方向Bの場合は、放射線撮像装置101が地磁気検知部902により地磁気方向に対して検知した角度はθ2となる。このとき、制御装置102は、撮影部位506に近い検知エリア2,5を選択する。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:放射線撮像システム、101:放射線撮像装置、102:制御装置、103:放射線源、104:放射線発生装置、105:院内LAN、106:照射スイッチ

Claims (11)

  1. 放射線を電気信号に変換する変換素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置された平面検出器と、
    前記平面検出器の複数の領域において、到達した放射線を検知する検知手段と、
    被検体の撮影部位を設定する設定手段と、
    前記平面検出器の面内方向の向きを検出する検出手段と、
    前記設定された撮影部位及び前記検出された向きに基づいて、前記複数の領域のうち、放射線の検知に使用する領域を選択する選択手段と、
    前記選択された領域で検知された放射線の線量に基づいて撮像の制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 前記制御手段は、
    放射線源からの放射線の発生を行う放射線発生装置と接続され、
    前記選択された領域の前記線量の積算値が所定の閾値を超えたことに応じて、前記放射線発生装置に対して放射線の発生を停止させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  3. 前記検知手段は、前記選択された領域での放射線の検知を有効に設定され、それ以外の領域での放射線の検知を無効に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記制御手段は、前記放射線の検知が有効にされた領域から取得した電気信号に基づいて撮像の制御を行い、前記放射線の検知が無効にされた領域から取得した電気信号に基づいて撮像の制御は行わない、ことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記検知手段から取得した電気信号をデジタル信号に変換するAD変換器を更に有し、
    前記AD変換器は、前記放射線の検知が有効にされた領域から取得した電気信号をデジタル信号に変換し、前記放射線の検知が無効にされた領域から取得した電気信号はデジタル信号に変換しない、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の放射線撮像システム。
  6. 前記検出手段は、加速度センサを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記被検体を載置させるための寝台と、
    前記寝台の所定位置に固定された磁性体と、
    を更に有し、
    前記検出手段は、前記磁性体に反応する磁気センサを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  8. 前記検知手段は、地磁気センサを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  9. 放射線を電気信号に変換する変換素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置され、複数の領域において、到達した放射線を検知する機能を有する平面検出器と、放射線源からの放射線の発生を行う放射線発生装置と通信可能に接続された制御装置であって、
    被検体の撮影部位を設定する設定手段と、
    前記平面検出器の面内方向の向きの情報を前記平面検出器から取得する取得手段と、
    前記設定された撮影部位と、前記取得された向きの情報とに基づいて、前記複数の領域のうち、放射線の検知に使用する領域を選択する選択手段と、
    を有し、
    前記選択された領域で検知された放射線の線量に基づいて前記放射線発生装置を制御する
    ことを特徴とする制御装置。
  10. 放射線を電気信号に変換する変換素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置され、複数の領域において、到達した放射線を検知する機能を有する平面検出器と、放射線源からの放射線の発生を行う放射線発生装置とに通信可能に接続された制御装置の制御方法であって、
    被検体の撮影部位を設定する設定工程と、
    前記平面検出器の面内方向の向きの情報を前記平面検出器から取得する取得工程と、
    前記設定された撮影部位と、前記取得された向きの情報とに基づいて、前記複数の領域のうち、放射線の検知に使用する領域を選択する選択工程と、
    を有し、
    前記選択された領域で検知された放射線の線量に基づいて前記放射線発生装置を制御する
    ことを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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