JP2017127103A - 電動機用ステータ - Google Patents

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長 宮本
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Abstract

【課題】電動機用ステータの重量の増加を抑制しつつ、ステータコアの振動を良好に抑制してコイルから延びるリード線の耐久性を向上させる。
【解決手段】電動機用ステータ1は、外部装置に接続されるリード線としての動力線および中性線とステータコア2の端面との間に配置された状態で、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24に挿通されるボルト5によりステータコア2に対して両方の端部12が締結されるリテーナ10を含み、動力線等は、ステータコア2の軸方向におけるリテーナ10の端面に対して固定され、ステータコア2は、2つのボルト挿通部24の周方向における間かつティース部22よりも径方向外側に環状板21の嵌合部21eと干渉しないように形成された複数の凹部25を有し、リテーナ10はステータコア2の凹部25に挿入される複数の突出部15を有し、突出部15は凹部25の底に当接する。
【選択図】図3

Description

本開示は、複数の環状板により構成されたステータコアと、ステータコアに巻回されたコイルとを含む電動機用ステータに関する。
従来、この種の電動機用ステータとして、円環状の磁性体薄板を複数積層することにより構成されたステータコアと、絶縁被覆された導体をステータコアの各ティース部に巻回すると共に必要な個所で電気的に接続することにより構成された三相コイルと、三相コイルと高電圧電源とに接続される複数の動力線(リード線)とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電動機用ステータにおいて、複数の動力線は、固定部材により一体に保持され、固定部材は、ステータコアの軸方向端面上に配置される。更に、ステータコアの軸方向端面上には、三相コイルのコイルエンド部を覆うと共に動力線の先端部や固定部材の一部を露出させるように樹脂製のモールド部が形成される。また、この種の電動機用ステータの固定構造として、ステータコアの外周上端部に内周側が載ると共に外周側が外側に延出するように配置される円環状のエンドプレートを含むものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この固定構造において、ステータコアの底部は、ハウジングによって支持され、エンドプレートの延出部は、ステータコアの外方においてハウジングにボルト締めされる。これにより、ステータコアは、外縁部の全体がハウジングに押し付けられた状態で当該ハウジングに固定される。
特開2015−133873号公報 特開2005−304213号公報
特許文献1に記載された電動機用ステータでは、電動機の作動中にステータコアが軸方向に大きく振動することがあり、ステータコアの振動に伴って外部装置(高電圧電源)に接続された各動力線(リード線)も振動することから、動力線や、当該動力線と外部装置との接続部の耐久性が低下してしまうおそれがある。一方、特許文献2に記載された電動機用ステータのように、円環状のエンドプレートを用いて当該電動機用ステータをハウジングに固定することで、ステータコアが軸方向に振動するのを抑制することができる。しかしながら、円環状のエンドプレートを用いると、電動機用ステータの重量が増加してしまう。また、エンドプレートを軽量化すべく、その厚みを小さくすると、ステータコアが振動するのを良好に抑制し得なくなるおそれがある。
そこで、本開示の発明は、重量の増加を抑制しつつステータコアの振動を良好に抑制して、当該ステータコアや、コイルから延びるリード線の耐久性を向上させることができる電動機用ステータの提供を主目的とする。
本開示の電動機用ステータは、それぞれ周方向に間隔をおいて配設された複数の嵌合部を有すると共に前記複数の嵌合部を介して互いに連結されるように積層された複数の環状板により構成され、前記周方向に間隔をおいて配設された複数のボルト挿通部および前記複数のボルト挿通部よりも径方向内側に配設された複数のティース部を有するステータコアと、前記複数のティース部に巻回されたコイルと、互いに隣り合う2つの前記ボルト挿通部の前記周方向における間の前記ステータコアの端面上を通って前記コイル側から該ステータコアの径方向外側へと延びると共に外部装置に接続される複数のリード線とを含む電動機用ステータにおいて、前記複数のリード線と前記ステータコアの前記端面との間に配置された状態で、前記2つの前記ボルト挿通部に挿通されるボルトにより前記ステータコアに対して両端部が締結されるリテーナを備え、前記複数のリード線は、前記ステータコアの軸方向における前記リテーナの端面に対して固定されており、前記ステータコアは、前記2つの前記ボルト挿通部の前記周方向における間かつ前記ティース部よりも径方向外側に前記嵌合部と干渉しないように形成された少なくとも1つの凹部を有し、前記リテーナは、前記ステータコアの前記凹部に挿入される少なくとも1つの突出部を有し、前記突出部は、前記凹部の底に当接することを特徴とする。
この電動機用ステータでは、上述のようなリテーナを用いることで、円環状のリテーナ(エンドプレート)を用いた場合に比べて、リテーナひいては電動機用ステータの重量の増加を抑制することが可能となる。また、リテーナに少なくとも1つの突出部を設けることにより、断面2次モーメントを増加させて当該リテーナの剛性をより高くすることが可能となる。更に、環状板の嵌合部と干渉しないように形成された少なくとも1つの凹部の底に当接するように当該凹部に突出部を挿入した状態でリテーナをステータコアに対して固定することで、複数の環状板の連結を阻害することなく、ステータの体格増加を抑制しながらステータコアの剛性をより高くすることができる。これにより、電動機用ステータを含む電動機の作動中、コイルから延びる複数のリード線の周辺でステータコアが振動するのをリテーナによって良好に抑制し、当該ステータコアやリード線の耐久性を向上させることが可能となる。
本開示の一実施形態に係る電動機用ステータを示す斜視図である。 図1の電動機用ステータを示す平面図である。 図1の電動機用ステータの要部を示す断面図である。 図1の電動機用ステータを示す側面図である。
次に、図面を参照しながら本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る電動機用ステータ1を示す斜視図であり、図2は、電動機用ステータ1を示す平面図であり、図3は、電動機用ステータ1の要部を示す断面図である。これらの図面に示す電動機用ステータ1は、図示しないロータと共に、例えば電気自動車やハイブリッド自動車の走行駆動源あるいは発電機として用いられる3相交流電動機を構成するものである。電動機用ステータ1は、図示するように、ステータコア2と、複数のステータコイル3と、各ステータコイル3から延びるリード線としての動力線4u,4v,4wおよび中性線4nと、これらの動力線4u,4v,4wおよび中性線4nとステータコア2の端面との間に配置されるリテーナ10とを含む。
ステータコア2は、互いに積層されると共に積層方向に連結される複数の環状板21により構成される(図1および図3参照)。本実施形態において、各環状板21は、例えばプレス加工により概ね円環状に形成された電磁鋼板である。各環状板21には、互いに重なり合った環状板21同士を積層方向に連結するための複数の嵌合部(カシメ部)21eが周方向に間隔をおいて配設されている。各嵌合部21eは、プレス加工により例えば環状板21の表面側で窪むと共に裏面側で突出するように形成される。また、各環状板21の外周部には、径方向外側に突出する突出部21p(図2参照)が周方向に間隔をおいて(等間隔に)複数(本実施形態では、例えば3つ)形成されており、各突出部21pには、貫通孔が形成されている。更に、各環状板21の内周部には、それぞれ環状板21の中心孔で開口すると共に当該中心孔の径方向に延びる複数の有端スリットが周方向に間隔をおいて形成されている。
加えて、複数の環状板21のうち、ステータコア2の軸方向における一方の端面側(図1における上端面側)に位置することになる所定枚(例えば、ステータコア2の軸方向における厚みの1/4〜1/3程度の長さに対応した複数枚)の環状板21には、互いに隣り合う2つの突出部21pの周方向における間かつ有端スリットよりも径方向外側に位置するように略矩形状の開口部21o(図2参照)が複数(本実施形態では、3つ)形成されている。各開口部21oは、当該2つの突出部21pの周方向における間に配設された複数の嵌合部21eと干渉しないように、これら複数の嵌合部21eの間に形成される。これにより、環状板21同士の積層方向への連結を妨げることなく開口部21oを設けるることが可能となる。
複数の環状板21は、開口部21oを有する環状板21が軸方向における一端側に位置すると共に、突出部21pの貫通孔や複数の有端スリット、開口部21oが積層方向(ステータコア2の軸方向)において連通するように重ね合わされ、対応する嵌合部21e同士を嵌め合わせることにより積層方向に連結される。これにより、ステータコア2には、図1に示すように、各環状板21の隣り合う有端スリットの間の突出部により、環状の外周部(ヨーク部)から周方向に間隔をおいて径方向内側に突出するように複数のティース部22が形成される。また、ステータコア2には、各環状板21の有端スリットにより、互いに隣り合うティース部22の間に位置するように複数のコアスロット23が形成される。
更に、ステータコア2には、各環状板21の突出部21pおよび貫通孔により、それぞれボルト孔24h(図1参照)を有する複数のボルト挿通部24が複数のティース部22よりも径方向外側に周方向に間隔をおいて形成される。各ボルト挿通部24のボルト孔24hには、ボルト5(図2および図3参照)が挿通され、各ボルト5の先端部は、図示しない電動機のハウジングに形成されたネジ穴に螺合される。これにより、ステータコア2すなわち電動機用ステータ1がハウジングに固定(締結)される。
加えて、ステータコア2には、軸方向における一方の端面(図1における上端面)側に位置する複数枚の環状板21の開口部21oにより、当該一方の端面で開口する有底の凹部(段差部)25が複数形成される(図2および図3参照)。複数の凹部25は、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24の周方向における間かつティース部22よりも径方向外側に位置し、当該2つのボルト挿通部24の周方向における間に配設された各環状板21の嵌合部21eと干渉することはない。
複数のステータコイル3には、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルが含まれる。各ステータコイル3は、絶縁被覆された電気導体をステータコア2の対応する複数のティース部22に巻回することにより構成される。各ステータコイル3は、ステータコア2への装着に先立って予め巻回された複数のカセットコイルをティース部22に嵌め込んだ後、電気的に接続することにより構成されてもよく、例えば略U字状に成形された複数のセグメントコイルをコアスロット23に挿入した後、曲げ工程および接合工程を施すことにより構成されてもよい。また、ステータコア2の各コアスロット23内には、図示しないインシュレータ(絶縁紙)が配置されてもよい。
リード線としての動力線4uの一端は、U相コイルの一端に電気的に接続され、当該動力線4uの他端には、端子6が電気的に接続されている。また、動力線4vの一端は、V相コイルの一端に電気的に接続され、当該動力線4vの他端には、端子6が電気的に接続されている。更に、動力線4wの一端は、W相コイルの一端に電気的に接続され、当該動力線4wの他端には、端子6が電気的に接続されている。また、中性線4nは、各ステータコイル3の他端と単一の端子6とに接続される。これらの動力線4u,4v,4wおよび中性線4nは、図1からわかるように、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24の周方向における間のステータコア2の端面(図1における上端面)上を通ってステータコイル3側からステータコア2の径方向外側へと延びる。更に、複数の端子6は、上記ハウジングに配置(固定)された図示しない端子台に固定され、外部装置としての当該端子台やインバータ等を介してバッテリ(電源)に接続される。
リテーナ10は、例えばステンレス鋼等の金属により形成されており、略円弧状の平面形状を有する平板部11と、当該平板部11の一方の表面から周方向に間隔をおいて同方向に突出する複数(本実施形態では、3つ)の突出部15とを有する。平板部11の両方の端部12には、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24のボルト孔24hの対応する一方と重なり合う(連通する)ようにボルト孔12hが形成されている。また、平板部11の径方向における幅は、図2からわかるように、当該平板部11の内周縁が各ステータコイル3のコイルエンド部3e(ステータコア2のティース部22)と干渉することなく、当該平板部11の外周縁がステータコア2の外周縁に沿って延在するように定められる。
本実施形態において、各突出部15は、環状板21の開口部21oにほぼ隙間なく嵌まり込むように形成され、略矩形の断面形状を有する。更に、各突出部15の突出長(高さ)は、開口部21oを有する所定枚の環状板21を積層させた際の当該所定枚の環状板21の厚みと略同一に定められている。なお、複数の突出部15は、平板部11とは別体の部材を当該平板部11の一方の表面に溶接あるいは接着剤により固定されてもよく、平板部11と一体に形成されてもよい。
リテーナ10の平板部11は、図1に示すように、ステータコア2の端面と、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24の周方向における間で当該端面を跨ぐように配置される複数の動力線4u,4v,4wおよび中性線4nとの間に配置される。また、リテーナ10の各突出部15は、図3に示すように、当該2つのボルト挿通部24の周方向における間に形成されたステータコア2の対応する凹部25に挿入(嵌合)され、各突出部15の端面は、対応する凹部25の底面に当接する。更に、平板部11の両方の端部12に形成されたボルト孔12hには、上述のボルト5が挿通され、当該両方の端部12は、上記2つのボルト挿通部24に挿通されるボルト5を図示しないハウジングに螺合することによりステータコア2に対して締結される。
そして、図4に示すように、ステータコア2の図中上端面上には、各ステータコイル3のコイルエンド部3eや、動力線4u,4v,4wおよび中性線4n、リテーナ10等を覆うように、樹脂製のモールド部7がモールド成形される。これにより、動力線4u,4v,4wおよび中性線4nは、ステータコア2の周方向におけるリテーナ10の両方の端部12の間で、モールド部7を介してステータコア2の軸方向における当該リテーナ10の端面(図1における上面)に対して固定される。また、動力線4u,4v,4wおよび中性線4nは、モールド部7の外周面から突出するように配置され、上述の図示しない端子台へと導かれる。同様に、ステータコア2の図中下端面上にも、各ステータコイル3のコイルエンド部3e等を覆うように、樹脂製のモールド部7がモールド成形される。
上述のように、複数の突出部15を有すると共に、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24に挿通されるボルト5によりステータコア2に対して両方の端部12が締結されるリテーナ10を用いることで、円環状のリテーナ(エンドプレート)を用いた場合に比べて、リテーナ10ひいては電動機用ステータ1の重量の増加を抑制することができる。更に、リテーナ10に複数の突出部15を設けることにより、断面2次モーメントを増加させて当該リテーナ10の剛性をより高くすることが可能となり、環状板21の嵌合部21eと干渉しないように形成された少なくとも1つの凹部25の底面に当接するように当該凹部25に突出部15を挿入した状態でリテーナ10をステータコア2に対して固定することで、複数の環状板21の連結を阻害することなく、ステータコア2の体格増加を抑制しながら当該ステータコア2の剛性をより高くすることができる。これにより、電動機用ステータ1を含む電動機の作動中に、各ステータコイル3から延びる動力線4u,4v,4wおよび中性線4nの周辺でステータコア2が軸方向に振動するのをリテーナ10によって良好に抑制し、当該ステータコア2や動力線4u,4v,4wおよび中性線4nの耐久性、更には、端子台における動力線4u等の接続部の耐久性を向上させることが可能となる。
以上説明したように、電動機用ステータ1は、端子台やバッテリといった外部装置に接続される複数のリード線としての動力線4u,4v,4wおよび中性線4nとステータコア2の端面との間に配置された状態で、互いに隣り合う2つのボルト挿通部24に挿通されるボルト5により当該ステータコア2に対して両方の端部12が締結されるリテーナ10を含む。また、動力線4u,4v,4wおよび中性線4nは、モールド部7を介してステータコア2の軸方向におけるリテーナ10の端面に対して固定される。更に、ステータコア2は、当該2つのボルト挿通部24の周方向における間かつティース部22よりも径方向外側に環状板21の嵌合部21eと干渉しないように形成された複数の凹部25を有する。そして、リテーナ10は、ステータコア2の凹部25に嵌合される複数の突出部15を有し、突出部15は、凹部25の底面に当接する。これにより、電動機用ステータ1の重量の増加を抑制しつつ、電動機用ステータ1を含む電動機の作動中にステータコア2の振動を良好に抑制して当該ステータコア2や動力線4u,4v,4wおよび中性線4nの耐久性を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態では、ステータコア2に複数の凹部25が設けられると共にリテーナ10に複数の突出部15が設けられているが、これに限られるものではない。すなわち、例えば環状板21における嵌合部21eの配設間隔がある程度大きい場合には、ステータコア2に1つの凹部25を設けると共にリテーナ10に1つの突出部15を設けてもよい。また、上記実施形態において、動力線4u,4v,4wや中性線4nは、リテーナ10の両方の端部12の周方向における間で、樹脂製のモールド部7によってステータコア2の軸方向における当該リテーナ10の端面に対して固定されるが、これに限られるものではない。すなわち、動力線4u等は、上記特許文献1に記載されたような固定部材によって、2つの端部12の周方向における間でステータコア2の軸方向におけるリテーナ10の端面に対して固定されてもよい。更に、ステータコイル3が複数のセグメントコイルにより構成されると共にモールド部7が省略される場合、動力線4u,4v,4wや中性線4nは、リテーナ10の両方の端部12の周方向における間かつステータコア2の軸方向におけるリテーナ10の端面と対向する位置で、対応するセグメントコイルに対して固定(溶接)されてもよい。また、上記実施形態において、ステータコア2の凹部25は、所定枚の環状板21に形成された開口部21oにより画成されるが、これに限られるものではない。すなわち、環状板21には、互いに隣り合う2つの突出部21pの周方向における間かつティース部22よりも径方向外側で嵌合部21eと干渉することなく環状板21の外周縁で開口するように切欠部が形成されてもよく、所定枚の環状板21を積層させた際に、当該切欠部により凹部25が形成されてもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、電動機用ステータの製造分野等において利用可能である。
1 電動機用ステータ、2 ステータコア、3 ステータコイル、3e コイルエンド部、4n 中性線、4u,4v,4w 動力線、5 ボルト、6 端子、7 モールド部、10 リテーナ、11 平板部、12 端部、12h ボルト孔、15 突出部、21 環状板、21e 嵌合部、21o 開口部、21p 突出部、22 ティース部、23 コアスロット、24 ボルト挿通部、24h ボルト孔、25 凹部。

Claims (1)

  1. それぞれ周方向に間隔をおいて配設された複数の嵌合部を有すると共に前記複数の嵌合部を介して互いに連結されるように積層された複数の環状板により構成され、前記周方向に間隔をおいて配設された複数のボルト挿通部および前記複数のボルト挿通部よりも径方向内側に配設された複数のティース部を有するステータコアと、前記複数のティース部に巻回されたコイルと、互いに隣り合う2つの前記ボルト挿通部の前記周方向における間の前記ステータコアの端面上を通って前記コイル側から該ステータコアの径方向外側へと延びると共に外部装置に接続される複数のリード線とを含む電動機用ステータにおいて、
    前記複数のリード線と前記ステータコアの前記端面との間に配置された状態で、前記2つの前記ボルト挿通部に挿通されるボルトにより前記ステータコアに対して両端部が締結されるリテーナを備え、
    前記複数のリード線は、前記ステータコアの軸方向における前記リテーナの端面に対して固定されており、
    前記ステータコアは、前記2つの前記ボルト挿通部の前記周方向における間かつ前記ティース部よりも径方向外側に前記嵌合部と干渉しないように形成された少なくとも1つの凹部を有し、
    前記リテーナは、前記ステータコアの前記凹部に挿入される少なくとも1つの突出部を有し、前記突出部は、前記凹部の底に当接することを特徴とする電動機用ステータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111953115A (zh) * 2019-05-14 2020-11-17 日本电产株式会社 马达单元

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