JP2017126822A - 通信システム、及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い信頼性でデータ通信を行うことができるデータ通信システム、データ通信方法を提供する【解決手段】本実施形態にかかる通信システムは、データ群を複数のデータ列に分割して、送信する送信装置10と、複数のデータ列を受信して、データ群を復号する受信装置20と、送信装置10と受信装置20との間に並列に接続された複数のIP網経路31〜34と、IP網経路33において、データ列を中継する受信装置21と、を備えている。送信装置10が、IP網経路31〜34に対して、複数のデータ列をそれぞれ並列に送信する。受信装置20がIP網経路31〜34を介して受信したデータ列に欠損データがある場合、受信装置20は受信装置21にデータ送信要求を行う。受信装置21は、データ送信要求に応じて、欠損データを受信装置20に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は通信システム、及び通信方法に関する。
に関する。
特許文献1には、複数の通信経路を介して、データを送信する通信システムが開示されている。特許文献1に記載の通信システムは、送信装置と受信装置との間に並列に接続された複数の通信経路を備えている。送信装置は、データ群を複数のデータ列に分割して、複数の通信経路に対して並列に送信している。そして、1つのデータ群を送信する場合に、受信装置は、全てのデータ列が最初に到達した経路から受信したデータ列を採用し、他の経路を経由したデータ列や今後の受信予定のデータ列を破棄している。
特開2015−177505号公報
特許文献1の通信システムでは、受信したデータ群に欠損が生じた場合の処理について、何ら開示されていない。したがって、欠損データが生じた場合に、データを復号することができないおそれがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、高い信頼性でデータ通信を行うことができる通信システム、及び通信方法を提供することを目的とするものである。
本実施形態にかかる通信システムは、データ群を複数のデータ列に分割して、送信する送信装置と、前記複数のデータ列を受信して、前記データ群を復号する第1の受信装置と、前記送信装置と前記第1の受信装置との間に並列に接続された複数の通信経路と、前記通信経路において、前記データ列を中継する第2の受信装置と、を備え、前記送信装置が、前記複数の通信経路に対して、前記複数のデータ列をそれぞれ並列に送信し、前記第1の受信装置が前記複数の通信経路を介して受信したデータ列に欠損データがある場合、前記第1の受信装置は前記第2の受信装置にデータ送信要求を行い、前記第2の受信装置は、前記データ送信要求に応じて、前記欠損データを前記第1の受信装置に送信するものである。
本実施形態にかかる通信方法は、データ群を複数のデータ列に分割して、送信する送信装置と、前記複数のデータ列を受信して、前記データ群を復号する第1の受信装置と、前記送信装置と前記第1の受信装置との間に並列に接続された複数の通信経路と、前記通信経路において、前記データ列を中継する第2の受信装置と、を備えた通信システムにおける通信方法であって、前記送信装置が、前記複数の通信経路に対して、前記複数のデータ列をそれぞれ並列に送信し、前記第1の受信装置が前記複数の通信経路を介して受信したデータ列に欠損データがある場合、前記第1の受信装置は前記第2の受信装置にデータ送信要求を行い、前記第2の受信装置は、前記データ送信要求に応じて、前記欠損データを前記第1の受信装置に送信するものである。
本発明によれば、高い信頼性でデータ通信を行うことができる通信システム、及び通信方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成を模式的に示す図である。 通信システムにおけるデータ通信を説明するための図である。 欠損データが生じた場合のデータ通信を説明するための図である。 送信装置における受信処理を示すフローチャートである。 受信装置における受信処理を示すフローチャートである。 受信装置における欠損データの送信処理を示すフローチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
以下、図を参照して、本実施の形態にかかる通信システム及び通信方法について説明する。図1は、本実施の形態に通信システムを示す図である。通信システム100は、送信装置10と、受信装置20と、受信装置21と、IP網経路31〜34を備えている。
送信装置10、受信装置20、及び受信装置21は、それぞれ、パーソナルコンピュータ(PC)等の通信装置であり、複数の通信方式によりデータを送受信可能である。なお、送信装置10、受信装置20、受信装置21は、PCに限られるものではなく、タブレット端末、携帯電話、スマートフォンなどの通信装置であってもよい。
送信装置10、受信装置20、及び受信装置21は、複数のIP網経路31〜34を介して、互いに接続されている。複数のIP網経路31〜34のそれぞれは、データを伝送する通信経路である。複数のIP(Internet Protocol)網経路31〜34は、送信装置10と受信装置20とを並列に接続している。
送信装置10は送信すべきデータ群を複数のデータ列に分割する。すなわち、送信装置10は、データ群を複数に分割することで、複数のデータ列を生成する。データ群は、例えば、即時利用性の高いデータ、例えば、音声データや動画データであってもよい。そして、送信装置10は、分割した複数のデータ列を受信装置21に送信する。送信装置10は、IP網経路31〜33にそれぞれ接続されている。具体的には、送信装置10は、データ列をIP網経路31〜33にマルチキャスト送信する。送信装置10は、それぞれのデータ列をIP網経路31〜33に対して、並列に送信する。
IP網経路31〜34は、地上無線回線、衛星回線、事業者回線を用いて構築される通信ネットワークである。IP網経路31〜34は、ルータやスイッチなどの一般的なネットワーク機器により構築された通信経路であり、相互通信可能である。
図示されてはいないが、IP網経路31〜34のそれぞれは、送信装置10及び受信装置20、21以外の通信システムにも接続されているものとする。そのため、IP網経路31〜34は、送信装置10と受信装置21との間のデータ通信以外にも利用され、通信システム100が専用で利用できる通信経路ではない。そして、IP網経路31〜34は、それぞれの通信状態により実際の回線速度が変動することとなる。よって、送信装置10から受信装置21に向けてデータ送信を行った場合に、他の通信の影響により同一のデータの到達時間も変化し得る。
例えば、IP網経路31は多重無線回線、IP網経路32は事業者回線、IP網経路33は衛星回線、IP網経路34は多重無線回線である。IP網経路31〜34は、異なるIP網経路であるため、それぞれ異なる通信方式によって、データを送受信する。例えば、IP網経路31〜34を伝送するデータは、変復調方式が異なっている。もちろん、IP網経路31〜34は、上記の通信回線に限られるものではない。
受信装置21は、IP網経路33、及びIP網経路34に接続されている。受信装置21は、IP網経路33、IP網経路34に対して、データ列を送受信する。具体的には、受信装置21は、IP網経路33を介して、送信装置10からの複数のデータ列を、送受信する。さらに、受信装置21は、IP網経路34を介して、複数のデータ列を受信装置20から送受信する。
受信装置20は、IP網経路31、IP網経路32、及びIP網経路34にそれぞれ接続されている。具体的には、受信装置21は、IP網経路31とIP網経路34との間に配置されている。また、受信装置20は、IP網経路32とIP網経路34との間に配置されている。受信装置20は、IP網経路31、及びIP網経路32を介して、送信装置10からの複数のデータ列を送受信する。さらに、受信装置20は、IP網経路34を介して、複数のデータ列を受信装置21に送受信する。受信装置20は、送信装置10から送信されたデータ列を中継して、受信装置21に送信する。受信装置20は、IP網経路31、32、34において、データ列を中継する。
なお、図1においては、IP網経路31〜34に2つの受信装置20、21が接続されているが、IP網経路31〜34に接続された受信装置の数は3以上であってもよい。すなわち、IP網経路31〜34のそれぞれに受信装置が設けられていてもよい。
送信装置10から受信装置21にデータを送信するデータ通信について、図2を用いて説明する。ここでは、送信装置10は、データ群を3つのデータ列(以下、データ列1〜3とする)に分割して、送信する例を説明する。図2において、送信装置21がデータ列の送信先となる第1の受信装置となり、受信装置20がデータ列を中継する第2の受信装置となる。なお、データ列1〜3のそれぞれは、一つのパケットで送信されてもよいし、複数のパケットに分かれて送信されてもよい。また、IP網経路31〜IP網経路34に応じて、送信されるパケットのデータサイズが異なっていてもよい。例えば、IP網経路31ではデータ列1が一つのパケットで送信され、IP網経路32では、データ列2が2つのパケットに分かれて送信されていてもよい。
送信装置10は、データ群を分割して、データ列1〜3を生成する。そして、送信装置10は、データ列1〜3をIP網経路31〜33にそれぞれ送信する。例えば、送信装置10は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路31にデータ列を送信する。同様に、送信装置10は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路32、33にそれぞれデータ列を送信する。この時、データ列1〜3には、データの順番を示すシーケンス番号が含まれている。
送信装置10は、受信装置21を送信先アドレスとして、データ列1〜3を生成する。そして、送信装置10は、データ列1〜3を順次送信する。送信装置10は、IP網経路31〜33に対して、データ列1〜3をマルチキャスト送信する。複数のIP網経路31〜33でデータ列を送信する場合、それぞれIP網経路31〜33のネットワーク機器で通信経路を構築する必要がある。したがって、それぞれのIP網経路31〜33毎に、送信先アドレスが異なる。すなわち、受信装置21には、IP網経路31〜33に応じて、異なる送信先IPアドレスが設定されている。
この場合、IP網経路ごとに異なるマルチキャストアドレスが割り当てられる。例えば、受信装置21には、3つの送信先IPアドレスが設定されている。IP網経路33を介して送信されるデータ列には、受信装置21の送信先マルチキャストアドレスとして、239.0.0.1/24が含まれている。IP網経路31を介して送信されるデータ列には、受信装置21の送信先マルチキャストアドレスとして、239.0.0.2/24が含まれている。IP網経路32を介して送信されるデータ列には、送信先マルチキャストアドレスとして、239.0.0.3/24が含まれている。
受信装置20は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路31を介して送信されたデータ列1〜3を受信する。同様に、受信装置20は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路32を介して送信されたデータ列1〜3を受信する。受信装置20は、受信したデータ列1〜3を保持する。具体的には、受信装置20は、後述するデータ破棄命令を受信するまで、データ列1〜3を保持する。
受信装置20は、IP網経路31とIP網経路34との間に配置された中継装置である。したがって、受信装置20は、IP網経路31を介して受信したデータ列1〜3を、IP網経路34を介して受信装置21に送信する。また、受信装置20は、IP網経路32とIP網経路34との間に配置された中継装置である。したがって、受信装置20は、IP網経路32を介して受信したデータ列1〜3を、IP網経路34を介して受信装置21に送信する。
受信装置21は、受信装置20が送信したデータ列1〜3を、IP網経路34を介して受信する。また、受信装置21は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路34を介して送信されたデータ列1〜3を受信する。
同様に、受信装置21は、送信装置10が送信したデータ列1〜3を、IP網経路33を介して受信する。受信装置21は、データ列1、データ列2、データ列3の順番でIP網経路33を介して送信されたデータ列1〜3を受信する。
ここで、送信装置10は、IP網経路31〜IP網経路33に対して並列にデータ列1〜3を送信する。したがって、送信装置10は、IP網経路31〜IP網経路33に対して同時にデータ列1〜3を送信する。例えば、IP網経路31においてデータ列1〜3が伝送されている間に、送信装置10は、IP網経路32に対してデータ列1〜3を送信する。同様に、IP網経路32においてデータ列1〜3が伝送されている間に、送信装置10は、IP網経路33に対してデータ列1〜3を送信する。
受信装置21はデータ列1〜3を受信すると、データ列1〜3からデータ群を復号する。受信装置21は、データ列1〜3に含まれるシーケンス番号に応じて、データ群を復号する。ここで、IP網経路31〜34は割り当てられた帯域などに応じて、通信速度が異なっている。受信装置21は、IP網経路31〜IP網経路34の中で最初に到達したデータ列1〜3を用いて、データ群を復号する。すなわち、IP網経路31〜34を介して並列に送信されたデータ列1〜3の中でも最も早く受信装置21に到達したデータ列1〜3を用いて、受信装置21がデータ群を復号する。
例えば、IP網経路33を経由して送信されたデータ列1〜3が、IP網経路31を経由したデータ列1〜3、及びIP網経路32を経由したデータ列1〜3よりも早く受信装置21に到達したとする。この場合、受信装置21は、IP網経路33を介して受信したデータ列1〜3を用いて、データ群を復号する。
また、データ列毎に、最も早く到達したIP網経路が異なる場合、異なるIP網経路を介して受信したデータ列1〜3を用いてデータ群を復号してもよい。例えば、データ列1、2については、最初にIP網経路33を介して受信装置21に到達し、データ列3については、最初にIP網経路32、34を介して受信装置21に到達した場合について説明する。この場合、受信装置21が、IP網経路33を介して受信されたデータ列1、2と、IP網経路32、34を介して受信したデータ列3を用いて、データ群を復号してもよい。このようにすることで、データ列が到着する順に復号処理を行うことができるため、より速やかにデータ群を復号することができる。
受信装置21がデータ群を復号した場合、受信装置21は、送信装置10に受信確認を送信する。データ列1〜3がIP網経路33を介して受信装置21に最も早く到達したとする。この場合、受信装置21は、送信装置10に対して、データ列がIP網経路33を介して受信されたことを示す受信確認を送付する。受信装置21は、IP網経路33を介して、受信確認を送信装置10に送信する。
すると、送信装置10は、IP網経路33以外のIP網経路31〜34に対して、データ列1〜3の送信を停止する。さらに、送信装置10は、IP網経路31〜34に対して、データの破棄命令を送信する。これにより、受信装置20がIP網経路31、IP網経路32を介して受信したデータ列1〜3を破棄する。同様に、IP網経路31〜34を構成するネットワーク機器がデータ列1〜3を破棄する。不要なデータ列がIP網経路31〜34に伝送されるのを防ぐことができるため、ネットワーク負荷を軽減することができる。例えば、受信装置20が受信装置21にデータ列1〜3を送信する前に、受信装置21が受信確認を送信した場合、受信装置20からIP網経路34を介して受信装置21にデータ列1〜3を送信するのを防ぐことができる。よって、通信負荷を低減することができる。
次に、データの欠損が生じた場合の処理について、図3を用いて説明する。図3では、IP網経路33を介して送信されたデータ列1〜3のうち、データ列2に欠損が生じている様子を示す図である。ここで、IP網経路33を介して、データ列3が受信装置21に最も早く到達している。
データ列2が欠損している場合、受信装置21がデータ群を完全に復号することができない。この場合、データ群が映像データや音声データの場合、映像や音声に乱れが生じてしまう。そこで、本実施の形態では、受信装置21が受信装置20に対して欠損データの送信要求を行う。
具体的には、受信装置21は、データ列のシーケンス番号に応じて、欠損データの有無を検知する。データ列のシーケンス番号に抜けがある場合、受信装置21は、欠損データがあると判定する。この場合、受信装置21は、欠損したデータ列2を送信するよう、受信装置20に要求する。すなわち、受信装置21は、受信装置21と送信装置10との間に受信装置20に対して、データの送信要求を送信する。受信装置21は、受信装置20を送信先として、データ送信要求を送信する。データ送信要求には、データ列2が欠損データであることを示す情報が含まれている。したがって、受信装置20は、送受信履歴を参照して、欠損データであるデータ列2を送信する。
受信装置21には、送信要求を行う受信装置20のアドレスが予め登録されている。例えば、受信装置21は、隣接する受信装置20のIPアドレスを記憶している。そして、受信装置21は、欠損データがある場合、予め登録された受信装置20に対して、欠損データであるデータ列2の送信要求を行う。受信装置21は、IP網経路34を介して、受信装置20に対して、データ列2の送信要求を送信する。ここで、受信確認前に欠損データの送信要求が行われるため、受信装置20は、データ列2を保持している。
受信装置20は、データ列2の送信要求を受信すると、保持しているデータ列2を受信装置21に送信する。受信装置20は、IP網経路34を介して、データ列2を受信装置21に送信する。このようにすることで、欠損データを確実かつ速やかに送信することができる。よって、信頼性の高いデータ通信が可能となる。また、データの欠損が生じた場合でも、問題なくデータ群を復号することができる。さらに、データ欠損が生じたIP網経路33以外のIP網経路34を介して、欠損データの送信要求、データ列2の送信が行われる。こうすることで、高い信頼性でデータ列2を送信することができる。確実にデータ群を復号することができる。受信装置20は、受信装置21に対してデータ列2をユニキャスト送信してもよい。受信装置21は、受信装置20に対して送信要求をユニキャスト送信してもよい。
図1〜図3において、2つの受信装置20、21のみが示されているが、通信システム100に含まれる受信装置の数は特に限定されるものではない。受信装置が多数ある場合、受信装置毎に欠損データの送信要求の送信先の受信装置が登録されていればよい。送信要求の送信先の受信装置は、送信元の受信装置と物理的に近接する受信装置であることが好ましい。さらに、送信要求の送信先は、複数の受信装置に分散させることが好ましい。このようにすることで、1つの受信装置に送信を行うための処理負荷が集中するのを防ぐことができる。
次に、送信装置10における処理について、図4を用いて説明する。図4は、送信装置10における送信処理を示すフローチャートである。まず、送信装置10に送信すべきデータを投入する(S11)。すると、送信装置10は、データ群を複数のデータ列に分割して、データ列の送信を開始する(S12)。送信装置10は、上記のように、複数のIP網経路31〜33に対して、データ列をマルチキャスト送信する。
送信装置10が全てのデータ列1〜3の送信を完了する(S13)。すると、送信装置10は、受信装置21からの受信確認を待つ(S14)。そして、送信装置10は、受信確認の有無を判定する(S15)。送信装置10は、受信確認を受信していない場合(S15の無)、ステップS14に戻り、送信装置10は受信装置21からの受信確認を受信するまで待機する。
送信装置10が受信確認を受信した場合(S15の有)、受信確認が来ていないIP網経路31、32にデータ廃棄命令を送信する(S16)。これにより、送信装置10での送信処理が終了する。このようにすることで、送信装置10は適切にデータ群を送信することができる。送信装置10が受信確認を受信した場合、データ廃棄命令を送信している。これにより、不要なデータ列が送信されるのを防ぐことができるため、ネットワーク負荷を軽減することができる。
受信装置20、21での受信処理について、図5を用いて説明する。図5は、受信装置20、21での受信処理を示すフローチャートである。
まず、受信装置20、21がデータの受信を開始する(S21)。すると、受信装置20、21が、欠損データの待ち受けを開始する(S22)。そして、受信装置20、21がデータの受信中となる(S23)。受信装置20は、データの受信中に送信装置10からの破棄通知があったか否かを判定する(S24)。
データ受信中かつ送信装置10からの破棄命令があった場合、受信装置20は受信を停止して、不要なデータを破棄する(S25)。つまり、受信装置21がIP網経路33を介してデータ列1〜3の受信が完了した場合、受信装置21は、受信確認を送信装置10に送信する。そして、送信装置10はデータの廃棄命令をIP網経路31〜34に送信する。受信装置20は受信を停止して、IP網経路31、32を介して受信した不要なデータ列を破棄する(S26)。そして、受信装置20は、欠損データの待ち受けを終了する(S27)。
ステップS24において、データ受信が完了した場合、受信装置21は、送信装置10に受信確認を送信する(S26)。そして、欠損データの待ち受けを終了する(S27)。
ステップS24において、データを受信中でかつ、送信装置10からの破棄命令がない場合、受信装置21は、データ欠損の有無を判定する(S28)。データ欠損がある場合(S28の有)、受信装置21は、事前に登録した受信装置20に、欠損データの送信要求を行う(S29)。すなわち、受信装置21は、隣接する受信装置20に対して欠損データの送信要求を送信する。そして、ステップS23に戻り、受信装置21が引き続きデータ列を受信する。欠損データがない場合(S28の無)、S23に戻り、受信装置21が引き続きデータを受信する。
このようにすることで、受信装置21がデータ群を適切に受信することができる。データ列2が欠落している場合、受信装置21が受信装置20にデータ列2の送信要求を行う。これにより、受信装置21が速やかに欠損データを受信することができる。よって、高い信頼性で速やかにデータ群の受信を完了することができる。よって、データの通信遅延を防ぐことができる。例えば、データ群が、即時利用性の高いデータ、例えば、音声データや動画データである場合、音声や映像の乱れを防ぐことが可能となる。
次に、受信装置21における欠損データ送信処理について、図6を用いて説明する。図6は、ステップS22における欠損データの待ち受け中の処理の詳細を示すフローチャートである。
受信装置21が欠損データ送信の待ち受けを開始する(S31)。そして、受信装置21は欠損データの送信要求の有無を判定する(S32)。欠損データの送信要求がある場合(S32の有り)、受信装置21は、受信装置20に欠損データを送信する(S33)。そして、S31に戻り、引き続き、欠損データ送信を待ち受ける。
一方、欠損データの送信要求が無い場合(S32の無)、受信装置21は、データ破棄命令を受信するまで、待機する。例えば、受信装置21は、データ列を送信後、一定期間、欠損データの待ち受けを開始する。そして、欠損データの待ち受け中は、受信装置21がデータ列を保持しておく。受信装置21は、データの破棄命令を受信後、データ列を破棄する。このようにすることで、適切に欠損データを送信することができる。
なお、上記した通信システムにおける制御は、コンピュータプログラムによって実行されても良い。上述した制御プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 送信装置
20 受信装置
21 受信装置
31 IP網経路
32 IP網経路
33 IP網経路
34 IP網経路

Claims (6)

  1. データ群を複数のデータ列に分割して、送信する送信装置と、
    前記複数のデータ列を受信して、前記データ群を復号する第1の受信装置と、
    前記送信装置と前記第1の受信装置との間に並列に接続された複数の通信経路と、
    前記通信経路において、前記データ列を中継する第2の受信装置と、を備え、
    前記送信装置が、前記複数の通信経路に対して、前記複数のデータ列をそれぞれ並列に送信し、
    前記第1の受信装置が前記複数の通信経路を介して受信したデータ列に欠損データがある場合、前記第1の受信装置は前記第2の受信装置にデータ送信要求を行い、
    前記第2の受信装置は、前記データ送信要求に応じて、前記欠損データを前記第1の受信装置に送信する通信システム。
  2. 前記第1の受信装置には、前記データ送信要求を行う前記第2の受信装置を予め登録されている請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の受信装置は、前記複数の通信経路から最初に到達した前記データ列を用いて、前記データ群を復号する請求項1、又は2に記載の通信システム。
  4. データ群を複数のデータ列に分割して、送信する送信装置と、
    前記複数のデータ列を受信して、前記データ群を復号する第1の受信装置と、
    前記送信装置と前記第1の受信装置との間に並列に接続された複数の通信経路と、
    前記通信経路において、前記データ列を中継する第2の受信装置と、を備えた通信システムにおける通信方法であって、
    前記送信装置が、前記複数の通信経路に対して、前記複数のデータ列をそれぞれ並列に送信し、
    前記第1の受信装置が前記複数の通信経路を介して受信したデータ列に欠損データがある場合、前記第1の受信装置は前記第2の受信装置にデータ送信要求を行い、
    前記第2の受信装置は、前記データ送信要求に応じて、前記欠損データを前記第1の受信装置に送信する通信方法。
  5. 前記第1の受信装置には、前記データ送信要求を行う前記第2の受信装置を予め登録されている請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記第1の受信装置は、前記複数の通信経路から最初に到達した前記データ列を用いて、前記データ群を復号する請求項4、又は5に記載の通信方法。
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