JP4516482B2 - 通信装置およびデータストリーム切替え方法 - Google Patents

通信装置およびデータストリーム切替え方法 Download PDF

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本発明は、複数の中継装置を備える通信システムにおいてデータストリームの経路を切り替える技術に関する。
現在運用されているデジタル放送においては、放送データは、一般に、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のTS(トランスポートストリーム、Transport Stream)形式で配信される。デジタル放送のような品質の高い通信が要求される際には、データを配信するシステムは冗長化された構成とされ、データ通信中にネットワーク等の障害が発生した場合には、障害の発生した現用系の装置から予備系の装置に切り替えて通信の品質を確保する方法が一般的に行われている。
例えば、図26に示すような現用系と予備系とを備えた二重化システムにおいて、系の切り替えを行う際に、エンコーダに入力される同期信号を用いてそれぞれのエンコーダから出力される信号を選択的に切り替え、導出することのできる技術について開示されている(例えば、特許文献1)。かかる技術においては、エンコーダから出力されるTS信号から異常なパケットを検出すると、系の切り替えが実行される。
ストリームを切り替える他の方法としては、通信システム全体を管理するための管理サーバを設け、その管理サーバが通信システムを監視する方法がある。かかる方法においては、システム監視用のサーバは、例えばストリーム配信中にネットワークの異常が検出されると、データストリームの配信に用いる代替の中継装置等を決定してデータの経路を切替える。
特開2000−269864号公報(要約、図1、0007〜0009段落)
特許文献1に記載のシステムにおいては、切り替え可能に設定されているのは現用系および予備系の2系統に限られており、3以上の系から適切なシステムを選択することはできなかった。すなわち、3以上の通信経路を有するシステムにおいて、管理サーバを設けない場合には、障害発生時のデータストリームの切替えを手動にて行う必要があった。また、特許文献1に記載のシステムにおいては伝送信号の同期を確立することが必要とされており、このためにはMPEGのTS信号を用いることが不可欠であり、フォーマットが限定されていた。
複数のシステムから適切なシステムを選択して切り替えるためのサーバを設ける方法においては、例えば大量のストリームの処理をこのサーバで管理しようとすると、サーバシステムの構築に莫大なコストを要することとなる。また、小規模な通信システムに管理サーバを設けると、低コスト化の実現が困難になる。更に、システム管理のためのサーバを設けたとしても、このサーバが故障した場合等は、切り替え処理が実行不可能となってしまう。
本発明は、通信システムを管理するためのサーバを必要とせずに、複数のデータストリームの経路を適切に切り替え可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、データストリームを配信する通信システムにおいて使用される通信装置であって、複数の上位世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する上位世代情報格納手段と、前記複数の上位世代装置の中の任意の上位世代装置から送られてくる情報に基づいて前記上位世代情報格納手段を更新する上位世代情報更新手段と、前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、最も高い優先度が割り当てられている第1の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送る配信要求手段、を有し、前記配信要求手段は、前記第1の上位世代装置から受信するデータストリームに係わる通信品質が予め決められている閾値を超えたときに、前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、前記第1の上位世代装置の次に高い優先度が割り当てられている第2の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送信する構成とする。
上記構成の通信装置において、受信データストリームの通信品質が所定の閾値値を超えると、上位世代情報格納手段に格納された優先度情報に基づいて、データストリームの配信に用いる上位世代装置を、第1の上位世代装置から第2の上位世代装置へと切り替える。配信要求を第2の上位世代装置に対して送信することにより、以降、第2の上位世代装置を介してデータストリームを受信することになるので、データストリームの通信経路の切り替えが行われる。ここで、上記動作は、各世代の通信装置が個々に行うことができる。よって、通信システム全体を管理するサーバ装置を設けることなく、データストリームの通信経路を適切に切り換えることができる。
また、本発明によれば、複数の同世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する同世代情報格納手段と、前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報を前記複数の同世代装置間で共有するための同期要求を他の同世代装置へ送る同期要求手段と、下位世代装置からのデータストリーム配信要求、または他の同世代装置からの同期要求に従って前記同世代情報格納手段を更新する同世代情報更新手段、をさらに有する構成としてもよい。この構成によれば、複数の同世代装置の優先度を表す優先度情報が共有されるので、常に、適切な経路が選択される。
あるいは、本発明によれば、データストリーム配信要求の送信元である下位世代装置に対してデータストリームを送信している期間、定期的に、前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報の少なくとも一部を前記下位世代装置に送信する優先度情報送信手段をさらに有することとしてもよい。この構成によれば、データストリームと並列に優先度情報がそのデータストリームの配信先に送られる。すなわち、データストリームを受信中の通信装置は、定期的に、上位世代の優先度情報を受け取ることができる。よって、データストリームを受信中の通信装置は、通信品質が劣化すると、即座に、適切な上位世代装置に対してデータストリームを要求できる。
本発明は、かかるストリーム切り替え方法に限られるものではない。上記のストリーム切り替え方法を適用した通信装置や通信システムであっても、本発明に含まれる。
本発明によれば、データストリームを切り替えるために、通信システム全体を管理するサーバ等を設けなくとも、通信装置の優先度についての情報に基づいて、適切に経路が切り替えられる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る切り替え方法を実行する通信システムの概略図である。本発明に係る経路切り替え方法の実行される通信システム1は、送信装置2(2A〜2C)、中継装置3(3A〜3C、…)および受信装置4(4A〜4C)を含んで構成される。通信システム1において、例えばデータストリームの配信等は上流側装置である送信装置2から下流側装置の受信装置4に配信される。各装置は、第1世代から第N世代までのうちいずれかの世代に属して構成される。
ここで、本発明においては、ある装置から見て、データストリームの配信方向に関し上流側装置を上位世代装置、下流側装置を下位世代装置と定義する。データストリームの配信の経路を決定する際においては、各世代ごとに、その世代に属する複数の装置のうちいずれかの装置がデータストリームの送受信のために選択される。
送信装置2は、通信システム1を介して配信されるデータストリームの配信元であり、内部にエンコーダを含む。中継装置3は、送信装置2から受信装置4に対して配信されるデータストリームを中継するための装置である。受信装置4は、通信システム1を介して受信したデータストリームをデコードし、映像を表示させるための処理を行い、内部にデコーダを含む。
上記構成の通信システム1において、各世代ごとに、複数の装置3に対してデータストリームの中継に係わる優先度をあらわす情報(以下、「優先度情報」と呼ぶ。)が設定される。そして、送信装置2から送信されるデータストリームは、その優先度情報に応じて決まる経路を介して配信される。
優先度情報は、同一世代に属する複数の装置により共有される。また、同一世代の装置により共有される優先度情報は、下位世代の装置に送られる。すなわち、各通信装置は、その上位世代の複数の装置についての優先度情報を取得する。
なお、中継装置3は、以下に説明する実施形態においてはプロトコルの変換機能、すなわちユニキャスト/マルチキャストの変換を行うことのできる中継装置が用いられているが、これに限られない。例えば、プロトコルの変換は行わず、経路のみを切り替えるルータ、ハブ等であってもよい。データの配信経路を切り替える機能を備える装置は、ここで言う中継装置3に含まれる。
図2は、本発明に係る通信装置のブロック構成を説明する図である。図2に示されるように、中継装置3は、配信要求部31、上位世代情報格納部(上位世代情報テーブル)32、上位世代情報更新部33、優先度情報送信部34、同世代情報格納部(同世代情報テーブル)35、同世代情報更新部36および同期部37を含んで構成される。
上位世代情報格納部32は、自装置よりも1世代上位を構成する装置の優先度情報を含んだ上位世代情報を格納し、保有する。上位世代情報更新部33は、所定のタイミングで、上位世代情報格納部32に格納された上位世代情報を更新する。この上位世代情報を更新する所定のタイミングについては、後述する。そして、配信要求部31は、上位世代情報格納部32に格納されている上位世代情報(すなわち、1世代上位の複数の上位世代装置についての優先度情報)を参照し、1世代上位の複数の上位世代装置の中で最も優先度の高い装置に対してデータストリームの配信要求を送信する。
同世代情報格納部35は、自装置と同世代の装置の優先度情報を含んだ同世代情報を格納し、保有する。同世代情報更新部36は、所定のタイミングで、同世代情報格納部35に格納された同世代情報を更新する。この同世代情報を更新する所定のタイミングについても後述する。同期部37は、同世代の装置間において同世代情報を共有するための処理を行う。そして、優先度情報送信部34は、同世代情報格納部35に格納されている同世代情報(すなわち、自装置を含む同世代装置の優先度を表す優先度情報)を、自装置よりも1世代下位の装置に対して送信する。
なお、最上位世代に属する装置(すなわち、送信装置2)は、配信要求部31、上位世代情報格納部32および上位世代情報更新部33を備える必要はない。また、最下位世代に属する装置(すなわち、受信装置4)は、優先度情報送信部34、同世代情報格納部35、同世代情報更新部36および同期部37を備える必要はない。
以下の実施形態においては、通信システム1は、第1世代が送信装置2、第2世代が複数の中継装置3、第3世代が受信装置4である3世代構成のシステムであるものとする。なお、3世代構成の通信システムにおいては、第2世代の中継装置3は、同世代情報を共有するが、上位世代情報は備えなくてもよい。また、第3世代の受信装置4は、上位世代情報を保有するが、同世代情報は備えなくてもよい。
図3は、第1の実施形態における優先度情報の送信方法を説明する図である。図1と同様の構成については同じ符号を用いることとし、その説明は省略する。以下の図面についても同様とする。
第2世代の複数の中継装置3(3A〜3C)の優先度を表す優先度情報は、例えば、ユーザにより、各中継装置3に予め設定されているものとする。そして、この情報は、複数の中継装置3により共有される。すなわち、中継装置3A〜3Cは、それぞれ、同世代装置についての優先度を含む同世代情報テーブルを作成して自装置において保有する。また、必要応じて、同世代情報テーブルに格納されている情報の少なくとも一部を下位世代である受信装置4に送信する。そして、下位世代の受信装置4は、受信した情報に基づいて、上位世代情報テーブルを作成し、保有する。
なお、複数の中継装置3が同世代情報テーブルを共有する際、各中継装置3は、メッシュ状に接続されている必要はなく、図4に示すように、効率的に情報を送受信するようにしてもよい。このような構成とすれば、各中継装置3の負荷を軽くしながら、常に、最新の情報を共有できる。
図5および図6は、ストリーム配信の手順を説明する図である。
(1)中継装置3A、3B、3Cは、それらの中継装置についての優先度を示す世代情報(同世代情報)を互いに授受する。これにより、同世代の中継装置3A、3B、3Cは、共通する同世代情報を保有する。なお、中継装置3A〜3Cが優先度情報を送受信する処理は、定期的に行われるようにしてもよいし、優先度を変更すべきイベントが発生したことを契機として行われるようにしてもよい。
(2)受信装置4が、任意の中継装置3に対して送信装置2のアドレスを問い合わせる。問い合わせを受ける中継装置3は、図5においては中継装置3Aであるが、同世代装置であればいずれであってもよい。
(3)問い合わせを受信した中継装置3Aが、自装置の保有する同世代情報を参照して、同世代の中継装置のうち最も優先度の高い中継装置3のアドレスを受信装置4に対して送信する。本実施形態においては、優先度の高い装置から順に中継装置3A、3C、3Bとし、ここでは中継装置3Aのアドレスを受信装置4に送信する。
(4)受信装置4は、受信したアドレスに基づいて、中継装置3Aに対してデータストリームの配信要求を送信する。
(5)受信装置4から配信要求を受信した中継装置3Aは、上位世代装置である送信装置2に対して配信要求を送信する。
(6)送信装置2は、配信要求を送信してきた中継装置3Aに対してデータストリームを配信する。なお、データストリームの配信には、例えば、RTP/UDP(Realtime Transport Protocol/User Datagram Protocol)が用いられる。
(7)中継装置3Aは、データストリームを中継し、受信装置4へ転送する。このとき、中継装置3Aは、配信するデータストリームとは別に、複数の中継装置3A〜3Cについての優先度情報を受信装置4に対して送信してもよい。この場合、中継装置3の優先度情報を受信した受信装置4においては、受信した情報を上位世代情報として保有する。
このように、本実施形態においては、中継装置3A〜3Cについての優先度情報が、中継装置3A〜3Cにおいては同世代情報として保持され、また、中継装置3に対して下位世代に相当する受信装置4においては上位世代情報として保有される。
図7は、本実施形態において中継装置3および受信装置4において保有される世代情報を説明する図である。中継装置3A〜3Cの優先度を示す同世代情報に基づいて、受信装置4から送信されるデータストリームの配信要求の送信先である中継装置(この例では、中継装置3A)が決定される。ネットワークの障害等が発生した場合には、受信装置4が保有する上位世代情報に基づいてデータストリームを配信する経路が切り替えられるが、この処理については後述することとし、ここでは説明を省略する。
図8は、RTPプロトコルおよびRTPヘッダを説明する図である。RTPは、TCP(Transmission Control Protocol)よりもデータストリーム配信により適したUDPの上位に設けられている。同期送信元(SSRC、synchronization source)識別子、寄与送信元(SCRC、contributing source)識別子に基づいて、送信装置2から配信されるデータストリームが識別され、受信装置4に対して送信される。
図9は、本実施形態に係る世代情報のフォーマットを説明する図である。世代情報は、SOAP(simple object access protocol)により送信される。このSOAPは、HTTP(hypertext transfer protocol)やXML(extensible markup language)等をベースとしており、HTTPフォーマットでTCPの上位に存在するので、情報の伝達に関して信頼性を高めることができる。例えば通信に関するルールは例えばXML形式で記述され、これに世代情報も含めて記述される。
図10は、XMLで記述された世代情報を含めたルールの一例である。ここでは、図10で示されるルールを上位世代装置から受信した装置を基準として、同世代、上位世代等の表現を用いることとする。
<10A>には、自装置を含む同世代装置が第何世代に属するか、および上位世代装置が記述される。図10の例では、自装置は第2世代に属し、上位世代装置としては「1.1」および「1.2」の2つの装置が存在することを示す。
<10B>には、データストリームの配信において、パケットの抜けや、順序の逆転、あるいは重複受信等について閾値が記述される。ここで記述される閾値を超えると、以下に述べる経路の切り替えが実行される。
<10C>には、上位世代装置の優先度情報が記述される。図10の例では、「1.1」の上位世代装置は、アドレスは「192.168.1.10」であり、優先度は「0001」が割り当てられている。「1.2」の上位世代装置は、アドレスは「230.11.3.1」であり、優先度は「0002」が割り当てられている。図10の例においては、上記の配信要求は、より高い優先度の割り当てられている「1.1」の装置に対して送信される。
例えば図10で記述されるような優先度情報を、同世代装置間で共有する方法および上位世代装置から下位世代装置に対して優先度情報を送信する方法について、図面を参照して更に説明する。
図11は、優先度情報を送受信する方法を説明する図である。図11の(1)においては、同世代装置間、すなわち中継装置3Aと中継装置3Bとで優先度情報である同世代情報を共有している。図11の(2)においては、受信装置4は中継装置3のいずれかに対する送信装置2のアドレスの問い合わせに対し、HTTPで中継装置3の優先度情報(中継装置3Aにとっては同世代情報)が中継装置3Aから受信装置4に送信されている。受信装置4は受信した優先度情報(受信装置4にとっては上位世代情報)に基づいて優先度の最も高い中継装置3Aに対して配信要求が送信される。図11の(3)においては、受信した配信要求に応じて、RTPでデータストリームが配信される様子が示されている。(1)や(2)で示される同世代情報および上位世代情報の送信は、所定の時間間隔で行われる。
図12は、同世代情報および上位世代情報を送信するタイミングについて説明する図である。図12の(a)は、同世代装置間における同世代情報の送信タイミングを説明する図である。 例えば時間tごとに、各中継装置3が保持する優先度情報を他の中継装置に対して送信する。図12の(b)は、上位世代装置から下位世代装置への優先度情報の送信タイミングを説明する図である。例えば時間tごとに、上位世代装置である中継装置3から下位装置である受信装置4に対して優先度情報を送信する。図11等を参照して先に説明したように、この優先度情報の送信は、RTPでのデータストリームの送信とは別個に実行される。
本実施形態に係る経路切り替え方法は、データストリームの配信が、上記の所定の閾値を超えた場合等、ネットワーク障害が検出されたときに実行される。以下、ネットワークの障害検出時における処理について説明する。
図13は、本実施形態に係る経路切り替えの概要を説明する図である。図13においては、第2世代の中継装置は3A、3B、3C、3Dの4装置から構成され、受信装置4に配信されるべきデータストリームは、ストリームa、b、c、dの4つである場合について示されている。図13の例においては、各ストリームについて、優先度が「1」から「3」まで設定されているものとする。中継装置3Bの保有するテーブルを同世代情報テーブルTS、および受信装置4の保有するテーブルを上位世代テーブルTUとする。他の3つの中継装置3A、3C、3Dは、中継装置3BのテーブルTSと同様のテーブルを各装置において保有している。
データストリームbの配信に関し、優先度は高い装置から順に中継装置3B、3C、3Aであるので、まずは上記の方法で、中継装置3Bを介してデータストリームbの配信が行われる。中継装置3Bを介してデータストリーム配信を実行している最中にネットワーク障害が検出された場合を仮定する。なお、図13の例においては、障害の検出は受信装置4においてされたものとする。
このとき、受信装置は、データストリームbについて、中継装置3Bの次に優先度の高い中継装置3を、保有する上位世代情報テーブルTUを参照して判定する。ここでは中継装置3Cが優先度「2」の上位世代装置である。これより、受信装置4は、ネットワーク障害検出後は優先度「2」の中継装置3Cに対して配信要求を送信する。配信要求を受信した中継装置3Cにより以降のデータストリームの中継が行われる。
図14および図15は、ストリーム配信時に受信装置4においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明する図である。図14および図15において示される括弧内の番号のうち、(1)から(7)については、先に図5および図6を用いて説明した手順(1)から(7)に対応しているので、ここではその説明は割愛し、図14および図15のうち、(8)以降の処理について説明する。
(8)受信装置4は、それまでデータストリームを中継していた経路において障害が発生したことを検出すると、保有する上位世代情報テーブルTUを参照し、次に優先度の高い中継装置3Cに対して送信装置2のアドレスを問い合わせる。
(9)問い合わせを受信した中継装置3Cにおいては、自装置が問い合わせを受けたことから、中継装置3Aを介しての通信に障害が検出されたとして、保有する同世代情報テーブルTSを更新する。具体的には、それまで優先度「1」であった中継装置3Aを削除し、他の中継装置3についてそれぞれ優先度を1ずつ引き上げる。引き上げた結果、最も優先度の高い中継装置3Cのアドレスを受信装置4に送信する。
(10)受信装置4は、(9)で受信したアドレスに基づき、中継装置3Cにデータストリームの配信要求を送信する。
(11)配信要求を受信した中継装置3Cは、上位の送信装置2に対して配信要求を送信する。
(12)送信装置2は、中継装置3Cに対してデータストリームを配信する。
(13)中継装置3Cは、データストリームを中継し、受信装置4に対してデータを送信する。
このように、本実施形態においては、受信装置4においてネットワークの障害が検出されると、受信装置4は、保有している上位世代情報テーブルTUを参照し、2番目に優先度の高い中継装置3Cに問い合わせを行う。問い合わせを受信した中継装置3Cにおいては、同世代情報テーブルTSを更新し、以降は中継装置3Cを介したデータストリーム配信に切り替えられる。
なお、(8)から(13)の処理は、(2)から(7)において中継装置3Aに関し実行されていたのが、ここでは中継装置3Cに関し実行されている点、および(9)において新たに(8)の問い合わせを受信したことにより、同世代情報テーブルTSを更新している点について、先に図5および図6を参照して説明した(2)から(7)の処理と異なっている。
また、図14および図15においては省略しているが、(9)の処理で同世代情報テーブルTSが更新された後、同世代装置間において更新後の情報が図5の(1)の処理と同様に他の中継装置3Bに送信される。これにより、同世代の中継装置間で更新後の同世代情報が共有されている。
図16は、受信装置4におけるネットワーク障害検出後に各装置において保有される世代情報を説明する図である。図14および図15における(9)の処理で更新された同世代情報は、図11で説明した方法により、同世代の中継装置3Bおよび3Cで共有され、また、中継装置3Cから受信装置4へデータストリームが転送されるに際して、その中継装置3Cから下位世代の受信装置4に対して、更新された世代情報が上位世代情報として送信される。これにより、中継装置3Bおよび3Cにおいては、同世代情報として優先度「1」の装置として中継装置3C、優先度「2」の装置として中継装置3Bであることが認識される。受信装置4においては、更新された上位世代情報が認識される。
図17は、受信装置4においてネットワーク障害が検出された場合における、受信装置4における処理についてのフローチャートである。図17を用いて下位世代装置からの経路切り替え指定の処理手順について説明する。なお、図中において括弧で示す番号は、図14および図15の番号と対応する。
まず、ステップS1で、ネットワークを介してデータストリームを受信する。ステップS2で、受信したデータストリームの通信品質が閾値を超えたか否かを判定する。ここでの閾値とは、例えば図10で説明した、パケットの抜け、順序の逆転、重複受信等に関する閾値のことを指す。閾値を超えていない場合は、ステップS1に戻る。ステップS2で閾値を超えたと判定されると、ステップS3にすすみ、2番目に優先度の高い中継装置3をデータストリームの中継に利用するため、切り替えの処理が開始される。
ステップS4では、2番目に優先度の高い中継装置3に対して送信装置2のアドレスを問い合わせて情報を受信する。ステップS5で、データストリームの配信を要求する。ステップS6で、データストリーム、および上位世代装置において更新された上位世代情報を受信する。なお、ここでは同一のステップ(S6)でデータストリームおよび更新後の上位世代情報を受信しているが、すでに説明したとおり、同一のチャネルを介して転送されるのではなく、異なるプロトコルにより送られる。
ステップS7では、受信した上位世代情報から、保有する上位世代情報テーブルTUを更新して保存し、ステップS1に戻る。
図18は、世代情報(優先度情報)を他の同世代の中継装置3に送信する処理のフローチャートであり、図19は、世代情報を他の同世代の中継装置3から受信する処理のフローチャートである。図18および図19を用いて、中継装置3における世代情報の設定および更新の手順を説明する。
まず、図18に示される送信処理について述べる。ステップS11で、本実施形態に係るシステムのユーザが、通信システム1において設定されるべき世代情報を、キーボード等の入力手段を介して本システムに入力する。ステップS12で、ユーザにより入力された世代情報を初期値として保存する。これにより初期設定が終了する。以降、ステップS13〜S14は、例えば、定期的に実行される。すなわち、ステップS13で、保存した世代情報を読み出し、ステップS14で、読み出した世代情報を同世代の他の中継装置3に対して送信し、ステップS13に戻る。
次に、図19に示される受信処理について述べる。ステップS21で、他の中継装置3から世代情報を受信する。ステップS22で、自装置に保存されている世代情報を読み出し、ステップS23で、受信した世代情報と読み出した世代情報との比較により、世代情報を更新する必要があるか否かを判定する。必要ないと判定された場合はステップS21に戻るが、必要があると判定された場合はステップS24に進む。ステップS24では、受信した世代情報を保存するため、同世代情報テーブルTSを更新する。更新後、ステップS21に戻る。
このように、実施形態の通信システム1においては、受信装置4においてネットワークの障害を検出した場合には、データストリームを配信するための経路を世代情報に基づいて切り替えることで、システムを管理するためのサーバ等を設置しなくとも、複数のデータストリームの経路を適当な経路に切り替えることが可能とされる。
受信装置4において経路の切り替えを指定する方法の他、他の経路切り替え方法として、ネットワーク障害を中継装置3において検出した場合の切り替え方法がある。
図20および図21は、ストリーム配信時に中継装置3においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明する図である。図中において(8b)、(9b)、…(13b)の処理については、それぞれ図14および図15における(8)、(9)、…(13)の処理に対応しており、その説明については省略する。
中継装置3においてネットワーク障害(例えば、データストリームを処理するCPUが過負荷状態なる障害)が検出された場合は、まず同世代の中継装置間で更新された世代情報を共有した後、その更新された世代情報を下位世代の受信装置4に送信する。受信装置4は、(8b)において、更新後の世代情報を参照して最も優先度の高い中継装置3に対して問い合わせを行う点で図14および図15に示した経路切り替え方法と異なる。ここでは、図14および図15に示される方法と異なる点についてのみ説明する。
図20および図21においてネットワークの障害が検出されるまでデータストリームを中継していた装置としては、中継装置3Aがこれに相当する。ここで、中継装置3Aがデータストリームの配信について障害を検出すると、例えば自装置における同世代情報テーブルを更新する。しかる後に、図中においては(1)の処理で更新後の同世代情報を中継装置間で共有する。同世代情報を共有するための処理が完了すると、(7)の処理で、中継装置3Aは、受信装置4に対して上位世代情報を送信する。受信装置4は、(8b)以降の処理に関しては、受信した更新後の上位世代情報に基づいて、優先度の最も高い中継装置3Cに対して問い合わせ、要求等を送信する。
図20および図21の経路切り替えは、例えば、データストリームの本数あるいはCPUの負荷が所定値を超過したことを中継装置3Aにおいて検出すると実行される。
図22は、中継装置3におけるネットワーク障害検出後に各装置において保有される世代情報を説明する図である。中継装置3Aにおいて障害が発生すると、その旨がまず同世代装置(すなわち、中継装置3A〜3C)により共有され、その後、下位世代装置(すなわち、受信装置4)に通知される。更新された世代情報が共有され、受信装置4で障害を検出した場合と同様の経路切り替えの効果が得られる。
図23は、中継装置3においてネットワーク障害を検出する場合の、通信システム全体の処理についてのフローチャートである。図23において示される括弧内の番号等は、図20および図21に対応する。
まず、ステップS31で、同世代装置において世代情報を共有するための処理を行う。次に、ステップS32で、データストリームの経路を切り替える必要があるか否かを判定する。ここでの判定は、上記のとおり、データストリームの本数やCPUの負荷を所定値と比較することで行われる。
ステップS32において経路切り替えは不要であると判定されると、処理はステップS33に進み、データストリームの配信を継続する。ステップS34において、下位世代装置である受信装置4から中継装置3への問い合わせの応答があり、ステップS35で、データストリームの配信要求が受信装置4から中継装置3へ、受信した中継装置3からさらに送信装置2へと送信される。ステップS36で、要求に対応してデータストリームが配信され、また、上位世代装置から下位世代装置に対する世代情報の送信が実行される。その後、処理はステップS31に戻る。
一方、ステップS32において経路切り替えが必要であると判定されると、処理はステップS37に進み、更新し、同世代装置間において共有した世代情報を保存する。ステップS38で、更新後の世代情報を下位世代装置である受信装置4に対して送信する。ステップS39からステップS41までの処理は、ステップS34からステップS36にそれぞれ対応する処理である。これらステップS39からステップS41の処理を、経路切り替え後にデータストリームを中継すべき中継装置3について実行し、ステップS31に戻る。
上記の第1の実施形態においては、データストリームを配信すべき経路を、同世代および上位世代についての世代情報を各装置が保有し適切に更新することで、いずれの装置においてネットワーク障害が検出されたときであっても、配信の経路を適切に切り替えられる。他の実施形態としては、例えば、1のデータストリームを2以上の経路を経て配信してそれぞれに優先度を割り当てておき、受信装置4においては、優先度に応じて受信すべきデータストリームを判断する方法(デュアルストリーム受信)がある。
図24は、第2の実施形態に係る経路の切り替え方法の概略図である。第1の実施形態と比較して異なる点は、データストリームを受信する装置がデュアル受信装置5であって、異なる経路を介して配信される同一の複数のデータストリームを受信可能な点と、それら複数の同一データストリームのそれぞれについて、送信装置2から配信されたデータストリームがデュアル受信装置5において受信されるまでの経路ごとに優先度が割り当てられている点である。なお、本実施形態の経路切り替え方法を説明するため、同世代の中継装置3は、中継装置3Aから3Cに加え、中継装置3Dを含めた4つの中継装置で構成されている。
送信装置2から配信される同一のデータストリームは2つの経路を経てデュアル受信装置5に配信されるものとし、それぞれデータストリームa1、a2とする。また、データストリームa1はデータストリームa2よりも優先度が高いものとする。初期状態においては、データストリームa1については優先度「1」の中継装置として中継装置3Aが、優先度「2」の中継装置として3Cが割り当てられており、データストリームa2に関しては、優先度「1」として中継装置3B、優先度「2」として中継装置3Dが割り当てられているものとする。なお、各データストリームa1、a2の優先度は、上述した通り、中継装置3A〜3Dにより共有され、また、受信装置4へ送信される。
初期状態において、データストリームa1、a2は、それぞれ優先度「1」の中継装置3A、3Bを介して配信される。データストリームa1、a2についてそれぞれネットワーク障害が検出されると、それぞれ優先度「2」の中継装置3C、3Dに切り替えられる。配信されたデータストリームa1、a2は、いずれもデュアル受信装置5において受信される。
図25は、デュアル受信装置5のブロック構成図である。本実施形態に係るデュアル受信装置5は、ネットワーク部51、第1デコーダ部52、第2デコーダ部53、制御部54およびスイッチ部55を含んで構成される。
ネットワーク部51は、中継装置3からのデータストリームを受信する。第1デコーダ部52および第2デコーダ部53は、それぞれ受信したデータストリームをデコードする。なお、第1デコード部52および第2デコード部53は、ネットワーク部51にて受信したデータストリームを、デコード処理可能な方から先に処理を実行する。制御部54は、上位世代情報(すなわち、データストリームa1、a2のそれぞれについて、中継装置3A〜3Dの優先度を表す情報)を保持しており、デュアル受信装置5から出力するデータストリームを選択する処理等を制御する。スイッチ部55は、第1デコーダ部52および第2デコーダ部53においてデコードされたデータのうち優先度の高いデータストリームを選択し、デュアル受信装置5から出力させる。図24の例においては、データストリームa1およびa2を受信したとすると、より優先度の高いデータストリームa1を出力させる。
このように、データストリーム自身にも優先度を付与し、受信側の装置において優先度の高い方のデータストリームを選択可能としたことで、例えば2の経路のうち一方にネットワーク障害が発生が発生した場合等であっても、他の経路を経てデータストリームはより確実に配信先に配信される。
なお、上述の実施例では、同一のデータストリームを2つの経路で配信する場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。3以上の経路を経て配信してもよいし、デュアル受信装置5において、3以上のデータストリームを受信し、優先度の高いものから順に出力することとしてもよい。
(付記1)
データストリームを配信する通信システムにおいて使用される通信装置であって、
複数の上位世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する上位世代情報格納手段と、
前記複数の上位世代装置の中の任意の上位世代装置から送られてくる情報に基づいて前記上位世代情報格納手段を更新する上位世代情報更新手段と、
前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、最も高い優先度が割り当てられている第1の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送る配信要求手段、を有し、
前記配信要求手段は、前記第1の上位世代装置から受信するデータストリームに係わる通信品質が予め決められている閾値を超えたときに、前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、前記第1の上位世代装置の次に高い優先度が割り当てられている第2の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送信する
ことを特徴とする通信装置。
(付記2)
複数の同世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する同世代情報格納手段と、
前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報を前記複数の同世代装置間で共有するための同期要求を他の同世代装置へ送る同期要求手段と、
下位世代装置からのデータストリーム配信要求、または他の同世代装置からの同期要求に従って前記同世代情報格納手段を更新する同世代情報更新手段、
をさらに有することを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)
データストリーム配信要求の送信元である下位世代装置に対してデータストリームを送信している期間、定期的に、前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報の少なくとも一部を前記下位世代装置に送信する優先度情報送信手段、
をさらに有することを特徴とする付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記同期要求手段は、データストリームを処理するプロセッサの負荷あるいはデータストリーム数が閾値を超えたときに、当該通信装置の優先度を下げる指示を含む同期要求を他の同世代装置へ送る
ことを特徴とする付記2に記載の通信装置。
(付記5)
同一データストリームを互いに異なる複数の上位世代装置からそれぞれ受信する複数の受信機と、
それら複数の上位世代装置の中で最も高い優先度が割り当てられている上位世代装置から受信したデータストリームを選択する選択手段、をさらに有し、
前記配信要求手段は、前記複数の受信機が受信する各データストリームについて、受信経路を切り替えるか否かを判断する
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記6)
第1世代装置から複数の第2世代装置の中の少なくとも1つを介して第3世代装置へデータストリームを配信する通信システムにおいてデータストリームの経路を切り替える方法であって、
前記複数の第2世代装置は、それらの優先度を表す優先度情報を共有し、
前記第2世代装置は、前期第3世装置へ前記優先度情報を送信し、
前記第3世代装置は、受信した優先度情報を参照し、最も高い優先度が割り当てられている第2世代装置へデータストリーム配信要求を送り、
前記データストリーム配信要求を受信した第2世代装置は、前記第1世代装置から受信するデータストリームを前記第3世代装置へ配信し、
前記第3世代装置は、前記第2世代装置から受信するデータストリームに係わる通信品質が予め決められている閾値を超えたときに、前記優先度情報を参照し、次に高い優先度が割り当てられている第2世代装置へデータストリーム配信要求を送信する
ことを特徴とするデータストリーム切替方法。
本発明に係る切り替え方法を実行するシステム構成の概略図である。 本発明に係る通信装置のブロック構成を説明する図である。 第1の実施形態における優先度情報の送信方法を説明する図である。 世代構成を採らない通信システムにおける切り替え方法を、第1の実施形態に係る方法と比較して説明するための図である。 ストリーム配信の手順を説明する概念図である。 ストリーム配信のシーケンス図である。 第1の実施形態において保有される世代情報を説明する図である。 RTPプロトコルおよびRTPヘッダを説明する図である。 第1の実施形態に係る世代情報のフォーマットを説明する図である。 XMLで記述された世代情報を含めたルールの一例である。 優先度情報を送受信する方法を説明する図である。 同世代情報および上位世代情報を送信するタイミングについて説明する図である。 第1の実施形態に係る経路切り替えの概要を説明する図である。 受信装置においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明する概念図である。 受信装置においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明するシーケンス図である。 受信装置におけるネットワーク障害検出後に各装置において保有される世代情報を説明する図である。 受信装置においてネットワーク障害が検出された場合における、受信装置における処理についてのフローチャートである。 世代情報(優先度情報)を他の同世代の中継装置に送信する処理のフローチャートである。 世代情報を他の同世代の中継装置から受信する処理のフローチャートである。 中継装置においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明する概念図である。 中継装置においてネットワーク障害が検出された場合の経路切り替え方法を説明するシーケンス図である。 中継装置におけるネットワーク障害検出後に各装置において保有される世代情報を説明する図である。 中継装置においてネットワーク障害を検出する場合の、通信システム全体の処理についてのフローチャートである。 第2の実施形態に係る経路の切り替え方法の概略図である。 第2の実施形態に係るデュアル受信装置のブロック構成図である。 従来技術に係る配信データの切り替え方法を説明する図である。
符号の説明
1 通信システム
2 送信装置
3、3A、3B、3C、3D 中継装置
4、4A、4B、4C 受信装置
5 デュアル受信装置
31 配信要求部
32 上位世代情報格納部
33 上位世代情報更新部
34 優先度情報送信部
35 同世代情報格納部
36 同世代情報更新部
37 同期部
51 ネットワーク部
52 第1デコーダ部
53 第2デコーダ部
54 制御部
55 スイッチ部

Claims (5)

  1. データストリームを配信する通信システムにおいて使用される通信装置であって、
    複数の上位世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する上位世代情報格納手段と、
    前記複数の上位世代装置の中の任意の上位世代装置から送られてくる情報に基づいて前記上位世代情報格納手段を更新する上位世代情報更新手段と、
    前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、最も高い優先度が割り当てられている第1の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送る配信要求手段、を有し、
    前記配信要求手段は、前記第1の上位世代装置から受信するデータストリームに係わる通信品質が予め決められている閾値を超えたときに、前記上位世代情報格納手段に格納されている優先度情報を参照し、前記第1の上位世代装置の次に高い優先度が割り当てられている第2の上位世代装置へデータストリーム配信要求を送信する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 複数の同世代装置についての優先度を表す優先度情報を格納する同世代情報格納手段と、
    前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報を前記複数の同世代装置間で共有するための同期要求を他の同世代装置へ送る同期要求手段と、
    下位世代装置からのデータストリーム配信要求、または他の同世代装置からの同期要求に従って前記同世代情報格納手段を更新する同世代情報更新手段、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. データストリーム配信要求の送信元である下位世代装置に対してデータストリームを送信している期間、定期的に、前記同世代情報格納手段に格納されている優先度情報の少なくとも一部を前記下位世代装置に送信する優先度情報送信手段
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記同期要求手段は、データストリームを処理するプロセッサの負荷あるいはデータストリーム数が閾値を超えたときに、当該通信装置の優先度を下げる指示を含む同期要求を他の同世代装置へ送る
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 第1世代装置から複数の第2世代装置の中の少なくとも1つを介して第3世代装置へデータストリームを配信する通信システムにおいてデータストリームの経路を切り替える方法であって、
    前記複数の第2世代装置は、それらの優先度を表す優先度情報を共有し、
    前記第2世代装置は、前期第3世装置へ前記優先度情報を送信し、
    前記第3世代装置は、受信した優先度情報を参照し、最も高い優先度が割り当てられている第2世代装置へデータストリーム配信要求を送り、
    前記データストリーム配信要求を受信した第2世代装置は、前記第1世代装置から受信するデータストリームを前記第3世代装置へ配信し、
    前記第3世代装置は、前記第2世代装置から受信するデータストリームに係わる通信品質が予め決められている閾値を超えたときに、前記優先度情報を参照し、次に高い優先度が割り当てられている第2世代装置へデータストリーム配信要求を送信する
    ことを特徴とするデータストリーム切替方法。
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