JP2017126417A - アーク炉電極昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードウェア的な制約を受けずにリミットスイッチのバックアップを行うアーク炉電極昇降装置を提供する。【解決手段】アーク炉電極昇降装置10は、電極2を昇降動作させる電動機22の回転数にもとづいて、電極の移動距離を出力する電極移動距離演算部18と、移動距離にもとづいて、電極の位置を判定して電極を停止させる停止信号を出力する電極位置判定部12と、停止信号にもとづいて、電極の昇降動作を停止させる主幹制御部14と、を備える。電極位置判定部は、移動距離が第1しきい値よりも大きい場合、または、移動距離が第2しきい値よりも小さいときに、停止信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電極とスクラップの間でアーク放電を発生させることによりスクラップを溶解させる、製綱用のアーク炉電極昇降装置に関する。
三相交流アーク炉では、アーク炉電極昇降装置によって、電極を昇降させスクラップとの間の距離を制御する。製綱用のアーク炉電極昇降装置においては、電極昇降制御における機械系の保護のために、電極と一体で昇降する電極支持昇降マストの上限位置および下限位置にそれぞれリミットスイッチを設けている。上限リミットスイッチおよび下限リミットスイッチの故障時を考慮して、上限リミットスイッチよりもさらに上側の位置や、下限リミットスイッチよりもさらに下側の位置等に、バックアップ用リミットスイッチを追加的に設ける場合がある。
アーク炉の構造上、バックアップ用リミットスイッチを後から設けることが困難な場合がある。また、取り付けたリミットスイッチの位置調整を行うことが困難な場合もある。一方で、バックアップ用リミットスイッチを設けない場合には、リミットスイッチが故障したときに、リミットスイッチ検出位置を超過しても電極の昇降を停止させることができず、機械系の損傷を生じるおそれがある。
特開平5−217671号公報
実施形態は、ハードウェア的な制約を受けずに、上限リミットスイッチおよび下限リミットスイッチのバックアップを行うことによって、機械系の保護を可能にするアーク炉電極昇降装置を提供する。
実施形態に係るアーク炉電極昇降装置は、電極を昇降動作させる電動機の回転数にもとづいて、前記電極の移動距離を出力する電極移動距離演算部と、前記移動距離にもとづいて、前記電極の位置を判定して前記電極を停止させる停止信号を出力する電極位置判定部と、前記停止信号にもとづいて、前記電極の昇降動作を停止させる主幹制御部と、を備える。前記電極位置判定部は、前記移動距離が第1しきい値よりも大きい場合、または、前記移動距離が前記第1しきい値よりも小さい値を有する第2しきい値よりも小さいときに、前記停止信号を出力する。
本実施形態では、電動機の回転数にもとづいて電極の移動距離を出力する電極移動距離演算部と、電極の移動距離にもとづいて電極の位置を判定して電極の昇降動作を停止させる停止信号を出力する電極位置判定部とを備えているので、上限リミット信号および下限リミット信号を検出しなくても、電極の上限位置および下限位置を認識して電極の昇降動作を停止させることができる。そのため、ハードウェア的な制約を受けることなく、リミットスイッチのバックアップを行うことができる。
実施形態に係るアーク炉電極昇降装置を例示するブロック図である。 実施形態のアーク炉電極昇降装置の動作の説明するためのフローチャートである。 比較例のアーク炉電極昇降装置を例示するブロック図である。第2の実施形態に係るアーク炉電極昇降装置を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、実施形態に係るアーク炉電極昇降装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のアーク炉電極昇降装置10は、電極位置判定部12と、電極昇降主幹制御部14と、電極移動距離演算部18と、を備える。
まず、アーク炉電極昇降装置10が用いられる三相交流アーク炉の構成について説明する。三相交流アーク炉では、三相交流電源(図示せず)が炉用変圧器5に接続され、電極2が炉用変圧器5の二次側に接続されている。電極2は、炉体3に装入されたスクラップ4から上方に離間して配置される。炉用変圧器5の二次側には変流器6が内蔵されており、変流器6の二次側は、アーク炉電極昇降装置10に接続されている。炉用変圧器5の二次側には、補助変圧器7が接続されており、補助変圧器7の二次側は、アーク炉電極昇降装置10に接続されている。
電極2と一体となって昇降される昇降マスト(図示せず)には、上限リミットスイッチ20aおよび下限リミットスイッチ20bが設けられている。上限リミットスイッチ20aは、機械系に損傷を与えることなく、電極2が移動することができる上限位置ULsに設けられている。この上限リミットスイッチ20aは、電極2が上限位置ULsに達したときに、上限リミット信号SULを出力する。下限リミットスイッチ20bは、機械系に損傷を与えることなく、電極2が移動することができる下限位置LLsに設けられている。この下限リミットスイッチ20bは、電極2が下限リミットスイッチ20bの位置に達したときに、下限リミット信号SLLを出力する。
電極2は、電動機22および昇降駆動系23によって上下に昇降する。アーク炉電極昇降装置10の通常の動作では、電極2は、上限位置ULsと下限位置LLsとの間を昇降する。電動機22は、たとえば誘導電動機であり、アーク炉電極昇降装置10の出力によって駆動される。
電動機22の回転数を検出するため、電極昇降電動機回転数検出回路24が設けられている。電極昇降電動機回転数検出回路24は、たとえばレゾルバ等である。電極昇降電動機回転数検出回路24は、電動機22の回転数を検出して所定のデータ形式に変換してアーク炉電極昇降装置10に出力する。
アーク炉電極昇降装置10は、電極2とスクラップ4との間に流れるアーク電流および電極2とスクラップ4との間のアーク電圧にもとづいて、負荷の垂下特性に合わせて電流電圧比が一定となるようにインピーダンス一定制御を行う。アーク炉電極昇降装置10は、インピーダンス一定制御を行って、電動機22および昇降駆動系23を介して、電極2の位置を制御する。
アーク炉電極昇降装置10は、上限リミット信号SULまたは下限リミット信号SLLを受信したときには、電極2の昇降制御を停止する。また、後述するように、アーク炉電極昇降装置10は、上限リミット信号SULおよび下限リミット信号SLLのいずれも受信しない場合で、電極2が上限位置ULsまたは下限位置LLsに達したと判定したときには、電極2の昇降制御を停止する。
アーク炉電極昇降装置10が用いられるアーク炉では、三相交流電源の各相に接続された3相分の電極のそれぞれがスクラップ4との間でアーク放電が発生し、炉体3に装入されたスクラップ4は溶解される。三相交流の各相の電極2とスクラップ4との距離は、それぞれ独立に制御される。つまり、アーク炉は、アーク炉電極昇降装置10により電極2の昇降機構を制御している。以下では、特に断らない限り、3相あるうちの1相分の昇降機構およびアーク炉電極昇降装置10について説明する。
アーク炉電極昇降装置10の構成について説明する。
電極位置判定部12は、上限リミットスイッチ20aおよび下限リミットスイッチ20bに接続されている。電極位置判定部12は、電極移動距離演算部18に接続されている。電極位置判定部12は、上限リミット信号SUL、下限リミット信号SLLおよび電極2の移動距離Lmを入力して、これらの値にもとづいて電極2の位置Poを判定する。電極位置判定部12は、電極2の位置Poの判定結果にしたがって、上限位置ULsおよび下限位置LLs、あるいはこれらに相当する位置に達したときに、電極2の昇降動作を停止させる停止信号Sstopを生成する。
電極昇降主幹制御部14は、変流器6の二次側および補助変圧器7の二次側に接続されている。電極昇降主幹制御部14は、変流器6からアーク電流に相当する電流値I、および補助変圧器7からアーク電圧に相当する電圧値Vを入力し、これらにもとづいて、電極2−スクラップ4間アーク放電のインピーダンスを計算する。計算されたインピーダンスは、一定になるように制御され、電極昇降主幹制御部14は、電極2の位置を制御するための速度指令値Fを生成する。電極昇降主幹制御部14の出力は、電極昇降電動機駆動部16に接続されており、電極昇降電動機駆動部16に速度指令値Fを供給する。
電極昇降主幹制御部14は、電極位置判定部12に接続されている。電極昇降主幹制御部14は、電極位置判定部12から停止信号Sstopを受信したときには、電動機22を停止させる速度指令値F0を出力する。電動機22を停止させる速度指令値F0は、たとえば「0」である。電極昇降主幹制御部14は、停止信号Sstopを受信したときに、電動機駆動部16への出力を停止するようにしてもよい。
電極昇降電動機駆動部16は、電極昇降主幹制御部14から供給される速度指令値Fにしたがって電動機22に対する駆動信号Tを出力する。電極昇降電動機駆動部16は、たとえばインバータ装置である。
電極移動距離演算部18は、電極昇降電動機回転数検出回路24に接続されている。電極移動距離演算部18は、電極位置判定部12に接続されている。電極移動距離演算部18は、電極昇降電動機回転数検出回路24から出力される電動機22の回転数Nから電極2の移動距離Lmを計算する。以下では、電極2がスクラップ4から離れる方向に移動する場合を移動距離Lmの正とし、電極2がスクラップ4に近づく方向に移動する場合を移動距離Lmの負とする。
本実施形態のアーク炉電極昇降装置10の動作について説明する。
図2は、実施形態のアーク炉電極昇降装置の動作の説明するためのフローチャートである。
図2に示すように、ステップS1において、電極位置判定部12は、上限リミット信号SULまたは下限リミット信号SLLを受信したか否かを判定する。上限リミット信号SULは、電極2が上方に移動して上限位置SULに達したときに上限リミットスイッチ20aから出力される。下限リミット信号SLLは、電極2が下方に移動して下限位置LLsに達したときに下限リミットスイッチ20bから出力される。電極位置判定部12は、上限リミット信号SULまたは下限リミット信号SLLを受信したときには、処理をステップS2に遷移させる。
ステップS2において、電極位置判定部12は、上限リミット信号SULを受信したときには、電極2の位置Poを上限位置ULsに設定する。電極位置判定部12は、下限リミット信号SLLを受信したときには、電極2の位置Poを下限位置LLsに設定する。上限リミット信号SULまたは下限リミット信号SLLを受信し、電極2の位置Poを上述の位置に設定することによって、電動機22の回転数Nにもとづいて計算された移動距離Lmの誤差を補正することができる。
ステップS3において、電極位置判定部12は、電極2の位置Poを設定するとともに、電極2の昇降動作を停止させる停止信号Sstopを出力する。停止信号Sstopを受信した電極昇降主幹制御部14は、電動機22を停止させる速度指令値F0を電極昇降電動機駆動部16に供給する。そのため、電極2の昇降動作は停止する。
ステップS1で電極位置判定部12が上限リミット信号SULおよび下限リミット信号SLLのいずれも受信しない場合には、処理は、ステップS4に遷移する。ステップS4において、電極位置判定部12は、計算された位置Poが上限位置ULsよりも下であるか否かを判定する。位置Poが上限位置ULsよりも下である場合には、処理は次のステップS5に遷移する。
ステップS5において、電極位置判定部12は、計算された位置Poが下限位置LLsよりも上であるか否かを判定する。位置Poが下限位置LLsよりも上の場合には、処理は、ステップS1へ戻る。
電極2が上限位置ULsと下限位置LLsとの間を昇降している場合には、上述のループが繰り返し実行される。
ステップS4で電極2の位置Poが上限位置ULsよりも下にない場合には、処理は、ステップS6に遷移する。ステップS6に遷移したときに、タイマが動作開始する。このタイマは、電極2の位置Poが上限位置ULsよりも下になるまで動作を継続する。ステップS6において、電極位置判定部12は、タイマの動作時間があらかじめ設定された時間(タイムアウト時間)Toutを超えているか否かを判定する。タイマの動作時間がタイムアウト時間Toutを超えたときには、ステップS7において、電極位置判定部12は、停止信号Sstopを出力する。停止信号Sstopを受信した電極昇降主幹制御部14は、速度指令値F0を電極昇降電動機駆動部16に供給し、電動機22を停止させる。電極2は昇降動作を停止する。
電極位置判定部12は、タイマの動作時間がタイムアウト時間Toutを超えていないときには、ステップS4に戻って位置Poの判定を行う。タイムアウト時間Toutを超えないうちにステップS4で電極2の位置Poが上限位置ULsよりも下となったときには、タイマは停止され、リセットされる。
ステップS5で電極2の位置Poが下限位置LLsよりも上ではない場合には、処理は、ステップS8に遷移する。ステップS8に遷移したときに、タイマが動作開始する。このタイマは、位置Poが下限位置LLsよりも上になるまで動作を継続する。ステップS8において、電極位置判定部12は、タイマの動作時間がタイムアウト時間Toutを超えているか否かを判定する。タイマの動作時間がタイムアウト時間Toutを超えたときには、ステップS9に遷移し、電極位置判定部12は、停止信号Sstopを出力する。停止信号Sstopを受信した電極昇降主幹制御部14は、速度指令値F0を電極昇降電動機駆動部16に供給し、電動機22を停止させる。電極2は昇降動作を停止する。
タイマの動作時間がタイムアウト時間Toutを超えていないときには、ステップS5に戻って位置Poの判定を行う。ここで、タイムアウト時間Toutを超えないうちにステップS5で電極2の位置Poが下限位置LLsよりも上となったときには、タイマは停止され、リセットされる。なお、ステップS6において動作するタイマのタイムアウト時間と、ステップS8において動作するタイマのタイムアウト時間とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
電極移動距離演算部18が出力する移動距離Lmにもとづいて、電極2の上限位置ULsまたは下限位置LLsへの到達を検出するときには、タイマを用いることによって、ノイズ等による誤検出等を排除することができ、安全に昇降動作の保護を行うことができる。
本実施形態のアーク炉電極昇降装置10の作用および効果について、比較例のアーク炉電極昇降装置110と比較しつつ説明する。
図3は、比較例のアーク炉電極昇降装置110を例示するブロック図である。比較例のアーク炉電極昇降装置110では、電極位置判定部および電極移動距離演算回路を有しない点で、本実施形態のアーク炉電極昇降装置10と相違する。
図3に示すように、比較例のアーク炉電極昇降装置110では、電極昇降主幹制御部114が、アーク電流に相当する電流値Iおよびアーク電圧に相当する電圧値Vにもとづいて、インピーダンスを計算し、基準インピーダンスとの偏差を0とするように電極2の位置を制御する。電極昇降主幹制御部114は、上限リミット信号SULを受信したときに、上昇方向への制御を停止し、下降方向への制御信号を出力する。また、下限リミット信号SLLを受信したときに、下降方向への制御を停止し、上昇方向への制御信号を出力する。
一方で、上限リミットスイッチ20aや下限リミットスイッチ20bに故障が発生した場合等では、電極2が上限位置ULsまたは下限位置LLsに到達しているにもかかわらず、上限リミット信号SULや下限リミット信号SLLが出力されないおそれがある。電極昇降主幹制御部114は、上限リミット信号SULや下限リミット信号SLLにもとづいて、制御信号を出力することができないので、電極2は、上限位置ULsや下限位置LLsを超えて昇降動作を継続する。その結果、交流アーク炉の機械系を破損等してしまうおそれがある。上述したように、リミットスイッチの万一の故障等のためにバックアップ用にさらに上方、下方にバックアップ用リミットスイッチを設けることは、制御系の大幅な変更が生じ事実上困難であったり、物理的に追加すること自体が困難であったりする場合もある。
これに対して、本実施形態のアーク炉電極昇降装置10では、電極移動距離演算部18の出力にもとづいて電極2の位置Poを計算して、電極2の位置Poが適正であるか否かを判定する電極位置判定部12を備えている。そのため、アーク炉電極昇降装置10では、ハードウェアとしてリミットスイッチを追加することなく、リミットスイッチのバックアップを行うことができる。本実施形態のアーク炉電極昇降装置10では、ハードウェアを追加することがないので、電極2を停止させる位置や停止させる位置に該当する設定値を任意に設定することができる。たとえば、上限位置ULsのさらに上方や、下限位置LLsのさらに下方に電極2の停止位置を設ける等することができるので、プラントの事情等に合わせて最適な保護システムを構築することができる。
以上説明した実施形態によればハードウェア的な制約を考慮することなく、上限リミットスイッチおよび下限リミットスイッチのバックアップを行うことによって、機械系の保護を可能にするアーク炉電極昇降装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
2 電極、3 炉体、4 スクラップ、5 炉用変圧器、6 変流器、7 補助変圧器、10 アーク炉電極昇降装置、12 電極位置判定部、14 電極昇降主幹制御部、16 電極昇降電動機駆動部、18 電極移動距離演算部、20a 上限リミットスイッチ、20b 下限リミットスイッチ、22 電動機、23 昇降駆動系、24 電極昇降電動機回転数検出回路

Claims (3)

  1. 電極を昇降動作させる電動機の回転数にもとづいて、前記電極の移動距離を出力する電極移動距離演算部と、
    前記移動距離にもとづいて、前記電極の位置を判定して前記電極を停止させる停止信号を出力する電極位置判定部と、
    前記停止信号にもとづいて、前記電極の昇降動作を停止させる主幹制御部と、
    を備え、
    前記電極位置判定部は、前記移動距離が第1しきい値よりも大きい場合、または、前記移動距離が前記第1しきい値よりも小さい値を有する第2しきい値よりも小さいときに、前記停止信号を出力するアーク炉電極昇降装置。
  2. 前記電極位置判定部は、前記移動距離が第1時間を超えて前記第1しきい値よりも大きいときに前記停止信号を出力し、前記移動距離が第2時間を超えて前記第2しきい値よりも小さいときに前記停止信号を出力する請求項1記載のアーク炉電極昇降装置。
  3. 前記電極位置判定部は、前記電極の移動の上限位置に達した場合に出力される上限リミット信号を受信したときに、前記電極の位置を前記上限位置とし、前記電極の移動の下限位置に達した場合に出力される下限リミット信号を受信したときに、前記電極の位置を前記下限位置とする請求項1または2に記載のアーク炉電極昇降装置。
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