JP2017126311A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017126311A
JP2017126311A JP2016018378A JP2016018378A JP2017126311A JP 2017126311 A JP2017126311 A JP 2017126311A JP 2016018378 A JP2016018378 A JP 2016018378A JP 2016018378 A JP2016018378 A JP 2016018378A JP 2017126311 A JP2017126311 A JP 2017126311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master
spi
slave
circuit
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016018378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6934138B2 (ja
Inventor
一樹 石垣
Kazuki Ishigaki
一樹 石垣
匠 児玉
Takumi Kodama
匠 児玉
憲且 大石
Norikatsu Oishi
憲且 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEXTECH KK
Original Assignee
NEXTECH KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEXTECH KK filed Critical NEXTECH KK
Priority to JP2016018378A priority Critical patent/JP6934138B2/ja
Publication of JP2017126311A publication Critical patent/JP2017126311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6934138B2 publication Critical patent/JP6934138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

【課題】2以上のマスタに対して1のスレーブをSPI方式で接続する場合に、過電流やラッチアップ現象の発生を防止する回路、および方法を提供する。
【解決手段】 二のマスタ回路と一のスレーブ回路をSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続するシステムにおいて、各マスタ回路とスレーブ回路の間に、所定の電圧以上の入力を許容する保護回路を設けるシステムが提供される。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システムに関し、特に、マスタとなる2以上の機器又は回路と、スレーブとなる機器又は回路とをSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続した場合の接続優先順位付けに関するものである。
SPIとは、マスタとなる機器又は回路と、スレーブとなる機器又は回路との間を4本の配線でつなぐ技術である。例えばマスタとスレーブを1対1で接続する場合は、マスタ側のSS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MISO(Master Input/Slave Output)、MOSI(Master Output/Slave Input)の4本と、スレーブ側のCS(Chip Select)、SCLK(Serial Clock)、DOUT(Data Out)、DIN(Data In)の4本の信号線をそれぞれ接続する。
一方、1のマスタに対して2以上のスレーブを接続するマルチスレーブの場合は、マスタ側のSSをスレーブの数に合わせて増やし、1のSSに対して1のCS(Chip Select)を割り当てることで、1のマスタで2以上のスレーブの制御が可能である(例えば、特許文献1参照)。
特表2006−514771号公報
しかし、SPI方式は、2以上のマスタに対して1のスレーブを接続するマルチマスタの場合について定義していない。
ここで、2以上のマスタが一の電源を共用して動作する場合は、バス使用権リクエスト信号によってバス調停をすることが可能である(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−60157号公報
しかし、個別に電源を有する2以上のマスタに対して、1のスレーブを接続するマルチマスタの場合、過電流によって故障が生じ、又はラッチアップ現象が生じて誤動作するなどの不具合が生じる。この点を以下に具体的に説明する。
図2は、従来のSPI通信回路を図示したものであり、各自が電源を有する2のマスタに対して、1のスレーブを接続するマルチマスタの回路を説明するための図である。
マスタ1の電源201は、スレーブの電源203に対して電力を供給すると共に、マスタ1のマイコン204に対して電力を供給し、マイコン204を駆動する。
マスタ2の電源202は、スレーブの電源203に対して電力を供給すると共に、マスタ2のマイコン205に対して電力を供給し、マイコン205を駆動する。
スレーブの電源203は、マスタ1の電源201及びマスタ2の電源202の双方又は一方から供給された電力によって、スレーブのセンサIC206に対して電力を供給し、スレーブのセンサIC206を駆動する。
マスタ1のマイコン204は、マスタ1の電源201から供給された電力で駆動し、信号線207を介して、スレーブのセンサIC206とSPI方式で通信する。
マスタ2のマイコン205は、マスタ2の電源202から供給された電力で駆動し、信号線208を介して、スレーブのセンサIC206とSPI方式で通信する。
スレーブのセンサIC206は、スレーブの電源203から供給された電力で駆動し、信号線207を介してマスタ1のマイコン204とSPI方式で通信し、また信号線208を介してマスタ2のマイコン205とSPI方式で通信する。
信号線207及び信号線208は、SPI方式で通信する信号線である。SPI方式は4本の信号線で通信する物理インターフェースであるが、図2では便宜上、1の線で表現する。
ここで、信号線207及び信号線208が同時に駆動された状況で、例えば信号線207の信号がHIGHで、信号線208の信号がLOWの場合、信号線207から信号線208に対して過電流が流れることによって、マスタ2のマイコン205等の故障の原因となる問題があった。
また、マスタ1の電源201のみから電力が供給され、マスタ2の電源202から電力が供給されない状況で、信号線207の信号がHIGHになったとき、信号線208からマスタ2の電源202へ電流が流れるラッチアップ現象が生じることによって、マスタ2のマイコン205等が誤動作する不具合が生じる問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、各自が電源を有する2以上のマスタに対して、1のスレーブをSPI方式で接続するマルチマスタの場合に、各マスタからスレーブに信号線を介してやりとりされる信号の干渉を避けるものである。
2のマスタ回路と1のスレーブ回路をSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続するシステムにおいて、各マスタ回路とスレーブ回路の間に、所定の電圧以上の入力を許容する保護回路を設けるシステムである。
また、2のマスタ回路のうち、1のマスタ回路が他のマスタ回路に対して優先順位を持つシステムである。
上に説明した通り、本発明によれば、マスタ1のマイコンからマスタ2のマイコンへ信号線を介して接続し、当該信号線で相互の動作を制御することによって、マスタ1とマスタ2の信号線が同時に駆動することを防止し、マスタ1とマスタ2から送信される信号の衝突を防止することができる。
さらに、本発明によれば、マスタ1のマイコンとスレーブ間の送信用信号線かつ受信用信号線、及びマスタ2とスレーブ間の送信用信号線かつ受信用信号線の双方に保護回路を設けることにより、過電流又はラッチアップ現象の発生を防止することができる。
SPI通信保護回路の構成図である。 従来のSPI通信回路の構成図である。 FETを用いたマスタの送信側の保護回路の構成図である。 ダイオードを用いたマスタの送信側の保護回路の構成図である。 トランジスタを用いたマスタの送信側の保護回路の構成図である。 マスタの受信側の保護回路の構成図である。 本発明の実施の形態に係る装置の第1の実施例の構成図である。 本発明の実施の形態に係る装置の第2の実施例の構成図である。 マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第1の実施例の構成図である。 マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第2の実施例の構成図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本発明の実施の形態の回路の構成
2.マスタの送信側の保護回路の構成
3.マスタの受信側の保護回路の構成
4.本発明の実施の形態に係る装置の構成
5.マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する構成
[本発明の実施の形態の回路の構成]
まず、本発明の実施の形態の回路の構成について説明する。図1は、各自が電源を有する2のマスタと1のスレーブとを、本発明の実施の形態によって信号線で接続した構成図である。
図1はSPI通信保護回路100の構成を図示したものである。
図1において、マスタ1の電源101は、マスタ1のマイコン104とスレーブの電源103に対して電力を供給し、マスタ1のマイコン104を駆動する。
マスタ2の電源102は、スレーブの電源103に対して電力を供給すると共に、マスタ2のマイコン105に対して電力を供給し、マスタ2のマイコン105を駆動する。
スレーブの電源103は、マスタ1の電源101及びマスタ2の電源102の双方又は一方から供給された電力によって、スレーブのセンサIC106に対して電力を供給し、スレーブのセンサIC106を駆動する。
マスタ1のマイコン104は、マスタ1の電源101から供給された電力で駆動し、信号線107及び信号線108を介して、スレーブのセンサIC106とSPI方式で通信する。
また、マスタ1のマイコン104は、マスタ2のマイコン105と信号線を介して接続する。ここでの接続の種類は、信号を送信することができるものであれば、SPI方式に限られず、例えばシリアル方式又はUSB方式による接続も含まれる。
マスタ2のマイコン105は、マスタ2の電源102から供給された電力で駆動し、信号線109及び信号線110を介して、スレーブのセンサIC106とSPI方式で通信する。
また、マスタ2のマイコン105は、マスタ1のマイコン104と信号線を介して接続されていることによって、接続の優先順位がつけられている。
具体的には、マスタ2のマイコン105は、マスタ1のマイコン104から信号が送信されない場合にのみ、スレーブのセンサIC106と通信し、マスタ1のマイコン104から信号が送信される場合は、スレーブのセンサIC106に送信する信号線110を開放する。
上記の接続の優先順位によって、マスタ1のマイコン104とマスタ2のマイコン105が、同時にスレーブのセンサIC106に送信する信号線を駆動することがなくなり、信号の衝突を避けることができ、マスタ1のマイコン104とマスタ2のマイコン105の間に過電流が流れることを防止できる。
スレーブのセンサIC106は、スレーブの電源103から供給された電力で駆動し、信号線107及び信号線108を介してマスタ1のマイコン104とSPI方式で通信し、また信号線109及び信号線110を介してマスタ2のマイコン105とSPI方式で通信する。
信号線107乃至信号線110は、SPI方式で通信する信号線である。SPI方式は4本の信号線で通信する物理インターフェースであるが、図1では便宜上、マスタからスレーブに信号を送信する送信用信号線である信号線108及び信号線110と、スレーブからの信号をマスタが受信する受信用信号線である信号線107及び信号線109の2種で表現する。
保護回路111乃至保護回路114は、マスタとスレーブの信号線の間に配された保護回路である。
保護回路は、所定の電圧以上の入力を許容することで、ラッチアップ現象が生じることを防止するものである。
保護回路111及び保護回路112は、マスタ1のマイコン104及びマスタ1の電源101を保護するための回路であり、マスタ1の電源101がオフのときに、信号線107および信号線108から、マスタ1のマイコン104およびマスタ1の電源101へ電流が逆流する(ラッチアップ現象)のを防ぐ。
また、保護回路113及び保護回路114は、マスタ2のマイコン105及びマスタ2の電源102を保護するための回路であり、マスタ2の電源102がオフのときに、信号線109および信号線110から、マスタ2のマイコン105およびマスタ2の電源102へ電流が逆流する(ラッチアップ現象)のを防ぐ。
保護回路は、マスタからスレーブに信号を送信する送信用信号線上に配置されたマスタの送信側の保護回路(保護回路112及び保護回路114)と、スレーブからの信号をマスタが受信する受信用信号線上に配置されたマスタの受信側の保護回路(保護回路111及び保護回路113)の2種類がある。これらの回路の詳細については、別の図面によって説明する。
[マスタの送信側の保護回路の構成]
図3は、FETを用いたマスタの送信側の保護回路300の構成図である。
FETと抵抗を用いたオープンドレイン出力回路からなる。
マスタ1の送信信号線301は、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図3では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS1は、スレーブとなる機器又は回路を選択するための信号を送信する。
SCLK1は、データを送受信する際のデータ同期用のクロックを送信する。
MOSI1は、マスタからスレーブとなる機器又は回路にデータ信号を送信する。
これらはいずれも、FET307のソースに接続される。
マスタ2の送信信号線302は、送信信号線301と同様に、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図3では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS2、SCLK2及びMOSI2の機能は、それぞれ、SS1、SCLK1及びMOSI1の機能と同様である。
これらはいずれも、FET308のソースに接続される。
マスタ1の電源303は、後述するFET307のゲートに接続され、マスタ2の電源304は、FET308のゲートに接続される。
スレーブの電源305は、後述するFET307及びFET308のドレインに、抵抗306を介して接続される。
抵抗306は、FETを用いた回路において抵抗を介して電源305に接続されており、オープンドレイン出力回路のプルアップ抵抗である。
FET307及びFET308は、NchMOSFETであり、ゲートに加える電圧でドレインとソースの間をスイッチし、ゲートとソース間の電圧が所定の閾値を超えるとオン、所定の閾値以下ではオフになる。
このため、FET307は、マスタ1の電源303がオフの時、常にオフになる。また、FET308は、マスタ2の電源304がオフの時、常にオフになる。
FETがオンにならない限り、マスタの信号線には電流が流れないため、上記の保護回路によって、ラッチアップ現象が生じることを防止できる。
スレーブの受信信号線309は、CS(Chip Select)、SCLK(Serial Clock)、DIN(Data In)の3本の信号線からなり、図3では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
CSは、スレーブとなる機器又は回路を選択するための信号を受信する。
SCLKは、データを送受信する際のデータ同期用のクロックを受信する。
DINは、マスタから送信されたデータ信号を受信する。
これらはいずれも、FET307及びFET308のドレインに接続される。
図4は、ダイオードを用いたマスタの送信側の保護回路400の構成図である。
ダイオードと抵抗を用いたOR回路からなる。
マスタ1の送信信号線401は、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図4では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS1は、スレーブとなる機器又は回路を選択するための信号を送信する。
SCLK1は、データを送受信する際のデータ同期用のクロックを送信する。
MOSI1は、マスタからスレーブとなる機器又は回路にデータ信号を送信する。
これらはいずれも、ダイオード403のアノードに接続される。
マスタ2の送信信号線402は、送信信号線401と同様に、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図4では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS2、SCLK2及びMOSI2の機能は、それぞれ、SS1、SCLK1及びMOSI1の機能と同様である。
これらはいずれも、ダイオード404のアノードに接続される。
ダイオード403は、アノードをマスタ1の送信信号線401と接続し、カソードを後述するスレーブの受信信号線407と接続する。
ダイオード404は、アノードをマスタ2の送信信号線402と接続し、カソードを後述するスレーブの受信信号線407と接続する。
ダイオード403及びダイオード404によって、ラッチアップ現象が生じることを防止できる。
マスタ1とマスタ2には、予め接続の優先順位が定められており、マスタ1の電源およびマスタ2の電源の双方がオンの場合は、優先度の低いマスタがLOW信号を出力することによって、動作に支障が出ることを回避する。
抵抗405は、マスタ1の送信信号線403及びマスタ2の送信信号線404からの出力がいずれもLOWの場合、スレーブの受信信号線への出力をLOWに安定させるためのプルダウン抵抗である。
グランド406は、保護回路のグランドである。
スレーブの受信信号線407は、CS(Chip Select)、SCLK(Serial Clock)、DIN(Data In)の3本の信号線からなり、図4では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
CSは、スレーブとなる機器又は回路を選択するための信号を受信する。
SCLKは、データを送受信する際のデータ同期用のクロックを受信する。
DINは、マスタから送信されたデータ信号を受信する。
これらはいずれも、ダイオード403及びダイオード404のカソードに接続される。
図5は、トランジスタを用いたマスタの送信側の保護回路500の構成図である。
マスタ1の送信信号線501は、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図5では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS1は、スレーブとなる機器又は回路を選択するための信号を送信する。
SCLK1は、データを送受信する際のデータ同期用のクロックを送信する。
MOSI1は、マスタからスレーブとなる機器又は回路にデータ信号を送信する。
これらはいずれも、トランジスタ509のエミッタに接続される。
マスタ2の送信信号線502は、送信信号線501と同様に、SS(Slave Select)、SCLK(Serial Clock)、MOSI(Master Output/Slave Input)の3本の信号線からなり、図5では便宜上、3本の信号線を1本にまとめて表現する。
SS2、SCLK2及びMOSI2の機能は、それぞれ、SS1、SCLK1及びMOSI1の機能と同様である。
これらはいずれも、トランジスタ510のエミッタに接続される。
マスタ1の電源503は、後述する抵抗506を介して、後述するトランジスタ509のベースに接続され、マスタ2の電源504は、後述する抵抗507を介して、後述するトランジスタ510のベースに接続される。
スレーブの電源505は、後述するトランジスタ509及びトランジスタ510のコレクタに、後述する抵抗508を介して接続される。
抵抗506は、マスタ1の電源503と、後述するトランジスタ509の間に配され、ベース電流を制限するための抵抗である。
抵抗507は、マスタ2の電源504と、後述するトランジスタ510の間に配され、ベース電流を制限するための抵抗である。
抵抗508は、トランジスタを用いた回路において抵抗を介して電源505に接続されており、オープンコレクタ出力回路のプルアップ抵抗である。
トランジスタ509及びトランジスタ510は、NPN型のトランジスタであり、ベースの入力がLOW(電源がオフ)の場合は、コレクタからエミッタに電流が流れない。
トランジスタ509は、マスタの電源503がオフのとき、コレクタからエミッタに電流が流れない。また、トランジスタ510は、マスタの電源504がオフのとき、同様にコレクタからエミッタに電流が流れない。この結果、トランジスタのベースに接続された電源がオンにならない限り、マスタの信号線には電流が流れないため、上記の保護回路によって、ラッチアップ現象が生じることを防止できる。
[マスタの受信側の保護回路の構成]
図6は、AND入力回路を用いたマスタの受信側の保護回路600の構成図である。
なお、AND入力回路と同等の機能を持つ回路であれば、他の回路を用いて実施することもできる。
マスタ1の受信信号線601及びマスタ2の受信信号線602は、MISO(Master Input/Slave Output)の信号線である。
MISOの信号線は、選択したスレーブの機器又は回路から、マスタに送信されたデータ信号を受信する。
マスタ1の受信信号線601は、AND回路605の出力側に接続される。また、マスタ2の受信信号線602は、AND回路606の出力側に接続される。
マスタ1の電源603は、AND回路605の入力側の一方に接続される。また、マスタ2の電源604は、AND回路606の入力側の一方に接続される。
AND回路605は、入力側の一方をマスタ1の電源603と接続し、入力側の他方をスレーブの送信信号線607と接続し、出力側をマスタ1の受信信号線601と接続する。
マスタ1の電源603から電源が供給されない場合、他の信号がマスタ1の受信信号線601に流れることはない。この結果、マスタ1に対するラッチアップ現象が生じることを防止できる。
AND回路606は、入力側の一方をマスタ2の電源604と接続し、入力側の他方をスレーブの送信信号線607と接続し、出力側をマスタ2の受信信号線602と接続する。
マスタ2の電源604から電源が供給されない場合、他の信号がマスタ2の受信信号線602に流れることはない。この結果、マスタ2に対するラッチアップ現象が生じることを防止できる。
スレーブの送信信号線607は、DOUT(Data Out)の信号線である。
DOUTの信号線は、スレーブの機器又は回路から、マスタにデータ信号を送信する。
[本発明の実施の形態に係る装置の構成]
図7は、本発明の実施の形態に係る装置の第1の実施例700の構成図である。
一の装置内に、マスタ1及びマスタ2とスレーブを持つマルチマスタの構成であり、マスタ1及びマスタ2とスレーブの間にSPI通信保護回路を備える構成である。
PVパネル701は、太陽光によって発電するソーラーパネルである。PVパネル701は、電源1(充電用電源)702に接続され、発電によって生じた電力を供給する。
電源1(充電用電源)702は、PVパネル701と接続され、PVパネル701の発電によって生じた電力を、受電制御回路703、マスタ1(充電制御マイコン)708、スレーブ(センサIC)710及びSPI通信保護回路711に対して供給する。
電源1(充電用電源)702は、電源2(システム電源)705とは、それぞれ独立して給電状態又は無給電状態になる。このため、電源2(システム電源)705が無給電状態であっても、電源1(充電用電源)702が給電状態であれば、後述する充電制御回路703を介して、蓄電池704に充電することができる。
充電制御回路703は、マスタ1(充電制御マイコン)708の制御下で、蓄電池704の充電を制御する回路である。充電制御回路703は、電源1(充電用電源)702からの電力で駆動し、電源1(充電用電源)702から供給された電力を蓄電池704に供給する。
蓄電池704は、充電制御回路703を介して供給された電力を蓄える蓄電池である。蓄電池の素材は、鉛、リチウムイオン、ニッケル水素又はニッケルカドミウムのいずれであってもよい。
蓄電池704は、蓄えた電力を、電源2(システム電源)705に対して供給する。
電源2(システム電源)705は、蓄電池704と接続され、蓄電池704が蓄えた電力を、通信部706、ユーザインタフェース部707、マスタ2(モニタマイコン)709、スレーブ(センサIC)710及びSPI通信保護回路711に対して供給する。
電源2(システム電源)705は、電源1(充電用電源)702とは、それぞれ独立して給電状態又は無給電状態になる。このため、たとえ電源1(充電用電源)702が給電状態にあっても、電源2(システム電源)705が無給電状態であれば、通信部706、ユーザインタフェース部707及びマスタ2(モニタマイコン)709のいずれも動作しない。
通信部706は、電源2(システム電源)705からの電力で駆動し、マスタ2(モニタマイコン)709の制御下で、他の装置と情報を送受信する機能を備える。
他の装置と情報を送受信する場合の方式は、有線通信又は無線通信のいずれでもよく、例えば、USB、WiFi、Bluetooth等が該当する。
ユーザインタフェース部707は、電源2(システム電源)705からの電力で駆動し、マスタ2(モニタマイコン)709の制御下で、ユーザからの入力によって入力信号を生成し、ユーザに対する出力信号を生成する。
ユーザへの入力は、図示していないスイッチ、操作つまみ、タッチパネル等のいずれであってもよい。
ユーザへの出力は、図示していないアラーム音等の音による出力、LED等の光による出力、ディスプレイ画面上への画面出力等のいずれでもよい。
マスタ1(充電制御マイコン)708は、電源1(充電用電源)702からの電力で駆動し、充電制御回路703の充電を制御する。
また、マスタ1(充電制御マイコン)708は、マスタ1(充電制御マイコン)708とマスタ2(モニタマイコン)709のスレーブ(センサIC)710に対する接続の優先順位を付けるため、起動時にマスタ2(モニタマイコン)に対して所定の情報を送信する。
本実施例において、マスタ1(充電制御マイコン)708とマスタ2(モニタマイコン)709の優先順位は、マスタ1(充電制御マイコン)708とマスタ2(モニタマイコン)709内のファームウェアの双方又はいずれかに、予め定められている。
マスタ1(充電制御マイコン)708が所定の情報を送信した場合は、マスタ2(モニタアイコン)709は、スレーブ(センサIC)710に対するバスを開放する。
すなわち、マスタ1(充電制御マイコン)708は、マスタ2(モニタマイコン)709に優先して、SPI通信保護回路711を介してスレーブ(センサIC)710から情報を読み出すことができる。
この結果、マスタ1(充電制御マイコン)708とマスタ2(モニタマイコン)709が同時にスレーブ(センサIC)710に対して信号線を駆動することがなくなり、信号の衝突を回避することができる。
マスタ2(モニタマイコン)709は、電源2(システム電源)705からの電力で駆動し、通信部706の通信及びユーザインターフェース部707のユーザへの入力又は出力を制御する。
また、マスタ2(モニタマイコン)709は、マスタ1(充電制御マイコン)708から所定の情報を受信しない場合に限り、SPI通信保護回路711を介してスレーブ(センサIC)710から情報を読み出すことができる。
スレーブ(センサIC)710は、電源1(充電用電源)702又は電源2(システム電源)705のいずれかの給電によって駆動し、SPI通信保護回路711を介して、マスタ1(充電制御マイコン)708及びマスタ2(モニタマイコン)709の一方と通信する。
電源2(システム電源)705のみが給電状態にあるとき、マスタ2(モニタマイコン)709は、SPI通信保護回路711を介してスレーブ(センサIC)710から情報を読み出すことができる。
電源1(充電用電源)702が給電状態にあるとき、マスタ1(充電制御マイコン)708は、SPI通信保護回路711を介してスレーブ(センサIC)710から情報を読み出し、マスタ2に対して読み出した情報を送信する。
電源1(充電用電源)702が給電状態にあり、かつ、電源2(システム電源)705も給電状態にあるときは、マスタ2(モニタマイコン)709は、マスタ1(充電制御マイコン)708から送信された情報を受信する。マスタ2(モニタマイコン)709は、受信した情報を、通信部706又はユーザインタフェース部707の処理の対象とする。
電源1(充電用電源)702が給電状態にある一方、電源2(システム電源)705が無給電状態にあるときは、マスタ2(モニタマイコン)709は駆動されないため、マスタ1(充電制御マイコン)708は、SPI通信保護回路711を介してスレーブ(センサIC)710から情報を読み出し、マスタ2に対して読み出した情報を送信するが、マスタ2(モニタマイコン)709は駆動されていないために、送信された情報は受信されず、当該情報は、通信部706及びユーザインタフェース部707の処理の対象にならない。
SPI通信保護回路711は、マスタ1(充電制御用マイコン)708及びマスタ2(モニタマイコン)709とSPI方式で接続される。
また、SPI通信保護回路711は、スレーブ(センサIC)710とSPI方式で接続され、マスタ1(充電制御用マイコン)708及びマスタ2(モニタマイコン)709との間で予め定められた優先順位に従って、いずれか一方がスレーブ(センサIC)710と通信する際のマスタ側の回路を保護する。
図8は、本発明の実施の形態に係る装置の第2の実施例800の構成図である。
2のマスタと1のスレーブがそれぞれ独立した複数の装置からなるマルチマスタの構成であり、マスタとスレーブの間にSPI通信保護回路を備える構成である。
装置810は、マスタ811、電源812及び通信手段(SPIマスタ送信813、SPIマスタ受信814、データ送信815)を備える。
マスタ811は、電源や通信の制御を行うマイコンである。本実施例においては、マスタ821との間で予め定められた優先順位の設定が、マスタ811のマイコンのファームウェアに記録されている。
電源812は、装置810内のマスタ811及び通信手段(SPIマスタ送信813、SPIマスタ受信814、データ送信815)に電力を供給するとともに、スレーブ831に電力を供給する。
SPIマスタ送信813は、SPI通信保護回路834を介して、スレーブ831のSPIスレーブ受信832にSPI方式の信号を送信する。
SPIマスタ受信814は、SPI通信保護回路834を介して、スレーブ831のSPIスレーブ送信833からSPI方式の信号を受信する。
データ送信815は、マスタ821のデータ受信825にデータを送信する。
なお、図8は、データ送信815からデータ受信825への経路が、センサ装置830を経由しているが、センサ装置830を経由せずに、機器810から機器820に直接接続されてもよい。
装置820は、マスタ821、電源822及び通信手段(SPIマスタ送信823、SPIマスタ受信824、データ送信825)を備える。
マスタ821は、電源や通信の制御を行うマイコンである。本実施例においては、マスタ811との間で予め定められた優先順位の設定が、マスタ821のマイコンのファームウェアに記録されている。
電源822は、装置820内のマスタ821及び通信手段(SPIマスタ送信823、SPIマスタ受信824、データ送信825)に電力を供給するとともに、スレーブ831に電力を供給する。
SPIマスタ送信823は、SPI通信保護回路834を介して、スレーブ831のSPIスレーブ受信832に信号を送信する。
SPIマスタ受信824は、SPI通信保護回路834を介して、スレーブ831のSPIスレーブ送信833から信号を受信する。
データ受信825は、マスタ811のデータ送信815からデータを受信する。
センサ装置830は、スレーブ831、通信手段(SPIスレーブ受信832及びSPIスレーブ送信833)及びSPI通信保護回路834を備える。
スレーブ831は、センサICが該当し、具体的には、温度、湿度、照度、近接、角度、角速度、位置等のいずれかの一以上のセンサを制御する。
SPIスレーブ受信832は、SPI通信保護回路834を介して、SPIマスタ送信813又はSPIマスタ送信823のいずれかから送信された信号を受信する。
SPIスレーブ送信833は、SPI通信保護回路834を介して、SPIマスタ受信913又はSPIマスタ受信923のいずれかに対して信号を送信する。
SPI通信保護回路834は、マスタ811及びマスタ821とSPI方式で接続される。
また、SPI通信保護回路834は、スレーブ831とSPI方式で接続され、マスタ811及びマスタ821との間で予め定められた優先順位に従って、いずれか一方がスレーブ831と通信する際、マスタ側の回路を保護する。
装置810及び装置820は、それぞれ電源(電源812又は電源822)を持つ一方、センサ装置830は電源を持たずに、装置810の電源812又は装置820の電源822から供給された電力によって動作する。
図8は、装置810及び装置820のいずれもセンサ装置830と接続されている例である。しかし、装置810及び装置820のうち一方又は双方が、センサ装置830と接続されていない場合もある。
装置810のみ又は装置820のみがセンサ装置830と接続されている場合は、接続された装置は、SPI方式の通信でセンサ装置830からデータを読み出す。
具体的には、SPIマスタ送信813又はSPIマスタ送信823が、SPI通信保護回路834を介して、SPIスレーブ受信832に対して、データ読み出しの制御信号を送信し、SPIマスタ受信814又はSPIマスタ受信824が、SPI通信保護回路834を介して、SPIスレーブ送信833から送信された、読み出されたデータを受信する。
また、装置810及び装置820の双方がセンサ装置830と接続されている場合でも、いずれか一方の電源のみが給電状態にある場合は、給電している装置がセンサ装置830からデータを読み出す。
装置810及び装置820の双方が接続されており、いずれの装置の電源(電源812及び電源822)も給電状態にある場合は、装置810が装置820に対して優先する。
装置810は、センサ装置830からデータを読み出し、当該データを装置810のデータ送信815を用いて、装置820のデータ受信825に向けて送信する。
[マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する構成]
上記の実施例では、2つのマスタの間の優先度を、各々のマスタの双方又は一方のファームウェアで予め設定していた。
しかし、当該優先度は、回路によって決定することもできる。
図9は、マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第1の実施例900の構成図である。
2のマスタと1のスレーブがそれぞれ独立した複数の装置からなるマルチマスタの構成であり、2のマスタの間のデータ通信で優先度を決定する構成である。
装置910は、マスタ911及び通信手段(SPIマスタ送信912、SPIマスタ受信913、データ送信914、データ受信915)を備える。
マスタ911は、通信の制御を行うマイコンである。
SPIマスタ送信912は、SPI通信保護回路936を介して、スレーブ931のSPIスレーブ受信932にSPI方式の信号を送信する。
SPIマスタ受信913は、SPI通信保護回路936を介して、スレーブ931のSPIスレーブ送信933からSPI方式の信号を受信する。
データ送信914は、マスタ921のデータ受信925にデータを送信する。ここで送信時の通信方式は、シリアル方式、SPI方式又はUSB方式のいずれでもよい。
データ受信915は、データを受信する機能を持つが、本実施例では、コネクタ934と接続するのみで、他の回路との接続がないため、データを受信できない。
装置920は、マスタ921及び通信手段(SPIマスタ送信922、SPIマスタ受信923、データ送信924、データ受信925)を備える。
マスタ921は、通信の制御を行うマイコンである。
SPIマスタ送信922は、SPI通信保護回路936を介して、スレーブ931のSPIスレーブ受信932にSPI方式の信号を送信する。
SPIマスタ受信923は、SPI通信保護回路936を介して、スレーブ931のSPIスレーブ送信933からSPI方式の信号を受信する。
データ送信924は、データを送信する機能を持つが、本実施例では、コネクタ935と接続するのみで、他の回路との接続がないため、データを送信できない。
データ受信925は、マスタ910のデータ送信914から送信されたデータを受信する。ここで受信時の通信方式は、シリアル方式、SPI方式、又はUSB方式のいずれでもよい。
センサ装置930は、スレーブ931、通信手段(SPIスレーブ受信932及びSPIスレーブ送信933)コネクタ934、コネクタ935及びSPI通信保護回路936を備える。
スレーブ931は、センサICが該当し、具体的には、温度、湿度、照度、近接、角度、角速度、位置等のいずれかの一以上のセンサを制御する。
SPIスレーブ受信932は、SPI通信保護回路936を介して、SPIマスタ送信912又はSPIマスタ送信922のいずれかから送信された信号を受信する。
SPIスレーブ送信933は、SPI通信保護回路936を介して、SPIマスタ受信913又はSPIマスタ受信923のいずれかに対して信号を送信する。
コネクタ934及びコネクタ935は、センサ装置930に配されたコネクタである。
コネクタ934は、装置910のSPIマスタ送信912及びSPIマスタ受信913をSPI通信保護回路936に接続し、データ送信914を装置920のデータ受信925に接続する。しかし、データ受信915はコネクタ934から先にあるいずれの回路にも接続しない。
コネクタ935は、装置920のSPIマスタ送信922及びSPIマスタ受信923をSPI通信保護回路936に接続し、データ受信925を装置910のデータ送信914に接続する。しかし、データ送信924は、コネクタ935から先にあるいずれの回路にも接続しない。
装置910のデータ送信914及び装置920のデータ送信924は、装置が起動している間は常に他のマスタ装置へのデータ送信を行う。
図9の実施例では、コネクタ934に接続された装置910のデータ送信914から送信されたデータは、コネクタ935に接続された装置920のデータ受信925に送信される。
しかし、コネクタ935に接続された装置920のデータ送信924から送信されたデータは、コネクタ935から先のいずれの回路にも接続されていないため、コネクタ934に接続された装置910には送信されない。
このため、コネクタ934に接続された装置910が、コネクタ935に接続された装置920に対して優先する。
SPI通信保護回路936は、マスタ911及びマスタ921とSPI方式で接続される。
また、SPI通信保護回路936は、スレーブ931とSPI方式で接続され、マスタ911及びマスタ921との間で予め定められた優先順位に従って、いずれか一方がスレーブ931と通信する際、マスタ側の回路を保護する。
図10は、マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第2の実施例1000の構成図である。
2のマスタと1のスレーブがそれぞれ独立した複数の装置からなるマルチマスタの構成であり、片方のマスタがもう片方のマスタの電源状態を監視することで優先度を決定する構成である。
装置1010は、マスタ1011、通信手段(SPIマスタ送信1012、SPIマスタ受信1013、データ通信1014、優先度チェック1015)及び電源1016を備える。
マスタ1011は、通信及び電源の制御を行うマイコンである。
SPIマスタ送信1012は、SPI通信保護回路1036を介して、スレーブ1031のSPIスレーブ受信1032にSPI方式の信号を送信する。
SPIマスタ受信1013は、SPI通信保護回路1036を介して、スレーブ1031のSPIスレーブ送信1033からSPI方式の信号を受信する。
データ通信1014は、マスタ1021のデータ通信1024にデータを送信する。この通信方式は、シリアル方式、SPI方式又はUSB方式のいずれでもよい。
優先度チェック1015は、電源に接続された場合に信号線の電圧を監視することで接続された機器の電源状態を確認する。
図10の実施例では、優先度チェック1015は、コネクタ1034に接続される。しかし、優先度チェック1015は、コネクタ1034から先にあるいかなる回路にも接続していないため、電圧監視機能は動作しない。
電源1016は、マスタ1011に電力を供給し、コネクタ1034を介してスレーブ1032に電力を供給するとともに、装置1020の優先度チェック1025に接続される。
装置1020は、マスタ1021及び通信手段(SPIマスタ送信1022、SPIマスタ受信1023、データ通信1024、優先度チェック1025)及び電源1026を備える。
マスタ1021は、通信及び電源の制御を行うマイコンである。
SPIマスタ送信1022は、SPI通信保護回路1036を介して、スレーブ1031のSPIスレーブ受信1032にSPI方式の信号を送信する。
SPIマスタ受信1023は、SPI通信保護回路1036を介して、スレーブ1031のSPIスレーブ送信1033からSPI方式の信号を受信する。
データ通信1024は、マスタ1011のデータ通信1014からデータを受信する。
この通信方式は、シリアル方式、SPI方式又はUSB方式のいずれでもよい。
優先度チェック1025は、電源に接続された場合に信号線の電圧を監視することで接続された機器の電源状態を確認する。
優先度チェック1025は、コネクタ1035を介して、装置1010の電源1016と接続され、電源1016から電力が供給されているか否かを検知する。
電源1016から電力が供給されている場合、マスタ1021は、SPIマスタ送信1022がデータを送信することを中止させ、データ通信1024を受信状態にする。この結果、データ通信1024は、マスタ1011のデータ通信1014からデータが送信されるのを待機することになる。
センサ装置1030は、スレーブ1031、通信手段(SPIスレーブ受信1032及びSPIスレーブ送信1033)、コネクタ1034、コネクタ1035及びSPI通信保護回路1036を備える。
スレーブ1031は、センサICが該当し、具体的には、温度、湿度、照度、近接、角度、角速度、位置等のいずれかの一以上のセンサを制御する。
SPIスレーブ受信1032は、SPI通信保護回路1036を介して、SPIマスタ送信1012又はSPIマスタ送信1022のいずれかから送信された信号を受信する。
SPIスレーブ送信1033は、SPI通信保護回路1036を介して、SPIマスタ受信1013又はSPIマスタ受信1023のいずれかに対して信号を送信する。
コネクタ1034及びコネクタ1035は、センサ装置1030に配されたコネクタである。
コネクタ1034は、装置1010のSPIマスタ送信1012及びSPIマスタ受信1013をSPI通信保護回路1036に接続し、データ通信1014を装置1020のデータ受信1024に接続する。しかし、優先度チェック1015はコネクタ1034から先にあるいずれの回路にも接続しない。
また、コネクタ1034は、電源1016をスレーブ装置1020の優先度チェック1025に接続するとともに、スレーブ1031に接続して電力を供給する。
コネクタ1035は、装置1020のSPIマスタ送信1022及びSPIマスタ受信1023をSPI通信保護回路1036に接続し、データ通信1024を装置1010のデータ通信1014に接続し、優先度チェック1025を電源1010に接続する。また、電源1026をスレーブ1031に接続して、スレーブ1031に電力を供給する。
SPI通信保護回路1036は、マスタ1011及びマスタ1021とSPI方式で接続される。
また、SPI通信保護回路1036は、スレーブ1031とSPI方式で接続され、マスタ1011及びマスタ1021との間で予め定められた優先順位に従って、いずれか一方がスレーブ1031と通信する際、マスタ側の回路を保護する。
装置1010及び装置1020は、それぞれ電源(電源1016又は電源1026)を持つ一方、センサ装置は電源を持たずに、装置1010の電源1016又は装置1020の電源1026から供給された電力によって動作する。
図10は、装置1010及び装置1020のいずれもセンサ装置1030と接続されている例である。しかし、装置1010及び装置1020のうち一方又は双方が、センサ装置1030と接続されていない場合もある。
装置1010のみ又は装置1020のみがセンサ装置1030と接続されている場合は、接続された装置は、SPI方式の通信でセンサ装置1030からデータを読み出す。
具体的には、SPIマスタ送信1012又はSPIマスタ送信1022が、SPI通信保護回路1036を介して、SPIスレーブ受信1032に対して、データ読み出しの制御信号を送信し、SPIマスタ受信1013又はSPIマスタ受信1023が、SPI通信保護回路1036を介して、SPIスレーブ送信1033から送信された、読み出されたデータを受信する。
また、装置1010及び装置1020の双方がセンサ装置1030と接続されている場合でも、いずれか一方の電源のみが給電状態にある場合は、給電している装置がセンサ装置1030からデータを読み出す。
装置1010及び装置1020の双方が接続されており、いずれの装置の電源(電源1016及び電源1026)も給電状態にある場合は、装置1010が装置1020に対して優先する。
装置1010は、センサ装置1030からデータを読み出し、当該データを装置1010のデータ通信1014を用いて、装置1020のデータ通信1024に向けて送信する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
100 SPI通信保護回路
101 マスタ1の電源
102 マスタ2の電源
103 スレーブの電源
104 マスタ1(マイコン1)
105 マスタ2(マイコン2)
106 スレーブ(センサIC)
107 信号線
108 信号線
109 信号線
110 信号線
111 保護回路
112 保護回路
113 保護回路
114 保護回路
200 従来の通信回路
201 マスタ1の電源
202 マスタ2の電源
203 スレーブの電源
204 マスタ1(マイコン1)
205 マスタ2(マイコン2)
206 スレーブ(センサIC)
207 信号線
208 信号線
300 FETを用いたマスタの送信側の保護回路
301 マスタ1の送信信号線
302 マスタ2の送信信号線
303 マスタ1の電源
304 マスタ2の電源
305 スレーブの電源
306 抵抗
307 Nch MOSFET
308 Nch MOSFET
309 スレーブの受信信号線
400 ダイオードを用いたマスタの送信側の保護回路
401 マスタ1の送信信号線
402 マスタ2の送信信号線
403 ダイオード
404 ダイオード
405 抵抗
406 GND
407 スレーブの受信信号線
500 トランジスタを用いたマスタの送信側の保護回路
501 マスタ1の送信信号線
502 マスタ2の送信信号線
503 マスタ1の電源
504 マスタ2の電源
505 スレーブの電源
506 抵抗
507 抵抗
508 抵抗
509 トランジスタ
510 トランジスタ
511 スレーブの受信信号線
600 AND入力回路を用いたマスタの受信側の保護回路
601 マスタ1の受信信号線
602 マスタ2の受信信号線
603 マスタ1の電源
604 マスタ2の電源
605 AND回路
606 AND回路
607 スレーブの送信信号線
700 本発明の実施の形態に係る装置の第1の実施例
701 PVパネル
702 充電用電源
703 充電制御回路
704 蓄電池
705 システム電源
706 通信部
707 ユーザインターフェース部
708 マスタ1(充電制御マイコン)
709 マスタ2(モニタマイコン)
710 スレーブ(センサIC)
711 SPI通信保護回路
800 本発明の実施の形態に係る装置の第2の実施例
810 装置1
811 マスタ
812 電源
813 SPIマスタ送信
814 SPIマスタ受信
815 データ送信
820 装置2
821 マスタ
822 電源
823 SPIマスタ送信
824 SPIマスタ受信
825 データ受信
830 センサ装置
831 スレーブ
832 SPIスレーブ受信
833 SPIスレーブ送信
834 SPI通信保護回路
900 マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第1の実施例
910 装置1
911 マスタ1
912 SPIマスタ送信
913 SPIマスタ受信
914 データ送信
915 データ受信
920 装置2
921 マスタ2
922 SPIマスタ送信
923 SPIマスタ受信
924 データ送信
925 データ受信
930 センサ装置
931 スレーブ
932 SPIスレーブ受信
933 SPIスレーブ送信
934 コネクタ
935 コネクタ
936 SPI通信保護回路
1000 マスタ1とマスタ2の優先度を回路によって決定する第2の実施例
1010 装置1
1011 マスタ1
1012 SPIマスタ送信
1013 SPIマスタ受信
1014 データ通信
1015 優先度チェック
1016 電源1
1020 装置2
1021 マスタ2
1022 SPIマスタ送信
1023 SPIマスタ受信
1024 データ通信
1025 優先度チェック
1026 電源2
1030 センサ装置
1031 スレーブ
1032 SPIスレーブ受信
1033 SPIスレーブ送信
1034 コネクタ
1035 コネクタ
1036 SPI通信保護回路

Claims (9)

  1. 二のマスタ回路と一のスレーブ回路をSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続するシステムにおいて、
    各マスタ回路とスレーブ回路の間に、所定の電圧以上の入力を許容する保護回路を設けるシステム。
  2. 前記二のマスタ回路のうち、一のマスタ回路が他のマスタ回路に対して優先順位を持つ
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記優先順位は、一のマスタ回路と他のマスタ回路との通信によって決定される
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記一のマスタ回路と他のマスタ回路との通信は、シリアル通信、SPI方式の通信又はUSBによる通信のいずれかである
    請求項3に記載のシステム。
  5. 前記保護回路は、FET、ダイオード又はトランジスタのいずれかを用いて構成される
    請求項1乃至4に記載のシステム。
  6. 前記マスタ回路は、各回路が独立して電源を備える
    請求項1乃至5に記載のシステム。
  7. 前記所定の電圧は、いずれかの回路の電源電圧である
    請求項1乃至6に記載のシステム。
  8. 二のマスタ装置と一のスレーブ装置をSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続する場合において、
    各マスタ装置とスレーブ装置の間に、所定の電圧以上の入力を許容する保護回路を設けるシステム。
  9. 二のマスタ回路と一のスレーブ回路をSPI(Serial Peripheral Interface)方式で接続する場合において、
    各マスタ回路とスレーブ回路の間に、所定の電圧以上の入力を許容する保護回路を設ける方法。
JP2016018378A 2016-01-15 2016-01-15 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム Active JP6934138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016018378A JP6934138B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016018378A JP6934138B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017126311A true JP2017126311A (ja) 2017-07-20
JP6934138B2 JP6934138B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=59364509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016018378A Active JP6934138B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6934138B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036944A (ja) * 1989-06-02 1991-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御バスライン衝突防止装置
JPH04287150A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Sony Corp 同期式シリアルバス方式
JP2006079394A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Renesas Technology Corp データ処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036944A (ja) * 1989-06-02 1991-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御バスライン衝突防止装置
JPH04287150A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Sony Corp 同期式シリアルバス方式
JP2006079394A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Renesas Technology Corp データ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6934138B2 (ja) 2021-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11646585B2 (en) Methods, electronic devices, and charger apparatus for quick USB charging
US9553460B2 (en) Wireless battery management system
US9362769B2 (en) Method and apparatus for power supply control and electronic device
US9595847B2 (en) Uninterrupted lithium battery power supply system
US10541542B2 (en) System and method for charging a battery pack
EP2210159B1 (en) System for controlling an array of point-of-load regulators and auxiliary devices
WO2021031296A1 (zh) 一种通信控制方法、装置、系统、充电盒及无线耳机
JP2017525053A5 (ja)
JP5330348B2 (ja) 携帯マルチメディア装置の急速充電に適合されたマザーボード
US11372796B2 (en) Bus subscriber and method for operating a bus subscriber
US7679321B2 (en) Power circuit
KR20140027842A (ko) 계층적 연결을 지원하는 액세서리 장치와 시스템 및 지원 방법
US20100308752A1 (en) Power distribution system
JP2013055873A (ja) バックアップ電池の充電回路
KR20210103299A (ko) 배터리 제어 시스템, 배터리 팩, 전기 차량 및 상기 배터리 제어 시스템을 위한 제어 방법
US9680449B2 (en) Encoder input device
JP2016012958A (ja) 電源選択回路およびそれを用いた信号処理回路、電子機器
JP6934138B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム
CN111480323B (zh) 通信系统与通信装置
WO2020196173A1 (ja) 半導体集積回路
CN217143948U (zh) 一种机器人控制装置及机器人
KR100623045B1 (ko) 전원공급과 멀티드롭이 가능한 2선식 통신시스템
US11762404B2 (en) Power supply device having variable output voltage
CN111367238A (zh) 一种数控激光切割机控制系统
JP6679768B2 (ja) 迅速なusb充電のための方法、電子デバイス、および充電器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200428

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200616

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200619

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20200807

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20200814

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201116

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210309

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210525

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210702

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6934138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150