JP2017126296A - 機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】フィールド機器の状態を一見して把握可能な画像を容易に生成できる、利便性が高い機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムを提供すること。
【解決手段】一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視システムであって、フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する記録部と、フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループを特定するグループ特定部と、特定されたグループのグループ識別情報と特定されたグループに含まれる一以上のフィールド機器を示すフィールド機器識別情報とに基づいて、フィールド機器識別情報をグループ識別情報と関連付けて表示するための画像を生成する画像生成部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視システムであって、フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する記録部と、フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループを特定するグループ特定部と、特定されたグループのグループ識別情報と特定されたグループに含まれる一以上のフィールド機器を示すフィールド機器識別情報とに基づいて、フィールド機器識別情報をグループ識別情報と関連付けて表示するための画像を生成する画像生成部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の一態様は、フィールド機器の状態を監視する機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムに関する。
従来、フィールド機器の状態を監視する技術の一例として、特許文献1記載の機器監視システムが知られている。当該機器監視システムは、作業員が選択した複数のフィールド機器の識別情報をフィールド機器ごとに関連付けて一覧表示する。
しかしながら、上記した特許文献1記載の機器監視システムにおいては、フィールド機器の状態を一見して把握可能な機器監視画面を作成するためには、熟練作業員による、画面作り込みのための高度なノウハウが必要となり、当該画面を容易には作成できない。
また、上記機器監視システムにおいては、単に、作業員が選択した複数のフィールド機器の識別情報をフィールド機器ごとに関連付けて一覧表示しているに過ぎず、利便性が高いとは言えない。
そこで、本発明は、フィールド機器の状態を一見して把握可能な画像を容易に生成できる、利便性が高い機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムを提供することを目的の一つとする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る機器監視システムは、一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視システムであって、フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する記録部と、フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループを特定するグループ特定部と、特定されたグループのグループ識別情報と特定されたグループに含まれる一以上のフィールド機器を示すフィールド機器識別情報とに基づいて、フィールド機器識別情報を関連付けて表示するための画像を生成する画像生成部と、を備える。
上記機器監視システムにおいては、フィールド機器は、プロセスごとにグループとして関連づけられており、画像生成部は、フィールド機器識別情報をプロセスごとに関連付けて表示するための画像を生成してもよい。
上記機器監視システムにおいては、グループ特定部は、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループが複数存在する場合、グループ識別情報としての各グループ番号のうち最も小さいグループ番号に対応するグループを特定してもよい。
上記機器監視システムにおいては、グループ特定部は、検索リクエストに複数のフィールド機器識別情報が含まれる場合であって、複数のフィールド機器識別情報と関連付けられたグループが複数存在する場合、最も多くのフィールド機器識別情報と関連付けられたグループを特定してもよい。
上記機器監視システムにおいては、グループ特定部は、検索リクエストに複数のフィールド機器識別情報が含まれる場合、複数のフィールド機器識別情報のすべてと関連付けられたグループを特定してもよい。
上記機器監視システムにおいては、画像生成部は、複数のフィールド機器を関連付けて表示するための画像を生成する場合に、検索リクエストに含まれるフィールド機器識別情報に対応するフィールド機器を、他のフィールド機器とは異なる形態で表示する画像を生成してもよい。
上記機器監視システムにおいては、画像生成部は、グループ特定部がグループを特定できなかった場合は、グループを特定できなかったことを示す画像を生成してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る機器監視方法は、一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視方法であって、フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録するステップと、フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループを特定するステップと、特定されたグループのグループ識別情報と特定されたグループに含まれる一以上の前記フィールド機器を示すフィールド機器識別情報とに基づいて、フィールド機器識別情報を関連付けて表示するための画像を生成するステップと、を含む。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る機器監視プログラムは、一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視プログラムであって、コンピュータに、フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する機能と、フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、フィールド機器識別情報に関連付けられたグループを特定する機能と、特定されたグループのグループ識別情報と特定されたグループに含まれる一以上のフィールド機器を示すフィールド機器識別情報とに基づいて、フィールド機器識別情報を関連付けて表示するための画像を生成する機能と、を実現させる。
なお、本発明において、「部」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、フィールド機器の状態を一見して把握可能な画像を容易に生成できる、利便性が高い機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムを提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
(機器監視システムの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る機器監視システムの一例を示す図である。図1に示す機器監視システム1は、例示的に、一以上のフィールド機器10と、一以上の入出力(IO)ユニット11と、機器監視部15と、コントローラ17と、運転操作部19と、リンクモジュール20と、を備える。
図1は、本発明の一実施形態に係る機器監視システムの一例を示す図である。図1に示す機器監視システム1は、例示的に、一以上のフィールド機器10と、一以上の入出力(IO)ユニット11と、機器監視部15と、コントローラ17と、運転操作部19と、リンクモジュール20と、を備える。
プラント又はプロセスの入出力の最小単位であるポイントの一例であるフィールド機器10は、流量、圧力、温度等の所定の物理量を測定する測定ポイント又は制御する制御ポイントとして機能可能に構成されている。フィールド機器10の一例としては、発信器やポジショナが挙げられる。発信器の一例は、流量センサ、圧力センサ、温度センサ等の各種センサである。ポジショナの一例は、電気信号を例えば制御目的の空気圧力に応じた信号に変換し、当該信号に従って流量制御弁や圧力制御弁等のバルブの位置制御を行なう。
運転操作部19は、コントローラ17、IOユニット11を介してフィールド機器10とそれぞれ通信することができる。当該通信によって、運転操作部19は、フィールド機器10の測定値を取得したり、当該測定値に基づいてフィールド機器10へ設定値や制御値を与えたりすることができる。つまり、コントローラ17及び運転操作部19は、IOユニット11を経由する通信路18を介してプロセスを制御する制御系統の一例を成す。
機器監視部15は、例えばリンクモジュール20と連携し、IOユニット11を介してフィールド機器10と通信することができる。当該通信によって、機器監視部15は、例えばフィールド機器10の状態を示す情報(例えば、プロセス情報や故障情報等)を取得することができる。つまり、機器監視部15及びリンクモジュール20は、IOユニット11を経由する通信路16を介してフィールド機器10の状態等を監視する監視系統の一例を成す。
より詳細には、IOユニット11、機器監視部15、リンクモジュール20、コントローラ17、及び、運転操作部19は、通信路16に接続することができる。通信路16の一例は、TCP(Transmission Control Protocol)又はUDP(User Datagram Protocol)に準拠したデジタル通信が可能なTCP/UDP通信路である。
TCP/UDP通信路(デジタル通信路)16の一例としては、イーサネット(登録商標)通信路(ケーブル)が挙げられる。したがって、運転操作部19は、例えば、機器監視部15やコントローラ17等とTCP/UDP通信が可能であり、機器監視部15は、例えばリンクモジュール20やIOユニット11等とTCP/UDP通信が可能である。
コントローラ17には、例示的に、通信路18を介してIOユニット11を相互通信可能に接続することができる。通信路18の一例は、コントローラ17及びIOユニット11の通信機能に特化した独自規格のXbusである。Xbusは、コントローラ17とIOユニット11との間でデジタル通信を可能にするデジタル通信路の一例である。
IOユニット11には、フィールド機器10を接続することができる。これらの接続には、アナログ直流信号(例えば、4mA〜20mA)を伝送するアナログ通信路を用いることができる。
アナログ直流信号は、フィールド機器10に応じた変数を表す信号の一例である。変数の一例としては、流量計、圧力計、温度計等のフィールド機器10で得られる流量、圧力、温度等の測定値や、ポンプやバルブ等の弁開度等の制御値が挙げられる。
フィールド機器10は、測定値に応じた電流値(4〜20mA)のアナログ直流信号を、IOユニット11を介してコントローラ17へ送信することができ、また、コントローラ17からIOユニット11を介して送信されてくる設定値や制御値等に応じた電流値(4〜20mA)のアナログ直流信号を受信することができる。
上記のとおり、フィールド機器10及びIOユニット11の間のアナログ通信路、並びに、IOユニット11及びコントローラ17の間のデジタル通信路18が、制御系統における通信路の一例である。
他方、フィールド機器10及びIOユニット11の間のアナログ通信路、並びに、IOユニット11とリンクモジュール20及び機器監視部15との間のデジタル通信路16が、監視系統における通信路の一例を成す。
なお、上記したとおり、制御系統における通信路と監視系統における通信路とは異なるものとして説明を行ったが、制御経路及び監視経路は同一であってもよい。例えば、機器監視部15は、機器監視部15は、例えばフィールド機器10の状態を示す情報(例えば、プロセス情報や故障情報等)を取得することができる。つまり、機器監視部15は、IOユニット11を経由する通信路18を介してフィールド機器10の状態等を監視するように構成されてもよい。
次に、コントローラ17は、例えば、フィールド機器10を制御することで、プロセスの実施状態を制御する。コントローラ17は、例えば、センサ等の発信器としてのいずれかのフィールド機器10から取得した測定値に基づいて、アクチュエータ等のポジショナとしてのいずれかのフィールド機器10を制御することで、バルブ等の開度等を調節することができる。
運転操作部19は、コントローラ17から受信したフィールド機器10の測定値に基づいて、フィールド機器10の運転状況等を不図示のディスプレイ等に出力することができる。その一方で、運転操作部19は、コントローラ17に設定値や制御値を与えることで、コントローラ17を通じてフィールド機器10の運転状態を個別的に制御することができる。
リンクモジュール20は、TCP/UDP通信路16を通じてIOユニット11と通信し、例えば、当該IOユニット11に接続されているフィールド機器10のデバイス情報を取得する。取得したデバイス情報(ライブリスト情報)の一部又は全部は、リンクモジュール20のメモリ(不図示)等に記憶しておくことができる。リンクモジュール20は、機器監視部15からの問い合わせに応じ、ライブリスト情報の一部又は全部を、TCP/UDP通信路16を通じて機器監視部15へ提供することができる。
他方、リンクモジュール20は、フィールド機器10からの応答やイベント通知等を受信して、受信した応答やイベント通知等をTCP/UDP通信路16経由で機器監視部15に送信することもできる。なお、図1においてリンクモジュール20は、機器監視部15とは別個のものとして図示されているが、機器監視部15に組み込まれていてもよい。
機器監視部15は、リンクモジュール20と連携して、TCP/UDP通信路16経由でIOユニット11と通信し、当該IOユニット11に接続されているフィールド機器10の監視や診断等を行なうブロックである。監視や診断の一例としては、フィールド機器10のプロセスの実行状況や、フィールド機器10の状態等のチェック、フィールド機器10の保守及び修理の必要時期等の診断等が挙げられる。機器監視部15は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置を用いて実現できる。
(機器監視部のハードウェア構成)
図2は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すように、機器監視部15は、例示的に、CPU151、RAM(Random Access Memory)152、ROM(Read Only Memory)153、ハードディスク等の記憶装置154、インターフェース(IF)155、ディスプレイ156、キーボード157、及び、ポインティングデバイス158を備える。キーボード157及びポインティングデバイス158は、作業員が機器監視部15に情報(例えば、デバイス定義情報等)を入力するために用いられる入力デバイスの一例である。
図2は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すように、機器監視部15は、例示的に、CPU151、RAM(Random Access Memory)152、ROM(Read Only Memory)153、ハードディスク等の記憶装置154、インターフェース(IF)155、ディスプレイ156、キーボード157、及び、ポインティングデバイス158を備える。キーボード157及びポインティングデバイス158は、作業員が機器監視部15に情報(例えば、デバイス定義情報等)を入力するために用いられる入力デバイスの一例である。
ディスプレイ156は、後述するCPU151の画像生成部151−3が生成する画像を表示するブロックである。また、ディスプレイ156は、RAM152やROM153、記憶装置154に記憶されているデータを表示する。ディスプレイ156は、例えば、液晶ディスプレイ、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等の表示装置である。なお、ディスプレイ156は、タッチパネル等の情報入力が可能な入力デバイスを備えていてもよい。
インターフェース155は、機器監視部15を、例えばTCP/UDP通信路16に接続する通信インターフェースである。
記憶装置154は、例示的に、機器監視システムの機能を発揮させる機器監視プログラムや設定データ(コンフィギュレーションデータ)を記憶する。機器監視プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供することができる。記録媒体には、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blue-ray Disk)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。コンピュータの一例である機器監視部15は当該記録媒体から機器監視プログラムや設定データを読み取って記憶装置154やRAM152に転送し格納して用いる。また、機器監視プログラムは、例えばTCP/UDP通信路16を介して機器監視部15に提供することもできる。
記録装置154は、フィールド機器10の監視や診断を実行するための、エンジニアリングツール等を用いて定義、設定されたデバイス定義情報を、例えばデバイス定義ファイルとして記憶する。
図3は、本発明の一実施形態に係る記録装置に記録される情報の一例を示した情報テーブルである。図3に示すように、記録装置154は、例えば、一以上のポイントを識別するポイント名称としてのタグ名称(フィールド機器識別情報)と、一以上のポイントを含むグループを識別するグループ名称(グループ識別情報)と、を関連付けて記録する。例えば、図3に示すように、タグ名称である「ポイントA」、…、「ポイントH」をグループ名称「#1」と関連付けて記録する。なお、タグ名称においては、フィールド機器識別情報として、ポイントID(タグID)等が代用されてもよい。また、グループ名称においては、グループ識別情報として、グループID等が代用されてもよい。
ここで、「グループ」とは、一以上の関連するポイントを含んで構成される単位である。例えば、「グループ」は、単一のプロセスにおいて作動する、一以上のポイントを含んで構成されてもよい。つまり、一以上のポイントは、プロセスごとに「グループ」として関連づけられる。プロセスにおいては、各ポイントの入出力のバランスに鑑みて、各ポイントが配置されており、プロセス内における各ポイント同士の関連性は高いので、プロセスごとに、各プロセスに含まれる関連性の高い一以上のポイントをグルーピングする。
また、「グループ」は、複数のプロセスのそれぞれに配置されるポイントを含んで構成されてもよい。異なるプロセスに存在するポイントであっても、関連性が高いポイント同士をグルーピングする。例えば、異なるプロセスに配置されている入力ポイント同士を関連付けて「グループ」としてよいし、また、異なるプロセスに配置されている出力ポイント同士を関連付けて「グループ」としてもよい。より、具体的には、例えばプロセスAの出力ポイントXと、プロセスBの出力ポイントY及びZと、を含んだ「グループ」が構成される。
デバイス定義ファイルには、上記したポイント名称及びポイントID、並びに、グループ名称及びグループIDの他、リンクモジュール20のノード番号、リンクモジュール20のネットワークアドレス情報、IOユニット11のネットワークアドレス情報、当該デバイス定義ファイルのファイル番号、IOモジュール番号、スロット番号、ポイントタイプ、ポイントレビジョン、ベンダ、ベンダID、モデル名等の情報が必要に応じて含まれてよい。なお、ノード番号、ファイル番号、IOモジュール番号、及びスロット番号の情報セットは、例えば、機器監視部15からフィールド機器10に至る経路を特定する情報(経路情報)として使用できる。
なお、「コンピュータ」とは、例示的に、ハードウェアとオペレーティングシステム(OS)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味することがある。また、OSが不要でプログラム単独でハードウェアを動作させることが可能な場合には、そのハードウェアがコンピュータに相当すると位置付けることができる。ハードウェアは、CPU等の演算装置と、記録媒体に記録されたプログラムを読み取り可能な読み取り装置とを含むことができる。
機器監視プログラムは、上述のようなコンピュータに、機器監視部15としての機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。その機能の一部はプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
ROM153は、不揮発性記憶媒体の一例であり、例えば、機器監視部15が起動する際に、CPU151にマイクロコードを設定したり、各部を初期化したり、記憶装置154からOS等を起動し、プログラムが実行されるような指示を行なったりするためのプログラムやデータを記憶する。
RAM152は、揮発性記憶媒体の一例であり、CPU151の作業領域(ワークメモリ)を提供する。
CPU151は、演算処理能力を備えた信号プロセッサの一例である。CPU151は、ROM153や記憶装置154に記憶された機器監視プログラムや設定データ、インターフェース155を通じて与えられる各種入力情報を作業領域であるRAM152に展開し、展開した機器監視プログラム等に従って動作することにより、コンピュータを機器監視部15として機能させる。なお、CPU151の代わりに、MPUや、DSP、ASICを用いてもよい。
(機器監視部の機能ブロック)
図4に、機器監視部15の機能ブロック図を示す。機器監視部15は、上述したようにCPU151(情報処理部)がRAM152、ROM153及び記憶装置154と協働して機器監視プログラムを実行することで、図4に示す、例えば、グループ特定部151−1及び画像生成部151−3としての機能の一部又は全部が具現される。
図4に、機器監視部15の機能ブロック図を示す。機器監視部15は、上述したようにCPU151(情報処理部)がRAM152、ROM153及び記憶装置154と協働して機器監視プログラムを実行することで、図4に示す、例えば、グループ特定部151−1及び画像生成部151−3としての機能の一部又は全部が具現される。
グループ特定部151−1は、フィールド機器識別情報の一例であるタグ名称を含む検索リクエストに基づいて、タグ名称に関連付けられたグループを検索し、特定する機能ブロックである。
画像生成部151−3は、図2に示すディスプレイ156に表示する画像を生成する機能ブロックである。例えば、画像生成部151−3は、グループ特定部151−1により特定されたグループのグループ識別情報の一例であるグループ名称と特定されたグループに含まれる一以上のポイントを示すポイント名称とに基づいて、ポイント名称をグループ名称に関連付けて表示するための画像を生成する機能ブロックである。また、画像生成部151−3は、ポイント名称をプロセスごとに関連付けて表示するための画像を生成してもよい。
(画像表示処理)
本発明の一実施形態に係る機器監視部による画像表示処理を図5から図9を用いて説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る機器監視部による画像表示処理を説明するフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のディスプレイに表示されるポイント選択画面例を示す図である。図7から図9は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のディスプレイに表示されるグループ表示画面例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る機器監視部による画像表示処理を図5から図9を用いて説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る機器監視部による画像表示処理を説明するフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のディスプレイに表示されるポイント選択画面例を示す図である。図7から図9は、本発明の一実施形態に係る機器監視部のディスプレイに表示されるグループ表示画面例を示す図である。
図5に示すように、まず、機器監視部15の記録装置(記録部)は、一以上のポイントを識別するポイント名称としてのタグ名称(フィールド機器識別情報)と、一以上のポイントを含むグループを識別するグループ名称(グループ識別情報)と、を関連付けて記録する(図3参照)(ステップS1)。
グループ特定部151−1は、フィールド機器識別情報の一例であるタグ名称を含む検索リクエストに基づいて、タグ名称に関連付けられたグループを検索し、特定する(ステップS2)。
例えば、図6に示す、機器監視部15のディスプレイ156上に、選択画面SDを含む画面D1が表示される場合に、作業員が、キーボード157及びポインティングデバイス158の少なくとも一方を用いて「4.ポイントP」を選択するときに、ディスプレイ156は、フィールド機器識別情報の一例である、ポイントPのタグ名称を含むグループ検索リクエストをCPU151に出力する。CPU151(グループ特定部151−1)は、検索リクエストに含まれるポイントPのタグ名称と関連付けられたグループを特定する。この場合、図3に示すように、タグ名称「ポイントP」と関連付けられたグループは、グループ#2及びグループ#4である。
ここで、一例として、グループ特定部151−1は、タグ名称に関連付けられたグループが複数存在する場合、グループ名称としての各グループ番号のうち最も小さいグループ番号に対応するグループを特定する。具体的には、タグ名称「ポイントP」と関連付けられたグループは、グループ#2及びグループ#4の2グループが存在するが、2グループのうち最も小さいグループ番号に対応するグループ#2を特定する。
グループ特定部151−1において、グループを特定することができた場合は、ステップS3に進む。
ステップS3において、画像生成部151−3は、特定されたグループのグループ名称(グループ#2)と特定されたグループに含まれる一以上のポイントを示すポイント名称(ポイントI、…、ポイントP)とに基づいて、ポイント名称(ポイントI、…、ポイントP)をグループ名称と関連付けて表示するための画像を生成する。例えば、画像生成部151−3は、図7に示すように、ディスプレイ156上の画面D2に表示される画像であって、特定されたグループ#2に含まれるポイントIの画像T1、…、ポイントPの画像T6を関連付けて表示するための画像を生成する。
なお、画像生成部151−3は、複数のポイント(ポイントI、…、ポイントP)を関連付けて表示するための画像を生成する場合に、検索リクエストに含まれるポイント名称(ポイントP)に対応するポイントを、他のポイントである、ポイントPを除くポイントI、…とは異なる形態で表示する画像を生成してもよい。具体的には、図7に示すように、画像生成部151−3は、ポイントPの画像T6を、他のポイントの画像T1からT5に比べてより強調された形態で表示可能なように生成する。強調表示は、例えば、図7に示すように、画像T6の外枠を太線にする形態であってもよいが、これに限られず、画像T6をハイライトするような形態であってもよい。
また、画像生成部151−3は、図8に示すように、ディスプレイ156上の画面D2に表示される画像であって、特定されたグループ#2に含まれるポイントIの画像T1、…、ポイントPの画像T6を関連付けて表示するための画像であって、各ポイントを特定可能な各アイコン画像を生成するように構成されてもよい。例えば、画像生成部151−3は、ポイントPが「バルブ」である場合は、作業員が、ポイントPは「バルブ」であることを一見して把握容易となるように、ポイントPの画像T6として、「バルブ」を示すアイコン画像を生成する。
他方、ステップS2において、グループ特定部151−1がグループを特定することができなかった場合は、ステップS4に進む。
ステップS4においては、図9に示すように、画像生成部151−3は、グループを特定することができなかったことを示す画像の一例として、「グループが特定できませんでした。」というエラーメッセージMを生成する。
ディスプレイ156は、図7から図9に示すように、画像生成部151−3が生成する画像を表示する(ステップS5)。
(他の実施形態)
例えば、グループ特定部151−1は、検索リクエストに複数のタグ名称が含まれる場合であって、複数のタグ名称と関連付けられたグループが複数存在する場合、最も多くのタグ名称と関連付けられたグループを特定してもよい。具体的には、検索リクエストに、タグ名称「ポイントA」及び「ポイントI」が含まれる場合に、図3に示すように「ポイントA」又は「ポイントI」と関連付けられたグループは、グループ#1、#2、及び#4であるが、「ポイントA」又は「ポイントI」の一方ではなく、「ポイントA」及び「ポイントI」双方と関連付けられたグループはグループ#4であるので、グループ特定部151−1は、グループ#4を特定するように構成されてもよい。
例えば、グループ特定部151−1は、検索リクエストに複数のタグ名称が含まれる場合であって、複数のタグ名称と関連付けられたグループが複数存在する場合、最も多くのタグ名称と関連付けられたグループを特定してもよい。具体的には、検索リクエストに、タグ名称「ポイントA」及び「ポイントI」が含まれる場合に、図3に示すように「ポイントA」又は「ポイントI」と関連付けられたグループは、グループ#1、#2、及び#4であるが、「ポイントA」又は「ポイントI」の一方ではなく、「ポイントA」及び「ポイントI」双方と関連付けられたグループはグループ#4であるので、グループ特定部151−1は、グループ#4を特定するように構成されてもよい。
また、グループ特定部151−1は、検索リクエストに複数のタグ名称が含まれる場合、複数のタグ名称のすべてと関連付けられたグループを特定してもよい。具体的には、検索リクエストに、タグ名称「ポイントA」、「ポイントH」及び「ポイントI」の三つが含まれる場合に、図3に示すように「ポイントA」、「ポイントH」及び「ポイントI」の三つ全てと関連付けられたグループは、グループ#4のみであるので、グループ特定部151−1は、グループ#4を特定するように構成されてもよい。
なお、上記各実施形態においては、運転操作部19は機器監視部15とは別個のものとして説明されているが、運転操作部19の構成が機器監視部15に組み込まれていてもよい。例えば、上記したとおり、機器監視部15のディスプレイ156は、コントローラ17から受信したフィールド機器10の測定値に基づいて、フィールド機器10の運転状況等を出力するように構成されてもよい。また、機器監視部15は、コントローラ17に設定値や制御値を与えることで、コントローラ17を通じてフィールド機器10の運転状態を個別的に制御可能なように構成されてもよい。
また、上記実施形態においては、図6に示すような選択画面SDは、機器監視部15のディスプレイ156上に表示されると説明したが、選択画面SDは、例えば、図1に示す運転操作部19のディスプレイ(不図示)に表示されてもよい。選択画面SDが運転操作部19のディスプレイ上に表示される場合に、作業員が、「4.ポイントP」を選択するときに、運転操作部19は、ポイントPのタグ名称を含むグループ検索リクエストを、機器監視部15に送信する。機器監視部15のCPU151は、IF155を介して検索リクエストを受信する。そして、CPU151(グループ特定部151−1)は、検索リクエストに含まれるポイントPのタグ名称と関連付けられたグループを特定してもよい。
(効果)
本発明によれば、関連性があるポイントを関連付けて表示する画像を生成できるので、関連性があるポイントの状態を一見して把握可能となり、利便性が高い機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムを提供できる。
本発明によれば、関連性があるポイントを関連付けて表示する画像を生成できるので、関連性があるポイントの状態を一見して把握可能となり、利便性が高い機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラムを提供できる。
1 機器監視システム
10 フィールド機器
11 入出力(IO)ユニット
15 機器監視部
17 コントローラ
19 運転操作部
20 リンクモジュール
151 CPU
152 RAM
153 ROM
154 記録装置
155 IF(インターフェース)
156 ディスプレイ
157 キーボード
158 ポインティングデバイス
151−1 グループ特定部
151−3 画像生成部
10 フィールド機器
11 入出力(IO)ユニット
15 機器監視部
17 コントローラ
19 運転操作部
20 リンクモジュール
151 CPU
152 RAM
153 ROM
154 記録装置
155 IF(インターフェース)
156 ディスプレイ
157 キーボード
158 ポインティングデバイス
151−1 グループ特定部
151−3 画像生成部
Claims (9)
- 一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視システムであって、
前記フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する記録部と、
前記フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、前記フィールド機器識別情報に関連付けられた前記グループを特定するグループ特定部と、
特定された前記グループの前記グループ識別情報と特定された前記グループに含まれる一以上の前記フィールド機器を示す前記フィールド機器識別情報とに基づいて、当該フィールド機器識別情報を当該グループ識別情報に関連付けて表示するための画像を生成する画像生成部と、
を備える、
機器監視システム。 - 前記フィールド機器は、プロセスごとに前記グループとして関連づけられており、
前記画像生成部は、前記フィールド機器識別情報を前記プロセスごとに関連付けて表示するための画像を生成する、
請求項1に記載の機器監視システム。 - 前記グループ特定部は、前記フィールド機器識別情報に関連付けられた前記グループが複数存在する場合、前記グループ識別情報としての各グループ番号のうち最も小さいグループ番号に対応するグループを特定する、
請求項1又は2に記載の機器監視システム。 - 前記グループ特定部は、前記検索リクエストに複数のフィールド機器識別情報が含まれる場合であって、複数の前記フィールド機器識別情報と関連付けられた前記グループが複数存在する場合、最も多くの前記フィールド機器識別情報と関連付けられた前記グループを特定する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の機器監視システム。 - 前記グループ特定部は、前記検索リクエストに複数のフィールド機器識別情報が含まれる場合、複数の前記フィールド機器識別情報のすべてと関連付けられた前記グループを特定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の機器監視システム。 - 前記画像生成部は、複数の前記フィールド機器を関連付けて表示するための画像を生成する場合に、前記検索リクエストに含まれる前記フィールド機器識別情報に対応するフィールド機器を、他のフィールド機器とは異なる形態で表示する画像を生成する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の機器監視システム。 - 前記画像生成部は、前記グループ特定部が前記グループを特定できなかった場合は、前記グループを特定できなかったことを示す画像を生成する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の機器監視システム。 - 一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視方法であって、
前記フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録するステップと、
前記フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、前記フィールド機器識別情報に関連付けられた前記グループを特定するステップと、
特定された前記グループの前記グループ識別情報と特定された前記グループに含まれる一以上の前記フィールド機器を示す前記フィールド機器識別情報とに基づいて、当該フィールド機器識別情報を関連付けて表示するための画像を生成するステップと、
を含む、
機器監視方法。 - 一以上のフィールド機器の状態を監視する機器監視プログラムであって、
コンピュータに、
前記フィールド機器を識別するフィールド機器識別情報と、一以上のフィールド機器を含むグループを識別するグループ識別情報と、を関連付けて記録する機能と、
前記フィールド機器識別情報を含む検索リクエストに基づいて、前記フィールド機器識別情報に関連付けられた前記グループを特定する機能と、
特定された前記グループの前記グループ識別情報と特定された前記グループに含まれる一以上の前記フィールド機器を示す前記フィールド機器識別情報とに基づいて、当該フィールド機器識別情報を関連付けて表示するための画像を生成する機能と、
を実現させるための機器監視プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006608A JP2017126296A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006608A JP2017126296A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017126296A true JP2017126296A (ja) | 2017-07-20 |
Family
ID=59365582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016006608A Pending JP2017126296A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 機器監視システム、機器監視方法、及び、機器監視プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017126296A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020021345A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 計装監視装置 |
-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016006608A patent/JP2017126296A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020021345A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 計装監視装置 |
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