JP2017125744A - 超音波溝壁測定装置 - Google Patents

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真 荒川
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Abstract

【課題】掘削溝に、障害物の下方を透かし掘りして構築した透かし掘り領域が存在する場合にも、超音波センサを用いて精度よく掘削溝の形状を把握することの可能な、超音波溝壁測定装置を提供する。【解決手段】超音波センサと、超音波センサの上端に、吊り具を介して連結されるワイヤと、ワイヤを収納するワイヤドラムを備えたウィンチと、超音波センサを、掘削溝内であって掘削溝の長さ方向に移動させる移動装置と、よりなり、移動装置が、鉛直フレームと、鉛直フレームの上端部に設置される走行体と、鉛直フレームの下端部近傍に基端部が設置され、先端部に前記超音波センサが配置されるセンサ位置決め部材と、を備る。【選択図】図3

Description

本発明は、地盤中に構築した掘削溝の形状を測定するための超音波溝壁測定装置に関する。
従来より、地中連続壁を構築する際には地盤中に掘削溝を構築した段階で、掘削溝の形状が所定の精度を満足しているか否かの精度確認を行っている。具体的には、超音波センサを掘削溝に挿入し、溝壁に対して直交するよう超音波を発信しこの反射波を受信することで、超音波センサと溝壁との水平距離を測定する作業を深度方向に繰り返すことにより、溝塀の形状を把握する。
例えば、特許文献1では、超音波発振器および受信器を内蔵したセンサ、当該センサを吊持するキャプタイヤケーブル、およびセンサの測定方位を調整するための回転機構を備える側壁測定装置を掘削孔の近傍に配置し、キャプタイヤケーブルの伸長動作によってセンサを掘削孔内に下降させ、側壁の形状把握を行っている。
特開2000−2531号公報
しかし、上記の側壁測定装置は、センサが走行体の伸縮ブーム先端から垂下するキャプタイヤケーブルに吊持されているから、例えば、地中連続壁の構築予定位置の一部に地中埋設物等の障害物が埋設されており、障害物を撤去移設することなく障害物の下方を透かし掘りして掘削溝に透かし掘り領域を構築した場合、透かし掘り領域にセンサを配置することができない。すると、溝壁の透かし掘り領域に面した部分に対してセンサの超音波発振器から超音波を直交して発振することができないため、溝壁の透かし掘り領域に面した部分の形状を把握することができない。
一方で、透かし掘り領域に面する、溝壁と直交する端面については、超音波センサにてその形状を把握することが可能である。しかし、超音波センサと端面との水平距離が遠いほど超音波の減衰を招きやすく、また安定液の比重が高いほど超音波の減衰は著しくなる。このため、透かし掘り領域の手前に配置した超音波センサにて把握した端面の形状は、精度が低くなりやすく信頼性に劣る。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、掘削溝に、障害物の下方を透かし掘りして構築した透かし掘り領域が存在する場合にも、超音波センサを用いて精度よく掘削溝の全体形状を把握することの可能な、超音波溝壁測定装置を提供することである。
かかる目的を達成するため、本発明の超音波溝壁測定装置は、掘削溝の溝壁までの距離を測定する超音波センサと、該超音波センサの上端に、吊り具を介して連結されるワイヤと、該ワイヤを収納するワイヤドラムを備えたウィンチと、前記超音波センサを、前記掘削溝内であって掘削溝の長さ方向に移動させる移動装置と、よりなり、前記移動装置が、鉛直フレームと、該鉛直フレームの上端部に設置され、掘削溝の長さ方向に沿って地表上を走行する走行体と、先端部が前記鉛直フレームの側方から前記溝壁と平行な方向に張り出すよう、基端部が前記鉛直フレームに固定されるとともに、前記先端部より前記超音波センサが吊り下げられるセンサ位置決め部材と、を備えることを特徴とする。
上述する本発明の超音波溝壁測定装置によれば、超音波溝壁測定装置を透かし掘り領域が存在する掘削溝に対してセンサ位置決め部材が透かし掘り領域を向くようにして配置し、走行体を走行させることにより、センサ位置決め部材を介して超音波センサを透かし掘り領域に配置することができる。これにより、超音波センサを溝底に向けて一定速度で吊り降ろしつつ、溝壁の透かし掘り領域に面した部分と超音波センサとの水平距離を測定する作業を繰りかえすことにより、溝壁の透かし掘り領域に面した部分の形状を把握することが可能となる。
また、超音波センサに、溝壁と直交する端面に向けて超音波を発信するための送波器と、その反射波を受信する受波器も併せて内蔵すれば、透かし掘り領域に面する端面に対して、超音波センサを近接して配置することができるため、超音波センサと端面との水平距離を精度よく測定し、端面の形状に関する精度確認作業に信頼性を確保することが可能となる。
本発明の超音波溝壁測定装置は、前記超音波センサを、前記センサ位置決め部材の先端部より吊り下げる構成に替えて、前記センサ位置決め部材の先端部であって上面に固定し、前記超音波センサの送波器及び受波器を鉛直上方に向けることを特徴とする。
上述する本発明の超音波溝壁測定装置によれば、透かし掘り領域の掘削上面の形状を、超音波センサにて把握することができる。これにより、これまで把握することが困難であった、掘削溝の透かし掘り領域全体の形状を把握することが可能となる。
本発明によれば、掘削溝に、障害物の下方を透かし掘りして構築した透かし掘り領域が存在する場合にも、透かし掘り領域を含む掘削溝全体の形状を超音波センサを用いて精度よく把握することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の超音波溝壁測定装置の概略を示す図である。 本発明の掘削溝の超音波センサの概略を示す図である 本発明の第1の実施の形態の超音波溝壁測定装置の背面を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の超音波溝壁測定装置の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の超音波溝壁測定装置の概略を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の超音波溝壁測定装置の背面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の超音波溝壁測定装置の使用状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の超音波溝壁測定装置の概略を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の超音波溝壁測定装置の使用状態を示す図である。
本発明の超音波溝壁測定装置は、掘削溝に、地中埋設物等の障害物を撤去移設することなく、障害物の下方を透かし掘りして構築した透かし掘り領域が存在する場合にも、透かし掘り領域に超音波センサを配置できる装置であり、掘削溝は、矩形杭や地中連続壁等いずれの場所打ちコンクリート造の地中構造物を構築するために設けられたものでもよい。本実施の形態では、掘削溝が、地中連続壁を構築するべく設けられた場合を事例とし、以下に図1〜図9を参照して詳述する。
超音波溝壁測定装置1は、図1および図2で示すように、掘削溝10内に配置される超音波センサ2と、吊り具3を介して超音波センサ2を吊持するワイヤ4と、少なくともワイヤ4を巻き取るワイヤドラム51が収納されたウィンチ5と、超音波センサ2を、掘削溝10の長さ方向に移動させる移動装置6を備えている。
超音波センサ2は、距離測定の分野で広く一般に用いられているセンサであり、図2(a)の平面図で示すように、溝壁101に向けて超音波を発信するための送波器と、その反射波を受信する受波器を内蔵している。そして、送波器から溝壁101に向けて直交するように発信した超音波の反射波を受波器にて受信することで、超音波センサ2から溝壁101までの水平距離を測定する。なお、本実施の形態では、超音波センサ2に、図2(a)で示すような溝壁101と直交する端面103に向けて超音波を発信するための送波器と、その反射波を受信する受波器も併せて内蔵されている。
このような構成の超音波センサ2は、図2(a)及び図3の背面図で示すように、2本のワイヤ4を用いて吊り具3を介して吊持されている。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、超音波センサ2を鉛直状に吊持し、かつ掘削溝10内を移動する際に水平方向に回転することのないよう構成されていれば、ワイヤ4の本数や吊り具3の形状はいずれを採用してもよい。
また、上記の超音波センサ2にて測定された水平距離は、図示しない記録機に記録される。したがって、上記の超音波センサ2を溝芯に配置して、ウィンチ5を用いてワイヤ4を繰り出し超音波センサ2を深度方向に移動させつつ、溝壁101までの水平距離を測定する作業を繰り返すと、記録機には、図2(b)で示すような溝壁101の形状が記録される。これにより、超音波センサ2にて、溝壁101の形状を測定することが可能となる。なお、先にも述べたように、超音波センサ2には端面103に向けて超音波を発信するための送波器と、その反射波を受信する受波器も併せて内蔵されているから、溝壁101の形状と同時に端面103の形状も記録することが可能である。
ところで、図1で示すように、掘削溝10に、地中埋設物等の地中障害物Fを撤去移設することなく、地中障害物Fの下方を透かし掘りして構築した透かし掘り領域102が存在する場合において、溝壁101の透かし掘り領域102に面した部分と超音波センサ2との水平距離、および端面103と超音波センサ2との水平距離の両者を測定するには、超音波センサ2を透かし掘り領域102に配置する必要がある。
そこで、本実施の形態では超音波溝壁測定装置1に、掘削溝10内に位置する状態の超音波センサ2を透かし掘り領域102に移動させることの可能な移動装置6を設けることとした。以下に、超音波センサ2にて透かし掘り領域に面する溝壁101および端面103の形状把握を可能にするための、移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1を示す。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態の移動装置6は、図1で示すように、鉛直フレーム61と、鉛直フレーム61の上端部に設置される走行体64と、先端部に超音波センサ2が配置されるセンサ位置決め部材63と、を備えている。
鉛直フレーム61は、図3で示すように、掘削溝10の溝幅方向に間隔を有して配置された一対の支柱611と、これらの下端部を連結するように配置される水平部材612とにより構成され、一対の支柱611の上端部には、これらを連結するように走行体64が固定されている。
走行体64は、鉛直フレーム61を構成する一対の支柱611の上端部が下面に設置される走行体本体641と、同じく走行体本体641の下面に設置され、掘削溝10近傍の地表面上を掘削溝10の長さ方向に沿って移動可能な走行手段642を備えている。走行手段642は、地表面上を直接走行するものでもよいが、本実施の形態では、掘削溝10近傍両側に掘削溝10の長さ方向に沿うレール9を敷設し、走行手段642にレール9上を移動するホイールを採用している。
また、センサ位置決め部材63は、図1で示すように、溝壁101と平行に延在する枠材よりなり、基端部が鉛直フレーム61に対して直交するようにして固定されている。そして、ワイヤ4を捲き掛けるシーブ8が、センサ位置決め部材63の上面における基端部近傍と先端部近傍にそれぞれ、溝壁101と平行な鉛直面内に回転するよう設置されている。これらシーブ8をワイヤ4が経由することで、センサ位置決め部材63の先端から超音波センサ2を吊り下げ可能にしている。
なお、センサ位置決め部材63は、鉛直フレーム61を透かし掘り領域102に最も近づけたときにその先端部を、透かし掘り領域102に面する端面103近傍に配置できるよう、その長さをあらかじめ設定しておくとよい。また、センサ位置決め部材63は、必ずしも鉛直フレーム61に対して直交させなくてもよく、先端部が鉛直フレーム61より側方に張り出すよう配置できれば、角度を持って固定してもよい。
上述する構成の移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1にて、溝壁101の透かし掘り領域102に面する部分および端面103の形状を測定する際には、まず、図1で示すように、移動装置6を、センサ位置決め部材63の先端部が透かし掘り領域102に向くように配置し、走行体64の走行手段642をレール9上に設置する。
次に、図4で示すように、走行体64を走行させてセンサ位置決め部材63の先端部を透かし掘り領域102に配置し、ワイヤ4を一定速度で繰り出して超音波センサ2を溝底に向けて吊り降ろしつつ、超音波センサ2にて端面103までの水平距離を測定する作業を繰り返す。これと同時に図3で示すように、端面103と直交する溝壁101と超音波センサ2との水平距離も測定する。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態の移動装置6は、図5および図6で示すように、第1の実施の形態と同様の構造を有する鉛直フレーム61と、鉛直フレーム61の上端部に設置される支持部材62と、鉛直フレーム61の下端部近傍に基端部が連結され、先端部に超音波センサ2が配置されるセンサ位置決め部材63と、を備えている。
支持部材62は、図6で示すように、掘削溝10の溝幅方向に架け渡されて地表面に支持される柱状の横臥部材よりなり、鉛直フレーム61は、支持部材62から垂下されて掘削溝10内に配置される。
センサ位置決め部材63は、図5および図6で示すように、掘削溝10の溝幅方向が一対の支柱611の間に収まる程度の大きさの枠材よりなり、鉛直フレーム61の下端部近傍であって、透かし掘り領域102と対向する前面側に配置される。そして、支柱611に対して水平軸631を介して、溝壁101と平行な鉛直面内に回動自在に連結されている。これにより、センサ位置決め部材63は、水平軸631を回転軸として鉛直面内に回動するが、図5で示すように、水平姿勢時に上方を向く面には吊りピース等のピース632が設置され、ピース632に吊ワイヤ7が掛け止めされている。したがって、センサ位置決め部材63の回動動作は、ピース632に掛け止めされた吊ワイヤ7の巻上げもしくは繰り出し操作により行われる。
なお、本実施の形態では、図5で示すように、センサ位置決め部材63が鉛直下方向に回動した際に鉛直状に起立した状態とならないよう、図6で示すように、鉛直フレーム61の水平部材612をセンサ位置決め部材63のストッパとして機能させることで、吊ワイヤ7によるセンサ位置決め部材63の回動動作を容易にしている。
また、図5で示すように移動装置6には、超音波センサ2を吊持するためのワイヤ4を捲き掛けるシーブ8が、鉛直フレーム61の下端部近傍であって透かし掘り領域102に背を向ける背面側と、センサ位置決め部材63の先端部であって水平姿勢時に上方を向く面にそれぞれ、鉛直面内に回転するよう設置されている。これらシーブ8をワイヤ4が経由することで、センサ位置決め部材63の先端から超音波センサ2を吊り下げ可能にしている。
上述する構成の移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1にて、溝壁101の透かし掘り領域102に面した部分および端面103の形状を測定する際には、まず、図5で示すように、センサ位置決め部材63の先端を下方に向けた状態の移動装置6を掘削溝10内に挿入し、支持部材62にて掘削溝10近傍の地表面に支持する。
次に、図7(a)で示すように、吊ワイヤ7を介してセンサ位置決め部材63を回動して水平姿勢とし、その先端部を透かし掘り領域102に配置する。この後、図7(b)で示すように、ワイヤ4を一定速度で繰り出して超音波センサ2を溝底に向けて吊り降ろしつつ、超音波センサ2にて端面103までの水平距離を測定する作業を繰り返す。これと同時に図6で示すように、端面103と直交する溝壁101と超音波センサ2との水平距離も測定する。
なお、センサ位置決め部材63は水平姿勢となった時に先端部を、透かし掘り領域102に面する端面103近傍に配置できるよう、その長さをあらかじめ設定しておくとよい。また、センサ位置決め部材63は、必ずしも水平姿勢とする必要はなく、超音波センサ2が、溝壁101の透かし掘り領域102に面した部分の所望位置に直交して超音波を発信できるよう、その角度を適宜調整してもよい。
上記の超音波溝壁測定装置1は、第1の実施の形態では、走行体64を走行させることにより、また、第2の実施の形態では、センサ位置決め部材63を回動させることにより、超音波センサ2を掘削溝10の透かし掘り領域102に配置し、かつ掘削溝102の長さ方向にその位置を適宜調整することができる。これにより、溝壁101の透かし掘り領域102に面した部分の所望位置に対して、超音波センサ2から直交して超音波を発信することができるため、溝壁101との水平距離を測定することが可能となる。したがって、超音波センサ2を溝底に向けて吊り降ろしつつ、この水平距離を測定する作業を繰りかえすことにより、溝壁101の透かし掘り領域102に面した部分の形状を測定することが可能となる。
また、図3〜図4及び図6〜図7で示すように、透かし掘り領域102に面する、溝壁101と直交する端面103に対して超音波センサ2を近接して配置することができるため、端面103との水平距離を精度よく測定し、端面103の形状を把握することが可能となる。
このように、溝壁101の透かし掘り領域102に面する部分および透かし掘り領域102に面する端面103の形状を精度よく確認できることから、掘削溝10に鉄筋コンクリート造の地中構造物を構築する場合において、鉄筋籠を正規の位置に収めることができ、高品質な地中構造物を構築することが可能となる。
また、掘削溝10に透かし掘り領域102が存在する場合には、透かし掘り領域102の上方にも掘削上面104が存在する。そこで、第3の実施の形態に、超音波センサ2にて、透かし掘り領域の掘削上面104の形状把握を可能にする移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1を示す。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態の移動装置6は、図8及び図9で示すように、鉛直フレーム61、走行体64、および鉛直フレーム61に基端部を固定されたセンサ位置決め部材63を備える点で、第1の実施の形態で示した同様の構成を有しているが、超音波センサ2の設置方法が異なる。
つまり、第3の実施の形態では、図8で示すように、センサ位置決め部材63の上面における先端部近傍に、超音波センサ2を、超音波を発信するための送波器およびその反射波を受信する受波器が鉛直上方を向くようにして設置する。そして、ワイヤ4が捲き掛けられるシーブ8を、センサ位置決め部材63の上面における基端部近傍と中間位置にそれぞれ、溝壁101に平行な鉛直面内に回転するよう設置する。
上述する構成の移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1にて、透かし掘り領域102の掘削上面104の形状を測定する際には、まず、図8で示すように、移動装置6を、センサ位置決め部材63の先端部が透かし掘り領域102に向くように配置し、走行体64の走行手段642をレール9上に設置する。
次に、走行体64を走行させてセンサ位置決め部材63の先端部を透かし掘り領域102に配置し、図9で示すように、走行体64を一定速度で走行させることで超音波センサ2を掘削溝10の長さ方向に移動させつつ、超音波センサ2にて掘削上面104までの鉛直距離を測定する作業を繰り返す。
上記の第3の実施の形態の移動装置6を備えた超音波溝壁測定装置1によれば、透かし掘り領域102の掘削上面104の形状を、超音波センサ2にて把握することができる。これにより、これまで把握することが困難であった、透かし掘り領域102を含む掘削溝10全体の形状を精度よく把握することが可能となる。
なお、本発明の超音波溝壁測定装置1は、上述する実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 超音波溝壁測定装置
2 超音波センサ
3 吊り具
4 ワイヤ
5 ウィンチ
51 ワイヤドラム
6 移動装置
61 鉛直フレーム
62 支持部材
63 センサ位置決め部材
64 走行体
7 吊りワイヤ
8 シーブ
9 レール
10 掘削溝
101 溝壁
102 透かし掘り領域
103 端面
104 掘削上面

Claims (2)

  1. 掘削溝の溝壁までの距離を測定する超音波センサと、
    該超音波センサの上端に、吊り具を介して連結されるワイヤと、
    該ワイヤを収納するワイヤドラムを備えたウィンチと、
    前記超音波センサを、前記掘削溝内であって掘削溝の長さ方向に移動させる移動装置と、よりなり、
    前記移動装置が、鉛直フレームと、
    該鉛直フレームの上端部に設置され、掘削溝の長さ方向に沿って地表上を走行する走行体と、
    先端部が前記鉛直フレームの側方から前記溝壁と平行な方向に張り出すよう、基端部が前記鉛直フレームに固定されるとともに、前記先端部より前記超音波センサが吊り下げられるセンサ位置決め部材と、
    を備えることを特徴とする超音波溝壁測定装置。
  2. 請求項1に記載の超音波溝壁測定装置において、
    前記超音波センサを、前記センサ位置決め部材の先端部より吊り下げる構成に替えて、前記センサ位置決め部材の先端部であって上面に固定し、前記超音波センサの送波器及び受波器を鉛直上方に向けることを特徴とする超音波溝壁測定装置。
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