JP2017125478A - 動翼のタービンロータへの組付構造及び組付方法並びにタービンロータ - Google Patents

動翼のタービンロータへの組付構造及び組付方法並びにタービンロータ Download PDF

Info

Publication number
JP2017125478A
JP2017125478A JP2016006186A JP2016006186A JP2017125478A JP 2017125478 A JP2017125478 A JP 2017125478A JP 2016006186 A JP2016006186 A JP 2016006186A JP 2016006186 A JP2016006186 A JP 2016006186A JP 2017125478 A JP2017125478 A JP 2017125478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
turbine rotor
groove
rotor
blade groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016006186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6785555B2 (ja
Inventor
憲一 村上
Kenichi Murakami
憲一 村上
真吾 金澤
Shingo Kanazawa
真吾 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2016006186A priority Critical patent/JP6785555B2/ja
Publication of JP2017125478A publication Critical patent/JP2017125478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6785555B2 publication Critical patent/JP6785555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】タービンロータが回転して動翼に遠心力が掛って翼根が翼溝に対して径方向の外周側へ相対動し翼根と翼溝との隙間部分が拡大することに着目して、翼根と翼溝との隙間部分での腐食の発生等を抑制することができるようにする。【解決手段】タービンロータ1の翼溝11に動翼2の翼根21を組み付ける組付構造であって、翼根21が、防食性接着剤によって、翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方の最外周位置に圧着状態に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービン、特に、地熱発電用の蒸気タービンに用いて好適の動翼のタービンロータへの組付構造及び組付方法並びにタービンロータに関するものである。
蒸気タービンには、各段のタービンロータの周縁に沿って動翼の翼列が装着されている。この動翼のタービンロータへの主な取付構造には、サイドエントリー方式(アキシャルエントリー方式)とTルート方式とがある。
Tルート方式では、タービンロータの外周に円周方向にTルートと呼ばれる翼溝を連続して設け、翼根を翼溝に挿入し、タービンロータの円周方向に順次植え込むようにして、抜け止め固定処理等を行なう。
サイドエントリー方式では、タービンロータの外周に軸方向にツリー型翼溝などと呼ばれる翼溝を動翼の数に応じて設けて、各翼溝にそれぞれ翼根を挿入して嵌合させて固定する。
特に、最終段低圧部の動翼には高い強度が要求されるため、サイドエントリー式の固定構造が採用される場合が多い。
各特許文献1〜3には、サイドエントリー式の動翼の固定構造において、ツリー型の翼溝と翼根との隙間と、隣り合う翼の脚部の隙間に防食剤を充填した蒸気タービンの防食技術が開示されている。特許文献2には、更に防食剤充填部の表面に遮蔽性の樹脂を塗布することが開示され、特許文献3には、更に防食剤充填部の表面に遮蔽性の樹脂を塗布し、更に樹脂の上に金属コーティングを行なうことが開示されている。
特開昭58−183801号公報 特開2010−180819号公報 特開2011−149323号公報
ところで、地熱井戸から噴出する地熱蒸気を利用し発電する地熱発電プラントの蒸気タービン(地熱タービン)において、地熱蒸気には金属を腐食させる原因となる酸性成分(HSなど)が含まれている。このため、地熱タービンの場合、翼表面に防食剤を塗布しているが、翼根とタービンロータの翼溝との隙間に地熱蒸気が侵入し、翼溝や翼根を腐食させるという課題が発生する。
特許文献1〜3には、翼根とタービンロータの翼溝との隙間に防食剤を充填することが記載されているが、この従来技術では、翼溝や翼根を十分に防食することが困難である。つまり、タービンロータが回転して翼に遠心力が掛り径方向の外周側へ位置が変化した際に、翼根とタービンロータの翼溝との隙間が広がってしまうため、この隙間から地熱蒸気が侵入してしまう。上記従来技術では、このような隙間への地熱蒸気の侵入を防止することはできず、結果、腐食が発生するおそれがある。
サイドエントリー方式の場合、翼溝の端部が露出しているため、このような課題の発生がより危惧される。
また、タービンロータが回転して翼に遠心力が掛り径方向の外周側へ位置が変化すると、タービンロータの植込み溝の特定のコーナー部に、応力が集中してクラックが生じるおそれがある。例えばサイドエントリー方式の場合、ツリー型翼溝の角部(ツリー型翼溝で周方向に張り出した張出部の溝開口部側の角部、後述の図1の符号16参照)において、動翼に働く遠心力が作用して圧縮応力による応力集中が発生する。また、Tルート方式の場合、T型翼溝の角部(T型翼溝で周方向に張り出した張出部の溝開口部側の角部、後述の図3の符号37A)や、T型翼溝の耳部(T型翼溝の開口部に、タービンロータの外周面から径方向外方に突出した突出部の外側面と、タービンロータの外周面とがなすコーナー部、後述の図3の符号37B)において、動翼に働く遠心力が作用して圧縮応力による応力集中が発生する。このようなタービンロータの翼溝部分では、応力集中によるクラック発生のおそれがあり、クラックが発生すると地熱蒸気による腐食を誘発するため、このような応力集中の発生を抑制することが好ましい。
なお、これらの課題は、金属を腐食させ易い環境下では、地熱タービンに限らず、他の蒸気タービン、或いは、ガスタービンにおいても発生する場合がある。
本発明は、このような課題を比較的簡易な対処のもとで解決すべく創案されたもので、タービンロータが回転して動翼に遠心力が掛って、翼根が翼溝に対して径方向の外周側へ相対動し翼根と翼溝との隙間部分が拡大することに着目して、翼根と翼溝との隙間部分での腐食の発生等を抑制することができるようにした、動翼のタービンロータへの組付構造及び動翼のタービンロータへの組付方法並びにタービンロータを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の動翼のタービンロータへの組付構造は、タービンロータの翼溝に動翼の翼根を組み付ける組付構造であって、前記翼根が、防食性接着剤によって、前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着状態に固定されていることを特徴としている。
(2)前記タービンロータの前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられていることが好ましい。
(3)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であることが好ましい。
(4)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であることが好ましい。
(5)本発明の動翼のタービンロータへの組付方法は、タービンロータの翼溝に動翼の翼根を組み付ける組付方法であって、前記動翼の前記翼根を前記タービンロータの前記翼溝内に挿入する挿入工程と、前記挿入工程と同時に又は前後して、前記翼根と前記翼溝との間に防食性接着剤を充填させる充填工程と、前記挿入工程及び前記充填工程の後、前記翼根を前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着させた状態で前記防食性接着剤を固定させる固化工程と、を有することを特徴としている。
(6)前記固化工程では、前記翼根を前記翼溝に嵌合させた状態で、前記動翼と前記タービンロータとの間に楔を打ち込んで前記動翼を前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着させることが好ましい。
(7)前記タービンロータの前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられていることが好ましい。
(8)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数対応した数だけ設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であることが好ましい。
(9)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に円周方向に連続して設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であることが好ましい。
(10)本発明のタービンロータは、動翼の翼根を組み付けられる翼溝を有するタービンロータであって、前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられていることを特徴としている。
(11)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向いて前記動翼の数に対応した数だけ設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であって、前記特定のコーナー部は、前記ツリー型翼溝で周方向に張り出した張出部の奥に形成された角部であることが好ましい。
(12)前記翼溝は、前記タービンロータの外周に円周方向に連続して設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であって、前記特定のコーナー部は、前記T型翼溝で周方向に張り出した張出部の溝開口部側の角部(耳部)であることが好ましい。
(13)前記T型翼溝の開口部には、前記タービンロータの外周面から径方向外方に突出した突出部が形成され、前記突出部の外側面と前記タービンロータの外周面とがなすコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、動翼の翼根が、防食性接着剤によって、翼溝に対してタービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着状態で固定されているので、タービンロータが回転して動翼に遠心力が掛っても、翼根と翼溝との間には翼根が翼溝に対して径方向の外周側へ移動する相対動はほとんど発生しない。そのため、翼根と翼溝との間に新たな隙間が発生することが抑制される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンに用いた場合にも、地熱蒸気が隙間に侵入することを抑制して、翼根と翼溝に腐食が発生することを抑制することができる。
また、タービンロータの翼溝において、タービンロータの回転で発生する動翼の遠心力により応力が集中し易い特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝を設けることで、特に、特定のコーナー部に大きな圧縮力や引張力による作用力が生じる場合にも、作用力がポケット溝の曲面に分散されて応力集中が抑制されてクラックの発生が防止される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンに用いた場合にも、地熱蒸気が進入するクラックが発生することがなく、クラックに腐食が発生することを防止することができる。
第1実施形態に係るタービンロータ及び動翼のタービンロータへの組付構造を説明するための蒸気タービンの翼列部分を示す断面図である。 第1実施形態に係る動翼のタービンロータへの組付方法を説明するための蒸気タービンの翼列部分を示す断面図であって、(a),(b)の順に工程を示す。 第2実施形態に係るタービンロータ及び動翼のタービンロータへの組付構造を説明するための蒸気タービンの翼列部分を示す断面図である。 第2実施形態に係る動翼のタービンロータへの組付方法を説明するための蒸気タービンの翼列部分を示す断面図であって、(a),(b)の順に工程を示す。
以下、図面より、本発明に係るタービンロータ及び動翼のタービンロータへの組付構造並びに組付方法について2つの実施形態を説明する。第1実施形態に係るタービンロータは動翼をサイドエントリーするツリー型翼溝を有するもので、第2実施形態に係るタービンロータは動翼をTルートでエントリーするT型翼溝を有するものである。
何れの実施形態も、地熱発電用の蒸気タービンに適用されるが、本発明は、他の種々の蒸気タービンや、ガスタービンへの適用も考えられる。
〔第1実施形態〕
蒸気タービンには、複数段のタービンロータの周縁に沿って動翼の翼列が装着されている。本実施形態では、図1に示すように、動翼2をサイドエントリー方式(アキシャルエントリー方式)でタービンロータ1へ組み付けている。
タービンロータ1には、その外周に軸方向に向けて、いわゆる逆クリスマスツリー形の翼溝(ツリー型翼溝)11が動翼2の数に応じて設けられている。ツリー型翼溝11は、タービンロータ1の軸方向に延びており、ツリー型翼溝11の内面12は、底壁部13と両側壁部14L,14Rとを備えている。両側壁部14L,14Rには、底壁部13から溝開口部15に向けて、拡径部14a,縮径部14bが交互に設けられている。両側壁部14L,14Rの幅は、拡径部14a,縮径部14bにおいて拡縮しながら底部13から開口部15に向けて次第に拡大している。また、両側壁14L,14Rは滑らかな曲面で構成される。
動翼2には、ツリー型翼溝11の形状に対応する、いわゆる逆クリスマスツリー形の翼根(ツリー型翼根)21と、この翼根21からタービンロータ1の径方向の外周側に延びる翼部2Aとが設けられる。翼根21は、ツリー型翼溝11の両側壁部14L,14Rと対応するようにタービンロータ1の軸方向に延びており、その外面23は、側壁部24L,24Rと頂部25とを備え、側壁24L,24Rには、頂部25から基部26に向けて、拡径部24a,縮径部24bが交互に設けられている。両側壁部24L,24Rの幅は、拡径部24a,縮径部24bにおいて拡縮しながら頂部25から基部26に向けて次第に拡大している。
もちろん、翼根21はツリー型翼溝11に円滑に挿入できるように、ツリー型翼溝11の内面12と翼根21の外面23との間には挿入状態で微小な隙間(クリアランス)が形成されるように、内面12と外面23との大きさ及び形状が設定されている。また、翼根21はツリー型翼溝11に部分的に圧入して挿入できるように、ツリー型翼溝11の内面12と翼根21の外面23との間には、挿入状態で微小な隙間(クリアランス)が形成される部分と接触する部分とが適切に存在するように、内面12と外面23との大きさ及び形状が設定されていてもよい。
そして、本実施形態のタービンロータ1には、ツリー型翼溝11においてタービンロータ1の回転により応力が集中する特定のコーナー部に、このコーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝(R付きポケット溝)5が形成されている。
特定のコーナー部とは、ツリー型翼溝11で周方向に張り出した拡径部(張出部)24aの奥に形成された角部16である。この角部16は、蒸気タービンの運転時に、タービンロータ1の回転により動翼2に遠心力が作用して、動翼2からこの遠心力に応じた力がタービンロータ1のツリー型翼溝11に加わり、圧縮応力が集中する箇所である。
R付きポケット溝5は、このような応力の集中を抑制させる機能を有し、コーナー部において、局所的に肉部に入り込むように形成された比較的曲率の小さい曲面(入り込み曲面)を内壁面とする溝である。つまり、ポケット溝は、その横断面(ポケット溝の延在方向と直交する断面)の形状がポケット状(袋状)の溝であるが、R付きポケット溝5は、ポケット溝の内壁面が角部16の曲率を低減させる曲面(例えば、横断面が円弧状の曲面)で形成されるポケット溝である。本実施形態の場合、R付きポケット溝5は、ロータ1の長手軸方向に沿って延びてロータ1を貫通して形成されており、R付きポケット溝5の横断面は、ロータ1の長手軸方向と直交する断面になっている。このように、角部16の曲面がR付きポケット溝5によって曲率を低減されたことで、曲面で作用する力が分散され、応力の集中が抑制される。したがって、角部16に大きな圧縮力や引張力による作用力が生じる場合にも、作用力がR付きポケット溝5の曲面に分散されて応力の集中が抑制されるので、クラックの発生が防止される。
さらに、本実施形態では、動翼2の翼根21が、タービンロータ1のツリー型翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方に最も遠くなるような最外周の位置まで移動させて押え込むように、最外周位置に圧着する状態に防食性接着剤によって固定されている。この翼根21がツリー型翼溝11に対して径方向外方の最外周位置に圧着する状態とは、タービンロータ1の回転により動翼2に遠心力が作用している状態を想定したもので、したがって、圧着の強さも想定される遠心力の大きさに対応させることが好ましい。
上記のように、ツリー型翼溝11の内面12と翼根21の外面23との間には挿入状態で微小な隙間が形成されており、特に何も考慮せずにツリー型翼溝11の内面12と翼根21の外面23との間に防食性接着剤を介在させて固着させた場合、タービンロータ1の回転により動翼2に遠心力が作用すると、ツリー型翼溝11内で翼根21がタービンロータ1の径方向外方へ微小量移動して変位する。しかし、後述する手法を用いて、予め、この変位した状態でツリー型翼溝11内に翼根21を固定させておけばこのような変位は生じないか或いは生じても僅かに抑えることができる。
なお、防食性接着剤には、例えば、不飽和ポリエステル樹脂系接着剤,ポリイミド樹脂系接着剤,ポリアミドイミド樹脂系接着剤,エポキシ樹脂系接着剤など、機械的強度があり、耐水性,耐熱性,耐酸性,耐候性等の各種の耐性があるものを適用する。
次に、このような動翼のタービンロータへの組付構造を構成するための組付方法を説明する。
この組付方法では、まず、動翼2の翼根21をタービンロータ1のツリー型翼溝11内に挿入する(挿入工程)。また、この挿入工程と同時に又は前後して、翼根21とツリー型翼溝11との間に防食性接着剤を充填させる(充填工程)。
これらの挿入工程及び充填工程の後に、翼根21をツリー型翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方に圧着した状態で防食性接着剤を固化させる(固化工程)。この際、図2(a)に示すように、ツリー型翼溝11の底壁部13と、翼根21の頂部25との間に、楔6を仮設で打ち込むことにより、図2(b)に示すように、動翼2の翼根21が、タービンロータ1のツリー型翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方に最も遠くなるような最外周の位置まで移動させて押え込むように、最外周位置に圧着させる。この状態を保持して、防食性接着剤を固化させればよい(固化工程)。
この固化工程の後に、楔6を抜き取り、楔6を抜き取ったことで発生する翼根21とツリー型溝11との隙間に防食性接着剤を追加充填して隙間を塞ぐ(補修工程)。これらの一連の工程により、タービンロータ1へ動翼2を組み付ける。
本発明の第1実施形態に係るタービンロータ,動翼のタービンロータへの組付構造及び動翼のタービンロータへの組付方法は、このように、防食性接着剤によって動翼2の翼根21がタービンロータ1のツリー型翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方の最外周位置に圧着した状態で固定されているので、タービンロータ1が回転して動翼2に遠心力がかかった場合に生じやすい翼根21とツリー型翼溝11との間の相対動(翼根21がツリー型翼溝11に対して径方向の外周側へ移動する相対動)の発生が抑制されて、翼根21とツリー型翼溝11との間に新たな隙間が発生することが抑制される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンの場合であっても、隙間に地熱蒸気が翼根21とツリー型溝11との隙間に侵入することを抑制して、翼根21及びツリー型翼溝11に腐食が発生することを抑制することができる。
しかも、翼根21をタービンロータ1のツリー型翼溝11に対してタービンロータ1の径方向外方の最外周位置に圧着した状態に固定する手法として、簡便な楔6を用いて行なうので、本実施形態にかかる動翼のタービンロータへの組付構造を容易にかつ確実に達成することができる。
また、本タービンロータによれば、タービンロータ1の回転で発生する動翼2の遠心力によりツリー型翼溝11において応力が集中しやすい角部16にR付きポケット溝5が設けられているので、この部分への応力集中が抑制されてクラックの発生が防止される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンに用いた場合にも、地熱蒸気が侵入するクラックが発生しないため、クラックに腐食が発生することを防止することができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、図3に示すように、動翼4をTルート方式でタービンロータ3へ組み付けている。
タービンロータ3には、その外周に軸方向に向けて、いわゆるTルートと呼ばれる翼溝(T型翼溝)31が設けられている。T型翼溝31は、底壁部32と拡幅した両側壁部33と縮幅した両側壁部34とを備えている。側壁部33と側壁部34との間には底壁部32と略平行に対向する段部35が設けられ、開口部には、タービンロータ3の外周面3Fから径方向外方に突出して、底壁部32と略平行にタービンロータ3の径方向外方を向いた開口段部(突出部)36が設けられている。T型翼溝31の角部は滑らかな曲面で構成される。
動翼4には、T型翼溝31の形状に対応するT型断面形状の翼根41と、この翼根41からタービンロータ3の径方向の外周側に延びる翼部4Aとが設けられる。翼根41は、頂面部42と拡幅した両側壁部43と縮幅した両側壁部44とを備えている。側壁部43と側壁部44との間には頂面部42と略平行にタービンロータ3の径方向外方を向いた段部45が設けられ、基部には、段部45と略平行に対向する基部側段部46が設けられている。動翼4の外面に形成される角部は滑らかな曲面で構成される。また、頂面部42は底壁部32と、段部45は段部35と、基部側段部46は開口段部36とそれぞれ対向する。
翼根41をT型翼溝31に挿入し、タービンロータ3の円周方向に摺動させて順次植え込むようにして、翼根41を組み付けていくが、翼根41がT型翼溝31に円滑に挿入及び摺動できるようにするために、T型翼溝31の内面と翼根41の外面との間には挿入状態で微小な隙間(クリアランス)が形成されるよう、T型翼溝31の内面と翼根41の外面との大きさ及び形状が設定されている。
そして、本実施形態のタービンロータ3にも、T型翼溝31においてタービンロータ3の回転により応力が集中する特定のコーナー部、即ち、T型翼溝31で周方向に張り出した張出部の溝開口部側の角部37Aに、溝内壁面がこの角部37Aの曲率を低減させる曲面で形成されたR付きポケット溝5Aが形成されている。
また、T型翼溝31の開口段部(突出部)36の外側面36Fとタービンロータ3の外周面3Fとがなすコーナー部(耳部)37Bにも、溝内壁面がこの耳部37Bの曲率を低減させる曲面で形成されたR付きポケット溝5Bが形成されている。
すなわち、T型翼溝31の角部37Aには、動翼4に働く遠心力が翼根41の段部45とT型翼溝31の段部35との圧接によって作用すると、引張応力による応力集中が発生する。
また、開口段部(突出部)36の耳部37Bにも、動翼4に働く遠心力が翼根41の段部45とT型翼溝31の段部35との圧接によって作用すると、圧縮応力による応力集中が発生する。
R付きポケット溝5A,5Bは、第1実施形態のR付きポケット溝5と同様のものであって、上記の応力の集中を抑制させる機能を有する。つまり、本実施形態のR付きポケット溝5A,5Bは、タービンロータ3の周方向に向けて全周にわたって延在し、その横断面〔R付きポケット溝5A,5Bの延在方向(タービンロータ3の周方向)と直交する断面〕の形状がポケット状(袋状)であるポケット溝であって、溝の内壁面が角部37A,耳部37Bの曲率を低減させる曲面(例えば、横断面が円弧状の曲面)で形成されている。したがって、角部37A,耳部37Bに大きな圧縮力や引張力による作用力が生じる場合にも、作用力がR付きポケット溝5A,5Bの曲面に分散されて応力の集中が抑制されるので、クラックの発生が防止される。
さらに、本実施形態では、動翼4の翼根41が、防食性接着剤によってタービンロータ3のT型翼溝31に対してタービンロータ3の径方向外方の最外周位置に圧着した状態で固定されている。この翼根41がT型翼溝31に対して径方向外方の最外周位置に圧着した状態とは、タービンロータ3の回転により動翼4に遠心力が作用している状態を想定したもので、したがって、圧着の強さも想定される遠心力の大きさに対応させることが好ましい。
上記のように、T型翼溝31の内面と翼根41の外面との間には挿入状態で微小な隙間が形成されており、特に何も考慮せずにT型翼溝31の内面と翼根41の外面との間に防食性接着剤を介在させて固着させた場合、タービンロータ3の回転により動翼4に遠心力が作用すると、T型翼溝31内で翼根41がタービンロータ3の径方向外方へ移動して微小量変位する。しかし、後述する手法で、予め、この変位した状態でT型翼溝31内に翼根41を固定させておけばこのような変位は生じないか或いは生じても僅かに抑えることができる。
なお、防食性接着剤には、例えば、不飽和ポリエステル樹脂接着剤,ポリイミド樹脂接着剤,ポリアミドイミド樹脂接着剤,エポキシ樹脂接着剤など、機械的強度があり、耐水性,耐熱性,耐酸性,耐候性等の各種の耐性があるものが適用できる。
次に、このような動翼のタービンロータへの組付構造を構成するための組付方法を説明する。
この組付方法でも、まず、動翼4の翼根41をタービンロータ3のT型翼溝31内に挿入する(挿入工程)。また、この挿入工程と同時に又は前後して、翼根31と翼根41との間に防食性接着剤を充填させる(充填工程)。
これらの挿入工程及び充填工程の後に、翼根41をT型翼溝31に対してタービンロータ3の径方向外方に圧着した状態で防食性接着剤を固化させる(固化工程)。この際、図4(a)に示すように、T型翼溝31の開口段部36と翼根41の基部側段部46との間に、楔6を仮設で打ち込むことにより、図4(b)に示すように、動翼4の翼根41が、タービンロータ3のT型翼溝31に対してタービンロータ1の径方向外方に最も遠くなるような最外周の位置まで移動させて押え込むように、最外周位置に圧着させる。この状態を保持して、防食性接着剤を固化させればよい(固化工程)。
この固化工程の後に、楔6を抜き取り、楔6を抜き取ったことで発生する翼根41とT型翼溝31との隙間に防食性接着剤を追加で充填して隙間を塞ぐ(補修工程)。これらの一連の工程により、タービンロータ3へ動翼4を組み付ける。
本発明の第2実施形態に係るタービンロータ,動翼のタービンロータへの組付構造及び動翼のタービンロータへの組付方法は、このように、防食性接着剤によって動翼4の翼根41がタービンロータ3のT型翼溝31に対してタービンロータ3の径方向外方に最も遠くなるような最外周の位置まで移動させて押え込むように、最外周位置に圧着した状態で固定されているので、タービンロータ3が回転して動翼4に遠心力がかかった場合に生じやすい翼根41とT型翼溝31との間の相対動(翼根41がT型翼溝31に対して径方向の外周側へ移動する相対動)の発生が抑制されて、翼根41とT型翼溝31との間に新たな隙間が発生することが抑制される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンの場合であっても、地熱蒸気が翼根41とT型翼溝31との隙間に侵入することを抑制して、翼根41及びT型翼溝31に腐食が発生してしまうことを抑制することができる。
しかも、翼根41をタービンロータ3のT型翼溝31に対してタービンロータ3の径方向外方の最外周位置に圧着した状態に固定する手法として、簡便な楔6を用いて行なうので、容易にかつ確実に動翼のタービンロータへの組付構造を達成することができる。
また、本タービンロータによれば、タービンロータ3の回転で発生する動翼4の遠心力によりT型翼溝31において応力が集中しやすい角部37A及び耳部37BにR付きポケット溝5A,5Bが設けられているので、この部分への応力集中が抑制されてクラックの発生が防止される。したがって、地熱発電用の蒸気タービンに用いた場合にも、クラックが発生しないため、地熱蒸気がクラックに侵入して、腐食が発生することを防止することができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施形態を適宜変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、翼根が、防食性接着剤によって、翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方に圧着した状態にされ固定される構成と、タービンロータの翼溝や翼溝の開口段部(突出部)においてタービンロータの回転で発生する動翼の遠心力により応力が集中する特定のコーナー部に、R付きポケット溝が設けられという構成とを共に備えている。このため、タービンロータの翼溝や翼溝周辺の隙間に地熱蒸気が侵入することを抑制し、翼溝や翼溝周辺に応力集中によるクラック発生が生じることを抑制することができ、地熱発電等の運転環境が過酷であっても高い腐食発生防止効果が得られるが、運転環境によってはこれらの一部のみを採用してもよい。
なお、翼根と翼溝との間に、防食性接着剤と共にシール材を充填してもよい。
1 タービンロータ
11 タービンロータ1の翼溝(ツリー型翼溝)
2,4 動翼
2A,4A 動翼2の翼部
21,41 動翼2の翼根
3 タービンロータ
3F タービンロータ3の外周面
31 タービンロータ3の翼溝(T型翼溝)
5,5A,5B ポケット溝(R付きポケット溝)
16 ツリー型翼溝11の角部(コーナー部)
36 開口段部(突出部)
36F 開口段部(突出部)36の外側面
37A T型翼溝31の角部(コーナー部)
37B T型翼溝31の耳部(コーナー部)

Claims (13)

  1. タービンロータの翼溝に動翼の翼根を組み付ける組付構造であって、
    前記翼根が、防食性接着剤によって、前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着状態に固定されている
    ことを特徴とする、動翼のタービンロータへの組付構造。
  2. 前記タービンロータの前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の動翼のタービンロータへの組付構造。
  3. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の動翼のタービンロータへの組付構造。
  4. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に円周方向に連続して設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の動翼のタービンロータへの組付構造。
  5. タービンロータの翼溝に動翼の翼根を組み付ける組付方法であって、
    前記動翼の前記翼根を前記タービンロータの前記翼溝内に挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程と同時に又は前後して、前記翼根と前記翼溝との間に防食性接着剤を充填させる充填工程と、
    前記挿入工程及び前記充填工程の後、前記翼根を前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着させた状態で前記防食性接着剤を固化させる固化工程と、を有する
    ことを特徴とする動翼のタービンロータへの組付方法。
  6. 前記固化工程では、前記翼根を前記翼溝に嵌合させた状態で、前記動翼と前記タービンロータとの間に楔を打ち込んで前記動翼を前記翼溝に対して前記タービンロータの径方向外方の最外周位置に圧着させることを特徴とする請求項5に記載の動翼のタービンロータへの組付方法。
  7. 前記タービンロータの前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられている
    ことを特徴とする、請求項5又は6に記載の動翼のタービンロータへの組付方法。
  8. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であることを特徴とする、請求項5〜7の何れか一項に記載の動翼のタービンロータへの組付方法。
  9. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に円周方向に連続して設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であることを特徴とする、請求項5〜7の何れか一項に記載の動翼のタービンロータへの組付方法。
  10. 動翼の翼根を組み付けられる翼溝を有するタービンロータであって、
    前記翼溝において前記タービンロータの回転により応力が集中する特定のコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が設けられている
    ことを特徴とする、タービンロータ。
  11. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に軸方向に向けて複数設けられると共に、前記動翼の前記翼根が前記翼溝に個々に挿入されるツリー型翼溝であって、
    前記特定のコーナー部は、前記ツリー型翼溝で周方向に張り出した張出部の奥に形成された角部である
    ことを特徴とする、請求項10に記載のタービンロータ。
  12. 前記翼溝は、前記タービンロータの外周に円周方向に連続して設けられると共に、前記動翼の前記翼根が円周方向に順次挿入されるT型翼溝であって、
    前記特定のコーナー部は、前記T型翼溝で周方向に張り出した張出部の溝開口部側の角部である
    ことを特徴とする、請求項10に記載のタービンロータ。
  13. 前記T型翼溝の開口部には、前記タービンロータの外周面から径方向外方に突出した突出部が形成され、前記突出部の外側面と前記タービンロータの外周面とがなすコーナー部に、当該コーナー部の曲率を低減させる曲面で形成されたポケット溝が形成されている
    ことを特徴とする、請求項12に記載のタービンロータ。
JP2016006186A 2016-01-15 2016-01-15 動翼のタービンロータへの組付方法 Active JP6785555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016006186A JP6785555B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 動翼のタービンロータへの組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016006186A JP6785555B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 動翼のタービンロータへの組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017125478A true JP2017125478A (ja) 2017-07-20
JP6785555B2 JP6785555B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=59363946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016006186A Active JP6785555B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 動翼のタービンロータへの組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6785555B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005368A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社大一商会 遊技機
DE112019006421T5 (de) 2018-12-28 2021-09-23 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Rotorschaufel und scheibe eines rotationskörpers

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58104304A (ja) * 1981-12-09 1983-06-21 ソシエテ・ナシオナル・デテユ−ド・エ・ドウ・コンストリユクシオン・ドウ・モト−ル・ダヴイアシオン↑:エス・エヌ・ウ・セ・エム・ア−″ ロ−タ、及びロ−タ・リムに羽根を取付ける方法
JPS58183801A (ja) * 1982-04-19 1983-10-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気タ−ビンの防食方法
JPH06108801A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼の固定装置
JPH0777008A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービンの翼溝構造
JPH07166804A (ja) * 1991-04-29 1995-06-27 Westinghouse Electric Corp <We> タービン羽根組立体
JPH08100603A (ja) * 1994-10-01 1996-04-16 Abb Manag Ag ターボ機械の羽根を備えた回転子
JP2000034903A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼のロータ取付け構造
US6102664A (en) * 1995-12-14 2000-08-15 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Blading system and method for controlling structural vibrations
JP2010180819A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Electric Systems Co Ltd 蒸気タービンのロータ
GB2488864A (en) * 2011-03-07 2012-09-12 Alstom Technology Ltd Rotor blade retained by spacer
JP2013249756A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Hitachi Ltd 圧縮機
WO2015023345A2 (en) * 2013-05-29 2015-02-19 General Electric Company Composite airfoil metal patch
JP2015086749A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱重工業株式会社 動翼の固定方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58104304A (ja) * 1981-12-09 1983-06-21 ソシエテ・ナシオナル・デテユ−ド・エ・ドウ・コンストリユクシオン・ドウ・モト−ル・ダヴイアシオン↑:エス・エヌ・ウ・セ・エム・ア−″ ロ−タ、及びロ−タ・リムに羽根を取付ける方法
JPS58183801A (ja) * 1982-04-19 1983-10-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気タ−ビンの防食方法
JPH07166804A (ja) * 1991-04-29 1995-06-27 Westinghouse Electric Corp <We> タービン羽根組立体
JPH06108801A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼の固定装置
JPH0777008A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービンの翼溝構造
JPH08100603A (ja) * 1994-10-01 1996-04-16 Abb Manag Ag ターボ機械の羽根を備えた回転子
US6102664A (en) * 1995-12-14 2000-08-15 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Blading system and method for controlling structural vibrations
JP2000034903A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼のロータ取付け構造
JP2010180819A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Electric Systems Co Ltd 蒸気タービンのロータ
GB2488864A (en) * 2011-03-07 2012-09-12 Alstom Technology Ltd Rotor blade retained by spacer
JP2013249756A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Hitachi Ltd 圧縮機
WO2015023345A2 (en) * 2013-05-29 2015-02-19 General Electric Company Composite airfoil metal patch
JP2015086749A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱重工業株式会社 動翼の固定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005368A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社大一商会 遊技機
DE112019006421T5 (de) 2018-12-28 2021-09-23 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Rotorschaufel und scheibe eines rotationskörpers
US11946390B2 (en) 2018-12-28 2024-04-02 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Rotor blade and disc of rotating body

Also Published As

Publication number Publication date
JP6785555B2 (ja) 2020-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8100405B2 (en) System and method for providing compliant rotating seals
JP4991663B2 (ja) 蒸気タービン動翼組立体
US7344359B2 (en) Methods and systems for assembling shrouded turbine bucket and tangential entry dovetail
US8602738B2 (en) Methods and apparatus to repair a rotor disk for a gas turbine
EP2896791A1 (en) Mistuned airfoil assemblies
EP2582015A1 (en) Rotating electrical machine rotor
JP6527959B2 (ja) タービンブレードのための固定デバイスを有するブレード締結機構
EP2184442A1 (en) Airfoil fillet
EP3023590A1 (en) Turbine rotor assembly, blade stop plate for turbine rotor assembly, and method for assembling blade stop plate
JP2017125478A (ja) 動翼のタービンロータへの組付構造及び組付方法並びにタービンロータ
US7114927B2 (en) Fixing method for the blading of a fluid-flow machine and fixing arrangement
US20200040733A1 (en) Method for sealing an annular gap in a turbine, and turbine
EP2505785A2 (en) Dovetail seal, corresponding sealing method and assembly
JP2010230007A (ja) ターボ機械のロータ組立体とその組立方法
US10502322B2 (en) Split type brush seal device, brush seal pieces, and method of assembling split type brush seal device
US20080247867A1 (en) Gap seal in blades of a turbomachine
US8434300B2 (en) Torque converter blade
US10669868B2 (en) Turbine blade and locking set
KR101561305B1 (ko) 터빈 동익과 그 고정 구조
US9689278B2 (en) Rotor disk including a plurality of hooks
JP2019035347A (ja) タービン部品、タービン翼、軸流タービン及びその改造方法、タービン翼の製造方法
US10280771B2 (en) Compressible fan blade with root spacer
JP2009257116A (ja) シール装置および蒸気タービン
US20160053615A1 (en) Method for restoring a cover plate pretension
JP2006275032A (ja) タービン動翼及びこれを用いたタービン設備

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20181207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200826

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6785555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150