JP2017125287A - プリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法 - Google Patents

プリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法 Download PDF

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Mari Fujita
麻里 藤田
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Abstract

【課題】プリザーブドフラワーに持続して香りを添付することができるようにし、形状だけでなく香りも本来の生花に近づける。
【解決手段】香り物質を保持するための保留素材2を、芯材1上端部に付加させ、芯材1をプリザーブドフラワー3に上下に貫通させ、保留素材2を花の中心に納める事により、香りを保持させる。精油は揮発する特性があるが、香りが消滅しても保留素材2に、何度も繰り返し精油を浸透させる香りの付加方法を考案。
【選択図】図4

Description

本発案は、香りのないプリザーブドフラワーに、香りを付加することに関する。
従来のプリザーブドフラワーに香りを付加する技術は、密閉した容器の中に、精油とプリザーブドフラワーを入れ、香りを付着させるものがある。例えば特開2003−137701「植物素材への香り付加方法、及び植物素材への香り付加装置」においては、エッセンシャルオイルなどの香り物質を保持するための保留材と植物素材を容器に入れ、香りが植物素材に付着するまでの期間、容器を封止して、植物素材へ香りの好みの程度に付加させるというものがある。
特開2003−137701号 公報
この従来の上記の方法では、精油の揮発特性から、数時間で香りを失う。また、花、葉などのパーツで香りを付着させるため、作品(アレンジ)にした後は、またパーツに戻すことはできないので、再度香りを付着することができない。
本発案は、このような従来の問題を解決しようとするものであり、作品にした後もプリザーブドフラワーに持続して香りを添付することができるようにしたものである。つまり形状だけでなく香りも本来の生花に近づけたものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、香りを持続して添付させるために、上端に保留素材を付着させた芯材をプリザーブドフラワーに上下に貫通させ、保留素材を花芯に埋め込む。つまり、ワイヤーの先端部分に保留素材を綿棒状に巻きつけたものをインソーションという手法で花に埋め込む方法である。また、この保留素材は、請求項2にあるように、揮発する特性の精油がなるべく長く保留するような素材(綿、ポプリ、フェルト、石、セラミック片、木片)を使用。形状は、プリザーブドフラワーの花芯に入れた時、目立たないよう、しかし、保留素材がなるべく精油をたくさん含める形状ということで、綿棒状の形状にした。大きさは、花芯に収まるよう1センチから2センチで構成し、色も花に近い色の保留素材を使用する。
第2の課題解決手段は、揮発性の高い精油を使用するため、作品に仕上げた後、香りがなくなってしまう。請求項4に記載のように、作品に仕上げた後のプリザーブドフラワーの花芯に保留素材が収まっているため、再度精油を付加できる。すなわち、永遠に繰り返し精油、または、フレンドした液を付加できる。
上述したように本発案のプリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法は、揮発する特徴がある精油に対して、保留素材を花に埋め込むことにより、継続して繰り返し香りを付加できる。生花に近い状態のプリザーブドフラワーが、香りを付加することにより、一層生花に近いものになる。
請求項3に記載した精油の香りについては、家庭でも気軽に扱えると注目されている。香りを楽しむリラクゼーションの効用の他、現在は、予防医学としても注目されている。揮発性が高く香りが広がりやすいという特徴により、繰り返し香りを付加できることが、より一層効果を高めていくと考えられる。また、この精油は、複数種類をブレンドすることができ、効果に見合ったブレンドを作り、使用することができる。
本発案の、ワイヤーの先端部分に面棒状の香り保留素材を付着させた図 ワイヤー部分をプリザ加工した植物素材に、上下に貫通させ、花芯に埋め込む図 花びらの中まで保留素材を埋め込む図。 スポイトなどで、花びらの中の保留素材に液体状の香り物質(精油他)を付加する図。
発案を実施するための形態
以下、本発案の実態の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明のプリザーブドフラワー符号3への香り付加方法を実施する形態に使用する芯材の側面図である。符号1は芯材(ワイヤー)、符号2は保留素材を示している。保留素材の形状は、上述に述べたように、1センチから2センチの綿棒状で、素材は、綿、ポプリ、フェルト、石、セラミック片、木片のいずれかの一種類または複数種類の混合したもので、色は、花の色に近いものを使用。
図2は、プリザーブドフラワーを側面からみた図である。プリザーブドフラワーの花芯に、芯材の保留素材がついていない方をあて、インソーションというプリザーブドフラワー技術により、プリザーブドフラワーに挿す。
図2でプリザーブドフラワーにさした芯材をさらに下に挿し、保留素材が目立たないよう、花びらの中まで埋め込む。この時、保留素材が見えることになっても、目立たないよう、めしべ、おしべに見えるよう保留素材を埋め込む。図3参照埋め込んだ後の斜視図。
この発案の繰り返しエッセンシャルオイル(精油)を付加するという特徴を表した図が、図4である。保留素材を埋め込んだプリザーブドフラワーに付加した香りが揮発していまったら、スポイト符号4のもので、保留素材に付加することができる。こちらの方法は、繰り返し、何度でも行うことができる。

Claims (5)

  1. 香り物質を保持するため、芯材の上端部に保留素材を付着させ、プリザーブドフラワーに上下に芯材を貫通させ、保留素材に香り物質を添付し、プリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法。
  2. 前記の保留素材は、綿、ポプリ、フェルト、石、セラミック片、木片のいずれかの一種類または複数種類の混合であり、1センチ×2センチ以内の綿棒状により構成されることを特徴とする請求項1に記載のプリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法。
  3. 前記の香り物質は、精油であって、一種類または複数の異なる香りを混合したものであることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のプリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法。
  4. あらかじめ前記の保留素材に液体を浸透させること、また、繰り返し保留素材に浸透させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法。
  5. 芯材をプリザーブドフラワーの中心又は,花芯に、プリザーブドフラワーを上下に貫通するように挿し、もう一方の上端にある保留素材を花の中心に納めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプリザーブドフラワーへ香りを付加させる方法。
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