JP2017124480A - 液体排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出できるとともに、所定の場所以外での液体の滴下を防止することが可能な液体排出装置を提供すること。【解決手段】液体回収パン130が載置部140から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管110が接続され、排出管110が、開放された先端部111と先端部111を上下に揺動可能とするための屈曲可能部112を有し、排出管110の先端部111を上下に揺動させる揺動駆動機構120を有すること。【選択図】図1

Description

本発明は、被搬送物を支持する載置部と、載置部の下方に設けられた液体回収パンとを有する走行台車の液体排出装置に関する。
被搬送物を搬送する搬送台車や搬送コンベアにおいて、被搬送物に加工液やオイル等の液体が付着していた場合、その液体は移動経路上で滴下する可能性がある。
特に、搬送台車や搬送コンベアによる被搬送物の移動経路が、他の機器・設備や作業者の上方を通過するよう設定される場合、加工液やオイル等の液体の滴下を確実に防ぐ必要がある。
そこで、被搬送物を載置する載置部の下方に液体回収パンを設け、被搬送物から滴下した加工液やオイル等の液体を受けて貯留するようにしたものが公知である。
このような液体回収パンで受けて貯留した液体は、所定の量を超えると溢れてしまうため、適宜のタイミングで外部に排出する必要がある。
例えば、特許文献1等で公知の搬送台車では、搬送台車を液体回収位置まで移動させ、液体回収位置に配置されたポンプの吸引口によって液体回収パン(オイルパン9)の上方から液体を吸引し、液体を液体回収パンから外部に排出するように構成されている。
また、特許文献2等で公知の搬送装置(スタッカクレーン)では、液体回収パン(液体パン)に貯まった液体を排出するための排出機構が、液体を排出するドレンと、ドレンを開閉するための開閉弁と、開閉弁の開閉を操作するための操作レバーとで構成され、所定位置に移動するとき、操作手段によって操作レバーが閉位置から開位置へ移動して開閉弁がドレンを開き、液体を液体回収パンから外部に排出するように構成されている。
特開2005−324893号公報 特開2015−137149号公報
しかしながら、特許文献1等で公知の機構では、液体回収位置に、吸引口と液体回収パンとの間隔を調整する機構と液体を吸引するためのポンプとを設ける必要があり、装置が大型化し、液体回収位置のためのスペースを大きく確保しなければならないという問題があった。
また、特許文献2等で公知の機構では、移動時の振動や液体に混合した固形物の影響で開閉弁にわずかに漏れが生じたり、排出時に表面に付着残留した液体が流下したりするため、所定の場所以外で液体が滴下する虞があった。
特に、他の機器・設備や作業者の上方を通過するよう設定される場合が多い天井走行台車等に用いる場合には、所定の場所以外での液体の滴下は、少量であっても非常に大きな問題であった。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出できるとともに、所定の場所以外での液体の滴下を防止することが可能な液体排出装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、被搬送物を支持する載置部と、前記載置部の下方に設けられた液体回収パンとを有する走行台車の液体排出装置であって、前記液体回収パンは、前記載置部から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管が接続され、前記排出管が、開放された先端部と前記先端部を上下に揺動可能とするための屈曲可能部を有し、前記排出管の先端部を上下に揺動させる揺動駆動機構を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る液体排出装置によれば、液体回収パンは、載置部から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管が接続され、排出管が、開放された先端部と先端部を上下に揺動可能とするための屈曲可能部を有し、排出管の先端部を上下に揺動させる揺動駆動機構を有することにより、排出管の先端部を液体回収パンに貯留する液体の最高液面より上方に維持することで、確実に液体回収パン内に液体を貯留することができる。
そして、排出管が屈曲可能部で屈曲することで先端部が揺動して上下に移動するため、動作が単純であり簡単な構成とすることができるとともに、弁等の開閉部がないため漏れの発生を防ぐことができる。
さらに、開放された先端部を下方に向けて液体を排出するため、排出後に上方に向けた際に排出管の外側に付着して流下する液体は極めて少なくすることができる。
これらのことで、簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出できるとともに、所定の場所以外での液体の滴下を防止することができる。
本請求項2に記載の構成によれば、排出管の先端部の周囲には、先端部が上方に向いた際に排出管内に液体を流入させるカラー部材が設けられていることにより、先端部に付着した僅かな液体が排出管の外周側を流下しても、カラー部材によって排出管内に回収でき、所定の場所以外での液体の滴下をさらに確実に防止することができる。
本請求項3に記載の構成によれば、揺動駆動機構が作用部材と押圧部材とを有し、押圧部材が作用部材に当接して押圧することで、揺動駆動機構が作動して排出管の先端部が揺動するように構成されていることにより、走行台車に揺動のための駆動源を配置する必要がなく、構成を簡略化することが可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、載置部には、被搬送物を固定、解除可能な被搬送物ロック機構を有し、押圧部材が、被搬送物ロック機構と連動するように設けられ、被搬送物の固定あるいは固定解除動作により作用部材が押圧部材に当接して押圧されることにより、載置部が上下動しない走行台車であっても、被搬送物ロック機構の駆動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、構成を簡略化することが可能となる。
本請求項5に記載の構成によれば、押圧部材が、走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたドッグであり、載置部が所定の位置で上下動する際に、作用部材がドッグに当接して押圧されることにより、被搬送物を上下動させる際の載置部の駆動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、構成を簡略化することが可能となる。
本請求項6に記載の構成によれば、押圧部材が、走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたカムレールであり、走行台車が所定の位置を通過する際に、作用部材がカムレールに当接して押圧されることにより、載置部が上下動せず、被搬送物ロック機構等の他の駆動機構がない場合であっても、走行台車の移動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、さらに構成を簡略化することが可能となる。
本請求項7に係る天井走行搬送装置によれば、走行台車が、上方に設けられた軌道を走行する走行部と、前述の液体排出装置を有し、載置部が走行部より下方に設けられていることにより、他の機器・設備や作業者の上方のスペースを使ってスペース効率が良く自由度の高い搬送を行うことができるとともに、簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出でき、他の機器・設備や作業者に対する液体の滴下を確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システムの側面図。 本発明の第1実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システムの正面図。 図1の揺動駆動機構の拡大図。 図1の排出管の先端部の説明図。 本発明の第2実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システムの側面図。 図5の揺動駆動機構の拡大図。 本発明の第3実施形態に係る液体排出装置の揺動駆動機構の拡大図。
本発明の第1実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システム100は、図1乃至図3に示すように、走行台車101が、上方に設けられた走行軌道102を走行する走行部150と、走行部150の下方に設けられ被搬送物Wを支持する載置部140と、載置部140の下方に設けられた液体回収パン130とを有している。
本実施形態の天井走行搬送システム100は、例えばエンジン等の製造工程に用いられ、被搬送物Wがエンジンブロックであり、加工液を用いて加工されて付着した加工液が滴下する状態にある。
液体回収パン130は、載置部140に載置された被搬送物Wから滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管110が接続されている。
排出管110は、開放された先端部111と先端部111を上下に揺動可能とするための屈曲可能部112を有し、揺動駆動機構120によって排出管110の先端部111を上下に揺動させるように構成されている。
載置部140には、被搬送物Wを固定、解除可能なロックレバー142を用いた被搬送物ロック機構141が設けられている。
また、走行台車101の走行経路中の被搬送物Wを移載するための所定の位置に、ロックレバー142を押圧可能なロック駆動部103が配置されている。
本実施形態では、走行台車101の載置部140には走行方向に2つの被搬送物Wが載置可能であり、それぞれ幅方向の2つのロックレバー142によって固定可能に設けられている。
合計4つのロックレバー142の非押圧部のうちのいずれか1つが、液体排出装置の揺動駆動機構120の作用部材121を兼ね、ロックレバー142を押圧するロック駆動部103の押圧部が、液体排出装置の揺動駆動機構120の押圧部材122を兼ねている。
また、ロック駆動部103が配置された位置の下方には、排出管110の先端部111から排出される液体を受ける排出液受104が配置されている。
揺動駆動機構120は、揺動軸126を中心に揺動可能な揺動板123と、作用部材121の上下動を揺動板123に伝えるプッシュバー125と、揺動板123を上方に付勢する戻しバネ124とを有している。
揺動板123には排出管110の屈曲可能部112より先端側が固定されており、揺動板123が戻しバネ124により上方に位置している時には、排出管110の先端部111が液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置し、揺動板123がプッシュバー125により下方に揺動した際には、排出管110の先端部111から液体回収パン130に貯留した液体が排出されるように構成されている。
また、排出管110の先端部111の周囲にはカラー部材113が設けられ、先端部111のカラー部材113より先端側には、図4に示すように、側孔114が設けられており、先端部111が上方に向いた際に、先端部111の外周側に付着して流下する液体を側孔114から排出管110内に回収するように構成されている。
以上のように構成された本実施形態の液体排出装置を有する天井走行搬送システム100の動作について説明する。
まず、走行軌道102を走行する走行部150によって、走行台車101が被搬送物Wの搬入あるいは搬出場所に移動して停止する。
次に、ロック駆動部103が作動し、被搬送物Wの搬入あるいは搬出のために、ロックレバー142をロック解除状態とするように押圧すると、作用部材121が下降し、プッシュバー125を介して揺動板123を下方に揺動させる。
揺動板123が揺動すると、揺動板123に固定された排出管110の先端部111は、屈曲可能部112で屈曲して、液体回収パン130の底部より下方に位置して下方を向き、液体回収パン130に貯留した液体が排出液受104に排出される。
被搬送物Wの搬入あるいは搬出が完了すると、ロック駆動部103がロックレバー142をロック状態となるように作動し、プッシュバー125を介した揺動板123の押圧が解除され、戻しバネ124の付勢力によって揺動板123が上方に揺動する。
なお、ロックレバー142の戻る力でプッシュバー125を介して揺動板123を上方に引き上げることができるため、ロックレバー142がロック状態となる方向に付勢力のみで揺動板123が上方に揺動するように構成されていてもよい。
揺動板123が上方に揺動すると、排出管110の先端部111が再び液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置して、液体回収パン130に液体を貯留することが可能となる。
また、排出時に先端部111の外周側に付着した液体は、流下した場合でもカラー部材113によって受けられ、側孔114から排出管110内に回収し、外部に滴下することを確実に防止できる。
本発明の第2実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システム100bは、図5、図6に示すように、走行台車101が、上方に設けられた走行軌道102を走行する走行部150と、走行部150の下方に設けられ被搬送物Wを支持する載置部140bと、載置部140bの下方に設けられた液体回収パン130とを有している。
液体回収パン130は、載置部140bに載置された被搬送物Wから滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管110が接続されている。
排出管110は、開放された先端部111と先端部111を上下に揺動可能とするための屈曲可能部112を有し、揺動駆動機構120bによって排出管110の先端部111を上下に揺動させるように構成されている。
本実施形態の天井走行搬送システム100bは、第1実施形態と異なり、載置部140bが走行部150に対して昇降ベルト105により上下動可能に設けられている。
また、載置部140bが下降する所定の場所には、下降時の載置部140bを位置決めする位置決めピン106が配置されている。
また、載置部140bが下降する所定の場所の下方には、液体排出装置の揺動駆動機構120bを作動させる押圧部材122bと、排出管110の先端部111から排出される液体を受ける排出液受104が配置されている。
揺動駆動機構120bは、揺動軸126を中心に揺動可能な揺動板123と、揺動板123に固定された作用部材121bと、揺動板123を上方に付勢する戻しバネ124とを有している。
揺動板123には排出管110の屈曲可能部112より先端側が固定されており、揺動板123が戻しバネ124により上方に位置している時には、排出管110の先端部111が液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置し、揺動板123が下方に揺動した際には、排出管110の先端部111から液体回収パン130に貯留した液体が排出されるように構成されている。
また、第1実施形態と同様に、排出管110の先端部111の周囲にはカラー部材113が設けられている。
以上のように構成された本実施形態の液体排出装置を有する天井走行搬送システム100bの動作について説明する。
まず、走行軌道102を走行する走行部150によって、走行台車101が載置部140bの下降する所定の場所に移動して停止する。
次に、載置部140bが所定の高さまで下降すると押圧部材122bが作用部材121bに当接し、そのまま下降を続けることで、載置部140bの重量によって作用部材121bが上方に押し上げられ、揺動板123を下方に揺動させる。
揺動板123が揺動すると、揺動板123に固定された排出管110の先端部111は、屈曲可能部112で屈曲して、液体回収パン130の底部より下方に位置して下方を向き、液体回収パン130に貯留した液体が排出液受104に排出される。
載置部140bが上昇すると、押圧部材122bによる作用部材121bの押圧が解除され、戻しバネ124の付勢力によって揺動板123が上方に揺動する。
揺動板123が上方に揺動すると、排出管110の先端部111が再び液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置して、液体回収パン130に液体を貯留することが可能となる。
また、排出時に先端部111の外周側に付着した液体は、流下した場合でもカラー部材113によって受けられ、側孔114から排出管110内に回収し、外部に滴下することを確実に防止できる。
本発明の第3実施形態に係る液体排出装置の揺動駆動機構120cは、図7に示すように、揺動軸126cを中心に揺動可能な揺動板123と、揺動軸126cを回転させる揺動ギヤ127cと、揺動ギヤ127cに固定された作用部材121cと、作用部材121cと当接する押圧部材であるカムレール122cとを有している。
本実施形態に係る液体排出装置を有する天井走行搬送システムの他の構成は、第1実施形態と同様であるが、押圧部材であるカムレール122cの配置場所は、被搬送物Wを移載するための所定の位置に限定されず、走行台車101の移動経路中のいずれの場所に設けられてもよい。
揺動板123には排出管110の屈曲可能部112より先端側が固定されており、揺動板123が戻しバネ124により上方に位置している時には、排出管110の先端部111が液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置し、揺動板123が下方に揺動した際には、排出管110の先端部111から液体回収パン130に貯留した液体が排出されるように構成されている。
また、第1実施形態、第2実施形態と同様に、排出管110の先端部111の周囲にはカラー部材113が設けられている。
また、カムレール122cの配置場所には、排出管110の先端部111から排出される液体を受ける排出液受104が配置されている。
以上のように構成された本実施形態の液体排出装置の動作について説明する。
走行台車が走行し、カムレール122cの配置場所に達すると、作用部材121cがカムレール122cによって上方に押圧され、揺動ギヤ127cが所定の角度だけ回転する。
この揺動ギヤ127cの回転により、噛みあう揺動軸126cが所定の角度だけ回転して揺動板123を下方に揺動させる。
揺動板123が揺動すると、揺動板123に固定された排出管110の先端部111は、屈曲可能部112で屈曲して、液体回収パン130の底部より下方に位置して下方を向き、液体回収パン130に貯留した液体が排出液受104に排出される。
走行台車がさらに走行し、作用部材121cがカムレール122cから離脱すると、戻しバネ124の付勢力によって揺動板123が上方に揺動する。
揺動板123が上方に揺動すると、排出管110の先端部111が再び液体回収パン130に貯留する液体の最高液面より上方に位置して、液体回収パン130に液体を貯留することが可能となる。
また、排出時に先端部111の外周側に付着した液体は、流下した場合でもカラー部材113によって受けられ、側孔114から排出管110内に回収し、外部に滴下することを確実に防止できる。
なお、走行台車の速度に応じて、カムレール122cの長さや排出液受104の大きさを適宜設定すればよい。
また、排出時の走行速度を低速としたり、一旦停止させることで、排出液受104を大きくすることなく確実に排出を行うことも可能となる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、排出管110の屈曲可能部112は、樹脂やゴム等の柔軟な材料で構成してもよく、複数の管を摺動や回転接続したものであってもよい。
また、走行台車が載置部の下方に液体回収パンを有し、液体回収パンに貯留した液体を排出可能なスペースが有れば、天井走行搬送システムに限定されず、走行部が側方や下方にあってもよい。
100 ・・・ 天井走行搬送システム
101 ・・・ 走行台車
102 ・・・ 走行軌道
103 ・・・ ロック駆動部
104 ・・・ 排出液受
105 ・・・ 昇降ベルト
106 ・・・ 位置決めピン
110 ・・・ 排出管
111 ・・・ 先端部
112 ・・・ 屈曲可能部
113 ・・・ カラー部材
114 ・・・ 側孔
120 ・・・ 揺動駆動機構
121 ・・・ 作用部材
122 ・・・ 押圧部材
123 ・・・ 揺動板
124 ・・・ 戻しバネ
125 ・・・ プッシュバー
126 ・・・ 揺動軸
127 ・・・ 揺動ギヤ
130 ・・・ 液体回収パン
140 ・・・ 載置部
141 ・・・ 被搬送物ロック機構
142 ・・・ ロックレバー
150 ・・・ 走行部
W ・・・ 被搬送物
本発明は、被搬送物を支持する載置部と、前記載置部の下方に設けられた液体回収パンとを有する走行台車の液体排出装置であって、前記液体回収パンは、前記載置部から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管が接続され、前記排出管が、開放された先端部と前記先端部を上下に揺動可能とするための屈曲可能部を有し、前記排出管の先端部を上下に揺動させる揺動駆動機構を有し、前記揺動駆動機構が、作用部材と押圧部材とを有し、前記押圧部材が作用部材に当接して押圧することで、前記揺動駆動機構が作動して前記排出管の先端部が揺動するように構成され、前記載置部には、被搬送物を固定、解除可能な被搬送物ロック機構を有し、前記押圧部材が、被搬送物ロック機構と連動するように設けられ、被搬送物の固定あるいは固定解除動作により前記作用部材が押圧部材に当接して押圧されることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る液体排出装置によれば、液体回収パンは、載置部から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管が接続され、排出管が、開放された先端部と先端部を上下に揺動可能とするための屈曲可能部を有し、排出管の先端部を上下に揺動させる揺動駆動機構を有することにより、排出管の先端部を液体回収パンに貯留する液体の最高液面より上方に維持することで、確実に液体回収パン内に液体を貯留することができる。
そして、排出管が屈曲可能部で屈曲することで先端部が揺動して上下に移動するため、動作が単純であり簡単な構成とすることができるとともに、弁等の開閉部がないため漏れの発生を防ぐことができる。
さらに、開放された先端部を下方に向けて液体を排出するため、排出後に上方に向けた際に排出管の外側に付着して流下する液体は極めて少なくすることができる。
これらのことで、簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出できるとともに、所定の場所以外での液体の滴下を防止することができる。
また、揺動駆動機構が作用部材と押圧部材とを有し、押圧部材が作用部材に当接して押圧することで、揺動駆動機構が作動して排出管の先端部が揺動するように構成されていることにより、走行台車に揺動のための駆動源を配置する必要がなく、構成を簡略化することが可能となる。
さらに、載置部には、被搬送物を固定、解除可能な被搬送物ロック機構を有し、押圧部材が、被搬送物ロック機構と連動するように設けられ、被搬送物の固定あるいは固定解除動作により作用部材が押圧部材に当接して押圧されることにより、載置部が上下動しない走行台車であっても、被搬送物ロック機構の駆動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、構成を簡略化することが可能となる。
本請求項2に記載の構成によれば、排出管の先端部の周囲には、先端部が上方に向いた際に排出管内に液体を流入させるカラー部材が設けられていることにより、先端部に付着した僅かな液体が排出管の外周側を流下しても、カラー部材によって排出管内に回収でき、所定の場所以外での液体の滴下をさらに確実に防止することができる
本請求項3に記載の構成によれば、押圧部材が、走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたドッグであり、載置部が所定の位置で上下動する際に、作用部材がドッグに当接して押圧されることにより、被搬送物を上下動させる際の載置部の駆動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、構成を簡略化することが可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、押圧部材が、走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたカムレールであり、走行台車が所定の位置を通過する際に、作用部材がカムレールに当接して押圧されることにより、載置部が上下動せず、被搬送物ロック機構等の他の駆動機構がない場合であっても、走行台車の移動を利用して揺動駆動機構を駆動することができ、さらに構成を簡略化することが可能となる。
本請求項5に係る天井走行搬送装置によれば、走行台車が、上方に設けられた軌道を走行する走行部と、前述の液体排出装置を有し、載置部が走行部より下方に設けられていることにより、他の機器・設備や作業者の上方のスペースを使ってスペース効率が良く自由度の高い搬送を行うことができるとともに、簡単な構造で少ないスペースで回収した液体を排出でき、他の機器・設備や作業者に対する液体の滴下を確実に防止することができる。

Claims (7)

  1. 被搬送物を支持する載置部と、前記載置部の下方に設けられた液体回収パンとを有する走行台車の液体排出装置であって、
    前記液体回収パンは、前記載置部から滴下した液体を受けて貯留するように配置されるとともに、貯留した液体を排出可能な排出管が接続され、
    前記排出管が、開放された先端部と前記先端部を上下に揺動可能とするための屈曲可能部を有し、
    前記排出管の先端部を上下に揺動させる揺動駆動機構を有することを特徴とする液体排出装置。
  2. 前記排出管の先端部の周囲には、前記先端部が上方に向いた際に排出管内に液体を流入させるカラー部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体排出装置。
  3. 前記揺動駆動機構が、作用部材と押圧部材とを有し、
    前記押圧部材が作用部材に当接して押圧することで、前記揺動駆動機構が作動して前記排出管の先端部が揺動するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体排出装置。
  4. 前記載置部には、被搬送物を固定、解除可能な被搬送物ロック機構を有し、
    前記押圧部材が、被搬送物ロック機構と連動するように設けられ、被搬送物の固定あるいは固定解除動作により前記作用部材が押圧部材に当接して押圧されることを特徴とする請求項3に記載の液体排出装置。
  5. 前記押圧部材が、前記走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたドッグであり、
    前記載置部が所定の位置で上下動する際に、前記作用部材が前記ドッグに当接して押圧されることを特徴とする請求項3に記載の液体排出装置。
  6. 前記押圧部材が、前記走行台車の走行経路中の所定の位置に固定的に設けられたカムレールであり、
    前記走行台車が所定の位置を通過する際に、前記作用部材がカムレールに当接して押圧されることを特徴とする請求項3に記載の液体排出装置。
  7. 被搬送物を支持する載置部と、前記載置部の下方に設けられた液体回収パンとを有する走行台車を有し、
    前記走行台車が、上方に設けられた走行軌道を走行する走行部と、請求項1乃至6のいずれかに記載の液体排出装置を有し、
    前記載置部が、前記走行部より下方に設けられていることを特徴とする天井走行搬送装置。
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