JP2017124018A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】背景音による演出効果の低下を抑制することが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】背景音20および各種演出に対応づけられた効果音を出力することが可能な音出力手段92と、ある演出30の発生時に、前記背景音20の出力を維持しつつ、当該演出30に対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合がある音制御手段と、を備える遊技機1とする。音制御手段によって効果音が出力されないように制御される場合、遊技者は、効果音に邪魔されることなく、背景音20を聴くことが可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
多くの遊技機では、遊技中に所定の背景音(BGM)が出力される(例えば、下記特許文献1等参照)。当該背景音が出力されている際にある演出が発生し、その演出に対応する効果音が出力されると、背景音に効果音が重なってしまい、背景音が聴きづらくなってしまう。
特開2015−89380号公報
本発明が解決しようとする課題は、背景音による演出効果の低下を抑制することが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、背景音および各種演出に対応づけられた効果音を出力することが可能な音出力手段と、ある演出発生時に、前記背景音の出力を維持しつつ、当該演出に対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合がある音制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記本発明によれば、音制御手段は、ある演出発生時に当該演出に対応づけられた効果音を出力しないことがある。このようにすれば、(効果音に邪魔されることなく)背景音を遊技者に聴かせることができるため、背景音による演出効果の低下を抑制することが可能である。
前記背景音として出力されることがある一または複数種の特定楽曲とそれ以外の一または複数種の通常楽曲が設定され、前記音制御手段は、前記背景音として前記通常楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合があるとよい。
このような構成とすることで、(効果音に邪魔されることなく)背景音としての特定楽曲を遊技者に聴かせることが可能である。つまり、遊技者に聴かせたい楽曲を特定楽曲として設定すればよい。一方、背景音として通常楽曲が出力されている際は、ある演出発生時に効果音が発生する。つまり、通常楽曲が出力されている際には、当該ある演出が発生したことを強調することが可能である。
前記特定楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いとよい。
このように、特定楽曲が通常楽曲よりも当たりに期待がもてる楽曲として設定されている、すなわち特定楽曲自体が当否判定を示唆する予告として設定されていれば、その特定楽曲が効果音によって聴きづらくなってしまうことが抑制される。
前記各種演出は、一または複数種の特定演出とそれ以外の通常演出に区分けされ、 前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、前記特定演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、前記通常演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御するとよい。
このように、背景音として特定楽曲が出力されている場合であっても、効果音によって強調したい(効果音を遊技者に聴かせたい)演出を特定演出として設定してもよい。つまり、効果音が重要な演出は、当該効果音が必ず出力される演出とすることが可能である。
前記特定演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いものであるとよい。
このように、当たりに期待がもてる演出を特定演出として、必ず効果音が出力されるようにするとよい。
一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、前記音制御手段は、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御する場合があるとよい。
一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御するとよい。
このように、ある一つの当否判定を報知する間に、既に一度効果音を伴う所定の演出が発生している場合には、再度当該所定の演出が発生するときには効果音を出力する必要がないものと取り扱うようにしてもよい。
本発明によれば、背景音による演出効果の低下を抑制することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 背景音の種類を示した図である。 連続予告と背景音の関係を示した図である。 背景音として通常楽曲が設定されている場合に音付演出が発生したときにおける効果音の制御を説明するための図である。 背景音として特定楽曲が設定されている場合に音付演出が発生したときにおける効果音の制御を説明するための図である。 第一変形例を説明するための図であって、背景音として特定楽曲が設定されている場合に通常演出が発生したときにおける効果音の制御を説明するための図である。 第一変形例を説明するための図であって、背景音として特定楽曲が設定されている場合に特定演出が発生したときにおける効果音の制御を説明するための図である。 第二変形例を説明するための図である。 第三変形例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、図3〜図9は、表示領域911を大まかに記載するが、その形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選(当否判定)は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口が複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。大当たりに当選した場合には大当たり遊技が実行される。大当たり遊技は、大入賞口906が頻繁に開放状態となり、遊技者が多くの遊技球(いわゆる出玉)を獲得することができるものであって、公知の遊技機と同様であるため詳細な説明を省略する。獲得できる遊技球の期待値が異なる複数種の大当たり遊技が設定されていてもよい。
本実施形態では、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄10の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。本実施形態では、「1」〜「9」の数字を含む三つの識別図柄10群が変動表示される。各識別図柄10群は、ある当否判定結果を報知する演出の開始と同時に変動を開始し、大当たりに当選している場合には識別図柄10は最終的に所定の組み合わせで停止する。当該所定の組み合わせとしては、同じ識別図柄10の三つ揃いが例示できる。はずれである場合には識別図柄10は大当たりとなる組み合わせ以外の組み合わせで停止する。
また、本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(識別図柄10の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、取得された数値は図示されない記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(以下、保留情報と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大の保留情報の数は、一種の始動入賞口につき四つである。
また、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなる。つまり、当否判定結果を報知するための演出(識別図柄10の変動表示)が開始される時点で、対象となる当否判定結果が大当たりとなるものかはずれとなるものなのかが判断される。当該情報(以下、変動中情報と称することもある)は、大当たりの成否を内部的に把握するためのいわゆる「フラグ」であって、保留情報ともに記憶手段に記憶される(本実施形態では、保留情報と変動中情報を記憶する記憶手段は同じであるが、各情報が異なる記憶手段に記憶される構成であってもよい)。なお、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されているか否かに拘わらず、取得された数値に基づき当否判定を行い、当該当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。かかる構成とする場合には、記憶される当否判定結果自体が、変動中情報や保留情報に相当することになる。変動中情報を合わせたものを保留情報と捉えてもよい。遊技者が認識可能となるように、保留情報の数が表示されているとよい。本実施形態では、保留マークとして表示領域911に表示される。
本実施形態にかかる遊技機1は、音出力手段であるスピーカ92(図1参照)から背景音20(BGM)や各種演出を強調するための音である効果音を出力する(当該背景音20や効果音を制御する手段が本発明における音制御手段に相当する)。図示されない記憶手段には、背景音20として出力される楽曲や効果音が記憶されている。背景音20は、特定の終了条件が発生しない限り継続して出力され続けるものである。終了条件としてはいわゆるスーパーリーチ演出等の所定の演出への移行が例示できる。一つの当否判定結果の報知が完了する度に、背景音20がリセットされるようにしてもよいし、継続的に出力され続けるようにしてもよい。効果音は、各種演出の演出効果を高めるものである。効果音の具体的態様(メロディ、長さ等)はどのようなものであってもよい。楽曲(歌の有無は問わない)のような長いものであってもよい。また、特定の箇所を振動させることによって発生する音(バイブ音)等も「効果音」に含まれるものとする。以下、原則的に当該効果音を伴うべき演出を音付演出30(後述するように、必ず効果音を伴うものではない)と称することもある。音付演出30としては、演出効果を発現する画像とともに効果音が出力される演出や、可動役物(図示せず)の可動とともに効果音が出力される演出等が例示できる。
図2に示すように、本実施形態では、背景音20として出力される楽曲は、一または複数種の通常楽曲21と、一または複数種の特定楽曲22に区分けされる。本実施形態では、背景音20として通常楽曲21が設定されているときよりも、特定楽曲22が設定されているときの方が、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度)が高くなるように設定されている。具体的には、いわゆる大当たり信頼度が所定の閾値以上となるものを特定楽曲22と、所定の閾値未満となるものを通常楽曲21としている。
本実施形態では、変動する識別図柄10を一旦停止または仮停止(停止したかのように遊技者に見せかける態様のことをいう)させ、再び変動を開始することを一または複数回繰り返すことで、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆するいわゆる連続予告(擬似連続予告や先読み連続予告といったものが知られている)を実行することが可能であり、当該停止または仮停止から再変動に至る回数が多くなればなるほど、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まるように設定されている。再変動することを示す特定の識別図柄10の組み合わせが設定されていてもよい。連続予告において、一回目の停止または仮停止までの識別図柄10の変動を連続1回目、二回目の停止または仮停止までの識別図柄10の後の変動を連続2回目、三回目の停止または仮停止までの識別図柄10の変動を連続3回目・・・のように捉えるとすると、図3に示すように、本実施形態では、連続3回目の背景音20として出力される楽曲が特定楽曲22とされている(図3(e)参照)。連続1回目や連続2回目の背景音20は通常楽曲21であり(図3(a)〜(d)参照)、これらの通常楽曲21は、特定楽曲22よりもいわゆる大当たり信頼度が低いものであるといえる。なお、このような連続予告発生時以外であっても、特定楽曲22に区分けされた楽曲が背景音20として設定されることがあってもよい。
図4に示すように、背景音20として通常楽曲21が設定されているときに、音付演出30が発生する場合には、当該演出に対応する効果音を出力する。つまり、背景音20として設定されている通常楽曲21に重ねるようにして効果音を出力する。
一方、図5に示すように、背景音20として特定楽曲22が設定されているときに、音付演出30が発生する場合には、当該演出に対応する効果音を出力させない。つまり、特定楽曲22がそのまま出力され続け、効果音以外の演出構成要素が発現される(上述した画像の表示や可動役物の可動が実行される)。したがって、遊技者は、音付演出30が発生したとしても、効果音が重なっていない特定楽曲22をそのまま聴き続けることが可能である。したがって、効果音が出力される(特定楽曲22に効果音が重なる)ことによる演出効果の低下を抑制することが可能である。
また、本実施形態では、背景音20として通常楽曲21が設定されているときには、音付演出30発生時に効果音が出力されるのであるから、背景音20として特定楽曲22が設定される頻度(遊技中に占める時間の長さ)が短いほど、効果音が省略されるケースは少なくなる。つまり、効果音の出力を許容する通常楽曲21と、効果音の出力を禁止する特定楽曲22に区分けすることで、音付演出30の趣向性が低下する頻度を抑えつつ、特定楽曲22を効果音に邪魔されることなく遊技者に聴かせるようにしている。
そして、特定楽曲22は、通常楽曲21に比していわゆる大当たり信頼度が高くなる楽曲(演出の一種であるともいえる)であるから、特定楽曲22が効果音によって阻害されないようにすることで、遊技者は大当たりに期待がもてる状況にあるということを容易に把握することが可能である。
なお、いわゆる大当たり信頼度に基づいて特定楽曲22と通常楽曲21が区分けされていなくてもよい。遊技者に聴かせたい楽曲を特定楽曲22として設定し、それ以外の楽曲を通常楽曲21として設定してもよい。例えば、発生頻度(背景音20として設定される蓋然性)が所定の閾値未満であるもの、すなわち希少性の高い楽曲を特定楽曲22とし、所定の閾値以上となるもの、すなわち希少性の低い楽曲を通常楽曲21とすることで、より希少性の高い特定楽曲22が背景音20として設定された場合には、効果音に邪魔されることなく当該楽曲を遊技者に聴かせる構成とすることが考えられる。
以下、上記実施形態の変形例(改良例)について説明する。なお、以下で説明する変形例を単独で適用した構成としてもよいし、複数を適用した構成としてもよい。
・第一変形例
上記実施形態では、特定楽曲22が背景音20として設定されている場合には、音付演出30の効果音が出力されないことを説明したが、効果音が出力されることもあれば、出力されないこともある構成としてもよい。具体的には、音付演出30を通常演出31と特定演出32に区分けし、特定楽曲22が背景音20として設定されている場合に通常演出31が発生する場合には効果音が出力されないものの(図6参照)、特定演出32が発生する場合にはそれに対応する効果音が出力される構成とする(図7参照)。つまり、音付演出30の一部である特定演出32が発生する場合にのみ、効果音が出力される構成とする。なお、背景音20として通常楽曲21が設定されている場合には、通常演出31であっても特定演出32であっても効果音が出力される。
音付演出30を特定演出32または通常演出31に区分けする手法としては種々考えられる。例えば、いわゆる大当たり信頼度が所定の閾値以上となるものを特定演出32と、所定の閾値未満となるものを通常演出31とする手法が考えられる。このようにすれば、大当たりとなる期待がもてる特定演出32が発生した場合には必ず効果音が出力されるから、遊技者が特定演出32を見逃したり、気づかなかったりするおそれを低減することが可能である。なお、かかる手法はあくまで一例である。演出が発生したということを遊技者に気付かせるべきもの(気付いて欲しいもの)を特定演出32とし、それ以外の演出を通常演出31とするといったように音付演出30を区分けしてもよい。
・第二変形例
本例は、第一変形例と同様に、背景音20として特定楽曲22が設定されている場合に、音付演出30の効果音が出力されることもあれば、出力されないこともある構成である。具体的には、一つの当否判定を報知する間(一つの当否判定を報知する演出の開始から終了まで)に、ある音付演出30が発生する場合、その音付演出30の発生が当該当否判定の報知の間での一回目か否かを判断し、それに応じて効果音を出力するか否かを制御するものである。図8に示すように、当該音付演出30の発生が一回目である場合には、背景音20として特定楽曲22が設定されている場合であっても効果音を出力させる(図8(b)参照)。つまり、背景音20の種類に関係なく効果音を出力させる。既に当該音付演出30が発生している場合(二回目以降の場合)には、背景音20として特定楽曲22が設定されている場合には効果音を出力させない(図8(c)参照)。
このように、ある一つの当否判定を報知する間に、既に一度効果音を伴う音付演出30が発生している場合には、再度同じ音付演出30が発生するときには効果音を出力する必要がないものと取り扱い、効果音に邪魔されることなく特定楽曲22を遊技者に聴かせる構成としてもよい。なお、同じ音付演出30であるかどうかは、効果音が同一かどうかを基準として判断するとよい。つまり、いわゆるチャンスアップを示すため、画像等のその他の演出要素が多少異なる場合(例えば、一部の色が異なる)等であっても、対応する効果音が同じであれば同じ音付演出30であると判断する。
・第三変形例(第二変形例の改良例)
上記第二変形例における効果音の制御は、背景音20として特定楽曲22が設定されているときのものであることを説明したが、背景音20の種類に関係ないものとしてもよい。つまり、図9に示すように、背景音20がどのようなものであっても、ある一つの当否判定を報知する間に、発生する音付演出30が一回目である場合にはそれに対応する効果音を出力させる(図9(b)参照)。一方、ある一つの当否判定を報知する間に、既に一度同じ音付演出30が発生している場合にはそれに対応する効果音を出力させない(図9(c)参照)。
このように、背景音20の種類に関係なく、発生する音付演出30が既出か否かに基づき、効果音を出力するか否かを決定する制御としてもよい。
なお、上記第二変形例や第三変形例は、上記連続予告発生時に有効である。連続予告は、一旦停止または仮停止した識別図柄10が再び変動を開始することを一または複数回繰り返すものであるから、同じ演出を繰り返すことがある。つまり、ある一つの当否判定を報知する間に、同じ音付演出30が繰り返し発生しやすいケースといえ、上記第二変形例や第三変形例の適用が有効であるといえる。
・第四変形例
上記実施形態では、通常楽曲21と特別楽曲は、背景音20として設定されたときに当否判定が当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度)に差があるものであることを説明したが、楽曲を聴く遊技者が明確に区別することができるような差が設定されていてもよい。例えば、通常楽曲21を歌無しの楽曲とし、特定楽曲22を歌付きの楽曲とすることが挙げられる。通常楽曲21に含まれるある楽曲と、特定楽曲22に含まれるある楽曲の違いが、「歌」の有無のみの違いであるように設定してもよい。
このように構成すれば、特定楽曲22が出力されているときには、演出の効果音が出力されないため、効果音に邪魔されることなく歌付きの楽曲である特定楽曲22を聴くことが可能になる。
・第五変形例
上記実施形態は、背景音20および効果音の両方がスピーカ92から出力されるものであるが、背景音20を出力する音出力手段と、効果音を出力する音出力手段が別々に設けられていてもよい。
以上、本発明の実施形態(およびその変形例)について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、回動式遊技機(スロットマシン)等、他の遊技機に対しても同様の技術思想が適用可能である。
1 遊技機
10 識別図柄
20 背景音
21 通常楽曲
22 特定楽曲
30 音付演出
31 通常演出
32 特定演出
92 スピーカ(音出力手段)
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、所定の終了条件が成立しない限り継続して出力される背景音および各種演出に対応づけられた効果音を出力することが可能な音出力手段と、前記背景音および前記効果音の出力を制御する音制御手段と、を備え、前記背景音として出力されることがある一または複数種の特定楽曲とそれ以外の一または複数種の通常楽曲が設定され、前記音制御手段は、前記背景音として前記通常楽曲が出力されているときには、ある演出発生時に、当該通常楽曲の出力を維持しつつ当該ある演出に対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているときには、ある演出発生時に、当該特定楽曲の出力を維持しつつ当該ある演出に対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合があることを特徴とする。
上記本発明によれば、音制御手段は、ある演出発生時に当該演出に対応づけられた効果音を出力しないことがある。このようにすれば、(効果音に邪魔されることなく)背景音を遊技者に聴かせることができるため、背景音による演出効果の低下を抑制することが可能である
また、(効果音に邪魔されることなく)背景音としての特定楽曲を遊技者に聴かせることが可能である。つまり、遊技者に聴かせたい楽曲を特定楽曲として設定すればよい。一方、背景音として通常楽曲が出力されている際は、ある演出発生時に効果音が発生する。つまり、通常楽曲が出力されている際には、当該ある演出が発生したことを強調することが可能である。
例えば、上記実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、回動式遊技機(スロットマシン)等、他の遊技機に対しても同様の技術思想が適用可能である
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、背景音および各種演出に対応づけられた効果音を出力することが可能な音出力手段と、ある演出発生時に、前記背景音の出力を維持しつつ、当該演出に対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合がある音制御手段と、を備えることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機によれば、音制御手段は、ある演出発生時に当該演出に対応づけられた効果音を出力しないことがある。このようにすれば、(効果音に邪魔されることなく)背景音を遊技者に聴かせることができるため、背景音による演出効果の低下を抑制することが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記背景音として出力されることがある一または複数種の特定楽曲とそれ以外の一または複数種の通常楽曲が設定され、前記音制御手段は、前記背景音として前記通常楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合があることを特徴とする。
このような構成とすることで、(効果音に邪魔されることなく)背景音としての特定楽曲を遊技者に聴かせることが可能である。つまり、遊技者に聴かせたい楽曲を特定楽曲として設定すればよい。一方、背景音として通常楽曲が出力されている際は、ある演出発生時に効果音が発生する。つまり、通常楽曲が出力されている際には、当該ある演出が発生したことを強調することが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、前記特定楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いことを特徴とする。
このように、特定楽曲が通常楽曲よりも当たりに期待がもてる楽曲として設定されている、すなわち特定楽曲自体が当否判定を示唆する予告として設定されていれば、その特定楽曲が効果音によって聴きづらくなってしまうことが抑制される。
手段4にかかる遊技機は、手段2または手段3に記載の遊技機において、前記各種演出は、一または複数種の特定演出とそれ以外の通常演出に区分けされ、前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、前記特定演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、前記通常演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御することを特徴とする。
このように、背景音として特定楽曲が出力されている場合であっても、効果音によって強調したい(効果音を遊技者に聴かせたい)演出を特定演出として設定してもよい。つまり、効果音が重要な演出は、当該効果音が必ず出力される演出とすることが可能である。
手段5にかかる遊技機は、手段4に記載の遊技機において、前記特定演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いものであることを特徴とする。
このように、当たりに期待がもてる演出を特定演出として、必ず効果音が出力されるようにするとよい。
手段6にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、前記音制御手段は、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御する場合があることを特徴とする。
手段7にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御することを特徴とする。
このように、ある一つの当否判定を報知する間に、既に一度効果音を伴う所定の演出が発生している場合には、再度当該所定の演出が発生するときには効果音を出力する必要がないものと取り扱うようにしてもよい。

Claims (7)

  1. 背景音および各種演出に対応づけられた効果音を出力することが可能な音出力手段と、
    ある演出発生時に、前記背景音の出力を維持しつつ、当該演出に対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合がある音制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記背景音として出力されることがある一または複数種の特定楽曲とそれ以外の一または複数種の通常楽曲が設定され、
    前記音制御手段は、
    前記背景音として前記通常楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、
    前記背景音として前記特定楽曲が出力されているときには、ある演出発生時にそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する場合がある
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常楽曲の出力時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記各種演出は、一または複数種の特定演出とそれ以外の通常演出に区分けされ、
    前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、
    前記特定演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されるように制御する一方、
    前記通常演出の発生時にはそれに対応づけられた前記効果音が出力されないように制御する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記特定演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性は、前記通常演出の発生時における当否判定が当たりとなる蓋然性よりも高いものであることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、
    前記音制御手段は、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御する場合があることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 一つの当否判定を報知する間に、所定の効果音を伴う所定の演出が既に少なくとも一度発生している場合、
    前記音制御手段は、前記背景音として前記特定楽曲が出力されているとき、再度の前記所定の演出の発生時にはそれに対応づけられた前記所定の効果音が出力されないように制御することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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