JP2017123340A - ガス放電発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単で、組み立て修復の容易な発光効率のよい紫外光源用ガス放電発光装置を得ること。【解決手段】内部に紫外線を発光する放電ガスを封入した細長い発光管を備えた発光管組み立て体と、絶縁基板上に放電間隙を構成する隙間を挟んで両側に延びる1対の放電電極を配置した電極組み立て体とからなり、該電極組み立て体の上に前記発光管組み立て体を前記発光管が前記隙間を横切る方向に離脱可能に配置したタッチコンタクト構成を特徴とするガス放電発光装置。発光管は電極組み立て体とは独立した肉厚300μm以下の薄いガラス管からなり、ガス放電で発生した真空紫外線を有効に透過する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス放電発光装置に関する。
従来、ガス放電を利用した光源デバイスとして、高圧水銀ランプやエキシマ放電ランプなどがよく知られている。また、紫外発光源としては、紫外発光蛍光体を用いたガス放電デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、平面光源の構成に適した細管構成の外部電極型ガス放電デバイスも周知である(例えば、特許文献2及び3参照)。
特許第5074381号特許公報 特開2004−170074号公開特許公報 特開2011−040271号公開特許公報
紫外蛍光体を利用した従来のエキシマ放電ランプは、高価な石英ガラス外囲器を使用するほか、駆動のために高圧の方形波交流電源を必要とするなどの問題がある。また、ガス放電チューブを利用した従来の紫外線発光用のガス放電デバイスは、電極構成が複雑であるほか、発光効率や発光出力の点で未だ実用の域に達していない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、構成が簡単で、組み立てや修理がし易く、発光効率のよい光源用、特に、紫外光源用のガス放電発光装置を提供するものである。また、本発明は、発光管と電極部材とを独立のパーツとして構成したタッチコンタクト方式の新しい紫外発光用の平面光源を提供するものである。
簡単に述べると本発明は、ガラス細管からなる電極を持たない発光管組み立て体(アセンブリ)と、該発光管組み立て体に交番駆動電圧を印加する電極組み立て体(アセンブリ)とを互いに独立のパーツとして構成し、両者を着脱自在のタッチコンタクト形式で重ね合わせて新しい形式のガス放電発光装置を提供する考え方を骨子とするものである。
電極組み立て体の電極対は、その上に発光管が載置された状態で、該発光管の長手方向に放電間隙を挟んで両側に延びる長電極のパターンをもって絶縁基板の背面または表面に配置される。
対となる長い電極間に正弦波形またはランプ波形等の交番駆動電圧を印加した際、電圧の上昇に伴って電極近接端間で最初に発生するトリガ放電が種火となり、その後、漸次電極の長手方向に向けて放電が拡張して発光管全長に亘る効率的な発光が得られる。
更に具体的に述べると、本発明の第1の特徴は、放電ガスを封入したガラス細管からなる発光管組み立て体と、絶縁基板上に少なくとも1対の放電電極を配置した電極組み立て体とからなり、該電極組み立て体の上に前記発光管組み立て体を離脱可能に載置したタッチコンタクト構成を特徴とするガス放電発光装置の構成にある。ここで、タッチコンタクトとは、両組み立て体が互いに物理的に面接触した状態で保持されることを意味する。
前記ガラス細管としては、断面の長軸径が5mm以下の円形、楕円形、扁平楕円形、長方形または台形を有する透明なガラス細管を用いるのが好ましく、その長さは2cmから10cmが適当であり、応用面によってはそれより長くてもよい。
また、紫外光源を構成する場合のガラス細管には、石英ガラスよりも格段に安価でポピュラーな硼珪酸系ガラスを用いても、発光面となる表面側の管の肉厚を300μm以下とすることにより、十分な紫外線透過光を得ることができる。
電極組み立て体において、電極対を構成する第1及び第2電極は、その上に発光管組み立て体が載置された時、ガラス細管の長手方向に、間隙を挟んで両端方向に延び、前記間隙の近接端がトリガ放電部を構成するとともに、両側延長部が主放電部を構成する長電極パターンを持って設けられる。この構成において、前記電極対が複数となるよう第1及び第2電極をガラス細管の長手方向に交互に直列配置することにより、発光管の長尺化に対応することができる。対となる長電極は、発光管の長手方向に沿って近接端部の間隙長の少なくとも3倍の長さを持つのが望ましい。
ガラス細管の内面には、キセノン混合ガスの放電により発生する真空紫外線で励起されて発光する紫外発光蛍光体層、または可視発光蛍光体層、或はそれらの混合蛍光体層が設けられ、所望波長の発光が得られる。
また、本発明によれば、上記ガラス細管構成の発光管を複数本平行に配列した発光管組み立て体と、各発光管に共通の電極対を備えた電極組み立て体とを重ねてフレキシブルな平面光源を構成することができる。発光波長の異なる複数の発光管を組み合わせて配列してマルチ発光波長の面光源を構成してもよい。
更に、本発明の第2の特徴に従うと、回路部品を搭載したプリント回路基板を主体とする駆動回路組み立て体と、内部に蛍光体層を備えて放電ガスを封入されたガラス細管からなる発光管を複数本並置した発光管組み立て体とを、それらの間に少なくとも1対の放電電極を備えた電極組み立て体を挟んで重ね合わせた光源モジュールの構成を有し、該発光管組み立て体と電極組み立て体とは、前記放電電極の対が前記発光管に対してその長手方向に沿った放電間隙を構成する近接端部から両側に延びる長電極パターンをもって対面するよう離脱可能に重ね合わされたタッチコンタクト構成を有するガス放電発光装置が提供される。
本発明によれば、発光管組み立て体はそれ自体では電極を持たず、また、電極組み立て体は絶縁基板上にアルミ箔のような導電膜をベタパターンで形成したシンプルな構成のガス放電発光装置が得られる。また、発光管組み立て体と電極み立て体とが独立に構成されており、しかも、発光管は電極組み立て体の対となる電極間隙を横切る方向に置くだけで放電間隙長が自動的に定まるので、組み立ては勿論、発光管の破損や劣化に伴う交換・修復が極めて容易となる。
更に、本発明は、ガラス細管からなる発光管に対して、その長手方向に沿って位置する長電極の対から交番駆動電圧を印加することにより発生する新しい形式の放電を利用するものであり、ガラス細管内に紫外発光蛍光体層を設けた構成では、従来の紫外発光LED等に比べて高効率で強い強度の紫外線発光を得ることができる。
また、複数本の紫外発光管を並べることにより容易に大面積で高出力の紫外平面光源を構成することができるので、水銀レスの紫外光源として医療用途や殺菌・滅菌用途、露光用途、植物育成照射用途など応用範囲が大幅に拡大する。
本発明によるガス放電発光装置の基本的構成を実施形態1として示す縦断面図と横断面図である。 本発明によるガス放電発光装置の実施形態1の放電モデルを時系列的に示す模式図である。 本発明によるガス放電発光装置の実施形態2による平面光源の構成を示す平面図と断面図である。 本発明の実施形態3による大型平面光源の構成を示す平面図と要部断面図である。 本発明の実施形態4による光源モジュールの構成を示す断面図である。 本発明のガス放電装置の駆動回路の1例を示す回路構成図である。
以下、図面に示す実施形態を用いてこの発明を詳細に説明する。なお、説明を簡略化するため、同じ構成要素には同じ符号を付けている。また、以下の実施形態では電極対を構成する放電電極を便宜上「長電極」と称するが、長さを限定的に表すものではない。なお、「タッチコンタクト形式」とは、電極の発光管に対する接続が物理的な固着を伴わない着脱自在の単純接触で行われる構造を意味するが、着脱可能な粘着構造やクランプ構造を除くものではない。
(実施形態1)
図1(a)、(b)は、本発明によるガス放電発光装置の基本的構成を実施形態1として示す縦断面図と横断面図である。本発明のガス放電発光装置は、それぞれ独立したパーツ構成を有する発光管組み立て体(assembly)10と電極組み立て体(assembly)20とからなる。
発光管組み立て体10は、内部にネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスを封入して両端を気密封着したガラス細管11からなる発光管12を主体とし、発光管12はガラス細管11の背面側11aの底部内面に形成された紫外発光蛍光体層13を有する。本発明の特徴として、この発光管組み立て体10は、管内にも管外にも電極を持たない細長いガラス管が主体である。
ガラス細管11は、酸化珪素(SiO2)と酸化硼素(B2O3)を主成分とする透明な硼珪酸系ガラスのパイプ状母材を外径5mm以下で肉厚が500μm以下の細管となるようリドロウ(線引き)して形成してある。
ガラス細管11の横断面は、図1(b)に示すように対向する平坦面を備えた扁平楕円形が好ましいが、円形や長方形、矩形または台形等とすることができる。ガラス細管11の内面に紫外発光蛍光体層13を形成して紫外光源用のガス放電デバイスを構成する場合、ガラス細管11の発光面となる前面側11bの肉厚を300μm以下にすることが紫外線透過率の点から重要である。
硼珪酸系のガラスであっても厚さを300μm以下にすることにより、UV-Bの波長バンドの紫外線に対し90%以上の透過率を得ることができる。この場合、ガラス管11の前面側11bの厚さに対して背面側11aの厚さを厚くし機械的強度を高めるようにしてもよい。対向面の厚さを非対称としたガラス細管1はガラス母材整形時の熱処理プロセスの制御で実現することができる。
紫外発光蛍光体層13の一例としてガドリリュウム賦活蛍光体(LaMgAl11O19 : Gd) を用いた場合、UV-Bバンドの波長レンジである311nmの紫外発光を得ることができる。また、プラセオジム賦活の蛍光体(YBO3 : PrまたはY2SiO5 : Pr)を用いれば、UV-Cバンドの波長レンジの263nmまたは270nmの紫外発光を得ることができる。
ガラス細管11の内壁面への蛍光体層13の形成には、周知の沈降法や溶液通過法を用いることができる。また、紫外発光蛍光体層13に可視蛍光体、例えば赤色蛍光体を少量混合した場合、発光スペクトル幅を広げたり、不可視の紫外スペクトルの発光を赤色の可視発光成分によって確認したりすることが可能となる。
他方、図1の構成において、発光管組み立て体10から独立したパーツを構成する電極組み立て体20は、例えば、カプトンテープ(商品名)のようなポリイミド樹脂製の絶縁基板21の上にギャップ寸法Dgの間隙部22を開けて配置された一対の細長い長電極23と24からなる。説明の便宜上、一方の長電極23をX電極と称し、他方の長電極24をY電極と称する。
電極組み立て体20の上に発光管組み立て体10が載置された状態で、対となる長電極の互いに隣接する近接端がトリガ電極部23aと24aを構成し、間隙部22のギャップ寸法Dgに対応した発光管12内のガス空間にトリガ放電部15が形成される。また、トリガ電極部23aと24aから両側に離間する方向に延びる延長部が有効長さELの主電極部23bと24bを構成し、主電極部23bと24bの対応ガス空間が主ガス放電部16となる。
X電極23とY電極24は、樹脂等のベースフィルム上に貼り付けた銅箔、アルミ箔等の金属導体箔でもよいし、蒸着法や印刷法などで直接形成した導電膜で構成してもよい。図1に示す実施形態1においては、絶縁基板21の表側に長電極対が設けられているが、基板の裏側に電極を配置するようにしてもよい。発光管12とX,Y電極対23、24との間に絶縁基板を介在させた構成は、図3を参照する実施態様2において後述する。
発光管組み立て体10が、電極組み立て体20の上に離脱可能に載置されることにより、この発明のガス放電発光装置が完成する。細長い発光管12は、電極組み立て体20におけるX,Y電極23、24に沿って間隙部22を横切る(跨ぐ)方向に置かれるだけで動作可能となる。
両組み立て体間での厳密な位置合わせは必要ないが、載置状態を安定に保つために図示しない粘着手段または機械的クランプ手段が適宜設けられる。ギャップ寸法DgとX,Y電極23、24の有効長さEL×2を合わせた範囲が有効発光領域となる。
図2は、図1に示したガス放電発光装置の放電モデルを時系列的に説明するための模式図である。一対のX,Y電極23、24の間には、図2(b)に代表して示すように、一方のX電極23を接地した状態で、他方のY電極24に正弦波交流電源ACを接続し、図2(a)に示すような正弦波形の交流電圧を印加する。
正弦波電圧の上昇過程における電圧v1が、タイミングt1においてトリガ電極部23a、24a間の放電開始電圧Vdを超えると、トリガ放電部15で放電が発生する。このトリガ放電によって近傍のガス空間に多量の空間電荷が供給され、いわゆる種火効果が生じて正弦波の電圧の上昇とともにX,Y電極23、24の主電極部23b、24bに向かって放電が拡張し、いわゆる長距離放電に移行していくことになる。
同時に、最初にトリガ放電を発生したトリガ電極23aと24aに対応した発光管12の内壁面上には印加電圧と逆極性の電荷(電子(-)と陽イオン(+))が壁電荷として蓄積され、この壁電荷による電界が印加電圧の電界を打ち消す形となってトリガ放電部15での放電は停止する。
図2(b)、(c)、(d)、(e)は、図2(a)の印加正弦波電圧のタイミングt1〜t4に対応した放電と壁電荷の蓄積状態を模式的に示し、図(f)、(g)、(h)、(i)は、極性反転した後のタイミングt5〜t8に対応した放電と壁電荷の蓄積状態を模式的に示している。
この放電モデルから、タイミングt1においてトリガ電極部23aと24aの間隙部22に対応するトリガ放電部15で発生した放電が、タイミングt2、t3と続く印加電圧の上昇過程で壁電荷の蓄積を伴いながら主電極部23b、24bの延長方向に沿って主放電部16に拡張していく様子が理解できる。
また、印加正弦波電圧が一方の波高値に達した後の電圧下降過程のタイミングt4では、図2(e)に示すような壁電荷の蓄積状態となって放電は停止状態になる。その後、印加電圧の極性が反転したタイミングt5においては、蓄積した壁電荷の電界が印加正弦波電圧の反対極性の上昇過程の電界に加算される。
その結果、トリガ電極部23a、24aのトリガ放電部5に加わる実効電圧が放電開始電圧を超えて図2(f)に示すように再度トリガ放電が発生する。その後逐次、反対極性の壁電荷の発生を伴いながらタイミングt6,t7において、それぞれ図2(g)、(h)に示すように主放電部16に向けて放電が拡張する。そして、発光管12の端部まで放電が拡張したタイミングt8においては図2(i)のような壁電荷状態になって放電が停止する。以下、この動作が繰り返される。
印加電圧の上昇過程を利用して複合放電を発生させるには、上記の正弦波電圧以外にも鋸歯状波形(ランプ波形)の電圧や立ち上がりの緩やかなパルス電圧を利用することもできる。しかしながら、正弦波電圧を利用することが、波形発生の易しさの点で望ましい。輝度の調整は、正弦波電圧の周波数または鋸歯状波形電圧の傾斜角度の変更で行うことができる。或は正弦波駆動電圧を間欠的に印加し、印加時間幅やインターバルを調整することでも照射強度を調整することができる。
正弦波電圧の印加に伴ってこのような複合放電が一対のX,Y電極23、24の間で交互に繰り返され、その都度、放電経路に沿って陰極グロー発光と陽光柱発光とが発生する。放電ガスとしてネオン(Ne)に数%のキセノン(Xe)を混合したガスを用いる場合、放電光としてはネオンオレンジ色の発光と、143nm、173nmの波長の真空紫外線(VUV)が得られる。
従って、NeとXeの混合比を適宜調整してガス放電の発光をそのまま利用すれば、前述のような蛍光体層13を設けなくても、ネオン色発光装置または紫外線発光装置を得ることができる。
図1に示した実施形態1のガス放電発光装置の場合、ガラス細管11は、直径が5mm〜0.5mmの大きさで作成され、例えば、長径寸法2mm、短径寸法1mmで肉厚100μmの扁平楕円断面の細管とすることができる。
ここで、電極組み立て体20における一対のX,Y電極23、24の間隙部22のギャップ寸法Dgはトリガ放電の開始電圧を決定する重要なファクタとなるもので、5mm以下が実用的であり、例えば、3mmとすることができる。この場合のトリガ放電部5の放電開始電圧Vdは約900Vとなる。
他方、対となるX,Y電極23、24のトリガ電極部23a、24aから両側への延長方向における放電の広がりは、印加する正弦波電圧のピーク電圧Vpによって変化する。ピーク電圧Vpを高くしすぎると、トリガ放電部15の損傷を招く危険がある。すなわち、トリガ電極部23a、24aのギャップ寸法Dgは通常0.1mm以上2cm以下程度の範囲に設定されるが、正弦波のピーク電圧Vpは発光細管1の有効発光領域長(2EL+Dg)により異なることになる。
従って、両ファクタの関係からX,Y電極23、24の長さELは、それぞれトリガ電極部23aと24aとのギャップ寸法Dgの3倍以上、好ましくは10倍程度とし、例えば、ガラス細管1の有効発光領域長の全長が50mmの場合は、トリガ電極間隙長Dgを3mm、両主電極部の長さELをそれぞれ23.5mmとすることができる。
この結果、図1のように長電極23,24を1対だけ設けた電極組み立て体20に対応する発光管組み立て体10は、全体として5〜10cmほどの長さのものとなる。後述するように、対となるX,Y電極23,24を交互に複数個直列配置する構成を採れば、更に長尺の発光管を持つガス放電発光装置を構成することが可能である。
正弦波電圧の周波数は、電極間容量とインピーダンスとの関係から数10kHz、例えば、40kHzに設定される。ピーク電圧Vpはトリガ放電部15の放電開始電圧Vdに応じてそれよりも高い1000V乃至はそれ以上の値に設定されるが、その上限は長電極上での放電の広がり長さと、トリガ放電部5の損傷防止を考慮して決めるのが望ましい。なお、実際の駆動波形は、負荷が容量性であるので、立ち上がり、立下り時間の生ずることを考慮したパルス波形でも同様の動作を行うことができる。
また、本発明のガス放電装置は、壁電荷の蓄積を利用することにより、長い電極に沿って放電を停止させながら拡張させていく放電形式をとるので、駆動時のピーク電流を低く抑えることができ、LEDやエキシマ放電ランプに比べて消費電力も格段に少なくて済む。
実施形態1のガス放電装置を駆動するために、10Vの直流電圧を42KHzの正弦波電圧に変換するインバータ回路と、この正弦波電圧をピーク電圧1000Vまで昇圧する小型トランスとを含む5Wの市販の小型電源回路(例えば、ハリソン電機製 HIU-465型)を好適に用いることができた。
因に、紫外発光蛍光体層13として前述のガドリリュウム賦活蛍光体を用いた長径寸法2mm幅で有効発光領域50mm長の発光管を主体とする実施形態1のガス放電発光装置において、一対の長電極23と24の間に周波数40kHz、P−P電圧3000Vの正弦波電圧を印加することにより、電極対近接端部間のトリガ放電と長電極に沿った長距離放電との複合放電が繰り返され、それに伴って、311nmの波長にピークを持つ紫外発光を5mW/cm2の発光強度で得ることができ、その時の発光効率は24%W/Wであった。
(実施形態2)
図3(a)及び(b)は、本発明の実施形態2としての平面光源の概略構成を示す平面図と横断面図である。
発光管組み立て体110は、複数本(図の場合6本)のガラス細管からなる発光管112から構成され、各発光管112が電極組み立て体120の上にタッチコンタクト形式で平行に載置されて平面構成のガス放電発光装置100が提供される。
発光管組み立て体110における各発光管112は実施態様1の発光管12と実質的に同じ構成を持つ。他方、電極組み立て体120は、図3(b)に示すようにフィルム状の絶縁基板121の背面即ち下面に放電電極対123(X)と124(Y)を備えている。対となる放電電極123及び124は、載置される複数本の発光管112に共通となるシート状のベタパターンを持ち、放電電極123と124の近接端部間に寸法Dgのギャップが設けられている。絶縁基板121には厚み25〜50μm程度のポリイミド樹脂フィルムが適し、電極材には厚さ10μmほどのアルミ箔が好適である。
かくしてガラス細管からなる発光管112を、電極組み立て体120の絶縁基板121の上に、電極近接端部間の寸法Dgのギャップを横切る方向で次々と並べて載置することで所定面積の平面光源が完成する。
この状態において、共通の電極対123,124は各発光管112の長手方向に対して実施形態1と同様の長電極対の配置関係を持ち、平面光源として同様の原理で共通に駆動可能となる。また、隣接する発光管112の間に適当なスペースSPを設けることにより、発光装置100は、発光管112の配列方向にフレキシビリティを持ったものになる。
さらに、実施形態2の大きな特長は、複数本の発光管を並べて平面光源を構成することにある。従って、並置された各発光管は必ずしも同じ発光波長の蛍光体を備える必要はない。例えば、上述のような2種類の蛍光体を用いて発光波長311nmの紫外線と波長263nmの紫外線を発する2種類の発光管を作り、両者を所定の本数比率で配列することで、311nmと263nmの紫外線を任意のエネルギー比率で発光させる紫外線発光デバイスを作ることができる。
このようなマルチ波長の複合平面光源は、紫外線と可視光の組み合わせなど、応用分野に合わせて種々な組み合わせで構成することができる。また、発光スペクトルの異なる幾つかの発光管を用いたり、発光エネルギーの異なる発光管を適宜組み合わせることにより紫外線発光エネルギーの分布設計を容易に行うことが可能となるほか、さらにはその均一性を向上させることができる。
なお、発光波長の異なる発光管同士に対しては、対応する電極組み立て体の電極対パターンを発光管の長手方向に延長させて絶縁基板上で適宜共通化させることにより発光波長の選択駆動を行わせることができる。或は発光管毎の長電極対を個別に、または複数本の組にして導出し、間引き駆動やエリア選択駆動を行わせることもできる。
ところで、実施形態1のようにX,Y電極対23、24がガラス細管11の底面に直接コンタクトする構成では、駆動時にコンタクト面の縁辺部で管面に沿った不要な気中放電の発生する現象がみられることがある。
すなわち、長電極対の一方を接地して他方に正弦波電圧を印加して駆動する場合、印加電圧がピークに達した状態では、発光管内が全長に亘るプラズマにより実質的な導通状態となってピーク電圧に対応した電位となり、対向する電極の縁辺部で管外壁面に沿った予期しない気中放電が発生するものと考えられる。
このような沿面放電は、有害なオゾンの発生を伴うほか、無効な電力消費を行い、また、電極組み立て体や発光管の破損を引き起こし、安全上も好ましくない。
この点、実施形態2のように電極対123、124とガラス細管111との間に電極組み立て体120の薄いフィルム状絶縁基板121が介在する構成においては、各ガラス細管の下部側縁に沿った無用な気中放電を効果的に防ぐことができる。また、電極組み立て体120の表面に電極対123、124は露出しない構成となるので、発光管交換時などでの感電の危険も生じない。
(実施形態3)
図4は本発明による実施形態3としての大型平面光源の構成を示す平面図と要部断面図である。この実施形態においては、複数対の放電電極が配置された電極組み立て体220の上に、長尺のガラス細管でできた発光管を複数本ずつの発光管ユニットとした発光管組み立て体210をタッチコンタクト形式で載置した構成のガス放電発光装置が提供される。なお、図4(a)に示す平面図と、同(b)、(c)に示す断面図において、各部材の寸法は図示の便宜上対応しない大きさで描かれている。
発光管組み立て体210は、図4(b)の横断面図に示すように、この場合、発光管212を例示的に3本ずつのグループとした複数の発光管ユニット218をもって構成されている。各発光管ユニット218は、それぞれカプトンテープ(商品名)のような薄い絶縁シート219を基板としてその上に平行に配列されている。この状態で発光管組み立て体210にはどこにも電極は付いていない。
他方、電極組み立て体220は、図4(c)の縦断面図に示すように、この場合2対のX,Y電極対231、232を破線(図4a)で示す非放電間隙を隔てて絶縁基板221の上表面に配置した構成を持つ。2対の電極のトータルの配置幅が上記発光管組み立て体210の各発光管212の長さに対応した有効発光領域長に対応する。
また、各X,Y電極対231、232は、短冊状(セグメント状)に切り分けたアルミや銅の金属箔導体を絶縁基板221の上に張り付けて作られたX電極片31X、32XとY電極片31Y、32Yからなり、それぞれ全ての発光管ユニットの発光管212を共通に横切る長さを有する。
先の実施態様1と同様に各電極対のX電極片31X、32X,Y電極片31Y、32Yは発光管212を横切る方向に細長いけれども、その幅は個々の発光管212に対しては管径よりもはるかに広く、各発光管との交差位置において長手方向に沿った長電極対として機能する。
上記の構成においては、発光管212を複数本、この場合3本ずつグループ化した発光管ユニット218で発光管組み立て体210を構成したが、勿論、全ての発光管を共通の絶縁シート219の上に貼り付けて発光管組み立て体を構成してもよい。しかしながら、図4(b)のように数本または数十本ずつの発光管をグループ化したユニット構成とすることにより、組み立てや修復・交換が容易となるほか、発光面サイズの変更にも容易に対応可能となる。
なお、発光管組み立て体210を構成する各発光管ユニット218は、その支持体となる絶縁シート219の下面が電極組み立て体220のXY電極対231、232の上に接する状態で離脱可能に載置されるが、載置状態を保つ上での粘着手段や機械的クランプ手段の使用を排除するものではない。また図4の構成において、電極組み立て体210は絶縁基板221の表側に電極対231、232を配置しているが、電極対は絶縁基板の裏側に設けても良い。この場合、発光管212と電極対との間には発光管組み立て体支持用と電極組み立て体支持用との2枚の絶縁シートが介在することになるが、いずれも50μm程度乃至はそれ以下の薄いフィルムなので、交番駆動電圧の印加に問題は生じない。
図4(a)に示すように、実施形態3のガス放電発光装置では、電池BTのようなDC電源を共通の電源とし、2つのX,Y電極対231、232をそれぞれ別々の駆動回路241、242に接続して駆動が行われる。各駆動回路は図6を参照して後述するようなインバータ回路と昇圧回路を含み、対となる一方のY電極片31Y、32Yに正弦波駆動電圧を印加する。各電極対の他方のX電極片31X、32Xは、接地電位に保持される。
無論、2つのX,Y電極対231、232のY電極片31Y、32Y同士を共通接続して単一の駆動回路で駆動することも可能である。しかしながら、図示したような分割駆動構成をとることにより、規格化された小型で安価な駆動回路を必要個数組み合わせて任意の発光面サイズの発光装置に対応することができ、部品の標準化の面で有利である。
また、複数の電極対を配列して長尺の発光管を駆動した場合、隣接する電極対相互間に放電のデッドスペースができ、この部分での輝度低下が避けられない。この点、個別の駆動回路から印加する正弦波駆動電圧の位相を互いに異ならせて各電極対を駆動すれば、発光管の管軸方向の輝度分布を均一化する上で効果的である。勿論、反射鏡や拡散板などの光学手段を利用して周辺部または非放電部の輝度分布を均一化することも可能である。
更に、輝度分布を均一化する上からは、X電極片31X、32XとY電極片31Y、32Yを交互に等間隔で平行に配置し、隣接する電極片の組み合わせを所定の周期で上下交互に組み替えて隣接電極片同士が同相で、電極片の組相互間に駆動電圧が印加されるように駆動することも効果的である。このような駆動方式によればXY電極片の奇数間隙と偶数間隙の全てに対応して長尺の発光管の全長に亘る隙間のない放電を交互に行わせることができる。
1例として、長径寸法2mmで有効放電領域長20cmの発光管212を10本ずつ共通の絶縁シート上に並べた幅2cmの発光管ユニット218を作成し、これを10ユニット準備した。他方、共通の絶縁基板221の上に1対の電極配置幅を10cmとした長さ20cmのセグメント状XY電極片31X、32Xと31Y、32Yを2対配置して電極組み立て体220を作成した。
このような電極組み立て体220の上に、各発光管が対となる電極片間のギャップを横切る方向で10個の発光管ユニット218を重ねることにより、20×20cmの有効発光面を持つ平面光源を構成することができた。
実施形態3の大型平面光源は、図4に示した分割駆動方式により、効率的に駆動することができる。各駆動回路は図6の構成を有する。
(実施形態4)
図5は、実施形態4として駆動回路を一体化した光源モジュール(ガス放電発光装置)300の模式的断面図である。この光源モジュール300では、駆動回路組み立て体331を構成するプリント基板332の上に衝撃吸収層333を介して電極組み立て体320が置かれ、発光管312からなる発光管組み立て体310がその上に重ねて配置され、全体として外枠またはケース334に収容されている。発光管組み立て体310は実施形態3で述べたように複数本又は全部の発光管を支持基板上に配列したユニット構成であってもよい。
なお、電極組み立て体320は、絶縁基板321とその下面に設けられたX電極323とY電極324から構成される。外枠またはケース334は上記3つの組み立て体を所定の位置関係に保持するためのクランプ手段335を備えている。また、この光源モジュール300の前面には、発光管312の上面を覆う形で光透過性の保護板336が設けられている。
衝撃吸収層333としては、シリコンコンパウンドやシリコンシートのように熱伝導率が高く、衝撃吸収性を持った柔軟な絶縁材料が好適である。また、保護板336としては紫外線透過率の良好なアクリル系またはフッ素系の樹脂フィルム又は薄板が用いられる。プリント基板332には、後述する駆動回路組み立て体331の構成部品337が搭載されている。
プリント基板332の上面左右には電極組み立て体320の一方のX電極323及び他方のY電極324とコンタクトする1対のX給電端子343とY給電端子344が設けられている。X及びY電極323、324と対応するX及びY給電端子343、344とのコンタクトはDC回路のような固着接続を必要とするものではない。
駆動電圧が数10KHzの交番電圧なので両者を重ねただけのタッチコンタクト形式で駆動回路組み立て体331から電極組み立て体120を通して発光管組み立て体310への駆動電圧の供給がロスなく行われる。駆動回路組み立て体331と電極組み立て体320と発光管組み立て体310とはいずれもタッチコンタクト形式で組み立てられており、それらの間に半田付けのような固着はなされていない。従って、発光管組み立て体310はこの光源モジュール300から簡単に離脱可能である。
駆動回路組み立て体331は正弦波駆動電圧を発生して発光管組み立て体310を駆動する。一方のX給電端子343を接地側としてX電極323に接触させ、他方のY給電端子344からY電極324に正弦波駆動電圧を供給することにより、先に述べたような動作原理の放電発光を得ることができる。
電極組み立て体320の表面には絶縁基板321があり、X及びY電極323、324は露出していない。従って、発光管の位置調整や交換時において電極に直接触れて感電するような危険も生じない。
因に、長軸径2mm、短軸径1mmの扁平楕円断面形状を有する有効放電領域の長さ10cmのガス放電発光チューブ10を1mm間隔で30本並べた構成の発光管組み立て体を用いることにより、発光面積90平方cmの平面光源モジュール300を構成することができる。
また、発光管となるガラス細管11の直径は最大でも5mmであり、衝撃吸収層333と、回路部品337を搭載したプリント基板332と、前面保護板336とを合わせても光源モジュール300全体の厚さは数cm程度のものとなる。
すなわち、この光源モジュール300を駆動するにはピーク ツウ ピーク電圧が数千ボルトで周波数が数10kHzの正弦波駆動回路が必要であるが、発光管30本程度であれば後述する数ワット規模の小型インバータ電源で駆動できるメリットがある。
この規模のインバータ電源回路は昇圧用の変圧器を含めても高さ1cm以下に収まり、従ってケース334の大きさは、厚さ1cm余りで9×10cm四方程度の小型のものとなる。
図6は、駆動回路組み立て体331の回路構成の一例を示す回路図である。インバータ回路部INVに入力プラグPL1を介してDC6−18Vの範囲で電圧を設定可能なDC電源(電池)BTを接続する。
インバータ回路部INVは、トランジスタQ1、Q2、コイルL1、抵抗R1、R2およびコンデンサC1からなる。インバータ回路部INVの交番出力は昇圧トランスTFの2次巻き線から出力プラグPL2に取り出される。各回路部品の回路定数を適宜設定することにより、出力プラグPL2には正弦波交番高電圧が得られ、発光管312に対向して位置するX電極323とY電極324の間へ印加される。
正弦波電圧の周波数はコンデンサC1の容量を可変することにより10kHz〜80kHzの範囲で調整することができ、また正弦波出力電圧のピーク値は電池BTの電圧を変えることにより1000V〜8000Vの範囲で調整することができる。また図示していないけれども、インバータ回路INVと昇圧トランスTFの間にゲート回路を設けて、発光管312に供給される正弦波駆動電圧を任意のデユ―ティサイクルで断続的に印加するようにしてもよい。印加時間幅とデユ―ティ比を調整することにより発光出力の強度を安定的に調整することができる。
図6に示した駆動回路においては、昇圧トランスTFの出力ラインに通常設けられる電流制限用のコンデンサが無い点が注目される。昇圧トランスの一方の出力ラインが、X給電端子343との接触コンタクトを通して電極組み立て体320のX電極323を接地電位にキープする一方、他方の出力ラインからの正弦波駆動電圧がY給電端子344との接触コンタクトを通してY電極324に供給される。発光管組み立て体310は駆動回路組み立て体331に対して完全な容量性負荷となるので、出力コンデンサを省くことにより無用な電力損失を解消することができる。
なお、プリント基板332には、駆動回路組み立て体331を構成するコイルやコンデンサ、トランス等の回路部品337が搭載されている。プリント基板332は搭載部品を下方に向けた形でケース334の中に収納固定され、プリント基板332の上方に電極組み立て体320と発光管組み立て体110が順次重ねて載置されている。
また、電源となる電池BTはケース334の中に電池収容部を設けて収容してもよいし、或は、プリント基板332から電源接続ライン引き出して外部電源に接続するようにしてもよい。また電源は電池以外に商用電圧を変換するDC電源を用いてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明は、それ自体が電極を持たない発光管を主体とした発光管組み立て体と、発光管に駆動電圧を印加する電極組み立て体とをそれぞれ独立のパーツとして構成し、両者をタッチコンタクト形式で組み合わせてガス放電発光装置を構成することを特徴とする。この構成は、図2を参照して述べた長電極対間での特殊なAC複合放電形式を採用したことにより初めて可能となるものであり、従来の放電管とは原理的に異なるものである。
本発明のガス放電発光装置においては、電極を持たないシンプルな発光管を部品として用意しておくだけで、発光管の破損や劣化に際して低いコストで容易に対応することができる。また本発明を用いることにより、LED等に比して面積当たりの発光強度の高い平面状の紫外発光を効率よく得ることができる。
10:発光管組み立て体
11:ガラス細管
12:発光管
13:蛍光体層
20:電極組み立て体
23:X電極
24:Y電極
21:絶縁基板

Claims (5)

  1. 内部に紫外線を発光する放電ガスを封入した肉厚300μ以下のガラス管からなる発光管を主体とする発光管組み立て体と、絶縁基板上に放電間隙を構成する隙間を挟んで両側に延びる少なくとも1対の放電電極を配置した電極組み立て体とからなり、前記電極組み立て体の上に前記発光管組み立て体を前記発光管が前記隙間を横切る方向に離脱可能に配置してなることを特徴とするガス放電発光装置。
  2. 前記紫外線を発光するガスがネオンとキセノンの混合ガスであることを特徴とする請求項1記載のガス放電発光装置。
  3. 前記紫外線が真空紫外線であり、前記ガラス管が肉厚300μm以下の硼珪酸ガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載のガス放電発光装置。
  4. 前記発光管組み立て体が複数本の発光管を平行に配列した構成を有し、前記電極組み立て体が前記複数本の発光管に対して共通の放電電極対を有することを特徴とする請求項1,2及び3項の何れか1項に記載のガス放電発光装置。
  5. 前記ガラス管内に蛍光体層を有し、ガス放電による紫外線発光と蛍光体層による発光とを含んだ波長域の光放射を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のガス放電発光装置。
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