JP2017123339A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電モジュールの外部で配線されるケーブルの配線の自由度を高めることができるようにした蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】本発明に係る蓄電モジュールは、蓄電素子と、該蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備えている。外装部材は、蓄電素子を覆う本体と、外装部材の本体の外面にケーブル固定部とを有している。ケーブル固定部は、結束部材又はケーブルを挿通可能な、互いに交差する複数の挿通孔を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池セル(単電池)やキャパシタなどの蓄電素子と、この蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備えた蓄電モジュールに関する。詳しくは、本発明は、外装部材上に配線される通信用ケーブルやバスバーなどの電線、その他のケーブルを固定する機能を有する蓄電モジュールに関する。
蓄電素子と、この蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備えた蓄電モジュールが知られている(例えば、特許文献1)。
この種の蓄電モジュールは、一方向に一列に整列され、かつ、互いに固定された複数の蓄電素子と、この複数の蓄電素子に重ね合わされた外装部材と、外装部材上に配線されたケーブルとを備えている。外装部材上には、ケーブルを保持するケーブル固定部が設けられている。
このケーブル固定部には、ケーブルを挿通する貫通孔が一方向に形成されている。したがって、このケーブル固定部が外装部材上に取り付けられると、ケーブルは、一方向にしか配線できない。換言すれば、従来のケーブル固定部は、ケーブルの配線の自由度が低いものとなっている。
特開2013−5509号公報
そこで、本発明は、蓄電モジュールの外部で配線されるケーブルの配線の自由度を高めることができるようにした蓄電モジュールを提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電モジュールは、
蓄電素子と、
該蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備え、
該外装部材は、
蓄電素子を覆う本体と、
外装部材の本体の外面に突出したケーブル固定部とを有し、
該ケーブル固定部は、
結束部材又はケーブルを挿通可能な、互いに交差する複数の挿通孔を有する。
かかる構成によれば、結束部材又はケーブルがケーブル固定部の挿通孔の挿通されることで、ケーブルをケーブル固定部に固定することができる。挿通孔が互いに交差するように複数の方向に形成されていることで、ケーブルは複数の方向に配線される。したがって、この蓄電モジュールは、ケーブルを配線する自由度を高めたものとなっている。なお、ケーブルとしては、通信用ケーブルだけでなく、バスバーなどの電線も含まれる。
また、本発明に係る蓄電モジュールの一態様として、
前記ケーブル固定部は、前記外装部材の本体の外面から一体的に突出している。
かかる構成によれば、本体部とケーブル固定部とが一体化されることにより、ケーブル固定部を本体部に組み付ける作業を解消することができる。
また、本発明に係る蓄電モジュールの他態様として、
ケーブル固定部は、三つ以上有し、
三つのケーブル固定部のうちの一つのケーブル固定部は、外装部材の本体の一端部側の中央部に配置され、
三つのケーブル固定部のうちの残りの二つのケーブル固定部は、外装部材の本体の他端部側で互いに間隔を空けて配置される
ようにすることができる。
かかる構成によれば、複数の蓄電モジュールを並べた蓄電装置において、ケーブルを蛇行するようにして、最短距離で配線することができる。すなわち、各蓄電モジュールは、三つ以上のケーブル固定部を有し、各ケーブル固定部が交差する複数の挿通孔を有しているため、隣り合っている蓄電モジュールに架け渡されたケーブルは、任意の方向を向けてケーブル固定部に的確に固定される。
この場合、
前記三つのケーブル固定部のうちの残りの二つのケーブル固定部は、前記三つのケーブル固定部のうちの一つのケーブル固定部を基準に対称配置される
ようにしてもよい。
かかる構成によれば、複数の蓄電モジュールを並べた蓄電装置において、一つのケーブル固定部を基準に残りの二つのケーブル固定部が対称配置されることにより、隣り合った蓄電モジュールの中央部に配置されたケーブル固定部同士が向き合い、間隔を空けて配置されたケーブル固定部同士が向き合う。このように配置されたケーブル固定部に固定するケーブルは、最短距離となるように配線することができる。
ここで、本発明に係る蓄電モジュールの別の態様として、
外装部材は、バスバーを接続する正極の外部端子及び負極の外部端子を備え、
ケーブルがバスバーに対して交差して配線されている。
かかる構成によれば、ケーブルがバスバーに対して交差して配線されていることにより、バスバーを流れる電流によって磁場が発生したとしても、ケーブルが磁場の影響を受けにくく、したがって、ケーブルで送られている信号にノイズが乗りにくいようにすることができる。
この場合、
ケーブル固定部は、前記バスバーを回避する位置に設けられていてもよい。
かかる構成によれば、ケーブル固定部がバスバーを回避する位置に設けられることにより、バスバー上にケーブル固定部を設ける場合よりも、ケーブルの固定位置を低くすることができる。
また、本発明に係る蓄電モジュールのさらに別の態様として、
蓄電素子を監視する制御基板を備え、
前記外装部材の本体は、通信ケーブル用の接続端子であって、制御基板に接続された接
続端子を有する
ようにすることができる。
かかる構成によれば、外装部材内に制御基板が収容され、外装部材の本体部が通信ケーブル用の接続端子を有することにより、隣り合った蓄電モジュールの各接続端子に通信ケーブルを接続することができる。
以上のように、本発明によれば、蓄電モジュールの外部で配線されるケーブルの配線の自由度を高めることができるようにした蓄電モジュールを提供することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明に係る蓄電モジュールの一実施形態である電池モジュールの分解斜視図を示す。 図2は、同電池モジュールの要部の斜視図を示す。 図3は、同電池モジュールを複数台隣り合わせた蓄電装置の斜視図を示す。 図4は、同電池モジュールを複数台隣り合わせた、図3と異なる蓄電装置の斜視図を示す。 図5は、同電池モジュールの分解斜視図を示す。
以下、本発明に係る蓄電モジュールの一実施形態である電池モジュールについて、図面を参酌しつつ説明する。
図1、図5に示すように、電池モジュール1は、第一方向に整列される複数の電池セル3と、隣り合う電池セル3間及び第一方向における複数の電池セル3の両側にそれぞれ配置される複数のスペーサ5と、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を保持してパッケージ化する保持体としてのフレーム7と、複数の電池セル3の電圧、電流又は温度の少なくとも一つを電池セル3毎に監視するセル監視回路(CMU:Cell Monitor Unit)モジュール9とを備えている。
なお、以下においては、便宜上、第一方向をX方向(各図に示された直交軸のうちのX軸方向)といい、第一方向と直交する第二方向をY方向(各図に示された直交軸のうちのY軸方向)といい、第一方向及び第二方向と直交する第三方向をZ方向(各図に示された直交軸のうちのZ軸方向)という。各図においては、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ一方側に対し、X、Y、Zの記号を付している。なお、Z方向が鉛直方向に置かれた場合、Z方向は上下方向となり、Y方向は左右方向、X方向は前後方向となる。
電池セル3は、図5に示すように、開口部を有するケース本体31と、該ケース本体31の開口部を塞いで密閉する蓋体32とで構成されるケース30を備えている。ケース30内には、互いに絶縁された正極板と負極板とを含む電極体(図示せず)が収容されている。電池セル3は、X方向に扁平な角形電池である。
スペーサ5は、合成樹脂製であり、絶縁性を有している。スペーサ5は、スペーサ本体50と、該スペーサ本体50からX方向に延出し、X方向において該スペーサ本体50と対向する電池セル3の外周端部を保持する保持部51とを備えている。
フレーム7は、X方向における複数の電池セル3の両側に配置され且つX方向において複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を挟み込む一対の終端部材70(いわゆるエンドプレート)と、該一対の終端部材70同士を連結し、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5を一体に緊締する連結部材75とを備えている。連結部材75は、X方向に沿って延びて互いに間隔を有して平行する一対の横梁部76と、該一対の横梁部76のX方向における一端部同士及び他端部同士を連結する一対の縦梁部77とを備え、全体として、矩形の枠形状を呈している。
終端部材70は、例えば鋳造によって形成された、例えばアルミなどの金属製である。終端部材70は、終端部材本体71と、該終端部材本体71の下部からX方向外方に突出する脚部72とを備えている。終端部材本体71は、スペーサ本体50と同様、電池セル3のケース30がX方向から見て矩形状であるのに対応して、矩形状に形成されている。終端部材本体71は、矩形状の枠部と、該枠部内に形成された格子形状のリブとで構成され、X方向にある程度の厚みを有しながらも、軽量であり、剛性を有している。また、終端部材71の脚部72は、Y方向に互いに間隔を有して一対設けられる。各脚部72には、ボルト(図示しない)のネジ部を通すための貫通孔(採番せず)がZ方向に沿って形成されている。
連結部材75は、Y方向における複数の電池セル3の両側に一対設けられている。すなわち、連結部材75は、Y方向の一方側から複数の電池セル3に対向配置される連結部材75と、Y方向の他方側から複数の電池セル3に対向配置される連結部材75とを備えている。
セル監視回路モジュール9は、外装部材であり、回路ケース本体90にセル監視回路を実装した制御基板93を収容したものである。回路ケース本体90は、開口部を有するケース91と、該ケース91の開口部を塞いで密閉する蓋体92とを備えている。ケース91は、矩形状の底板910と、該底板910の周縁から立設された周壁部911とを備えている。なお、蓋体92も矩形状に形成されている。
以下、回路ケース本体90のX方向に延びる一方の長辺を第一端90aという。この第一端90aと平行に向き合ってX方向に延びる他方の長辺を第二端90bという。第一端90aの一端と第二端90bの一端とを結ぶY方向に延びる一方の短辺を第三端90cという。第一端90aの他端と第二端90bの他端とを結び、第三端90cと平行に向き合ってY方向に延びる他方の短辺を第四端90dという。
実装した制御基板93は、接続端子である入力コネクタ部930と接続端子である出力コネクタ部931とを備えている。入力コネクタ部930と出力コネクタ部931には、電池監視回路(BMU:Battery Management Unit)10(図3参照)に接続される通信ケーブル2の一端に備えられたコネクタ部(図示しない)が結合される。出力コネクタ部931は、回路ケース本体90の外部から入力コネクタ部が結合される都合上、回路ケース本体90の外部に開放されている必要がある。そのため、ケース91の周壁部911のうち、出力コネクタ部931に対応する箇所は、切り欠かれて開口されている。
蓋体92は、ケース91の周壁部911がZ方向に形成する開口部を塞ぐために、該周壁部911の開口部に着脱自在に嵌合される。図1に示す如く、蓋体92は、一対の外部端子35の配置に対向した箇所、すなわち、第一端90aと第三端90cとの交点及び第一端90aと第四端90dとを含む角部には、外部端子35を露出させるための開口部920を備えるとともに、通常は外部端子35が露出しないよう、開口部920を開閉自在に閉鎖するキャップ921を備えている。
そして、蓋体92の外面からは、通信ケーブル2を固定するケーブル固定部95が複数個所で突出している。ケーブル固定部95は、蓋体92と一体成形されている。ケーブル固定部95は、例えば、3箇所で蓋体92の外面から突出している。この場合は、第一ケーブル固定部95aが第一端90aの中心部から突出している。すなわち、第一ケーブル固定部95aは、蓋体92の第一端90aであって、電池セル3の積層方向(X方向)の真ん中から突出している。また、蓄電モジュール9が一方の終端部材70側に偏って配置される場合がある。このような場合において、第一ケーブル固定部95aは、一方の終端部材71の脚部72の貫通孔と他方の終端部材71の脚部72の貫通孔とを結ぶ線の、X方向真ん中の位置で第一ケーブル固定部95aを蓋体92の外面から突出させる。
また、第二ケーブル固定部95bが第二端90bの第三端90c付近から突出している。また、第三ケーブル固定部95cが第二端90bの第四端90d付近から突出している。したがって、第二ケーブル固定部95bと第三ケーブル固定部95cは、第一ケーブル固定部95aを基準に対称配置される。すなわち、第一ケーブル固定部95aと第二ケーブル固定部95bとの距離は、第一ケーブル固定部95aと第三ケーブル固定部95cとの距離と等しくされている。また、第一ケーブル固定部95aと第二ケーブル固定部95bとの距離、及び、第一ケーブル固定部95aと第三ケーブル固定部95cとの距離は、第二ケーブル固定部95bと第三ケーブル固定部95cとの距離よりも短くされている。
そして、ケーブル固定部95には、例えば帯状の結束部材20(図2参照)を挿通する挿通孔951が形成されている。挿通孔951は、図2にも示すようにケーブル固定部95が突出するZ方向に対して交差するX方向とY方向の交差する二方向に形成される。
以上の構成からなる電池モジュール1は、間にスペーサ5が配置されつつ複数の電池セル3がX方向に積層され、一端及び他端にある電池セル3の外側にもスペーサ5が配置され、さらにその両側に一対の終端部材70が配置され、一対の終端部材70間にX方向の圧縮力が掛けられた状態で、一対の連結部材75が複数の電池セル3にY方向から配置されるとともに、連結部材75の各貫通孔771に挿通されたボルト85のネジ部が終端部材70の各雌ネジ710に螺入され、複数の電池セル3及び複数のスペーサ5がフレーム7とともに一体化された後、セル監視回路モジュール9が複数の電池セル3にZ方向から配置されて取り付けられることによって、完成する。
この電池モジュール1は、例えば図3に示すように、複数台(図3では4台)が並べられ、蓄電装置Bとして使用される。図3に示した蓄電装置Bは、第一電池モジュール1a、第二電池モジュール1b、第三電池モジュール1cがY方向に並べられ、第四電池モジュール1dが第三電池モジュール1cに対してX方向に並べられている。ただし、この蓄電装置Bは、隣り合った第一電池モジュール1a、第二電池モジュール1b、第三電池モジュール1cの連結部材75が向き合い、第三電池モジュール1c、第四電池モジュール1dの終端部材70が向き合った状態となっている。
そして、第一電池モジュール1aの負極の外部端子と第二電池モジュール1bの正極の外部端子とがバスバー8によって電気的に接続されている。また、第二電池モジュール1bの負極の外部端子と第三電池モジュールの正極の外部端子とがバスバー8によって電気的に接続されている。ケーブル固定部95は、このバスバー8を回避する位置に設けられる。なお、バスバー8は、導線性の芯体と、この芯体を被覆する絶縁体とを有している。
そして、隣り合っている電池モジュール1a,1b,1c,1dの入力コネクタ部930及び出力コネクタ部931は、交互に反対方向に向けられている。そして、この電池モジュール1a,1b,1c,1dの入力コネクタ部930及び出力コネクタ部931には、それぞれ第一〜第六通信ケーブル2a〜2fのコネクタ部(図示せず)が接続される。
すなわち、第一通信ケーブル2aがBMU10の出力端子(図示せず)と第一電池モジュール1aの入力端子930とに接続される。第二通信ケーブル2bが第一電池モジュール1aの出力端子931と第二電池モジュール1bの入力端子930とに接続される。第三通信ケーブル2cが第二電池モジュール1bの出力端子931と第三電池モジュール1cの入力端子(図示せず)とに接続される。第四通信ケーブル2dが第三電池モジュール1cの出力端子(図示せず)と第四電池モジュール1dの入力端子930とに接続される。第五通信ケーブル2eが第四電池モジュール1dの出力端子931とBMU10の入力端子(図示せず)とに接続される。
そして、第二通信ケーブル2bは、第一電池モジュール1aの第三ケーブル固定部95cにX方向に固定されるとともに、第一電池モジュール1aの第一ケーブル固定部95aにY方向に固定される。いずれも、第二通信ケーブル2bは、結束部材20(図2参照)がケーブル固定部95の挿通孔951に挿通されることで固定される(以下、結束部材20の説明は省略する)。また、第二通信ケーブル2bは、第二電池モジュール1bの第一ケーブル固定部95aにY方向に固定されるとともに、第二電池モジュール1bの第三ケーブル固定部95cにX方向に固定される。
そして、第三通信ケーブル2cは、第二電池モジュール1bの第三ケーブル固定部95cにY方向に固定されるとともに、第三電池モジュール1cの第三ケーブル固定部95cにY方向に固定され、第三電池モジュール1cの第一ケーブル固定部95aと第二ケーブル固定部95bとにX方向に固定される。また、第三通信ケーブル2cは、第二電池モジュール1bと第三電池モジュール1cとを電気的に接続したバスバー8に対して直交している。そして、第四通信ケーブル2dは、第四電池モジュール1dの各ケーブル固定部95b,95a,95cにX方向に固定されている。
このようにケーブル固定部95には、X方向とY方向の交差する二方向に挿通孔951が形成されているため、通信ケーブル2を二方向に向け、結束部材20によって固定することができる。また、第二電池モジュールの第三ケーブル固定部95cには、第二通信ケーブル2bがX方向に固定され、第三通信ケーブル2cY方向に固定されている。すなわち、この電池モジュール1にあっては、一つのケーブル固定部95において、通信ケーブル2を二方向に固定することができる。
そして、通信ケーブル2は、最も近接しているケーブル固定部95とケーブル固定部95とに架け渡されるようにして配線される。これを繰り返すことで、複数のケーブル2は、蛇行して配線される。最短距離配線された通信ケーブル2は、大きく振動しないため、通信ケーブル2が断線したり、コネクタが外れたりしたりしにくくなっている。
そして、BMU10は、各電池モジュール1の電圧や電流などを検出することで、異常状態になっている電池セル3を検知する。多数の電池セル3を接続する場合、バスバー8に流れる電流は、大きくなる。したがって、バスバー8の周辺の磁場も大きくなる。しかし、本実施形態において、通信ケーブル2は、バスバー8に対して直交する方向に配線されているため、通信ケーブル2を流れている信号は、バスバー8の磁場の影響を受けにくく、信号にノイズなどが乗りにくくなっている。したがって、BMU10は、各電池モジュール1の状態を的確に把握する。また、蓄電装置Bが例えば自動車に搭載される場合は、さらに多数の通信ケーブル2が配線される。したがって、このような場合は、通信ケーブル2の配線の効率性が要求される。
したがって、通信ケーブル2は、最も近接していないケーブル固定部95とケーブル固定部95とに架け渡されるように配線してもよいし、ケーブル固定部95に対して同一方向に固定してもよい。この場合について、図4に示した蓄電装置Bについて説明する。図4に示した蓄電装置Bは、第一、第二、第三の電池モジュール1a,1b,1cをY方向に並べた構成となっている。なお、隣り合った電池モジュール1a,1b,1cの連結部材75が向き合った状態となっている。
この蓄電装置Bは、第一通信ケーブル2aがBMU10の出力端子(図示せず)と第一電池モジュール1aの入力端子930とに接続される。第二通信ケーブル2bが第一電池モジュール1aの出力端子931と第二電池モジュール1bの入力端子930とに接続される。第三通信ケーブル2cが第二電池モジュールの出力端子931と第三電池モジュールの入力端子(図示せず)とに接続される。第四通信ケーブル2dが第三電池モジュールの出力端子とBMU10の入力端子(図示せず)とに接続される。
第二通信ケーブル2bは、第一電池モジュール1aの第一ケーブル固定部95aにX方向に固定される。第三通信ケーブル2cは、第二電池モジュール1bの第二ケーブル固定部95b及び第三電池モジュール1cの第二ケーブル固定部95にX方向に固定される。したがって、この配線パターンの場合は、第二ケーブル固定部95bが使用されない。また、通信ケーブル2は、すべてX方向でケーブル固定部95に固定されている。
いずれにしても、この蓄電装置Bは、複数の電池モジュール1が通信ケーブル2によってデイジチェーンのように接続されたものとなる。したがって、この蓄電装置Bは、各電池モジュール1内の電池セル3の状態がBMU10によって認識され、電池セル3が異常状態となっていることを検知することができる。そして、通信ケーブル2がケーブル固定部95に固定されていることで、通信ケーブル2は、他の部品などに引っ掛かりにくく、したがって、断線などすることがない。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、ケーブル固定部95の挿通孔951が互い交差するように複数有することで、通信ケーブル2をケーブル固定部95に複数の方向に固定することができる。したがって、この電池モジュール1は、通信ケーブル2を配線する自由度を高めたものとされている。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、通信ケーブル2がバスバー8に対して交差して配線されていることにより、バスバー8を流れる電流によって磁場が発生したとしても、通信ケーブル2が磁場の影響を受けにくく、したがって、通信ケーブル2で送られている信号にノイズが乗りにくいようにすることができる。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、ケーブル固定部95がバスバー8を回避する位置に設けられることにより、バスバー8上にケーブル固定部95を設ける場合よりも、通信ケーブル2の固定位置を低くすることができる。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、ケーブル固定部95が回路ケース90と一体化されていることにより、ケーブル固定部95を回路ケース90に組み付ける作業を解消することができる。
また、以上の構成からなる電池モジュール1を複数並べた蓄電装置Bにおいて、通信ケーブル2を蛇行するようにして、最短距離で配線することができる。すなわち、各電池モジュール1は、第1、第2、第3ケーブル固定部95a,95b,95cを有し、各ケーブル固定部95a,95b,95cが交差する複数の挿通孔951を有しているため、通信ケーブル2は、任意の方向を向けてケーブル固定部95a,95b,95cに的確に固定される。
また、以上の構成からなる電池モジュール1を複数並べた蓄電装置Bにおいて、隣り合った電池モジュール1の中央部に配置されたケーブル固定部95同士が向き合い、間隔を空けて配置されたケーブル固定部95同士が向き合い、このケーブル固定部95にケーブルを最短距離で配線して固定することができる。
また、以上の構成からなる電池モジュール1では、回路ケース本体90内に制御基板93が収納され、回路ケース本体90が通信ケーブル2用の接続端子を有することにより、隣り合った電池モジュール1の各接続端子に通信ケーブル2を接続することができる。
尚、本発明に係る蓄電モジュールは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、外装部材としてセル監視回路を収容する回路ケース本体90を使用する場合について説明した。しかしながら、本発明が対象とする回路モジュールは、セル監視回路モジュール9に限定されるものではなく、これ以外の回路モジュールも含む。さらに、外装部材は、回路ケース本体90でなく、単なるプレートであってもよい。
また、上記実施形態においては、挿通孔951は、X方向とY方向との二方向に貫通する場合について説明した。しかしながら、挿通孔951は、X方向又はY方向以外の三方向以上に貫通してもよい。さらに、挿通孔951は、X方向又はY方向に途中まで形成され、その途中からZ方向に形成することでL字状に貫通してもよい。
また、上記実施形態においては、ケーブル固定部95を三つ有する場合について説明した。しかしながら、ケーブル固定部95は四つ以上有していていもよいし、二つだけ有していてもよい。また、ケーブル固定部95は、第一ケーブル固定部95aを基準に第二ケーブル固定部95bと第三ケーブル固定部95cを対称配置される場合について説明したが、第二ケーブル固定部95bと第三ケーブル固定部95cは非対称に配置されてもよい。
また、上記実施の形態においては、ケーブル固定部95がケース91と一体成形される場合について説明した。しかしながら、ケーブル固定部95は、ケース91と別体であってもよい。
また、上記実施形態においては、ケーブルとして通信ケーブル2を使用する場合について説明した。しかしながら、ケーブルは、バスバーなど電線であってもよい。特に、ケーブルが電線であれば、ケーブル(電線)は、バスバーに対して交差して配線する必要はない。
また、上記実施形態においては、4台又は3台の電池モジュール1を並べた蓄電装置Bについて説明した。しかしながら、電池モジュール1は、2台であっても、5台以上並べてもよいことはいうまでもない。
また、上記実施形態においては、リチウムイオン二次電池について説明した。しかしながら、電池の種類や大きさ(容量)は任意である。
また、本発明は、リチウムイオン二次電池に限定されるものではない。本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタにも適用可能である。
1…電池モジュール、2…通信ケーブル、3…電池セル、5…スペーサ、7…フレーム、8…バスバー、9…セル監視回路(CMU)モジュール、90…外装部材(回路ケース)、91…ケース、95…ケーブル固定部、951…挿通孔
本発明に係る蓄電モジュールは、
蓄電素子と、
該蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備え、
該外装部材は、
前記蓄電素子を覆う本体と、
外装部材の本体の外面に突出した三つ以上のケーブル固定部とを有し、
該ケーブル固定部は、
結束部材又はケーブルを挿通可能な、挿通孔を有し、
前記三つ以上のケーブル固定部のうちの一つのケーブル固定部は、前記本体部の一端部側の中央部に配置され、
前記三つ以上のケーブル固定部のうちの他の二つのケーブル固定部は、前記本体部の他端部側で互いに間隔をあけて配置される。
かかる構成によれば、結束部材又はケーブルがケーブル固定部の挿通孔の挿通されることで、ケーブルをケーブル固定部に固定することができる。複数の蓄電モジュールを並べた蓄電装置において、ケーブルを蛇行するようにして、最短距離で配線することができる。なお、ケーブルとしては、通信用ケーブルだけでなく、バスバーなどの電線も含まれる
また、本発明に係る蓄電モジュールの他態様として、
前記ケーブル固定部は、前記挿通孔を複数有し、
該複数の挿通孔は互いに交差している
ようにすることができる。
かかる構成によれば、挿通孔が互いに交差するように複数の方向に形成されていることで、ケーブルは複数の方向に配線される。したがって、この蓄電モジュールは、ケーブルを配線する自由度を高めたものとなっている。また、各ケーブル固定部において、複数の挿通孔が互いに交差しているため、複数の蓄電モジュールを並べた蓄電装置において、隣り合っている蓄電モジュールに架け渡されたケーブルは、任意の方向を向けてケーブル固定部に的確に固定される。

Claims (7)

  1. 蓄電素子と、
    該蓄電素子に重ね合わされた外装部材とを備え、
    該外装部材は、
    前記蓄電素子を覆う本体と、
    外装部材の本体の外面に突出したケーブル固定部とを有し、
    該ケーブル固定部は、
    結束部材又はケーブルを挿通可能な、互いに交差する複数の挿通孔を有する
    蓄電モジュール。
  2. 前記ケーブル固定部は、前記外装部材の本体の外面から一体的に突出している
    請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. ケーブル固定部を、三つ以上有し、
    三つのケーブル固定部のうちの一つのケーブル固定部は、外装部材の本体の一端部側の中央部に配置され、
    三つのケーブル固定部のうちの残りの二つのケーブル固定部は、外装部材の本体の他端部側で互いに間隔を空けて配置される
    請求項1又は請求項2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記三つのケーブル固定部のうちの残りの二つのケーブル固定部は、前記三つのケーブル固定部のうちの一つのケーブル固定部を基準に対称配置される
    請求項3に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記外装部材は、バスバーを接続する正極の外部端子及び負極の外部端子を備え、
    ケーブルがバスバーに対して交差して配線されている
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
  6. 前記ケーブル固定部は、前記バスバーを回避する位置に設けられている
    請求項5に記載の蓄電モジュール。
  7. 蓄電素子を監視する制御基板を備え、
    前記外装部材の本体は、通信ケーブル用の接続端子であって、制御基板に接続された接続端子を有する
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。
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