JP2017122795A - 拭き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で簡素な構成にもかかわらず、光学面の拭き残りを抑えて効率的な拭き取りを行える拭き取り装置を提供する。【解決手段】フォロワ部材が、カム部と係合することにより、拭き取り部材の他端は光学面の周囲側から前記光学面の光軸側へと変位し、フォロワ部材が、カム部から離脱したときに、拭き取り部材の他端は、付勢部材の付勢力に従い、光学面の光軸側から光学面の周囲側へと変位する。【選択図】図8

Description

本発明は、例えば監視カメラなどに好適に用いられる拭き取り装置に関する。
屋外に設置された監視カメラなどにおいて、雨や雪などからカメラを保護するために専用のハウジングに収納され、かかるハウジングからレンズなどの光学系を収容した円筒状の鏡筒が突き出ているものがある。このような鏡筒の先端には、レンズを保護する保護ガラスが配置され、この保護ガラス及びレンズを通して所望の映像を撮影することができるように構成されている。
ここで、屋外に設置された監視カメラにおいては、保護ガラスの表面に雨滴や雪,或いは塵埃などが付着することで、鮮明な映像が得られない恐れがある。そのため、多くの屋外用監視カメラにおいては、保護ガラスに付着する雨滴等を除去するためにワイパー装置を設け、必要に応じてワイパー装置を動作させることにより、クリアな監視映像を確保できるようにしている。
一般的なワイパー装置としては、例えば特許文献1に示すように、一端にワイパーブレードを取り付けたアームを、他端を中心に往復揺動動作させることで、扇状にワイパーブレードを摺動させてガラス面を拭き取るものが知られている。しかしながら、ワイパーブレードを扇状に摺動させてガラス面を拭き取るワイパー装置では、かなりの面積の拭き残りが生じるため、それにより監視カメラの視界が遮られるという問題がある。かかる問題は、特に円形のガラス面を拭き取る際に顕在化しやすい。
これに対し特許文献2には、回動アームに対して長手方向にスライド可能なスライドアームを取り付けて、回動アームの往復回動に応じてスライドアームをスライドさせることで、これらに取り付けられたワイパーブレードにより円形のガラス面を、拭き残りを抑制しつつ拭き取ることができるワイパー装置が開示されている。しかしながら、このようなワイパー装置では、監視カメラの大型化を招き、また構成が複雑となって、部品点数も増大するという問題がある。
一方、特許文献3には、監視カメラ用途ではないが、配管の確認用の円形窓を清掃する清掃器具が開示されている。かかる清掃器具においては、円形窓の中心に設けた回転軸から窓表面に沿って3方向に延在するようブラシを配置し、該回転軸を回転させることで、ブラシを円形窓の表面に摺動させて、円形窓の周囲まで清掃を行えるようにしている。しかるに、かかる清掃器具を監視カメラに転用した場合、光軸近傍に回転軸を有することから、監視カメラの主要な視界が遮られてしまい、監視機能を大幅に損ねるという根本的な問題がある。又、回転軸を円形窓の内側から外側へと貫通させる場合、円形窓に貫通用の開口を設けなくてはならず、水や塵埃等に対する密封機能が低下するという問題もある。
特開2004-61737号公報 特開平05-145814号公報 特開2010-5503号公報 特開平05-68191号公報
これに対し、特許文献4には、円形の保護ガラスを回転駆動させつつ、ワイパーブレードを設けた揺動アームを最小限の角度で揺動させることで、拭き残し領域を極力排除したワイパー装置が開示されている。特許文献4のワイパー装置によれば、特許文献2の構成に比べ、監視装置の小型化を図れる一方で、保護ガラスを回転させる機構が必要になる。かかる場合、保護ガラスはレンズと共に光学系の一部を構成するので、撮像した映像のぶれや歪み等を招かないように、光軸直交面に対して倒れなく精密に回転させる必要があるが、高精度な回転機構を設けることでコストが増大し、且つ監視装置の大型化を招く恐れがある。
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、小型で簡素な構成にもかかわらず、光学面の拭き残りを抑えて効率的な拭き取りを行える拭き取り装置を提供することを目的とする。
本発明の拭き取り装置は、
光学面を保持する鏡筒と、
周方向に6つのカム部を有し、駆動源に連結されて前記鏡筒に対して所定方向に回転する回転部材と、
前記鏡筒に設けられ、前記回転部材の回転に応じて前記カム部に係合し,その後離脱する6つのフォロワ部材と、
前記フォロワ部材に連結され、前記フォロワ部材の回動に応じて揺動しつつ光学面上を摺動する拭き取り部材と、
前記拭き取り部材を回動方向に付勢する付勢部材と、を有し、
前記フォロワ部材が、前記カム部と係合することにより、前記拭き取り部材は前記光学面の周囲側と光軸側のうち一方の側から他方の側へと変位し、前記フォロワ部材が、前記カム部から離脱したときに、前記拭き取り部材は、前記付勢部材の付勢に従い、前記他方の側から前記一方の側へと変位するものである。
本発明によれば、小型で簡素な構成にもかかわらず、光学面の拭き残りを抑えて効率的な拭き取りを行える拭き取り装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる拭き取り装置を備えた監視カメラ100の斜視図である。 監視カメラ100の分解図である。 監視カメラ100の拭き取り装置を示す斜視図である。 図3の矢印IV部を拡大して示す図である。 拭き取り部材が中間位置にある状態を示す図4と同様な図である。 拭き取り部材が光軸側の位置にある状態を示す図4と同様な図である。 1つのワイパー機構110を示す斜視図である。 ガラス平板108及びワイパー機構110を光軸方向に見た図である。 拭き取り部材が中間位置の状態における拭き取り装置の斜視図である。 拭き取り部材が揺動ストローク端の状態における拭き取り装置の斜視図である。 別な実施の形態にかかる拭き取り装置の動作を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかかる拭き取り装置を備えた監視カメラ100の斜視図であるが、拭き取り装置は簡略化して示している。図2は、監視カメラ100の分解図である。図3は、監視カメラ100の拭き取り装置を示す斜視図である。
図1、2において、不図示の撮像装置を収容した中空の筐体101は、柱や塀などの構造物に設置された取付台109に対して,ボルトBTを介して固定されている。筐体101の一端側(図2で手前側)には、不図示の光学系を内包した円筒状の鏡筒102が連結され、他端側(図2で奥側)はねじ止めされた蓋部材103により閉止されている。
鏡筒102の近傍において、図2に示すように筐体101内には駆動源としてのモータ104が取り付けられている。鏡筒102の軸線方向(以下、光軸方向とする)に平行に延在するモータ104の回転軸104aは、筐体101から突き出ており、その先端に駆動ギヤ105が固定されている。
鏡筒102の周囲には、回転部材である円管状の回転リング106が回転可能に取り付けられている。回転リング106の筐体101側の端部周囲には,作動ギヤ106aが形成されており、回転リング106を鏡筒102に組み付けた際に、駆動ギヤ105と噛合するようになっている。また回転リング106の先端内周には、内側に突出するようにして6つのカム部106b(図1,3参照)が周方向に等間隔に形成されている。又、図1に示すように駆動ギヤ105と作動ギヤ106aとを遮蔽しつつ、鏡筒102の上方を覆うように庇状に延在する遮光用のフード107が、筐体101の他端側にねじ止めされている。鏡筒102及び回転リング106は、フード107の円形開口107aを介して外部に突出している。フード107は回転リング106の抜け止めも兼ねる。
図1,3に示すように、鏡筒102の先端には、光学面を構成する円形のガラス平板108が嵌合固定されている。ガラス平板108を介して被写体光が取り込まれ、鏡筒102内のレンズを介して、筐体101内の撮像装置により被写体の撮像が行われるようになっている。ガラス平板108に隣接して、ガラス平板108の拭き取り動作を行う6つのワイパー機構110が設けられている。鏡筒102とワイパー機構110と回転リング106とで、拭き取り装置を構成する。以下、ワイパー機構110について説明する。
図4は、図3の矢印IV部を拡大して示す図であって、拭き取り部材が光学面の周囲側の位置にある状態を示している。図5は、拭き取り部材が中間位置にある状態を示す図4と同様な図である。図6は、拭き取り部材が光軸側の位置にある状態を示す図4と同様な図であるが、回転リング106を取り外している。図7は、1つのワイパー機構110を示す斜視図である。各ワイパー機構110は同様の構成を有する。
図6において、鏡筒102の先端外周には,等間隔に6つの凹部102cが形成されており、各凹部102cの底面には円形開口102dが形成されている。円形開口102dには、ワイパー機構110の揺動軸111の一端が回転可能に嵌合している。揺動軸111は、中央外周に半筒状の突起111aを固定形成しており、また揺動軸111の周囲には捩りバネ112が組み付けられている。付勢部材としての捩りバネ112の一端112aは突起111aに係合し、その他端112bは、凹部102cの縁に形成された凸部102eに係合している。従って、揺動軸111は、捩りバネ112から、常に図6で軸線回りに矢印A方向(時計回りの回動方向)に向かう付勢力を付与されている。
揺動軸111の他端には、円盤の外周の一部を切り欠いたごとき切欠部113aを備えたフォロワ部113と、揺動軸111の軸線直交方向に延在するアーム部114の一端114aとが固定され、これらは一体的に揺動するようになっている。図7に示すように、アーム部114の自由端である他端114bは、撓み可能な板状の第1のリンク部材115の中央に固定的に取り付けられ、第1のリンク部材115の遠端115aは、撓み可能な板状の第2のリンク部材116の中央に枢動可能に取り付けられ、第1のリンク部材115の近端115bは、撓み可能な板状の第3のリンク部材117の中央に枢動可能に取り付けられている。
第2のリンク部材116及び第3のリンク部材117の図7で下方には、揺動軸111からアーム部114に沿って湾曲しつつ延在するケース118が配置されている。光軸方向に見たときのケース118の曲率半径は、ガラス平板108の周縁の曲率半径に略等しいと好ましい。ケース118の図7で上面には、4つの枠部118a〜118dが長手方向に離間しつつ、一体的に形成されている。アーム部114と,リンク部材115〜117と、ケース118とでフレームを構成するが、これらは金属製であると好ましい。
第2のリンク部材116の遠端両側に設けられた枠部118aには、第2のリンク部材116の遠端に形成された枢軸116aがそれぞれ変位可能に係合し、また第2のリンク部材116の近端両側に設けられた枠部118bには、第2のリンク部材116の近端に形成された枢軸116bがそれぞれ変位可能に係合している。これにより第2のリンク部材116が撓んだとき、その枢軸116a、116bが枠部118a、118b内でそれぞれ変位可能となり、第2のリンク部材116の撓みを阻害しないようになっている。
更に、第3のリンク部材117の遠端両側に設けられた枠部118cには、第3のリンク部材117の遠端に形成された枢軸117aがそれぞれ変位可能に係合し、また第3のリンク部材117の近端両側に設けられた枠部118dには、第3のリンク部材117の近端に形成された枢軸117bがそれぞれ変位可能に係合している。これにより第3のリンク部材117が撓んだとき、その枢軸117a、117bが枠部118c、118d内でそれぞれ変位可能となり、第3のリンク部材117の撓みを阻害しないようになっている。
ケース118は、円弧状の湾曲した角筒状であって、長手方向に沿って図7で下面にスリット118fを有する。又、ケース118の遠端118eは、三角形状に尖っている(図5参照)。例えばケース118より弾性率が小さいゴム製である拭き取り部材である摺動部材119は、ケース118内に保持された基部119aと、基部119aに対してスリット118fを介して外部へと延在する部位を介して連結された三角形断面形状の摺動部119bとを有する。ワイパー機構110が鏡筒102に組み付けられた状態で、摺動部119bのエッジ状の先端が、ガラス平板108に当接することとなる。
次に、ワイパー機構110の動作について説明する。図8は、ガラス平板108及びワイパー機構110を光軸方向に見た図である。図8では、ワイパー機構110を代表して、フォロワ部113と、アーム部114と、摺動部材119のみを示しているが、上述したように摺動部材119は、リンク部材115〜117及びケース118を介してアーム部114と共に変位するようになっている。6つのワイパー機構110は、同期して動作する。
まず、図3,図8(a)に示す初期位置では、フォロワ部113がカム部106bに係合しておらず、アーム部114及び摺動部材119は、ガラス平面108の周囲側に位置している。従って、かかる状態では、監視カメラの視界を遮ることが抑制される。
例えば雨天時などにモータ104に給電することで、駆動ギヤ105が図8で時計回りに一定速で回転を始めると、駆動ギヤ105に噛合した作動ギヤ106aを介して駆動力が伝達され、回転リング106が鏡筒102の周囲で反時計回りに回転する。カム部106bが各フォロワ部材113の切欠部113a(図5,図7参照)に係合すると、捩りバネ112の付勢力に抗してフォロワ部材113と共に揺動軸111及びアーム部114が同時に反時計回りに回動させられる(図4,図8(b)参照)。これにより、摺動部材119がガラス平面108の周囲側から光軸側へと変位し始める。図8(b)は、回転リング106が1.0°回転した中間位置の状態を示す。かかる状態における拭き取り装置の斜視図を、図5及び図9に示す。
図8(c)に示すように、回転リング106が10°回転して、カム部106bが各フォロワ部材113の切欠部113aに完全に係合した状態では、ケース118の三角形状の遠端118eの隣接する縁同士が合致し、摺動部材119の自由端(先端)が光軸上に位置するようになり、すなわち各摺動部材119の自由端同士が当接し合うこととなる。尚、少なくとも2つの摺動部材119が当接すれば良い。ワイパー機構110が揺動ストローク端にある拭き取り装置の斜視図を、図6及び図10に示す。
その後、図8(d)に示すように、回転リング106が20°回転して、カム部106bが各フォロワ部材113の切欠部113aから離脱した状態では、捩りバネ112の付勢力によりフォロワ部材113と共に揺動軸111及びアーム部114が同時に時計回りに回動させられ、これにより摺動部材119がガラス平面108の光軸側から周囲側へと初期位置に戻る。以上により明らかであるが、6つのワイパー機構110が互いに補完し合いながら、ガラス平板108の表面に対して摺動部材119を当接させたまま摺動することで、ガラス平板108の表面全体を拭き残しなく拭き取り動作を行うことができる。尚、回転リング106の回転位置を検出するセンサを設けて、拭き取り措置の動作が不要な場合に、図8(d)の位置でモータ104を停止させるように制御すると好ましい。
本実施の形態にかかる拭き取り装置は、回転リング106を1方向に回転させるのみでガラス板108のほぼ全面の拭き取りを行うことができ、構造がシンプルであり、部品数も最小限で構成されるため、コストを減少できる。又、ガラス平板108に貫通軸を設けないので、防雨防水に優れ、屋外に設置される監視カメラに好適であり、円形のガラス平板108全体を均一に拭き取りができ、不使用時においては完全退避し視界の妨げにならないという利点がある。かかる拭き取り装置は、監視カメラに限らず、丸窓を備える屋外(風雨に曝される)機器の窓や車両、船舶の窓、あるいは発熱量が少ないため融雪効果の薄い豪雪地帯の交通信号機などの発光サイン部にも適している。
図11は、別な実施の形態にかかる拭き取り装置の動作を示す図であるが、ワイパー機構の主要部のみ示している。本実施の形態においては、フォロワ部113が切欠部の代わりに,外周から突出したフォロワ片113bを有している。フォロワ片113bは、カム部106bに係合可能となっている。又、アーム部114と一体的に回動するフォロワ部113は、不図示の捩りバネにより反時計回り(図11(a)の矢印B方向)に付勢されている。フォロワ部113に対してカム部106bは、矢印に示す方向に相対移動する。図示していないが、アーム部114には、反時計回りにおける過度の揺動を阻止するストッパを設けると好ましい。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様である。
図11(a)に示すように、カム部106bがフォロワ部113のフォロワ片113bに係合した状態では、フォロワ片113bから時計回りのトルクを受けたアーム部114が、不図示の捩りバネからの付勢力に抗してカム部106b側に接近し、これにより不図示の摺動部材の端部が光学面の周囲側に位置するようになっている。
一方、図11(b)に示すように、カム部106bがフォロワ部113のフォロワ片113bから離脱した状態では、フォロワ片113bの拘束が解かれるため、不図示の捩りバネから反時計回りの付勢力を受けたアーム部114がカム部106b側から離間して反時計回りに揺動して、不図示の摺動部材の端部が光学面の光軸側に位置するようになっている。その後、次のカム部106bがフォロワ部113のフォロワ片113bに係合することで、図11(a)に示す位置へとアーム部114が時計回りに揺動する。以下、アーム部114は同様の揺動動作を繰り返す。
また、本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。例えば、回転リングはギヤでなくベルトやプーリ或いはチェーン駆動或いはこれらの複合機構を用いて回転駆動されても良い。光学面は平面でなく曲率を有していても良い。又、カム部とフォロワ部とはそれぞれ時間差をおいて係合・離脱しても良い。更に、捩りバネを用いる代わりに,揺動軸111の端部を鏡筒102に固定することでトーションバーとして用いることもできる。
100 監視カメラ
101 筐体
102 鏡筒
102c 凹部
102d 円形開口
102e 凸部
103 蓋部材
104 モータ
104a 回転軸
105 駆動ギヤ
106 回転リング
106a 作動ギヤ
106b カム部
107 フード
107a 円形開口
108 ガラス平板
109 取付台
110 ワイパー機構
111 揺動軸
111a 突起
112 捩りバネ
112a 一端
112b 他端
113 フォロワ部
113a 切欠部
114 アーム部
114a 一端
114b 他端
115 第1のリンク部材
115a 遠端
115b 近端
116 第2のリンク部材
116a 遠端側の枢軸
116b 近端側の枢軸
117 第3のリンク部材
117a 遠端側の枢軸
117b 近端側の枢軸
118 ケース
118a〜118d 枠部
118e 遠端
118f スリット
119 摺動部材
119a 基部
119b 摺動部

Claims (4)

  1. 光学面を保持する鏡筒と、
    周方向に6つのカム部を有し、駆動源に連結されて前記鏡筒に対して所定方向に回転する回転部材と、
    前記鏡筒に設けられ、前記回転部材の回転に応じて前記カム部に係合し,その後離脱する6つのフォロワ部材と、
    前記フォロワ部材に連結され、前記フォロワ部材の回動に応じて揺動しつつ光学面上を摺動する拭き取り部材と、
    前記拭き取り部材を回動方向に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記フォロワ部材が、前記カム部と係合することにより、前記拭き取り部材は前記光学面の周囲側と光軸側のうち一方の側から他方の側へと変位し、前記フォロワ部材が、前記カム部から離脱したときに、前記拭き取り部材は、前記付勢部材の付勢に従い、前記他方の側から前記一方の側へと変位する拭き取り装置。
  2. 前記カム部は周方向に等間隔に配置され、前記フォロワ部材が前記カム部と係合することにより、前記拭き取り部材の少なくとも2つの端部は、互いに当接し合う請求項1に記載の拭き取り装置。
  3. 前記拭き取り部材は、前記フォロワ部材に連結されたフレームと、前記フレームより弾性率が小さい素材からなり前記光学面に対して摺動可能な摺動部とを有する請求項1又は2に記載の拭き取り装置。
  4. 前記光学面は円形である請求項1〜3のいずれかに記載の拭き取り装置。
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