JP2007145150A - ロール式ヘルメットシールドワイパー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】耐水性透明膜からなるスクリーンをベルトコンベヤ状に左右一方向に自動的に連続移動させる手段と、互いに対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持し且つ前記スクリーンの裏面及び背後を雨に対して覆う手段と、前記スクリーンにより形成される視界の単数または複数端部に設けた固定型の水滴払拭手段とを含むことを特徴とするシールドワイパーをヘルメットのシールド、作業用顔面防護マスク等に用いる。
【選択図】図4a4
Description
取り式ワイパーに関するものである。
水滴がシールドに付着すると視界が悪くなるため、手による払拭に替わり自動的に水滴を
払拭するワイパーが必要である。また、屋外高所で顔面保護マスクの着用を要する危険作
業中に降雨に遭遇する場合等にも、上記同様なワイパーが必要である。撥水剤をシールド
に塗布するのみでは、却って大粒の水滴を形成したり或は水滴が厚い水膜を形成して物体
の視認を歪める等の支障が生じ、実用的に不満足である。
5−256251号公報には、ヘルメット本体の前面頂部付近にワイパーモーターとワイ
パーアームの回転軸とを備え、ワイパーアームに払拭面となるシールド曲面に対応する形
状のワイパーブレードを装着し、ワイパーアームをワイパーモーターにより前記回転軸を
頂点とする扇形に相当する半円状に駆動することにより水滴を払拭する、ワイパー付きヘ
ルメットが開示されている。これは、四輪自動車の一般的なワイパーに類似した型式のも
のであり、水滴を自動的に払拭する目的に適している。
接近しているため、このワイパーを作動させると、目の前でワイパーブレードが左右に動
くことにより視線が遮られ、安全走行に支障となる。また、シールド曲面はデザイン上の
理由から、必ずしもワイパーブレードを回転させて生じる回転面と一致できるような曲面
に形成されていない。このため、ワイパーブレードを作動させるときに、ブレードがシー
ルド曲面に沿う動作を行うことに困難があり、必要な視界全域に亘り充分な払拭が行われ
にくいと云う欠点がある。
ルメットのシールド部に水平方向に往復運動するワイパーアームを装着し、ワイパーアー
ムにシールド曲面の垂直方向に沿う形状のワイパーブレードを取り付け、シールド上縁部
に沿ってワイパーアームを水平(左右)方向に往復運動させることにより雨滴を払拭する
ヘルメット用ワイパーが開示されている。危険作業時に用いる防護マスクの中には、溶接
作業の防護マスクに見られるようにシールドが楕円筒側面のような形状のものもあり、少
なくともこのような場合は水平に往復運動するワイパーは払拭機能に優れている。
必要があり、不透明な物体により視界が妨害されることは一瞬たりとも避けなければなら
ない事態であるが、ワイパーブレードが往復運動することにより繰り返し視線を遮ると云
う前記問題点はこのようなワイパーでは全く改善されない。
することができるワイパーも提案されている。例えば、特開2000−52933号公報
には、手指に捲回するバンドにワイパーを一体的に形成し、ワイパーブレードを収めたケ
ースを長手方向に延伸し、ケースに装着したブレードホルダーを長手方向に褶動させるこ
とによりブレードの位置を調節可能とした着脱自在なワイパー装置が開示されている。し
かし、これを用いて頻繁にシールドを払拭する際には常に二輪車の片手運転を余儀なくさ
れる。雨天時には雨滴の払拭を要する瞬間と危険な状況に対応する運転操作を要する瞬間
とが重なる確率が高く、自動的に払拭できるワイパーの提供が要望されている。
するものである。すなわち、雨天でのヘルメット使用時に、ワイパーブレード等の物体が
使用者の目の直前にあるシールド表面を繰り返し移動することにより頻繁に視界を遮ると
云う支障を生じることなく雨滴を払拭でき、また、シールド全面に亘り拭きむらなく均一
に且つ厚い水膜を形成することなく充分に雨滴を払拭することにより良好な視界を確保で
き、しかも、このような払拭動作を状況に応じて安全走行可能な限りの高いスピードで自
動的に行うことができるヘルメット用ワイパー装置の提供を課題とするものである。
動的に連続移動させ、このフィルムが形成する視界の端部においてフィルムに接触するよ
うに固定して設けたワイパーブレードによって雨滴を払拭することを特徴とするシールド
ワイパ−装置の発明である。すなわち、第1の本発明は、
(i)耐水性透明膜からなるスクリーン並びに当該スクリーンをベルトコンベヤ状に左右
一方向に自動的に連続移動させる手段と、
(ii)互いに対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持し且つ前記スクリーンの
裏面及び背後を雨に対して覆う手段と、
(iii)前記スクリーンにより形成される視界の単数または複数側端部に設けた固定型
の水滴払拭手段と、を含むことを特徴とするシールド用ワイパーの発明である。
具体的には、
(a)耐水性透明膜をベルトコンベヤ状につないでなるワイパースクリーンと、
(b)このスクリーンを駆動する左右一対のプーリーと、
(c)このプーリーを駆動するモーターと、
(d)互いに対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持するスペーサーを備えた上
下一対の可撓性雨覆いカバーと、
(e)当該雨覆いカバーと一体に接合され且つ前記スクリーンとシールドとの間隔を保持
する弾力性パッキンと、
(f)前記スクリーンの少なくとも前面側端部に接触するように固定されたワイパ−ブレ
ードと、を含むことを特徴とするロール式ヘルメットシールドワイパーの発明である。
パースクリーン1及び1’、スクリーンを左右方向に連続移動する手段であるプーリー2
及び2’、雨覆いカバー5及び5’、これにそれぞれ一体的に接合されたスペーサー3及
び3’の基本的形状と相互関係を示すため、湾曲線A−A’に沿って断面を展開した縦断
面図である。この図中での点線は、雨覆いカバーの側面端部、ワイパースクリーン及びス
ペーサーの位置関係に関して、理解を容易にするために記載したものである。
雨覆いカバー5の前後縁部分並びに当該カバーに一体的に接合されたスペーサー3、視界
端部に設けた固定型ワイパーブレード4、パッキン6の基本的形状と相互関係を説明する
B−B’矢視横断面図である。雨覆いカバー5は、ワイパースクリーン1の裏面及び1の
背後にある1’の表裏を雨滴から覆う部材であり、シールドの曲面に沿うように湾曲した
形状に製作するが、可撓性であることにより、取り付ける際に褶曲を起こさない範囲で個
々のシールドに沿うように湾曲を調整することが可能である。パッキン6及び図示されな
い6’は弾力性があり、ヘルメットのシールドと雨覆いカバー5及び図示されない5’の
側面部との隙間を埋めて雨水の進入を防止する。ワイパースクリーン1及び1’は、張力
により図に見るようにシールド側に引き寄せられるので、雨覆いカバー5及び図示されな
い5’のシールド寄り側面のスクリーン1’側表面とスペーサー3及び図示されない3’
のスクリーン1側表面には、それぞれ図に見るように摩擦を緩和する手段、例えば図示し
たような突起20を設けるのが好ましい。
バー5及び5’並びにそれぞれ当該カバーに一体的に接合されたスペーサー3及び3’、
ワイパーブレード4、パッキン6及び6’の基本的形状と相互関係を示すC−C’矢視縦
断面図である。なお、スクリーンを左右一方向に自動的に連続移動する手段であるプーリ
ー駆動用モーター及び回転数調節ユニットは、プーリーに回転力を伝動できる配置であれ
ば特に制限はないので、図示を省略した。ヘルメットのシールドに本発明に係るワイパー
装置を取り付ける方法についても、接着剤或はビス(雄ネジ)等による固定的取り付けや
着脱自在な取り付け具による取り付け等が可能であり、特に制限はないので図示を省略し
た。因みに、ヘルメットとシールドは取り外し可能であるので、第1の本発明に係るワイ
パー装置を固定的取り付けした雨天専用シールドと取り付けしない晴天用シールド両方を
用意することも可能である。
トのシールドへの脱着を容易にするためのケース部、及びケース部をシールドに固着する
ための吸盤を含むことを特徴とするワイパー装置の発明である。すなわち、第2発明は、
(a)耐水性透明膜をベルトコンベヤ状につないでなるワイパースクリーンと、
(b)当該スクリーンを駆動する左右一対のプーリーと、
(c)当該プーリーを駆動するモーターと、
(d)互いに対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持するスペーサーを備えた上
下一対の可撓性雨覆いカバーと、
(e)当該雨覆いカバーと一体に接合され且つ前記スクリーンとシールドとの間隔を保持
する弾力性パッキンと、
(f)前記スクリーンの少なくとも前面側端部に接触するように固定されたワイパ−ブレ
ードと、
(g)前記雨覆いカバーに固定され且つプーリー又はプーリーと駆動モーター及び回転数
調節ユニットとを格納するケース部と、
(h)当該ケース部をヘルメットのシールドに脱着自在に取り付ける手段と、
を含むことを特徴とするロール式ヘルメットシールドワイパーの発明である。
ブレードに替えて、左右一方向に連続移動する耐水性透明スクリーンを用い、視界の側端
部に固定したワイパーブレードによりスクリーン表面に付着した雨滴を払拭すると云う斬
新な方法を採用したことにより、ブレードの運動が視線を繰返し遮る支障を無くし、且つ
扇形半円の外側等の水滴取り残しが無いように視界の全面に亘り雨滴を払拭でき、しかも
シールドは曲面であるにも係らず平面からなるスクリーン表面を払拭するので拭きむら等
の精粗が無いように均一に払拭するこができる。
一定方向に移動させつつ固定ワイパーにより雨滴を払拭する方法を採用したことにより、
降雨の強弱あるいは走行速度の高低に対応して常にスクリーン表面の雨滴を適切に払拭す
ることができるため、安全走行に必要な視界を雨天時にも良好に保つことができる。
を防止し、ワイパーブレードにより払拭することができないスクリーン裏面や背後への水
滴付着のおそれを断つことができる。しかも雨覆いカバー5及び5’の材質は可撓性であ
るため、雨覆いカバーを図1(b1)に示したようにシールドの曲面に沿うように標準の
湾曲を有する規格品として製作した場合、シールドへの装着の際に可撓性を利用して湾曲
の程度を個々のヘルメットシールドに合わせて微調整することが可能であり、後述する弾
力性パッキン6及び6’の作用と併せて、シールドの曲面の程度に依存するオーダーメイ
ドの必要がなく汎用性を持つワイパー装置を提供することができる。
を設けたことにより、雨覆いカバーが図1(b1)に示したようにシールドの曲面に沿う
ようにかなり湾曲して使用された場合においても、スクリーン相互の接触を防ぐことが可
能となり、透明フィルムからなるスクリーンどうしが相互の摩擦により透明性を損なう可
能性を大幅に低減できる。
たことにより、本発明に係るワイパー装置をシールドに密着させてスクリーン1’とシー
ルドの間への雨水進入を防止することができ、また、スクリーン1’とシールドとの間隔
を充分に保持できるので両者が摩擦を起こすおそれを断つことができる。特に、本発明に
係るワイパー装置をヘルメットに取り付ける際に、図1(b1)に示した通り、シールド
の曲面に沿うように雨覆いカバーの湾曲の程度を補ってパッキン自身が相当程度に変形す
ることにより、シールド表面に密着することができる。
動モーターを格納するケース部7及び7’を雨覆いカバー5及び5’に一体的に固定して
設けたことにより、構成部品の組立を確実に固定することができ、ヘルメットとは独立の
商品価値を持つワイパー装置を提供することができる。また、各ケース部それぞれに着脱
自在な取り付け手段、例えば吸盤8及び8’を設けたことにより、ヘルメットのシールド
への本発明に係るワイパー装置の雨天時装着と晴天時取り外しが容易になり、不意の降雨
に対しても着脱自在に用いることが可能である。
に予めヘルメットのシールドに固定的に取り付けたものを用いても良い。しかし、天候に
応じて着脱自在に用いるワイパー装置が便利であるので、図2に沿って第2本発明につい
て最良の実施形態を説明する。
れていない)及び1’(シールドに対面する内側)、一対のプーリー2及び2’、ワイパ
ーブレード4、雨覆いカバー5及び5’とそれぞれに一体的に接合されたスペーサー3及
び3’、プーリー2又は2’と回転数調節ユニット付き駆動モーター9をそれぞれ格納す
るケース部7及び7’、各ケース部をシールドに脱着自在に固定する吸盤8及び8’の基
本的形状と相互の組立関係を示すA−A’矢視縦断面図である。
は回転数調節ユニットを介して接続し、ケース部7又は7’の内部に格納する。好ましく
は下部に格納する。ここで云う回転数調節ユニットは、在来型の歯車機構等を用いた減速
機であり、これを用いる場合は、レバー等によりギアチエンジしてプーリーの回転数を数
段階に変速する。また、駆動モーターを直結する場合の回転数調節は、モーターへ供給す
る電流を制御して行う。モーターの電源としては小型電池を他方のケース部に格納、或は
ポケットに収納して使用するか又は二輪車のバッテリーを用いる。
リーによる駆動に適切なフィルム厚みにおいて走行時の風圧によるフィルムの波打ちや振
動が起りにくい程度の剛性を有するもの、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等を用いることが好ましい。
を駆動し、他方のプーリー(同図ではプーリー2’)がスクリーンの移動に従動して回転
する際に、プーリー表面とスクリーンとの摩擦力が不足する場合、必要に応じてプーリー
に写真機におけるフィルム巻き取りロールのような歯車状突起を設けると共にスクリーン
の上端又は下端に対応する窄孔列を設けることが好ましい。
界の側端に固定して取り付ける。固定方法は本発明の本質に関係しないが、例えばケース
部7に溝を設けて差し込むように取り付け、ワイパーブレードが砂塵などにより汚れた場
合に、取り外して清掃できるようにする。なお、スクリーンの移動方向は左右何れでも良
いが、この図では交通規則が左側走行の場合に歩道側の視界を可及的に広くするため、モ
ーター等の格納部分を有するケース部7をヘルメット使用者の右手側に配置し、スクリー
ンがヘルメット使用者の左手側から右手側へ移動するように図示した。なお、ワイパーブ
レードは1本に限られず、必要に応じてスクリーン1’を払拭できる位置にも設けるなど
複数個具備してもよい。
他に構造材としてプーリー2及び2’の回転軸の位置を固定し、スクリーンに与えられた
張力に充分耐え得る構造的強度を有することが求められる。従って、雨覆いカバーに長手
方向に関して一定の圧縮強度を与えるような或る程度の厚みが必要である。ヘルメットの
シールドのように曲面で構成されるシールドのほかに溶接の顔面保護マスク等のように平
面で構成されるシールドも存在するが、本発明のワイパー装置は夫々に対応する両タイプ
を提供できる。図2では平面状シールドに取り付ける型のワイパー装置を例示したが、図
1に例示したようにシールドの曲面に沿って取り付ける型のワイパー装置の場合は、予め
雨覆いカバーはシールドの曲面に合わせて湾曲した形に製作する。湾曲の程度が異なるシ
ールドに実際に取り付ける際に、雨覆いカバーを厚み方向と直角の方向に或る程度曲げて
調整することとなり、褶曲を生じないためには用いる材料に可撓性と共に或る程度の伸縮
性が必要である。但し、これは設計事項に属するので詳細説明は省略する。
めに、スクリーン1及び1’の間に適切な間隔が保持されるようにスペーサー3及び3’
を雨覆いカバーと一体的に接合して設ける。これにより、前記可撓性を有する雨覆いカバ
ーの長手方向に関する圧縮強度が補強される。なお、図2(a2)中での点線は、雨覆い
カバーの側面端部、スクリーン及びスペーサーの位置関係、並びに雨覆いカバーとケース
部との接合関係に関して、理解を容易にするために記載した。
ワイパー装置を取り付ける場合、図1(b1)に示したと同様にシールドに沿うかなりの
湾曲が必要となり、スクリーン1とスペーサーの上下端部との接触が避けられない。この
場合において、接触による摩擦を極力軽減するため、スペーサー3及び3’の材料として
表面摩擦係数の低いもの、例えばポリプロピレン等を用いるのが好ましい。雨覆いカバー
5及び5’とスクリーン1’との摩擦についても同様な配慮が好ましい。前記第1発明の
説明で述べたような突起20、或はスクリーンと雨覆いカバーやスペーサーとの面接触を
軽減する線接触や点接触に変える手段を設けることも好ましい。
取り付けの際の外力からプーリー部分及びプーリーに接続された駆動モーターを保護する
ケース部7及び7’を雨覆いカバー5及び5’と構造的一体性を確保し得るように接合し
て設ける。また、各ケース部には取り付け手段として吸盤8及び8’を設ける。ケース部
に用いる材料は軽量且つ剛性を有するもの、例えば硬質プラスチック等が好ましい。吸盤
の取り付け位置については、吸盤8、8’が視界を遮らないように配慮する。
し吸盤8及び8’の断面は、図示を簡明にするため吸盤の中心線で切断した端面を以て表
示した。この図では雨覆いカバーが平面型シールドに対応する型を例示したが、図1(b
1)に例示したように曲面型シールドに対応する湾曲型雨覆いカバーの場合も本発明に包
含される。雨覆いカバー5及び5’にそれぞれ弾力性パッキン6及び6’を接着等で一体
に接合する。これにより本発明に係るワイパー装置をシールドに密着させて、スクリーン
1’とシールドの間への雨水進入を防止することができ、また、スクリーン1’とシール
ドとの間隔を充分に保持できるので両者が摩擦を起こすおそれを断つことができる。本発
明に係るワイパー装置をシールドに密着させる際に、図1(b1)に示した通り、シール
ドの曲面に沿うように雨覆いカバーの湾曲の程度を補ってパッキン自身が変形するために
はパッキンの弾力性が必要であり、材料として例えばスキン付き成形した軟質発泡ウレタ
ン等が好ましい。
ン1及び1’の間隔はスペーサー3及び3’により保持される。また、スクリーン1’と
シールドとの間隔はパッキン6及び6’により保持される。吸盤8及び8’は、この事例
では直接それぞれケース部7及び7’の上端部及び下端部に接着剤等により接合して取り
付けている。ワイパー装置の脱着はシールドへ各吸盤を着脱することにより行う。
パー装置を脱着する度ごとに吸盤を脱着する煩わしさを避けるため、吸盤とケース部とで
セットになる取り付け具をそれぞれに固着して設け、同図のようにフック部分を上下方向
に差し込むことにより装着を行う。これにより、吸盤は常時シールドに固定して残置して
おくことができる。
1)と同様な水平切断位置での横断面図である。本発明に係るスクリーン1(雨に濡れる
表側)及び1’(シールドに対面する内側)、一対のプーリー2及び2’、複数のワイパ
ーブレード4、シールドの曲面に沿うような湾曲型の雨覆いカバー(前後面縁部)5及び
これと一体的に接合されたスペーサー3、雨覆いカバー5に接着などで一体的に接合され
た弾力性パッキン6、プーリー2及び2’をそれぞれ格納するケース部7及び7’、各ケ
ース部をシールドに脱着自在に固定する吸盤8及び8’、吸盤取り付け具13、の基本的
形状と相互の組立関係が図示されている。
具体的実施例として、スペーサー3及び図示されない3’と雨覆い後面縁部5及び図示さ
れない5’において、前記の図1(b1)に示された突起20に替わる適当数のローター
21が適当位置に設けられている。
の内側にそれぞれフックが設けられており、各取り付け具13のケース側表面にこのフッ
クとセットをなすフックを設ける。吸盤は取り付け具に接合されており、この図では本発
明に係るワイパー装置をシールドに固定する際に、ケース部7及び7’を強くヘルメット
後方方向に引っ張りフックを左右方向に差し込むことで吸盤に固定できる。
後面縁部5及び5’とスペーサー3及び3’がそれぞれスクリーン1及び1’と接触する
部分にはローター21が設けてある。また、下側の雨覆い5’には、スクリーン1の前面
及びスクリーン1と1’との間に貯まる水を排出する水抜き孔をあけてある。
回転楕円体のほかに、ソロバン玉のような回転菱形体、或は車輪のタイヤのような形があ
り得る。特に、スクリーンと接触する部分がタイヤの踏み面のような緩やかな曲面をなす
ものが好ましい。図中の取り付け蓋は、スペーサーにローターを格納する切り欠きを設け
ておき、組立の際にローターの回転軸を差し込み、軸受け兼用の蓋として被せて固定する
ために用いる部材である。
態を示す外観の側面図である。この図では駆動モーターの電源として小型電池をケース部
に内蔵している。なお、電源として二輪車のバッテリーを用いる場合には、リード線をヘ
ルメットの頂部経由で運転者の背後に通すことになる。
て大量生産が可能であり、二輪車の一般利用者に広く用いられるのみならず、雨天時に緊
急車両として二輪車に乗車する必要性の高い交通警察隊などに特に有用である。また、原
子力発電所事故などにおける放射線防護服やテロ対策用の化学薬品防護服、防疫用の微生
物防護服などのフェース、屋外高所での危険作業に用いる顔面防護マスク等は円筒形側面
或は平面状に形成されているので、本発明に係るワイパー装置の取り付けが簡略化でき、
これらの防護服を災害時に用いて作業する災害救助隊に特に有用である。
2、2’ プーリー
3、3’ スペーサー
4 ワイパーブレード
5、5’ 雨覆いカバー
6、6’ パッキン
7、7’ ケース部
8、8’ 吸盤
9 スクリーン駆動モーター
10 ヘルメット本体
11 シールド
12 回転数調節ユニット
13 吸盤取り付け具セット
20 突起
21 ローター
Claims (2)
- 耐水性透明膜からなるスクリーン並びに当該スクリーンをベルトコンベヤ状に左右一方
向に自動的に連続移動させる手段と、
互いに対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持し且つ前記スクリーンの裏面及び
背後を雨に対して覆う手段と、
前記スクリーンにより形成される視界の単数または複数側端部に設けた固定型の水滴払拭
手段と、を含むことを特徴とするシールド用ワイパー。 - 耐水性透明膜をベルトコンベヤ状につないでなるワイパースクリーンと、
当該スクリーンを駆動する左右一対のプーリーと、
当該プーリーを駆動するモーターと、
対向して移動する前記スクリーン間の間隔を保持するスペーサーを備えた上下一対の可撓
性雨覆いカバーと、
当該雨覆いカバーと一体に接合され且つ前記スクリーンとシールドとの間隔を保持する弾
力性パッキンと、
前記ワイパースクリーンの少なくとも前面側端部に接触するように固定されたワイパ−ブ
レードと、
前記雨覆いカバーに固定され且つプーリー又はプーリーと駆動モーター及び回転数調節ユ
ニットとを格納するケース部と、
当該ケース部をヘルメットのシールドに着脱自在に取り付ける手段と、
を含むことを特徴とするロール式ヘルメットシールドワイパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005341310A JP2007145150A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | ロール式ヘルメットシールドワイパー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005341310A JP2007145150A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | ロール式ヘルメットシールドワイパー |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007145150A true JP2007145150A (ja) | 2007-06-14 |
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---|---|---|---|
JP2005341310A Pending JP2007145150A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | ロール式ヘルメットシールドワイパー |
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JP (1) | JP2007145150A (ja) |
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