JP2017122580A - 検査装置及び検査条件決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、検査条件の決定を支援することが可能な検査装置及び検査条件決定方法を提供することにある。【解決手段】検査装置は、散乱光分布から光学定数及びマイクロラフネスに関する情報を推定するためのモデルを格納する記憶装置と、複数の検出系から得られた散乱光分布を前記モデルに当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定する推定部と、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報、または、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を元に計算された情報を用いて検査条件を決定する検査条件決定部と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、表面の形状の情報を得るための検査装置、及びその検査装置における検査条件決定方法に関する。
半導体デバイスの微細化に伴い、ベアウェハや膜付ウェハの表面のマイクロラフネスが電気特性に大きな影響を与えるようになってきた。マイクロラフネスは、研磨、洗浄、成膜、熱処理、平坦化などのプロセスで発生するので、デバイスの高性能化及び歩留り向上のためには、それぞれのプロセスごとにマイクロラフネスを計測し、プロセス装置の状態やプロセス条件を適正に管理する必要がある。特許文献1には、基板表面のマイクロラフネスの異方性に関する特徴量を得る技術が開示されている。
国際公開第2013/118543号
ところで、半導体デバイスの微細化に伴い、ベアウェハや膜付ウェハの表面において、欠陥に対する検出感度の向上が要求されている。したがって、半導体ウェハの欠陥検査において、対象のウェハに最適な検査条件を作成することが必要である。
従来では、ウェハの表面状態をある程度簡単に検査できる所定の検査条件を決めておき、まず、その検査条件でウェハに対してプレスキャンを行う。その後、プレスキャンの結果を元に、ユーザが経験則によって検査条件を決定し、本検査を行う。
従来では、検査条件の決定はユーザの経験則によるため、ウェハの表面状態に対して最適な検査条件で検査を行えていない場合があった。また、特定の箇所を詳細に検査するために、ユーザが検査条件のパラメータを変更しながら最適な条件を探す場合もあり、検査条件の決定は容易ではなかった。上記の通り、経験を積んだユーザであっても最適な検査条件を決定するためには時間がかかり、検査条件の設定作業の容易化が望まれている。
本発明の目的は、検査条件の決定を支援することが可能な検査装置及び検査条件決定方法を提供することにある。
上記課題を解決する為に、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、試料を搭載するステージと、前記試料に光を照射する照明光学系と、前記光の照射によって前記試料から発生した光を検出する複数の検出系と、を備える検査装置であって、散乱光分布から光学定数及びマイクロラフネスに関する情報を推定するためのモデルを格納する記憶装置と、前記複数の検出系から得られた散乱光分布を前記モデルに当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定する推定部と、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報、または、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を元に計算された情報を用いて検査条件を決定する検査条件決定部と、を備える検査装置が提供される。
また、他の例によれば、試料を搭載するステージと、前記試料に光を照射する照明光学系と、前記光の照射によって前記試料から発生した光を検出する複数の検出系と、を備える検査装置における検査条件決定方法が提供される。当該検査条件決定方法は、前記複数の検出系によって散乱光分布を測定する測定ステップと、計算機によって、散乱光分布から光学定数及びマイクロラフネスに関する情報を推定するためのモデルに、前記複数の検出系から得られた散乱光分布を当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定する推定ステップと、前記計算機によって、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報、または、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を元に計算された情報を用いて検査条件を決定する決定ステップと、を含む。
本発明によれば、表面の形状の情報を得るための検査装置において容易に検査条件を決定することができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
検査装置の概略構成を示す図である。 複数の検出系の配置を示す図である。 検出系の構成例を示す図である。 ビームスポットの走査方法を示す図である。 各検出系からの出力信号を説明する図である。 計算機の構成の一例である。 測定した散乱光分布から光学定数とマイクロラフネスを推定し、最適な検査条件を出力するフローである。 PSD関数の第1の例である。 PSD関数の第2の例である。 PSD関数の第3の例である。 測定した散乱光分布から光学定数とマイクロラフネスを推定するための機械学習法を説明する図である。 機械学習法により光学定数とPSD関数に対応する散乱光分布を表すモデルを作成するフローである。 フーリエ変換光学系の構成例を示す図である。 散乱光分布のデータをビームスポット毎に管理する例である。 ウェハの領域を複数の領域に分割し、分割した領域毎に散乱光分布のデータを管理する第1の例である。 ウェハの領域を複数の領域に分割し、分割した領域毎に散乱光分布のデータを管理する第2の例である。 ウェハの領域の任意の領域で散乱光分布のデータを管理する例である。 半導体ウェハの製造ラインでの各装置とその接続構成の一例である。 第3実施例における計算機の処理部の構成である。 第3実施例におけるプロセスモニタのフローである。 プロセスモニタにおける異常の判定の第1の例である。 プロセスモニタにおける異常の判定の第2の例である。 プロセスモニタにおける異常の判定の第3の例である。 プロセスモニタにおける異常の判定の第4の例である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
以下で説明する実施例は、例えば、光散乱法を用いる表面形状の測定を行う検査装置に関するものであり、検査装置は、特に、半導体デバイス製造工程におけるウェハ表面の光学定数やマイクロラフネスの計測を行う。また、以下では、光学定数とマイクロラフネスを考慮して、欠陥検査に最適な検査条件を決定する技術を開示する。
ここで、検査条件とは、欠陥を検査するための条件であり、検査条件には、光学系の条件、ステージなどの駆動系の条件、及び検出系の条件の少なくとも1つが含まれる。光学系の条件としては、照射する光のパワー、偏光の条件など挙げられる。駆動系の条件としては、回転ステージの回転速度などが挙げられる。検出系の条件としては、検出器の感度(適切な感度の決定)、偏光の条件などが挙げられる。
また、ウェハ表面の光学定数としては、屈折率(n:屈折率、k:消衰係数)、膜厚、及び、膜屈折率(n:屈折率、k:消衰係数)が挙げられる。
[第1実施例]
本実施例では、装置構成と最適な検査条件作成の原理を説明する。図1Aは、検査装置の概略構成を示す。検査装置は、主な構成要素として、試料(ウェハ)を搭載するステージと、試料に光を照射する照明光学系と、光の照射によって試料から発生した光を検出する複数の検出系と、を備える。
詳細には、図1Aに示すように、検査装置は、ウェハ101を吸着するチャック102と、チャック102が装備された回転ステージ103と、回転ステージ103を搭載した直進ステージ104と、光源105と、レンズやミラー等を有する照明光学系106と、レンズやミラー等を有する複数の検出系181〜186と、信号処理系107と、装置内の各種構成要素を制御する制御系108と、操作系109と、計算機111とを備える。
計算機111は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成されている。計算機111は、中央演算処理装置と、メモリと、外部記憶装置とを少なくとも備える。例えば、中央演算処理装置は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ(又は演算部ともいう)で構成されている。また、外部記憶装置は、例えばハードディスクである。操作系109は、キーボードやポインティングデバイス(マウスなど)などの入力装置と、ディスプレイなどの出力装置を備える。
図1Bは、検出系181〜186の配置を示す。照明光学系106から供給される照明光が集束することで、ウェハ101の表面にはビームスポット121が形成される。ビームスポット121から発生した散乱光は複数の検出系181〜186によって検出される。検出系181〜186は、同一の仰角で、異なる方位角をもって配置される。
図1Cは、検出系183の構成例を示す(他の検出系についても同様である)。検出系183は、光軸193を有する検出光学系191と、光電変換素子192とを有する。ウェハ101に供給された照明光によってウェハ101上にビームスポット121が形成され、ビームスポット121から各仰角及び各方位角で光は散乱する。散乱光は、ある開口数を持つ検出光学系191によって集光される。検出光学系191は、複数のレンズ(レンズ群)を含んでおり、いわゆる集光光学系、又は結像光学系を構成する。集光された散乱光は、空間フィルタや偏光フィルタによって望ましくない光を遮光された上で、光電変換素子192によって光電変換される。光電変換された信号は、電流あるいは電圧として得られるので、その信号は、AD変換され、その後、信号処理系107によって処理される。なお、光電変換素子192の例としては、光電子増倍管、アバランシェホトダイオードアレイ、マルチピクセルホトンカウンタが挙げられる。
図1Dは、ビームスポット121の走査方法を示す。ウェハ101は、直進ステージ104により矢印132の方向に直進しながら、回転ステージ103により矢印131のように回転する。この直進動作、及び回転動作によってビームスポット121はウェハ101の全面を走査することになり、その軌跡は同心円状または螺旋状となる。ビームスポット121の座標は、中心からの距離と回転角度(いわゆる極座標系)で管理できる。回転角度は、ウェハ101上に仮想した基準線135(例えば、ノッチ134とウェハ中心とを通る半直線)を基準に表現できる。
図1Eは、各検出系181〜186からの出力信号を説明する図である。横軸141は時間またはステージの回転方向131と同じ方向の座標であり、縦軸142は出力信号の大きさである。ウェハ101のマイクロラフネスを始め、光学定数(屈折率、膜厚、及び膜の屈折率)に起因する散乱光が検出系181〜186に入射し、検出系181〜186それぞれに143に示す波形が得られる。これをヘイズ信号という。このヘイズ信号の値と座標を、検出系181〜186ごとに保存する。なお、複数の検出系181〜186からの出力信号は、ビームスポット121から発生した散乱光の空間的な分布を表すものであり、これら検出系181〜186からの出力信号の情報を以下では、散乱光分布と呼ぶ。
また、ビームスポット121が欠陥等を横切ると、特に大きな信号144が検出される。この欠陥信号144は、信号処理系107において、例えば高域通過フィルタ(HPF)によってヘイズ信号143と分離され、欠陥としてその値と座標が保存される。
ヘイズ信号143と欠陥信号144の取扱いについて述べる。ヘイズ信号143から欠陥信号144を除くためには、先に述べた周波数領域での分離の他に、信号の大きさで判定することも可能である。つまり、ある大きさ(閾値)以下であれば、取得された信号はヘイズ信号であるとする。この閾値は、予め固定値として設定する他、ヘイズ信号であると明らかに判断できる信号から、リアルタイムに設定することも可能である。
また、ヘイズ信号を取得する方法として、ヘイズ信号143から欠陥信号144を分離しない方法もある。例えば、ある時間またはウェハ領域において、検出系181〜186からの信号を平均化(マージ)する方法である。平均化の方法としては、6個の検出系181〜186を、複数の集団に分割して、分割した集団毎に平均化を行う方法が挙げられる。より具体的には、検出系181と検出系186とを第1集団、検出系182と検出系185とを第2集団、検出系183と検出系184とを第3集団として、集団毎に平均化を行うという方法が考えられる。いずれの検出系を組み合わせるかは作業者が任意に設定可能であるが、マイクロラフネスに起因する変化を鋭敏に捕捉できる組み合わせとなることが望ましい。散乱光によるセンサ出力の取得間隔が十分細かいとき、取得信号に対する欠陥信号の頻度は非常に小さい。そのため、欠陥信号144の強度がヘイズ信号143の強度より大きくとも、平均化後の欠陥信号はヘイズ信号と同視して取り扱えるであろうということである。また、平均化を行うと、信号処理系107の処理負荷を小さくできるという利点も有する。以上、ウェハ全面における各検出系に入射する散乱光分布の測定方法を述べた。
次に、測定した散乱光分布から最適な検査条件を求めるための構成及び手順を説明する。検査条件を求める手順は、(1)散乱光分布からマイクロラフネスに関する情報と光学定数を推定する手順と、(2)マイクロラフネスに関する情報と光学定数から最適な検査条件を求める手順に大別される。
マイクロラフネスの表現方法であるPSD関数について説明する。表面形状を3次元座標(X, Y, Z)で表現するとき、高さZを(X, Y)に関して2次元フーリエ変換し、その振幅を二乗したものを空間周波数スペクトルと表現することができる。空間周波数スペクトルは(X, Y)の逆数である(fx, fy)を変数とする関数P(fx, fy)となる。このPをfr=√(fx×fx+fy×fy)を用いて表したP(fr)がパワースペクトル密度(Power Spectral Density: PSD)関数である。PSD関数は、表面粗さの大きさと周期の情報を持つ。つまり、PSD関数を得るということは表面形状、つまりマイクロラフネスの情報を得ることと実質的に等価であると表現することもできる。以降、マイクロラフネスに関する情報をPSD関数と表現する。
次に図3A〜図3Cを用いて、本実施例で推定するPSD関数について説明する。横軸301は前述したf=fr、縦軸302は空間周波数スペクトルの大きさであり、両対数グラフとしている。
図3Aは第1のPSD関数であり、以降、ABCモデルと称する。ABCモデルは、表面粗さの空間周波数fに対して、パラメータA, B, Cを用いてPSD(f)=A/(1+BfC/2で表せる。低周波数側でPSDが一定の値をとり、高周波数側でPSDが小さくなる。低周波数側の一定値をA、高周波数側の傾きを−C/2、分岐点の空間周波数を1/Bとなる。
図3Bは第2のPSD関数であり、以降、Fractal ABCモデルと称する。パラメータA, B, C, K, Mを用いてPSD(f)=A/(1+BfC/2+K/fで表せる。Fractal ABCモデルは、ABCモデルに対して低周波数側が切片K、傾き−Mで大きくなることを特徴とする。
図3Cは第3のPSD関数であり、以降、Double ABCモデルと称する。パラメータA1, B1, C1, A2, B2, C2を用いてPSD(f)=A/(1+BC1/2+A/(1+BC2/2で表せる。異なる2つのABCモデルの加算となっている。以上、PSD関数について説明したが、PSD関数はこれらに限定されず、異なる波形のPSD関数を定義できる。図3A〜図3Cに示す通り、PSD関数は連続的な滑らかな関数となる。
次に、検査条件を求めるための構成について説明する。図2Aは、計算機111の構成の一例である。計算機111は、検査条件を求めるための各種処理部を備える。計算機111の各種処理部は、それぞれの機能を実現するプログラムにより実現されてもよい。すなわち、計算機111の処理部は、プログラムコードとしてメモリに格納され、プロセッサが各プログラムコードを実行することによって実現されてもよい。
計算機111は、散乱光分布入力部201と、画面入力部202と、推定部203と、検査条件決定部204と、散乱光計算部205と、散乱光分布計算部206と、機械学習部207とを備える。計算機111の記憶装置は、モデル格納部208と、検査条件データベース209とを含む。
散乱光分布入力部201は、例えば記憶装置に格納されている検出系181〜186の測定結果(散乱光分布)を取得し、散乱光分布を推定部203に入力する。画面入力部202は、操作系109のディスプレイなどにインタフェースを表示し、ユーザからの入力情報を受付ける。ユーザからの入力情報としては、対象となるウェハ101の材料や膜厚の概算値、検査条件に対するユーザの要求の情報などが含まれる。
推定部203は、上記の散乱光分布をモデル格納部208に格納されているモデルに当てはめ、光学定数(屈折率、膜厚、及び、膜屈折率)及びPSD関数を出力する。検査条件決定部204は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を用いて検査条件を決定する。
検査条件の決定方法の第1の例として、検査条件決定部204は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を用いて検査条件データベース209を参照し、検査条件を出力する。検査条件データベース209は、光学定数及びPSD関数の組み合わせと検査条件とが関連付けられたテーブルを備える。したがって、検査条件決定部204は、検査条件データベース209を用いて、推定された光学定数及びPSD関数の組み合わせから、対応する検査条件を出力することができる。
検査条件の決定方法の第2の例として、検査条件決定部204は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を元に計算された情報(以下で説明する欠陥の散乱光に関する情報)をディスプレイなどに表示する。検査条件決定部204は、ユーザからの入力情報を受付け、これにより、検査条件を決定する。
散乱光計算部205は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を元に、欠陥の散乱光に関する情報を計算する。欠陥の散乱光に関する情報としては、光の強度、光の空間分布、光の偏光状態を表す情報などが挙げられる。欠陥の散乱光に関する情報は、光の反射モデルを用いることで計算できる。一例として、欠陥の散乱光に関する情報は、BRDF(Bidirectional Reflectance Distribution Function)を用いて計算することができる。
散乱光分布計算部206は、光学定数及びPSD関数の組み合わせの数種類のセットから散乱光分布を計算し、計算された散乱光分布を機械学習部207に入力する。機械学習部207は、数種類の光学定数及びPSD関数の組み合わせを元に、SVR(Support Vector Regression)法を用いて、散乱光分布から光学定数及びPSD関数を推定するためのモデル(例えば、識別関数)を求める。求められたモデルは、記憶装置のモデル格納部208に格納される。
次に、図2Bを用いて、散乱光分布から光学定数とPSD関数を推定し、最適な検査条件の決定を支援する手順を説明する。まず、図1A〜図1Eで説明した方法で、検出系181〜186により散乱光分布を測定する(221)。散乱光分布の測定は、例えば、ウェハ全面に対して行われ、ウェハ全面における散乱光分布は、例えば、信号処理系107あるいは計算機111の記憶装置に保存されていてもよい。次に、散乱光分布入力部201は、保存されている散乱光分布を取得し、散乱光分布の情報を推定部203に入力する(222)。
次に、画面入力部202は、操作系109のディスプレイなどにインタフェースを表示し、ユーザからの入力情報を受付ける(223)。ユーザからの入力情報としては、対象となるウェハ101の材料や膜厚の概算値である。ウェハ101の材料(シリコン、酸化膜)によって、屈折率が異なる。計算機111の記憶装置には、例えば、ウェハ101の材料と、その材料における屈折率の値(例えば、代表値)あるいはその範囲の情報とが関連付けられて格納されている。この情報は、後述する光学定数及びPSD関数のステップ(225)で用いてもよい。なお、以降の処理で概算値を使用しない場合は、ステップ223を省略することも可能である。
次に、推定部203は、モデル格納部208に格納されている機械学習法のモデルを取得し、そのモデルに上記の散乱光分布を当てはめ、光学定数(屈折率、膜厚、及び、膜屈折率)及びPSD関数を推定する(224)。その後、推定部203は、光学定数(屈折率、膜厚、及び、膜屈折率)及びPSD関数を出力する(225)。ここで、推定部203は、ステップ223で入力された情報を用いてもよい。例えば、異なる光学定数の場合でも、同じような散乱光分布が得られる可能性がある。つまり、ある散乱光分布が得られた場合、推定結果として光学定数及びPSD関数について複数の候補が得られる可能性がある。したがって、推定部203は、ステップ223で入力された入力情報から得られた情報(屈折率の代表値や膜厚の概算値)に基づいて、複数の候補から概算値に近い光学定数及びPSD関数を出力してもよい。概算値の情報を用いることで、推定部203での推定の精度をより向上させることができる。なお、複数の候補が得られた場合、それらの候補をそのまま以降のステップで使用してもよい。この場合、複数の候補に対して以降の処理を実施した後、複数の検査条件をディスプレイに出力し、ユーザに選択させるようにしてもよい。
次に、ユーザが、例えば操作系109を介して、データベースの参照を行うか、欠陥の散乱光分布を計算するかを選択する(226)。データベースの参照を行う場合、ステップ227へ進む。この場合、検査条件決定部204は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を用いて検査条件データベース209を参照し、対応する検査条件を出力する(227)。
次に、ユーザが、操作系109を介して検査条件に対するユーザの要求を入力する(228)。画面入力部202は、操作系109のディスプレイなどにインタフェースを表示し、検査条件に対するユーザの要求情報を受付ける。ユーザの要求条件としては、スループット、ウェハへのダメージ、検出器の感度に関する情報などである。スループットは、例えば、単位時間あたりにどれだけ検査できるかの情報であり、駆動系の検査条件(回転ステージ103の回転速度など)に関連する。ウェハへのダメージは、主に光学系の検査条件(例えば、照射する光のパワー)に関連する。検出器の感度は、検出系の検査条件に関連する。なお、ステップ228は、ステップ229より前の段階であれば、どの時点で行われてもよい。
また、ステップ228を省略することも可能である。例えば、ステップ227で出力された検査条件を操作系109のディスプレイなどに表示し、その後、ユーザに選択させる形式でもよい。
検査条件決定部204は、ステップ227で出力された検査条件及びユーザの要求条件に基づいて、最適な検査条件を出力する(229)。例えば、検査条件決定部204は、複数の検査条件の候補がある場合、ユーザの要求条件を満たす検査条件を出力してもよい。また、検査条件決定部204は、ステップ227で出力された検査条件がユーザの要求条件を満たすかを判定し、その判定結果も操作系109のディスプレイなどにインタフェースに表示するなどしてもよい。なお、検査条件決定部204は、ステップ227で出力された検査条件が1つであれば、その検査条件をそのまま出力してもよい。最後に、決定した検査条件を用いて欠陥検査を開始する(232)。
ステップ226において、欠陥の散乱光分布を計算することを選択した場合、ステップ230へ進む。ステップ230に進んだ場合、散乱光計算部205は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を元に、欠陥の散乱光に関する情報を計算する(230)。散乱光計算部205は、上述したBRDFを用いて、光の強度、光の空間分布、光の偏光状態を表す情報を出力する。次に、検査条件決定部204は、これらの情報を操作系109のディスプレイなどに表示し、ユーザからの検査条件の入力を受付け、これにより、検査条件を決定する(231)。最後に、決定した検査条件を用いて欠陥検査を開始する(232)。ユーザは、表示された欠陥の散乱光に関する情報を参考に、検査条件を決定することができる。従来では、ユーザの経験則で検査条件を決定していたが、これに対して、本実施例では、欠陥の散乱光に関する情報を参考にして検査条件を決定することができ、検査条件の決定が容易になる。
なお、本例では、欠陥の散乱光に関する情報を参考にユーザ自身が検査条件を決定しているが、別の方法によって検査条件を決定してもよい。例えば、計算機111の検査条件データベース209が、欠陥の散乱光に関する情報(光の強度、光の空間分布、光の偏光状態など)と検査条件とが関連付けられたテーブルを備えてもよい。この場合、散乱光計算部205は、当該テーブルを参照し、対応する検査条件を出力してもよい。
また、本例では、ステップ226において、データベースの参照を行うか、あるいは欠陥の散乱光分布を計算するかをユーザに選択させたが、この例に限定されない。例えば、検査条件データベース209の参照ステップを実行し、対応する検査条件が見つからない場合に、欠陥の散乱光に関する情報を計算するフローとしてもよい。この場合、検査条件データベース209に一致しない光学定数及びPSD関数の組み合わせに対しては、表示された欠陥の散乱光に関する情報を参考に、ユーザが検査条件を決定することができる。
次に、図4Aを用いて散乱光分布から光学定数とPSD関数を推定する手段である機械学習法の一つ、SVR(Support Vector Regression)法を説明する。これは、ある入力(ここでは光学定数とPSD関数)に対する出力(ここでは散乱光分布)が連続量となる場合に用いられる。
図4Aでは、機械学習法から作成されるモデルの概念を分かり易くするために、1変数1出力(横軸を光学定数とし、縦軸を散乱光分布とする)の例で説明する。まず、光学定数及びPSD関数の数種類の組み合わせを用意する。光学定数及びPSD関数の数種類の組み合わせのそれぞれに対して散乱光分布を計算する。ここでは、図4Aにおいて四角で示される複数の散乱光分布401が計算されたと仮定する。光学定数及びPSD関数の数種類の組み合わせと、それに対応する複数の散乱光分布401とをサンプル集合としてSVR法により学習し、光学定数とPSD関数に対応する散乱光分布を表すモデル402(点線で示す関数)を作成する。これにより、例えば、ある散乱光分布403が測定された場合に、モデル402を用いて、対応する光学定数を出力することが可能となる。なお、一般に、光学定数とPSD関数の変数は3〜10以上、散乱光分布の測定値は3以上扱うことになる。
図4Bは、機械学習法により光学定数とPSD関数に対応する散乱光分布を表すモデルを作成するフローである。まず、光学定数及びPSD関数の組み合わせを複数用意する。散乱光分布計算部206は、数種類の光学定数とPSD関数に対する散乱光分布を計算する(404)。散乱光分布計算部206は、計算された散乱光分布を機械学習部207に入力する。次に、機械学習部207は、光学定数及びPSD関数の数種類の組み合わせと、それに対応する複数の散乱光分布とをサンプル集合としてSVR法により学習し、光学定数とPSD関数に対応する散乱光分布を表すモデルを作成する(405)。機械学習部207は、作成されたモデルを記憶装置のモデル格納部208に格納する。
したがって、本実施例では、テーブル参照法(すなわち、散乱光分布と光学定数及びPSD関数の組み合わせとを関連付けたテーブルを作成し、そのテーブルを参照するような手法)に比べて、SVR法を用いることで実時間で光学定数とPSD関数の推定が可能となる。
なお、検出系181〜186は集光光学系及び結像光学系を含む例として説明したが、これに限定されない。図5は、検出系183の別の構成例を示す(他の検出系についても同様である)。検出系183はフーリエ変換光学系を含む。検出系183は、散乱光を光軸193と実質的に平行な平行光で送る検出光学系901と、その平行光を検出するセンサ902(例えば、CCDなど)とを備える。検出系183がフーリエ変換光学系である場合、ウェハ101からの散乱光は検出光学系901によってコリメートされ光軸193と実質的に平行な平行光となる。平行光は、複数の光電変換素子が配列されたセンサ902によって光電変換されることになる。検出系181〜186にフーリエ変換光学系を採用すれば、散乱光の空間分布をより高分解能で測定することが可能となり、光学定数及びPSD関数の推定精度が向上する。また、検出系の数を増やすことでも同様の効果が得られる。
上記の実施例によれば、表面の形状の情報を得るための検査装置において容易に検査条件を決定することができ、従来に比べて短い時間で最適な検査条件を決定することができる。特に、検査条件データベース209を参照する場合には、推定された光学定数とPSD関数に基づいて、対応する検査条件を自動的に出力することができる。また、上記の実施例によれば、出力された検査条件とユーザの要求条件とを考慮して、最適な検査条件を決定することもできる。また、推定された光学定数とPSD関数を元に欠陥の散乱光に関する情報を計算する場合には、ユーザが、欠陥の散乱光に関する情報を参考にして検査条件を決定することができ、検査条件の決定が容易になる。
[第2実施例]
第1実施例では、ウェハ上のビームスポット1点からの散乱光分布を測定し、光学定数とPSD関数を推定し、最適な検査条件を求める方法を説明した。本実施例では、ウェハ全面におけるデータの取り扱い方を説明する。
図6Aは、各ビームスポット1012(1スポットの大きさは数μm)のデータ(散乱光分布、PSD関数のパラメータなど)を全て管理する様子を示す。ここで管理とは、ある単位領域毎に得られたデータを信号処理系107あるいは計算機111に保存すること、ある単位領域毎に得られたデータを操作系109内のディスプレイ等に表示することが含まれる。
図6Aに示すように、ウェハ面1001を同心円または螺旋状に走査すると、半径方向に境界線1011を定義することができる。境界線1011の間隔はビームスポットの半径方向の長さに実質的に対応する。さらに2つの境界線1011の間の領域を周方向に複数に分割して、1ビームスポット1012ごとに値を管理する。つまり、図6Aは実質的にビームスポット1012の面積毎に得られたデータを管理すると表現することができる。この例において、検査条件を求めるフローは図2Bと同様であり、ステップ222において散乱光分布入力部201が入力する散乱光分布のデータは、1ビームスポット1012ごとのデータとなる。この例では、1ビームスポット1012ごとの細かな領域で最適な検査条件を決定することができる。
次に、データをマージする領域について、図6B〜図6Dを用いて説明する。例えば、ビームスポットの大きさよりも大きな単位領域毎に得られたデータを管理することも可能である。図6Bは、ウェハを複数の領域に分割した第1の例である。この例では、ウェハの領域を、半径方向の境界線1021、1022と周方向の境界線1023、1024、1025で分割する。境界線1021、1022の間隔はビームスポットの半径方向の長さよりも長く、境界線1023、1024、1025の間隔はビームスポットの周方向の長さよりも長い。したがって、これらの境界線1021、1022、1023、1024、1025で定義される単位領域の面積はビームスポットの面積よりも大きくなる。この単位領域毎に、散乱光分布のデータを平均化して値を管理してもよい。
この例では、検査条件を求めるフローは図2Bと同様であるが、ステップ222での処理内容が異なる。ステップ222では、散乱光分布入力部201は、保存されている散乱光分布を取得し、図6Bで示す単位領域毎で散乱光分布のデータを平均化する。散乱光分布入力部201は、平均化された散乱光分布のデータを推定部203に入力する。この構成によれば、ビームスポット毎にデータを管理する場合に比べて、処理時間の短縮の効果がある。
図6Cは、ウェハを複数の領域に分割した第2の例である。図6Cに示すように、ウェハ上に形成されるべき所定のパタンの設計データ(例えば、ダイの分割パタン)に従ってデータを管理ことも可能である。この例では、ウェハ上に作製するダイのデータ(例えば、座標、寸法)を参照し、単位領域1031を決定する。この単位領域1031内でデータを平均化し、平均化された値を管理する。この設計データは、信号処理系107のメモリあるいは計算機111の記憶装置に予め保存しておいてもよいし、ネットワークを経由して外部の処理装置からダウンロードしてもよい。
この例では、検査条件を求めるフローは図2Bと同様であるが、ステップ222での処理内容が異なる。ステップ222では、散乱光分布入力部201は、保存されている散乱光分布及び設計データを取得し、図6Cで示す単位領域毎で散乱光分布のデータを平均化する。散乱光分布入力部201は、平均化された散乱光分布のデータを推定部203に入力する。この構成によれば、ダイの分割パタンに合わせて検査条件を決定することができる。
さらに、図6Dに示すように、ユーザが指定する任意領域においてデータを管理することも可能である。この例では、ユーザが、操作系109の入力装置を用いてマウスポインタ1041でウェハマップ上の任意形状の領域1042を指定し、この領域1042が単位領域となる。散乱光分布入力部201は、保存されている散乱光分布を取得し、図6Dで示す領域1042で散乱光分布のデータを平均化する。散乱光分布入力部201は、平均化された散乱光分布のデータを推定部203に入力する。この構成によれば、ユーザが指定した任意の領域毎で検査条件を決定することができる。
図6A〜図6Dまでいずれの管理方法を採用するかは、ユーザが任意に決定すれば良い。図6B〜図6Dで示す領域毎に光学定数とPSD関数を管理することで、ウェハ全面の情報を効率よく管理することができる。また、各領域で最適な検査条件にすることで、ウェハ上の欠陥を高感度に検査するこができる。
[第3実施例]
第3実施例は、上述した実施例で開示される内容を、ウェハ処理工程の異常を監視するシステム(所謂プロセスモニタ)として応用する実施例である。
図7Aは、半導体ウェハの製造ラインでの各装置とその接続構成の一例を示す。図7Aに示すように、半導体製造装置702及び検査装置703が、データ管理サーバ701とネットワーク704によって相互に接続されている。半導体製造装置702は、研磨、洗浄、成膜、エッチングなどを行う半導体ウェハの製造装置である。検査装置703は、上述した図1Aの検査装置に相当する。本例では、検査装置703は、データ管理サーバ701を介して半導体製造装置2へのフィードバックが可能な構成である。
図7Bは、本実施例における計算機111の処理部の構成である。図7Bにおいて、図2Aの処理部と同じ構成については同じ符号を付し、これらの構成・動作は同じであるため説明を省略する。本実施例では、図2Aの構成に対して異常判定部705が追加されている。異常判定部705は、推定部203によって出力された光学定数及びPSD関数を元に、半導体製造装置702での異常を判定する。また、異常判定部705は、決定された検査条件による検査によって抽出された異物検出結果を元に、半導体製造装置702での異常を判定する。
図8は、本実施例のプロセスモニタのフローを示す。まず、ウェハは半導体製造装置702へ搬送される(1401)。次に、搬送されたウェハに対して所定の処理が施される(1402)。ここで、処理には、ウェハに対する研磨、洗浄、成膜、エッチングが含まれる。
半導体製造装置702で所定の処理が行われたウェハが検査装置703に搬送され、検査装置703において上述した第1実施例あるいは第2実施例で開示した内容によって表面の計測が行われる(1403)。
ステップ1403の第1の例として、図2Bの221〜225のステップが実行される。ステップ225では、光学定数及びPSD関数が出力される。次に、異常判定部705が、出力された光学定数の情報に基づいて製造装置において異常があるかを判定する(1404)。
図9Aは、ステップ1404での異常の判定の第1の例を説明する図である。例えば、異常判定部705は、時間軸に対して屈折率1409の値を記録する。屈折率について仕様の上限値及び下限値の少なくとも一方が設定されている。図9Aでは、仕様の上限値及び下限値の両方が設定されている。異常判定部705は、光学定数の屈折率1409が仕様の上限値及び下限値から定められる範囲からはずれた場合に、異常があると判定してもよい。
図9Bは、ステップ1404での異常の判定の第2の例を説明する図である。例えば、異常判定部705は、時間軸に対して膜厚1408の値を記録する。図9Bでは、仕様の上限値及び下限値の両方が設定されている。異常判定部705は、光学定数の膜厚1408が仕様の上限値及び下限値から定められる範囲からはずれた場合に、異常があると判定してもよい。
図9Cは、ステップ1404での異常の判定の第3の例を説明する図例えば、異常判定部705は、時間軸に対して粗さ1407を表す値を記録する。粗さ1407は例えば、マイクロラフネスに関連する値を採用してもよい。図9Cでは、仕様の上限値及び下限値の両方が設定されている。異常判定部705は、粗さ1407を表す値が仕様の上限値及び下限値から定められる範囲からはずれた場合に、異常があると判定してもよい。
ステップ1403の第2の例として、図2Bの221〜232のステップが実行される。ステップ232の検査で発見された異物の数を記録する。次に、異常判定部705が、異物の検出数に基づいて製造装置において異常があるかを判定する(1404)。図9Dは、ステップ1404での異常の判定の第4の例を説明する図である。異常判定部705は、異物検出数1406が仕様の上限値からはずれた場合に、異常があると判定してもよい。
ステップ1404で異物があると判定された場合、異常判定部705は、その結果を半導体製造装置702へフィードバックする(1405)。フィードバックされる情報には、研磨条件の変更、洗浄条件の変更、成膜条件の変更、エッチング条件の変更が含まれる。異常がなければプロセスモニタリングは終了する。
本実施例によれば、検査装置で推定される光学定数やマイクロラフネスに関する情報、及び、異物の検出数の情報などをウェハ全面に対して管理し、かつ、時間軸とともに複数のウェハに対して管理することで、プロセス異常の早期発見、さらには異常の原因究明に活用できる。例えば、図9B及び図9Cに示すように、半導体製造装置702で異常が発生したとき、ある時間から数値が仕様範囲の境界部分に向かって上昇あるいは下降したり、あるいは、ある時点から仕様からはずれ続けるなどの傾向を示す場合がある。本実施例では、このような傾向をモニタすることにより、プロセス異常の早期発見が可能となる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
上記の計算機111の処理手段などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVDなどの記憶媒体に置くことができる。また、上記で説明した計算機111の処理手段などは、それらの一部あるいは全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、図面における制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
101・・・ウェハ
102・・・チャック
103・・・回転ステージ
104・・・直進ステージ
105・・・光源
106・・・照明光学系
107・・・信号処理系
108・・・制御系
109・・・操作系
111・・・計算機
181・・・検出系
182・・・検出系
183・・・検出系
184・・・検出系
185・・・検出系
186・・・検出系
191・・・検出光学系
192・・・光電変換素子
193・・・光軸
201・・・散乱光分布入力部
202・・・画面入力部
203・・・推定部
204・・・検査条件決定部
205・・・散乱光計算部
206・・・散乱光分布計算部
207・・・機械学習部
208・・・モデル格納部
209・・・検査条件データベース
701・・・データ管理サーバ
702・・・半導体製造装置
703・・・検査装置
704・・・ネットワーク
705・・・異常判定部
901・・・検出光学系
902・・・センサ

Claims (23)

  1. 試料を搭載するステージと、
    前記試料に光を照射する照明光学系と、
    前記光の照射によって前記試料から発生した光を検出する複数の検出系と、
    を備える検査装置において、
    散乱光分布から光学定数及びマイクロラフネスに関する情報を推定するためのモデルを格納する記憶装置と、
    前記複数の検出系から得られた散乱光分布を前記モデルに当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定する推定部と、
    前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報、または、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を元に計算された情報を用いて検査条件を決定する検査条件決定部と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記記憶装置が、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報と前記検査条件とが関連付けられて格納された検査条件データベースをさらに格納しており、
    前記検査条件決定部は、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて前記検査条件データベースを参照し、対応する検査条件を出力することを特徴とする検査装置。
  3. 請求項1に記載の検査装置において、
    表示部と、
    前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて、前記試料上の欠陥の散乱光に関する情報を計算する散乱光計算部と、をさらに備え、
    前記検査条件決定部は、前記欠陥の散乱光に関する情報を前記表示部に表示し、ユーザからの入力情報に基づいて前記検査条件を決定することを特徴とする検査装置。
  4. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報の複数の組み合わせから散乱光分布を計算する散乱光分布計算部と、
    前記複数の組み合わせと、前記散乱光分布計算部によって計算された前記散乱光分布とをサンプル集合として学習し、前記モデルを作成する機械学習部と、
    をさらに備えることを特徴とする検査装置。
  5. 請求項4に記載の検査装置において、
    前記機械学習部は、SVR(Support Vector Regression)法を用いて前記モデルを作成することを特徴とする検査装置。
  6. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記マイクロラフネスに関する情報は、パワースペクトル密度(Power Spectral Density:PSD)関数であることを特徴とする検査装置。
  7. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記光学定数は、屈折率、膜厚、及び、膜屈折率の少なくとも1つを含むことを特徴とする検査装置。
  8. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記検査条件は、前記照明光学系の条件、前記ステージの条件、及び前記検出系の条件の少なくとも1つを含むことを特徴とする検査装置。
  9. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記複数の検出系から得られた散乱光分布を単位領域毎で平均化し、当該平均化された散乱光分布を前記推定部に入力する散乱光分布入力部をさらに備えることを特徴とする検査装置。
  10. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて、前記試料の製造装置での異常を判定する異常判定部をさらに備えることを特徴とする検査装置。
  11. 請求項10に記載の検査装置において、
    前記異常判定部は、前記検査条件決定部で決定された前記検査条件での検査によって抽出された異物検出数を用いて前記製造装置での異常を判定することを特徴とする検査装置。
  12. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記検出系は、フーリエ変換光学系を含むことを特徴とする検査装置。
  13. 試料を搭載するステージと、前記試料に光を照射する照明光学系と、前記光の照射によって前記試料から発生した光を検出する複数の検出系と、を備える検査装置における検査条件決定方法であって、
    前記複数の検出系によって散乱光分布を測定する測定ステップと、
    計算機によって、散乱光分布から光学定数及びマイクロラフネスに関する情報を推定するためのモデルに、前記複数の検出系から得られた散乱光分布を当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定する推定ステップと、
    前記計算機によって、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報、または、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を元に計算された情報を用いて検査条件を決定する決定ステップと、
    を含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  14. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記決定ステップは、
    前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報と前記検査条件とが関連付けられて格納された検査条件データベースを参照し、対応する検査条件を出力することを含む、検査条件決定方法。
  15. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記決定ステップは、
    前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて、前記試料上の欠陥の散乱光に関する情報を計算することと、
    前記欠陥の散乱光に関する情報を表示部に表示し、ユーザからの入力情報に基づいて前記検査条件を決定することと、
    を含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  16. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記計算機によって、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報の複数の組み合わせから散乱光分布を計算する計算ステップと、
    前記計算機によって、前記複数の組み合わせと、前記計算ステップによって計算された前記散乱光分布とをサンプル集合として学習し、前記モデルを作成する機械学習ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  17. 請求項16に記載の検査条件決定方法において、
    前記機械学習ステップは、SVR(Support Vector Regression)法を用いて前記モデルを作成することを含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  18. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記マイクロラフネスに関する情報は、パワースペクトル密度(Power Spectral Density:PSD)関数であることを特徴とする検査条件決定方法。
  19. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記光学定数は、屈折率、膜厚、及び、膜屈折率の少なくとも1つを含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  20. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記検査条件は、前記照明光学系の条件、前記ステージの条件、及び前記検出系の条件の少なくとも1つを含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  21. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記計算機によって、前記複数の検出系から得られた散乱光分布を単位領域毎で平均化する平均化ステップをさらに含み、
    前記推定ステップは、当該平均化された散乱光分布を前記モデルに当てはめ、前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を推定することを特徴とする検査条件決定方法。
  22. 請求項13に記載の検査条件決定方法において、
    前記計算機によって、前記推定された前記光学定数及び前記マイクロラフネスに関する情報を用いて、前記試料の製造装置での異常を判定する異常判定ステップをさらに含むことを特徴とする検査条件決定方法。
  23. 請求項22に記載の検査条件決定方法において、
    前記異常判定ステップは、前記決定ステップで決定された前記検査条件での検査によって抽出された異物検出数を用いて前記製造装置での異常を判定することさらに含むことを特徴とする検査条件決定方法。
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