JP2017121402A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017121402A
JP2017121402A JP2016002343A JP2016002343A JP2017121402A JP 2017121402 A JP2017121402 A JP 2017121402A JP 2016002343 A JP2016002343 A JP 2016002343A JP 2016002343 A JP2016002343 A JP 2016002343A JP 2017121402 A JP2017121402 A JP 2017121402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
winning
replay
won
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016002343A
Other languages
English (en)
Inventor
孝洋 石原
Takahiro Ishihara
孝洋 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2016002343A priority Critical patent/JP2017121402A/ja
Publication of JP2017121402A publication Critical patent/JP2017121402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防止する遊技機を提供する。
【解決手段】RBBの当選時におけるRT状態を、RBBの当選時からRBBの入賞に伴って移行するRBB状態の終了時まで維持し、AT状態においてRBBが当選した場合には、RBBの当選または入賞に基づいてAT状態を中断し、AT状態の中断時におけるRT状態がRT3状態である場合に、RBB状態の終了に伴ってAT準備状態を経由せずにAT状態を再開する。
【選択図】図15

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者の停止操作契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における入賞判定ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
近年では、役の入賞を補助する入賞補助演出を所定条件下で実行することによって、役の入賞確率を変動させ、入賞補助演出が実行可能なAT状態においてメダル等の遊技媒体を獲得しやすくするアシストタイム遊技を行うことができる遊技機が好評を博している(特許文献1、2参照)。
そして従来の手法では、リプレイ(次回の遊技を無償で提供する役)の当選確率を変化させることによって遊技媒体の消費状況を変化させ、リプレイの当選確率が高い状態では、ほぼ毎回の遊技においてリプレイあるいは小役(遊技媒体の払い出しが行われる役)のいずれかが当選するような状況を形成して、遊技者が手持ちの遊技媒体を増加させることができるようになっている。
例えば、特許文献1に示される遊技機では、ボーナス状態の終了後にリプレイの当選確率が低い状態へ移行し、リプレイの当選確率が低い状態において特定の小役の入賞を取りこぼした場合に特定の図柄組合せが表示されてリプレイの当選確率が高い状態へ移行することができるようになっている。
また例えば、特許文献2に示すように、アシストタイム遊技における入賞補助演出によって様々な図柄組合せの表示を補助してリプレイの当選確率が低い状態からリプレイの当選確率が最も高い状態まで誘導していく手法も提案されている。
特開2011−125565号公報 特開2011−156165号公報
しかしながら従来のアシストタイム遊技を行うことができる遊技機では、内部抽選で所定の抽選結果が得られた場合に、特定の態様で停止操作が行われたことによって特定の図柄組合せが表示されたことを条件にリプレイの当選確率が高い状態へ移行させるようになっている。このため、アシストタイム遊技を行うことが確定しても、リプレイの当選確率が高い状態に移行するためには、特定の図柄組合せを表示可能とする抽選結果を得る必要がある。すなわち従来の手法では、リプレイの当選確率が高い状態への移行については、内部抽選への依存性が高く、運の悪い遊技者はリプレイの当選確率が高い状態に移行するまでの遊技が長期化することによって相当量の遊技媒体を消費していることもあり、結果として遊技者がアシストタイム遊技を行っても十分に遊技媒体を獲得できないという事態を招いていた。
特に従来のアシストタイム遊技を行うことができる遊技機では、AT状態でボーナスが当選した場合に、ボーナスの当選または入賞に基づいてAT状態を中断してボーナス状態でのボーナス遊技を行わせると、ボーナス状態の終了後にリプレイの当選確率が低い状態となってしまい、リプレイの当選確率が高い状態に移行してAT状態を再開するまでに遊技媒体を徐々に失ってしまい遊技者に損失感を与えていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防止する遊技機を提供することにある。
(1)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列されている複数のリールと、小役、リプレイ、および特定役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて、役が入賞したと判定する入賞判定手段と、前記小役が入賞したことに基づいて、遊技媒体を払い出す制御を行う払出制御手段と、前記リプレイが入賞したことに基づいて、遊技者の所有する遊技媒体を要さずに次回の遊技を行わせるリプレイ処理を行うリプレイ処理手段と、第1遊技状態において前記特定役が当選したことに基づいて遊技状態を第2遊技状態に移行させ、第2遊技状態において特定役が入賞したことに基づいて遊技状態を第3遊技状態に移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段と、前記リプレイの抽選態様が異なる複数種類の抽選状態の間で前記リプレイの抽選状態を変動させるRT制御手段と、非AT状態においてAT状態に移行させるか否かを決定し、AT状態に移行させると決定した場合であって前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に滞在していない場合には、非AT状態からAT準備状態に移行させて前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に変動することに伴ってAT準備状態からAT状態へ移行させる制御を行うAT制御手段と、前記AT状態である場合に、前記小役の入賞を補助する入賞補助演出を実行する制御を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、前記内部抽選手段が、前記第2遊技状態では前記特定役が入賞するまで当該特定役が当選した状態を維持しつつ、前記小役および前記リプレイの当否を決定し、前記第3遊技状態では前記第1遊技状態および前記第2遊技状態よりも前記小役の当選確率が高く、かつ前記リプレイが前記小役と重複して当選することがないように前記第2遊技状態と同一確率で前記リプレイの当否を決定し、前記RT制御手段が、前記特定役の当選時における前記リプレイの抽選状態を、当該特定役の当選時から当該特定役の入賞に伴って移行する前記第3遊技状態の終了時まで維持し、前記AT制御手段が、前記AT状態において前記特定役が当選した場合には、当該特定役の当選または入賞に基づいて当該AT状態を中断し、当該AT状態の中断時における前記リプレイの抽選状態が前記特定抽選状態である場合に、前記第3遊技状態の終了に伴って前記AT準備状態を経由せずに当該AT状態を再開する遊技機に関するものである。
本発明では、非AT状態からAT状態へ移行させる場合には、AT準備状態においてリプレイの抽選状態が特定抽選状態になるのを待ってAT状態を開始し、AT状態において特定役が当選した場合に特定役の当選または入賞に基づいてAT状態が中断されるが、特定役の当選時におけるリプレイの抽選状態を特定役の当選時から特定役の入賞に伴って移行する第3遊技状態の終了時まで維持するようになっており、AT中断時におけるリプレイの抽選状態が特定抽選状態である場合に、第3遊技状態の終了に伴ってAT準備状態を経由せずにAT状態を再開する。このように本発明では、AT状態の中断時の遊技状況が第3遊技状態の終了後に再現されるため、速やかにAT状態を再開させることができ、AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防止することができる。
(2)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列されている複数のリールと、小役、リプレイ、および特定役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて、役が入賞したと判定する入賞判定手段と、前記小役が入賞したことに基づいて、遊技媒体を払い出す制御を行う払出制御手段と、前記リプレイが入賞したことに基づいて、遊技者の所有する遊技媒体を要さずに次回の遊技を行わせるリプレイ処理を行うリプレイ処理手段と、第1遊技状態において前記特定役が当選したことに基づいて遊技状態を第2遊技状態に移行させ、第2遊技状態において特定役が入賞したことに基づいて遊技状態を第3遊技状態に移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段と、前記リプレイの抽選態様が異なる複数種類の抽選状態の間で前記リプレイの抽選状態を変動させるRT制御手段と、非AT状態においてAT状態に移行させるか否かを決定し、AT状態に移行させると決定した場合であって前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に滞在していない場合には、非AT状態からAT準備状態に移行させて前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に変動することに伴ってAT準備状態からAT状態へ移行させる制御を行うAT制御手段と、前記AT状態である場合に、前記小役の入賞を補助する入賞補助演出を実行する制御を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、前記内部抽選手段が、前記第2遊技状態では前記特定役が入賞するまで当該特定役が当選した状態を維持しつつ、前記小役および前記リプレイの当否を決定し、前記第3遊技状態では前記第1遊技状態および前記第2遊技状態よりも前記小役の当選確率が高く、かつ前記リプレイが前記小役と重複して当選することがないように前記第2遊技状態と同一確率で前記リプレイの当否を決定し、前記RT制御手段が、前記特定役の当選時における前記リプレイの抽選状態を、当該特定役の当選時から当該特定役の入賞に伴って移行する前記第3遊技状態の終了時まで維持し、前記AT制御手段が、前記AT状態において前記特定役が当選した場合には、当該特定役の当選または入賞に基づいて当該AT状態を中断し、当該AT状態の中断時における前記リプレイの抽選状態に関わらずに、前記第3遊技状態の終了に伴って前記AT準備状態を経由せずに当該AT状態を再開する遊技機に関するものである。
本発明では、非AT状態からAT状態へ移行させる場合には、AT準備状態においてリプレイの抽選状態が特定抽選状態になるのを待ってAT状態を開始し、AT状態において特定役が当選した場合に特定役の当選または入賞に基づいてAT状態が中断されるが、特定役の当選時におけるリプレイの抽選状態を特定役の当選時から特定役の入賞に伴って移行する第3遊技状態の終了時まで維持するようになっており、AT中断時のリプレイの抽選状態に関わらずに、第3遊技状態の終了に伴ってAT準備状態を経由せずにAT状態を再開する。このように本発明では、AT状態の中断時の遊技状況が第3遊技状態の終了後に再現されるため、速やかにAT状態を再開させることができ、AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防止することができる。
(3)本発明の遊技機では、前記リール制御手段が、前記特定役が前記リプレイと重複して当選している場合には前記リプレイを入賞させて前記特定役の入賞を回避させ、前記特定役が前記小役と重複して当選している場合には前記特定役を前記小役に優先して入賞させるようにしてもよい。
このようにすれば、リプレイの当選確率が高い遊技状況においても特定役を入賞させることができる機会を十分に確保することができる。
(4)本発明の遊技機では、前記第1遊技状態および前記第2遊技状態では遊技を開始するために必要となる遊技媒体の投入数として複数種類の投入数が設定されており、前記内部抽選手段が、前記複数種類の投入数のうち特定の投入数で遊技が開始された場合には特定の投入数とは異なる投入数で遊技が開始された場合よりも抽選結果がハズレとなる確率が高くなるように内部抽選を行い、前記リール制御手段が、前記特定役が他の役と重複して当選している場合には当該他の役を前記特定役に優先して入賞させるようにしてもよい。
このようにすれば、遊技媒体の投入数を選択させることで特定役を入賞させることができる機会を十分に確保することができる。
本発明の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の機能ブロックを説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における小役の当選態様を説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機におけるリプレイの当選態様を説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機におけるリールの図柄配列を説明する図である。 本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。 本発明の実施形態の遊技機における遊技状態およびRT状態の状態遷移図である。 本発明の実施形態の遊技機における演出状態の状態遷移図である。 本発明の実施形態の変形例に係る遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、上部前面扉UD、および下部前面扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1〜第3リールR3(複数のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。
図1に示す第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で21の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1〜第3リールR3は、ステッピングモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステッピングモータの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステッピングモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1〜第3リールR3を回転駆動し、制御基板から駆動パルスの供給が断たれると、ステッピングモータの回転が停止することに伴って第1リールR1〜第3リールR3が停止する。
上部前面扉UDと下部前面扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、上部前面扉UDには第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
また本実施形態の遊技機では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインが設定される。なお本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が3枚に設定され、規定投入数に相当するメダルが投入されると、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれの中段によって構成される有効ラインL1が有効化される。
そして遊技結果は表示窓DW内の有効ラインに停止表示された図柄組合せによって判断され、有効ライン上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。
また上部前面扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計等の各種遊技情報が表示される。
また上部前面扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、上部前面扉UDや下部前面扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
また下部前面扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うためのベットボタン(投入操作手段)B0、第1リールR1〜第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバー(遊技開始操作手段)SL、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタン(停止操作手段)B1〜B3などが設けられている。
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、第1リールR1〜第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、制御基板において第1リールR1〜第3リールR3をステッピングモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数値を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタンB1〜B3の押下操作が許可(有効化)される。
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜B3を押下していくと、ストップボタンB1〜B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜B3を解放すると、ストップボタンB1〜B3それぞれに対応するストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
そして制御基板は、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
また下部前面扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段(制御基板)100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット320、表示装置330、音響装置340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
そして遊技制御手段100は、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、RT制御手段173、AT制御手段175、演出制御手段180、記憶手段190を含む。
投入受付手段105は、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数(3枚)に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバーSL(遊技開始操作手段)に対する遊技開始操作を有効化する処理を行う。なお本実施形態の遊技機では、規定投入数に相当するメダルの投入に基づいて有効化されたスタートレバーSLの最初の押下操作が、遊技開始操作として受け付けられ、第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。
また本実施形態の遊技機では、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ210が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。また本実施形態の遊技機では、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットボタンB0が押下されると、ベットスイッチ220が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。
乱数発生手段110は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
内部抽選手段120は、遊技者がスタートレバーSLに対する遊技開始操作(有効化されたスタートレバーSLへの最初の押下操作)により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、記憶手段190のメイン抽選テーブル記憶手段191に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、メイン抽選テーブル記憶手段191に、図3〜図6に示すような16種類の内部抽選テーブル(内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16)が記憶されている。そして各内部抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役、およびボーナスなどの各種の役やハズレ(不当選)が対応づけられている。
なお本実施形態の遊技機では、小役として、小役1〜小役11が用意されており、小役の当選態様として、打順ベル1〜打順ベル9、共通ベル、スイカ、チェリー、およびJACが設定されている。
各小役の当選態様について図7を参照しながら具体的に説明すると、打順ベル1〜打順ベル9は、2種類〜4種類の1枚小役(配当が1枚の小役)と、1種類の8枚小役(配当が8枚の小役)とが重複して当選することを示しており、共通ベルは、1種類の13枚小役(配当が13枚の小役)と、1種類の14枚小役(配当が14枚の小役)とが重複して当選することを示している。
またスイカは、1種類の3枚小役(配当が3枚の小役)が単独で当選することを示しており、チェリーは、1種類の2枚小役(配当が2枚の小役)が単独で当選することを示しており、JACは、5種類の1枚小役と、1種類の2枚小役と、1種類の3枚小役と、1種類の8枚小役と、1種類の13枚小役と、1種類の14枚小役と、1種類の15枚小役(配当が15枚の小役)とが重複して当選することを示している。
また本実施形態の遊技機では、リプレイとして、リプレイ1〜リプレイ6が用意されており、リプレイの当選態様として、通常リプレイ1〜通常リプレイ3と、打順リプレイ1〜打順リプレイ12とが設定されている。
各リプレイの当選態様について図8を参照しながら具体的に説明すると、通常リプレイ1〜通常リプレイ3は、リプレイ1を含む2種類のリプレイが重複して当選することを示しており、打順リプレイ1〜打順リプレイ6は、リプレイ1およびリプレイ2を含む2種類〜5種類のリプレイが重複して当選することを示しており、打順リプレイ7〜打順リプレイ12は、リプレイ1およびリプレイ3を含む2種類〜5種類のリプレイが重複して当選することを示している。
また本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル8において小役の当選確率が同一であって、内部抽選テーブル1=内部抽選テーブル2<内部抽選テーブル3<内部抽選テーブル4の順にリプレイの当選確率が高く、また内部抽選テーブル5=内部抽選テーブル6<内部抽選テーブル7<内部抽選テーブル8の順にリプレイの当選確率が高くなっている。また内部抽選テーブル9〜内部抽選テーブル12においては小役が抽選対象となっておらず、リプレイのみが当選するようになっており、内部抽選テーブル9=内部抽選テーブル10<内部抽選テーブル11<内部抽選テーブル12の順にリプレイの当選確率が高くなっている。また内部抽選テーブル13〜内部抽選テーブル16では、内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル8よりも高確率で小役が当選し、内部抽選テーブル13=内部抽選テーブル14<内部抽選テーブル15<内部抽選テーブル16の順にリプレイの当選確率が高くなっている。
また本実施形態の遊技機では、ボーナスとしてレギュラービッグボーナス(RBB:特定役)とチャレンジビッグボーナス(CBB)とが用意されており、内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル4では、レギュラービッグボーナス(RBB)およびチャレンジビッグボーナス(CBB)が抽選対象として設定されているが、内部抽選テーブル5〜内部抽選テーブル16では、レギュラービッグボーナス(RBB)およびチャレンジビッグボーナス(CBB)がいずれも抽選対象から除外されている。
また本実施形態の遊技機では、遊技状態として、通常状態(第1遊技状態)、RBB成立状態(第2遊技状態)、RBB状態(第3遊技状態)、およびCBB状態が設定可能とされ、RT状態(リプレイの抽選状態)として、非RT状態、RT1状態、RT2状態、およびRT3状態(特定抽選状態)が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態およびRT状態に応じて内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16のいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
乱数判定処理では、スタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段110から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について記憶手段190のメイン抽選テーブル記憶手段191に記憶されている内部抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。本実施形態の遊技機では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。なお抽選フラグの設定情報は、記憶手段190の抽選フラグ記憶手段192に格納される。
また本実施形態の遊技機では、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、ボーナスがあり、小役およびリプレイは後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、例えば、内部抽選でレギュラービッグボーナス(RBB)に当選すると、レギュラービッグボーナス(RBB)の抽選フラグの当選状態を、レギュラービッグボーナス(RBB)が入賞するまで持ち越す処理を行う。このとき内部抽選手段120は、レギュラービッグボーナス(RBB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、小役およびリプレイについての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、ボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、小役やリプレイが当選した場合には、既に当選しているボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役やリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。また本実施形態では遊技状態がCBB状態である場合には、内部抽選の結果に関わらずに強制的に小役1〜小役10に対応する抽選フラグが当選状態に設定され、内部抽選でリプレイが当選することによって、小役とリプレイの双方の抽選フラグが当選状態に設定される場合がある。
リール制御手段130は、遊技者がスタートレバーSLへの遊技開始操作により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、ステッピングモータにより第1リールR1〜第3リールR3の回転駆動を開始し、第1リールR1〜第3リールR3が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)で定常回転しているリールに対応するストップボタンB1〜B3(停止操作手段)を押下することによる停止操作を有効化する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じた態様で停止させる制御を行う。
そしてリール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3に対する停止操作が有効化された状態において、遊技者がストップボタンB1〜B3を押下することによりストップスイッチ240が作動すると、ストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、リールユニット310のステッピングモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1リールR1〜第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。
すなわちリール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3の各ボタンが押下される毎に、第1リールR1〜第3リールR3のうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1を押下することが第1リールR1を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB2を押下することが第2リールR2を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB3を押下することが第3リールR3を停止させるための操作に対応する。すなわち本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1〜B3の押下順序が変化すると、第1リールR1〜第3リールR3の停止順序が変化する。
また本実施形態の遊技機では、第1リールR1〜第3リールR3について、原則的には、ストップボタンB1〜B3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。そしてストップボタンの押下時点から190ms以内に回転中のリールを停止させる場合には、回転している各リールの停止位置は、ストップボタンの押下時点からリールが停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ〜4コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
なお本実施形態では、遊技状態がCBB状態である場合には、例外的に、第3リールR3について、ストップボタンB3が押下された時点から75ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。そしてストップボタンの押下時点から75ms以内に回転中の第3リールR3を停止させる場合には、回転している第3リールR3の停止位置は、ストップボタンB3の押下時点から第3リールR3が停止するまでに要するコマ数が0コマ〜1コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、CBB状態において押下操作が行われたストップボタンB3に対応する回転中の第3リールR3の外周面上において、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が、ストップボタンB3に対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ〜1コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンB3に対応する回転中の第3リールR3を停止させる制御を行っている。ただしCBB状態においても第1リールR1および第2リールR2については、ストップボタンB1,B2の押下時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。
そして本実施形態では、図9に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1〜第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、白7図柄「白7」、黒7図柄「黒7」、BAR図柄「BAR」、リプレイ図柄「RP」、ダミー図柄「DUM」、ベル図柄「BL」、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびチェリー図柄「CH」が配列されており、押下検出位置から4コマ以内に存在する図柄を有効ライン上に引き込む場合には、各リールの外周面において4コマ以内の間隔で配列されている図柄について、押下検出位置に関わらずに、有効ライン上に表示させることができるようになっている。
またリール制御手段130は、優先度により回転中のリールの停止位置を求める処理(ロジック演算)と、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリールの停止位置を決定する処理(テーブル参照処理)とを行っている。
まずロジック演算では、役毎に定められた優先順位データに従ってストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置から0コマ〜4コマの範囲内(または0コマ〜1コマの範囲内)に存在する5コマ分(または2コマ分)の停止位置の候補に対して優先度を求める。そして各停止位置の候補の優先度のうち最も優先度の高い停止位置の候補を実際の停止位置として決定する。ただしロジック演算処理では、内部抽選の結果や押下検出位置などに応じて複数の停止位置の候補に対して同一の優先度が求まる場合があり、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となった場合には、後述するテーブル参照処理によって実際の停止位置を決定する。
特に本実施形態の遊技機では、「リプレイ>ボーナス」かつ「ボーナス>小役」の順序で優先順位が定められており、ロジック演算では、2種類以上の役に関する抽選フラグが内部当選状態に設定されている場合には、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位の高い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補について優先順位が低い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補よりも優先度が高くなるように優先度を求める。
なお本実施形態の遊技機では、内部抽選で複数種類の小役が当選した場合における停止位置の候補についての優先度は、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数に応じて優先度を求める場合と、小役について予め定められている配当に基づくメダルの払出数に応じて優先度を求める場合とが存在し、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合には、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数が多くなる停止位置ほど優先度が高くなるように各停止位置の候補についての優先度を求め、メダルの払出数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合には、有効ライン上の表示位置に表示されている図柄に対応する小役の配当に基づくメダルの払出数が多くなる停止位置(配当が多い小役を入賞させることができる停止位置)ほど優先順位が高くなるように各停止位置の候補についての優先度を求める。ただし、メダルの払出数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合に、配当が同一の小役が重複して当選した場合には、それぞれの小役を入賞させることができる停止位置の候補についての優先度はそれぞれ同一のものとして扱われ、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合に、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数が同数となる停止位置の候補についての優先度はそれぞれ同一のものとして扱われる。
そして本実施形態では、打順ベルが当選した場合に、ストップボタンB1〜B3の押下順序に応じたロジック演算が行われる。具体的には、打順ベル1〜打順ベル9のそれぞれに対して正解打順が設定されており、正解打順とは異なる押下順序が不正解打順として扱われる。そして、いずれかの打順ベルが当選した場合に、最初に押下されたストップボタンの種類が正解打順に対応している場合には正解打順であることが確定し、メダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められる。また、いずれかの打順ベルが当選した場合に、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、各リールを停止させる段階で最も多くの入賞形態を構成する図柄組合せを表示させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められる。
そして本実施形態では、いずれかの打順ベルが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、8枚小役(小役6)を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われ、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、1枚小役(小役1〜小役5)を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われる。
なお遊技状態がRBB成立状態である場合には、小役よりもボーナスの入賞が優先されるため、打順ベルが当選して正解打順に沿って停止操作が行われても8枚小役が入賞しない場合があり、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」を有効ライン上に表示させる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められ、レギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させることができない場合に、正解打順では8枚小役を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が高くなり、不正解打順では1枚小役を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が高くなるようにロジック演算が行われる。
なおボーナスが当選している状況ではボーナスの入賞を優先して、ボーナスを入賞させることができない場合に可能な限り入賞可能な小役を引き込む場合において、RBB成立状態での打順ベルの当選時には押下順序に応じて優先される小役の種類が変わるように停止位置を決定するようにしてもよいし、RBB成立状態での打順ベルの当選時には押下順序に関わらずに有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの個数が最大となる停止位置となるように優先度を求めて、ボーナスが入賞しない場合には8枚小役の入賞よりも1枚小役の入賞を優先して停止位置を決定するようにしてもよい。このようにRBB成立状態で8枚小役よりも1枚小役を優先的に入賞させるようにすれば、RBB成立状態でのメダルの獲得期待値を通常状態よりも低く抑えられるため、RBB成立状態でレギュラービッグボーナス(RBB)をできるだけ早く入賞させる動機付けを遊技者に与えることができる。
また本実施形態では、共通ベルやJACが当選した場合には、メダルの払出数に応じて優先度を求めるようにロジック演算が行われ、共通ベルの当選時においては、いずれの押下順序で停止操作が行われても14枚小役(小役10)を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われ、JACの当選時においては、いずれの押下順序で停止操作が行われても15枚小役(小役11)を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われる。
またロジック演算では、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリールの停止位置の候補を求める処理として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役を可能な限り入賞させることができるようにリールの停止位置の候補についての優先度を求める処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役を入賞させることができないようにリールの停止位置の候補についての優先度を求める処理である。このようにリール制御手段130は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないようにリールの停止位置の候補を求めるロジック演算を行っている。
また本実施形態の遊技機では、リールユニット310がフォトセンサからなるリールインデックス315を備えており、リール制御手段130は、リールが1回転する毎にリールインデックス315で検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(リールインデックス315によって検出されるコマ)からの回転角度(ステッピングモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわちリール制御手段130は、ストップスイッチ240の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
テーブル参照処理では、ロジック演算を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数得られた場合に、いずれの位置を停止位置とするかを、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して決定する。
ここで停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、ストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置と実際の停止位置との対応関係が設定されている。なお停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と、押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数との対応関係が設定されていてもよい。
そして内部抽選で打順ベル1〜打順ベル9のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図10に示すように、それぞれの打順ベルに対して正解打順が設定されており、正解打順と異なる押下順序は不正解打順として扱われる。
そして本実施形態では、図10に示すように、打順ベル1〜打順ベル9のいずれかが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、8枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、1枚小役のいずれかが入賞する場合と、いずれの小役も入賞せずにRT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示される場合とが存在するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
なおRBB成立状態で打順ベルが当選した場合には、いずれの押下順序においてもレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させるように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、レギュラービッグボーナス(RBB)が入賞させることができない場合に、正解打順では8枚小役が入賞し、不正解打順では1枚小役がする場合といずれの役も入賞しない場合とが存在するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。この場合には、いずれの役も入賞しない状況において、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」を一部のリールにおいて有効ライン上に表示させている関係でRT変動ブランクを示す図柄組合せが表示されないことがある。また本実施形態では、赤7図柄「赤7」を有効ライン上に表示させている場合には8枚小役を入賞させることができない状況となっているため、正解打順で停止操作が行われていてもいずれの役も入賞しない場合があり、不正解打順で停止操作が行われている場合も赤7図柄「赤7」が有効ライン上に表示されている場合には1枚小役を入賞させることができないようになっている。
また本実施形態では、共通ベルやJACが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、共通ベルの当選時においては、いずれの押下順序で停止操作が行われても14枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、JACの当選時においては、いずれの押下順序で停止操作が行われても15枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態では、打順リプレイ1〜打順リプレイ12のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図11に示すように、それぞれの打順リプレイに対して正解打順が設定されており、正解打順と異なる押下順序は不正解打順として扱われる。
そして本実施形態では、図11に示すように、打順リプレイ1〜打順リプレイ6のいずれかが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、リプレイ2が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、リプレイ1が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態では、図11に示すように、打順リプレイ7〜打順リプレイ12のいずれかが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、リプレイ3が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、リプレイ1が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
なお本実施形態では、通常リプレイ1〜通常リプレイ3のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、いずれの場合においても押下順序に関わらずにリプレイ1が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態では遊技状態がCBB状態である場合に、小役とリプレイが重複して当選する状況が発生し、その場合にはリプレイが入賞することはなく小役が入賞するようになっている。そしてCBB状態においてリプレイが当選した場合には、図12に示すように、リプレイの当選態様に応じた特定打順が設定されており、特定打順であるか否かに応じて入賞する小役の種類が異なるようになっている。
そして本実施形態では、CBB状態においてリプレイが当選した場合に、リプレイの当選態様に応じた特定打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、13枚小役(小役9)が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、特定打順とは異なる順序でストップボタンB1〜B3が押下されると、14枚小役(小役10)が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。なおCBB状態において内部抽選でリプレイが当選しなかった場合には、いずれの押下順序でストップボタンB1〜B3が押下されても14枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
また本実施形態では、RBB成立状態において、レギュラービッグボーナス(RBB)とリプレイまたは小役とが重複して当選している状況が発生するが、これらの場合に参照される停止制御テーブルでは、「リプレイ>ボーナス>小役」の優先順位で入賞が優先されるように停止位置が決定されている。このため、RBB成立状態では、リプレイの当選時にはレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させることができず、小役の当選時またはハズレ時においてレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会が得られるようになっている。
入賞判定手段140は、第1リールR1〜第3リールR3の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する入賞判定処理を行う。具体的には、記憶手段190の入賞判定テーブル記憶手段194に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リールR1〜第3リールR3の全てが停止した時点で有効ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かなどを判定する。そして、各リールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって、図13および図14に示すように、レギュラービッグボーナス(RBB)、チャレンジビッグボーナス(CBB)、リプレイ1〜リプレイ6、小役1〜小役11の入賞の有無やRT変動ブランクの表示の有無が判定できるように入賞判定テーブルが用意されている。
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、役が入賞した場合に入賞時処理が実行される。入賞時処理としては、例えば、小役が入賞した場合には払出制御手段150によってメダルの払出制御処理が行われ、リプレイが入賞した場合にはリプレイ処理手段160によってリプレイ処理が行われ、ボーナスが入賞した場合には遊技状態移行制御手段170によって遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。また全てのリールが停止している状態で有効ライン上に所定の図柄組合せが表示されている場合には、表示された図柄組合せに応じてRT制御手段173によってRT状態を変動させる制御が行われる。
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパーユニット320(払出装置)に払い出させる制御を行う。
ホッパーユニット320は、払出制御手段150によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。ホッパーユニット320には、メダルを1枚払い出す毎に作動する払出メダル検出スイッチ325が備えられており、払出制御手段150は、払出メダル検出スイッチ325からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。
なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパーユニット320によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段190のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
リプレイ処理手段160は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイが入賞した場合には、前回の遊技と同じ枚数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインを設定した状態で次回のスタートレバーSLに対する遊技開始操作を待機する。
遊技状態移行制御手段170は、図15(A)に示すように、通常状態(第1遊技状態)、RBB成立状態(第2遊技状態)、RBB状態(第3遊技状態)、およびCBB状態(第4遊技状態)の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態へ移行させることができる。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはRBB成立状態またはCBB状態への移行が可能となっている。具体的には、通常状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合にはRBB成立状態へ移行し、通常状態においてチャレンジビッグボーナス(CBB)に当選した場合には当選した遊技で必ずチャレンジビッグボーナス(CBB)が入賞してCBB状態へ移行する。また通常状態では、図3〜図6に示す内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16のうち、レギュラービッグボーナス(RBB)とチャレンジビッグボーナス(CBB)が抽選対象に設定されている内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル4のいずれかをRT状態に応じて参照して内部抽選が行われる。
RBB成立状態は、内部抽選でレギュラービッグボーナス(RBB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。RBB成立状態では、図3〜図6に示す内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16のうち、通常状態と同じ確率で小役の当否が決定され、レギュラービッグボーナス(RBB)およびチャレンジビッグボーナス(CBB)がいずれも抽選対象から除外された内部抽選テーブル5〜内部抽選テーブル8のいずれかをRT状態に応じて参照した内部抽選が行われる。
またRBB成立状態では、レギュラービッグボーナス(RBB)が入賞するまでレギュラービッグボーナス(RBB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持されたまま小役およびリプレイの当否が決定され、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されると、遊技状態移行制御手段170は、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞に基づいて遊技状態をRBB成立状態からRBB状態へ移行させる。なお本実施形態では、レギュラービッグボーナス(RBB)と小役またはリプレイが重複して当選している状況では、リプレイがレギュラービッグボーナス(RBB)に優先して入賞し、レギュラービッグボーナス(RBB)が小役に優先して入賞するようになっている。このためRBB成立状態では、内部抽選の結果がハズレである場合と、小役が当選した場合とにおいて、レギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会を得ることができ、リプレイが当選した場合にはレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させることができないようになっている。
RBB状態は、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。RBB状態では、図3〜図6に示す内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16のうち、小役の当選確率が内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル8よりも高く設定された内部抽選テーブル13〜内部抽選テーブル16のいずれかをRT状態に応じて参照した内部抽選が行われる。すなわちRBB状態では、通常状態よりも小役が頻繁に当選するようになっている点で、通常状態よりも遊技者に有利な遊技状態となっている。
なお本実施形態では、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞がRT状態の変動契機となっておらず、RBB成立状態とRBB状態とでは同一のRT状態に滞在するようになっているため、RBB状態では通常状態およびRBB成立状態よりも小役の当選確率が高く、かつリプレイが小役と重複して当選することがないようにRBB成立状態と同一確率でリプレイの当否が決定される。
またRBB状態では、RBB状態でのボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた終了予定払出数(例えば、300枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、RBB状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる。
CBB状態は、チャレンジビッグボーナス(CBB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。CBB状態では、図3〜図6に示す内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル16のうち、内部抽選の結果としてハズレまたはリプレイが得られるようになっている内部抽選テーブル9〜内部抽選テーブル12のいずれかをRT状態に応じて参照した内部抽選が行われる。
またCBB状態では、毎回の遊技において内部抽選の結果に関わらずに小役1〜小役10の抽選フラグが強制的に当選状態に設定され、内部抽選の結果がハズレの場合には14枚役が入賞し、内部抽選の結果がリプレイの場合にはリプレイの当選態様に応じた特定打順において13枚役が入賞し、特定打順以外の順序において14枚役が入賞するようになっている。
そしてCBB状態では、CBB状態でのボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた終了予定払出数(例えば、13枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、CBB状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる。特に本実施形態では、CBB状態において、1回目のボーナス遊技で13枚役を入賞させることで、2回目のボーナス遊技を行うことができ、1回目のボーナス遊技で14枚役を入賞させると終了条件が成立して2回目のボーナス遊技を行うことはできない。すなわちCBB状態では、1回目のボーナス遊技でリプレイが当選した場合には13枚役を入賞させる機会を得ることができ、13枚役を入賞させることができれば、13枚役を入賞させることができなかった場合よりも多くのメダルを獲得することができるようになっている。
RT制御手段173は、図15(B)に示すように、非RT状態(非リプレイタイム状態)、RT1状態(第1リプレイタイム状態)、RT2状態(第2リプレイタイム状態)、およびRT3状態(第3リプレイタイム状態)の間でRT状態を移行させるRT移行制御処理を行う。本実施形態では、RT状態に応じて、リプレイの当選確率、抽選対象となるリプレイの種類、および重複して当選するリプレイの組合せの少なくとも1つが異なっている。RT状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、RT状態を別のRT状態へ移行させることができる。
非RT状態は、複数種類のRT状態の中で初期状態に相当するRT状態で、非RT状態からはRT1状態への移行が可能となっている。具体的には、非RT状態においてRT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示された場合にはRT1状態へ移行する。また非RT状態の内部抽選では、リプレイの当選態様として通常リプレイ1〜通常リプレイ3が設定され、かつリプレイの当選確率が1/7.3に設定された内部抽選テーブル1,5,9,13のいずれかが遊技状態に応じて参照される。
RT1状態は、RT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行するRT状態で、RT1状態からはRT2状態または非RT状態への移行が可能となっている。具体的には、RT1状態においてリプレイ2が入賞した場合にはRT2状態へ移行し、RT1状態において1枚小役が入賞した場合には非RT状態へ移行する。またRT1状態の内部抽選では、リプレイの当選態様として打順リプレイ1〜打順リプレイ6が設定され、かつリプレイの当選確率が1/7.3に設定された内部抽選テーブル2,6,10,14のいずれかが遊技状態に応じて参照される。
RT2状態は、リプレイ2の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行するRT状態で、RT2状態からはRT1状態または非RT状態への移行が可能となっている。具体的には、RT2状態においてリプレイ3が入賞した場合にはRT3状態へ移行し、RT2状態において1枚小役が入賞した場合には非RT状態へ移行する。またRT2状態の内部抽選では、リプレイの当選態様として打順リプレイ7〜打順リプレイ12が設定され、かつリプレイの当選確率が1/2.5に設定された内部抽選テーブル3,7,11,15のいずれかが遊技状態に応じて参照される。
RT3状態は、リプレイ3の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行するRT状態で、RT3状態からはRT1状態または非RT状態への移行が可能となっている。具体的には、RT3状態においてRT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示された場合にはRT1状態へ移行し、RT3状態において1枚小役が入賞した場合には非RT状態へ移行する。またRT3状態の内部抽選では、リプレイの当選態様として通常リプレイ1〜通常リプレイ3が設定され、かつリプレイの当選確率が1/2.0に設定された内部抽選テーブル4,8,12,16のいずれかが遊技状態に応じて参照される。なお通常状態においてRT3状態に滞在している場合に参照される内部抽選テーブル4では内部抽選の結果がハズレとなることはないように役と乱数値との対応関係が設定されている。
また本実施形態では、RT制御手段173が、遊技状態が通常状態に滞在している場合に上記の各変動条件に従ってRT状態を移行させ、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選および入賞、ならびにRBB状態の終了によってはRT状態を変動させず、またチャレンジビッグボーナス(CBB)の当選および入賞、ならびにCBB状態の終了によってもRT状態を変動させないようにしている。
具体的に説明すると、レギュラービッグボーナス(RBB)が当選して遊技状態が通常状態からRBB成立状態に移行した場合には、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時のRT状態がRBB状態の終了時まで維持され、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時からRBB状態の終了までの間においては有効ライン上に如何なる図柄組合せが表示されてもRT状態が変動することはない。すなわちレギュラービッグボーナス(RBB)の当選時からRBB状態の終了時までは上記したRT状態の変動条件が成立してもRT状態が変動しない。
またチャレンジビッグボーナス(CBB)が当選および入賞して遊技状態が通常状態からCBB状態に移行した場合にも、同様であり、チャレンジビッグボーナス(CBB)の当選時のRT状態がCBB状態の終了時まで維持される。すなわちチャレンジビッグボーナス(CBB)の当選時からCBB状態の終了時までは上記したRT状態の変動条件が成立してもRT状態が変動しない。
AT制御手段175は、図16に示すように、非AT状態、AT準備状態、およびAT状態を含む複数種類の演出状態の間で演出状態を変化させており、所定条件下で演出状態をAT状態(アシストタイム状態)に設定し、AT終了判定カウンタ195の記憶値に基づいてAT状態の終了条件の成否を判定して、AT状態の終了条件の成立に伴いAT状態を終了させる制御を行う。本実施形態では、AT準備状態やAT状態に滞在している遊技では、演出制御手段180によって、打順ベルの当選時に正解打順を報知することにより8枚小役(小役6)の入賞を補助する入賞補助演出が行われ、またCBB状態での1回目のボーナス遊技においてリプレイが当選した場合に2回目のボーナス遊技が行えるように特定打順を報知して13枚小役(小役9)の入賞を補助する入賞補助演出が行なわれ、またCBB状態での2回目のボーナス遊技においては14枚小役(小役10)の入賞を補助する入賞補助演出が行われ、非AT状態に滞在している遊技よりもメダルが獲得しやすい遊技を行うことができるようになっている。
そしてAT制御手段175は、非AT状態において、内部抽選で共通ベル、スイカ、チェリー、レギュラービッグボーナス(RBB)のいずれかが当選したことに基づいてAT抽選を行う。AT抽選では、0〜32767までの32768個の乱数値のいずれかを取得して、取得した乱数値をメイン抽選テーブル記憶手段191に記憶されているAT抽選テーブルと比較して、比較結果に応じてAT抽選に当選したか否かを判定する。AT抽選テーブルでは、0〜32767までの32768個の乱数値のそれぞれに対して、当選あるいはハズレのいずれかが対応づけられており、AT抽選で取得した乱数値がAT抽選テーブルにおいて当選に対応づけられている場合に、AT抽選に当選したと判定される。また本実施形態では、複数種類のAT抽選テーブルから内部抽選での当選態様に応じたAT抽選テーブルが選択されるようになっており、AT抽選での当選確率は、「スイカ<チェリー<レギュラービッグボーナス(RBB)<共通ベル」の順序で高くなるように設定されている。
そしてAT制御手段175は、AT抽選に当選した場合に、演出状態を非AT状態からAT準備状態に移行させ、AT準備状態では、演出制御手段180によって、RT状態をRT3状態へ導くように入賞補助演出が実行される。
例えば、AT抽選の当選時において非AT状態において滞在している可能性の高いRT状態であるRT1状態に滞在している場合には、打順リプレイ1〜打順リプレイ6の当選時にリプレイ2を入賞させることができるように、正解打順を報知する入賞補助演出を実行してRT状態をRT2状態に誘導し、RT2状態では打順リプレイ7〜打順リプレイ12の当選時にリプレイ3を入賞させることができるように、正解打順を報知する入賞補助演出を実行してRT状態をRT3状態に誘導する。
なお本実施形態では、AT準備状態において演出制御手段180によって打順ベルの当選時に正解打順を報知する入賞補助演出が行われるが、AT準備状態において非RT状態に滞在している場合にはRT状態をRT1状態に変動させるためにRT変動ブランクを示す図柄組合せを有効ライン上に表示させるべく不正解打順で停止操作が行われる必要がある。このため、非RT状態に滞在している状況でAT抽選に当選した場合には、AT準備状態であっても非RT状態に滞在している間は打順ベルの当選時に入賞補助演出は実行されないようになっている。
そしてAT制御手段175は、AT準備状態に設定されている場合にRT状態がRT3状態に移行したことに基づいて、演出状態をAT準備状態からAT状態へ移行させる。なおAT準備状態からAT状態への移行は、AT準備状態に設定されている場合にRT状態がRT2状態に移行したことに基づいて行われるようにしてもよいし、AT準備状態に設定されている場合に打順リプレイ1〜打順リプレイ6のいずれかが当選したことに基づいて、当該遊技の終了時にAT状態へ移行させるようにしてもよいし、AT準備状態に設定されている場合に打順リプレイ7〜打順リプレイ12のいずれかが当選したことに基づいて、当該遊技の終了時にAT状態へ移行させるようにしてもよい。またAT状態において遊技者の操作ミスによりRT状態が非RT状態やRT1状態に転落した場合には、AT状態に滞在している限りはRT状態をRT3状態へ復帰させるように入賞補助演出が行われる。ただしAT状態においてRT状態が非RT状態に転落した場合には、RT状態をRT1状態に誘導するために、RT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示されるまで打順ベルの当選時の入賞補助演出は行われない。
またAT制御手段175は、AT抽選に当選したことに基づいて、AT状態の終了条件となる遊技回数である50回に相当する値「50」を、AT終了判定カウンタ195に設定し、AT状態では、1回の遊技が行われる毎に、例えば、スタートレバーSLが押下されたことを契機として、AT終了判定カウンタ195の記憶値から1回分の遊技に相当する一定値「1」を減算するデクリメント更新を行う。なおAT状態においてチャレンジビッグボーナス(CBB)が入賞して遊技状態がCBB状態に移行した場合には、1回目のボーナス遊技のみデクリメント更新の対象とし、2回目のボーナス遊技はデクリメント更新の対象とはしないようになっている。すなわちAT状態ではCBB状態が1回のボーナス遊技で終了しても、2回のボーナス遊技で終了しても1回分の遊技しかカウントされないようになっている。
そしてAT制御手段175は、AT終了判定カウンタ195の記憶値がしきい値「0」に達すると、AT状態の終了条件が成立したと判断され、AT制御手段175は、演出状態を非AT状態に復帰させる。本実施形態では、AT状態の終了後の非AT状態では演出制御手段180による打順ベルの当選時の入賞補助演出が行われなくなるため、1枚小役の入賞またはRT変動ブランクの表示によってRT状態が非RT状態またはRT1状態に転落することになる。なおAT状態の終了後の演出状態としてAT終了待機状態を設けて、AT終了待機状態で非AT状態への復帰条件が成立したことに基づいて演出状態を非AT状態に復帰させるようにしてもよく、非AT状態への復帰条件は、例えば、1枚役の入賞またはRT変動ブランクの表示がなされたことや、打順ベルの当選時に不正解打順で停止操作が行われたこと等としてもよい。
またAT制御手段175は、AT準備状態とAT状態とにおいて、内部抽選で得られた小役の当選態様が、スイカ、チェリー、または共通ベルであった場合に、内部抽選での役の当選態様に応じてAT終了判定カウンタ195の記憶値に所与の加算値を上乗せするか否かを決定する上乗せ抽選を行う。
上乗せ抽選では、0〜32767までの32768個の乱数値のいずれかを取得して、取得した乱数値をメイン抽選テーブル記憶手段191に記憶されている上乗せ抽選テーブルと比較して、比較結果に応じて上乗せ抽選に当選したか否かを判定する。上乗せ抽選テーブルでは、0〜32767までの32768個の乱数値のそれぞれに対して、当選あるいはハズレのいずれかが対応づけられており、上乗せ抽選で取得した乱数値が上乗せ抽選テーブルにおいて当選に対応づけられている場合に、上乗せ抽選に当選したと判定される。また本実施形態では、複数種類の上乗せ抽選テーブルから内部抽選での役の当選態様に応じた上乗せ抽選テーブルが選択されるようになっており、上乗せ抽選の当選確率が「スイカ<チェリー<共通ベル」の順序で高くなるようになっている。また上乗せ抽選に当選した際の加算値は、「スイカ<チェリー<共通ベル」の順序で大きな加算値が選ばれるようになっている。なお内部抽選での役の当選態様と上乗せ抽選の当選確率の関係や、内部抽選での役の当選態様と上乗せ抽選に当選した際の加算値の関係は、前述したものに限られず、任意に定めることができる。
またAT制御手段175は、AT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選に基づいてAT終了判定カウンタ195のデクリメント更新を中止してAT状態を中断し、AT状態の中断時におけるRT状態がRT3状態である場合には、RBB状態の終了時にAT準備状態を経由せずにAT状態を再開させる制御を行う。なお遊技者の操作ミスによりRT3状態以外のRT状態においてAT状態の遊技が行われている状況でレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、RBB状態の終了時点においてRT3状態に滞在していないため、RBB状態の終了後からAT準備状態を経由してRT状態がRT3状態に移行することに伴ってAT状態が再開されるようになっている。
演出制御手段180は、演出データ記憶手段196に記憶されている演出データに基づいて、表示装置330(演出装置の一例)を用いて行う表示演出や音響装置340(演出装置の一例)を用いて行う音響演出に関する制御を行う。例えば、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1〜B3に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカから音を出力させたりすることにより、遊技の進行状況に応じて、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出の実行制御を行う。遊技において実行される演出の内容は、サブ抽選テーブル記憶手段197に記憶されている演出抽選テーブルを、遊技状態、演出状態、内部抽選の結果等に応じて参照して決定される。
そして演出制御手段180は、演出状態がAT準備状態およびAT状態である場合において、打順ベルの当選時に正解打順を報知して8枚小役の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。ただし、演出状態がAT準備状態であってもRT状態が非RT状態である場合や、AT状態において遊技者の操作ミスによりRT状態が非RT状態に転落した場合には、遊技状態をRT1状態に誘導するべくRT変動ブランクを示す図柄組合せが有効ライン上に表示されるまで打順ベルが当選しても入賞補助演出は行わないようになっている。
また演出制御手段180は、演出状態がAT準備状態およびAT状態である場合において、CBB状態の1回目のボーナス遊技においてリプレイが当選した場合には、リプレイの当選態様に応じた特定打順を報知して13枚小役の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させ、2回目のボーナス遊技においては14枚小役を入賞させることができる押下順序を報知する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。2回目のボーナス遊技ではリプレイが当選した場合には特定打順とは異なる押下順序を報知し、リプレイが当選していない場合にはいずれの押下順序でも14枚小役を入賞させることができるため、打順1(B1→B2→B3)を報知する。
また演出制御手段180は、演出状態がAT準備状態である場合に、RT状態がRT1状態に滞在している状況では、打順リプレイ1〜打順リプレイ6の当選時において正解打順を報知してリプレイ2の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させ、RT状態がRT2状態に滞在している状況では、打順リプレイ7〜打順リプレイ12の当選時において正解打順を報知してリプレイ3の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。
また演出制御手段180は、演出状態がAT状態であっても打順ベルの当選時における遊技者の操作ミスによってRT状態が非RT状態やRT1状態に転落している場合には、AT状態に滞在していることを条件として、RT1状態に滞在している状況では、打順リプレイ1〜打順リプレイ6の当選時において正解打順を報知してリプレイ2の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させ、RT状態がRT2状態に滞在している状況では、打順リプレイ7〜打順リプレイ12の当選時において正解打順を報知してリプレイ3の入賞を補助する入賞補助演出を表示装置330や音響装置340に実行させる制御を行う。
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
2.本実施形態の手法
本実施の形態では、リプレイの抽選態様が異なる複数種類のRT状態の間でRT状態が変化し、レギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時からRBB状態の終了までRT状態を維持するようになっている。
そして本実施の形態では、非AT状態においてAT状態に移行させるか否かを決定しており、AT状態に移行させると決定した場合にRT状態がRT3状態に滞在していない場合には、RT状態がRT3状態に移行するまでの演出状態をAT準備状態としてRT状態がRT3状態に移行することに伴ってAT状態を開始するようになっている。
以下では、各演出状態での遊技においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合の制御について具体的に説明する。
まず、非AT状態の遊技でレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、AT抽選が行われ、AT抽選の当否によって非AT状態のままRBB成立状態となる場合とAT準備状態に移行してRBB成立状態となる場合とがある。
例えば、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時におけるAT抽選に当選しなかった場合には、RBB成立状態においても非AT状態の遊技となり、スイカ、チェリー、または共通ベルの当選によってAT抽選が行われる。このときRBB成立状態かつ非AT状態の遊技においてAT抽選に当選した場合には図16に示すように演出状態がAT準備状態に移行することになる。しかしながら、本実施形態では、図15(A)に示すようにレギュラービッグボーナス(RBB)の当選時からRBB状態の終了時まではRT状態が変動しないようになっているため、AT準備状態であってもRT3状態へ移行させることはできない。このため演出状態がAT準備状態になっているとしてもRT状態の誘導は行われずにRBB状態の終了後に遊技状態が通常状態に復帰してから本来のAT準備状態の制御としてリプレイの当選態様に応じた正解打順を報知する等して図15(B)に示すようにRT状態をRT3状態に誘導して、図16に示すようにRT3状態に移行することに伴ってAT状態を開始する。
また例えば、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時におけるAT抽選に当選した場合にはAT準備状態に移行するが、上記したようにRBB成立状態およびRBB状態ではRT状態の変動が起きないため、RBB状態の終了後に遊技状態が通常状態に復帰してからRT状態をRT3状態に誘導してAT状態を開始する。
なお、AT状態の終了直後の非AT状態ではRT状態がRT3状態に滞在している状況があり、この状況においてレギュラービッグボーナス(RBB)に当選した場合には、RBB状態の終了時までRT3状態が維持されることになる。このためレギュラービッグボーナス(RBB)の当選時のAT抽選やRBB成立状態でのスイカ等の当選時のAT抽選によって演出状態がAT準備状態に移行した場合には、RBB状態の終了までAT準備状態を維持し、RBB状態の終了に伴ってRT状態がRT3状態であることに基づいてRT状態の誘導を伴わずにAT状態を開始する。
次に、AT準備状態の遊技においてレギュラービッグボーナス(RBB)に当選した場合にも図15(A)に示すようにRBB成立状態およびRBB状態ではRT状態の変動が起きないため、RBB状態の終了後に遊技状態が通常状態に復帰してから図15(B)に示すようにRT状態をRT3状態に誘導してAT状態を開始する。
なお演出状態がAT準備状態であっても遊技状態がRBB成立状態である場合にはRBB状態が終了するまでAT状態へ移行することができない状況となる。このためAT準備状態かつRBB成立状態においては、演出状態がAT状態ではなくてもスイカ等の当選時に上乗せ抽選を行うようにしてAT準備状態が長引くことに対しての救済措置とするようにしてもよい。
次に、AT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)に当選した場合には、RBB状態が終了するまでRT状態が変動しないため、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時におけるRT状態がRT3状態である場合には、リプレイの当選確率が高い状況でRBB成立状態となる。そして本実施の形態では、AT状態において打順ベルの当選時とCBB状態のリプレイ当選時とにおいて入賞補助演出を行うことにより遊技者のメダルを増加させるようにしているが、図4の内部抽選テーブル5〜内部抽選テーブル8に示すようにRBB成立状態ではチャレンジビッグボーナス(CBB)が抽選対象から除外されるため、AT状態での本来のメダルの獲得性能が発揮できないことになる。
このため本実施の形態では、AT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選したことに基づいて、AT終了判定カウンタ195のデクリメント更新を中止してAT状態を中断し、AT状態の中断時におけるRT状態がRT3状態である場合には、RBB状態の終了に伴ってAT状態を再開してAT終了判定カウンタ195のデクリメント更新を開始する。
なおRBB成立状態においてAT状態が中断されている状況では、打順ベルの当選時における入賞補助演出は行われないようになっている。これはRBB成立状態ではRT状態が変動しないため、遊技者が意図的にレギュラービッグボーナス(RBB)の入賞を回避するように停止操作を行っているとリプレイの当選確率が高いままRBB成立状態が長期に亘って継続することになるからである。そして本実施の形態では、RBB成立状態において打順ベルの当選時における入賞補助演出が行われなくなることによって積極的にレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させようとする動機を遊技者に与えることができる。
また遊技者の操作ミスによりAT状態において非RT状態、RT1状態、またはRT2状態に滞在している状況もあり得るが、このような状況においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、RBB状態の終了時においてRT3状態に滞在していないため、AT状態を即座に再開するのではなく、RBB状態の終了後に演出状態をAT準備状態に設定してRT3状態に移行することになってからAT状態を再開する。
以上に述べた本実施の形態によれば、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時におけるRT状態を、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選時からレギュラービッグボーナス(RBB)の入賞に伴って移行するRBB状態の終了時まで維持し、AT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選に基づいてAT状態を中断し、AT状態の中断時におけるRT状態がRT3状態である場合に、RBB状態の終了に伴ってAT準備状態を経由せずにAT状態を再開するようになっている。このため本実施の形態によれば、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選によってAT状態が中断されても、RBB状態の終了直後にAT状態の中断時の遊技状況が再現されるため、従来のようにRBB状態の終了後にRT状態が所定のRT状態に変動するまで待たせることなく速やかにAT状態を再開させることができ、AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防ぐことができる。
また本実施の形態では、AT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、ほとんどの場合においてRT状態が最もリプレイの当選確率が高いRT3状態に滞在しているが、リプレイの当選時においては、リプレイの当選態様に関わらずにリプレイの入賞が優先されてレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させることができない。このため本実施の形態のようにRBB成立状態においてRT状態が変動しないようになっていると、リプレイの当選確率が高いRT状態ではレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させにくい状況が発生してしまう。
そこで本実施の形態では、小役よりもボーナスを優先して入賞させるようにすることで内部抽選の結果がハズレである場合のみならず、小役の当選時にもレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会を与えることでRBB成立状態において速やかにレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させることができるようになる。このように本実施の形態によれば、リプレイの当選確率が高い状況でレギュラービッグボーナス(RBB)が当選してもレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会を十分に確保することができる。
また本実施の形態では、CBB状態でリプレイの当選時に13枚小役を入賞させて2回のボーナス遊技を行うことができるようになっているため、CBB状態においていずれのRT状態に滞在しているかに応じてCBB状態でのメダルの獲得期待値が変化する。具体的には、リプレイの当選確率が低いRT状態ではCBB状態において13枚小役を入賞させる機会を得にくく、リプレイの当選確率が高いRT状態ではCBB状態において13枚小役を入賞させる機会を得やすいので、リプレイの当選確率が高いRT状態に滞在している状況ではCBB状態でのメダルの獲得期待値が高いということになる。そしてRBB成立状態ではチャレンジビッグボーナス(CBB)が抽選対象とならないため、通常状態において参照される内部抽選テーブル1〜内部抽選テーブル4においてチャレンジビッグボーナス(CBB)が割り当てられている乱数値の範囲がRBB成立状態において参照される内部抽選テーブル5〜内部抽選テーブル8ではハズレとなる。このように本実施の形態では、RBB成立状態ではチャレンジビッグボーナス(CBB)が抽選対象から外れることを利用してRBB成立状態で内部抽選の結果がハズレとなる確率を通常状態よりも上昇させている。
なおRBB成立状態で参照される内部抽選テーブルでハズレとなる領域を確保する手法として、1回のボーナス遊技を行わせて終了し、持ち越し不可フラグが対応づけられるボーナスとして、シングルボーナス(SB)や、チャレンジボーナス(CB)を設けるようにしてもよい。
シングルボーナス(SB)は、小役の当選確率を上昇させ、または抽選対象となる小役の種類を増加させたボーナス遊技を行わせるボーナスであり、チャレンジボーナス(CB)は、内部抽選の結果に関わらずに小役の抽選フラグが強制的に当選状態に設定され、少なくとも1つのリールにおいて押下検出位置から75ms以内に停止させるボーナス遊技を行わせるボーナスである。
そしてチャレンジビッグボーナス(CBB)の代わりにシングルボーナス(SB)を設けたり、チャレンジビッグボーナス(CBB)の代わりにチャレンジボーナス(CB)を設けたりしてもよく、これらのうち複数種類を設けるようにしていてもよい。
ただしチャレンジビッグボーナス(CBB)とシングルボーナス(SB)との双方を設けた場合には、シングルボーナス(SB)の当選に基づいてチャレンジビッグボーナス(CBB)を強制的に終了させる必要があるためシングルボーナス(SB)の当選確率が上がるほどメダルの獲得性能が低下することになる。
またチャレンジビッグボーナス(CBB)とチャレンジボーナス(CB)との双方を設けた場合には、チャレンジボーナス(CB)の入賞に基づくボーナス遊技中にチャレンジビッグボーナス(CBB)が当選する可能性があり、その場合にはボーナス遊技において引き込みコマ数の少ないリールにおいてチャレンジビッグボーナス(CBB)の入賞形態に係る図柄を有効ライン上に引き込むことができない場合があることによって遊技状態がCBB成立状態に移行することがある。するとチャレンジビッグボーナス(CBB)とチャレンジボーナス(CB)との双方を設けた場合には、本実施形態の場合に比べてCBB成立状態を経由する可能性がある分だけメダルの獲得性能が低下する。
このためRBB成立状態で十分な確率でハズレを得るためにレギュラービッグボーナス以外のボーナスを設ける場合には、遊技仕様に応じてチャレンジビッグボーナス(CBB)、シングルボーナス(SB)、チャレンジボーナス(CB)のいずれかのみを設けることが好ましい。
3.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する手法として適宜組み合わせて採用することができる。
上記実施形態ではレギュラービッグボーナス(RBB)の当選に基づいてAT状態を中断する場合について説明をしたが、レギュラービッグボーナス(RBB)が当選しても所定回数(例えば、3回)の遊技を消化するまでAT終了判定カウンタ195のデクリメント更新を継続してAT状態を中断せず、レギュラービッグボーナス(RBB)が当選してから所定回数の遊技が行われたことに基づいてAT終了判定カウンタ195のデクリメント更新を中止してレギュラービッグボーナス(RBB)が当選していることを報知するとともにAT状態を中断するようにしてもよい。なおレギュラービッグボーナス(RBB)が当選してから所定回数の遊技が行われる前にレギュラービッグボーナス(RBB)が入賞した場合には、レギュラービッグボーナス(RBB)の入賞に基づいてAT状態を中断する。
またAT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)が当選してもAT状態は中断せずにAT状態を継続し、レギュラービッグボーナス(RBB)が入賞したことに基づいてAT状態を中断するようにしてもよい。
またAT状態においてレギュラービッグボーナス(RBB)の当選に基づいてAT状態が中断されている状況でのRBB成立状態ではスイカ等の当選により上乗せ抽選を行うようにしてもよい。
また上記実施形態では、AT状態の中断時のRT状態がRT3状態である場合には、RBB状態の終了後にAT準備状態を経由せずにAT状態を再開し、AT状態の中断時のRT状態がRT3状態以外である場合には、RBB状態の終了後にAT準備状態を経由してAT状態を再開するようにしたが、AT状態の中断時におけるRT状態に関わらずにRBB状態の終了後にAT状態を再開するようにしてもよい。このようにしてもAT状態で遊技者が入賞補助演出に従って停止操作を行っていれば、RT状態がRT3状態に滞在しているため、レギュラービッグボーナス(RBB)の当選によりAT状態が中断されてもRBB状態の終了後に即座にRT3状態でAT状態を再開できる。従ってAT状態の中断時のRT状態に関わらずにRBB状態の終了に伴いAT状態を再開するようにしても、AT状態の中断時の遊技状況がRBB状態の終了直後に再現されるだけに過ぎないため、遊技者に不利益をもたらすことはなく、少なくともRT3状態を保ってAT状態での遊技を行っている場合にはRBB状態の終了後にRT状態の変動を待たなくてもAT状態を再開できるという効果を得ることができ、AT状態の中断に伴って遊技者に損失感を与えることを防止することができる。
また上記実施形態ではボーナスと小役との間の優先順位についてボーナスを小役に優先して入賞させるようにすることによってRBB成立状態でレギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会を確保するようにしたが、遊技状態が通常状態およびRBB成立状態である場合には規定投入数として複数の投入数が設定されており、上記実施形態のようにメダルの投入数として3枚以外に1枚(2枚であってもよい)も選択可能として、メダルの投入数が1枚である場合には、RT2状態やRT3状態においてメダルの投入数が3枚である場合よりもリプレイの当選確率が低く、かつハズレとなる確率が高い内部抽選テーブルが参照されて内部抽選が行われることによりレギュラービッグボーナス(RBB)の入賞機会が確保されるようにしてもよい。例えば、メダルの投入数が1枚である場合には、RT状態に関わらずに、通常状態では図17に示す内部抽選テーブル17(リプレイ確率:1/7.3)が参照され、RBB成立状態では図17に示す内部抽選テーブル18(リプレイ確率:1/7.3)が参照されて内部抽選が行われるようにすることができる。なお規定投入数が3枚である場合と同様に、規定投入数が1枚である場合に参照される内部抽選テーブルについてもRT状態に応じて個別に用意されていてもよい。またRBB成立状態においては、演出によってレギュラービッグボーナス(RBB)の入賞に有用なメダルの投入数を指示するようにしてもよい。このようにメダルの投入数に応じてハズレの確率が異なる内部抽選テーブルが参照されるようにすれば、RBB成立状態でメダルの投入数を遊技者に選択させてレギュラービッグボーナス(RBB)の入賞機会を十分に確保することができる。
なお図17に示す内部抽選テーブル17では、チャレンジビッグボーナス(CBB)の当選確率をメダルの投入数が3枚である場合に参照される内部抽選テーブルよりも下げている。これはメダルの投入数が少ない遊技によってチャレンジビッグボーナス(CBB)の当選機会を多く得てメダルを増加させるという不誠実な手順での遊技が行われることを抑止するためである。なおメダルの投入数が少ない方の遊技ではチャレンジビッグボーナス(CBB)のみならずレギュラービッグボーナス(RBB)の当選確率も下げるようにしてもよい。
また上記実施形態では通常状態かつRT3状態では内部抽選の結果がハズレとなることがなかったが、通常状態かつRT3状態においてもハズレが発生するようにしてもよい。この場合には上記実施形態よりも8枚小役を9枚小役とするなどして打順ベルの正解打順で停止操作が行われた場合のメダルの払出数を多くするなどしてメダルの獲得性能を確保するようにすれば、打順ベルの当選確率を下げることによってハズレに割り当てる乱数値を確保することができるようになる。そして通常状態かつRT3状態においてハズレとなる場合を設けておけば、RBB成立状態でのハズレとなる確率にも反映されるため、レギュラービッグボーナス(RBB)を入賞させる機会を確保する効果を得ることができる。
また上記実施形態ではAT状態がレギュラービッグボーナス(RBB)の当選に基づいて中断されている場合に、RBB成立状態では打順ベルの当選時に入賞補助演出を行わないようにして遊技者にレギュラービッグボーナス(RBB)を積極的に入賞させる動機を与えるようにしたが、RBB成立状態では、一部の打順ベルまたは全ての打順ベルにおいて押下順序に関わらずに8枚小役の入賞を回避して1枚小役の入賞を優先することによってRBB成立状態でのメダルの獲得性能を通常状態よりも低下させて遊技者にレギュラービッグボーナス(RBB)を積極的に入賞させる動機を与えるようにしてもよい。
またRBB成立状態のメダルの獲得性能を下げる手法としては、チャレンジビッグボーナス(CBB)等の他のボーナスの当選確率を高くするとう手法が採り得る。このようにすれば、RBB成立状態では、他のボーナスを利用したメダルの獲得ができなくなる分だけメダルの獲得性能が低下し、遊技者にレギュラービッグボーナス(RBB)を積極的に入賞させる動機を与えることができる。
また上記実施形態におけるレギュラービッグボーナス(RBB)の代わりに、またはレギュラービッグボーナス(RBB)に加えて、遊技回数または小役の入賞回数が所定回数に達したことによって終了するRB状態の移行契機となるレギュラーボーナス(RB)を設けるようにしてもよい。このレギュラーボーナス(RB)も抽選フラグとしては持ち越し可能フラグが対応づけられ、通常状態におけるレギュラーボーナス(RB)の当選に基づいて遊技状態がRB成立状態に移行し、レギュラーボーナス(RB)の入賞に基づいて遊技状態がRB状態に移行するものである。
また上記実施形態ではRBB状態において通常状態やRBB成立状態では抽選対象とならない15枚小役を新たに抽選対象として加えてRBB状態でのメダルの獲得性能を上げるようにしたが、RBB状態では通常状態やRBB成立状態とは規定投入数を異ならせて、例えば、2枚投入で遊技を行わせて、2枚投入では8枚小役である小役6の配当が変わって15枚となってRBB状態でのメダルの獲得性能が上がるようにしてもよい。
またAT状態の終了後にRT状態がRT3状態からRT1状態または非RT1状態に転落するまでの演出状態をAT終了待機状態として、AT終了待機状態では内部抽選の結果に応じて復帰抽選を行って復帰抽選に当選した場合にはAT終了待機状態からAT準備状態を経由せずにAT状態へ復帰させるようにしてもよい。この場合に、AT終了待機状態でレギュラービッグボーナス(RBB)が当選した場合には、復帰抽選に100%当選するようにして必ずRBB状態の終了後にAT準備状態を経由せずにAT状態が開始されるようにしてもよい。またAT終了待機状態でのレギュラービッグボーナス(RBB)の当選時の復帰抽選でハズレとなることがある場合にはAT終了待機状態のままRBB状態に移行した場合についてはRBB状態の終了後に演出状態を非AT状態に復帰させるようにしてもよい。
BX 収納箱、UD 前面上扉、DD 前面下扉、DW 表示窓、
L1 有効ライン、DS 遊技情報表示部、LCD 液晶ディスプレイ、
R1 第1リール、R2 第2リール、R3 第3リール、
B0 ベットボタン、SL スタートレバー、B1〜B3 ストップボタン、
MI メダル投入口、MO メダル払い出し口、MP メダル受け皿、
100 遊技制御手段、105 投入受付手段、110 乱数発生手段、
120 内部抽選手段、130 リール制御手段、140 入賞判定手段、
150 払出制御手段、160 リプレイ処理手段、170 遊技状態移行制御手段、
173 RT制御手段、175 AT制御手段、
180 演出制御手段、185 照明制御手段、190 記憶手段、
191 メイン抽選テーブル記憶手段、192 抽選フラグ記憶手段、
193 停止制御テーブル記憶手段、194 入賞判定テーブル記憶手段、
195 AT終了判定カウンタ、196 演出データ記憶手段、
197 サブ抽選テーブル記憶手段、
210 メダル投入スイッチ、220 ベットスイッチ、230 スタートスイッチ、
240 ストップスイッチ、310 リールユニット、315 リールインデックス、
320 ホッパーユニット、325 払出メダル検出スイッチ、
330 表示装置、340 音響装置

Claims (4)

  1. 外周面に複数種類の図柄が配列されている複数のリールと、
    小役、リプレイ、および特定役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、
    前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
    前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて、役が入賞したと判定する入賞判定手段と、
    前記小役が入賞したことに基づいて、遊技媒体を払い出す制御を行う払出制御手段と、
    前記リプレイが入賞したことに基づいて、遊技者の所有する遊技媒体を要さずに次回の遊技を行わせるリプレイ処理を行うリプレイ処理手段と、
    第1遊技状態において前記特定役が当選したことに基づいて遊技状態を第2遊技状態に移行させ、第2遊技状態において特定役が入賞したことに基づいて遊技状態を第3遊技状態に移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段と、
    前記リプレイの抽選態様が異なる複数種類の抽選状態の間で前記リプレイの抽選状態を変動させるRT制御手段と、
    非AT状態においてAT状態に移行させるか否かを決定し、AT状態に移行させると決定した場合であって前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に滞在していない場合には、非AT状態からAT準備状態に移行させて前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に変動することに伴ってAT準備状態からAT状態へ移行させる制御を行うAT制御手段と、
    前記AT状態である場合に、前記小役の入賞を補助する入賞補助演出を実行する制御を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記内部抽選手段が、
    前記第2遊技状態では前記特定役が入賞するまで当該特定役が当選した状態を維持しつつ、前記小役および前記リプレイの当否を決定し、前記第3遊技状態では前記第1遊技状態および前記第2遊技状態よりも前記小役の当選確率が高く、かつ前記リプレイが前記小役と重複して当選することがないように前記第2遊技状態と同一確率で前記リプレイの当否を決定し、
    前記RT制御手段が、
    前記特定役の当選時における前記リプレイの抽選状態を、当該特定役の当選時から当該特定役の入賞に伴って移行する前記第3遊技状態の終了時まで維持し、
    前記AT制御手段が、
    前記AT状態において前記特定役が当選した場合には、当該特定役の当選または入賞に基づいて当該AT状態を中断し、当該AT状態の中断時における前記リプレイの抽選状態が前記特定抽選状態である場合に、前記第3遊技状態の終了に伴って前記AT準備状態を経由せずに当該AT状態を再開することを特徴とする遊技機。
  2. 外周面に複数種類の図柄が配列されている複数のリールと、
    小役、リプレイ、および特定役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、
    前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
    前記複数のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて、役が入賞したと判定する入賞判定手段と、
    前記小役が入賞したことに基づいて、遊技媒体を払い出す制御を行う払出制御手段と、
    前記リプレイが入賞したことに基づいて、遊技者の所有する遊技媒体を要さずに次回の遊技を行わせるリプレイ処理を行うリプレイ処理手段と、
    第1遊技状態において前記特定役が当選したことに基づいて遊技状態を第2遊技状態に移行させ、第2遊技状態において特定役が入賞したことに基づいて遊技状態を第3遊技状態に移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段と、
    前記リプレイの抽選態様が異なる複数種類の抽選状態の間で前記リプレイの抽選状態を変動させるRT制御手段と、
    非AT状態においてAT状態に移行させるか否かを決定し、AT状態に移行させると決定した場合であって前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に滞在していない場合には、非AT状態からAT準備状態に移行させて前記リプレイの抽選状態が特定抽選状態に変動することに伴ってAT準備状態からAT状態へ移行させる制御を行うAT制御手段と、
    前記AT状態である場合に、前記小役の入賞を補助する入賞補助演出を実行する制御を行う演出制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記内部抽選手段が、
    前記第2遊技状態では前記特定役が入賞するまで当該特定役が当選した状態を維持しつつ、前記小役および前記リプレイの当否を決定し、前記第3遊技状態では前記第1遊技状態および前記第2遊技状態よりも前記小役の当選確率が高く、かつ前記リプレイが前記小役と重複して当選することがないように前記第2遊技状態と同一確率で前記リプレイの当否を決定し、
    前記RT制御手段が、
    前記特定役の当選時における前記リプレイの抽選状態を、当該特定役の当選時から当該特定役の入賞に伴って移行する前記第3遊技状態の終了時まで維持し、
    前記AT制御手段が、
    前記AT状態において前記特定役が当選した場合には、当該特定役の当選または入賞に基づいて当該AT状態を中断し、当該AT状態の中断時における前記リプレイの抽選状態に関わらずに、前記第3遊技状態の終了に伴って前記AT準備状態を経由せずに当該AT状態を再開することを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2において、
    前記リール制御手段が、
    前記特定役が前記リプレイと重複して当選している場合には前記リプレイを入賞させて前記特定役の入賞を回避させ、前記特定役が前記小役と重複して当選している場合には前記特定役を前記小役に優先して入賞させることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1遊技状態および前記第2遊技状態では遊技を開始するために必要となる遊技媒体の投入数として複数種類の投入数が設定されており、
    前記内部抽選手段が、
    前記複数種類の投入数のうち特定の投入数で遊技が開始された場合には特定の投入数とは異なる投入数で遊技が開始された場合よりも抽選結果がハズレとなる確率が高くなるように内部抽選を行い、
    前記リール制御手段が、
    前記特定役が他の役と重複して当選している場合には当該他の役を前記特定役に優先して入賞させることを特徴とする遊技機。
JP2016002343A 2016-01-08 2016-01-08 遊技機 Pending JP2017121402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002343A JP2017121402A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002343A JP2017121402A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017121402A true JP2017121402A (ja) 2017-07-13

Family

ID=59305746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016002343A Pending JP2017121402A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017121402A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037365A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037362A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037360A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037369A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037366A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037365A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037362A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037360A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037369A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機
JP2019037366A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ネット株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656035B1 (ja) 遊技機
JP5679391B1 (ja) 遊技機
JP6084374B2 (ja) 遊技機
JP2017213304A (ja) 遊技機
JP2017202054A (ja) 遊技機
JP6019355B2 (ja) 遊技機
JP5540187B2 (ja) 遊技機
JP2018117833A (ja) 遊技機
JP2012000213A (ja) 遊技機
JP2017185099A (ja) 遊技機
JP2018078981A (ja) 遊技機
JP2017217130A (ja) 遊技機
JP2014176537A (ja) 遊技機
JP2014176538A (ja) 遊技機
JP6240824B2 (ja) 遊技機
JP2018033666A (ja) 遊技機
JP2017127360A (ja) 遊技機
JP2017205323A (ja) 遊技機
JP2017121402A (ja) 遊技機
JP5776915B2 (ja) 遊技機
JP5901118B2 (ja) 遊技機
JP5874147B2 (ja) 遊技機
JP2018068870A (ja) 遊技機
JP5904516B2 (ja) 遊技機
JP2017202021A (ja) 遊技機