JP2017119654A - 皮膚化粧料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線を良好に防御でき、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感に優れ、更に保存安定性にも優れた皮膚化粧料及びその製造方法の提供。【解決手段】(A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を含有し、前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)が0.2〜3.5である皮膚化粧料である。【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚化粧料及びその製造方法に関する。
日差しの強い東南アジアにおいて使用される、皮膚化粧料の1種であるデイクリームに必要とされる機能としては、例えば、日常的に浴びる紫外線を防御すること、塗布してもべたつきがないことなどが挙げられる。このため、前記皮膚化粧料には、紫外線防御指標値であるSun protection factor(SPF)値が18以上であること、及び前記皮膚化粧料を塗布した直後、及び時間が経ってもべたつかない、塗布後及び経時のべたつきのなさが求められている。
例えば、前記皮膚化粧料に紫外線吸収剤、微粒子酸化チタン、又は微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱剤を含有することにより、紫外線を良好に防御する手法が広く使用されている。また、前記皮膚化粧料に環状シリコーン、ステアリン酸、及び高級アルコールを含有することにより、塗布後及び経時のべたつきのなさを向上させた皮膚化粧料が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
例えば、前記皮膚化粧料に紫外線吸収剤、微粒子酸化チタン、又は微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱剤を含有することにより、紫外線を良好に防御する手法が広く使用されている。また、前記皮膚化粧料に環状シリコーン、ステアリン酸、及び高級アルコールを含有することにより、塗布後及び経時のべたつきのなさを向上させた皮膚化粧料が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかし、前記SPF値が18以上になる程度に前記皮膚化粧料に紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合すると、塗布後及び経時のべたつきのなさ、並びに経時のさらさら感が損なわれる。一方、塗布後及び経時のべたつきのなさ、並びに経時のさらさら感が得られる範囲で、前記皮膚化粧料に、前記紫外線吸収剤を配合しても、前記SPF値が18未満となり、日常的に浴びる紫外線を防御することは困難である。
したがって、紫外線を良好に防御でき、塗布時の泡立ちがなく、塗布後のさっぱり感、塗布後及び経時のべたつきがなく、経時のさらさら感が良好であり、保存安定性にも優れた皮膚化粧料の提供が望まれている。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、紫外線を良好に防御でき、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感に優れ、更に保存安定性にも優れた皮膚化粧料及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、(A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種、(C)環状シリコーン、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体、並びに(E)紫外線吸収剤をそれぞれ特定量で含有させることにより、良好な紫外線防御能を有し、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感に優れ、更に保存安定性にも優れることを知見した。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、
(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、
(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、
(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに
(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を含有し、
前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)が0.2〜3.5であることを特徴とする皮膚化粧料である。
<2> (F)酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を更に含有する前記<1>に記載の皮膚化粧料である。
<3> (A)成分のセチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)成分の紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)成分の環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、及び(D)成分の体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法である。
<4> (A)成分のセチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)成分の紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)成分の環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、(D)成分の体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに(F)成分の酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法である。
<1> (A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、
(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、
(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、
(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに
(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を含有し、
前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)が0.2〜3.5であることを特徴とする皮膚化粧料である。
<2> (F)酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を更に含有する前記<1>に記載の皮膚化粧料である。
<3> (A)成分のセチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)成分の紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)成分の環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、及び(D)成分の体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法である。
<4> (A)成分のセチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)成分の紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)成分の環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、(D)成分の体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに(F)成分の酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、紫外線を良好に防御でき、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感に優れ、更に保存安定性にも優れた皮膚化粧料及びその製造方法を提供することができる。
(皮膚化粧料)
本発明の皮膚化粧料は、(A)高級アルコール、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種、(C)環状シリコーン、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体、並びに(E)紫外線吸収剤を含有し、(F)無機顔料を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
本発明の皮膚化粧料は、(A)高級アルコール、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種、(C)環状シリコーン、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体、並びに(E)紫外線吸収剤を含有し、(F)無機顔料を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<(A)高級アルコール>
前記(A)成分の高級アルコールは、塗布後のべたつきのなさを向上させるために含有される。
前記(A)成分の高級アルコールとしては、塗布後のべたつきのなさの点から、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコールが好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(A)成分の高級アルコールは、塗布後のべたつきのなさを向上させるために含有される。
前記(A)成分の高級アルコールとしては、塗布後のべたつきのなさの点から、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコールが好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記セチルアルコールは、炭素数16の高級飽和脂肪族アルコールであり、示性式:CH3(CH2)15OHで表され、セタノール、パルミチルアルコールとも呼ばれる。IUPAC系統名は、1−ヘキサデカノールである。
前記ステアリルアルコールは、炭素数18の高級飽和脂肪族アルコールであり、示性式:CH3(CH2)17OHで表される。
前記セトステアリルアルコールは、セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物である。
前記(A)成分の高級アルコールとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、セチルアルコールNX、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール(以上、高級アルコール工業株式会社製)などが挙げられる。
前記ステアリルアルコールは、炭素数18の高級飽和脂肪族アルコールであり、示性式:CH3(CH2)17OHで表される。
前記セトステアリルアルコールは、セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物である。
前記(A)成分の高級アルコールとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、セチルアルコールNX、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール(以上、高級アルコール工業株式会社製)などが挙げられる。
前記(A)成分の高級アルコールの含有量としては、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、及び保存安定性の点から、前記皮膚化粧料全量に対して、0.5質量%〜15質量%であり、2.5質量%〜10質量%が好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、塗布後のべたつきのなさが不十分になることがあり、15質量%を超えると、塗布後のさっぱり感、及び保存安定性が不十分となることがある。
<(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種>
前記(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種は、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさを向上させるために含有される。
前記ステアリン酸は、飽和高級脂肪酸であり、分子式:C17H35COOHで表される。IUPAC組織名はオクタデカン酸である。
前記ステアリン酸カリウムは、前記ステアリン酸のカリウム塩である。
前記(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種としては、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、NAA−180(ステアリン酸)、ノンサールSK−1(ステアリン酸カリウム)(以上、日油株式会社製)などが挙げられる。
前記(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種は、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさを向上させるために含有される。
前記ステアリン酸は、飽和高級脂肪酸であり、分子式:C17H35COOHで表される。IUPAC組織名はオクタデカン酸である。
前記ステアリン酸カリウムは、前記ステアリン酸のカリウム塩である。
前記(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種としては、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、NAA−180(ステアリン酸)、ノンサールSK−1(ステアリン酸カリウム)(以上、日油株式会社製)などが挙げられる。
前記(B)成分のステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種の含有量としては、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさの点から、前記皮膚化粧料全量に対して、0.5質量%〜5質量%であり、1.5質量%〜4.5質量%が好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさが不十分となることがあり、5質量%を超えると、塗布時の泡立ちのなさが不十分となることがある。
<(C)環状シリコーン>
前記(C)成分の環状シリコーンは、塗布時の泡立ちのなさを向上させるために含有される。
前記(C)成分の環状シリコーンとしては、下記一般式で表される。
ただし、前記一般式中、Rは、水素原子及びメチル基のいずれかを表す。bは、4〜7の整数を表す。
前記(C)成分の環状シリコーンは、塗布時の泡立ちのなさを向上させるために含有される。
前記(C)成分の環状シリコーンとしては、下記一般式で表される。
前記(C)成分の環状シリコーンとしては、塗布時の泡立ちのなさの点から、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロへプタシロキサンが好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(C)成分の環状シリコーンとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、SH245 Fluid(デカメチルシクロペンタシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、DC345 Fluid(デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、DC246 Fluid(ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、KF994(オクタメチルシクロテトラシロキサン、信越化学工業株式会社製)、KF995(デカメチルシクロペンタシロキサン、信越化学工業株式会社製)、KF−5002(トリフルオロプロピルシクロテトラシロキサン/トリフルオロプロピルシクロペンタシロキサン、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(C)成分の環状シリコーンとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、SH245 Fluid(デカメチルシクロペンタシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、DC345 Fluid(デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、DC246 Fluid(ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、東レ・ダウコーニング株式会社製)、KF994(オクタメチルシクロテトラシロキサン、信越化学工業株式会社製)、KF995(デカメチルシクロペンタシロキサン、信越化学工業株式会社製)、KF−5002(トリフルオロプロピルシクロテトラシロキサン/トリフルオロプロピルシクロペンタシロキサン、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(C)成分の環状シリコーンの含有量としては、塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさの点から、前記皮膚化粧料全量に対して、0.5質量%〜10質量%であり、2質量%〜8質量%が好ましい。
前記含有量が、0.5質量%未満であると、塗布時の泡立ちのなさが不十分となることがあり、10質量%を超えると、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさが不十分となることがある。
前記含有量が、0.5質量%未満であると、塗布時の泡立ちのなさが不十分となることがあり、10質量%を超えると、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさが不十分となることがある。
<(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体>
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体は、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、及び紫外線防御効果を向上させるために含有される。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体は、シロキサン骨格を有する化合物であり、シロキサン骨格を3次元に架橋させたペースト及び固体状弾性ポリマーの総称である。前記シロキサン骨格は、ポリエーテル基、エポキシ基、アミノ基、カルボキシル基、アラルキル基、メチル基、及びフェニル基から選択される少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい。これらの中でも、経時のさらさら感、紫外線防御効果の点から、メチル基を有する架橋型メチルポリシロキサン(架橋型シリコーン樹脂)が好ましい。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体は、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、及び紫外線防御効果を向上させるために含有される。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体は、シロキサン骨格を有する化合物であり、シロキサン骨格を3次元に架橋させたペースト及び固体状弾性ポリマーの総称である。前記シロキサン骨格は、ポリエーテル基、エポキシ基、アミノ基、カルボキシル基、アラルキル基、メチル基、及びフェニル基から選択される少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい。これらの中でも、経時のさらさら感、紫外線防御効果の点から、メチル基を有する架橋型メチルポリシロキサン(架橋型シリコーン樹脂)が好ましい。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、球状、棒状、板状、不定形状などが挙げられる。これらの中でも、経時のさらさら感の点から、球状が好ましい。前記球状の粉体とは、例えば、走査型電子顕微鏡(S−2380N、株式会社日立製作所製)によるSEM観察により粉体粒子の電子顕微鏡写真を撮影し、粒子同士が重なり合っていない粒子100個を無作為に選び出し、粒子の投影像が真円の粒子、及び、粒子の投影像の外接円を描き、前記外接円の半径の90%の半径を有する同心円と前記外接円との間に投影像の輪郭が全て含まれる形状を有している粉体粒子の合計が、100個中70個以上の粉体をいう。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体における「架橋構造を含む」とは、少なくとも一部に架橋構造を有していればよく、すべてが架橋構造であっても構わない。なお、前記一部に架橋構造を有している場合には、他の構造としては、例えば、網状構造などが挙げられる。これらの中でも、塗布後のさらさら感、紫外線防御効果の点から、架橋構造からなるシリコーン樹脂(架橋型シリコーン樹脂)及び/又は架橋構造と網状構造とを含むシリコーン樹脂(架橋型シリコーンと網状型シリコーンとのブロック共重合体)が好ましい。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体の体積平均粒子径としては、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び紫外線防御効果の点から、2μm〜12μmであり、2μm〜5μmが好ましい。前記体積平均粒子径が、2μm未満であると、塗布後のべたつきのなさ、及び経時のべたつきのなさが不十分となることがあり、12μmを超えると、紫外線防御効果が不十分となることがある。なお、前記体積平均粒子径が2μm未満のシリコーン樹脂粉体は市販されていない。
前記体積平均粒子径は、例えば、レーザー回折散乱粒度分布測定装置(例えば、SALD−7100、株式会社島津製作所製)を用いて測定することができる。
前記体積平均粒子径は、例えば、レーザー回折散乱粒度分布測定装置(例えば、SALD−7100、株式会社島津製作所製)を用いて測定することができる。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なお、前記架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体は、シリカ、タルクなどの無機物質で表面被覆したものであってもよい。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体としては、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。
前記ポリメチルシルセスキオキサン((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー:架橋型シリコーン樹脂)の市販品としては、例えば、トレフィルE−506S(体積平均粒子径4μm、球状)(東レ・ダウコーニング株式会社製)、トスパール145A(体積平均粒子径4.5μm)、トスパール2000B(体積平均粒子径6μm)、トスパール1110(体積平均粒子径11μm)(以上、モメンティブ社製)などが挙げられる。
前記(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー(架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体)の市販品としては、KSP−100(体積平均粒子径5μm、球状)、KSP−101(体積平均粒子径12μm)、KSP−105(体積平均粒子径2μm、球状)(以上、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。
前記(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー(架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体)の市販品としては、例えば、KSP−301(体積平均粒子径5μm)(信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、経時のさらさら感、及び紫外線防御効果の点から、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーである架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体のKSP−100、KSP−101、KSP−105が好ましい。
前記ポリメチルシルセスキオキサン((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー:架橋型シリコーン樹脂)の市販品としては、例えば、トレフィルE−506S(体積平均粒子径4μm、球状)(東レ・ダウコーニング株式会社製)、トスパール145A(体積平均粒子径4.5μm)、トスパール2000B(体積平均粒子径6μm)、トスパール1110(体積平均粒子径11μm)(以上、モメンティブ社製)などが挙げられる。
前記(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー(架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体)の市販品としては、KSP−100(体積平均粒子径5μm、球状)、KSP−101(体積平均粒子径12μm)、KSP−105(体積平均粒子径2μm、球状)(以上、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。
前記(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー(架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体)の市販品としては、例えば、KSP−301(体積平均粒子径5μm)(信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、経時のさらさら感、及び紫外線防御効果の点から、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーである架橋型シリコーン−網状型シリコーンブロック共重合体のKSP−100、KSP−101、KSP−105が好ましい。
前記(D)成分の架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体の含有量としては、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、紫外線防御効果、及び保存安定性の点から、前記皮膚化粧料全量に対して、0.5質量%〜5質量%であり、1質量%〜4.5質量%が好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、及び紫外線防御効果が不十分となることがあり、5質量%を超えると、塗布後のさっぱり感、及び保存安定性が不十分となることがある。
<(E)紫外線吸収剤>
前記(E)成分の紫外線吸収剤は、紫外線防御効果を向上させるために含有される。 前記(E)成分の紫外線吸収剤としては、通常皮膚化粧料において用いられるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、紫外線防御効果の点から、ケイ皮酸系紫外線吸収剤とそれ以外の紫外線吸収剤との組合せが好ましく、ケイ皮酸系紫外線吸収剤とベンゾフェノン系紫外線吸収剤との組合せがより好ましい。
前記(E)成分の紫外線吸収剤は、紫外線防御効果を向上させるために含有される。 前記(E)成分の紫外線吸収剤としては、通常皮膚化粧料において用いられるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、紫外線防御効果の点から、ケイ皮酸系紫外線吸収剤とそれ以外の紫外線吸収剤との組合せが好ましく、ケイ皮酸系紫外線吸収剤とベンゾフェノン系紫外線吸収剤との組合せがより好ましい。
前記ケイ皮酸系紫外線吸収剤としては、例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、ジモルホリノピリダジノン、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2,4−ビス−{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−(1,3,5)−トリアジンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記安息香酸系紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸(以下「PABA」と略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステルなどが挙げられる。
前記アントラニル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレートなどが挙げられる。
前記サリチル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレートなどが挙げられる。
前記アントラニル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレートなどが挙げられる。
前記サリチル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレートなどが挙げられる。
前記(E)成分の紫外線吸収剤の含有量としては、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、紫外線防御効果、及び保存安定性の点から、前記皮膚化粧料全量に対して、1質量%〜15質量%であり、1.5質量%〜9質量%が好ましい。前記含有量が、1質量%未満であると、紫外線防御効果が不十分となることがあり、15質量%を超えると、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び保存安定性が不十分となることがある。
[質量比(D/E)]
前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)としては、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、紫外線防御効果、及び保存安定性の点から、0.2〜3.5であり、0.25〜3が好ましい。前記質量比が0.2未満であると、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、紫外線防御効果、及び保存安定性が不十分となることがあり、3.5を超えると、塗布後のさっぱり感、紫外線防御効果、及び保存安定性が不十分となることがある。
前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)としては、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、紫外線防御効果、及び保存安定性の点から、0.2〜3.5であり、0.25〜3が好ましい。前記質量比が0.2未満であると、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、経時のさらさら感、紫外線防御効果、及び保存安定性が不十分となることがあり、3.5を超えると、塗布後のさっぱり感、紫外線防御効果、及び保存安定性が不十分となることがある。
<(F)無機顔料>
前記(F)成分の無機顔料は、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果を向上させるために含有されることが好ましい。
前記(F)成分の無機顔料は、酸化チタンで被覆されたマイカ、及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種である。
前記(F)成分の無機顔料は、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果を向上させるために含有されることが好ましい。
前記(F)成分の無機顔料は、酸化チタンで被覆されたマイカ、及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種である。
前記酸化チタンで被覆されたマイカとしては、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、Timiron Super Gold(メルク社製)、Timiron Super Blue(メルク社製)、Timiron Super Red(メルク社製)、Timiron Super Green(メルク社製)、Timiron Super Sheen MP1001(メルク社製)、Timiron Super Sheen MP1005(メルク社製)、雲母チタン(不二化成株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカとしては、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、Ronaflair Balance Gold(メルク社製)、Ronaflair Balance Blue(メルク社製)、Ronaflair Balance Red(メルク社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(F)成分の無機顔料の含有量としては、経時のべたつきのなさ、色むら、及び違和感のない肌の色味変化の点から、0.5質量%〜5質量%が好ましく、1質量%〜4.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果が不十分となることがあり、5質量%を超えると、色むら、及び肌色を違和感ない範囲で変化させる効果が不十分となることがある。
[質量比(C/F)]
前記(C)成分の含有量(質量%)と、前記(F)成分の含有量(質量%)との質量比(C/F)は、塗布後のべたつきのなさ、及び色むらのなさの点から、0.2〜13.5が好ましく、1〜5がより好ましい。前記質量比(C/F)が、0.2未満であると、色むらのなさが不十分となることがあり、13.5を超えると、塗布後のべたつきのなさが不十分となることがある。
前記(C)成分の含有量(質量%)と、前記(F)成分の含有量(質量%)との質量比(C/F)は、塗布後のべたつきのなさ、及び色むらのなさの点から、0.2〜13.5が好ましく、1〜5がより好ましい。前記質量比(C/F)が、0.2未満であると、色むらのなさが不十分となることがあり、13.5を超えると、塗布後のべたつきのなさが不十分となることがある。
<その他の成分>
本発明の皮膚化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じてその他の成分を含有することができる。前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノニオン性界面活性剤、シリコーン油、エステル油等の前記(C)成分以外の油分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、紫外線散乱剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、ビタミン類、アミノ酸類、香料、包接化合物、抗炎症剤、冷感付与剤、着色剤、溶剤(エタノール等)、脂肪酸、水などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の皮膚化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じてその他の成分を含有することができる。前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノニオン性界面活性剤、シリコーン油、エステル油等の前記(C)成分以外の油分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、紫外線散乱剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、ビタミン類、アミノ酸類、香料、包接化合物、抗炎症剤、冷感付与剤、着色剤、溶剤(エタノール等)、脂肪酸、水などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記油分としては、例えば、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、硬化パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類及びそれらのエステル化合物;ミンク油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、水添ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然及び合成脂肪酸類;グリセロールトリ− 2 − エチルヘキサン酸エステル、2 −エチルヘキシルステアレート、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類;ジメチルポリシロキサン、ノニオン性界面活性剤などが挙げられる。
前記保湿剤としては、例えば、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、硬化ヒマシ油(30EO)、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。なお、前記EOとは、エチレンオキサイドのことを表す。
前記増粘剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、硅酸アルミニウム、マルメロ種子抽出物、トラガントガム、デンプン等の天然高分子;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン等の半合成高分子;カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、メタクリロイルエチルベタイン−メタクリル酸エステル共重合体等の合成高分子化合物などが挙げられる。
前記防腐剤としては、例えば、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、安息香酸エステル、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(商品名ケーソンCG ; ローム・アンド・ハース・ジャパン社製)、サリチル酸、ペンタンジオール、フェノキシエタノールなどが挙げられる。
前記酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸などが挙げられる。
前記キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸などが挙げられる。
前記pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸、コハク酸、トリエタノールアミン、アンモニア水、トリイソプロパノールアミン、リン酸、グリコール酸などが挙げられる。
前記紫外線散乱剤としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、タルクなどが挙げられる。
前記ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン 、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体などが挙げられる。
前記アミノ酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン又はこれらアミノ酸の誘導体などが挙げられる。
前記キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸などが挙げられる。
前記pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸、コハク酸、トリエタノールアミン、アンモニア水、トリイソプロパノールアミン、リン酸、グリコール酸などが挙げられる。
前記紫外線散乱剤としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、タルクなどが挙げられる。
前記ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン 、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体などが挙げられる。
前記アミノ酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン又はこれらアミノ酸の誘導体などが挙げられる。
前記香料又は香料組成物は、特開2003−300811号公報[0021]〜[0035]に記載した香料成分等、さらに同[0050]に記載した香料用溶剤などが挙げられる。前記香料用溶剤の使用量は、香料組成物中に0.1質量%〜99質量%配合されるが、好ましくは、0.3質量%〜50質量%配合される。また、香料安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンE とその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物等が挙げられ、香料組成中に0.0001質量%〜10質量%配合されるが、好ましくは、0.001質量%〜5質量%配合される。これらの中で、好ましい安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンが挙げられる。前記香料組成物とは、前記の香料成分、溶剤、香料安定化剤等からなる混合物である。
前記香料又は香料組成物の含有量としては、前記皮膚化粧料全体に対して、0.005質量%〜40質量%が好ましく、0.01質量%〜10質量%がより好ましい。
前記香料又は香料組成物の含有量としては、前記皮膚化粧料全体に対して、0.005質量%〜40質量%が好ましく、0.01質量%〜10質量%がより好ましい。
(皮膚化粧料の製造方法)
本発明の皮膚化粧料の製造方法は、第一の形態では、前記(A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、前記(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに前記(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、前記(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、及び前記(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、撹拌しながら51℃〜55℃に調整する方法であり、必要に応じて、任意の段階でその他の成分を添加することができる。なお、その他の成分のうち、油性の成分は、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(E)成分と混合することが好ましい。
本発明の皮膚化粧料の製造方法は、第一の形態では、前記(A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、前記(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに前記(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、前記(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、及び前記(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、撹拌しながら51℃〜55℃に調整する方法であり、必要に応じて、任意の段階でその他の成分を添加することができる。なお、その他の成分のうち、油性の成分は、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(E)成分と混合することが好ましい。
本発明の皮膚化粧料の第二の形態では、前記(A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、前記(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに前記(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、前記(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、前記(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに前記(F)酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、撹拌しながら51℃〜55℃に調整する方法であり、必要に応じて、任意の段階でその他の成分を添加することができる。なお、前記その他の成分のうち、油性の成分は、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(E)成分と混合することが好ましい。
前記(C)成分、及び前記(D)成分、好ましくは前記(F)成分を20℃〜30℃において分散した混合物を、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(E)成分、及びその他の油性成分を加温して溶解させた混合物に添加する、前記製造方法は、前記(E)成分が良好に分散されるため、紫外線防御効果の点で好ましい。
前記(C)成分、及び前記(D)成分、好ましくは前記(F)成分を20℃〜30℃において分散した混合物を、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(E)成分、及びその他の油性成分を加温して溶解させた混合物に添加する、前記製造方法は、前記(E)成分が良好に分散されるため、紫外線防御効果の点で好ましい。
−pH−
前記皮膚化粧料の25℃におけるpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、保存安定性の点から、6.5〜8.0が好ましく、6.8〜7.2がより好ましい。前記pHは、例えば、ガラス電極色水素イオン濃度指示計HM−30R(東亜ディーケーケー株式会社製、電極タイプGST−5721)などを使用して測定することができる。
前記皮膚化粧料の25℃におけるpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、保存安定性の点から、6.5〜8.0が好ましく、6.8〜7.2がより好ましい。前記pHは、例えば、ガラス電極色水素イオン濃度指示計HM−30R(東亜ディーケーケー株式会社製、電極タイプGST−5721)などを使用して測定することができる。
−粘度−
本発明の皮膚化粧料の粘度としては、目的に応じて適宜選択することができるが、手に取った時にこぼれにくく、皮膚への塗布しやすさ及び伸びやすさの点から、25℃において、10,000mPa・s〜60,000mPa・sが好ましく、20,000mPa・s〜45,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、BM型粘度計(東京計器株式会社製)を用い、4号ローター、30℃、12rpm、60秒間の条件で測定することができる。
本発明の皮膚化粧料の粘度としては、目的に応じて適宜選択することができるが、手に取った時にこぼれにくく、皮膚への塗布しやすさ及び伸びやすさの点から、25℃において、10,000mPa・s〜60,000mPa・sが好ましく、20,000mPa・s〜45,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、BM型粘度計(東京計器株式会社製)を用い、4号ローター、30℃、12rpm、60秒間の条件で測定することができる。
−剤型−
本発明の皮膚化粧料の剤型としては、特に制限されるものではなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液状、クリーム状、ローション状、泡状、ジェル状、パウダー状、乳液状、固形状などが挙げられる。
本発明の皮膚化粧料の剤型としては、特に制限されるものではなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液状、クリーム状、ローション状、泡状、ジェル状、パウダー状、乳液状、固形状などが挙げられる。
−使用部位、使用方法−
前記皮膚化粧料の使用部位及び使用方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、全身、顔、手などに通常の使用方法で使用することができる。
前記皮膚化粧料の使用部位及び使用方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、全身、顔、手などに通常の使用方法で使用することができる。
−用途−
本発明の皮膚化粧料は、例えば、デイクリーム(昼用クリーム、日中用クリーム)、化粧下地、パウダーファンデーション、クリームファンデーション、リキッドファンデーションなどに用いることができる。
本発明の皮膚化粧料は、例えば、デイクリーム(昼用クリーム、日中用クリーム)、化粧下地、パウダーファンデーション、クリームファンデーション、リキッドファンデーションなどに用いることができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
−デイクリームの作製−
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%(協和発行工業株式会社製)、グリセリン1.2質量%(化粧品用濃グリセリン、阪本薬品工業株式会社製)、カルボキシビニルポリマー0.2質量%(カーボポール980、日光ケミカルズ株式会社製)、及び適量の水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1(KF995、信越化学株式会社)6.6質量%、及び(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%(KSP−105、信越化学株式会社製)を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%(セチルアルコールNX、高級アルコール工業株式会社製)、(B)ステアリン酸2.5質量%(NAAー180、日油株式会社製)、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%(パルソールMCX、DSM ニュートリション ジャパン株式会社製)、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%(ネオヘリオパン357、Haarmann and Raimer社製)、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%(EMALEX TKG、日本エマルジョン株式会社製)、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%(SPAN−60−PW(SG)、クローダジャパン株式会社製)を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%(Nipagen M、クラリアントジャパン株式会社製)、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%(Nipasol M、クラリアントジャパン株式会社製)、フェノキシエタノール0.4質量%(クラリアントジャパン株式会社製)、酸化チタン0.5質量%(酸化チタンCR50、石原産業株式会社製)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%(VERSENE NA2 Crystals、ダウケミカル株式会社製)、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%(BASF社製)を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例1の皮膚化粧料であるデイクリームを製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。以上の製造方法を、「製造方法a」と略記する。
−デイクリームの作製−
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%(協和発行工業株式会社製)、グリセリン1.2質量%(化粧品用濃グリセリン、阪本薬品工業株式会社製)、カルボキシビニルポリマー0.2質量%(カーボポール980、日光ケミカルズ株式会社製)、及び適量の水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1(KF995、信越化学株式会社)6.6質量%、及び(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%(KSP−105、信越化学株式会社製)を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%(セチルアルコールNX、高級アルコール工業株式会社製)、(B)ステアリン酸2.5質量%(NAAー180、日油株式会社製)、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%(パルソールMCX、DSM ニュートリション ジャパン株式会社製)、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%(ネオヘリオパン357、Haarmann and Raimer社製)、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%(EMALEX TKG、日本エマルジョン株式会社製)、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%(SPAN−60−PW(SG)、クローダジャパン株式会社製)を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%(Nipagen M、クラリアントジャパン株式会社製)、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%(Nipasol M、クラリアントジャパン株式会社製)、フェノキシエタノール0.4質量%(クラリアントジャパン株式会社製)、酸化チタン0.5質量%(酸化チタンCR50、石原産業株式会社製)、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%(VERSENE NA2 Crystals、ダウケミカル株式会社製)、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%(BASF社製)を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例1の皮膚化粧料であるデイクリームを製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。以上の製造方法を、「製造方法a」と略記する。
(実施例2〜10、12〜38、比較例1〜19)
実施例1において、下記表1〜10に示す組成及び含有量に変えた以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜10、12〜38、及び比較例1〜19の皮膚化粧料を製造した。
実施例2〜10、12〜38、比較例1〜19の製造方法は、組成及び含有量のみが異なる以外は実施例1と同様であるため、表1〜11において「製造方法a」と表記した。
実施例1において、下記表1〜10に示す組成及び含有量に変えた以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜10、12〜38、及び比較例1〜19の皮膚化粧料を製造した。
実施例2〜10、12〜38、比較例1〜19の製造方法は、組成及び含有量のみが異なる以外は実施例1と同様であるため、表1〜11において「製造方法a」と表記した。
(実施例11)
(B)成分として、ステアリン酸カリウムを含有する実施例11については、以下のようにして製造した。なお、実施例11において使用した試薬の商品名及び製造会社は、ステアリン酸カリウム以外は実施例1と同じである。
(B)ステアリン酸カリウム2.5質量%(ノンサールSK−1、日油株式会社製)、共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、モノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例11の皮膚化粧料であるデイクリームを製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
実施例11の製造方法は、(B)成分を精製水と混合して用いる点以外は実施例1と同様であるため、表2において、「製造方法a」と表記した。
(B)成分として、ステアリン酸カリウムを含有する実施例11については、以下のようにして製造した。なお、実施例11において使用した試薬の商品名及び製造会社は、ステアリン酸カリウム以外は実施例1と同じである。
(B)ステアリン酸カリウム2.5質量%(ノンサールSK−1、日油株式会社製)、共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、モノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例11の皮膚化粧料であるデイクリームを製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
実施例11の製造方法は、(B)成分を精製水と混合して用いる点以外は実施例1と同様であるため、表2において、「製造方法a」と表記した。
(実施例39)
製造方法が実施例1とは異なる、実施例39については、以下のようにして製造した。なお、実施例39において使用した試薬の商品名及び製造会社は、実施例1と同じである。
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%、(A)セチルアルコール4.5質量%、(B)ステアリン酸2.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を、70℃に加温して溶解し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分等をベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例40の皮膚化粧料を製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
なお、実施例39の製造方法は、前記(A)成分〜前記(E)成分、及びその他の油相成分をすべて同時に混合する点が実施例1とは異なるため、表11において「製造方法b」と表記した。
製造方法が実施例1とは異なる、実施例39については、以下のようにして製造した。なお、実施例39において使用した試薬の商品名及び製造会社は、実施例1と同じである。
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%、(A)セチルアルコール4.5質量%、(B)ステアリン酸2.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を、70℃に加温して溶解し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分等をベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例40の皮膚化粧料を製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
なお、実施例39の製造方法は、前記(A)成分〜前記(E)成分、及びその他の油相成分をすべて同時に混合する点が実施例1とは異なるため、表11において「製造方法b」と表記した。
(実施例40)
(F)成分を含有する、実施例40については、以下のようにして製造した。なお、実施例40において使用した試薬の商品名及び製造会社は、酸化チタン被覆マイカ1及び酸化チタン被覆マイカ2以外は実施例1と同じである。
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%、並びに(F)酸化チタン被覆マイカ1 0.5質量%(Ronaflair Balance Gold、メルク社製)及び酸化チタン被覆マイカ2 1.0質量%(Ronaflair Balance Red、メルク社製)を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%、(B)ステアリン酸2.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例40の皮膚化粧料を製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
実施例40の製造方法は、前記(C)成分、前記(D)成分、及び前記(F)成分の分散物を製造した点以外は実施例1と同様であるため、表11において「製造方法a」と表記した。
(F)成分を含有する、実施例40については、以下のようにして製造した。なお、実施例40において使用した試薬の商品名及び製造会社は、酸化チタン被覆マイカ1及び酸化チタン被覆マイカ2以外は実施例1と同じである。
共通成分としての精製水、1,3−ブチレングリコール0.9質量%、グリセリン1.2質量%、カルボキシビニルポリマー0.2質量%、及び適量の水酸化カリウムを真空乳化釜のベッセルに秤取し、減圧状態で、70℃に加温した。
ビーカー内に、(C)デカメチルシクロペンタシロキサン1 6.6質量%、(D)架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体1 2.5質量%、並びに(F)酸化チタン被覆マイカ1 0.5質量%(Ronaflair Balance Gold、メルク社製)及び酸化チタン被覆マイカ2 1.0質量%(Ronaflair Balance Red、メルク社製)を室温にて分散した混合物を、(A)セチルアルコール4.5質量%、(B)ステアリン酸2.5質量%、(E)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート1.8質量%、及び4−tert−ブチル4’−メトキシジベンゾイルメタン0.6質量%、並びに共通成分としてのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル0.5質量%、及びモノステアリン酸ソルビタン0.2質量%を70℃に加温して溶解した混合物に添加し、パドルを攪拌しながら、53℃に調整した。これら油分を前記ベッセル内に添加し攪拌した後、減圧状態で1℃/分間で35℃まで冷却した。冷却後、香料及び共通成分としてのパラオキシ安息香酸メチル0.3質量%、パラオキシ安息香酸プロピル0.1質量%、フェノキシエタノール0.4質量%、酸化チタン0.5質量%、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02質量%、グリチルレチン酸ステアリル0.2質量%、及び酢酸トコフェロール0.2質量%を添加し、30℃まで1℃/分間で更に冷却を行い、実施例40の皮膚化粧料を製造した。なお、pHは30℃の条件下、pHメーター(TOA−DKK株式会社製、HM−30G)で測定し、水酸化カリウムの配合量によってpH7.0に調整した。
実施例40の製造方法は、前記(C)成分、前記(D)成分、及び前記(F)成分の分散物を製造した点以外は実施例1と同様であるため、表11において「製造方法a」と表記した。
(実施例41〜45)
実施例40において、前記(A)〜(F)を下記表11に示す組成及び含有量に変えた以外は、実施例40と同様にして、実施例41〜45の皮膚化粧料を製造した。
実施例41〜45の製造方法は、組成及び含有量のみが異なる以外は実施例40と同様であるため、表11において「製造方法a」と表記した。
実施例40において、前記(A)〜(F)を下記表11に示す組成及び含有量に変えた以外は、実施例40と同様にして、実施例41〜45の皮膚化粧料を製造した。
実施例41〜45の製造方法は、組成及び含有量のみが異なる以外は実施例40と同様であるため、表11において「製造方法a」と表記した。
次に、調製した実施例1〜45及び比較例1〜19の各皮膚化粧料について、下記のようにして、「塗布時の泡立ちのなさ」、「塗布後のさっぱり感」、「塗布後のべたつきのなさ」、「経時のべたつきのなさ」、「経時のさらさら感」、及び「保存安定性」を評価した。
塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感については、専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20歳〜40歳)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げることにより塗布した。該皮膚化粧料が乾いた後、各評価項目について、下記基準に基づき、評価を実施した。評価結果を下記表1〜11に示した。
塗布時の泡立ちのなさ、塗布後のさっぱり感、塗布後のべたつきのなさ、経時のべたつきのなさ、及び経時のさらさら感については、専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20歳〜40歳)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げることにより塗布した。該皮膚化粧料が乾いた後、各評価項目について、下記基準に基づき、評価を実施した。評価結果を下記表1〜11に示した。
<塗布時の泡立ちのなさ>
前記専門パネルの中で、塗布時の泡立ちのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布時の泡立ちのなさ」を評価した。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
前記専門パネルの中で、塗布時の泡立ちのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布時の泡立ちのなさ」を評価した。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<塗布後のさっぱり感>
前記専門パネルの中で、塗布後のさっぱり感が良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布後のさっぱり感」を評価した。なお、「塗布後のさっぱり感」とは、皮膚化粧料を塗り広げた後の清涼感を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
前記専門パネルの中で、塗布後のさっぱり感が良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布後のさっぱり感」を評価した。なお、「塗布後のさっぱり感」とは、皮膚化粧料を塗り広げた後の清涼感を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<塗布後のべたつきのなさ>
前記専門パネルにより、塗布乾燥5分間後のべたつきのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布後のべたつきのなさ」を評価した。なお、塗布後のべたつきとは、皮膚化粧料を塗り広げた時に、手や衣服に化粧料が付着してべたべたと粘りつく感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
前記専門パネルにより、塗布乾燥5分間後のべたつきのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「塗布後のべたつきのなさ」を評価した。なお、塗布後のべたつきとは、皮膚化粧料を塗り広げた時に、手や衣服に化粧料が付着してべたべたと粘りつく感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<経時のべたつきのなさ>
前記専門パネルにより、塗布乾燥4時間後のべたつきのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「経時のべたつきのなさ」を評価した。なお、経時のべたつきとは、皮膚化粧料を塗り広げた後4時間後に、手や衣服に化粧料が付着してべたべたと粘りつく感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
前記専門パネルにより、塗布乾燥4時間後のべたつきのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「経時のべたつきのなさ」を評価した。なお、経時のべたつきとは、皮膚化粧料を塗り広げた後4時間後に、手や衣服に化粧料が付着してべたべたと粘りつく感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<経時のさらさら感>
前記専門パネルにより、塗布乾燥4時間後のさらさら感が良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「経時のさらさら感」を評価した。なお、「経時のさらさら感」とは、皮膚化粧料を塗り広げた後に、湿った感じがなく、パウダリーな感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
前記専門パネルにより、塗布乾燥4時間後のさらさら感が良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「経時のさらさら感」を評価した。なお、「経時のさらさら感」とは、皮膚化粧料を塗り広げた後に、湿った感じがなく、パウダリーな感触を意味する。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<紫外線防御効果>
50mm×50mmのサンスクリーン特性値測定用サンプルプレート(HELIOPLATE HD6、Helioscreen社製)に各皮膚化粧料を0.4mL塗布したものを各皮膚化粧料につき3枚作製した。作製したプレートについて、SPFアナライザー( UV−2000S 、Labsphere社製)を用いて、1枚のプレートあたり9箇所のSPF値を測定し、3枚のプレートの平均値を算出し、下記評価基準に基づき「紫外線防御効果」を評価した。
〔評価基準〕
◎:SPF値が18以上
○:SPF値が12以上17以下
△:SPF値が5以上11以下
×:SPF値が4以下
50mm×50mmのサンスクリーン特性値測定用サンプルプレート(HELIOPLATE HD6、Helioscreen社製)に各皮膚化粧料を0.4mL塗布したものを各皮膚化粧料につき3枚作製した。作製したプレートについて、SPFアナライザー( UV−2000S 、Labsphere社製)を用いて、1枚のプレートあたり9箇所のSPF値を測定し、3枚のプレートの平均値を算出し、下記評価基準に基づき「紫外線防御効果」を評価した。
〔評価基準〕
◎:SPF値が18以上
○:SPF値が12以上17以下
△:SPF値が5以上11以下
×:SPF値が4以下
<保存安定性>
30mL容のガラス製透明容器(日電理化硝子株式会社製、SV−30)に、各皮膚化粧料を30mL入れ、蓋をし、温度50℃で1週間静置した。1週間後の各皮膚化粧料を、専門パネル1名にて、下記評価基準に基づき「保存安定性」を評価した。なお、「保存安定性」は、系中に透明相の有無の確認、手に取った際の乳化粒子の粗さを評価した。
[判断基準]
◎:皮膚化粧料が分離せず、乳化粒子のきめが細かい
○:皮膚化粧料は分離していないが、乳化粒子のきめがやや粗い
×:皮膚化粧料が分離している
30mL容のガラス製透明容器(日電理化硝子株式会社製、SV−30)に、各皮膚化粧料を30mL入れ、蓋をし、温度50℃で1週間静置した。1週間後の各皮膚化粧料を、専門パネル1名にて、下記評価基準に基づき「保存安定性」を評価した。なお、「保存安定性」は、系中に透明相の有無の確認、手に取った際の乳化粒子の粗さを評価した。
[判断基準]
◎:皮膚化粧料が分離せず、乳化粒子のきめが細かい
○:皮膚化粧料は分離していないが、乳化粒子のきめがやや粗い
×:皮膚化粧料が分離している
実施例40〜45については上記評価に加え、「色むらのなさ」、「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果」及び「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性」について、下記のようにして評価した。結果を、表11に示した。
<色むらのなさ>
専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20歳〜40歳)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げることにより塗布した。該皮膚化粧料が乾いた後、前記専門パネルにより、塗布乾燥後の顔を目視で観察し、塗布した皮膚化粧料の色が均一か否かを判断し、塗布乾燥後の色むらのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「色むらのなさ」を評価した。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20歳〜40歳)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げることにより塗布した。該皮膚化粧料が乾いた後、前記専門パネルにより、塗布乾燥後の顔を目視で観察し、塗布した皮膚化粧料の色が均一か否かを判断し、塗布乾燥後の色むらのなさが良好と回答した人数により下記評価基準に基づき「色むらのなさ」を評価した。
〔評価基準〕
◎:15名以上が良好と判断した
○:10名以上14名以下が良好と判断した
△:6名以上9名以下が良好と判断した
×:5名以下が良好と判断した
<肌色を違和感ない範囲で変化させる効果>
肌色については、簡易型分光色差計(NF333、日本電飾工業株式会社製)による肌のLab値の測定を行った。
肌色の変化については、塗布前及び塗布乾燥5分間後(塗布後)の肌のLab値の差(ΔE)を算出した。
具体的には、以下のようにして評価した。肌のLab値が(L値が56〜60、a値が8〜10、b値が20〜22)の専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20才〜40才)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げた。皮膚化粧料が乾いた後、再度肌のLab値を測定し、下記計算式に基づきΔEを算出し、10名の専門パネルのΔEの平均値を求めた。
ΔE=[{(塗布前のL値)−(塗布後のL値)}2+{(塗布前のa値)−(塗布後のa値)}2+{(塗布前のb値)−(塗布後のb値)}2]1/2
なお、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果としては、適度な色味の変化において嗜好性が高く、ΔEの平均値は、1.5以上9.0未満が好ましい。前記ΔEの平均値が、1.5未満であると、色味の変化がわからないことがあり、9.0以上であると、色味が変化しすぎて違和感を受けることがある。
求めたΔEの平均値から、下記評価基準に基づき「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果」を評価した。
〔評価基準〕
△:ΔEの平均値が0.0以上1.5未満
○:ΔEの平均値が1.5以上3.0未満
◎:ΔEの平均値が3.0以上6.0未満
○:ΔEの平均値が6.0以上9.0未満
△:ΔEの平均値が9.0以上12.0未満
×:ΔEの平均値が12.0以上
肌色については、簡易型分光色差計(NF333、日本電飾工業株式会社製)による肌のLab値の測定を行った。
肌色の変化については、塗布前及び塗布乾燥5分間後(塗布後)の肌のLab値の差(ΔE)を算出した。
具体的には、以下のようにして評価した。肌のLab値が(L値が56〜60、a値が8〜10、b値が20〜22)の専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20才〜40才)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げた。皮膚化粧料が乾いた後、再度肌のLab値を測定し、下記計算式に基づきΔEを算出し、10名の専門パネルのΔEの平均値を求めた。
ΔE=[{(塗布前のL値)−(塗布後のL値)}2+{(塗布前のa値)−(塗布後のa値)}2+{(塗布前のb値)−(塗布後のb値)}2]1/2
なお、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果としては、適度な色味の変化において嗜好性が高く、ΔEの平均値は、1.5以上9.0未満が好ましい。前記ΔEの平均値が、1.5未満であると、色味の変化がわからないことがあり、9.0以上であると、色味が変化しすぎて違和感を受けることがある。
求めたΔEの平均値から、下記評価基準に基づき「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果」を評価した。
〔評価基準〕
△:ΔEの平均値が0.0以上1.5未満
○:ΔEの平均値が1.5以上3.0未満
◎:ΔEの平均値が3.0以上6.0未満
○:ΔEの平均値が6.0以上9.0未満
△:ΔEの平均値が9.0以上12.0未満
×:ΔEの平均値が12.0以上
<肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性>
肌色については、簡易型分光色差計(NF333、日本電飾工業株式会社製)による肌のLab値の測定を行った。
肌色の変化については、塗布乾燥5分間後及び塗布乾燥4時間後の肌のLab値の差(ΔE’)を算出した。
具体的には、以下のようにして評価した。肌のLab値が(L値が56〜60、a値が8〜10、b値が20〜22)の専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20才〜40才)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げた。皮膚化粧料が乾いた後(塗布乾燥5分間後)、肌のLab値を測定し、塗布後、4時間通常通りの生活を送った。その後、再度肌のLab値を測定し(塗布乾燥4時間後)、下記計算式に基づきΔE’を算出し、10名の専門パネルのΔE’の平均値を求めた。
ΔE’=[{(塗布乾燥5分間後のL値)−(塗布乾燥4時間後のL値)}2+{(塗布乾燥5分間後のa値)−(塗布乾燥4時間後のa値)}2+{(塗布乾燥5分間後のb値)−(塗布乾燥4時間後のb値)}2]1/2
なお、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性については、色味の変化が少ないほうが嗜好性が高く、前記ΔE’の平均値は、0.0以上2.0未満が好ましい。前記ΔE’の平均値が、2.0以上であると、色味が変化しすぎて肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性が十分ではないことがある。
求めたΔE’の平均値から、下記評価基準に基づき「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性」を評価した。
〔評価基準〕
◎:ΔE’の平均値が0.0以上1.0未満
○:ΔE’の平均値が1.0以上2.0未満
△:ΔE’の平均値が2.0以上3.0未満
×:ΔE’の平均値が3.0以上
肌色については、簡易型分光色差計(NF333、日本電飾工業株式会社製)による肌のLab値の測定を行った。
肌色の変化については、塗布乾燥5分間後及び塗布乾燥4時間後の肌のLab値の差(ΔE’)を算出した。
具体的には、以下のようにして評価した。肌のLab値が(L値が56〜60、a値が8〜10、b値が20〜22)の専門パネル20名(男性10名、女性10名、年齢20才〜40才)に対し、各自の顔を洗顔フォーム「植物物語」(ライオン株式会社製)1gで洗浄し、タオルドライした後、各皮膚化粧料0.5mLを手のひらに取り、顔に塗り広げた。皮膚化粧料が乾いた後(塗布乾燥5分間後)、肌のLab値を測定し、塗布後、4時間通常通りの生活を送った。その後、再度肌のLab値を測定し(塗布乾燥4時間後)、下記計算式に基づきΔE’を算出し、10名の専門パネルのΔE’の平均値を求めた。
ΔE’=[{(塗布乾燥5分間後のL値)−(塗布乾燥4時間後のL値)}2+{(塗布乾燥5分間後のa値)−(塗布乾燥4時間後のa値)}2+{(塗布乾燥5分間後のb値)−(塗布乾燥4時間後のb値)}2]1/2
なお、肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性については、色味の変化が少ないほうが嗜好性が高く、前記ΔE’の平均値は、0.0以上2.0未満が好ましい。前記ΔE’の平均値が、2.0以上であると、色味が変化しすぎて肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性が十分ではないことがある。
求めたΔE’の平均値から、下記評価基準に基づき「肌色を違和感ない範囲で変化させる効果の持続性」を評価した。
〔評価基準〕
◎:ΔE’の平均値が0.0以上1.0未満
○:ΔE’の平均値が1.0以上2.0未満
△:ΔE’の平均値が2.0以上3.0未満
×:ΔE’の平均値が3.0以上
実施例1〜45及び比較例1〜19で用いた各成分の具体的な内容は、下記の表12に示したとおりである。
本発明の皮膚化粧料は、例えば、デイクリーム(昼用クリーム、日中用クリーム)、化粧下地、パウダーファンデーション、クリームファンデーション、リキッドファンデーションなどとして好適に用いることができる。
Claims (4)
- (A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール、及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、
(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、
(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、
(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに
(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を含有し、
前記(D)成分の含有量(質量%)と前記(E)成分の含有量(質量%)との質量比(D/E)が0.2〜3.5であることを特徴とする皮膚化粧料。 - (F)酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を更に含有する請求項1に記載の皮膚化粧料。
- (A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、及び(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法。 - (A)セチルアルコール、セトステアリルアルコール及びステアリルアルコールから選択される高級アルコール0.5質量%〜15質量%、(B)ステアリン酸及びステアリン酸カリウムから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%、並びに(E)紫外線吸収剤1質量%〜15質量%を65℃〜75℃に加温して溶解した混合物に対して、
(C)環状シリコーン0.5質量%〜10質量%、(D)体積平均粒子径が2μm〜12μmである架橋構造を含むシリコーン樹脂粉体0.5質量%〜5質量%、並びに(F)酸化チタンで被覆されたマイカ及び酸化スズを含有する酸化チタンで被覆されたマイカから選択される少なくとも1種0.5質量%〜5質量%を20℃〜30℃で混合分散した混合物を添加し、
撹拌しながら51℃〜55℃に調整することを特徴とする皮膚化粧料の製造方法。
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JP2015257329A JP2017119654A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | 皮膚化粧料及びその製造方法 |
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- 2015-12-28 JP JP2015257329A patent/JP2017119654A/ja active Pending
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