JP2017118761A - ロータコアのブリッジ部の加工方法 - Google Patents

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佑輔 柴田
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佑輔 柴田
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Abstract

【課題】電磁鋼板の製造方法時に、プレス加工後のブリッジ部の強度のバラつきを減らす。【解決手段】本発明は電磁鋼板の製造方法である。かかる方法では、ロータコアを構成するために磁石孔21a,bが設けられた鋼板において、二つの磁石孔21a,bに挟まれているブリッジ部22を磁石孔21a,bの深さ方向と平行な方向にプレス加工する。これにより、ブリッジ部22を硬化する。磁石孔の形成後、プレス加工前に鋼板の板厚を測定する。プレス加工はプレス機49を用いて行う。板厚の測定値61に基づいて、プレス機49の備えるスライド50の押し下げ量Sl又はスライド50に取り付けられたパンチ25a,bの突出量Puを調整する。これにより、板厚に対する潰し量の比を一定の範囲内とする。【選択図】図7

Description

本発明はロータコアのブリッジ部の加工方法に関する。
引用文献1には、ロータコアを形成する方法が開示されている。かかる方法では電磁鋼板において磁石孔及び磁石孔に挟まれたブリッジ部を形成する。ブリッジ部は加工により硬化される。
特開2004−007943号公報
ブリッジ部を硬化するために行われるのは例えばブリッジ部のプレス加工である。発明者らはブリッジ部のプレス加工において、ブリッジ部の硬化が不十分な場合があることを見出した。
図1はプレス加工の模式図を表す。プレス前において左側の鋼板11の板厚Th1は右側の鋼板12の板厚Th2より大きい。鋼板11,12の上面を押圧してプレス加工する。ここでプレス加工時の鋼板11の潰し量Sq1は、鋼板12の潰し量Sq2よりも大きい。
図1は鋼板に板厚の公差があることを表している。また板厚の公差に合わせて、プレス加工時の潰し量が変動することを表している。これは鋼板の板厚の公差の範囲における板厚のばらつきがあるに関わらず、図1に示すようにプレス機の下死点14の高さを一定としていることによる。
図2は鋼板の潰し量と、プレス後の鋼板の強度との関係の一例を表すグラフである。横軸は潰し量である。潰し量は鋼板の板厚に対する比(%)で表す。縦軸は強度である。強度は降伏力(kN)で表す。
図2に示すように本例では強度は潰し量が20%前後であるとき極大値を示す。発明者らは、潰し量が所定の範囲Raであるとき目標値Ta以上の強度が得られることを見出した。本例では範囲Raは潰し量の約5-40%に相当する。
本発明は、ブリッジ部をプレス加工する場合において、プレス加工後のブリッジ部の強度のバラつきを減らすとともに、高い水準の強度を保証するのに適する方法を提供することを課題とする。
本発明は電磁鋼板の製造方法である。かかる方法では、ロータコアを構成するために磁石孔が設けられた鋼板において、二つの前記磁石孔に挟まれているブリッジ部を前記磁石孔の深さ方向と平行な方向にプレス加工する。これにより、前記ブリッジ部を硬化する。
前記磁石孔の形成後、前記プレス加工前に前記鋼板の板厚を測定する。前記プレス加工はプレス機を用いて行う。前記板厚の測定値に基づいて、前記プレス機の備えるスライドの押し下げ量又は前記スライドに取り付けられたパンチの突出量を調整する。これにより、前記板厚に対する潰し量の比を一定の範囲内とする。
本発明によりプレス加工後のブリッジ部の強度のバラつきを減らすとともに、高い水準の強度を保証するのに適する方法を提供することができる。
プレスされた鋼板の断面図である。 潰し量と強度との関係を表すグラフである。 電磁鋼板の部分平面図である。 ブリッジ部の平面図である。 順送りされる鋼板の平面図である。 プレス機の部分断面図である。 プレス機の模式図である。 プレス機の部分断面図である。
図3はロータコアを構成するための電磁鋼板を示す。図中にはロータコアにおける一の磁極に相当する部分が代表して描かれている。電磁鋼板20には少なくとも磁石孔21a,b及び空孔32が設けられている。ブリッジ部22は二つの磁石孔21a,bに挟まれている。
図4はブリッジ部22の硬化の態様を示す。磁石孔21a,bの深さ方向と平行な方向に、ブリッジ部22を、パンチ25a,bでプレス加工することで、ブリッジ部22を硬化する。
図4に示すようにプレス加工を受ける箇所は、ブリッジ部22中の硬化領域24a,bである。硬化領域24a,bは磁石孔21a,bの外縁に位置する。硬化領域24a,bはブリッジ部22の端部に位置する。
図5〜7を用いてプレス加工後のブリッジ部の強度のバラつきを減らすために必要な工程を説明する。図5は順送りされながら加工される鋼板30を表す。鋼板30は長尺材である。鋼板30は、図中の左側から右側に向かって送られる。まず初めにパイロット孔31が打ち抜かれる。
次に図5に示す内径加工部36に表されるように空孔32が形成される。ここでロータコアの内径に相当する大きさの円が打ち抜かれる。内径加工部36は、鋼板30のうち、空孔32の打ち抜きが終わり、磁石孔21a,bの打ち抜きを待つ部分である。
次に図5に示す磁石孔加工部37に表されるとおり磁石孔21a,bが形成される。磁石孔加工部37は、鋼板30のうち、磁石孔21a,bの打ち抜きが終わり、ブリッジ部22の加工硬化を待つ部分である。
次に図5に示す硬化加工部38に表されるブリッジ部22を硬化する。硬化の態様は図4に示した通りである。硬化加工部38は、鋼板30のうち、ブリッジ部22の加工硬化が終わり、外径線34における切断を待つ部分である。外径加工部39は、鋼板30のうち、外径線34における切断が終わり、電磁鋼板20が回収されるのを待つ部分である。
図6には磁石孔加工部37を取り囲む、プレス機の各部分が表されている。上型41は磁石孔の形成を終えた上型である。ストリッパ42は磁石孔を形成した際に生じた残余の鋼板(不図示)を除去する。ストリッパ42は磁石孔加工部37の上面に密着している。ストリッパ42は空孔32に面している。
図6に示すダイス45は磁石孔を形成した際に使用したダイスである。下型46はダイス45を支持する。ダイス45は磁石孔加工部37の下面に密着している。センサー47はダイス45の上面に埋め込まれている。センサー47は空孔32に面している。
図6に示すセンサー47はダイス45の上面からストリッパ42の下面までの距離Diを測定する。距離Diは磁石孔加工部37の板厚の測定値とすることができる。鋼板が順送り過程で、磁石孔加工部37が形成されるたびに、磁石孔加工部37は板厚公差に起因する、板厚の偏差を呈する。すなわち距離Diの測定により、図1に示すようなバラつきを有する板厚Th1,2の各値を取得できる。以上の通り、磁石孔の形成後、プレス加工前に鋼板の板厚を測定する。
図7に示すプレス機49は、磁石孔加工部37中のブリッジ部の硬化を行うための準備をしている。図中にはプレス機49の備えるスライド50、上型51、パンチ25a,b、下型56、ボルスター60が代表して表されている。これらはブリッジ部の硬化を行うために用いる。なおセンサー47は下型56に埋め込まれたものではないことに留意する。
図7に示す上型51はスライド50の下面に取り付けられている。パンチ25a,bは上型51の下面に取り付けられている。下型56はボルスター60の上面に取り付けられている。
図6,7に示す磁石孔加工部37は、図6に示す上型41及び下型46に挟まれた位置から、図7に示す上型51及び下型56に挟まれた位置に送られたことを表している。磁石孔加工部37はこれから上型51及び下型56による加工硬化を受ける。
図7に示すセンサー47は、上述の板厚の測定値の信号61を制御ユニット59に送る。制御ユニット59は板厚の測定値に基づいて、図7に示すスライド50の押し下げ量Sl又はパンチ25a,bの突出量Prの値を、順送りされる磁石孔加工部37ごとに決定する。決定は板厚の測定値を受けるごとに行ってもよい。
図7に示す押し下げ量Sl又は突出量Prは、順送りされる磁石孔加工部37ごとの潰し量が一定の範囲となるように調整される。このため図1に示すように潰し量Sq1及びSq2が厚さの異なる部位ごとにばらつくことを抑制できる。
好適な潰し量は図2に示すように予め潰し量と強度の関係を測定しておくことで求めることができる。板厚に対する潰し量の比(%)の範囲Raは5〜50%が好ましく、5〜40%がさらに好ましく、20〜30%が特に好ましい。
図7に示す制御ユニット59は信号62a,bのいずれか一方をプレス機49に送る。信号62aは押し下げ量Slを制御するための信号である。信号62bは突出量Prを制御するための信号である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、潰し量は次のように決定することもできる。
図8には硬化加工部38を取り囲む、プレス機の各部分が表されている。上型51はプレス加工を終えた上型である。ストリッパ52は硬化加工部38の上面に密着している。ストリッパ52は硬化領域24aに対向している。
図8に示すダイス55はプレス加工した際に使用したダイスである。下型56はダイス55を支持する。ダイス55は硬化加工部38の下面に密着している。センサー57はストリッパ52の下面に埋め込まれている。センサー57は硬化領域24aに対向している。
図8に示すセンサー57はストリッパ52の下面からダイス55の上面までの深さDeを測定する。深さDeはプレス加工における潰し量を表す。実際の潰し量に当たる深さDeを測定していた場合でも、同じように図7の押し下げ量Sl又は突出量Prの調整を行うことにより、潰し量のバラつきを抑制できる。すなわち最初のプレス加工ではコントロールできないが、次のプレス加工では押し下げ量Sl又は突出量Prの調整を行うことで潰し量のバラつきを制御できる。
11,12 鋼板; 14 下死点; 20 電磁鋼板; 21a,b 磁石孔; 22 ブリッジ部; 24a,b 硬化領域; 25a,b パンチ; 30 鋼板; 31 パイロット孔; 32 空孔; 34 外径線; 36 内径加工部; 37 磁石孔加工部; 38 硬化加工部; 39 外径加工部; 41 上型; 42 ストリッパ; 45 ダイス; 46 下型; 47 センサー; 49 プレス機; 50 スライド; 51 上型; 52 ストリッパ; 55 ダイス; 56 下型; 57 センサー; 59 制御ユニット; 60 ボルスター; 61,62a,b 信号; De 深さ; Di 距離; Pr 突出量; Ra 範囲; Sl 押し下げ量; Sq1,2 潰し量; Ta 目標値; Th1,2 板厚

Claims (1)

  1. ロータコアを構成するために磁石孔が設けられた鋼板において、二つの前記磁石孔に挟まれているブリッジ部を前記磁石孔の深さ方向と平行な方向にプレス加工することで、前記ブリッジ部を硬化する、電磁鋼板の製造方法であって、
    前記磁石孔の形成後、前記プレス加工前に前記鋼板の板厚を測定し、
    前記プレス加工はプレス機を用いて行うところ、前記板厚の測定値に基づいて、前記プレス機の備えるスライドの押し下げ量又は前記スライドに取り付けられたパンチの突出量を調整することで、前記板厚に対する潰し量の比を一定の範囲内とする、
    電磁鋼板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110855106A (zh) * 2019-11-21 2020-02-28 四川航天烽火伺服控制技术有限公司 一种永磁无刷直流电机转子贴磁装置
WO2021068500A1 (zh) * 2019-10-10 2021-04-15 横店集团英洛华电气有限公司 机壳内粘磁钢装置

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