JP2017118455A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズを大きくすることなく、4種類の偏波を利用して情報を送信すること。
【解決手段】アンテナ装置は、反射板と、反射板と直交する方向に配置される複数の第1ダイポールアンテナと、反射板と直交する方向で、且つ複数の第1ダイポールアンテナと直交する方向に配置される第2ダイポールアンテナと、反射板と直交する方向で、且つ複数の第1ダイポールアンテナと45度をなす方向に配置される第3ダイポールアンテナと、反射板と直交する方向で、且つ複数の第1ダイポールアンテナと−45度をなす方向に配置される第4ダイポールアンテナと、複数の第1ダイポールアンテナの各々と、複数の+45度偏波素子の各々及び前記複数の−45度偏波素子の各々の一方間を短絡する複数の第1導体線と、複数の第2ダイポールアンテナの各々と、複数の+45度偏波素子の各々及び複数の−45度偏波素子の各々の一方間を短絡する複数の第2導体線とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
LTE(Long Term Evolution)規格、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)規格等の通信規格が適用される無線通信システムでは、通信品質を向上させるためマイモ(multiple−input and multiple−output: MIMO)技術が利用されている。
例えば、垂直偏波と水平偏波の両方を使用して情報を伝送することによって、MIMOを実現する。この場合、垂直偏波と水平偏波とは直交するため、垂直偏波の電波を送信するアンテナと水平偏波の電波を送信するアンテナとの間の距離を近づけることができるとともに、垂直偏波で送信される電波と水平偏波で送信される電波との間の干渉を低減できる。
MIMO技術に関して、近接配置した二つの板状逆Fアンテナ(The Planar Inverted−F Antenna: PIFA)素子を同相/逆相励振することによって、ビームを切り替えるアンテナが知られている(例えば、非特許文献1参照)。この技術では、近接配置で発生した強い相互結合を、ニュートラリゼーションという二つの素子を短絡線で接続して下げる。
Shen Wang、新井 宏之、 「近接配置したPIFA素子間の短絡線を用いた結合抑制のCharacteristic Modes法解析」、 通信講演論文集、 電子情報通信学会総合大会、 B−1−63、 2014年3月、 p. 63
4つの種類の偏波を利用して情報を送信することを考える。例えば、垂直偏波の電波を送信するアンテナを2本、水平偏波の電波を送信するアンテナを2本用意し、これら4本のアンテナから情報を送信することによって、MIMOを実現できる。
しかし、複数のアンテナを離して配置する必要があるため、アンテナのサイズが大きくなるとともに、美観を損ねてしまう。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、アンテナ装置のサイズを大きくすることなく、4つの種類の偏波を利用して情報を送信するアンテナ装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、反射板と、前記反射板と直交する方向に配置される複数の第1のダイポールアンテナと、前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと直交する方向に配置される第2のダイポールアンテナと、前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと45度をなす方向に配置される第3のダイポールアンテナと、前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと−45度をなす方向に配置される第4のダイポールアンテナと、前記複数の第1のダイポールアンテナの各々と、前記複数の+45度偏波素子の各々及び前記複数の−45度偏波素子の各々の両方又は一方と接続する複数の第1の導体線と、前記複数の第2のダイポールアンテナの各々と、前記複数の+45度偏波素子の各々及び前記複数の−45度偏波素子の各々の両方又は一方と接続する複数の第2の導体線とを備える、アンテナ装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載のアンテナ装置において、前記複数の第1の導体線の各々は、前記第1のダイポールアンテナの素子部と、前記+45度偏波素子の素子部及び前記−45度偏波素子の素子部の両方又は一方と接続し、前記複数の第2の導体線の各々は、前記第2のダイポールアンテナの素子部と、前記+45度偏波素子の素子部及び前記−45度偏波素子の素子部の両方又は一方と接続する、アンテナ装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(1)又は(2)に記載のアンテナ装置において、前記複数の第1の導体線の各々は、前記第1のダイポールアンテナの素子部と、前記+45度偏波素子の素子部の一方及び前記−45度偏波素子の素子部の一方の両方又は一方と接続し、前記複数の第2の導体線の各々は、前記第2のダイポールアンテナの素子部と、前記+45度偏波素子の素子部の各々及び前記複数の−45度偏波素子の素子部の各々の両方又は一方と接続する、アンテナ装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(1)ないし(3)のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ装置によって放射される電波の波長をλとした場合に、前記第1のダイポールアンテナの給電点から前記第1の導体線を接続する位置までの長さは0.068676λから0.082411λの範囲であり、前記第2のダイポールアンテナの給電点から前記第2の導体線を接続する位置までの長さは0.06340λから0.07044λの範囲である、アンテナ装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ装置によって放射される電波の波長をλとした場合に、前記第1のダイポールアンテナの素子部の短手方向の長さは0.01357λから0.014927λの範囲であり、前記第2のダイポールアンテナの素子部の短手方向の長さは0.014927λから0.03481λの範囲である、アンテナ装置である。
(6)本発明の一態様は、上記(1)ないし(5)のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、前記複数の第1のダイポールアンテナの各々、前記複数の第2のダイポールアンテナの各々、前記複数の第3のダイポールアンテナの各々、及び前記複数の第4のダイポールアンテナの各々へ給電する給電回路を備える、アンテナ装置である。
本発明によれば、アンテナ装置のサイズを大きくすることなく、4つの種類の偏波を利用して情報を送信するアンテナ装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 水平偏波素子の一例を示す図である。 給電回路の一例を示す図である。 偏波素子間を短絡しないアンテナ装置を示す図である。 偏波素子間を短絡しないアンテナ装置の反射特性を示す図である。 第1の実施形態に係るアンテナ装置の反射特性を示す図である。 偏波素子間を短絡しないアンテナ装置の電流分布を示す図である。 第1の実施形態に係るアンテナ装置の電流分布を示す図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の反射特性を示す図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の電流分布を示す図である。 本実施形態に係るアンテナ装置の偏波素子間において短絡する位置を示す図(その1)である。 本実施形態に係るアンテナ装置の偏波素子間において短絡する位置を示す図(その2)である。
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<第1の実施形態>
<アンテナ装置の構成>
図1は、本実施形態に係るアンテナ装置の外観図を示す。本実施形態に係るアンテナ装置100は、反射板(地板)150と、水平偏波素子200(200a、200b、200c、及び200d)と、垂直偏波素子300(300a、300b、300c、300d、300e、及び300f)と、+45度偏波素子400(400a、400b、及び400c)と、−45度偏波素子500(500a、500b、及び500c)とを備える。反射板150は、誘電体で構成され、厚みが略一定である矩形の基板である。
以下、水平偏波素子200a−水平偏波素子200dを区別する必要がない場合には水平偏波素子200と記載する。また、垂直偏波素子300a−垂直偏波素子300fを区別する必要がない場合には垂直偏波素子300と記載する。+45度偏波素子400a、+45度偏波素子400b、及び+45度偏波素子400cを区別する必要がない場合には+45度偏波素子400と記載する。−45度偏波素子500a、−45度偏波素子500b、及び−45度偏波素子500cを区別する必要がない場合には−45度偏波素子500と記載する。
図1において、給電点は省略される。実際には、給電点は反射板150において、水平偏波素子200、垂直偏波素子300、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500を配置した面とは反対の裏面に設けられ、そこから電流が水平偏波素子200、垂直偏波素子300、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500に給電される。
図1おいて、反射板150に平行で、且つ互いに直交する方向をy軸及びz軸とし、y軸及びz軸に垂直な方向をx軸とする。
図2は、水平偏波素子200の一例を示す。図2において給電点は省略される。水平偏波素子200は、誘電体基板205の表面及び裏面のいずれか一方又は両方上に、ダイポールアンテナを構成する2個のモノポールアンテナである素子部220a及び素子部220bと、素子部220a及び素子部220bの各々から反射板150の方向(−X方向)へ設けられる導体240a及び導体240bとが形成される。以下、素子部220a及び素子部220bを区別する必要がない場合には素子部220と記載し、導体240a及び導体240bを区別する必要がない場合には導体240と記載する。
誘電体基板205の一例は誘電体材料であるガラスエポキシ等であり、導体240a及び導体240bは銅等の金属箔によって構成される。素子部220a及び素子部220bの長手方向の両外端間の長さはWLに設定され、反射板150の表面から素子部220a及び素子部220bの短手方向の中央までの長さは高さHLに設定される。垂直偏波素子300、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500についても、その形状については図2に示される水平偏波素子200を適用できる。
水平偏波素子200の素子部220a及び素子部220bの長手方向の両外端間の長さWLの一例は0.39λ±10%の範囲(0.351λから0.429λ)であり、垂直偏波素子300の素子部220a及び素子部220bの長手方向の両外端間の長さWLの一例は0.38λ±10%の範囲(0.342λから0.418λ)である。また、+45度偏波素子400の素子部220a及び素子部220bの長手方向の両外端間の長さWLの一例は0.46λ±10%の範囲(0.414λから0.506λ)であり、−45度偏波素子500の素子部220a及び素子部220bの長手方向の両外端間の長さWLの一例は0.45λ±10%の範囲(0.405λから0.495λ)である。ここで、λは放射する電波の波長であり、例えば放射する電波の周波数が3.5GHzである場合λは0.0847mである。
図1に戻り説明を続ける。水平偏波素子200a、水平偏波素子200b、水平偏波素子200c、及び水平偏波素子200dは、ダイポールアンテナの長手方向がy軸に平行となるように所定の間隔で配置される。
また、垂直偏波素子300は、水平偏波素子200と垂直方向に、つまりz軸と平行な方向に配置される。さらに、垂直偏波素子300a、及び垂直偏波素子300dは、水平偏波素子200aと水平偏波素子200bとの間に所定の間隔で向かい合うように配置される。垂直偏波素子300b、及び垂直偏波素子300eは、水平偏波素子200bと水平偏波素子200cとの間に所定の間隔で向かい合うように配置される。垂直偏波素子300c、及び垂直偏波素子300fは、水平偏波素子200cと水平偏波素子200dとの間に所定の間隔で向かい合うように配置される。
また、+45度偏波素子400aと−45度偏波素子500aとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子200a、水平偏波素子200b、垂直偏波素子300a、及び垂直偏波素子300dによって囲まれる領域に、水平偏波素子200a、水平偏波素子200b、垂直偏波素子300a、及び垂直偏波素子300dのそれぞれとなす角度が45度となるように配置される。
+45度偏波素子400bと−45度偏波素子500bとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子200b、水平偏波素子200c、垂直偏波素子300b、及び垂直偏波素子300eによって囲まれる領域に、水平偏波素子200b、水平偏波素子200c、垂直偏波素子300b、及び垂直偏波素子300eのそれぞれとなす角度が45度となるように配置される。
+45度偏波素子400cと−45度偏波素子500cとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子200c、水平偏波素子200d、垂直偏波素子300c、及び垂直偏波素子300fによって囲まれる領域に、水平偏波素子200c、水平偏波素子200d、垂直偏波素子300c、及び垂直偏波素子300fのそれぞれとなす角度が45度となるように配置される。
さらに、水平偏波素子200の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)を+45度偏波素子400の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)に金属線等の導体線で接続し、他方を−45度偏波素子500の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)に金属線等の導体線で接続する。さらに、垂直偏波素子300の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)を+45度偏波素子400の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)に金属線等の導体線で接続し、他方を−45度偏波素子500の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)に金属線等の導体線で接続する。
具体的には、金属線250abは水平偏波素子200aと+45度偏波素子400aとの間を短絡し、金属線250aaは水平偏波素子200aと−45度偏波素子500aとの間を短絡する。また、金属線250baは水平偏波素子200bと−45度偏波素子500aとの間を短絡し、金属線250bbは水平偏波素子200bと+45度偏波素子400aとの間を短絡する。また、金属線250bcは水平偏波素子200bと−45度偏波素子500aとの間を短絡し、金属線250bdは水平偏波素子200bと+45度偏波素子400aとの間を短絡する。
また、金属線250caは水平偏波素子200cと−45度偏波素子500cとの間を短絡し、金属線250cbは水平偏波素子200cと+45度偏波素子400cとの間を短絡する。また、金属線250ccは水平偏波素子200cと−45度偏波素子500bとの間を短絡し、金属線250cdは水平偏波素子200cと+45度偏波素子400bとの間を短絡する。金属線250daは水平偏波素子200dと+45度偏波素子400cとの間を短絡し、金属線250dbは水平偏波素子200dと−45度偏波素子500cとの間を短絡する。
また、金属線350aaは垂直偏波素子300aと+45度偏波素子400aとの間を短絡し、金属線350abは垂直偏波素子300aと−45度偏波素子500aとの間を短絡する。また、金属線350baは垂直偏波素子300bと+45度偏波素子400bとの間を短絡し、金属線350bbは垂直偏波素子300bと−45度偏波素子500bとの間を短絡する。
また、金属線350caは垂直偏波素子300cと+45度偏波素子400cとの間を短絡し、金属線350cbは垂直偏波素子300cと−45度偏波素子500cとの間を短絡する。また、金属線350daは垂直偏波素子300dと+45度偏波素子400aとの間を短絡し、金属線350dbは垂直偏波素子300dと−45度偏波素子500aとの間を短絡する。
また、金属線350eaは垂直偏波素子300eと+45度偏波素子400bとの間を短絡し、金属線350ebは垂直偏波素子300eと−45度偏波素子500bとの間を短絡する。また、金属線350faは垂直偏波素子300fと+45度偏波素子400cとの間を短絡し、金属線350fbは垂直偏波素子300fと−45度偏波素子500cとの間を短絡する。
図3は、本実施形態に係るアンテナ装置100が接続される給電回路の一例を示す。給電回路の一例は、並列給電回路であり、水平偏波素子200、垂直偏波素子300、+45度偏波素子400、−45度偏波素子500へ所定の励振振幅位相分布を与える。給電回路は、分配器15、分配器25、分配器35、分配器45、分配器55、分配器65、分配器75、分配器85、及び分配器95を備える。図3において、アンテナ装置100に示されている数値は給電点を示す。
具体的には、水平偏波素子200(H−pol)へ供給する電力は分配器15へ出力され、2つへ分配される。さらに、分配された電力は、分配器25及び分配器35へそれぞれ出力される。分配器25及び分配器35は、供給された電力をそれぞれ2つへ分配する。分配器25及び分配器35から出力される電力は、給電点5、給電点6、給電点11、及び給電点16へ出力される。例えば、給電点5から水平偏波素子200aへ給電され、給電点6から水平偏波素子200bへ給電され、給電点11から水平偏波素子200cへ給電され、給電点16から水平偏波素子200dへ給電される。
また、垂直偏波素子300(V−pol)へ供給する電力は分配器45へ出力され、3つへ分配される。さらに、分配された電力は、分配器55、分配器65、及び分配器75へそれぞれ出力される。分配器55、分配器65、及び分配器75は、供給された電力をそれぞれ2つへ分配する。分配器55、分配器65、及び分配器75から出力される電力は、それぞれ給電点3、給電点4、給電点9、給電点10、給電点14、及び給電点15へ出力される。例えば、給電点3から垂直偏波素子300aへ給電され、給電点4から垂直偏波素子300bへ給電され、給電点9から垂直偏波素子300cへ給電され、給電点10から垂直偏波素子300dへ給電され、給電点14から垂直偏波素子300eへ給電され、給電点15から垂直偏波素子300fへ給電される。
また、−45度偏波素子500(−45−pol)へ供給する電力は分配器85へ出力され、3つへ分配される。分配器85から出力される電力は、それぞれ給電点1、給電点7、及び給電点12へ出力される。例えば、給電点1から−45度偏波素子500aへ給電され、給電点7から−45度偏波素子500bへ給電され、給電点12から−45度偏波素子500cへ給電される。
また、+45度偏波素子400(+45−pol)へ供給する電力は分配器95へ出力され、3つへ分配される。分配器95から出力される電力は、それぞれ給電点2、給電点8、及び給電点13へ出力される。例えば、給電点2から+45度偏波素子400aへ給電され、給電点8から+45度偏波素子400bへ給電され、給電点13から+45度偏波素子400cへ給電される。
このように、水平偏波素子200、垂直偏波素子300、−45度偏波素子500、及び+45度偏波素子400へ給電する給電回路を用意することによって、4つの偏波を放射するアンテナ装置を実現できる。
<アンテナ装置の反射特性>
本実施形態に係るアンテナ装置100の反射特性について説明する。ここでは、素子間を金属線等の導体線で接続しない場合、つまり素子間を短絡しない場合と比較して説明する。
図4は、図1において、素子間を金属線で接続しない場合のアンテナ装置10を示す。アンテナ装置10は、反射板(地板)5と、水平偏波素子20(20a、20b、20c、20d)と、垂直偏波素子30(30a、30b、30c、30d、30e、30f)と、+45度偏波素子40(40a、40b、40c)と、−45度偏波素子50(50a、50b、50c)とを備える。反射板5は、誘電体で構成され、厚みが略一定である矩形の基板である。各素子の配置は、図1を適用できる。
図5は、図4に示したアンテナ装置10の反射特性(S−Parameter)の一例を示す。図5において、横軸は周波数[GHz]、縦軸はS−Parameter[dB]である。
本実施形態に係るアンテナ装置10において、水平偏波と垂直偏波とは直交するため、垂直偏波素子30と水平偏波素子20との間の相互結合度が小さいと想定される。また、−45偏波と+45偏波とは直交するため、−45度偏波素子50と+45度偏波素子40との間の相互結合度は小さいと想定される。
そこで、本実施形態に係るアンテナ装置10では、水平偏波素子20と−45度偏波素子50によって放射される両偏波間の相互結合度と、水平偏波素子20と+45度偏波素子40によって放射される両偏波間の相互結合度と、垂直偏波素子30と−45度偏波素子50によって放射される両偏波間の相互結合度と、垂直偏波素子30と+45度偏波素子40によって放射される両偏波間の相互結合度とによって反射特性を比較する。
図5において、「S1、3」は水平偏波素子20と−45度偏波素子50との間の相互結合量を示し、「S1、4」は水平偏波素子20と+45度偏波素子40との間の相互結合量を示す。
また、「S2、3」は垂直偏波素子30と−45度偏波素子50との間の相互結合量を示し、「S2、4」は垂直偏波素子30と+45度偏波素子40との間の相互結合量を示す。
図5に示される反射特性によれば、例えば周波数が3.5GHz近傍では、水平偏波素子20と−45度偏波素子50との間の相互結合、及び垂直偏波素子30と−45度偏波素子50との間の相互結合が−15dB以上であり、相互結合が強いことがわかる。また、垂直偏波素子30と水平偏波素子20との間の結合や、−45度偏波素子50と+45度偏波素子40との間で結合は弱いことがわかる。
また、アンテナ装置10において、水平偏波と垂直偏波とは直交するため、垂直偏波素子30と水平偏波素子20との間の相互結合度が小さいことがわかる。さらに、−45偏波と+45偏波とは直交するため、−45度偏波素子50と+45度偏波素子40との間の相互結合度は小さいことがわかる。
図6は、本実施形態に係るアンテナ装置100の反射特性の一例であり、図5と同様にS−Parameterを示す。図6においても、横軸は周波数[GHz]、縦軸はS−Parameter[dB]である。また、図6に示される「S1、3」、「S1、4」、「S2、3」、及び「S2、4」については、図5と同様である。
図6に示される反射特性によれば、例えば周波数が3.5GHzの近傍では、水平偏波素子200と−45度偏波素子500との間の相互結合、及び垂直偏波素子300と−45度偏波素子500との間の相互結合が−10dB以下となっており、図5に示されるアンテナ装置10の反射特性と比較して、相互結合が弱くなっており反射特性が改善していることがわかる。
また、アンテナ装置100においても、水平偏波と垂直偏波とは直交するため、垂直偏波素子300と水平偏波素子200との間の相互結合度が小さい。また、−45偏波と+45偏波とは直交するため、−45度偏波素子500と+45度偏波素子400との間の相互結合量は小さい。
<電流分布>
図7は、アンテナ装置10の電流分布を示す。
図7(a)は、垂直偏波素子30に給電し、水平偏波素子20、+45度偏波素子40、及び−45度偏波素子50には給電しない場合を示す。図7(a)によれば、垂直偏波素子30から+45度偏波素子40、及び垂直偏波素子30から−45度偏波素子50へ電流が流れるのがわかる。
図7(b)は、水平偏波素子20に給電し、垂直偏波素子30、+45度偏波素子40、及び−45度偏波素子50には給電しない場合を示す。図7(b)によれば、水平偏波素子20から+45度偏波素子40、及び水平偏波素子20から−45度偏波素子50へ電流が流れるのがわかる。
図7(c)は、+45度偏波素子40及び−45度偏波素子50に給電し、水平偏波素子20、及び垂直偏波素子30には給電しない場合を示す。図7(c)によれば、+45度偏波素子40から垂直偏波素子30、及び−45度偏波素子50から垂直偏波素子30へ電流が流れるのがわかる。
図8は、本実施形態に係るアンテナ装置100の電流分布を示す。
図8(a)は、垂直偏波素子300に給電し、水平偏波素子200、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500には給電しない場合を示す。図8(a)によれば、垂直偏波素子300から+45度偏波素子400、及び垂直偏波素子300から−45度偏波素子500へ電流が流れているのがわかる。このため、アンテナ装置10と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置100は、電流分布の結果から、水平偏波素子200と+45度偏波素子400との間、及び水平偏波素子200と−45度偏波素子500との間で相互結合を有することがわかる。
図8(b)は、水平偏波素子200に給電し、垂直偏波素子300、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500には給電しない場合を示す。図8(b)によれば、水平偏波素子200から+45度偏波素子400、及び水平偏波素子200から−45度偏波素子500へ電流が流れていることがわかる。このため、アンテナ装置10と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置100は、電流分布の結果から、水平偏波素子200と+45度偏波素子400との間、及び水平偏波素子200と−45度偏波素子500との間の相互結合を有することがわかる。
図8(c)は、+45度偏波素子400、及び−45度偏波素子500に給電し、水平偏波素子200、及び垂直偏波素子300には給電しない場合を示す。図8(c)によれば、+45度偏波素子400から垂直偏波素子300、及び−45度偏波素子500から垂直偏波素子300へ電流が流れていることがわかる。このため、アンテナ装置10と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置100は、電流分布の結果から、+45度偏波素子400と垂直偏波素子300との間、及び−45度偏波素子500と垂直偏波素子300との間の相互結合を有することがわかる。
上述した実施形態では、+45度偏波素子400と−45度偏波素子500とを交差させて配置することによって構成されるクロスダイポールアンテナが3つの場合について説明したが、クロスダイポールアンテナの数は3つに限られない。本実施形態に係るアンテナ装置は、クロスダイポールアンテナの数が4つ以上の場合についても適用できる。この場合、該4つ以上のクロスダイポールアンテナを囲むように、水平偏波素子200、及び垂直偏波素子300が用意される。
本実施形態に係るアンテナ装置によれば、水平偏波素子、垂直偏波素子、−45度偏波素子、及び+45度偏波素子をダイポールアンテナで構成する。さらに、アンテナ装置は、複数の水平偏波素子をダイポールアンテナの長手方向がy軸に平行となるように所定の間隔で配置し、複数の垂直偏波素子のうち、一組の垂直偏波素子をダイポールアンテナの長手方向がz軸に平行となるように、隣り合う水平偏波素子の間に所定の間隔で向かい合うように配置する。さらに、アンテナ装置は、+45度偏波素子と−45度偏波素子とを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナを構成し、該クロスダイポールアンテナを、隣り合う水平偏波素子と、隣り合う垂直偏波素子によって囲まれる領域に、水平偏波素子及び垂直偏波素子とのなす角度が45度となるように配置される。
さらに、水平偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、該素子部の他方と−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続する。さらに、垂直偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、該素子部の他方と−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続する。
このように構成することによって、水平偏波素子、垂直偏波素子、+45度偏波素子、及び−45度偏波素子間を短絡しない場合と比較して、各偏波素子によって放射される電波の相互結合度を低減できるため、アンテナの反射特性を向上させることができる。
<第2の実施形態>
<アンテナ装置の構成>
図9は、本実施形態に係るアンテナ装置の外観図を示す。本実施形態に係るアンテナ装置600は、反射板(地板)650と、水平偏波素子700(700a、700b、700c、及び700d)と、垂直偏波素子800(800a、800b、800c、800d、800e、及び800f)と、+45度偏波素子900(900a、900b、及び900c)と、−45度偏波素子1000(1000a、1000b、及び1000c)とを備える。反射板650は、誘電体で構成され、厚みが略一定である矩形の基板である。
以下、水平偏波素子700a−水平偏波素子700dを区別する必要がない場合には水平偏波素子700と記載する。また、垂直偏波素子800a−垂直偏波素子800fを区別する必要がない場合には垂直偏波素子800と記載する。+45度偏波素子900a、+45度偏波素子900b、及び+45度偏波素子900cを区別する必要がない場合には+45度偏波素子900と記載する。−45度偏波素子1000a、−45度偏波素子1000b、及び−45度偏波素子1000cを区別する必要がない場合には−45度偏波素子1000と記載する。
図9において、給電点は省略される。実際には、給電点は反射板650において、水平偏波素子700、垂直偏波素子800、+45度偏波素子900、及び−45度偏波素子1000を配置した面とは反対の裏面に設けられ、そこから電流が水平偏波素子700、垂直偏波素子800、+45度偏波素子900、及び−45度偏波素子1000に給電される。
図9おいて、反射板650に平行で、且つ互いに直交する方向をy軸及びz軸とし、y軸及びz軸に垂直な方向をx軸とする。
水平偏波素子700、垂直偏波素子800、+45度偏波素子900、及び−45度偏波素子1000の形状の一例は、図2を適用できる。
水平偏波素子700a、水平偏波素子700b、水平偏波素子700c、及び水平偏波素子700dは、ダイポールアンテナの長手方向がy軸に平行となるように所定の間隔で配置される。
また、垂直偏波素子800は、水平偏波素子700と垂直方向に、つまりz軸と平行な方向に配置される。さらに、垂直偏波素子800a、及び垂直偏波素子800dは、水平偏波素子700aと水平偏波素子700bとの間に所定の間隔で向かい合うように配置される。垂直偏波素子800b、及び垂直偏波素子800eは、水平偏波素子700bと水平偏波素子700cとの間の空間に所定の間隔で向かい合うように配置される。垂直偏波素子800c、及び垂直偏波素子800fは、水平偏波素子700cと水平偏波素子700dとの間に所定の間隔で向かい合うように配置される。
また、+45度偏波素子900aと−45度偏波素子1000aとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子700a、水平偏波素子700b、垂直偏波素子800a、及び垂直偏波素子800dによって囲まれる領域に、水平偏波素子700a、水平偏波素子700b、垂直偏波素子800a、及び垂直偏波素子800dのそれぞれと45度をなすように配置される。
+45度偏波素子900bと−45度偏波素子1000bとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子700b、水平偏波素子700c、垂直偏波素子800b、及び垂直偏波素子800eによって形成される領域に、水平偏波素子700b、水平偏波素子700c、垂直偏波素子800b、及び垂直偏波素子800eのそれぞれと45度をなすように配置される。
+45度偏波素子900cと−45度偏波素子1000cとを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナが構成される。このクロスダイポールアンテナは、水平偏波素子700c、水平偏波素子700d、垂直偏波素子800c、及び垂直偏波素子800fによって囲まれる領域に、水平偏波素子700c、水平偏波素子700d、垂直偏波素子800c、及び垂直偏波素子800fのそれぞれと45度をなすように配置される。
さらに、水平偏波素子700の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)と、+45度偏波素子900の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)又は−45度偏波素子1000の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)とを短絡するために金属線等の導体線で接続する。また、垂直偏波素子800の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)と、+45度偏波素子900の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)又は−45度偏波素子1000の励振部分である素子部220の一方(220a又は220b)とを短絡するために金属線等の導体線で接続する。
具体的には、金属線750abは水平偏波素子700aの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900aの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線750bcは水平偏波素子700bの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000aの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。また、金属線750baは水平偏波素子700bの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000bの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線750cdは水平偏波素子700cの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900bの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。
また、金属線750cbは水平偏波素子700cの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900cの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線750dbは水平偏波素子700dの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000cの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。また、金属線850abは垂直偏波素子800aの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000aの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線850bbは垂直偏波素子800bの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000bの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。
また、金属線850cbは垂直偏波素子800cの素子部220の一方(220a又は220b)と−45度偏波素子1000cの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線850daは垂直偏波素子800dの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900aの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。また、金属線850eaは垂直偏波素子800eの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900bの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡し、金属線850faは垂直偏波素子800fの素子部220の一方(220a又は220b)と+45度偏波素子900cの素子部220の一方(220a又は220b)との間を短絡する。
本実施形態に係るアンテナ装置600が接続される給電回路は、図3を適用できる。
このように、水平偏波素子700、垂直偏波素子800、−45度偏波素子1000、及び+45度偏波素子900へ給電する給電回路を用意することによって、4つの偏波を放射するアンテナ装置を実現できる。
<アンテナ装置の反射特性>
本実施形態に係るアンテナ装置600の反射特性について説明する。
本実施形態に係るアンテナ装置600において、水平偏波と垂直偏波とは直交するため、垂直偏波素子800と水平偏波素子700との間の相互結合度が小さいと想定される。また、−45偏波と+45偏波とは直交するため、−45度偏波素子1000と+45度偏波素子900との間の相互結合度は小さいと想定される。
そこで、本実施形態に係るアンテナ装置600においても、水平偏波素子700と−45度偏波素子1000によって放射される両偏波間の相互結合度と、水平偏波素子700と+45度偏波素子900によって放射される両偏波間の相互結合度と、垂直偏波素子800と−45度偏波素子1000によって放射される両偏波間の相互結合度と、垂直偏波素子800と+45度偏波素子900によって放射される両偏波間の相互結合度とによって反射特性を比較する。
図10は、図9示したアンテナ装置600の反射特性の一例を示す。図10も、図5、及び図6と同様にS−Parameterを示す。図10においても、横軸は周波数[GHz]、縦軸はS−Parameter[dB]である。また、図10に示される「Sx、y」(x=1、2、3、4、y=1、2、3、4)については、図5と同様である。
図10(a)に示される反射特性によれば、周波数が3.5GHz近傍では、水平偏波素子700と−45度偏波素子1000との間の相互結合量(S1、3)は、−15dB以下となっており、図6に示されるアンテナ装置100の反射特性と比較して、相互結合量が小さくなっており、反射特性が改善していることがわかる。
図10(b)に示される反射特性によれば、周波数が3.5GHz近傍では、水平偏波素子700と+45度偏波素子900との間の相互結合量(S1、4)は、−15dB以下となっており、図6に示されるアンテナ装置100の反射特性と比較して、相互結合量が小さくなっており、反射特性が改善していることがわかる。
図10(c)に示される反射特性によれば、周波数が3.5GHz近傍では、垂直偏波素子800と−45度偏波素子1000との間の相互結合量(S2、3)は、−15dB以下となっており、図6に示されるアンテナ装置100の反射特性と比較して、相互結合量が小さくなっており、反射特性が改善していることがわかる。
図10(d)に示される反射特性によれば、周波数が3.5GHz近傍では、垂直偏波素子800と+45度偏波素子900との間の相互結合量(S2、4)は、−15dB以下となっており、図6に示されるアンテナ装置100の反射特性と比較して、相互結合量が小さくなっており、反射特性が改善していることがわかる。
つまり、本実施形態に係るアンテナ装置600は、素子間の相互結合を抑制したい素子の一方を短絡するために金属線等の導体線で接続する。つまり、ダイポールアンテナを構成する2つのモノポールアンテナのうち一方を短絡するために金属線等の導体線で接続する。このように構成することによって、ダイポールの片腕側に電流が流れ、両腕側には電流が流れないため、再放射を低減できる。アンテナ装置600は、相互結合を低減することができる。このため、本実施形態に係るアンテナ装置600は、第1の実施形態に係るアンテナ装置100と比較して、反射特性を改善できる。
<電流分布>
図11は、本実施形態に係るアンテナ装置600電流分布を示す。
図11(a)は、垂直偏波素子800に給電し、水平偏波素子700、+45度偏波素子900、及び−45度偏波素子1000には給電しない場合を示す。図11(a)によれば、図7(a)及び図8(a)に示されるアンテナ装置100の電流特性と比較して、垂直偏波素子800から+45度偏波素子900へ流れる電流、及び垂直偏波素子800から−45度偏波素子1000へ流れる電流が低減しているのがかわかる。このため、アンテナ装置10及びアンテナ装置100と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置600は、垂直偏波素子800と+45度偏波素子900との間、及び垂直偏波素子800と−45度偏波素子1000との間の相互結合度を小さくできる。
図11(b)は、水平偏波素子700に給電し、垂直偏波素子800、+45度偏波素子900、及び−45度偏波素子1000には給電しない場合を示す。図11(b)によれば、図7(b)及び図8(b)に示されるアンテナ装置100の電流特性と比較して、水平偏波素子700から+45度偏波素子900へ流れる電流、及び水平偏波素子700から−45度偏波素子1000へ流れる電流が低減しているのがわかる。このため、アンテナ装置100と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置600は、水平偏波素子700と+45度偏波素子900との間、及び水平偏波素子700と−45度偏波素子1000との間の相互結合度を小さくできる。
図11(c)は、+45度偏波素子900及び−45度偏波素子1000に給電し、水平偏波素子700、及び垂直偏波素子800には給電しない場合を示す。図11(c)によれば、図7(c)及び図8(c)に示されるアンテナ装置100の電流特性と比較して、+45度偏波素子900から垂直偏波素子800へ流れる電流、及び−45度偏波素子1000から垂直偏波素子800へ流れる電流が低減しているのがわかる。このため、アンテナ装置100と比較して、本実施形態に係るアンテナ装置600は、+45度偏波素子900と垂直偏波素子800との間、及び−45度偏波素子1000と垂直偏波素子800との間の相互結合度を小さくできる。
上述した実施形態では、+45度偏波素子900と−45度偏波素子1000とを交差させて配置することによって構成されるクロスダイポールアンテナが3つの場合について説明したが、クロスダイポールアンテナの数は3つに限られない。本実施形態に係るアンテナ装置は、クロスダイポールアンテナの数が4つ以上の場合についても適用できる。この場合、4つ以上のクロスダイポールアンテナを囲むように、水平偏波素子700、及び垂直偏波素子800が用意される。
本実施形態に係るアンテナ装置によれば、水平偏波素子、垂直偏波素子、−45度偏波素子、及び+45度偏波素子をダイポールアンテナで構成する。さらに、アンテナ装置は、複数の水平偏波素子をダイポールアンテナの長手方向がy軸に平行となるように所定の間隔で配置し、複数の垂直偏波素子のうち、一組の垂直偏波素子をダイポールアンテナの長手方向がz軸に平行となるように、隣り合う水平偏波素子の間に所定の間隔で向いあうように配置する。さらに、アンテナ装置は、+45度偏波素子と−45度偏波素子とを交差させて配置することによってクロスダイポールアンテナを構成し、該クロスダイポールアンテナを、隣り合う水平偏波素子と、隣り合う垂直偏波素子によって囲まれる領域に、水平偏波素子及び垂直偏波素子とのなす角度が45度となるように配置される。
さらに、水平偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部又は−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、垂直偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部又は−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続する。
このように構成することによって、水平偏波素子、垂直偏波素子、+45度偏波素子、及び−45度偏波素子間を金属線等の導体線で接続しない場合と比較して、各偏波素子によって放射される電波の相互結合度を低減できるため、アンテナの反射特性を向上させることができる。
さらに、水平偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、該素子部の他方と−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、さらに、垂直偏波素子の素子部の一方と+45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続し、該素子部の他方と−45度偏波素子の素子部の一方とを短絡するために金属線等の導体線で接続する場合と比較して、各偏波素子によって放射される電波の相互結合度を低減できるため、アンテナの反射特性を向上させることができる。
<変形例>
上述した実施形態に係るアンテナ装置100及びアンテナ装置600において、金属線等の導体線を設ける位置を示す。
図12、図13は、アンテナ装置100及びアンテナ装置600において、金属線の位置を説明するためのパラメータを示す。
図12において「x1」及び「x2」は水平偏波素子200及び水平偏波素子700の素子部220のx軸の沿った短辺方向の長さを示し、「x3」、及び「x4」は垂直偏波素子300、及び垂直偏波素子800の素子部220のx軸の沿った短辺方向の長さを示す。
水平偏波素子200及び水平偏波素子700の素子部220のx軸の沿った短辺方向の長さ「x1」及び「x2」は0.01357λから0.014927λの範囲であるのが好ましい。また、垂直偏波素子300、及び垂直偏波素子800の素子部220のx軸の沿った短辺方向の長さ「x3」及び「x4」は0.014927λから0.03481λの範囲であるのが好ましい。
図13において「y1」は水平偏波素子200の素子部220の長手方向の中心から金属線等の導体線と配置する位置までのy軸方向の長さを示し、「y2」は、水平偏波素子700の素子部200の長手方向の中心から金属線等の導体線と配置する位置までのy軸方向の長さを示す。また、「z1」垂直偏波素子300の素子部220の長手方向の中心から金属線等の導体線と配置する位置までのz軸方向の長さを示し、「z2」は垂直偏波素子300の素子部220の長手方向の中心から金属線等の導体線と配置する位置までのz軸方向の長さを示す。
水平偏波素子200の素子部220の長手方向の中心から金属線と配置する位置までのy軸方向の長さ「y1」、及び水平偏波素子700の素子部220の長手方向の中心から金属線と配置する位置までのy軸方向の長さ「y2」は0.068676λから0.082411λの範囲であるのが好ましい。また、垂直偏波素子300の素子部220の長手方向の中心から金属線を配置する位置までのz軸方向の長さ「z1」、及び水平偏波素子700の素子部220の長手方向の中心から金属線を配置する位置までのz軸方向の長さ「z2」は0.0634014λから0.070446λの範囲であるのが好ましい。
従来は、垂直偏波と直交偏波、及び+45度偏波と−45度偏波等の直交偏波間でないと、アンテナ間の結合が強く、偏波ダイバーシチ効果や、偏波MIMO効果を十分に得ることができなかった。
本実施形態及び変形性に係るアンテナ装置によれば、直交偏波間でなくても、アンテナ間の結合量を抑えることができるため、偏波ダイバーシチ効果や、偏波MIMO効果を得ることできる。
その結果、従来では直交偏波のアンテナを5波長等、間隔を十分取って2本設置してきたが、本実施の形態及び変形例に係るアンテナ装置によれば、各偏波について1本のアンテナで構成でき、アンテナコストの低減や、設置性の向上、外観美観上の向上を図ることができる。
上述した実施形態及び変形例において、水平偏波素子、垂直偏波素子、+45度偏波素子、及び−45度偏波素子の数は一例であり、4対以上の垂直偏波素子、3対以上の水平素子、4以上の+45度偏波素子、及び4以上の−45度偏波素子を使用した場合にも適用できる。また、水平偏波素子、垂直偏波素子、+45度偏波素子、及び−45度偏波素子の長手方向の長さやお互いの間隔についても、放射する電波の周波数に応じて適宜変更可能である。
また、上述した実施形態においては、反射板の一例として矩形の場合について説明したが、矩形に限らず、円形形状であってもよい。反射板の一例として誘電体で構成される場合について説明したが、誘電体に限らず、金属板でもよい。また、上述した実施形態においては、水平偏波素子、垂直偏波素子、+45度偏波素子、及び−45度偏波素子が反射板の同じ面に形成される場合について説明したが、異なる面に形成されてもよい。
上述した実施形態において、水平偏波素子は第1のダイポールアンテナの一例であり、垂直偏波素子は第2のダイポールアンテナの一例であり、+45度偏波素子は第3のダイポールアンテナの一例であり、−45度偏波素子は第4のダイポールアンテナの一例である。
本発明は特定の実施例、変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施例、変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100…アンテナ装置
150…反射板
200(200a、200b、200c、200d)…水平偏波素子
300(300a、300b、300c、300d)…垂直偏波素子
400(400a、400b、400c、400d)…−45度偏波素子
500(500a、500b、500c、500d)…+45度偏波素子
600…アンテナ装置
650…反射板
700(700a、700b、700c、700d)…水平偏波素子
800(800a、800b、800c、800d)…垂直偏波素子
900(900a、900b、900c、900d)…−45度偏波素子
1000(1000a、1000b、1000c、1000d)…+45度偏波素子

Claims (6)

  1. 反射板と、
    前記反射板と直交する方向に配置される複数の第1のダイポールアンテナと、
    前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと直交する方向に配置される第2のダイポールアンテナと、
    前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと45度をなす方向に配置される第3のダイポールアンテナと、
    前記反射板と直交する方向で、且つ前記複数の第1のダイポールアンテナと−45度をなす方向に配置される第4のダイポールアンテナと、
    前記複数の第1のダイポールアンテナの各々と、前記複数の+45度偏波素子の各々及び前記複数の−45度偏波素子の各々の両方又は一方との間を短絡する複数の第1の導体線と、
    前記複数の第2のダイポールアンテナの各々と、前記複数の+45度偏波素子の各々及び前記複数の−45度偏波素子の各々の両方又は一方との間を短絡する複数の第2の導体線と
    を備える、アンテナ装置。
  2. 前記複数の第1の導体線の各々は、前記第1のダイポールアンテナの素子部と前記+45度偏波素子の素子部との間、及び前記第1のダイポールアンテナの素子部と前記−45度偏波素子の素子部との間の両方又は一方を短絡し、
    前記複数の第2の導体線の各々は、前記第2のダイポールアンテナの素子部と前記+45度偏波素子の素子部との間、及び前記第2のダイポールアンテナの素子部と前記−45度偏波素子の素子部との間の両方又は一方を短絡する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の第1の導体線の各々は、前記第1のダイポールアンテナの第1の素子部と前記+45度偏波素子の第1の素子部との間、及び前記第1のダイポールアンテナの第2の素子部と前記−45度偏波素子の第1の素子部との間の両方又は一方を短絡し、
    前記複数の第2の導体線の各々は、前記第2のダイポールアンテナの第1の素子部と前記+45度偏波素子の第1の素子部との間、及び前記第2のダイポールアンテナの第2の素子部と前記複数の−45度偏波素子の素子部との間の両方又は一方と接続する、請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナ装置によって放射される電波の波長をλとした場合に、
    前記第1のダイポールアンテナの給電点から前記第1の導体線を接続する位置までの長さは0.068676λから0.082411λの範囲であり、
    前記第2のダイポールアンテナの給電点から前記第2の導体線を接続する位置までの長さは0.06340λから0.07044λの範囲である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナ装置によって放射される電波の波長をλとした場合に、
    前記第1のダイポールアンテナの素子部の短手方向の長さは0.01357λから0.014927λの範囲であり、
    前記第2のダイポールアンテナの素子部の短手方向の長さは0.014927λから0.03481λの範囲である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の第1のダイポールアンテナの各々、前記複数の第2のダイポールアンテナの各々、前記複数の第3のダイポールアンテナの各々、及び前記複数の第4のダイポールアンテナの各々へ給電する給電回路
    を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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