JP2017117308A - 借入審査システム - Google Patents

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大樹 八木
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弘司 飯岡
明信 船山
Akinobu Funayama
明信 船山
健太郎 大森
Kentaro Omori
健太郎 大森
健 自在丸
Takeshi Jizaimaru
健 自在丸
有紀子 矢萩
Yukiko Yahagi
有紀子 矢萩
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Abstract

【課題】借入の審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率を高めることのできる借入審査システムを提供する。
【解決手段】借入審査システム100は、入力端末と情報収集部と審査部とを備える。入力端末には、申込者情報と勤務先情報と借入金情報とが入力され、情報収集部は、これらの情報を入力端末から受信し、複数の企業について、企業の信用情報である企業信用情報とその企業を識別するための情報である企業構成情報との各々を、企業情報として記憶しているデータベースから、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報を取得し、申込者情報、借入金情報、および、取得した企業情報を申請情報に含めて審査部に送信し、審査部から申請情報を用いて行った審査結果を受信したとき、申込者情報に含まれる申込者の連絡先に審査の完了を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、借入に関する審査を行う借入審査システムに関する。
住宅ローン等の融資サービスを提供する銀行等の機関は、借入の申し込みを受けたとき、借入に関する種々の審査、例えば、借入を承認するか否かの簡易的な審査である事前審査や、事前審査よりもさらに詳細な情報に基づく本審査や、金利の設定に関する審査等を行い、審査結果に基づいて融資を行う。近年、こうした審査の一部あるいは全部を、サーバが行うシステムが提案されている。サーバは、例えば、借入の申込者、すなわち、審査の申込者によって入力された情報と、サーバが保持するデータおよびプログラムとに基づいて、審査を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−90689号公報
ところで、的確な審査のためには、審査の申込者が提供する情報以外の情報も加味して審査が行われることが望ましい。例えば、申込者の勤める企業の信用情報、すなわち、その企業の資本金や上場の有無等を含む情報は、申込者が借入金を返済できるか否かを判断するための有用な情報である。こうした企業の信用情報には、申込者自身が把握していない情報や申込者自身は取得できない情報も含まれるため、申込者に提供を求めることは困難である。企業の信用情報を審査に利用しようとする場合には、上記機関の担当者が、申込者から提供された勤務先に基づき、調査会社等が提供するデータベースを利用して、その企業の信用情報を収集する必要がある。
すなわち、上述のシステムを利用してサーバに審査を行わせるためには、申込者が情報を入力して審査を申し込んだ後、上記機関の担当者が、この入力された情報に含まれる勤務先に基づき企業の信用情報を収集して、収集した信用情報をサーバに入力しなければならない。結果として、審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率は低く留まっている。
本発明は、借入の審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率を高めることのできる借入審査システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する借入審査システムは、借入の審査の申込者に関する情報であって前記申込者の連絡先を含む申込者情報、前記申込者の勤務先を示す情報である勤務先情報、および、前記申込者の借入を希望する金額を示す情報である借入金情報が入力される入力端末と、前記借入の審査に用いられる情報である申請情報を収集する情報収集部と、前記申請情報を用いて、借入に関する審査を行い、審査結果を前記情報収集部に送信する審査部と、を備え、前記情報収集部は、前記申込者情報と前記勤務先情報と前記借入金情報とを前記入力端末から受信する受信部と、複数の企業について、企業ごとに、企業の信用情報である企業信用情報とその企業を識別するための情報であって前記企業信用情報に対応付けられた企業構成情報との各々を、企業情報として記憶しているデータベースから、前記勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の前記企業情報を取得する取得部と、前記申込者情報、前記借入金情報、および、前記取得部が取得した前記企業情報を前記申請情報に含めて前記審査部に送信する送信部と、前記審査部から前記審査結果を受信したとき、前記申込者情報に含まれる前記申込者の連絡先に審査の完了を通知する通知部と、を有する。
上記構成によれば、入力端末に入力された勤務先情報に基づいて、勤務先情報の示す企業の企業信用情報に対応する企業情報が取得され、取得された企業情報が、入力端末に入力された他の情報とともに申請情報に含められて審査部に送信されて、審査に用いられる。したがって、システムの処理とは別に担当者が企業信用情報を収集してシステムに入力することを要さず、入力端末への情報の入力、すなわち、審査の申し込みから、審査の完了までの処理が借入審査システムにて連続して行われる。それゆえ、審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率が高められる。
上記構成において、前記勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の前記企業情報として、複数の企業の前記企業情報が前記データベースに存在するとき、前記情報収集部の前記取得部は、前記勤務先情報の示す勤務先に該当する各企業について、前記企業構成情報を前記データベースから取得し、前記入力端末は、前記取得部が取得した各企業についての前記企業構成情報を前記情報収集部から受信し、この受信した情報を表示して企業の選択を要求し、前記情報収集部の前記送信部は、前記入力端末にて選択された企業の前記企業情報を、前記申請情報に含めて前記審査部に送信する前記企業情報とすることが好ましい。
上記構成によれば、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報が、データベースに複数含まれているとき、申込者等の入力端末の利用者に、企業の信用に関わる情報を閲覧させずに複数の企業情報に対応する企業のなかのいずれかを選択させて、選択された企業の企業情報を審査部に送信することができる。企業の信用に関わる情報には、拡散の好ましくない情報も含まれるため、上記構成によれば、こうした情報の拡散が抑えられる。
上記構成において、前記勤務先情報は、企業名と当該企業の本社が所在する場所とを含むことが好ましい。
一般に、企業情報には、企業を識別するための情報、すなわち、企業構成情報として企業名や本社の所在地が含まれる。したがって、上記構成によれば、企業情報を効率的に特定できる。また、企業名と本社の所在する場所とは、申込者にとって容易に提供できる情報であるため、入力端末に入力される情報の提供に際しての申込者の負担の増大も抑えられる。
上記構成において、前記情報収集部から受信した情報を表示する閲覧端末をさらに備え、前記情報収集部は、前記申請情報に含まれる情報を含めて前記情報収集部の収集した情報を収集情報として記憶する記憶部と、前記閲覧端末からの要求に応じて、前記収集情報を前記閲覧端末に送信する提供部と、をさらに有することが好ましい。
上記構成によれば、審査の管理者等である閲覧端末の利用者は、入力端末に入力された情報、すなわち、申込者から提供された情報等、情報収集部に集められた情報を容易に確認することができる。したがって、審査の申し込みの管理に要する負荷が軽減され、利便性が高められる。
上記構成において、前記収集情報には、前記審査結果が含まれることが好ましい。
上記構成によれば、閲覧端末の利用者は、審査の申し込みに対する審査結果を確認することができるため、審査の申し込みの管理についての利便性がより高められる。
上記構成において、前記入力端末は、前記申込者の勤務先を証明する書類を撮影し、前記情報収集部の前記受信部は、前記書類の画像を前記入力端末から受信し、前記収集情報には、前記書類の画像が含まれることが好ましい。
上記構成によれば、閲覧端末の利用者は、申込者の勤務先を証明する書類の画像を参照して、勤務先情報の示す勤務先が申込者の勤務先として正しいか否かを確認することができる。
本発明によれば、借入の審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率を高めることができる。
借入審査システムの一実施形態について、借入審査システムの構成を示す図。 一実施形態における借入審査システムの処理の手順を示すシーケンス図であって、審査の申し込みの開始から企業構成情報の確認までの手順を示す図。 一実施形態の借入審査システムにおいて、入力端末に表示される企業構成情報の確認画面の一例を示す図。 一実施形態における借入審査システムの処理の手順を示すシーケンス図であって、勤務状況情報の入力から審査の完了の通知までの手順を示す図。 一実施形態における借入審査システムの処理の手順を示すシーケンス図であって、収集情報の閲覧の手順を示す図。 一実施形態の借入審査システムにおいて、閲覧端末に表示される収集情報の閲覧画面の一例を示す図。
図1〜図6を参照して、借入審査システムの一実施形態について説明する。本実施形態の借入審査システムは、住宅ローンの事前審査の申し込みを受け付けて、借入を許可するか否かの審査を行うシステムである。
[借入審査システムの構成]
図1を参照して、借入審査システムの構成について説明する。
図1が示すように、借入審査システム100は、受付サーバ10と、申請サーバ20と、審査サーバ30と、企業情報データベース40とを含む。さらに、借入審査システム100は、入力端末50と、申込者端末60と、閲覧端末70とを含む。
受付サーバ10と入力端末50および申込者端末60とは、ネットワークに接続され、受付サーバ10は、入力端末50および申込者端末60の各々と、ネットワークを通じて相互にデータの送信および受信を行う。また、受付サーバ10と申請サーバ20とは、ネットワークに接続され、ネットワークを通じて相互にデータの送信および受信を行う。同様に、申請サーバ20と審査サーバ30とは、ネットワークに接続され、ネットワークを通じて相互にデータの送信および受信を行う。また、申請サーバ20は、ネットワークに接続された企業情報データベース40から、ネットワークを通じてデータを取得する。さらに、申請サーバ20と閲覧端末70とは、ネットワークに接続され、申請サーバ20は、閲覧端末70と、ネットワークを通じて相互にデータの送信および受信を行う。
上述の各装置の通信に用いられるネットワークは、独立した複数のネットワークを含んでいてもよいし、共通した1つのネットワークであってもよい。これらのネットワークは、インターネット等の汎用通信回線であってもよいし、各装置の通信のための専用通信回線であってもよい。例えば、受付サーバ10と入力端末50および申込者端末60とが接続されるネットワークは汎用通信回線であり、その他のネットワークは社内回線等の専用通信回線であることが好ましい。
入力端末50、申込者端末60、および、閲覧端末70の各々は、タブレット端末やスマートフォンやパーソナルコンピュータ等のコンピュータ端末である。各端末は、情報を表示する表示部、利用者の操作を受け付ける操作部、通信を制御する通信部、プログラムやデータを記憶する記憶部、これらの各部の制御や演算処理を記憶部に記憶されたプログラムやデータに基づいて行う制御部等を備えている。記憶部は、不揮発性メモリを含む構成を有し、制御部は、CPUおよびRAM等の揮発性メモリを含む構成を有する。
入力端末50は、住宅ローンの申込者、すなわち、事前審査の申込者の提供する情報が入力される端末であり、申込者や、事前審査の申し込みを管理する金融機関や不動産業者等の担当者によって操作される。入力端末50は、上述の各部に加えて、対象を撮影する撮影部を備えており、例えば、タブレット端末に具体化される。
入力端末50に入力される情報には、申込者に関する情報である申込者情報と、資金に関する情報である資金情報と、申込者の勤務先を示す情報である勤務先情報とが含まれる。申込者情報は、申込者の氏名や、申込者の連絡先を含む。申込者の連絡先は、具体的には、メールアドレスである。資金情報は、申込者が借入を希望する金額を示す借入金情報を含む。勤務先情報は、申込者の勤務する企業名とその本社が所在する場所、具体的には本社の所在する都道府県とを含む。
また、入力端末50には、撮影部の撮影による情報の入力も行われる。撮影の対象である書類には、本人確認書類、勤務先確認書類、および、収入確認書類が含まれる。本人確認書類は、申込者の身分を証明する書類であり、例えば、運転免許証やパスポート等である。勤務先確認書類は、申込者の勤務先を示す書類であり、例えば、名刺等である。収入確認書類は、申込者の収入を証明する書類であり、例えば、源泉徴収票や納税証明書等である。このうち、源泉徴収票は、申込者の勤務先を証明する書類としても機能する。
入力端末50においては、これらの情報の入力を促す画面を制御部が表示部に表示させ、画面の指示に従って申込者等が操作部を操作することによって、操作部や撮影部からの信号やデータを受けた制御部が、上記情報を示すデータを生成する。これによって、入力端末50に情報が入力される。制御部は、入力端末50に入力された情報を、通信部を介して受付サーバ10に送信する。送信される情報には、上述の申込者情報や資金情報や勤務先情報や各書類の画像が含まれる。
入力端末50の制御部が有する上述の各機能は、複数のCPUや、RAM等からなるメモリ等の各種のハードウェアと、これらを機能させるソフトウェアとによって各別に具体化されてもよく、あるいは、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、例えば、住宅ローンの事前審査の申し込みのためのアプリケーションソフトウェアとして入力端末50の記憶部に記憶されている。
申込者端末60は、申込者によって操作される端末であり、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータに具体化される。申込者端末60は、審査完了の通知の受領に用いられる。
閲覧端末70は、住宅ローンを提供する銀行等の金融機関の担当者等、事前審査の申し込みの管理者によって操作される端末であり、例えば、パーソナルコンピュータに具体化される。閲覧端末70は、申込者の提供した情報や審査結果等、住宅ローンの事前審査の申し込みの開始から審査の完了までの間に申請サーバ20に集まる情報の閲覧に用いられる。
企業情報データベース40は、複数の企業について、企業ごとに、企業信用情報と企業構成情報とを対応付けてこれらの情報の各々を企業情報として記憶している。企業信用情報は、企業の信用情報、すなわち、企業の信用に関わる情報であり、企業構成情報は、企業を識別するための情報であって、企業の信用に関わる情報を含まない情報である。企業信用情報は、換言すれば、企業の経営状態に関する情報であり、こうした情報であれば特に制限されないが、企業信用情報には、例えば、資本金や、上場の有無や、従業員数や、売上高等の業績等が含まれる。企業構成情報には、例えば、企業名や、その企業の本社の所在地や、企業ごとに割り当てられた識別情報が含まれる。
受付サーバ10は、入力端末50への情報の入力の補助や、入力端末50と申請サーバ20との間での情報の中継を行うサーバである。受付サーバ10は、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを備えている。
通信部11は、ネットワークを通じて、受付サーバ10と上述の各装置との接続処理を実行し、受付サーバ10と各装置との間でデータの送信および受信を行う。
制御部12は、CPUや、RAM等の揮発性メモリを含む構成を有し、記憶部13に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部11による通信の制御、記憶部13における情報の読み出しや書き込み、各種の演算処理等、受付サーバ10が備える各部の制御を行う。こうした制御部12は、入力補助部12aと受信情報処理部12bとを備えている。
入力補助部12aは、入力端末50から通信部11が受信した情報を用いて所定の処理を行い、処理結果を、通信部11を介して入力端末50に送信する。例えば、入力補助部12aは、入力端末50から受信した書類の画像に対して文字認識処理を行い、認識結果を示す文字列である認識情報を入力端末50に送信する。入力端末50では、受信した認識情報が、申込者に入力を求める情報の一部として利用される。
受信情報処理部12bは、入力端末50から通信部11が受信した情報を、受付情報として記憶部13に記憶させるとともに、通信部11を介して、申請サーバ20に送信する。受付情報には、申込者情報や資金情報や各書類の画像が含まれる。
また、受信情報処理部12bは、申請サーバ20から通信部11が受信した情報に基づいて、各種の情報を、通信部11を介して、入力端末50に送信する。
例えば、申請サーバ20から、申請サーバ20が勤務先情報を用いて企業情報データベース40から取得した企業構成情報を受信したとき、受信情報処理部12bは、受信した企業構成情報を入力端末50に送信する。入力端末50では、受信した企業構成情報が表示部に表示されて、申込者に勤務先の企業の確認が要求される。
また例えば、受信情報処理部12bは、申請サーバ20から審査結果を受信したとき、審査結果を受付情報と対応付けて記憶部13に記憶させるとともに、受付情報のなかの申込者情報に含まれる申込者の連絡先に、審査が完了したことの通知を送信する。この通知は、申込者端末60によって受信される。
記憶部13は、ハードディスクドライブ等の不揮発性メモリを含む構成を有し、制御部12が実行する処理に必要なプログラムやデータを記憶している。こうしたデータの一部として、記憶部13には、上記受付情報と審査結果とが記憶される。
申請サーバ20は、借入の審査に用いられる情報である申請情報を収集して審査サーバ30に送信することや、収集した情報の閲覧端末70への提供を行うサーバである。申請サーバ20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23とを備えている。
通信部21は、ネットワークを通じて、申請サーバ20と上述の各装置との接続処理を実行し、申請サーバ20と各装置との間でデータの送信および受信を行う。
制御部22は、CPUや、RAM等の揮発性メモリを含む構成を有し、記憶部23に記憶されたプログラムやデータに基づいて、申請サーバ20が備える各部の制御を行う。こうした制御部22は、企業情報取得部22aと申請情報処理部22bと閲覧情報提供部22cとを備えている。
企業情報取得部22aは、受付サーバ10から通信部21が受信した勤務先情報を用いて、企業情報データベース40にて勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報を特定し、特定した企業情報のうちの企業構成情報を取得する。企業情報取得部22aは、取得した企業構成情報を、通信部を介して受付サーバ10に送信する。
申請情報処理部22bは、企業構成情報と対応付けられた企業信用情報を企業情報データベース40から取得し、受付サーバ10から受信した申込者情報、資金情報、および、取得した企業信用情報を含む情報を申請情報として、通信部21を介して、審査サーバ30に送信する。また、申請情報処理部22bは、申請サーバ20が取得した情報を登録情報として記憶部23に記憶させる。
また、申請情報処理部22bは、審査サーバ30から通信部21が受信した審査結果を登録情報に対応付けて記憶部23に記憶させるとともに、審査結果を、通信部21を介して受付サーバ10に送信する。
閲覧情報提供部22cは、閲覧端末70からの要求に応じて、記憶部23に記憶されている登録情報や審査結果を、閲覧端末70に通信部21を介して送信する。閲覧端末70では、申請サーバ20から受信したこれらの情報が、閲覧端末70の表示部に表示される。
記憶部23は、ハードディスクドライブ等の不揮発性メモリを含む構成を有し、制御部22が実行する処理に必要なプログラムやデータを記憶している。こうしたデータの一部として、記憶部23には、上記登録情報と審査結果とが記憶される。
審査サーバ30は、申請情報を用いて、住宅ローンの事前審査、すなわち、借入を許可するか否かの審査を行うサーバである。審査サーバ30は、通信部31と、制御部32と、記憶部33とを備えている。
通信部31は、ネットワークを通じて、審査サーバ30と申請サーバ20との接続処理を実行し、審査サーバ30と申請サーバ20との間でデータの送信および受信を行う。
制御部32は、CPUや、RAM等の揮発性メモリを含む構成を有し、記憶部33に記憶されたプログラムやデータに基づいて、審査サーバ30が備える各部の制御を行う。こうした制御部32は、審査部32aを備えている。
審査部32aは、申請サーバ20から通信部31が受信した申請情報を用いて、記憶部33に記憶しているデータ等を参照し、審査を行う。そして、審査部32aは、審査結果、すなわち、借入が許可されるか否かを、通信部31を介して申請サーバ20に送信する。なお、本実施形態において、借入が許可されるとは、申請情報に基づく判断として借入が仮に許可され、さらに詳細な情報に基づいて住宅ローンの契約が承認されるか否かを審査する本審査への移行が認められることを意味する。また、借入が許可されないとは、申請情報によっては借入の可否が判断できず、さらなる調査が必要であることを意味する。
記憶部33は、ハードディスクドライブ等の不揮発性メモリを含む構成を有し、制御部32が実行する処理に必要なプログラムやデータを記憶している。
なお、受付サーバ10における入力補助部12aおよび受信情報処理部12b、申請サーバ20における企業情報取得部22a、申請情報処理部22b、および、閲覧情報提供部22c、審査サーバ30における審査部32aの各々は、複数のCPUや、RAM等からなるメモリ等の各種のハードウェアと、これらを機能させるソフトウェアとによって各別に具体化されてもよく、あるいは、サーバごとに、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。
[借入審査システムの動作]
<審査の申し込みから審査結果の閲覧まで>
図2〜図4を参照して、申込者による住宅ローンの事前審査の申し込みから審査完了の通知の受領までにおいて、借入審査システム100が行う処理の手順を説明する。
図2が示すように、まず、入力端末50にて、所定の操作が行われることに伴い、初期処理が行われる(ステップS10)。これにより、事前審査の申し込みが開始される。初期処理には、例えば、アプリケーションソフトウェアの起動が含まれ、入力端末50は、必要に応じて受付サーバ10にアクセスしつつ、初期処理を行う。
なお、以下の処理において、入力端末50への各種の情報の入力は、入力端末50の表示部に所定の画面が表示され、画面の指示に基づいて申込者等が操作部を操作することに基づいて、行われる。入力された各種の情報は、入力端末50に保持される。
まず、資金情報が入力端末50に入力される(ステップS11)。資金情報は、少なくとも上述の借入金情報を含んでいればよく、資金情報に含まれるその他の情報は、特に制限されない。資金情報は、借入金情報に加えて、例えば、申込者が住宅の購入のために必要としている資金の金額や、自己資金の金額、借入を希望する期間等を含む。
続いて、入力端末50による各書類の撮影が行われる(ステップS12)。撮影の対象である書類には、上述のように、本人確認書類、勤務先確認書類、および、収入確認書類が含まれる。これらの書類が順に撮影されることによって、これらの書類の情報が画像として入力端末50に入力される。なお、撮影の対象はこれらの書類の一部であってもよいし、これらの書類以外の書類が撮影の対象とされてもよい。
撮影された書類の一部もしくは全部が、文字認識の対象とされ、入力端末50は、文字認識の対象とされている書類の画像のデータを受付サーバ10に送信する(ステップS13)。文字認識の対象とされる書類は予め設定されていればよく、例えば、運転免許証と名刺とが文字認識の対象とされる。
受付サーバ10の入力補助部12aは、入力端末50から受信した書類の画像に対して文字認識処理を行い、認識結果を示す文字列である認識情報を入力端末50に送信する(ステップS14)。書類の画像から生成される認識情報には、例えば、申込者の氏名や生年月日や住所、勤務先の企業名や住所等が含まれる。
入力端末50は、受付サーバ10から受信した認識情報を表示部に表示し、申込者に確認を要求する(ステップS15)。申込者は、必要に応じて表示されている情報を修正する。確認された認識情報は入力端末50に保持される。
続いて、申込者情報が入力端末50に入力される(ステップS16)。申込者情報は、申込者の連絡先を含んでいればよく、申込者情報に含まれるその他の情報は、特に制限されない。申込者情報は、申込者の連絡先に加えて、例えば、申込者の氏名や生年月日や住所を含む。ここで、入力の必要な申込者情報のなかで、例えば氏名等のように、上記認識情報に含まれる情報については、ステップS15にて確認された認識情報が適用される。すなわち、申込者は、申込者情報のなかで、認識情報に含まれていない情報のみを、操作部を操作して入力端末50に入力すればよいため、申込者による入力端末50の操作が削減され、情報の入力に際しての利便性が向上する。
このように、文字認識の対象とされる書類は、申込者情報のように、入力端末50への入力が求められる情報の一部を含む書類であることが好ましい。
続いて、勤務先情報が入力端末50に入力される(ステップS17)。勤務先情報は、申込者の勤務先を示す情報であって、企業情報データベース40にて企業情報を特定可能な情報であればよい。ただし、企業情報には、企業を識別するための情報、すなわち企業構成情報として企業名や本社の所在地が含まれるため、勤務先情報が、企業名と本社の所在する都道府県とを含む構成では、企業情報を効率的に検索できる。また、企業名と本社の所在する都道府県とは、申込者にとって容易に提供できる情報であるため、情報の入力に際しての申込者の負担の増大も抑えられる。
なお、勤務先情報の入力に際しても、ステップS15にて確認された認識情報が利用されてもよい。
勤務先情報が入力されると、入力端末50は、勤務先情報を受付サーバ10に送信する(ステップS18)。受付サーバ10の受信情報処理部12bは、受信した勤務先情報を、申請サーバ20に送信する(ステップS19)。
勤務先情報を受信すると、申請サーバ20の企業情報取得部22aは、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報を企業情報データベース40にて特定し、特定した企業情報のうちの企業構成情報を取得する(ステップS20)。企業構成情報は、上述のように、企業を識別するための情報であって、企業の信用に関わる情報を含まない。なお、企業情報取得部22aが取得する企業構成情報は、企業情報として企業情報データベース40に記憶されている企業を識別するための情報の一部であってもよい。
ここで、例えば同名の企業が近距離に複数存在する場合等、企業情報データベース40に、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報として、複数の企業の企業情報が含まれている場合には、企業情報取得部22aは、これらの複数の企業情報の各々に対応する企業構成情報を取得する。
企業構成情報を取得すると、企業情報取得部22aは取得した企業構成情報を、受付サーバ10に送信する(ステップS21)。企業情報取得部22aが複数の企業構成情報を取得した場合には、複数の企業構成情報が受付サーバ10に送信される。
企業構成情報を受信すると、受付サーバ10の受信情報処理部12bは、企業構成情報を入力端末50に送信する(ステップS22)。
入力端末50は、受付サーバ10から受信した企業構成情報を表示部に表示し、申込者に確認を要求する(ステップS23)。企業構成情報が複数ある場合には、表示部に複数の企業構成情報が表示され、申込者に、勤務先の企業を選択することが要求される。なお、入力端末50の表示部に表示される情報は、企業情報データベース40から取得された企業構成情報の一部であってもよく、申込者が勤務先の企業がいずれであるかを判断可能な情報であればよい。選択された企業構成情報は入力端末50に保持される。
図3は、入力端末50の表示部に表示される企業構成情報の確認画面の一例を示す。図3が示すように、確認画面D1には、複数の企業についての企業構成情報Iaの表示、すなわち、企業名および本社の所在地の表示が含まれるとともに、申込者に勤務先の企業を選択することを要求する表示が含まれている。
申込者による企業構成情報の選択は、すなわち、企業構成情報に対応付けられた企業信用情報の選択を意味するが、選択に際して入力端末50の表示部に表示される情報は、企業を識別するための情報を含む一方、企業の信用に関わる情報を含まない。したがって、申込者に、企業の信用に関わる情報を閲覧させずに、企業信用情報を選択させることができる。企業の信用に関わる情報には、拡散の好ましくない情報も含まれるため、上記構成によれば、こうした情報の拡散が抑えられる。
こうして、各種の情報の入力が完了すると、入力された情報の申込者による確認等を経た後に、入力端末50は、入力端末50の保持している情報を受付サーバ10に送信する(ステップS24)。送信される情報には、資金情報、申込者情報、企業構成情報、および、書類の画像が含まれる。ここで、受付サーバ10に送信される企業構成情報は、ステップS23にて確認、選択された企業構成情報である。
入力端末50からこれらの情報を受信すると、受付サーバ10の受信情報処理部12bは、受信した情報を、受付情報として記憶部13に記憶させる(ステップS25)。そして、受信情報処理部12bは、受付情報を申請サーバ20に送信する(ステップS26)。なお、受信情報処理部12bは、受信した申込者情報に含まれる申込者の連絡先に、申し込みを受け付けたことの通知をメールとして送信してもよい。
入力端末50に入力された情報の入力端末50と受付サーバ10との間での送受信が完了すると、その旨が入力端末50の表示部に表示され、これによって、事前審査の申し込みは完了し、借入審査システム100における入力端末50の処理は完了する。
受付サーバ10から受付情報を受信すると、申請サーバ20の申請情報処理部22bは、受付情報に含まれる企業構成情報に企業情報データベース40にて対応付けられている企業信用情報、すなわち、企業構成情報の示す企業の企業信用情報を企業情報データベース40から取得する(ステップS27)。そして、申請情報処理部22bは、取得した企業信用情報と受付サーバ10から受信した情報とを含めて申請情報として審査サーバ30に送信する(ステップS28)。これにより、審査サーバ30に審査が申請される。受付サーバ10から受信した受付情報のうち、申請情報には、少なくとも、資金情報および申込者情報が含められればよく、受付情報のすべてが審査サーバ30に送信されなくてもよい。受付情報のうち審査サーバ30に送信されなかった情報は、例えば、事前審査の申し込みの管理や本審査等に利用される。
また、申請情報処理部22bは申請サーバ20が取得した情報、すなわち、受付情報や申請情報に含まれる情報を、登録情報として記憶部23に記憶させる(ステップS29)。登録情報は、受付情報と申請情報とのすべてを含まなくてもよい。
なお、受付サーバ10に記憶されている受付情報と、申請サーバ20に記憶されている登録情報とは、1つの申し込みごとに割り当てられる識別情報と対応付けられて管理される。この識別情報は、申し込みの開始時、すなわち、入力端末50にて初期処理が開始されたときに、受付サーバ10や申請サーバ20によって設定されてもよいし、申込者情報等を受信した際に受付サーバ10や申請サーバ20によって設定されてもよい。また、これらの識別情報が切り換えられつつ用いられてもよい。各サーバ間での各種の情報や審査結果の送受信は、上記識別情報とともに行われ、各サーバは、識別情報に基づいて、申し込みごとの情報を識別する。
申請サーバ20から申請情報を受信すると、審査サーバ30の審査部32aは、申請情報を用いて審査を行う(ステップS30)。審査の基準は適宜設定されればよく、審査部32aは、記憶部33に記憶されているデータや、外部の装置に記憶されているデータを必要に応じて参照し、審査の処理を行えばよい。
審査が完了すると、審査部32aは、審査結果を申請サーバ20に送信する(ステップS31)。審査結果を受信すると、申請サーバ20の申請情報処理部22bは、審査結果を、対応する申し込みの登録情報に対応付けて記憶部23に記憶させる(ステップS32)。また、申請情報処理部22bは、審査結果を、受付サーバ10に送信する(ステップS33)。
審査結果を受信すると、受付サーバ10の受信情報処理部12bは、審査結果を、対応する申し込みの受付情報に対応付けて記憶部13に記憶させる(ステップS34)。また、受信情報処理部12bは、受付情報に含まれる申込者の連絡先に、審査が完了したことの通知をメールとして送信する。(ステップS35)。
上記通知であるメールは、申込者端末60を用いて申込者によって確認される(ステップS36)。申込者は、上記通知であるメールに記載の指示に従って、審査結果を確認する。例えば、審査結果は、メールに記載されていてもよいし、ウェブサイト上で閲覧可能とされてもよいし、電話連絡等によって確認可能とされてもよい。審査によって、借入が許可されると判定された場合には、審査結果として、その旨および本審査の案内等が申込者に通知され、審査によって、借入が許可されないと判定された場合には、借入の可否について更なる調査が行われること等が申込者に通知される。
なお、上述の処理手順において、入力端末50に入力される情報は、少なくとも申込者情報と勤務先情報と借入金情報とを含んでいればよく、これら以外の情報、例えば、申込者が購入する物件に関する情報等が入力端末50に入力されてもよい。また例えば、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報が企業情報データベース40に記憶されていなかった場合、すなわち、申請サーバ20が企業情報データベース40から企業情報を取得できない場合には、申請サーバ20は受付サーバ10を経由してその旨を入力端末50に通知し、入力端末50は、勤務先に関する詳細な情報の入力を求めてもよい。
また、各情報の入力の順序も、上述の順序と異なっていてもよい。さらに、各情報は、入力端末50に入力されるごとに、受付サーバ10に送信されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の借入審査システム100では、入力端末50に入力された勤務先情報に基づいて、企業情報データベース40から企業信用情報が取得され、取得された企業信用情報が、入力端末50に入力された他の情報とともに申請情報に含められて審査サーバ30に送信される。すなわち、審査を申し込む際に申込者が提供した情報を用いて、審査に有用な企業信用情報が収集され、申込者が提供した情報とともに企業信用情報が審査サーバ30に送られて審査に用いられる。
したがって、システムの処理とは別に担当者が企業の信用情報を収集してシステムに入力することを要さず、入力端末50への情報の入力、すなわち、審査の申し込みから、審査が完了するまでの処理が借入審査システム100にて連続して行われる。それゆえ、審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率が高められる。
また、審査の完了が申込者の連絡先に通知される。すなわち、審査の申し込みから審査の完了の通知までの処理が借入審査システム100にて連続して行われる。こうした構成においては、金融機関や不動産業者の担当者の補助や仲介なく、もしくは、補助や仲介を最小限に留めて、申込者が事前審査の申し込みをして審査の完了の連絡を受けることも可能である。したがって、申込者の提供する情報が申込者以外の人物に知られる機会を低減できる。
<収集情報の閲覧>
図5および図6を参照して、閲覧端末70による情報の閲覧に際して借入審査システム100が行う処理の手順を説明する。閲覧端末70による情報の閲覧は、例えば、住宅ローンを提供する金融機関の担当者等、事前審査の申し込みの管理者が、事前審査の申し込みの詳細や審査結果を確認するために行われる。
図5が示すように、閲覧端末70から申請サーバ20に、登録情報と審査結果との取得の要求が行われる(ステップS50)。こうした要求は、閲覧端末70に表示される画面の指示に従って、閲覧対象を指定する情報が閲覧端末70に入力されることに基づき、閲覧対象を指定する情報の閲覧端末70から申請サーバ20への送信とともに行われる。
閲覧対象を指定する情報は、申請サーバ20に記憶されている複数の登録情報に対応する複数の申し込みのうちの1以上の申し込みを指定する情報であって、例えば、申込者の氏名等の検索条件であり、検索条件と一致する情報を含む申し込みが閲覧対象として指定される。また、申し込みの一覧や検索条件に該当する申し込みの一覧が申請サーバ20から閲覧端末70に送信されて、閲覧端末70の表示部に表示され、一覧のなかからいずれかの申し込みが選択されることによって、選択された申し込みが閲覧対象として指定されてもよい。
閲覧端末70からの要求を受けると、申請サーバ20の閲覧情報提供部22cは、閲覧対象として指定された申し込みの登録情報および審査結果を、閲覧端末70に送信する(ステップS51)。
閲覧端末70は、申請サーバ20から受信した登録情報および審査結果を表示部に表示する(ステップS52)。これにより、管理者は、事前審査の申し込みに際して申込者から提供された情報や審査結果を閲覧することができる。
なお、閲覧端末70からの要求を受けて申請サーバ20が閲覧端末70に送信する情報、すなわち、閲覧端末70に表示される情報は、1つの申し込みについて申請サーバ20に記憶されている情報のすべてでなくてもよい。換言すれば、各申し込みについて閲覧端末70に表示される情報は、申請サーバ20に記憶されている登録情報および審査結果のすべてでなくてもよい。
図6は、閲覧端末70における登録情報および審査結果の表示された閲覧画面の一例を示す。図6が示すように、閲覧画面D2には、登録情報に含まれる申込者情報Ibや、資金情報Icや、勤務先情報Idや、書類の画像Ieの表示が含まれている。また、閲覧画面D2には、審査結果Ifの表示が含まれている。
こうした構成によれば、管理者は、事前審査の申し込みに際して申込者から提供された情報や審査結果を容易に確認することができるため、事前審査の申し込みの管理に要する負荷が軽減され、利便性が高められる。また、事前審査の申し込みに際して撮影された書類の画像が閲覧できるため、管理者は、こうした書類に基づいて、申込者によって入力された申込者情報や資金情報等の情報が適正であるか否かを判断することができる。特に、こうした書類に申込者の勤務先を証明する書類が含まれている場合には、管理者は、この書類に基づいて、申込者によって入力された申込者の勤務先が正しいか否かを確認することができる。
なお、本実施形態においては、受付サーバ10と申請サーバ20とが情報収集部を構成し、審査サーバ30が審査部を構成する。情報収集部は、受付サーバ10と申請サーバ20とによって担われる機能部として、受信部、送信部、取得部、通知部、記憶部、および、提供部を有する。また、申請サーバ20に記憶された登録情報と審査結果とが、収集情報を構成する。
以上説明したように、本実施形態の借入審査システム100によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)入力端末50に入力された勤務先情報に基づいて、企業情報である企業信用情報が取得され、取得された企業信用情報が、入力端末50に入力された他の情報とともに申請情報に含められて審査サーバ30に送信される。すなわち、審査を申し込む際に申込者が提供した情報を用いて企業信用情報が収集され、申込者が提供した情報とともに企業信用情報が審査サーバ30に送られて審査に用いられる。したがって、システムの処理とは別に担当者が企業の信用情報を収集してシステムに入力することを要さず、入力端末50への情報の入力、すなわち、審査の申し込みから、審査が完了するまでの処理が借入審査システム100にて連続して行われる。それゆえ、審査の申し込みから審査の完了までの処理の効率が高められる。
(2)企業情報データベース40に、勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の企業情報として、複数の企業の企業情報が存在するとき、入力端末50は、複数の企業の各々について企業構成情報を受信し、この情報を表示して企業の選択を要求する。そして、申請サーバ20は、入力端末50にて選択された企業の企業信用情報を申請情報に含めて審査サーバ30に送信する。したがって、申込者に、企業の信用に関わる情報を閲覧させずに、企業信用情報を選択させることができる。企業の信用に関わる情報には、拡散の好ましくない情報も含まれるため、上記構成によれば、こうした情報の拡散が抑えられる。
(3)勤務先情報が、企業名と当該企業の本社が所在する場所とを含む。一般に、企業情報には、企業を識別するための情報、すなわち、企業構成情報として企業名や本社の所在地が含まれるため、上記構成によれば、企業情報を効率的に検索できる。また、企業名と本社の所在する場所とは、申込者にとって容易に提供できる情報であるため、情報の入力に際しての申込者の負担の増大も抑えられる。
(4)申請サーバ20は、申請情報に含まれる情報を含めて申請サーバ20の収集した情報を記憶し、閲覧端末70からの要求に応じて、これらの情報を閲覧端末70に送信する。そして、閲覧端末70は、申請サーバ20から受信した情報を表示する。こうした構成によれば、事前審査の申し込みの管理者である閲覧端末70の利用者は、事前審査の申し込みに際して申込者から提供された情報等、申請サーバ20に集められた情報を容易に確認することができるため、事前審査の申し込みの管理に要する負荷が軽減され、利便性が高められる。
(5)申請サーバ20から送信されて閲覧端末70に表示される情報に、審査結果が含まれる構成では、閲覧端末70の利用者は、事前審査の申し込みに対する審査結果を確認することができるため、事前審査の申し込みの管理についての利便性がより高められる。
(6)申請サーバ20から送信されて閲覧端末70に表示される情報に、申込者の勤務先を証明する書類の画像および勤務先情報の示す勤務先が含まれる構成では、閲覧端末70の利用者は、書類の画像を参照して、申込者によって入力された勤務先が正しいか否か、すなわち、勤務先情報の示す勤務先が正しいか否かを確認することができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・上記実施形態では、申請サーバ20は、勤務先情報に基づいて企業構成情報を取得し、申請サーバ20と受付サーバ10と入力端末50との間では、企業構成情報が授受された。これに代えて、申請サーバ20は、勤務先情報に基づいて企業情報データベース40から企業信用情報を取得し、申請サーバ20と受付サーバ10と入力端末50との間で企業信用情報が授受されてもよい。すなわち、勤務先情報に基づいて申請サーバ20が取得して上記装置の間で授受される情報は、企業情報であればよく、企業構成情報のように企業信用情報と対応付けられた情報であってもよいし、企業信用情報そのものであってもよいし、企業構成情報と企業信用情報の双方であってもよい。申請サーバ20と受付サーバ10と入力端末50との間で企業構成情報と企業信用情報とが授受される構成のように、これらの装置の間で授受される情報に企業の信用に関わる情報が含まれる構成であっても、申込者に勤務先の企業の確認を要求するために入力端末50に表示される情報は、企業構成情報、すなわち、企業を識別するための情報であることが好ましい。なお、上述のように、企業の信用に関わる情報には、拡散の好ましくない情報も含まれるため、申請サーバ20と受付サーバ10と入力端末50との間で企業構成情報のみが授受される構成の方が、企業の信用に関わる情報の拡散の虞を低減できる。
また、上記実施形態では、申請サーバ20は、企業構成情報に基づいて企業信用情報を取得し、企業信用情報を申請情報に含めて審査サーバ30に送信した。これに代えて、申請サーバ20は、企業構成情報を申請情報に含めて審査サーバ30に送信し、審査サーバ30が企業構成情報に対応付けられている企業信用情報を企業情報データベース40から取得してもよい。すなわち、情報収集部が取得して申請情報に含める情報は、企業情報であればよく、企業信用情報そのものであってもよいし、企業構成情報のように企業信用情報と対応付けられた情報であってもよい。
・上記実施形態では、受付サーバ10と申請サーバ20とから情報収集部が構成されたが、受付サーバ10の機能と申請サーバ20の機能とが1つのサーバによって実現されてもよい。すなわち、情報収集部は、1つのサーバから構成されてもよい。また、情報収集部は、3以上のサーバから構成されてもよい。
・上記実施形態では、閲覧端末70はネットワークを介して申請サーバ20と接続され、申請サーバ20から登録情報や審査結果を取得した。これに代えて、閲覧端末70は、汎用通信回線等のネットワークを介して受付サーバ10と接続され、受付サーバ10に記憶されている受付情報や審査結果を受付サーバ10から受信して閲覧端末70の表示部に表示してもよい。こうした構成では、例えば、不動産業者等の管理者が、事前審査の申し込みに際して申込者から提供された情報や審査結果を閲覧することができる。この場合、受付サーバ10に記憶されている受付情報および審査結果が、収集情報を構成する。
すなわち、収集情報は、情報収集部が収集した情報であり、閲覧端末70は、情報収集部から収集情報を取得すればよい。収集情報は、情報収集部が収集した情報であれば、入力端末50に入力された情報以外の情報を含んでいてもよく、例えば、申し込みを受け付けた日時、すなわち、受付サーバ10が入力端末50から各種の情報を受信した日時を含んでいてもよい。また、収集情報として情報収集部に記憶される情報は、情報収集部が収集した情報のすべてでなくてもよく、収集情報として記憶されている情報のすべてが閲覧端末70に送信されなくてもよい。
・入力端末50への情報の入力に際して、入力端末50が撮影した書類の画像に対する文字認識処理が行われず、すべての情報が操作部の操作によって入力端末50に入力されてもよい。また、入力端末50は書類の撮影を行わず、画像としての情報は入力端末50に入力されなくてもよい。すなわち、閲覧端末70によって書類の画像の確認ができなくてもよい。こうした構成によっても上記(1)〜(5)の効果は得られる。
・借入審査システム100は、閲覧端末70を備えず、受付サーバ10や申請サーバ20に収集された情報は閲覧されなくてもよい。こうした構成によっても、上記(1)〜(3)の効果は得られる。
・企業情報データベース40は、申請サーバ20が備えていてもよいし、借入審査システム100の外部のサーバ等の装置が備えていてもよい。
・上記実施形態では、借入の可否は、借入が仮に許可されて本審査への移行が認められるか、申請情報によっては借入の可否が判断できず、さらなる調査が必要であるかを意味したが、借入の可否は、借入の最終的な可否を意味してもよい。また、借入審査システム100の行う審査は、住宅ローンの事前審査に限られず、例えば、住宅ローンに関する他の審査であってもよいし、住宅ローンとは異なるローンの審査であってもよく、要は、借入に関する審査であればよい。
100…借入審査システム、10…受付サーバ、11…通信部、12…制御部、12a…入力補助部、12b…受信情報処理部、13…記憶部、20…申請サーバ、21…通信部、22…制御部、22a…企業情報取得部、22b…申請情報処理部、22c…閲覧情報提供部、23…記憶部、30…審査サーバ、31…通信部、32…制御部、32a…審査部、33…記憶部、40…企業情報データベース、50…入力端末、60…申込者端末、70…閲覧端末。

Claims (6)

  1. 借入の審査の申込者に関する情報であって前記申込者の連絡先を含む申込者情報、前記申込者の勤務先を示す情報である勤務先情報、および、前記申込者の借入を希望する金額を示す情報である借入金情報が入力される入力端末と、
    前記借入の審査に用いられる情報である申請情報を収集する情報収集部と、
    前記申請情報を用いて、借入に関する審査を行い、審査結果を前記情報収集部に送信する審査部と、を備え、
    前記情報収集部は、
    前記申込者情報と前記勤務先情報と前記借入金情報とを前記入力端末から受信する受信部と、
    複数の企業について、企業ごとに、企業の信用情報である企業信用情報とその企業を識別するための情報であって前記企業信用情報に対応付けられた企業構成情報との各々を、企業情報として記憶しているデータベースから、前記勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の前記企業情報を取得する取得部と、
    前記申込者情報、前記借入金情報、および、前記取得部が取得した前記企業情報を前記申請情報に含めて前記審査部に送信する送信部と、
    前記審査部から前記審査結果を受信したとき、前記申込者情報に含まれる前記申込者の連絡先に審査の完了を通知する通知部と、を有する
    借入審査システム。
  2. 前記勤務先情報の示す勤務先に該当する企業の前記企業情報として、複数の企業の前記企業情報が前記データベースに存在するとき、
    前記情報収集部の前記取得部は、前記勤務先情報の示す勤務先に該当する各企業について、前記企業構成情報を前記データベースから取得し、
    前記入力端末は、前記取得部が取得した各企業についての前記企業構成情報を前記情報収集部から受信し、この受信した情報を表示して企業の選択を要求し、
    前記情報収集部の前記送信部は、前記入力端末にて選択された企業の前記企業情報を、前記申請情報に含めて前記審査部に送信する前記企業情報とする
    請求項1に記載の借入審査システム。
  3. 前記勤務先情報は、企業名と当該企業の本社が所在する場所とを含む
    請求項1または2に記載の借入審査システム。
  4. 前記情報収集部から受信した情報を表示する閲覧端末をさらに備え、
    前記情報収集部は、
    前記申請情報に含まれる情報を含めて前記情報収集部の収集した情報を収集情報として記憶する記憶部と、
    前記閲覧端末からの要求に応じて、前記収集情報を前記閲覧端末に送信する提供部と、をさらに有する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の借入審査システム。
  5. 前記収集情報には、前記審査結果が含まれる
    請求項4に記載の借入審査システム。
  6. 前記入力端末は、前記申込者の勤務先を証明する書類を撮影し、
    前記情報収集部の前記受信部は、
    前記書類の画像を前記入力端末から受信し、
    前記収集情報には、前記書類の画像が含まれる
    請求項4または5に記載の借入審査システム。
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