JP2017116531A - 薄膜光センシングネットワークを用いた触覚センシングシステム及び方法 - Google Patents

薄膜光センシングネットワークを用いた触覚センシングシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作に伴う繰り返し応力に晒され永久変形が生じる問題を克服した薄膜光センシングネットワークを用いた触覚センシングシステムを提供する。【解決手段】センシングネットワークは、可撓性材料に配置された導光路(103,113,123,133)のアレイを含む。各導光路は、第1端に光源(101,111,121,131)が結合された入力端(102,112,122,132)を有し、第2端に光検出器(105,115,125,135)が結合された出力端(104,114,124,134)を有する。各光源は所定の第1周波数及び特性を有する光信号を対応する導光路に供給し、各光検出器は対応する導光路から光信号を受信して、受信した光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する。プロセッサは各光検出器から出力信号を受信して、センシングネットワークに加えられた圧力を受信した信号に基づいて特定する。【選択図】図1

Description

本開始は、概して、薄膜光センシングネットワークを用いた触覚センシングシステム及び方法に関する。
触覚を人工的に再現することは、多くの分野で有効である。触覚センサは、トランスデューサであり、トランスデューサの表面と、このトランスデューサ表面に接触するオブジェクトとの間に発生する力を測定することにより、人工的な触覚を提供するのに利用される。触覚センサは、オブジェクトの取扱いや操作を伴う用途(例えば、ロボットグリッパ)において一般的に用いられており、オブジェクトに加える力の大きさを、オブジェクトを適切に把持、制御するには十分であるが、オブジェクトに損傷をもたらしかねないレベルよりはずっと小さく保つようにする。触覚センサは、圧力センサアレイ、ひずみゲージローゼット(strain gauge rosette)、あるいは、その他の電気機械式のセンシングシステムから構成されており、操作に伴う繰り返し応力に晒されると永久変形が生じ、感度の変化、最適化された信頼性からの低下、及び寿命の短縮が生じる。
したがって、上述の問題を克服するように改善された触覚センシングシステム及び方法が必要とされている。
一側面によれば、可撓性薄膜触覚センサは、可撓性材料に配置された導光路のアレイから成るセンシングネットワークを含む。前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とする。また、当該可撓性薄膜触覚センサは、前記導光路の各々に対して1つずつ設けられた複数の光源を含む。前記複数の光源の各々は、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されている。前記複数の光源の各々は、対応する導光路に所定の第1周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する。当該可撓性薄膜触覚センサは、さらに、前記導光路の各々に対して1つずつ設けられた複数の光検出器を含む。前記複数の光検出器の各々は、対応する導光路の出力端にそれぞれ結合されている。前記複数の光検出器の各々は、対応する導光路からそれぞれ光信号を受信して、受信した前記光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する。当該可撓性薄膜触覚センサは、さらに、前記複数の光検出器の各々から前記出力信号を受信するように接続されたプロセッサを含む。前記プロセッサは、前記複数の光検出器から受信した信号に基づいて、前記センシングネットワークに加えられた圧力の値を特定するよう構成されている。
別の側面によれば、可撓性薄膜触覚センサは、可撓性材料に配置された1つ又は複数の導光路のアレイから成るセンシングネットワークを含む。前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とする。また、当該可撓性薄膜触覚センサは、前記導光路の各々に対して1つずつ設けられた1つ又は複数の光源を含む。前記1つ又は複数の光源の各々は、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されている。前記1つ又は複数の光源の各々は、対応する導光路に所定の第1周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する。当該可撓性薄膜触覚センサは、さらに、前記導光路の各々に対して1つずつ設けられた1つ又は複数の光検出器を含む。前記1つ又は複数の光検出器の各々は、対応する導光路の出力端にそれぞれ結合されている。前記1つ又は複数の光検出器の各々は、対応する導光路からそれぞれ光信号を受信して、受信した前記光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する。当該可撓性薄膜触覚センサは、さらに、前記1つ又は複数の光検出器の各々から前記出力信号を受信するように接続されたプロセッサを含む。前記プロセッサは、前記1つ又は複数の光検出器から受信した信号に基づいて、前記センシングネットワークに加えられた圧力を特定するよう構成されている。
さらに別の側面によれば、圧力を感知する方法は、可撓性材料に配置された導光路のアレイから成るセンシングネットワークを用いる。前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とする。前記導光路の各々に光信号がそれぞれ供給される。前記光信号の各々は、所定の第1周波数及び特性を有する。前記導光路の各々の出力端において光信号が受信され、対応する導光路の出力端において受信された前記光信号の大きさに対応する出力信号が所定の第2周波数で生成される。前記出力信号を処理することにより、前記センシングネットワークに加えられた圧力が特定される。
上述した特徴、機能、利点は、各種の実施形態によって個別に達成することができ、あるいは、さらに他の実施形態と組み合わせてもよく、そのさらなる詳細は、以下の記載及び図面を参照することによってより明らかになるであろう。
後述する詳細な説明は、例として記載されているものであり、本開示をその記載のみに限定することを意図するものではない。この説明は、以下の添付図面を併せて参照することによって、最もよく理解されるであろう。
本開示の一側面による薄膜光センシングネットワークの実施形態を示すブロック図である。 本開示の一側面による薄膜光センシングネットワークの第2実施形態を示すブロック図である。 本開示の一側面による薄膜光センシングネットワークの第3実施形態を示すブロック図である。 本開示の一側面による薄膜光センシングネットワークの第4実施形態を示すブロック図である。 本開示の薄膜光センシングネットワークに用いる光源及び光入射部を示すブロック図である。 本開示の薄膜光センシングネットワークに用いる光出射部及び検出器を示すブロック図である。
本開示では、本開示の様々な例示的な実施形態を示す複数の図面を通して、同様の要素については同様の参照符号で示している。
図1を参照すると、第1実施形態の薄膜光センシングネットワーク100が示されており、複数の直線状の導光路(optical pathway)103、113、123、133が、例えば適切なプラスチックなどの変形可能な可撓性材料からなる薄膜にアレイ状に形成又は配置されている。各導光路103、113、123、133は、プラスチック材料中に形成された導波路やその均等物であってもよく、あるいは、プラスチック材料に埋設された別個の光ファイバであってもよい。導光路103、113、123、133は、各導光路103、113、123、133の第1端で、対応する光入射部(input optic)102、112、122、132を介して、対応する光源S1 101、S2 111、S3 121、S4 131にそれぞれ結合されている。加えて、導光路103、113、123、133は、各導光路103、113、123、133の第2端で、対応する光出射部(output optic)104、114、124、134を介して、対応する検出器D1 105、D2 115、D3 125、D4 135にそれぞれ結合されている。各導光路103、113、123、133は、光学式ひずみゲージ(optical strain gauge)として機能するものであり、薄膜光センシングネットワーク100が圧力や応力に晒されると、検出器D1 105、D2 115、D3 125、D4 135のうちの1つ又は複数が受け取る信号に、その圧力や応力が反映される。図1の実施形態では、4つの平行な導光路103、113、123、133を示しているが、本明細書のいずれの実施形態においても、含まれる導光路の数、及び各導波路の配置は、センシングネットワークに求められるサイズや解像度に合わせて変更可能である。
動作においては、各光源S1 101、S2 111、S3 121、S4 131は、対応する導光路103、113、123、133に所定の光信号を供給して通過させ、最終的には、対応する検出器D1 105、D2 115、D3 125、D4 135に到達させる。各検出器D1 105、D2 115、D3 125、D4 135からの出力は、その後、プロセッサ(図1には図示せず)に送られて適切な処理及び分析が施され(詳細は、図6を参照して後述する)、これにより薄膜光センシングネットワーク100に加えられた圧力の大きさや位置が特定される。図1の薄膜光センシングネットワーク100は、ひずみゲージ技術に基づく従来の触覚センサと比較して、はるかに感度が高く、はるかに小型である。
図2を参照すると、第2実施形態の薄膜光センシングネットワーク200が示されており、複数の曲線状の導光路203、213、223、233が、図1の実施形態同様に、例えば適切なプラスチックなどの変形可能な可撓性材料からなる薄膜にアレイ状に形成又は配置されている。各導光路は、プラスチック材料中に形成された別個の導波路やその均等物であってもよく、あるいは、プラスチック材料に埋設された別個の光ファイバであってもよい。導光路203、213、223、233は、各導光路203、213、223、233の第1端で、対応する光入射部202、212、222、232を介して、対応する光源S1 201、S2 211、S3 221、S4 231にそれぞれ結合されている。加えて、導光路203、213、223、233は、各導光路203、213、223、233の第2端で、対応する光出射部204、214、224、234を介して、対応する検出器D1 205、D2 215、D3 225、D4 235にそれぞれ結合されている。各導光路203、213、223、233は、光学式ひずみゲージとして機能するものであり、薄膜光センシングネットワーク200が圧力や応力に晒されると、検出器D1 205、D2 215、D3 225、D4 235のうちの1つ又は複数が受け取る信号に、その圧力や応力が反映される。
動作においては、各光源S1 201、S2 211、S3 221、S4 231は、対応する導光路203、213、223、233に所定の光信号を供給して通過させ、最終的には、対応する検出器D1 205、D2 215、D3 225、D4 235に到達させる。図1の実施形態と同様に、各検出器D1 205、D2 215、D3 225、D4 235からの出力は、その後、プロセッサに送られて適切な処理及び分析が施され、これにより薄膜光センシングネットワーク200に加えられた圧力の大きさや位置が特定される。
図3を参照すると、第3実施形態の薄膜光センシングネットワーク300が示されており、複数の導光路303、313、323、333、343、353、363、373が、例えば適切なプラスチックなどの変形可能な可撓性材料からなる薄膜にアレイ状に形成又は配置されている。各導光路は、プラスチック材料に形成された別個の導波路やその均等物であってもよく、あるいは、プラスチック材料に埋設された別個の光ファイバであってもよい。図3に示すように、導光路303、313、323、333は、第1方向に沿って配置されており、導光路343、353、363、373は、第1方向に直角な第2方向に沿って配置されている。よって、導光路303、313、323、333、343、353、363、373は、2次元のデカルトグリッド(two dimensional Cartesian grid)を形成する。各導光路303、313、323、333、343、353、363、373は、上述の図1のように直線状であってもよいし、上述の図2のように曲線状であってもよい。導光路303、313、323、333、343、353、363、373は、各導光路303、313、323、333、343、353、363、373の第1端で、対応する光入射部(図3には図示せず)を介して、対応する光源S1 301、S2 311、S3 321、S4 331、S5 341、S6 351、S7 361、S8 371にそれぞれ結合されている。加えて、導光路303、313、323、333、343、353、363、373は、各導光路303、313、323、333、343、353、363、373の第2端で、対応する光出射部(図3には図示せず)を介して、対応する検出器D1 305、D2 315、D3 325、D4 335、D5 345、D6 355、D7 365、D8 375にそれぞれ結合されている。各導光路303、313、323、333、343、353、363、373は、光学式ひずみゲージとして機能するものであり、薄膜光センシングネットワーク300が圧力や応力に晒されると、検出器D1 305、D2 315、D3 325、D4 335、D5 345、D6 355、D7 365、D8 375のうちの1つ又は複数が受け取る信号に、その圧力や応力が反映される。図中の黒点(例えば、点380、381、382)は、導光路がその点で相互に接続されていることを表している(明瞭性のため、図3では、すべての点に参照符号を記載してはいない)。この接続により、ある導光路の光を、隣接する別の導光路に誘導することができ、プラスチック材料に生じた応力や歪みに対する感度を向上させることができる。
動作においては、各光源S1 301、S2 311、S3 321、S4 331、S5 341、S6 351、S7 361、S8 371は、対応する導光路303、313、323、333、343、353、363、373に所定の光信号を供給して通過させ、最終的には、対応する検出器D1 305、D2 315、D3 325、D4 335、D5 345、D6 355、D7 365、D8 375に到達させる。各検出器D1 305、D2 315、D3 325、D4 335、D5 345、D6 355、D7 365、D8 375からの出力は、その後、プロセッサに送られて適切な処理及び分析が施され(詳細は、図6を参照して後述する)、これにより薄膜光センシングネットワーク300に加えられた圧力の大きさや位置が特定される。
図4を参照すると、第4実施形態の薄膜光センシングネットワーク400が示されており、複数の導光路403、413、423、433、443、453、463、473が、例えば適切なプラスチックなどの変形可能な可撓性材料からなる薄膜にアレイ状に形成又は配置されている。各導光路は、プラスチック材料に形成された別個の導波路やその均等物であってもよく、あるいは、プラスチック材料に埋設された別個の光ファイバであってもよい。本実施形態は図3の実施形態と類似しており、相違点は、導光路403、413、423、433、443、453、463、473が、交点において相互接続されていないことである。よって、導光路403、413、423、433、443、453、463、473のいずれか1つから、導光路403、413、423、433、443、453、463、473の別の1つに光が誘導されることはない。図3の実施形態と同様、導光路403、413、423、433、443、453、463、473は、2次元のデカルトグリッドを形成する。各導光路403、413、423、433、443、453、463、473、は、上述の図1のように直線状であってもよいし、上述の図2のように曲線状であってもよい。導光路403、413、423、433、443、453、463、473は、各導光路403、413、423、433、443、453、463、473の第1端で、対応する光入射部(図4には図示せず)を介して、対応する光源S1 401、S2 411、S3 421、S4 431、S5 441、S6 451、S7 461、S8 471にそれぞれ結合されている。加えて、導光路403、413、423、433、443、453、463、473は、各導光路403、413、423、433、443、453、463、473の第2端で、対応する光出射部(図4には図示せず)を介して、対応する検出器D1 405、D2 415、D3 425、D4 435、D5 445、D6 455、D7 465、D8 475にそれぞれ結合されている。各導光路403、413、423、433、443、453、463、473は、光学式ひずみゲージとして機能するものであり、薄膜光センシングネットワーク400が圧力や応力に晒されると、検出器D1 405、D2 415、D3 425、D4 435、D5 445、D6 455、D7 465、D8 475のうちの1つ又は複数が受け取る信号に、その圧力や応力が反映される。
動作においては、各光源S1 401、S2 411、S3 421、S4 431、S5 441、S6 451、S7 461、S8 471は、対応する導光路403、413、423、433、443、453、463、473に所定の光信号を供給して通過させ、最終的には、対応する検出器D1 405、D2 415、D3 425、D4 435、D5 445、D6 455、D7 465、D8 475に到達させる。各検出器D1 405、D2 415、D3 425、D4 435、D5 445、D6 455、D7 465、D8 475からの出力は、その後、プロセッサに送られて適切な処理及び分析が施され(詳細は、図6を参照して後述する)、これにより薄膜光センシングネットワーク400に加えられた圧力の大きさや位置が特定される。
次に、図5は、図1〜図4に示した実施形態において各導光路に結合された光源503と光入射部508とからなる入射光学系500をより詳細に示している。具体的には、レーザ光源503は、電源に結合された電気入力部501及び制御入力部502を含む。制御入力部502は、図6に示したプロセッサ608を例とするプロセッサに接続されていてもよいし、別個の制御プロセッサ(図示せず)に接続されていてもよい。レーザ光源503は、ダイオードレーザであってもよいし、固体レーザであってもよい。レーザ光源503から出射された光は、光入射部508を通過して、導光路509に供給される。好ましくは、光入射部は、偏光子504、偏光回転子505、波長セレクタ506、及び導光路注入光学素子(optical pathway injection optics)507を含む。偏光子504は、固体デバイス(solid state device)でもよいし、フィルム型(film-based)でもよい。偏光回転子505は、任意の部材であり、レーザ光源503/偏光子504からの線形に偏光された光線の偏向軸を任意の角度で回転させる。波長セレクタ506は、ノッチフィルタとして機能して、レーザ光源503からの光のうちの所望の波長のみを透過させる。導光路注入光学素子507は、レーザ光源503からの光線を導光路509に集光させるレンズである。場合によっては、後述するように、別個の光源を2つ用いて各導光路を励起させてもよい。そのような場合、光カプラを用いて、各光源の出射光を(出射光が光出射部を通過した後に)光ファイバに結合させてもよい。
次に、図6は、図1〜図4に示した実施形態において各導光路に結合された光出射部607と光検出器605とからなる出射光学系600をより詳細に示しており、併せて、図1〜図4に示した各実施形態の薄膜光センシングネットワークに加えられた圧力に基づいて出力信号を生成するのに用いられるプロセッサも示している。具体的には、導光路601は、光出射部607に結合されており、これら光出射部としては、捕捉光学素子(capture optics)602、波長セレクタ603、及び偏光セレクタ604が含まれ、この偏光セレクタは、光検出器605に結合されており、この光検出器の出力端は、リンク606を介してプロセッサ608に接続されている。捕捉光学素子602は、導光路601からの光を集光し、集光した光を他の光出射部607を介して検出器605に誘導するレンズである。波長セレクタ603は、導光路601から受け取った光のうち、対象となる波長のみを透過させるように選択される。偏光セレクタ604は、検出器605に対して適切なレベルの偏向が施されるようにする。検出器605は、従来の光検出器であって、受け取った光の量に比例した電気信号を生成し、リンク606に出力する。プロセッサ608は、薄膜光センシングネットワークに含まれる各検出器605から電気信号を受信して、そのネットワークに加えられた圧力の大きさに比例した出力信号を生成する(図6では、1つの検出器605のみが図示されているが、本明細書に開示の実施形態の薄膜光センシングネットワークはいずれも、複数の検出器を含んでおり、各検出器は、処理を行うプロセッサに接続されている)。加えて、プロセッサ608は、薄膜光センシングネットワークにおいて当該圧力が加えられた位置を、2次元平面において示す信号も別個に生成する。
本開示の実施形態のいずれについても、薄膜光センシングネットワークに圧力が加えられると、それにより誘起された圧力が、埋設された導光路の微視的レベルの非線形な特性に局所的な変化をもたらす。具体的には、導光路に応力を発生させると、その導光路を構成する材料がその平衡状態から逸脱し、局所的な非線形な特性が増加する。本開示の圧力センシングシステムは、この変化により、導光路を構成する材料の非線形的な光学特性(nonlinear optical properties)が変化することを利用している。具体的には、本開示のシステムは、特定の特性を有する光信号を各導光路に印加し、その応答特性(非線形な)を観察しており、これにより従来の線形システムに比べて信号対雑音応答(signal-to-noise response)を大幅に高めている。
各導光路に1つの光信号が印加される場合、その光信号は、所定の波長及び偏向を呈する。各導光路に光信号が2つ印加される場合、各光信号は、それぞれ所定の波長及び偏向を呈する。導光路を形成する材料が有する非線形的な光学特性を利用することにより、いずれの場合(1つの光信号の場合及び2つの光信号の場合)でも、各導光路の出力端では、それぞれ所定の異なる波長や偏向の応答信号が観察され、導光路に圧力が加えられると、その大きさに変化が生じる。よって、出力信号は、特定の波長の受信信号の大きさの変化、及び/又は、その波長の信号の偏向の変化に基づいて生成することができる。各導光路に1つの光信号が印加される場合、各導光路の出力端で観察される所定の波長及び/又は偏向は、例えば、第二次高調波の発生(出射光は、入射波長の2倍の波長を有する)、及び、ラマン散乱(出射光は、ラマンストークス又はアンチストークスピーク(Raman Stokes or Anti-Stokes peaks)に基づいて選択される)などを含む複数の異なるケースに基づいて選択される。各導光路に光信号が2つ印加される場合、各導光路の出力端で観察される所定の波長及び/又は偏向は、例えば、和周波発生(2つの入射波長の和が出射波長となる)、差周波発生(2つの入射波長の差が出射波長となる)、及び、誘導ラマン散乱(stimulated Raman Scattering)(一方の入射波長から他方の入射波長を引いた差の2倍が出射波長となる)に基づいて選択される。
本開示の薄膜センシングネットワークは、プラスチックなどの変形可能な材料中に形成された導光路や、そのような変形可能な材料に埋設された光ファイバを用いており、これにより、従来の電気機械式の圧力センサに生じる永久変形に起因する各種の問題を回避することができる。
動作においては、導光路アレイ内の領域において導光路に、あるいは、導光路アレイ内の領域に圧力が加えられると、各導光路は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせる。プロセッサは、導光路アレイの当該領域に加えられた圧力の大きさを特定するが、この特定は少なくとも、圧力が加えられた1つ又は複数の導光路に結合された1つ又は複数の光検出器からの出力信号の変化(例えば、所定の第2周波数の光の大きさ)に基づいて行う。
また、本開示は以下の付記に基づく実施形態を含む。
付記1
可撓性材料に配置された導光路のアレイから成り、前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とするものであるセンシングネットワークと、
前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路に所定の第1周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する複数の光源と、
前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の出力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路からそれぞれ光信号を受信して、受信した前記光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する複数の光検出器と、
前記複数の光検出器の各々から前記出力信号を受信するように接続されており、前記複数の光検出器から受信した信号に基づいて、前記センシングネットワークに加えられた圧力を特定するよう構成されたプロセッサと、を含む、可撓性薄膜触覚センサ。
付記2
前記プロセッサは、さらに、前記センシングネットワークに加えられた前記圧力の前記触覚センサ内の位置を、前記複数の光検出器から受信した信号に基づいて特定するように構成されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記3
前記複数の光源の各々と、対応する導光路の入力端との間にそれぞれ結合された光入射部をさらに含む、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記4
前記光入射部には、偏光子、偏光回転子、及び波長セレクタのうちの少なくとも1つが含まれる、付記3に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記5
前記複数の光検出器の各々と、対応する導光路の出力端との間にそれぞれ結合された光出射部をさらに含む、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記6
前記光出射部には、波長セレクタ及び偏光セレクタのうちの少なくとも1つが含まれる、付記5に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記7
前記アレイ内の領域において導光路に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた1つ又は複数の導光路に結合された1つ又は複数の光検出器からの出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記8
前記導光路アレイ内の領域に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた1つ又は複数の導光路に結合された1つ又は複数の光検出器からの出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記9
前記アレイ内の領域において導光路に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、圧力が加えられた1つ又は複数の導光路の第2端に到達した光の大きさの変化を反映する、1つ又は複数の光検出器からの前記所定の第2周波数の出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記10
前記所定の第2周波数は、前記所定の第1周波数の2倍である、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記11
前記所定の第2周波数は、前記所定の第1周波数のラマンストークス出力又はアンチストークス出力に対応する、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記12
前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路に所定の第3周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する複数の第2光源をさらに含み、
前記所定の第2周波数は、前記所定の第1周波数と前記所定の第3周波数との関数に基づいて決定される、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記13
前記関数は、和周波関数(sum-frequency function)である、付記12に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記14
前記関数は、差周波関数(difference-frequency function)である、付記12に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記15
前記関数は、誘導ラマン散乱関数(stimulated Raman Scattering function)である、付記12に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記16
前記導光路は、2次元のデカルトグリッドを形成し、前記導光路は、前記2次元のデカルトグリッドの各交点で接続されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記17
前記導光路の各々は、前記可撓性材料内に形成されている、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記18
前記導光路の各々は、前記可撓性材料に埋設された別個の光ファイバである、付記1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記19
可撓性材料に配置された1つ又は複数の導光路のアレイから成り、前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とするものであるセンシングネットワークと、
前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路に所定の第1周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する1つ又は複数の光源と、
前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の出力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路からそれぞれ光信号を受信して、受信した前記光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する1つ又は複数の光検出器と、
前記1つ又は複数の光検出器の各々から前記出力信号を受信するように接続されており、前記1つ又は複数の光検出器から受信した信号に基づいて、前記センシングネットワークに加えられた圧力を特定するよう構成されたプロセッサと、を含む、可撓性薄膜触覚センサ。
付記20
前記プロセッサは、さらに、前記センシングネットワークに加えられた前記圧力の前記触覚センサ内の位置を、前記1つ又は複数の光検出器から受信した信号に基づいて特定するように構成されている、付記19に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記21
前記アレイ内の領域において導光路に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた前記1つ又は複数の導光路の第2端に到達した光の大きさの変化を反映する、前記1つ又は複数の光検出器からの前記所定の第2周波数の出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、付記19に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
付記22
可撓性材料に配置された導光路のアレイから成るセンシングネットワークを用いて圧力を感知する方法であって、前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とするものであり、
複数の光源から前記導光路の各々に、それぞれ所定の第1周波数及び特性を有する光信号を供給し、
前記導光路の各々の出力端において、光信号を受信して、対応する導光路の出力端において受信した前記光信号の大きさに対応する出力信号を所定の第2周波数で生成し、
前記出力信号を処理することにより、前記センシングネットワークに加えられた前記圧力を特定する、各工程を含む方法。
付記23
前記出力信号を処理することにより、前記センシングネットワークに加えられた前記圧力の当該センシングネットワーク内の位置を特定する工程をさらに含む、付記22に記載の方法。
好ましい実施形態及び様々な側面を用いて、本開示を具体的に図示し、説明してきたが、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、各種の変更や変形が可能であることは、当業者には明らかであろう。添付の請求の範囲は、本明細書に説明した実施形態、上述の変形、及びその均等物を包含すると解釈されるべきである。

Claims (14)

  1. 可撓性材料に配置された導光路のアレイから成り、前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とするものであるセンシングネットワークと、
    前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路に所定の第1周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する複数の光源と、
    前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の出力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路からそれぞれ光信号を受信して、受信した前記光信号の大きさに対応した出力信号を所定の第2周波数で生成する複数の光検出器と、
    前記複数の光検出器の各々から前記出力信号を受信するように接続されており、前記複数の光検出器から受信した信号に基づいて、前記センシングネットワークに加えられた圧力を特定するよう構成されたプロセッサと、を含む、可撓性薄膜触覚センサ。
  2. 前記プロセッサは、さらに、前記センシングネットワークに加えられた前記圧力の前記触覚センサ内の位置を、前記複数の光検出器から受信した信号に基づいて特定するように構成されている、請求項1に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  3. 前記複数の光源の各々と、対応する導光路の入力端との間にそれぞれ結合された光入射部をさらに含む、請求項1又は2に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  4. 前記光入射部には、偏光子、偏光回転子、及び波長セレクタのうちの少なくとも1つが含まれる、請求項3に記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  5. 前記複数の光検出器の各々と、対応する導光路の出力端との間にそれぞれ結合された光出射部をさらに含み、前記光出射部には、波長セレクタ及び偏光セレクタのうちの少なくとも1つが含まれる、請求項1〜4いずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  6. 前記アレイ内の領域において導光路に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた1つ又は複数の導光路に結合された1つ又は複数の光検出器からの出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  7. 前記導光路アレイ内の領域に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた1つ又は複数の導光路に結合された1つ又は複数の光検出器からの出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  8. 前記アレイ内の領域において導光路に圧力が加えられると、前記導光路の各々は、当該導光路を通過して第2端に到達する光の大きさに変化を生じさせ、前記プロセッサは、前記導光路アレイ内の前記領域に加えられた圧力を、当該圧力が加えられた1つ又は複数の導光路の第2端に到達した光の大きさの変化を反映する、1つ又は複数の光検出器からの前記所定の第2周波数の出力信号の変化に少なくとも基づいて特定するよう構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  9. 前記所定の第2周波数は、前記所定の第1周波数の2倍である、請求項1〜8のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  10. 前記第2周波数は、前記第1周波数のラマンストークス出力又はアンチストークス出力に対応する、請求項1〜9のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  11. 前記導光路の各々に対して1つずつ設けられており、対応する導光路の入力端にそれぞれ結合されており、対応する導光路に所定の第3周波数及び特性を有する光信号をそれぞれ供給する複数の第2光源をさらに含み、
    前記所定の第2周波数は、前記所定の第1周波数と前記所定の第3周波数との関数に基づいて決定される、請求項1〜10のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  12. 前記導光路は、2次元のデカルトグリッドを形成し、前記導光路は、前記2次元のデカルトグリッドの各交点で接続されている、請求項1〜11のいずれかに記載の可撓性薄膜触覚センサ。
  13. 可撓性材料に配置された導光路のアレイから成るセンシングネットワークを用いて圧力を感知する方法であって、前記導光路の各々は、第1端を入力端とし、第2端を出力端とするものであり、
    複数の光源から前記導光路の各々に、それぞれ所定の第1周波数及び特性を有する光信号を供給し、
    前記導光路の各々の出力端において、複数の光検出器で光信号を受信して、対応する導光路の出力端において受信した前記光信号の大きさに対応する出力信号を所定の第2周波数で生成し、
    前記出力信号を処理することにより、前記センシングネットワークに加えられた圧力を特定する、各工程を含む方法。
  14. 前記出力信号を処理することにより、前記センシングネットワークに前記圧力が加えられた、前記センシングネットワーク内の位置を特定する工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
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