JP2017116334A - スイッチ装置および時計 - Google Patents

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彩子 ▲辻▼
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Abstract

【課題】防水性および気密性を確保し、かつ操作部材による不用意なスイッチ動作を防いで、操作性の向上を図ることができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】本体ケース2の貫通孔14に設けられた筒状部材15と、この筒状部材15内にスライド可能に挿入された軸部22および頭部23を備えた操作部材16と、筒状部材の内周面と頭部23の外周面との間に設けられた防水部材26と、筒状部材15にその内外に貫通して設けられた流通孔28を開閉可能に塞ぎ、操作部材16がスライドした際に流通孔28を開放させる弁部材31と、を備えている。従って、防水部材26と弁部材31とで防水性および気密性を確保でき、かつ頭部23に外圧が加わって操作部材16がスライドした際に弁部材31が流通孔28を開放させて筒状部材15の内部と外部との圧力をほぼ同じに保つことができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、時計、携帯電話機、携帯端末機などの電子機器に用いられるスイッチ装置およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計のスイッチ装置においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの取付孔に取付パイプを嵌め込み、この取付パイプに釦部材の軸部をスライド可能に挿入し、この取付パイプから外部に突出する釦部材の軸部およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を防水シートで覆い、この防水シートを腕時計ケースの外面に固定部材によって取り付けることにより、防水性を図った構成のものが知られている。
特開2009−133859号公報
この種のスイッチ装置は、防水シートがウレタン樹脂やシリコーン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、釦部材が押圧操作された際に、その押圧操作に応じて防水シートが弾性変形し、この防水シートの弾性変形に伴って釦部材がスライドすることにより、腕時計ケース内のスイッチ接点をスイッチ動作させるように構成されている。
しかしながら、このようなスイッチ装置では、防水シートによって防水性および気密性を図っているため、例えば水中で使用する際に、防水シートおよび釦部材が水圧によって押圧されると、釦部材がスライドして腕時計ケース内のスイッチ接点を不用意にスイッチ動作させてしまうという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、防水性および気密性を確保し、かつ操作部材による不用意なスイッチ動作を防いで、操作性の向上を図ることができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、貫通孔を有するケースと、前記ケースの前記貫通孔内に配置される小径の第1筒部、および前記ケースの外部に配置される大径の第2筒部を備えた筒状部材と、前記第1筒部内にスライド可能に挿入された軸部、および前記第2筒部内にスライド可能に配置された頭部を備えた操作部材と、前記第2筒部の内周面と前記頭部の外周面との間に設けられた防水部材と、前記筒状部材にその内外に貫通して設けられた流通孔を開閉可能に塞ぎ、前記操作部材がスライドした際に、前記流通孔を開放させる弁部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、防水部材と弁部材とによって筒状部材内の防水性および気密性を確保することができる共に、頭部に外圧が加わって操作部材がスライドした際に、弁部材が流通孔を開放させて筒状部材の内部と外部とに流体を流通させることができるので、筒状部材の内部と外部との圧力をほぼ同じに保つことができる。このため、防水部材と弁部材とによって筒状部材内の防水性および気密性を確保しても、操作部材による不用意なスイッチ動作を防ぐことができ、これにより操作部材の操作性を向上させることができる。
この発明を腕時計に適用した第1実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部を示した拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置の流通路および弁部材を示した要部の拡大断面図である。 図3に示されたスイッチ装置において、操作部材が外圧によって押された状態を示した要部の拡大断面図である。 この発明を腕時計に適用した第2実施形態を示した要部の拡大断面図である。 図5に示されたスイッチ装置において、操作部材が外圧によって押された状態を示した要部の拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、本体ケース2と第1外装ケース3と第2外装ケース4とによって構成されている。本体ケース2は、硬質の合成樹脂からなり、その内部に補強用の金属部材2aが埋め込められた構成になっている。
第1外装ケース3は、図1〜図3に示すように、軟質の合成樹脂からなり、本体ケース2の外周に、これを覆って取り付けられるように構成されている。第2外装ケース4は、軟質の合成樹脂からなり、本体ケース2の上部外周および第1外装ケース3の上部外周に、これらを覆って取り付けられるように構成されている。
腕時計ケース1の上部開口部、つまり本体ケース2の上部開口部には、図2に示すように、時計ガラス5がパッキン5aを介して取り付けられている。この場合、時計ガラス5の上面における外周縁は、第2外装ケース4によって覆われている。また、この腕時計ケース1の下部、つまり本体ケース2の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。
この腕時計ケース1の内部、つまり本体ケース2の内部には、図2に示すように、時計モジュール7が配置されている。この時計モジュール7は、指針を駆動するための時計ムーブメントや、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示パネルなど、時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。
この場合、時計モジュール7と時計ガラス5との間には、図2に示すように、リング状の見切り部材8が設けられている。この見切り部材8は、その上面が外周側から内周側に向けて傾斜する傾斜面に形成され、この傾斜面に時字(図示せず)が円周方向に沿って等間隔で設けられた構成になっている。また、この見切り部材8と時計モジュール7との間には、その上方を指針が運針する第1文字板9と第2文字板10とが上下に重なった状態で配置されている。
ところで、腕時計ケース1の12時側と6時側との各側部には、図1に示すように、バンド取付部11がそれぞれ外部に突出して設けられている。また、この腕時計ケース1の3時側の側部には、スイッチ装置12が設けられており、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側の各側部には、押釦スイッチ13がそれぞれ設けられている。
スイッチ装置12は、図2〜図4に示すように、腕時計ケース1の本体ケース2に設けられた貫通孔14に嵌め込まれた筒状部材15と、この筒状部材15にスライド可能に挿入されて腕時計ケース1の外部に突出する操作部材16と、を備えている。この場合、貫通孔14は、本体ケース2の内部側に小径孔部14aが形成され、外部側に大径孔部14bが形成された構成になっている。この貫通孔の大径孔部14bは、その軸方向の長さが小径孔部14aの軸方向の長さよりも長く形成されている。
筒状部材15は、図2〜図4に示すように、本体ケース2の貫通孔14内に配置される第1筒部17と、本体ケース2の外部に配置されて第1外装ケース3から腕時計ケース1の外部に突出する第2筒部18と、を備え、これらが金属や硬質の合成樹脂で一体に形成されている。第1筒部17は、本体ケース2の貫通孔14の小径孔部14aに挿入する小径筒部17aと、本体ケース2の貫通孔14の大径孔部14bに挿入する大径筒部17bと、を備えている。
この場合、小径筒部17aは、図2に示すように、その軸方向の長さが貫通孔14の小径孔部14aの軸方向の長さよりも長く形成され、その内端部が本体ケース2内に突出するように構成されている。また、本体ケース2内に突出する小径筒部17aの内端部には、Eリングなどの抜止め部材19が取り付けられている。これにより、小径筒部17aは、抜止め部材19が本体ケース2の内周面に当接することにより、筒状部材15が本体ケース2の外部に抜け出さないように構成されている。
また、大径筒部17bは、図2に示すように、その軸方向の長さが貫通孔14の大径孔部14bの軸方向の長さと同じ長さに形成されている。これにより、大径筒部17bは、貫通孔14の大径孔部14b内に嵌着するように構成されている。また、この大径筒部17bの外周面には、貫通孔14の大径孔部14bの内周面に圧接する複数の防水パッキン20がそれぞれ環状に設けられている。この大径筒部17bと小径筒部17aとの内部には、軸挿入孔17cが軸方向に貫通して設けられている。
一方、第2筒部18は、図2〜図4に示すように、その外径が貫通孔14の大径孔部14bの内径よりも大きく、かつ第2筒部18の内径も貫通孔14の大径孔部14bの内径よりも大きく形成されている。この第2筒部18は、その軸方向の長さが第1筒部17の軸方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
これにより、第2筒部18は、図2〜図4に示すように、本体ケース2側に位置する内端部が貫通孔14の大径孔部14bの外周に位置する本体ケース2の外面に配置された状態で、外端部が本体ケース2から第1外装ケース3の外部に突出するように構成されている。
このため、第2筒部18は、図2〜図4に示すように、本体ケース2側に位置する第2筒部18の内端部と第1筒部17の大径筒部17bの外端部とが連結部21によって連結された構成になっている。これにより、第2筒部18は、本体ケース2の外部に突出して配置された際に、連結部21の外面が本体ケース2の外面に当接するように構成されている。
これにより、筒状部材15は、図2〜図4に示すように、第1筒部17の大径筒部17bが本体ケース2の貫通孔14の大径孔部14bに嵌着された状態で、第1筒部17の小径筒部17aの内端部に取り付けられた抜止め部材19が本体ケース2の内周面に当接し、かつ第2筒部18の連結部21の外面が本体ケース2の外面に当接して配置されることにより、本体ケース2の貫通孔14内にその軸方向にガタツクことなく取り付けられるように構成されている。
一方、操作部材16は、図2〜図4に示すように、本体ケース2の貫通孔14に嵌め込まれた筒状部材15の第1筒部17の軸挿入孔17c内にスライド可能に挿入される軸部22と、この軸部22の外端部に設けられて筒状部材15の第2筒部18内にスライド可能に配置される頭部23と、を備えている。
軸部22は、図2〜図4に示すように、その外径が第1筒部17の軸挿入孔17cの内径とほぼ同じ大きさで、軸方向の長さが第1筒部17の軸方向の長さよりも長く形成されている。これにより、軸部22は、第1筒部17の軸挿入孔17c内に挿入された際に、その内端部が本体ケース2の内部に突出し、外端部が筒状部材15の第2筒部18内に突出するように構成されている。
この場合、本体ケース2の内部に突出した軸部22の内端部には、図2〜図4に示すように、Eリングなどの抜止め部材24が取り付けられている。これにより、軸部22は、抜止め部材24が本体ケース2内に突出した第1筒部17の小径筒部17aの内端部に当接することにより、本体ケース2の外部に抜け出さないように構成されている。
また、この軸部22は、図2〜図4に示すように、その内端部が本体ケース2内の時計モジュール7に設けられたスイッチ接点部7aに接離可能に対応するように構成されている。これにより、軸部22は、その内端部が頭部23の押圧操作に応じて本体ケース2内に押し込まれてスイッチ接点部7aを押圧することにより、スイッチ接点部7aをスイッチ動作させるように構成されている。
さらに、軸部22の外周には、図2〜図4に示すように、複数の防水リング25が環状に設けられている。これら複数の防水リング25は、第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に摺動可能に圧接し、この状態で軸部22のスライド動作に伴って第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に沿って摺動するように構成されている。
また、筒状部材15の第2筒部18内に突出した軸部22の外端部には、図2〜図4に示すように、頭部23が一体に設けられている。この頭部23は、全体がほぼ円筒状に形成され、筒状部材15の第2筒部18内にスライド可能に配置されるように構成されている。すなわち、この頭部23は、その外径が筒状部材15の第2筒部18の内径とほぼ同じ大きさで、頭部23の内径が第1筒部17の大径筒部17bの外径と同じか、それよりも少し大きく形成されている。
また、この頭部23は、図2〜図4に示すように、その軸方向の長さが筒状部材15の第2筒部18の軸方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、頭部23は、軸部22の抜止め部材24が第1筒部17の小径筒部17aの内端部に当接した際に、頭部23の内端面が第2筒部18の連結部21から離れ、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から第1外装ケース3の外部に突出した状態で、筒状部材15の第2筒部18内にその軸方向に沿ってスライド可能に配置されるように構成されている。
この場合、頭部23の外周面には、図2〜図4に示すように、複数の防水部材26が環状に設けられている。これら複数の防水部材26は、それぞれリング状に形成され、筒状部材15の第2筒部18の内周面に摺動可能に圧接し、この状態で頭部23のスライド動作に伴って筒状部材15の第2筒部18の内周面に沿って摺動するように構成されている。
また、この頭部23内には、図2に示すように、コイルばね27が軸部22の外周に沿って配置されている。すなわち、このコイルばね27は、その一端部が筒状部材15の大径筒部17bの外端部に弾接し、他端部が頭部23の内端面に弾接し、この状態で頭部23を本体ケース2の外部に向けて押し出す方向に付勢するように構成されている。
ところで、このスイッチ装置12は、図2〜図4に示すように、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28、および本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の隙間Sを通して、第2筒部18内の空気や水などの流体と腕時計ケース1の外部の空気や水などの流体とを流通させる流通路30を備えている。この場合、流通孔28は、第1筒部17と第2筒部18との境界部に設けられた連結部21に第2筒部18の内外に貫通して設けられている。
また、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面とは、表面加工によって微細な凹凸が設けられている。すなわち、この表面加工は、ヘアライン加工や梨地加工であり、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面とに微細なラインや微細な凹凸を形成する。このため、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間には、図3および図4に示すように、表面加工による微細な凹凸によって流体が流通する僅かな隙間Sが形成されている。
これにより、流通路30は、図2〜図4に示すように、操作部材16の頭部23が本体ケース2内に向けて押し込まれる際に、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が、連結部21の流通孔28から本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この送り込まれた流体が、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sを通して腕時計ケース1の外部に排出されるように構成されている。
また、この流通路30は、図2〜図4に示すように、操作部材16の頭部23がコイルばね27のばね力によって本体ケース2の外部に向けて押し出される際に、腕時計ケース1の外部の流体が、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この僅かな隙間Sを通って連結部21の流通孔28に送られ、この流通孔28から筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内に送り込まれるように構成されている。
また、このスイッチ装置12は、図2〜図4に示すように、流通路30を開閉可能に遮断する弁部材31を備えている。この弁部材31は、操作部材16の頭部23に腕時計ケース1の外部から外圧が加わった際に、流通路30を開いて連通させ、第2筒部18内の流体と腕時計ケース1の外部の流体とを流通させるように構成されている。すなわち、この弁部材31は、本体ケース2側に位置する操作部材16の頭部23の内端面に設けられた弁押圧部32と、この弁押圧部32に設けられて、流通孔28を開閉可能に塞ぐ弁本体33と、を備えている。
この場合、本体ケース2の外面には、図2〜図4に示すように、弁収納部34が筒状部材15の連結部21の流通孔28に対応して設けられている。この弁収納部34は、その軸方向の長さ(深さ)が、操作部材16のスライド長さよりも少し長く形成されている。また、この弁収納部34は、その内径が連結部21の半径とほぼ同じか、それよりも短い長さで形成されている。
弁押圧部32は、図2〜図4に示すように、丸棒状に形成され、本体ケース2の外部側に位置する外端部にねじ部32aが設けられ、このねじ部32aが操作部材16の頭部23の内端面に設けられたねじ孔23aに螺着することにより、頭部23の内端面に取り付けられるように構成されている。
また、この弁押圧部32は、図2〜図4に示すように、本体ケース2の内部側に位置する内端部が筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を通して本体ケース2の弁収納部34に出没可能に突出するように構成されている。この場合、弁押圧部32は、その外径が連結部21の流通孔28の内径よりも小さく形成されている。これにより、弁押圧部32の外周面と連結部21の流通孔28の内周面との間には、空気や水などの流体を流通させる隙間が形成されている。
また、この弁押圧部32は、図2〜図4に示すように、操作部材16の軸部22の抜止め部材24が第1筒部17の小径筒部17aの内端部に接近して、頭部23の内端面が第2筒部18の連結部21から離れ、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から腕時計ケース1の外部に突出した状態において、頭部23の内端部から突出する弁押圧部32の軸方向の長さが、頭部23の内端部から本体ケース2の外面までの長さとほぼ同じ長さに形成されている。
一方、弁本体33は、図2〜図4に示すように、円板状に形成され、本体ケース2の弁収納部34内に突出する弁押圧部32の内端部に一体に設けられている。この場合、弁本体33は、その外径が連結部21の流通孔28の内径よりも大きく、かつ本体ケース2の弁収納部34の内径よりも小さく形成されている。これにより、弁本体33は、弁収納部34内において弁押圧部32と共に移動して連結部21の流通孔28を開閉可能に塞ぐように構成されている。
この弁本体33には、図2〜図4に示すように、連結部21の流通孔28を開閉可能に密閉する弁パッキン35が設けられている。この弁パッキン35は、その外径が連結部21の流通孔28の内径よりも大きいリング状に形成されている。また、この弁パッキン35は、弁押圧部32の外周側に位置する弁本体33の外面に設けられている。
このため、弁パッキン35は、図2〜図4に示すように、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から第1外装ケース3の外部に突出した際に、弁押圧部32に設けられた弁本体33によって連結部21の流通孔28の周縁部に圧接して流通孔28を密閉するように構成されている。
これにより、弁部材31は、図2〜図4に示すように、操作部材16の軸部22の抜止め部材24が第1筒部17の小径筒部17aの内端部に接近して、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から第1外装ケース3の外部に突出した際に、弁押圧部32が本体ケース2の外部側に向けて移動し、この弁押圧部32の移動に伴って弁本体33が弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させて流通孔28を密閉するように構成されている。
また、この弁部材31は、図2〜図4に示すように、操作部材16の頭部23がコイルばね27のばね力に抗して本体ケース2内に向けて押し込まれる際に、弁押圧部32の内端部が本体ケース2の弁収納部34内に押し込まれ、この弁押圧部32の内端部によって弁本体33が本体ケース2の内部側に押されて移動し、この弁本体33によって弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部から離し、弁パッキン35による流通孔28の密閉を解除して流通路30を連通させ、空気や水などの流体を流通させるように構成されている。
次に、この腕時計のスイッチ装置12の作用について説明する。
まず、スイッチ装置12を腕時計ケース1に組み付ける場合には、予め、筒状部材15に操作部材16を組み付ける。このときには、操作部材16の軸部22の外周に複数の防水リング25を取り付けると共に、操作部材16の頭部23の外周に複数の防水部材26を取り付ける。そして、操作部材16の頭部23内に位置する軸部22の外周にコイルばね27を配置する。
この状態で、操作部材16の軸部22を筒状部材15の第1筒部17内に挿入させて、複数の防水パッキン25を第1筒部17の内周面に圧接させる。これと同時に、操作部材16の頭部23を筒状部材15の第2筒部18内に挿入させて、複数の防水部材26を第2筒部18の内周面に圧接させる。この状態で、筒状部材15の第1筒部17から本体ケース2内に向けて突出した操作部材16の軸部22の内端部に抜止め部材24を取り付ける。これにより、操作部材16が筒状部材15に取り付けられる。
そして、弁部材31を操作部材16の頭部23の内端面に取り付ける。このときには、まず、操作部材16の頭部23の内面に設けられたねじ孔23aを、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28に対応させる。この状態で、弁部材31の弁押圧部32を弁パッキン35に挿入させて、弁パッキン35を弁本体33の内面に装着させる。
この状態で、弁押圧部32のねじ部32aを連結部21の流通孔28に挿入させ、この挿入された弁押圧部32のねじ部32aを操作部材16の頭部23の内面に設けられたねじ孔23aに螺着させる。これにより、弁部材31が操作部材16の頭部23の内端面に取り付けられる。
この状態では、コイルばね27のばね力によって頭部23が第2筒部18から外部に向けて押し出されて、軸部22の抜止め部材24が筒状部材15の第1筒部17の内端部に接近し、弁押圧部32が本体ケース1の外部側に引き出される。このため、弁本体33が弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させる。これにより、流通孔28が弁パッキン35によって塞がれる。
この状態で、筒状部材15を本体ケース2の貫通孔14に取り付ける。このときには、予め、筒状部材15の第1筒部17の外周に防水パッキン20を取り付ける。そして、筒状部材15の連結部21から本体ケース2側に突出した弁部材31の弁本体33を本体ケース2の弁収納部34に対応させ、この状態で筒状部材15の第1筒部17を本体ケース2の貫通孔14にその外部から圧入により嵌め込む。
これにより、弁部材31の弁本体33が本体ケース2の弁収納部34内に配置された状態で、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14に取り付けられる。そして、本体ケース2の内部に突出した筒状部材15の第1筒部17の内端部に抜止め部材19を取り付ける。この結果、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14から外部に抜け出すことがなく、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14に取り付けられ、スイッチ装置12が本体ケース2に組み付けられる。
次に、このようなスイッチ装置12の動作について説明する。
このスイッチ装置12は、通常の状態で、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23との内部に配置されたコイルばね27のばね力によって、頭部23が腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。
この状態では、本体ケース2の内部に突出している操作部材16の軸部22における内端部に設けられた抜止め部材24が、本体ケース2内に突出した第1筒部17の小径筒部17aの内端部に接近し、この状態で操作部材16の頭部23の内端部が筒状部材15の第2筒部18の連結部21から離れた状態で、頭部23の外端部が第2筒部18から腕時計ケース1の外部に突出している。
このため、弁部材31は、弁押圧部32が頭部23と共に本体ケース2の外部側に向けて移動し、この弁押圧部32の移動に伴って弁本体33が弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させる。これにより、弁パッキン35が流通孔28を密閉する。このため、流通路30が弁部材31によって遮断される。
これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内が密閉され、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が、流通路30を通して浸入することがない。また、このときには、操作部材16の軸部22の内端部が、時計モジュール7に設けられたスイッチ接点部7aから離れ、スイッチ接点部7aがオフ状態になっている。
この状態で、操作部材16の頭部23をコイルばね27のばね力に抗して押圧操作すると、操作部材16の軸部22が筒状部材15の第1筒部17の軸挿入孔17c内を本体ケース2内に向けてスライドする。このため、弁部材31は、弁押圧部32の内端部が本体ケース2の弁収納部34内に押し込まれ、この弁押圧部32の内端部によって弁本体33が本体ケース2の内部側に押されて移動し、この弁本体33が弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部から離し、弁パッキン35による流通孔28の密閉が解除されて流通路30を連通させる。
このときには、軸部22の外周面に設けられた複数の防水リング25が第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に圧接した状態で摺動する。同様に、頭部23の外周面に設けられた複数の防水部材26が筒状部材15の第2筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。このため、防水部材26によって頭部23の外周面と第2筒部18の内周面との間から第2筒部18内に、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が、浸入することがなく、第2筒部18内の防水性および気密性が図られる。
また、このときには、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の空気や水などの流体が、本体ケース2側に向けてスライドする頭部23のスライドに応じて徐々に圧縮されて流体圧が高くなる。この圧縮された流体は、弁部材31による流通孔28の密閉が解除されて流通路30が連通されていることにより、この流通路30を通して腕時計ケース1の外部に排出される。
すなわち、圧縮された流体は、連結部21の流通孔28から本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この送り込まれた流体は、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sを通して、腕時計ケース1の外部に排出される。このため、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の圧力とほぼ同じに保たれる。
これにより、操作部材16の頭部23を押圧操作した際に、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が圧縮されても、操作部材16を円滑にかつ良好にスライドさせることができる。このときには、操作部材16のスライドに伴って軸部22の内端部が本体ケース2内に押し込まれ、この軸部22の内端部によって時計モジュール7のスイッチ接点部7aが押されてオン動作する。
一方、スイッチ接点部7aが押されてオン動作した後は、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23との内部に配置されたコイルばね27のばね力によって、頭部23が腕時計ケース1の外部に向けて押し出される。このときにも、操作部材16の軸部22が、筒状部材15の第1筒部17の軸挿入孔17c内を、腕時計ケース1の外部に向けてスライドする。このため、軸部22の外周面に設けられた複数の防水リング25が第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に圧接した状態で摺動する。
また、このときにも、頭部23の外周面に設けられた複数の防水部材26が筒状部材15の第2筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。これにより、防水部材26によって頭部23の外周面と第2筒部18の内周面との間から第2筒部18内に、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が浸入することがなく、第2筒部18内の防水性および気密性が図られる。
このときには、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が、腕時計ケース1の外部に向けてスライドする頭部23のスライドに応じて徐々に膨張して、流体圧が下がる。このように流体圧が徐々に下がる際には、弁部材31による連結部21の流通孔28の密閉が解除されて流通路30が連通されているので、腕時計ケース1の外部の流体が流通路30を通して筒状部材15の第2筒部18に送り込まれる。
すなわち、腕時計ケース1の外部の流体は、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この僅かな隙間Sを通って連結部21の複数の流通孔28に送られ、これら複数の流通孔28から筒状部材15の第2筒部18内に送り込まれる。これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の圧力とほぼ同じに保たれる。
このため、コイルばね27のばね力によって操作部材16が元の位置に戻る際には、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が膨張して流体圧が下っても、操作部材16を円滑にかつ良好にスライドさせることができる。このときには、操作部材16のスライドに伴って軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aから離れ、スイッチ接点部7aがオフ状態になる。
ところで、このような腕時計を水中などで使用した際には、水圧などの流体圧によって操作部材16の頭部23がコイルばね27のばね力に抗して押圧操作されて、操作部材16が押し込まれるが、この操作部材16のスライド動作によって軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aに到達せず、スイッチ接点部7aをオン動作させることはない。
すなわち、このときには、操作部材16のスライド動作に伴って頭部23が弁部材31の弁押圧部32を本体ケース2の内部側に移動させて、弁押圧部32の内端部を本体ケース2の弁収納部34内に押し込む。すると、この弁押圧部32の内端部が弁本体33を連結部21の流通孔28から押し離し、弁パッキン35による流通孔28の密閉を解除して流通路30を連通させる。
このため、上述したように、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が、流通路30を通して腕時計ケース1の外部に排出される。これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の圧力とほぼ同じに保たれる。
このため、水圧などの流体圧によって操作部材16の頭部23が押圧操作されても、弁部材31の弁パッキン35による流通孔28の密閉が解除されて流通路30が連通されていると、操作部材16のスライド動作が停止される。この結果、操作部材16の軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aに到達することがないので、スイッチ接点部7aがオン動作するのを防ぐことができる。
このように、この腕時計のスイッチ装置12によれば、本体ケース2の貫通孔14に取り付けられた筒状部材15と、この筒状部材15内にスライド可能に挿入された軸部22、および頭部23を備えた操作部材16と、筒状部材15の内周面と頭部23の外周面との間に設けられた防水部材26と、筒状部材15にその内外に貫通して設けられた流通孔28を開閉可能に塞ぎ、かつ頭部23に外圧が加わって操作部材16がスライドした際に、流通孔28を開放させる弁部材31と、を備えていることにより、防水性および気密性を確保し、かつ操作部材16による不用意なスイッチ動作を防いで、操作部材16の操作性の向上を図ることができる。
すなわち、この腕時計のスイッチ装置12では、防水部材26と弁部材31とによって筒状部材15内の防水性および気密性を確保することができる共に、頭部23に外圧が加わって操作部材16がスライドした際に、弁部材31が流通孔28を開放させて、筒状部材15の内部と外部とに流体を流通させることができるので、筒状部材15の内部と外部との圧力をほぼ同じに保つことができる。このため、防水部材26と弁部材31とによって筒状部材15内の防水性および気密性を確保しても、操作部材16による不用意なスイッチ動作を防いで、操作部材16の操作性を向上させることができる。
また、このスイッチ装置12は、筒状部材15に設けられた流通孔28および筒状部材15の外面と本体ケース2の外面との間の隙間Sを通して、筒状部材15の内部と本体ケース2の外部とを連通させる流通路30を備えていることにより、頭部23に外圧が加わって弁部材31が流通孔28を開放させた際に、流通路30によって筒状部材15の内部の流体と本体ケース2の外部の流体とを流通させることができ、これにより筒状部材15の内部の流体圧を本体ケース2の外部の流体圧とほぼ同じに保つことができる。
この場合、弁部材31は、操作部材16の頭部23に設けられ、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を通して本体ケース2に設けられた弁収納部34内に出没可能に突出する弁押圧部32と、弁収納部34内に突出する弁押圧部32の内端部に設けられ、流通孔28を開閉可能に塞ぐ弁本体33と、を備えていることにより、操作部材16の頭部23が外部から押されて本体ケース2側に押し込まれた際に、頭部23と共に弁押圧部32が移動して、弁本体33を筒状部材15の流通孔28から離間させることができ、これにより流通孔28を開放させることができる。
すなわち、この弁部材31は、操作部材16の頭部23が外部から押されて本体ケース2側に押し込まれると、この頭部23と共に弁押圧部32の内端部を弁収納部34内に向けて移動させることができるので、この弁押圧部32の内端部が弁本体33を筒状部材15の流通孔28から離間させることができ、これにより流通孔28を開放させることができるので、流通路30を確実に連通させることができ、第2筒部18内の流体と本体ケース2の外部の流体とを良好に流通させることができる。
また、この弁部材31は、弁本体33と共に筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を開閉可能に密閉する弁パッキン35を備えていることにより、頭部23と共に移動する弁押圧部32によって弁本体33が流通孔28を塞ぐ際に、弁パッキン35によって流通孔28を確実にかつ良好に密閉することができる。
すなわち、この弁パッキン35は、リング状に形成され、弁押圧部32の外周側に位置する弁本体33の外面に設けられていることにより、弁押圧部32が本体ケース2の外部側に向けて移動し、この弁押圧部32の移動に伴って弁本体33が弁パッキン35を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させることができ、これにより流通孔28を確実にかつ良好に密閉することができる。
また、このスイッチ装置12では、筒状部材15の第1筒部17の外周面と本体ケース2の貫通孔14の内周面との間に防水パッキン20が設けられていることにより、この防水パッキン20によって筒状部材15の第1筒部17の外周面と本体ケース2の貫通孔14の内周面との間の防水性および気密性を確保することができ、これにより第1筒部17の外周面と本体ケース2の貫通孔14の内周面との間から本体ケース2内に水や空気などの流体が浸入するのを確実に防ぐことができるので、これによっても防水性および気密性を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、図5および図6を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図5および図6に示すように、スイッチ装置40の弁部材41が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態と同じ構成になっている。
すなわち、この弁部材41は、図5および図6に示すように、本体ケース2側に位置する操作部材16の頭部23の内端面に設けられた弁押圧部42と、この弁押圧部42が筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を通して出没可能に突出する本体ケース2の弁収納部34内に配置されて流通孔28を開閉可能に塞ぐ弁本体43と、弁収納部34内に設けられて弁本体43を流通孔28に押し付ける方向に付勢するばね部材44と、を備えている。
この場合、弁押圧部42は、図5および図6に示すように、第1実施形態と同様、丸棒状に形成され、本体ケース2の外部側に位置する外端部にねじ部42aが設けられ、このねじ部42aが操作部材16の頭部23の内端面に設けられたねじ孔23aに螺着することにより、頭部23の内端面に取り付けられるように構成されている。
また、この弁押圧部42は、図5および図6に示すように、本体ケース2の内部側に位置する内端部が、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を通して、本体ケース2の弁収納部34に出没可能に突出するように構成されている。この場合にも、弁押圧部42は、その外径が連結部21の流通孔28の内径よりも小さく形成されている。これにより、弁押圧部42の外周面と連結部21の流通孔28の内周面との間には、空気や水などの流体を流通させる隙間が形成されている。
さらに、この弁押圧部42は、図5および図6に示すように、操作部材16の軸部22の抜止め部材24が第1筒部17の小径筒部17aの内端部に当接して、頭部23の内端面が筒状部材15の連結部21から離れ、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から腕時計ケース1の外部に突出した状態において、頭部23の内端部から弁押圧部42が突出する軸方向の長さが、頭部23の内端部から本体ケース2の外面までの長さと同じか、それよりも少し短く形成されている。
一方、弁本体43は、図5および図6に示すように、円板状に形成され、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28に対応した状態で、本体ケース2の弁収納部34内に配置されている。この場合、弁本体43は、その外径が連結部21の流通孔28の内径よりも大きく、かつ本体ケース2の弁収納部34の内径よりも小さく形成されている。これにより、弁本体43は、ばね部材44のばね力によって押されることにより、連結部21の流通孔28を開閉可能に塞ぐように構成されている。
ばね部材44は、図5および図6に示すように、弁収納部34内に設けられて弁本体43を流通孔28に押し付ける方向に付勢するように構成されている。すなわち、このばね部材44は、その一端部が本体ケース2の弁収納部34内における奥側の内面、つまり本体ケース2の内部側に位置する弁収納部34の内面に設けられ、他端部に弁本体43が取り付けられるように構成されている。これにより、ばね部材44は、そのばね力によって弁本体43を流通孔28に押し付けるように構成されている。
また、弁本体43には、図5および図6に示すように、連結部21の流通孔28を開閉可能に密閉する弁パッキン45が設けられている。この弁パッキン45は、円板状に形成され、本体ケース2の外部側に位置する弁本体43の外面に設けられている。これにより、弁パッキン45は、ばね部材44のばね力によって弁本体43が連結部21の流通孔28に押し付けられた際に、弁本体43によって連結部21の流通孔28の周縁部に圧接して流通孔28を密閉するように構成されている。
これにより、弁部材41は、図5および図6に示すように、操作部材16の軸部22の抜止め部材24が第1筒部17の小径筒部17aの内端部に当接して、頭部23の外端部が筒状部材15の第2筒部18から第1外装ケース3の外部に突出した際に、弁押圧部42が本体ケース2の弁収納部34内から外部に引き出され、弁本体43がばね部材44のばね力によって弁パッキン45を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させて流通孔28を密閉するように構成されている。
また、この弁部材41は、図5および図6に示すように、操作部材16の頭部23がコイルばね27のばね力に抗して本体ケース2内に向けて押し込まれる際に、弁押圧部42の内端部が本体ケース2の弁収納部34内に押し込まれ、この押し込まれた弁押圧部42の内端部によって弁本体43がばね部材44のばね力に抗して連結部21の流通孔28から弁パッキン45と共に離れ、この弁パッキン45による流通孔28の密閉を解除して流通路30を連通させ、空気や水などの流体を流通させるように構成されている。
次に、この腕時計のスイッチ装置40の作用について説明する。
まず、スイッチ装置40を腕時計ケース1に組み付ける場合には、第1実施形態と異なり、筒状部材15を本体ケース2の貫通孔14に取り付ける。このときには、予め、弁本体43に弁パッキン45を取り付け、この弁本体43を本体ケース2の弁収納部34内にばね部材44と共に配置する。
この状態で、筒状部材15の第1筒部17の外周に防水パッキン20を取り付け、この筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を本体ケース2の弁収納部34内に収納された弁部材41の弁本体43に対応させる。この状態で、筒状部材15の第1筒部17を本体ケース2の貫通孔14にその外部から圧入により嵌め込む。
これにより、弁部材41の弁本体43が本体ケース2の弁収納部34内に配置されて、弁本体43の弁パッキン45が連結部21の流通孔28に対応した状態で、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14に取り付けられる。そして、本体ケース2の内部に突出した筒状部材15の第1筒部17の内端部に抜止め部材19を取り付ける。これにより、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14外部に抜け出すことがなく、筒状部材15が本体ケース2の貫通孔14に取り付けられる。
この状態で、筒状部材15に操作部材16を組み付ける。このときには、操作部材16の軸部22の外周に複数の防水リング25を取り付けると共に、操作部材16の頭部23の外周に複数の防水部材26を取り付ける。また、このときには、弁部材41の弁押圧部42のねじ部42aを操作部材16の頭部23の内面に設けられたねじ孔23aに螺着させる。これにより、弁押圧部42が頭部23の内面に取り付けられる。
そして、操作部材16の頭部23内に位置する軸部22の外周にコイルばね27を配置する。この状態で、操作部材16の軸部22を筒状部材15の第1筒部17内に挿入させて、複数の防水パッキン25を第1筒部17の内周面に圧接させる。これと同時に、操作部材16の頭部23を筒状部材15の第2筒部18内に挿入させて、複数の防水部材26を第2筒部18の内周面に圧接させる。
このときには、頭部23の内面に取り付けられた弁押圧部42を連結部21の流通孔28に挿入させる。そして、筒状部材15の第1筒部17から本体ケース2内に向けて突出した操作部材16の軸部22の内端部に抜止め部材24を取り付ける。これにより、操作部材16が筒状部材15から外部に抜け出すことがなく、筒状部材15に取り付けられる。この結果、スイッチ装置40が腕時計ケース1に組み付けられる。
次に、このようなスイッチ装置40の動作について説明する。
このスイッチ装置40は、第1実施形態と同様、通常の状態で、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23との内部に配置されたコイルばね27のばね力によって、頭部23が腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。
この状態では、本体ケース2の内部に突出している操作部材16の軸部22における内端部に設けられた抜止め部材24が、本体ケース2内に突出した第1筒部17の小径筒部17aの内端部に当接し、この状態で操作部材16の頭部23の内端部が筒状部材15の第2筒部18の連結部21から離れた状態で、頭部23の外端部が第2筒部18から腕時計ケース1の外部に突出している。
これにより、弁部材41は、弁押圧部42が本体ケース2の外部側に向けて移動し、この弁押圧部42の内端部が本体ケース2の弁収納部34内から連結部21の流通孔28内に引き込まれる。これに伴って弁本体43がばね部材44のばね力によって弁パッキン45を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させて流通孔28を密閉する。このため、流通路30が弁部材41によって遮断される。
これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内が密閉され、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が、流通路30を通して浸入することがない。また、このときには、操作部材16の軸部22の内端部が、時計モジュール7に設けられたスイッチ接点部7aから離れ、スイッチ接点部7aがオフ状態になっている。
この状態で、操作部材16の頭部23をコイルばね27のばね力に抗して押圧操作すると、操作部材16の軸部22が筒状部材15の第1筒部17の軸挿入孔17c内を本体ケース2内に向けてスライドする。このため、弁部材41は、弁押圧部42の内端部が本体ケース2の弁収納部34内に押し込まれる。
これにより、弁押圧部42の内端部が弁本体43をばね部材44のばね力に抗して押圧し、弁本体43を本体ケース2の内部側に向けて押圧して移動させる。このため、弁パッキン45が弁本体43と共に移動して、連結部21の流通孔28の周縁部から離れ、弁パッキン45による流通孔28の密閉が解除されて流通路30を連通させる。
このときには、軸部22の外周面に設けられた複数の防水リング25が第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に圧接した状態で摺動する。同様に、頭部23の外周面に設けられた複数の防水部材26が筒状部材15の第2筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。このため、防水部材26によって頭部23の外周面と第2筒部18の内周面との間から第2筒部18内に、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が、浸入することがなく、第2筒部18内の防水性および気密性が図られる。
また、このときには、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の空気や水などの流体が、本体ケース2側に向けてスライドする頭部23のスライドに応じて徐々に圧縮されて流体圧が高くなる。この圧縮された流体は、弁部材41による流通孔28の密閉が解除されて流通路30が連通されているので、この流通路30を通して腕時計ケース1の外部に排出される。
すなわち、圧縮された流体は、連結部21の流通孔28から本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この送り込まれた流体は、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sを通して、腕時計ケース1の外部に排出される。このため、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の圧力とほぼ同じに保たれる。
これにより、操作部材16の頭部23を押圧操作した際に、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が圧縮されても、操作部材16を円滑にかつ良好にスライドさせることができる。このときには、操作部材16のスライドに伴って軸部22の内端部が本体ケース2内に押し込まれ、この軸部22の内端部によって時計モジュール7のスイッチ接点部7aが押されてオン動作する。
一方、スイッチ接点部7aが押されてオン動作した後は、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23との内部に配置されたコイルばね27のばね力によって、頭部23が腕時計ケース1の外部に向けて押し出される。このときにも、操作部材16の軸部22が、筒状部材15の第1筒部17の軸挿入孔17c内を、腕時計ケース1の外部に向けてスライドする。このときには、軸部22の外周面に設けられた複数の防水リング25が第1筒部17の軸挿入孔17cの内周面に圧接した状態で摺動する。
また、このときにも、頭部23の外周面に設けられた複数の防水部材26が筒状部材15の第2筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。これにより、防水部材26によって頭部23の外周面と第2筒部18の内周面との間から第2筒部18内に、腕時計ケース1の外部の水や泥などの異物が浸入することがなく、第2筒部18内の防水性および気密性が図られる。
このときには、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が、腕時計ケース1の外部に向けてスライドする頭部23のスライドに応じて徐々に膨張して、流体圧が下がる。このように流体圧が徐々に下がる際には、弁部材41による連結部21の流通孔28の密閉が解除されて流通孔28が開放しているので、腕時計ケース1の外部の流体が流通路30を通して筒状部材15の第2筒部18に送り込まれる。
すなわち、腕時計ケース1の外部の流体は、本体ケース2の外面と筒状部材15の外面との間の僅かな隙間Sに送り込まれ、この僅かな隙間Sを通って連結部21の複数の流通孔28に送られ、これら複数の流通孔28から筒状部材15の第2筒部18内に送り込まれる。これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の気圧とほぼ同じに保たれる。
このため、コイルばね27のばね力によって操作部材16が元の位置に戻る際には、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が膨張して流体圧が下っても、操作部材16を円滑にかつ良好にスライドさせることができる。このときには、操作部材16のスライドに伴って軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aから離れ、スイッチ接点部7aがオフ状態になる。
ところで、このような腕時計を水中などで使用した際には、水圧などの流体圧によって操作部材16の頭部23がコイルばね27のばね力に抗して押圧操作されて、操作部材16が押し込まれるが、この操作部材16のスライド動作によって軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aに到達せず、スイッチ接点部7aをオン動作させることはない。
すなわち、このときには、操作部材16のスライド動作に伴って頭部23が弁部材41の弁押圧部42を本体ケース2の内部側に移動させて、弁押圧部42の内端部を本体ケース2の弁収納部34内に押し込む。すると、弁押圧部42の内端部が弁本体43をばね部材44のばね力に抗して連結部21の流通孔28から押し離し、弁パッキン45による流通孔28の密閉を解除して流通路30を連通させる。
このため、上述したように、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体が、流通路30を通して腕時計ケース1の外部に排出される。これにより、筒状部材15の第2筒部18と操作部材16の頭部23とで囲われた領域である第2筒部18内の流体圧は、頭部23がスライド動作しても、腕時計ケース1の外部の圧力とほぼ同じに保たれる。
このため、水圧などの流体圧によって操作部材16の頭部23が押圧操作されても、弁部材41の弁パッキン45による流通孔28の密閉が解除されて流通路30が連通されていると、操作部材16のスライド動作が停止される。この結果、操作部材16の軸部22の内端部が時計モジュール7のスイッチ接点部7aに到達することがないので、スイッチ接点部7aがオン動作するのを防ぐことができる。
このように、この腕時計のスイッチ装置40によれば、第1実施形態と同様、防水部材26と弁部材41とによって筒状部材15内の防水性および気密性を確保することができる共に、頭部23に外圧が加わって操作部材16がスライドした際に、弁部材41が流通孔28を開放させて、筒状部材15の内部と外部とに流体を流通させることができるので、筒状部材15の内部と外部との圧力をほぼ同じに保つことができる。このため、防水部材26と弁部材41とによって筒状部材15内の防水性および気密性を確保しても、操作部材16による不用意なスイッチ動作を防ぐことができ、これにより操作部材16の操作性を向上させることができる。
この場合にも、スイッチ装置40は、筒状部材15に設けられた流通孔28および筒状部材15の外面と本体ケース2の外面との間の隙間Sを通して、筒状部材15の内部と本体ケース2の外部とを連通させる流通路30を備えていることにより、頭部23に外圧が加わって弁部材41が流通孔28を開放させた際に、流通路30によって筒状部材15の内部と本体ケース2の外部とに流体を流通させることができ、これにより筒状部材15の内部の流体圧を本体ケース2の外部の流体圧とほぼ同じに保つことができる。
この場合、弁部材41は、操作部材16の頭部23に設けられ、筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を通して本体ケース2に設けられた弁収納部34に出没可能に突出する弁押圧部42と、流通孔28に対応した状態で弁収納部34内に配置されて流通孔28を開閉可能に塞ぐ弁本体43と、弁収納部34内に設けられて弁本体43を流通孔28に押し付ける方向に付勢するばね部材44と、を備えていることにより、操作部材16の頭部23が外部から押されて本体ケース2側に押し込まれた際に、頭部23と共に弁押圧部42が移動して、弁本体43をばね部材44のばね力に抗して筒状部材15の流通孔28から離間させることができ、これにより流通孔28を開放させることができる。
すなわち、この弁部材41は、操作部材16の頭部23が外部から押されて本体ケース2側に押し込まれると、この頭部23と共に弁押圧部42の内端部を弁収納部34内に押し込むことができるので、この弁押圧部42の内端部によって弁本体43をばね部材44のばね力に抗して筒状部材15の流通孔28から離間させることができ、これにより流通孔28を開放させることができるので、流通路30を確実に連通させることができ、第2筒部18内の流体と本体ケース2の外部の流体とを良好に流通させることができる。
また、この弁部材41は、弁本体43と共に筒状部材15の連結部21に設けられた流通孔28を開閉可能に密閉する弁パッキン45を備えていることにより、頭部23と共に弁押圧部42の内端部が弁収納部34内から流通孔28内に移動し、弁本体43がばね部材44のばね力によって流通孔28を塞ぐ際に、弁パッキン45によって流通孔28を確実にかつ良好に密閉することができる。
すなわち、この弁パッキン45は、円板状に形成され、弁押圧部42側に位置する弁本体43の外面に設けられていることにより、弁押圧部42が本体ケース2の外部側に向けて移動し、弁本体33がばね部材44のばね力によって押されて弁パッキン45を連結部21に向けて押すことにより、弁パッキン45を連結部21の流通孔28の周縁部に圧接させることができ、これにより流通孔28を確実にかつ良好に密閉することができる。
なお、上述した第1、第2の各実施形態のスイッチ装置の構成は、腕時計に設けられた各押釦スイッチ13を含む全てのスイッチに適用しても良く、一部のスイッチに適用しても良い。
また、上述した第1、第2の各実施形態の弁収納部34及び弁部材31、41は、複数設けられていてもよい。例えば、操作部材16の軸部22を中心とする円周上に均等に2、3箇所に設けることで操作部材16を押す時に安定して押しやすくなる。
さらに、上述した第2の各実施形態において、弁押圧部42は操作部材16の頭部23に設けられておらず、弁本体43に弁パッキン45と供に一体に設けられても良い。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、必ずしも時計に限らず、例えば携帯電話機や携帯情報端末機などの電子機器にも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔を有するケースと、前記ケースの前記貫通孔内に配置される小径の第1筒部、および前記ケースの外部に配置される大径の第2筒部を備えた筒状部材と、前記第1筒部内にスライド可能に挿入された軸部、および前記第2筒部内にスライド可能に配置された頭部を備えた操作部材と、前記第2筒部の内周面と前記頭部の外周面との間に設けられた防水部材と、前記筒状部材にその内外に貫通して設けられた流通孔を開閉可能に塞ぎ、前記操作部材がスライドした際に、前記流通孔を開放させる弁部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記筒状部材の前記流通孔および前記筒状部材の外面と前記ケースの外面との間の隙間を通して、前記第2筒部内の流体と前記ケースの外部の流体とを流通させる流通路を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記操作部材の前記頭部に設けられ、前記筒状部材の前記流通孔を通して前記ケースに設けられた弁収納部内に出没可能に突出する弁押圧部と、前記弁収納部内に突出する前記弁押圧部の端部に設けられ、前記流通孔を開閉可能に塞ぐ弁本体と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記操作部材の前頭部に設けられ、前記筒状部材の前記流通孔を通して前記ケースに設けられた弁収納部内に出没可能に突出する弁押圧部と、前記流通孔に対応した状態で前記弁収納部内に配置されて前記流通孔を開閉可能に塞ぐ弁本体と、前記弁収納部内に設けられて前記弁本体を前記流通孔に押し付ける方向に付勢するばね部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記弁本体と共に前記筒状部材の前記流通孔を開閉可能に密閉する弁パッキンを備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記筒状部材の前記第1筒部の外周面と前記ケースの前記貫通孔の内周面との間に防水パッキンが設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
2 本体ケース
3 第1外装ケース
4 第2外装ケース
7 時計モジュール
7a スイッチ接点部
12、40 スイッチ装置
14 貫通孔
15 筒状部材
16 操作部材
17 第1筒部
18 第2筒部
19 抜止め部材
20 防水パッキン
21 連結部
22 軸部
23 頭部
26 防水部材
27 コイルばね
28 流通孔
30 流通路
31、41 弁部材
32、42 弁押圧部
33、43 弁本体
34 弁収納部
35、45 弁パッキン
44 ばね部材
S 隙間

Claims (7)

  1. 貫通孔を有するケースと、
    前記ケースの前記貫通孔内に配置される小径の第1筒部、および前記ケースの外部に配置される大径の第2筒部を備えた筒状部材と、
    前記第1筒部内にスライド可能に挿入された軸部、および前記第2筒部内にスライド可能に配置された頭部を備えた操作部材と、
    前記第2筒部の内周面と前記頭部の外周面との間に設けられた防水部材と、
    前記筒状部材にその内外に貫通して設けられた流通孔を開閉可能に塞ぎ、前記操作部材がスライドした際に、前記流通孔を開放させる弁部材と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記筒状部材の前記流通孔および前記筒状部材の外面と前記ケースの外面との間の隙間を通して、前記第2筒部内の流体と前記ケースの外部の流体とを流通させる流通路を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記操作部材の前記頭部に設けられ、前記筒状部材の前記流通孔を通して前記ケースに設けられた弁収納部内に出没可能に突出する弁押圧部と、前記弁収納部内に突出する前記弁押圧部の端部に設けられ、前記流通孔を開閉可能に塞ぐ弁本体と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記操作部材の前頭部に設けられ、前記筒状部材の前記流通孔を通して前記ケースに設けられた弁収納部内に出没可能に突出する弁押圧部と、前記流通孔に対応した状態で前記弁収納部内に配置されて前記流通孔を開閉可能に塞ぐ弁本体と、前記弁収納部内に設けられて前記弁本体を前記流通孔に押し付ける方向に付勢するばね部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のスイッチ装置において、前記弁部材は、前記弁本体と共に前記筒状部材の前記流通孔を開閉可能に密閉する弁パッキンを備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記筒状部材の前記第1筒部の外周面と前記ケースの前記貫通孔の内周面との間に防水パッキンが設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計。


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