JP2017115707A - 排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法 - Google Patents

排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SCR装置内におけるNOx浄化性能の低下を抑制することが可能な排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法を提供する。
【解決手段】排気ガス浄化装置は、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する第1流通路と、第1流通路を流通する排気ガスを酸化する第1酸化触媒部と、第1酸化触媒部により酸化された排気ガスを酸化する第2酸化触媒部と、第1酸化触媒部または第2酸化触媒部から流入する排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解する分解部と、排気ガスの流通方向における第1酸化触媒部の下流側、かつ、第2酸化触媒部の上流側で第1流通路から分岐し、流通方向における第2酸化触媒部の下流側、かつ、分解部の上流側で第1流通路と合流する第2流通路と、第1流通路と第2流通路の分岐位置に配置され、分解部内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて第2流通路を流通させる排気ガスの量を調節する調節部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法に関する。
ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(以下、NOxともいう)を分解、除去するために選択還元型触媒(Selective Catalytic Reduction、以下、SCR)装置と呼ばれる後処理装置が用いられる。このようなSCR装置では、排気ガスに含まれる窒素酸化物である一酸化窒素(以下、NOともいう)および二酸化窒素(以下、NOともいう)と、還元剤であるアンモニア(NH)とを反応させることで窒素酸化物を分解、除去している。
このようなSCR装置の上流側には、酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst、以下、DOC)装置およびディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter、以下、DPF)が設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。DOC装置では、排気ガス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)が分解除去され、DPFでは、排気ガス中の煤等の微粒子が捕捉される。
特開2015−194120号公報
ところで、SCR装置内における窒素酸化物とアンモニアの反応効率は、NOとNOの総量であるNOxの濃度に対するNOの濃度(以下、NO/NOxともいう)に強く依存することが知られている。例えば、NO/NOx=0.5の場合に最も大きな活性力となる一方、NO/NOx=0または1に近づくにつれ活性力が小さくなる。そのため、排気ガス内の窒素酸化物の浄化率向上の観点から、NO/NOxは、0.5付近に維持するのが望ましい。
しかしながら、ディーゼルエンジンの排気ガス中の窒素酸化物の大部分を占める一酸化窒素が、DOC装置やDPFに含まれる酸化触媒によって酸化されると、一酸化窒素よりも毒性の強い二酸化窒素が多く生成されてしまう。
このように二酸化窒素が多く生成されると、車両外に排出される二酸化窒素のSCR装置に流入する排気ガスのNO/NOxが0.5より高く推移して窒素酸化物の浄化率が低下してしまうという問題が発生する。また、エンジンと後処理装置との近接化やDPFに堆積した煤の連続再生技術の活用によってDOC装置の酸化能力を高くすると、上記問題がさらに顕著なものとなる。
本発明の目的は、SCR装置内におけるNOxの浄化性能の低下を抑制することが可能な排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法を提供することである。
本発明に係る排気ガス浄化装置は、
車両の内燃機関から排出される、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する第1流通路と、
前記第1流通路を流通する前記排気ガスを酸化する第1酸化触媒部と、
前記排気ガスの流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部により酸化された前記排気ガスを酸化する第2酸化触媒部と、
前記排気ガスの前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部または前記第2酸化触媒部から流入する前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解する分解部と、
前記排気ガスの前記流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側、かつ、前記第2酸化触媒部の上流側で前記第1流通路から分岐し、前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側、かつ、前記分解部の上流側で前記第1流通路と合流する第2流通路と、
前記第1流通路と前記第2流通路の分岐位置に配置され、前記分解部内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて前記第2流通路を流通させる前記排気ガスの量を調節する調節部と、
を備える。
本発明に係る排気ガス浄化方法は、
車両のエンジンから排出される、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する第1流通路と、前記第1流通路を流通する前記排気ガスを酸化する第1酸化触媒部と、前記排気ガスの流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部により酸化された前記排気ガスを酸化する第2酸化触媒部と、前記排気ガスの前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部または前記第2酸化触媒部から流入する前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解する分解部と、前記排気ガスの前記流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側、かつ、前記第2酸化触媒部の上流側で前記第1流通路から分岐し、前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側、かつ、前記分解部の上流側で前記第1流通路と合流する第2流通路と、を備える排気ガス浄化装置の排気ガス浄化方法であって、
前記第1流通路と前記第2流通路の分岐位置に配置され、前記分解部内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて前記第2流通路を流通させる前記排気ガスの量を調節する。
本発明によれば、NO/NOxを適正な値にすることで、NOxの浄化性能の低下を抑制することができる。
本実施の形態に係る排気ガス浄化装置を示すブロック図である。 排気ガスの流量および温度センサーの検出温度と、NO/NOxcloseとの関係を示すマップである。 バルブ開度に対する補正係数の関係を示す図である。 排気ガス浄化装置における排気ガス浄化制御の動作例の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る排気ガス浄化装置を示すブロック図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る排気ガス浄化装置1を示すブロック図である。
図1に示すように、排気ガス浄化装置1は、車両のディーゼルエンジン等の内燃機関から排出された排気ガスが流通する排気管2に設けられた第1DOC部3、第2DOC部4、DPF5、SCR部6、アンモニアスリップ触媒(Ammonia Slip Catalyst、以下、ASC)部7およびバルブ8と、DCU(Dosing Control Unit)9とを備えている。
第1DOC部3および第2DOC部4は、排気ガス中の一酸化炭素や炭化水素を酸化することで分解除去するDOCであり、互いに同程度の分解性能となっている。
第1DOC部3は、排気ガス浄化装置1内で、排気管2における排気ガスの流通方向(図示左から右へ向かう方向)の最上流側に位置している。
第2DOC部4は、排気ガスの流通方向における第1DOC部3の下流側に位置しており、第1DOC部3で分解除去し切れなかった排気ガス中の一酸化炭素や炭化水素を分解除去する。
DPF5は、排気ガス中の煤等の微粒子を捕捉するためのフィルタであり、排気ガスの流通方向における第2DOC部4の下流側、かつ、SCR部6の上流側に位置している。DPFは、本発明の「フィルタ部」に対応する。
SCR部6は、DPF5を通過した排気ガス中の窒素酸化物をアンモニア(NH)と反応させて窒素(N)および水(HO)に分解する。SCR部6は、本発明の「分解部」に対応する。
アンモニアは、DPF5とSCR部6の間に設けられた尿素水供給部10により、DCU9の制御の下、尿素水が供給されることで生成される。尿素水は、排気ガスの熱によりアンモニアと二酸化炭素に分解される。
ASC部7は、排気ガスの流通方向におけるSCR部6の下流側に位置しており、SCR部6で使用されなかったアンモニアを分解して、アンモニアが装置外に排出されるのを防止する。
排気管2は、上記した各部が配置された本体部2Aと、本体部2Aにおける第2DOC部4を迂回するバイパス部2Bとを有している。本体部2Aは、本発明の「第1流通路」に対応し、バイパス部2Bは、本発明の「第2流通路」に対応する。
バイパス部2Bは、第1DOC部3の下流側、かつ、第2DOC部4の上流側で本体部2Aから分岐し、第2DOC部4の下流側、かつ、DPF5の上流側で本体部2Aに合流している。
バルブ8は、排気管2における本体部2Aとバイパス部2Bの分岐位置に配置されており、DCU9の制御により開度を調節されることで、第2DOC部4側に流れる排気ガスの量を調整可能となっている。バルブ8およびDCU9は、本発明の「調節部」に対応する。
具体的には、バルブ8は、完全に閉じた状態では、全ての排気ガスが本体部2Aを流れるようにバイパス部2Bを閉鎖し、完全に開いた状態では、全ての排気ガスがバイパス部2Bを流れるように第2DOC部4に繋がる本体部2Aを閉鎖する。
また、SCR部6の上流側には、温度センサー11が設けられている。温度センサー11は、例えばサーミスタ等であり、SCR部6の上流側における排気ガスの温度を検出してDCU9に出力する。
また、ASC部7の下流側には、濃度センサー12が設けられている。濃度センサー12は、窒素酸化物の濃度を検出するセンサーであり、窒素酸化物の検出濃度をDCU9に出力する。DCU9は、当該検出濃度に基づいて尿素水供給部10における尿素水供給量を調整する。
DCU9は、ECU(エンジンコントロールユニット)13から排気ガスの流量、バルブ8の開度および温度センサー11の検出温度からSCR部6内の窒素酸化物(NOxSCR)の濃度に対する二酸化窒素の割合(以下、NO/NOxSCR)を推定する。
NO/NOxSCRの推定方法について説明する。DCU9は、バルブ8を完全に閉じたとき、つまり、バイパス部2Bを閉鎖した状態における、SCR部6内の窒素酸化物(NOxclose)の濃度に対する二酸化窒素の割合(以下、NO/NOxclose)からNO/NOxSCRを推定する。
NO/NOxcloseは、図2に示すようなマップのような関係が実験的に確認されている。図2における曲線L1は、NO/NOxcloseが0.8のときの排気ガスの流量と温度センサー11の検出温度の関係を示しており、曲線L2は、NO/NOxcloseが0.6のときの排気ガスの流量と温度センサー11の検出温度の関係を示している。曲線L3は、NO/NOxcloseが0.4のときの排気ガスの流量と温度センサー11の検出温度の関係を示しており、曲線L4は、NO/NOxcloseが0.2のときの排気ガスの流量と温度センサー11の検出温度の関係を示している。
DCU9は、このようなマップから、検出した排気ガスの流量および温度センサー11の検出温度に対応したNO/NOxcloseを抽出する。
DCU9は、抽出したNO/NOxcloseに所定の補正係数bを乗算することで、NO/NOxSCRを推定する。補正係数bは、実験的に図3に示すような関係が確認されている。図3に示すように、補正係数bは、バルブ8を完全に閉じた状態において1となり、バルブ8の開度を大きくするにつれ、急激に下がった後、バルブ8の開度がaとなった辺りから補正係数bの最小値bminに収束するように下がる。補正係数bは、バルブ8を完全に開いた状態で最小値bminとなる。
DCU9は、バルブ8から出力される開度の情報を受け取り、当該開度を、図3のグラフに当てはめて補正係数bを抽出する。DCU9は、抽出した補正係数bを用いてNO/NOxSCRを推定する。
DCU9は、推定したNO/NOxSCRが、所定の閾値未満であるか否かについて判定する。所定の閾値は、窒素酸化物とアンモニアの反応効率が、NO/NOxSCRに強く依存すること、および、NOの生成率が大きくなり過ぎないことを考慮して0.3〜0.5の範囲の値とすることができ、好ましくは0.4〜0.5の範囲の値とすることができる。
DCU9は、NO/NOxSCRが、所定の閾値未満である場合、つまり、NOの割合が小さい場合、バルブ8を完全に閉じるようにバルブ8を制御する。これにより、全ての排気ガスが第2DOC部4に流入して、NO/NOxSCRが最適な値に近づけることが可能となる。
この場合、第2DOC部4により排気ガスが酸化されることで、NOより毒性の強いNOが多く生成されてしまうが、NO/NOxSCRが最適な値になることにより、SCR部6でのNOxの分解が促進されるので、結果としてNOの排出量を削減することができる。
DCU9は、NO/NOxSCRが、所定の閾値以上である場合、つまり、NOの割合が大きい場合、バルブ8の開度を調整するようにバルブ8を制御する。DCU9は、図3のグラフからバルブ8の開度を抽出し、抽出した開度になるようにバルブ8を制御する。
バルブ8の開度の抽出方法について説明する。まず、DCU9は、NO/NOxSCRの目標値に応じた補正係数bを算出する。例えば、NO/NOxSCRの目標値を0.5とした場合、補正係数b=0.5/(NO/NOxclose)の式により補正係数bを算出できることが実験的に確認されている。DCU9は、このように算出した補正係数bを、図3のグラフに当てはめてバルブ8の開度を抽出する。
このような制御を行うことにより、排気ガス浄化装置1は、NO/NOxSCRを適正な値にすることができる。これにより、本実施の形態における排気ガス浄化装置1は、NOxの浄化性能の低下を抑制することができ、ひいてはNOの排出量を低減することができる。
ところで、排気管2においてバルブ8およびバイパス部2Bを設けて排気ガスの経路を分岐する構成では、例えば、排気ガスがバルブ8およびバイパス部2Bの部分を通過する。そのため、排気ガス内の、一酸化炭素や炭化水素等の物質が当該部分に付着してしまい、バルブ8およびバイパス部2Bの部分で目詰まりが発生する場合がある。
しかし、本実施の形態では、バルブ8が第1DOC部3の下流側に配置されているので、第1DOC部3を通過した排気ガスがバルブ8およびバイパス部2Bの部分を通過する。当該排気ガスは、第1DOC部3により、一酸化炭素や炭化水素が分解、除去されているので、バルブ8およびバイパス部2Bの部分に排気ガスの成分に基づく物質が付着しにくくなる。そのため、バルブ8およびバイパス部2Bの部分で、当該物質により目詰まりするのを抑制することができる。
次に、排気ガス浄化装置1における排気ガス浄化制御の動作例について説明する。図4は、排気ガス浄化装置1における排気ガス浄化制御の動作例の一例を示すフローチャートである。図4における処理は、例えば、排気ガス浄化装置1を搭載した車両におけるエンジン動作を開始したときに実行される。
図4に示すように、DCU9は、NO/NOxSCRの推定を行う(ステップS101)。なお、エンジン動作を開始して初めてNO/NOxSCRを推定する場合、DCU9は、例えばNO/NOxSCRを0と推定する。
次に、DCU9は、NO/NOxSCRが閾値未満であるか否かについて判定する(ステップS102)。判定の結果、NO/NOxSCRが閾値未満である場合(ステップS102、YES)、DCU9は、バルブ8を完全に閉じる制御を行う(ステップS103)。
一方、NO/NOxSCRが閾値以上である場合(ステップS102、NO)、DCU9は、バルブ8の開度を調整する制御を行う(ステップS104)。ステップS103およびステップS104の後、処理はステップS101に戻る。本制御は、車両におけるエンジン動作が続く限り、続けられ、エンジン動作が終了すると同時に終了する。
以上、詳しく説明したように、本実施の形態における排気ガス浄化装置1は、車両の内燃機関から排出される、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する本体部2Aと、本体部2Aを流通する排気ガスを酸化する第1DOC部3と、排気ガスの流通方向における第1DOC部3の下流側に配置され、第1DOC部3により酸化された排気ガスを酸化する第2DOC部4と、排気ガスの流通方向における第2DOC部4の下流側に配置され、第1DOC部3または第2DOC部4から流入する排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解するSCR部6と、排気ガスの前記流通方向における第1DOC部3の下流側、かつ、第2DOC部4の上流側で、本体部2Aから分岐し、流通方向における第2DOC部4の下流側、かつ、SCR部6の上流側で本体部2Aと合流するバイパス部2Bと、本体部2Aとバイパス部2Bの分岐位置に配置され、SCR部6内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じてバイパス部2Bを流通させる排気ガスの量を調節するバルブ8およびDCU9と、を備える。
このように構成した本実施の形態によれば、NO/NOxSCRを適正な値にすることができるので、NOxの浄化性能の低下を抑制することができ、ひいてはNOの排出量を低減することができる。
また、バルブ8が第1DOC部3の下流側で、かつ、第2DOC部4の上流側に配置されているので、第1DOC部3により、一酸化炭素や炭化水素が分解、除去された排気ガスがバルブ8およびバイパス部2Bの部分を通過する。そのため、バルブ8およびバイパス部2Bの部分に、排気ガスの成分に基づく物質が付着しにくくなるので、バルブ8およびバイパス部2Bの部分において、当該物質により目詰まりするのを抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、DPF5が、第2DOC部4の下流側に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図5に示すように、DPF5が第2DOC部4の上流側に配置されていても良い。
この構成におけるDPF5は、第1DOC部3の下流側で、かつ、バルブ8の上流側に配置されている。
このような構成によれば、バルブ8の部分を通過する排気ガスが、第1DOC部3に加えてDPF5を通過しているので、排気ガス中の煤等の微粒子がDPF5により除去されている。そのため、バルブ8およびバイパス部2Bの部分において、排気ガスの成分に基づく物質により目詰まりするのをさらに抑制することができる。
また、上記実施の形態では、第1DOC部3および第2DOC部4が互いに同程度の分解性能を有していたが、本発明はこれに限定されず、互いに異なる分解性能を有していても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示の排気ガス浄化装置は、NOxの浄化性能の低下を抑制することができる排気ガス浄化装置および排気ガス浄化方法として有用である。
1 排気ガス浄化装置
2 排気管
2A 本体部
2B バイパス部
3 第1DOC部
4 第2DOC部
5 DPF
6 SCR部
7 ASC部
8 バルブ
9 DCU

Claims (5)

  1. 車両の内燃機関から排出される、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する第1流通路と、
    前記第1流通路を流通する前記排気ガスを酸化する第1酸化触媒部と、
    前記排気ガスの流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部により酸化された前記排気ガスを酸化する第2酸化触媒部と、
    前記排気ガスの前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部または前記第2酸化触媒部から流入する前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解する分解部と、
    前記排気ガスの前記流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側、かつ、前記第2酸化触媒部の上流側で前記第1流通路から分岐し、前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側、かつ、前記分解部の上流側で前記第1流通路と合流する第2流通路と、
    前記第1流通路と前記第2流通路の分岐位置に配置され、前記分解部内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて前記第2流通路を流通させる前記排気ガスの量を調節する調節部と、
    を備える排気ガス浄化装置。
  2. 前記調節部は、前記窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合を推定し、推定した前記窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて前記第2流通路を流通させる前記排気ガスの量を調節する、
    請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 前記排気ガスの前記流通方向における前記分解部の上流側、かつ、前記第1流通路と前記第2流通路との合流位置の下流側に配置され、前記排気ガスに含まれる微粒子を捕捉するフィルタ部を備える、
    請求項1または請求項2に記載の排気ガス浄化装置。
  4. 前記排気ガスの前記流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側、かつ、前記第1流通路と前記第2流通路との分岐位置の上流側に配置され、前記排気ガスに含まれる微粒子を捕捉するフィルタ部を備える、
    請求項1または請求項2に記載の排気ガス浄化装置。
  5. 車両のエンジンから排出される、窒素酸化物を含む排気ガスが流通する第1流通路と、前記第1流通路を流通する前記排気ガスを酸化する第1酸化触媒部と、前記排気ガスの流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部により酸化された前記排気ガスを酸化する第2酸化触媒部と、前記排気ガスの前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側に配置され、前記第1酸化触媒部または前記第2酸化触媒部から流入する前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解する分解部と、前記排気ガスの前記流通方向における前記第1酸化触媒部の下流側、かつ、前記第2酸化触媒部の上流側で前記第1流通路から分岐し、前記流通方向における前記第2酸化触媒部の下流側、かつ、前記分解部の上流側で前記第1流通路と合流する第2流通路と、を備える排気ガス浄化装置の排気ガス浄化方法であって、
    前記第1流通路と前記第2流通路の分岐位置に配置され、前記分解部内の全ての窒素酸化物の濃度に対する二酸化窒素の濃度の割合に応じて前記第2流通路を流通させる前記排気ガスの量を調節する排気ガス浄化方法。
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