JP2017115582A - 回転体の加工装置 - Google Patents

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健太郎 定岡
Kentaro Sadaoka
健太郎 定岡
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Abstract

【課題】回転体のバランス取りの作業と管理情報の付与作業とを効率良く行う。
【解決手段】加工装置1は、回転体Rにレーザ光Lを照射し、その製品管理情報Sをこの回転体Rに刻設することにより、バランス測定装置2の測定結果に基づく回転体Rのアンバランスを修正するレーザマーキング装置3を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インペラ等の回転体のアンバランスを修正するための加工装置に関する。
例えば自動車用エンジンに使用されるターボチャージャのタービンホイールや、コンプレッサホイール等のインペラを製造する場合、鋳造によるインペラの成形の後に、バランス取り(アンバランス修正)のための加工が施される。
特許文献1には、回転中心部に位置するディスクと、このディスクから径方向に突出する複数の翼部と、ディスクの背部から環状に突出するバランス取りマス部とを鋳造により一体成形してなる回転体が開示されている。この回転体に形成されるバランス取りマス部は、回転体のバランス取り代として機能するもので、アンバランスの修正のためにその一部が機械加工により削除され得る。
一方、自動車部品の品質管理(トレーサビィリティ)のために、製品製造の最終段階では、各部品に対して製品番号等の製品管理情報が付与される。その付与方法として、例えば、各部品に対して刻印を付することが公知である。例えば特許文献2には、ワークにおいて刻印が予定されている刻印予定部の画像を撮像し、撮像された画像に基づいて、刻印予定部の凹凸を予め検出しておき、凹凸が検出されなかったワークに対して刻印を施す方法が開示されている。
特開平9−317401号公報 特開2014−92474号公報
従来、回転体を製造するに際しては、回転体のバランス取りを行った後に、製品管理情報を回転体に付与するのが通例であり、バランス取りと製品管理情報の付与とを別々の工程で行うことで多大な工数と時間を要するものであった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、回転体のバランス取りの作業と製品管理情報の付与作業とを効率良く行うことが可能な回転体の加工装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、バランス測定装置の測定結果に基づいて回転体を加工する装置であって、前記回転体にレーザ光を照射し、その製品管理情報を前記回転体に刻設することにより、前記バランス測定装置の前記測定結果に基づく前記回転体のアンバランスを修正するレーザマーキング装置を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、バランス測定装置によって回転体のアンバランスの量を測定し、この測定結果に基づいて、レーザマーキング装置からレーザ光を回転体に照射し、この回転体に製品管理情報を刻設することにより、この回転体のアンバランスをも修正することが可能になる。このように本発明では、回転体に対するアンバランスの修正作業と製品管理情報の付与作業とを一工程で効率良く行うことができる。これにより、回転体の製造効率を飛躍的に向上させ、その製造コストを大幅に低減できる。
本発明によれば、回転体のバランス取りの作業と製品管理情報の付与作業とを効率良く行うことが可能になる。
本発明に係る加工装置の概要を示す側面図である。 回転体の平面図である。 加工装置に係る制御装置の機能ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1乃至図3は、本発明に係る回転体の加工装置の一実施形態を示す。なお、本実施形態では、回転体Rとして自動車部品に係るインペラを例示するが、これに限定されるものではない。この回転体Rは、図1及び図2に示すように、円板状の基部Raと、基部Raと一体に構成される翼部Rbとを有する鋳造物である。
図1に示すように、加工装置1は、回転体Rのバランスの状態(アンバランスの量)を測定するバランス測定装置2と、回転体Rの一部に製品管理情報を刻設するレーザマーキング装置3と、このレーザマーキング装置3に設置される回転体Rの画像データを取得する画像処理装置4と、レーザマーキング装置3の制御を実行する制御装置5とを備える。
図1に示すように、バランス測定装置2は、回転体Rを収容可能なケース6と、コントローラ7とを有する。ケース6内にはセンサ(図示せず)が配置されており、回転体Rは、ケース6内に収容された状態でこのセンサによって測定される。コントローラ7は、センサの動作制御や測定結果の制御装置5への送信を実行する。
バランス測定装置2は、センサ及びコントローラ7により、回転体Rのアンバランスの量を演算する。このアンバランスの量は、回転体Rの基部Raにおけるアンバランスの発生位置P(図2参照)に係る情報及びその重量M(図示せず)に係る情報により表される。
以下、アンバラスの位置Pについて、図2を参照しながら説明する。回転体Rの基部Raには、アンバランスの量を測定するための基準線RLが記されている。この基準線RLは、回転体Rの回転中心軸Oと直交するように、基部Raの半径方向に沿って形成されている。この基準線RLは、事前に基部Raの表面にインク等により記され、あるいは基部Raに刻設される。回転体Rにおけるアンバランスの位置Pは、この位置Pと回転中心軸Oとを通る仮想直線Xが、この基準線RLと為す角度θ、及びこの位置Pと回転中心軸Oとの距離D(cm)によって表される。バランス測定装置2は、センサ及びコントローラ7によって、基部Raにおけるアンバランスの位置P(角度θ、距離D)を特定するとともに、この位置Pにおけるアンバランスの量を、重量M(mg)によって特定する。
コントローラ7は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)によって構成されるが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ(PC)、シーケンサその他の制御装置を含み得る。コントローラ7は、制御装置5に接続されており、測定されたアンバランスの量に係るデータをこの制御装置5に送信する。
図1に示すように、レーザマーキング装置3は、レーザ光Lを照射可能なレーザヘッド8と、回転体Rを支持する支持台9と、レーザヘッド8の制御を実行するコントローラ10とを備える。レーザマーキング装置3は、制御装置5から回転体Rの加工に係る情報をコントローラ10により受信し、このコントローラ10によりレーザヘッド8を駆動することにより、支持台9に載置された回転体Rの基部Raに、その製品管理情報を刻設する。
なお、コントローラ10は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)によって構成されるが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ(PC)、シーケンサその他の制御装置を含み得る。
ここで、製品管理情報には、例えば、回転体Rの製品としての識別番号(製品番号)や、回転体Rのアンバランスの量(角度θ、距離D及び重量M)に係るデータ、及びこのアンバランスの修正に必要な加工データ等の情報が含まれるが、これに限定されるものではない。本実施形態では、この製品管理情報の表示形態として、二次元コードが使用されるが、これに限定されず、バーコードや文字、記号等その他の各種のものが使用され得る。
本実施形態では、レーザマーキング装置3は、二次元コードから製品管理情報を読み取ることができるように、回転体Rの基部Raの表面(平面部分)に、複数のドットからなる刻印(図2において二点鎖線の四角形で示す)Sを形成する。この刻印Sは、レーザヘッド8からのレーザ光Lが回転体Rの基部Raに照射されることにより、この基部Raの表面が酸化し、その部分が削り取られることで、複数のドットが形成される。具体的には、刻印Sにおける各ドットの部分は、レーザ光Lにより基部Raの表面の一部が削り取られることによって所定の深さを有する凹部として構成される。このドットの部分は、レーザ光Lの照射によって酸化することで、黒色に変色している。これにより、凹状のドットにより構成される刻印Sは、二次元コードとして読み取り可能なものとなる。
図1に示すように、画像処理装置4は、レーザマーキング装置3の近傍位置に配置されるとともに、制御装置5に接続されている。この画像処理装置4は、撮像装置11と、この撮像装置11の制御及び制御装置5との通信を実行するコントローラ12とを備える。
撮像装置11としては、CCD、CMOSセンサその他の画像センサ又はカメラが使用される。コントローラ10は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)によって構成されるが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ(PC)、シーケンサその他の制御装置を含み得る。コントローラ12は、撮像装置11及び制御装置5に接続されており、撮像装置11によって取得される画像データを制御装置5に送信する。
図1に示すように、制御装置5は、バランス測定装置2と、撮像装置11とレーザマーキング装置3とに接続されている。本実施形態において、制御装置5としてシーケンサが使用されるが、これに限定されず、PLC、PCその他の装置が使用され得る。図3に示すように、制御装置5は、各種の演算を実行する演算処理部13と、制御に必要なデータ及びプログラムを保存する記憶部(メモリ)14と、バランス測定装置2、レーザマーキング装置3及び画像処理装置4との通信を行う通信制御部15とを備える。
演算処理部13は、バランス測定装置2の測定結果に基づいて、レーザマーキング装置3による回転体Rの加工に必要な諸量を演算する。具体的には、測定結果である角度θ、距離D及び重量Mから、回転体Rに刻設する製品管理情報の二次元コード(刻印S)におけるドットの数、位置及び深さを換算する。演算処理部13は、演算したこれらのデータを、通信制御部15を介してレーザマーキング装置3のコントローラ10に送信する。
記憶部14は、バランス測定装置2の測定結果に基づいて、レーザマーキング装置3による回転体Rの加工に必要な上記の諸量を演算するプログラム、バランス測定装置2の測定結果(測定データ)、画像処理装置4により取得された画像データ、及び演算に必要なデータテーブル等を記憶する。
通信制御部15は、バランス測定装置2、レーザマーキング装置3及び画像処理装置4に接続されている。通信制御部15は、バランス測定装置2のコントローラ7からその測定結果に係るデータを受信し、画像処理装置4のコントローラ12から画像データを受信する。また、通信制御部15は、演算処理部13により演算された、レーザ加工に係る加工量(刻印Sのドットの数、位置及び深さ等)に係るデータをレーザマーキング装置3のコントローラ10に送信する。
以下、上記構成の加工装置1を用いて回転体Rを加工する方法について説明する。
まず、鋳造により成形された回転体Rをバランス測定装置2のケース6に収容し、回転体Rのアンバランスの量を測定する(バランス測定工程)。測定されたアンバランスの量に係るデータは、コントローラ7から制御装置5の通信制御部15へと送信される。
その後、回転体Rはバランス測定装置2のケース6から取り出され、レーザマーキング装置3の支持台9へと載置される。このとき、回転体Rは、その基部Raが上方を向くように支持台9に配置される。次に、画像処理装置4の撮像装置11によって、回転体Rの上方からその基部Raを撮像する(撮像工程)。画像処理装置4は、取得した画像データを、コントローラ12を介して制御装置5の通信制御部15へと送信する。
制御装置5は、撮像装置11から画像データを受信すると、この画像データにおける回転体Rに係る基部Raの基準線RLの位置情報と、バランス測定装置2から送信された測定結果(測定データ)に基づいて、レーザマーキング装置3によって製品管理情報(二次元コード)を加工する位置や加工深さ等の加工条件を演算する(演算工程)。制御装置5は、演算により求めた加工条件に係るデータ(加工データ)を、通信制御部15を通じてレーザマーキング装置3のコントローラ10へと送信する。
レーザマーキング装置3のコントローラ10は、制御装置5から受信した加工データに基づき、レーザヘッド8を作動させて回転体Rにおける基部Raの一部にレーザ加工を施す(レーザ加工工程)。このレーザ加工工程において、コントローラ10は、受信した加工データに基づいて、回転体Rの基部Raに向かってレーザヘッド8からレーザ光Lを照射させる。
これにより、回転体Rの基部Raには、製品管理情報を二次元コードとして読み取ることが可能な刻印Sが形成される。この刻印Sの形成により、回転体Rのアンバランスが修正される。以上により、製品管理情報(刻印S)が付与され、かつバランス取りが行われた回転体Rが完成する。
以上説明した本実施形態に係る加工装置1によれば、バランス測定装置2による測定結果に基づいて、レーザマーキング装置3により回転体Rの一部に製品管理情報を刻設すると同時に、回転体Rのアンバランスの修正も完了する。このように、本実施形態では、回転体Rに対するバランス取りの作業と製品管理情報の付与作業とを一工程で効率良く行うことができる。これにより、回転体Rの製造効率を飛躍的に向上させ、その製造コストを大幅に低減できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、制御装置5によってレーザマーキング装置3の加工条件を演算する構成を例示したが、これに限定されない。制御装置5の機能をレーザマーキング装置3のコントローラ10に制御装置5と同じ機能を具備させるとともに、制御装置5を省略することも可能である。
1 加工装置
2 バランス測定装置
3 レーザマーキング装置
L レーザ光
R 回転体
S 刻印(製品管理情報)

Claims (1)

  1. バランス測定装置の測定結果に基づいて回転体を加工する装置であって、
    前記回転体にレーザ光を照射し、その製品管理情報を前記回転体に刻設することにより、前記バランス測定装置の前記測定結果に基づく前記回転体のアンバランスを修正するレーザマーキング装置を備えることを特徴とする回転体の加工装置。
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