JP2017114532A - 脱酸素剤用包装材及び脱酸素剤包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、通気性に優れる脱酸素剤用包装材を提供すること。【解決手段】熱可塑性樹脂を含む内層10と、接着層16と、紙又は不織布を含む中間層12と、熱可塑性樹脂を含み外側通気孔H2が形成されている外層14と、をこの順で含み、前記内層10の表面から前記中間層12の内部まで到達している内側通気孔H1が形成されている、脱酸素剤用包装材1。【選択図】図1
Description
本発明は、脱酸素剤用包装材及びそれを含む脱酸素剤包装体に関する。
酸素の影響を受けて変質あるいは劣化し易い、食品、飲料、医薬品、医療品、化粧品、金属製品及び電子製品等の各種物品について、酸化劣化を防止して長期に保存可能とする目的で、これらを収納した密封容器内の酸素除去を行う脱酸素剤が使用されている。
脱酸素剤は、その使用目的や使用態様に応じて種々の使い方がなされており、例えば、粉状や錠剤である脱酸素剤を包装材で包装して小袋状にした脱酸素剤包装体とする方法等が挙げられる。この脱酸素剤包装体を食品等が保存されている密封容器内に入れておけば、脱酸素剤包装体の内部にある脱酸素剤が密封容器内の酸素を除去するので、食品等の酸化劣化を防止できる。
このような脱酸素剤の包装材としては、樹脂、紙或いは不織布等をシート状にしたものや、これらを積層したもの等が用いられている。樹脂層や紙や不織布の層を積層した包装材としては、予め通気孔を設けた樹脂層を、紙や不織布の層と積層させた包装材等が用いられている。通気孔が予め設けられた樹脂層を用いることで、外部との通気性を確保し、脱酸素剤の脱酸素能を有効に発揮させようとするものである。このような包装材に関するものとして、例えば、特許文献1には、細孔を有するプラスチックフィルム(樹脂層)を紙又は不織布の両面に接着積層してなる包装材であって、少なくとも一方の接着積層面が、非連続の接着部分又は非接着部分を有する積層構造を有する包装材が開示されている。
しかしながら、上記したような従来の包装材は脱酸素剤の脱酸性性能を十分に発揮できているとはいえず、未だ改善すべき点があることに本発明者らは気づいた。樹脂層と紙や不織布の層を積層させる方法として、接着剤からなる接着層を介して両層を積層させる方法等が採用されているが、樹脂層に通気孔が空いていると接着層の接着剤が樹脂層の通気孔から漏れ出してしまうことがある。これにより、脱酸素剤包装体として使用する際には、接着層から漏れ出した接着剤が樹脂層の通気孔を塞いでしまい、包装材としての通気性が低下するという不具合が起こる。さらに、包装材の製造プロセスにおいて、シート状の包装材をロールに巻き取ったり、重ねたりするが、その際に漏れ出した接着剤によってシート同士が接着するといった不具合が起こることもある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、通気性に優れる脱酸素剤用包装材を提供することを目的とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、意外にも、熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含む外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、内層の表面から中間層の内部まで到達するように内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材とすることで、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
<1>
熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含み外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、
前記内層の表面から前記中間層の内部まで到達している内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材。
<2>
前記内層に含まれる前記熱可塑性樹脂の融点が、100℃以上である、上記<1>に記載の脱酸素剤用包装材。
<3>
前記内層が、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)からなる群より選択される少なくとも1種を含む、上記<1>又は<2>に記載の脱酸素剤用包装材。
<4>
前記内側通気孔と前記外側通気孔が連通していない、上記<1>〜<3>のいずれかに記載の脱酸素剤用包装材。
<5>
上記<1>〜<4>のいずれかに記載の脱酸素剤用包装材と、
前記脱酸素剤用包装材に包まれた脱酸素剤と、を含む、脱酸素剤包装体。
<1>
熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含み外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、
前記内層の表面から前記中間層の内部まで到達している内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材。
<2>
前記内層に含まれる前記熱可塑性樹脂の融点が、100℃以上である、上記<1>に記載の脱酸素剤用包装材。
<3>
前記内層が、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)からなる群より選択される少なくとも1種を含む、上記<1>又は<2>に記載の脱酸素剤用包装材。
<4>
前記内側通気孔と前記外側通気孔が連通していない、上記<1>〜<3>のいずれかに記載の脱酸素剤用包装材。
<5>
上記<1>〜<4>のいずれかに記載の脱酸素剤用包装材と、
前記脱酸素剤用包装材に包まれた脱酸素剤と、を含む、脱酸素剤包装体。
本発明に係る脱酸素剤用包装材は、接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、優れた通気性を有する。さらに、これを用いた脱酸素剤包装体は、優れた脱酸素能を発揮できる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について、必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。そして、本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。なお、図面中、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。さらに、本明細書において、「略」を付した用語は、特に断りがない限り、当業者の技術常識の範囲内でその「略」を除いた用語の意味を示すものであり、「略」を除いた意味自体をも含むものとする。さらにまた、本明細書では、特に断りがない限り「(メタ)アクリレート」や「(メタ)アクリル」や「(メタ)アクリル酸」等は、アクリレート及び/又はメタクリレート、アクリル及び/メタクリル、アクリル酸及び/又はメタクリル酸等をそれぞれ意味する。
(脱酸素剤包装材)
本実施形態の脱酸素剤包装材は、熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含み、外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、内層の表面から中間層の内部まで到達している内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材である。内層、接着層、中間層及び外層を有する構造において、内層と接着層と中間層とをこの順で含む積層体に対して、内層の表面からから中間層の内部まで到達しているように内側通気孔を設けることで、接着層に含まれている接着剤の漏れ出しを抑制できる。
本実施形態の脱酸素剤包装材は、熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含み、外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、内層の表面から中間層の内部まで到達している内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材である。内層、接着層、中間層及び外層を有する構造において、内層と接着層と中間層とをこの順で含む積層体に対して、内層の表面からから中間層の内部まで到達しているように内側通気孔を設けることで、接着層に含まれている接着剤の漏れ出しを抑制できる。
図1は、本実施形態に係る脱酸素剤用包装材の一態様を示す模式断面図である。脱酸素剤包装材(以下、単に「包装材」と略称する場合がある。)1は、内層10と、接着層16と、中間層12と、外側通気孔H2を有する外層14とをこの順で含み、内層10の表面から中間層12の内部まで到達している内側通気孔H1が形成されている。以下、本実施形態に係る包装材の各層及びその成分等について、詳細を説明する。
内層10は、包装材1において内面側に位置する層であり、熱可塑性樹脂を含む層である。熱可塑性樹脂としては、特に限定されず、使用する用途や所望する物性に応じて適宜好適な種類を選択することができる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂;エチレン−(メタ)アクリレート共重合樹脂等が挙げられる。これらの中でも、接着性の観点から、オレフィン系樹脂が好ましく、ポリエチレン及びポリプロピレンがより好ましく、高密度ポリエチレン及び無延伸ポリプロピレンが特に好ましい。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂の融点の下限値は、特に限定されないが、100℃以上であることが好ましく、120℃以上であることがより好ましく、130℃以上であることが更に好ましい。また、熱可塑性樹脂の融点の上限値は、特に限定されないが、200℃以下であることが好ましく、180℃以下であることがより好ましく、150℃以下であることが更に好ましい。上記下限値以上の融点を有する熱可塑性樹脂を用いることで、脱酸素剤の包装材を封ずるためにヒートシールを施しても熱可塑性樹脂が溶け出してしまうといった不具合が起こらず、その結果、粉もれ等が起こらず脱酸素剤をしっかりと封入することができる。また、上記上限値以下の融点を有する熱可塑性樹脂を用いることで、ヒートシール温度をそれほど高温度に設定せずとも短時間で十分に密封することができる。
内層10の厚さは、特に限定されないが、0.5〜80μmであることが好ましく、1〜60μmであることがより好ましく、2〜50μmであることが更に好ましく、4〜30μmであることが特に好ましい。内層10の厚さを上記範囲にすることで、短時間のヒートシールで十分な接着強度を得ることができる。
中間層12は、紙又は不織布を含む層であり、包装材料に一定の耐久性や通気性等を付与すると同時に、貫通孔を有さないことから脱酸素剤包装体内に収容される脱酸素剤組成物の漏れを防止するものである。脱酸素剤包装体は、食品、飲料、医薬品、医療品、化粧品、金属製品及び電子製品等といった幅広いものに使用されるため、保存対象物や保存環境によっては水分や油分等が多いことがある。そのような場合、水分や油分が包装材から脱酸素剤に侵入してしまうことで、脱酸素剤を劣化させて脱酸素性能を低下してしまったり、汚染してしまったりすることがあるが、紙や不織布を含む中間層12を設けることで、水分や油分等の侵入を抑制でき、脱酸素剤の劣化や汚染等を防止できる。
中間層12に用いられる紙の材質は特に限定されないが、例えば、撥油紙、撥水紙、クラフト紙、上質紙(洋紙)、和紙等が挙げられる。中間層12に用いられる不織布の材質は特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。より具体的には、線形低密度ポリエチレン(LLDPE)系不織布、ポリエチレンテレフタレート系不織布、複合系不織布(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレンの鞘芯構造等)、TYVEK(登録商標、旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社製)等が挙げられる。紙又は不織布を含む中間層12は一定の通気性を有するものであり、内層10と外層14との間に配置することで、包装材の厚さ方向における通気性を確保することができる。
接着層16は、内層10と中間層12を接着する接着剤を含む層であり、内層10と中間層12の間の層になる。接着剤としては、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、ポリエーテルウレタン系、ポリエステルウレタン系、イソシアネート系、ポリオレフィン系、ポリエチレンイミン系、シアノアクリレート系、有機チタン化合物系、エポキシ系、イミド系、シリコーン系の樹脂およびこれらの変性物、または、混合物からなる周知のドライラミネーション用接着剤を挙げることができる。中でもウレタン系接着剤が好ましい。ウレタン系接着剤としては、レトルト用として使用されているタイプのものがより好ましく、例えば、2液反応型ポリウレタン系接着剤として、ポリエステルポリオールなどの水酸基を有するポリオール成分と、ジイソシアネートなどのイソシアネート基を有するポリイソシアネート成分とからなり、水酸基とイソシアネート基の反応でウレタン結合を形成し硬化するもの等を用いることができる。接着性の点から必要な場合には、コロナ処理あるいはアンカーコート等の周知のフィルム表面処理を併用することも可能である。接着剤の塗布厚みは0.5〜5μmであることが好ましく、1〜3μmであることがより好ましい。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
内側通気孔H1は、内層10の表面から中間層12の内部まで到達している孔である。従来は、例えば、予め開孔処理が施された樹脂層と紙や不織布を含む中間層を、接着剤で接着積層させる手法が用いられている。このような手法は一見すると簡便な方法に見えるが、樹脂層と中間層の接着表面の状態に着目すると、樹脂層の通気孔の部分に余分な接着剤が残っており、余分な接着剤がこの通気孔から外部に漏れ出すという不具合が生じる。特に、ラミネート時等に樹脂層と中間層を加圧すると、余分な接着剤は更に漏れ出しやすくなる。この点、本実施形態の包装材1では、内側通気孔H1は内層10に留まるのではなく、内層10から中間層12の内部まで到達している。よって、内層10と中間層12との接着表面では、上記したような余分な接着剤が残存することはないので、接着剤が内部通気孔H1から漏れ出すといった不具合は起こらない。そして、内部通気孔H1が接着剤によって塞がれることもないので、優れた通気性を有する。さらに、脱酸素剤包装体とする際には、内層10の表面に接するように脱酸素剤を包むことが多いので、かかる態様の脱酸素剤包装体であれば、接着剤が内部通気孔H1から漏れ出さないので、脱酸素剤への汚染も効果的に防止できる。
なお、内側通気孔H1の径、深さ或いは開孔密度は、目的の透気度が得られるように、例えば刃物や針を用いる場合はその形状や配置、侵入深さにより、レーザー、電子線を用いる場合はその照射電圧、電流、照射時間等の穿孔条件により適宜決めることができる。また、通気孔の形状は、横断面は円形、三角、四角等の方形、楕円径等、特に限定されるものではないが、縦断面は内層10から中間層へ向かって先細りの円錐、角錐状等であることが好ましい。
外層14は、熱可塑性樹脂を含み、外側通気孔H2が形成されている層である。外層14は単層フィルムや、異なる材質からなる2層以上の多層フィルムを用いることができる。外層14と内層10の接着はヒートラミネートを用いることが好ましいため、外層14は融点の差が大きい2種以上の熱可塑性樹脂からなる多層フィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレートやナイロン等の融点の高い熱可塑性樹脂からなる層が外側に配置され、融点の低い熱可塑性樹脂からなる層が内側に配置された2層フィルムを用いることが好ましい。融点の低い層は、ヒートシール性を有する材料を含むことが好ましく、ヒートシール性を有する材料としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の樹脂が挙げられる。なお、内層10の熱可塑性樹脂と外層14の熱可塑性樹脂の融点の差が大きい方が、ヒートシール条件(温度、圧力、時間)の自由度が高くなるため好ましい。
外層14は、熱可塑性樹脂以外の他の成分を更に含んでいてもよい。外層14で使用可能な他の成分としては、内層10の他の成分として説明したものを適宜用いることができる。
外層14の厚さは、特に限定されないが、1〜40μmであることが好ましく、2〜30μmであることがより好ましく、4〜25μmであることが更に好ましく、8〜20μmであることが更に好ましい。外層14の厚さを上記範囲にすることで、十分な強度を有する包装材が得られ、かつ、後述する脱酸素剤包装体の製造において折り曲げ等の加工に必要な適度な柔軟性を有する包装材が得られる。
外層14は、グラビア印刷等によって表面を印字したり描画することができる。
内側通気孔H1と外側通気孔H2の配置は、特に限定されないが、両者は連通していないことが好ましい。連通していないことで、脱酸素剤包装体とした際に、外部にある成分が内部にある脱酸素剤に付着することを効果的に防止できるとともに、内部にある脱酸素剤が外部に漏出することも効果的に防止できる。
(製造方法)
本実施形態の包装材1の製造方法の第1の好適例としては、内層10と接着層16と中間層12とをこの順で含む積層体(図示せず)に対して、内層10の表面から中間層12の内部まで孔が到達するように開孔処理を行うことで、内側通気孔H1を形成させる工程を含む、製造方法が挙げられる。この製造方法では、少なくとも内層10と接着層16と中間層12を含む積層体に対して開孔処理を行うことで、内側通気孔H1を形成させればよい。よって、開孔処理を行う積層体は、内層10と接着層16と中間層12の他に、上記した外層14を更に含むものであってもよい。
本実施形態の包装材1の製造方法の第1の好適例としては、内層10と接着層16と中間層12とをこの順で含む積層体(図示せず)に対して、内層10の表面から中間層12の内部まで孔が到達するように開孔処理を行うことで、内側通気孔H1を形成させる工程を含む、製造方法が挙げられる。この製造方法では、少なくとも内層10と接着層16と中間層12を含む積層体に対して開孔処理を行うことで、内側通気孔H1を形成させればよい。よって、開孔処理を行う積層体は、内層10と接着層16と中間層12の他に、上記した外層14を更に含むものであってもよい。
内層10と中間層12は、接着剤からなる接着層16を介してドライラミネートすることにより積層する。ドライラミネートの方法としては、例えば、内層にグラビアコーティング等の通常の装置で接着剤を塗工して熱風乾燥した後、内層と中間層とを重ねてニップロールを通して巻き取る方法が挙げられるが、この手順に限定されるものではない。
開孔処理の方法は、特に限定されず、例えば、針を用いる方法、刃物を用いる方法、電子線照射を用いる方法、レーザーを用いる方法等が挙げられる。これらの中でも、開孔の大きさ、位置の制御がしやすいという観点から、針を用いて開孔する方法が好ましく、連続的に開孔の密度及び形状が安定した脱酸素剤包装材を製造する観点から、側面に針をつけた円柱状の治具(以下、「針ロール」ともいう。)を通して開孔する方法がより好ましい。前記針ロールの針の径は0.3〜1.0mmであることが好ましく、0.5〜0.7mmであることがより好ましい。針の径を前記好ましい範囲とすることで、開孔形状が安定し、透気度の調節が容易となる。また、前記針ロールを用いる際、針ロールの温度は常温でも開孔可能であるが、開孔する層に用いられる樹脂の融点を超えない範囲で針ロールを加熱することで、開孔処理をより安定して行うことができる。
本実施形態の包装材1の製造方法の第2の好適例として、内層10と接着層16と中間層12とをこの順で含む積層体を準備する工程と、積層体に対して、内層10の表面から中間層12の内部まで孔が到達するように開孔処理を行うことで、内側通気孔H1を形成させる工程と、内側通気孔H1が形成された積層体の中間層12側に、外側通気孔H2を有する外層14をさらに積層させる工程を含む、製造方法が挙げられる。この製造方法では、まず内層10と接着層16と中間層12とを含む積層体に対して開孔処理を行い、その後に外層14を積層させる。すなわち、開孔処理を行う積層体は、内層10と接着層16と中間層12を含む積層体であるが、少なくとも外層14は含まないものである。第2の好適例における製造条件については、特に断りがない限り、第1の好適例で説明したものを適宜採用することができる。
開孔処理が施された積層体(すなわち、内側通気孔H1が形成された成形体)に、外層14を積層させる方法は、特に限定されず、公知の方法を採用することができる。例えば、ヒートラミネートでもよいしドライラミネートでもよい。ドライラミネートの場合、接着剤を用いて中間層14/接着層(図示せず)/外層16の順となるように積層させてもよい。接着剤の漏れ出しをより効果的に防止できるという観点からは、接着剤を用いないことが好ましく、具体的にはドライラミネートよりもヒートラミネートが好ましい。
(脱酸素剤包装体)
本実施形態の包装材を用いて脱酸素剤を包装することで、脱酸素剤包装体として好適に用いることができる。すなわち、本実施形態の脱酸素剤包装体は、上記した脱酸素剤包装剤と、この脱酸素剤包装体に包まれた脱酸素剤と、を含む脱酸素剤包装体とすることができる。包装材は、接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、優れた通気性を有するので、これを用いて得られる脱酸素剤包装体は優れた脱酸素性能を発揮することができる。
本実施形態の包装材を用いて脱酸素剤を包装することで、脱酸素剤包装体として好適に用いることができる。すなわち、本実施形態の脱酸素剤包装体は、上記した脱酸素剤包装剤と、この脱酸素剤包装体に包まれた脱酸素剤と、を含む脱酸素剤包装体とすることができる。包装材は、接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、優れた通気性を有するので、これを用いて得られる脱酸素剤包装体は優れた脱酸素性能を発揮することができる。
包装材を用いて脱酸素剤を包装する方法は、特に限定されず、使用する用途や環境等を考慮して適宜好適な方法を採用することができる。例えば、包装材1の内層10と接するように脱酸素剤を包むことが好ましい。上記したように内層10の内側通気孔H1は接着剤が漏れ出すことがないので、その内層10と接するように脱酸素剤を含むことで、脱酸素剤が接着剤によって汚染されることがない。
脱酸素剤の種類は、特に限定されず、公知のものを用いることができる。例えば、鉄粉等の金属粉、アスコルビン酸等の有機化合物、炭素−炭素二重結合を有する高分子化合物等が挙げられる。脱酸素剤は、必ずしも1成分である必要はなく、例えば、鉄粉等の金属粉に金属触媒等を併用したものであってもよい。
脱酸素剤の形態は、特に限定されず、使用する用途や環境等を考慮して適宜好適な形態を採用することができる。例えば、粉状であってもよいし、錠剤等に成形加工したものであってもよい。粉状の場合は、粉が内側通気孔H1及び外側通気孔H2から外部に漏れ出さないよう、孔の大きさや形状、さらには層構造等を調整することが好ましい。
以下の実施例及び比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。
以下の構成の多層フィルムを用いて脱酸素剤用包装材を作製し、この包装材に脱酸素剤成分を封入して脱酸素剤包装体とした。
(実施例1)
包装材多層フィルムを構成する外層として、ポリエチレンテレフタレート(東洋紡株式会社製、商品名「E5102」、厚さ12μm、融点265℃;以下、「PET」と記す。)と、ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、商品名「ノバテックLC600A」、厚さ15μm、融点110℃;以下「PE」と記す。)を押出しラミネートした2層構成のフィルムを用いた。この2層構成のフィルムには、あらかじめPET側からPE側に向けて針リング(針パターン2.0×2.0mm)を用いて開孔処理を施し、外側通気孔を形成させた。
包装材多層フィルムを構成する中間層として、撥水撥油紙(中越パルプ株式会社製、商品名「WOP−E紙」、坪量40g/m2;以下「WOP−E」と記す。)を用いた。
包装材多層フィルムを構成する内層としては、高密度ポリエチレン30μm(タマポリ株式会社製、商品名「HS−30」、厚さ30μm、融点130℃;以下「HDPE30」と記す。)を用いた。
包装材多層フィルムを構成する外層として、ポリエチレンテレフタレート(東洋紡株式会社製、商品名「E5102」、厚さ12μm、融点265℃;以下、「PET」と記す。)と、ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、商品名「ノバテックLC600A」、厚さ15μm、融点110℃;以下「PE」と記す。)を押出しラミネートした2層構成のフィルムを用いた。この2層構成のフィルムには、あらかじめPET側からPE側に向けて針リング(針パターン2.0×2.0mm)を用いて開孔処理を施し、外側通気孔を形成させた。
包装材多層フィルムを構成する中間層として、撥水撥油紙(中越パルプ株式会社製、商品名「WOP−E紙」、坪量40g/m2;以下「WOP−E」と記す。)を用いた。
包装材多層フィルムを構成する内層としては、高密度ポリエチレン30μm(タマポリ株式会社製、商品名「HS−30」、厚さ30μm、融点130℃;以下「HDPE30」と記す。)を用いた。
溶剤で希釈した二液硬化型接着剤(主剤:商品名「タケラックA−969V」、硬化剤:商品名「タケネートA−5」、いずれも三井化学株式会社製。主剤20質量部、硬化剤1質量部及び酢酸エチル20質量部を混合し調製した。以下「接着剤」と記す。)を、ローラコーターを用いて内層の表面に塗布した後、70℃、5分の条件で乾燥させた後、中間層と内層を50℃で熱圧着してドライラミネート加工し、40℃で48時間エージングすることによって、2層複合フィルムを得た。
この2層複合フィルムを内層側から針リング(針パターン1.5×1.5mm)を用いて中間層を貫通させないよう開孔処理を施した。その後、外層をPE側から2層複合フィルムの中間層側に熱ラミネート加工により積層した。得られた多層フィルムは、外層(PET/PE)/中間層(WOP−E)/接着層(接着剤)/内層(HDPE30)という層構成を有するものであった。
この2層複合フィルムを内層側から針リング(針パターン1.5×1.5mm)を用いて中間層を貫通させないよう開孔処理を施した。その後、外層をPE側から2層複合フィルムの中間層側に熱ラミネート加工により積層した。得られた多層フィルムは、外層(PET/PE)/中間層(WOP−E)/接着層(接着剤)/内層(HDPE30)という層構成を有するものであった。
(透気度の評価)
得られた多層フィルムの透気度を、JIS P8117に準拠して王研式透気度試験機(旭精工株式会社製、型式EG01)を用いて測定したところ、1,000秒であった。
得られた多層フィルムの透気度を、JIS P8117に準拠して王研式透気度試験機(旭精工株式会社製、型式EG01)を用いて測定したところ、1,000秒であった。
(フィルムのくっつきの有無)
得られた多層フィルムを、常温で幅100mm、直径100mmの紙管に巻き取り、24時間静置してフィルム間のくっつきの有無を調べた。その結果、巻き取ったロールは、ロール形態として正常な状態を保ち、かつ、巻き取った上下のフィルムとのくっつき等は認められなかった。
得られた多層フィルムを、常温で幅100mm、直径100mmの紙管に巻き取り、24時間静置してフィルム間のくっつきの有無を調べた。その結果、巻き取ったロールは、ロール形態として正常な状態を保ち、かつ、巻き取った上下のフィルムとのくっつき等は認められなかった。
(脱酸素剤包装体の作製)
得られた包装材多層フィルムの内層側を内側となるように折り曲げて、一辺が開口するようにヒートシールして、外寸45×60mmの小袋を作製した。その中に、脱酸素剤(鉄粉、塩化ナトリウム、水を含浸させた珪藻土を含む鉄系自力反応型脱酸素剤組成物)4.5gを充填した後に、開口している1辺をヒートシールすることにより閉じて、脱酸素剤包装体を得た。
得られた包装材多層フィルムの内層側を内側となるように折り曲げて、一辺が開口するようにヒートシールして、外寸45×60mmの小袋を作製した。その中に、脱酸素剤(鉄粉、塩化ナトリウム、水を含浸させた珪藻土を含む鉄系自力反応型脱酸素剤組成物)4.5gを充填した後に、開口している1辺をヒートシールすることにより閉じて、脱酸素剤包装体を得た。
(脱酸素性能の評価)
得られた脱酸素剤包装体を、空気500mLとともに、酸素バリア袋(300×400mm、酸素透過度100mL/m2・24h・MPa以下、Mocon法(20℃、65%RH))に入れて密封した。この密封した酸素バリア袋を25℃で6時間保存した。次いで、袋内の酸素濃度を、酸素分析計(東レエンジニアリング株式会社、商品名「LC−750F」)を用いて測定した。その結果、袋内の酸素濃度は0.1VOL%未満であった。
得られた脱酸素剤包装体を、空気500mLとともに、酸素バリア袋(300×400mm、酸素透過度100mL/m2・24h・MPa以下、Mocon法(20℃、65%RH))に入れて密封した。この密封した酸素バリア袋を25℃で6時間保存した。次いで、袋内の酸素濃度を、酸素分析計(東レエンジニアリング株式会社、商品名「LC−750F」)を用いて測定した。その結果、袋内の酸素濃度は0.1VOL%未満であった。
(実施例2)
内層を高密度ポリエチレン40μm(タマポリ株式会社製、商品名「HD」、厚さ40μm、以下「HDPE40」と記す。)とした以外は、実施例1と同様にして包装材多層フィルム及び脱酸素剤包装体を作製した。得られた多層フィルムの透気度は、1,500秒であった。また、得られた脱酸素剤包装体を実施例1と同様の操作にて評価した結果、袋内の酸素濃度は6時間で0.1VOL%未満であった。
内層を高密度ポリエチレン40μm(タマポリ株式会社製、商品名「HD」、厚さ40μm、以下「HDPE40」と記す。)とした以外は、実施例1と同様にして包装材多層フィルム及び脱酸素剤包装体を作製した。得られた多層フィルムの透気度は、1,500秒であった。また、得られた脱酸素剤包装体を実施例1と同様の操作にて評価した結果、袋内の酸素濃度は6時間で0.1VOL%未満であった。
(比較例1)
使用する材料は実施例1と同じとした。まず、針リング(針パターン1.5×1.5mm)を用いて内層(HDPE30)に開孔処理を施した後、開孔処理した内層(HDPE30)と中間層(WOP−E)を、二液硬化型接着剤を用いてドライラミネートした。その後、外層をPE側から二層複合フィルムの中間層側に熱ラミネート加工により積層した。すなわち、得られた多層フィルムは、内側通気孔が内層で留まっており、中間層まで到達していない構成を有するものであった。得られた多層フィルムの透気度は、80,000秒であった。
使用する材料は実施例1と同じとした。まず、針リング(針パターン1.5×1.5mm)を用いて内層(HDPE30)に開孔処理を施した後、開孔処理した内層(HDPE30)と中間層(WOP−E)を、二液硬化型接着剤を用いてドライラミネートした。その後、外層をPE側から二層複合フィルムの中間層側に熱ラミネート加工により積層した。すなわち、得られた多層フィルムは、内側通気孔が内層で留まっており、中間層まで到達していない構成を有するものであった。得られた多層フィルムの透気度は、80,000秒であった。
実施例1と同様にして多層フィルムをロールに巻き取り、巻き取ったフィルム同士のくっつきの有無を確認したところ、巻き取ったフィルム同士のくっつきが発生していた。はがして巻きだすことはできたが、内層から漏れ出した接着剤が巻き取り時に接触していた外層に付着しており美観に劣るものであった。
実施例1と同様にして脱酸素剤包装体を作製し、実施例1と同様にして脱酸素包装体と空気500mLを酸素バリア袋に密封した。この試料を25℃で保存し、6時間後に袋内の酸素濃度を、酸素分析計を用いて測定した。その結果、袋内の酸素濃度は15VOL%であった。また、70時間後の酸素濃度は0.1VOL%以上であり、酸素濃度が0.1VOL%未満となったのは80時間後であった。
(比較例2)
使用する材料は実施例2と同じとした。また、多層フィルムの作製方法は比較例1と同じとした。得られた多層フィルムの透気度は、100,000秒であった。
使用する材料は実施例2と同じとした。また、多層フィルムの作製方法は比較例1と同じとした。得られた多層フィルムの透気度は、100,000秒であった。
実施例1と同様にして多層フィルムをロールに巻き取り、巻き取ったフィルム同士のくっつきの有無を確認したところ、巻き取ったフィルム同士のくっつきが発生していた。はがして巻きだすことはできたが、内層から漏れ出した接着剤が巻き取り時に接触していた外層に付着しており美観に劣るものであった。
実施例1と同様にして脱酸素剤包装体を作製し、実施例1と同様にして脱酸素剤包装体と空気500mLを酸素バリア袋に密封し、得られた試料の酸素濃度を測定した結果、90時間後の酸素濃度は0.1VOL%以上であり、酸素濃度が0.1VOL%未満となったのは100時間後であった。
各実施例及び比較例の結果を表1に示す。なお、多層フィルム構成は、PET12/PE15/WOP−E/接着剤/HDPEであり、外層はPET12/PE15であり、中間層はWOP−Eであり、接着層は接着剤であり、内層はHDPE30又はHDPE40であった。表中の「脱酸素時間」とは、脱酸素剤包装体と空気を封入した酸素バリア袋において、その酸素濃度が0.1VOL%未満となるまでに要した時間である。
上記結果から、各実施例の包装材は、接着剤が漏れ出すことがなく、かつ、優れた通気性を有することが少なくとも確認された。さらには、各実施例の包装材を用いた脱酸素剤包装体は、高い脱酸素性能を発揮できることも少なくとも確認された。
本発明に係る脱酸素剤用包装材及び脱酸素剤包装体は、例えば、食品、調理食品、飲料、医薬品、健康食品等、対象物を問わず幅広い用途で使用することができる。
1・・・脱酸素剤用包装材、10・・・内層、12・・・中間層、14・・・外層、16・・・接着層、H1、H2・・・(第1、第2)通気孔
Claims (5)
- 熱可塑性樹脂を含む内層と、接着剤を含む接着層と、紙又は不織布を含む中間層と、熱可塑性樹脂を含み外側通気孔が形成されている外層と、をこの順で含み、
前記内層の表面から前記中間層の内部まで到達している内側通気孔が形成されている、脱酸素剤用包装材。 - 前記内層に含まれる前記熱可塑性樹脂の融点が、100℃以上である、請求項1に記載の脱酸素剤用包装材。
- 前記内層が、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の脱酸素剤用包装材。
- 前記内側通気孔と前記外側通気孔が連通していない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の脱酸素剤用包装材。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の脱酸素剤用包装材と、
前記脱酸素剤用包装材に包まれた脱酸素剤と、を含む、脱酸素剤包装体。
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WO2019208687A1 (ja) | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 延伸フィルム、包装材料および延伸フィルムの製造方法 |
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2015
- 2015-12-24 JP JP2015252476A patent/JP2017114532A/ja active Pending
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