JP2017113342A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収性本体と、吸収性本体の一端側に位置する背側胴回り部と、吸収性本体の他端側に位置する腹側胴回り部30と、を備え、横方向における腹側胴回り部の中央部であって、縦方向における腹側胴回り部の上端に、カット部40が設けられ、腹側胴回り部に、前記横方向に沿った複数の弾性部材が配置され、縦方向における前記カット部の下端と吸収性コアの上端との間に、横方向に沿った第1領域34と、第1領域よりも縦方向の下側に位置し、且つ、横方向に沿った第2領域35とを備え、弾性部材の収縮によって第1領域及び前記第2領域に皺が生じており、横方向においてカット部が設けられた位置を少なくとも含む範囲において、第1領域に生じている皺の数の方が、第2領域に生じている皺の数に比べて少ない使い捨ておむつ。
【選択図】図5
Description
このような使い捨ておむつによれば、カット部近傍の第1領域では腹側胴回り部(例えばシート)が密集しないので、第1領域が着用者の肌に柔らかく当たり、着け心地が良い。一方、吸収性コア近傍の第2領域では腹側胴回り部が密集して隙間が空き難いため、排泄物の漏れを抑えられる。
このような使い捨ておむつによれば、第1領域の皺の数を第2領域の皺の数に比べて少なくすることができる。また、第1領域の隙間が大きくなり、着け心地が向上する。一方、第2領域の隙間が小さくなり、排泄物の漏れを抑えられる。
このような使い捨ておむつによれば、第1領域の皺の数を第2領域の皺の数に比べて少なくすることができる。
このような使い捨ておむつによれば、第2領域の伸縮力に比べて第1領域の伸縮力を小さくすることができる。
このような使い捨ておむつによれば、より一層第1領域が密集しないので、着用者の肌に柔らかく当たり、着け心地が向上する。
このような使い捨ておむつによれば、第1領域の剛性が低くなるため、第1領域が着用者の肌に柔らかく当たり、着け心地が良い。一方、第2領域には多くのシートが存在し、液不透過性シートも存在するため、排泄物の漏れを抑えられる。
このような使い捨ておむつによれば、第1領域で積層されるシート数を、第2領域で積層されるシート数に比べて少なくすることができる。
このような使い捨ておむつによれば、腹側胴回り部の上端部が密集せず、着用者の肌に柔らかく当たり、着け心地が良い。
このような使い捨ておむつによれば、カット部の外縁に沿った縁部が接着剤で硬くなってしまうことを抑えられる。よって、カット部の縁部が着用者の肌に柔らかく当たり、着け心地が良い。また、弾性部材のカット部側の端部が収縮するため、カット部において弾性部材が露出してしまうことを防止できる。
このような使い捨ておむつによれば、吸収性コアが収縮してしまうことを防ぎ、吸収性コアを着用者の体に密着させることができ、排泄物の漏れを抑えられる。
このような使い捨ておむつによれば、新生児の湿潤している臍(へそ)等に使い捨ておむつが当たることを防ぐことができる。また、カット部の横幅を必要以上に広げないことで、カット部の両側部に配置された弾性部材の長さを確保でき、腹側胴回り部を着用者の胴回り部にフィットさせることができる。
<おむつ1の基本構成>
図1は使い捨ておむつ1(以下、おむつ)の斜視図である。図2は展開状態のおむつ1の平面図である。図3は展開状態のおむつ1の横方向における中央部での断面図である。なお、図2は、おむつ1に生じていた皺が視認できなくなる程度まで、おむつ1が有する弾性部材を伸長した状態での展開図である。おむつ1は、互いに交差する縦方向と、横方向と、厚さ方向とを有する。また、おむつ1は、所謂3ピースタイプであり、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収性本体10と、着用者の背側部を覆う背側胴回り部20と、着用者の腹側部を覆う腹側胴回り部30とを有する。
新生児の臍(へそ)は湿潤している。また、新生児の臍には、出血防止等のためにクリップが取り付けられる場合がある。そこで、おむつ1では、横方向における腹側胴回り部30の中央部であって、縦方向における腹側胴回り部30の上端30aに、カット部40(切り欠き)が設けられている。本実施形態のカット部40の形状は下方に凸となる円弧形状である。カット部40によって、着用者の臍や臍に取り付けられたクリップがおむつ1に当たることを防止できる。また、おむつ1の装着者(母親等)が臍等へのおむつ1の接触を気にしておむつ1を十分上まで引き上げないという事態の発生を回避でき、排泄物の漏れを防止できる。
図4は腹側糸ゴム33の径と伸張倍率を示した図である。腹側胴回り部30は12本の腹側糸ゴム33を有する。12本の腹側糸ゴム33のうち、横方向におけるカット部40の両側部に配置された2本をカット部周り糸ゴム33aと呼び、第1領域34に配置された1本を第1領域糸ゴム33bと呼び、第2領域35に配置された3本を第2領域糸ゴム33cと呼び、第2領域糸ゴム33cよりも下方に配置された2本を上方吸収体周り糸ゴム33dと呼び、上方吸収体周り糸ゴム33dよりも下方に配置された4本を下方吸収体周り糸ゴム33eと呼ぶ。
図5Aは腹側胴回り部30に生じている皺の説明図であり、図5Bは第1領域34に生じている皺341及び第2領域35に生じている皺351の厚さ方向の断面を説明する図である。前述のように、腹側胴回り部30は、縦方向におけるカット部40の下端40bと吸収性コア121の上端121aとの間に、横方向に沿った第1領域34と、第1領域34よりも縦方向の下側に位置し、且つ、横方向に沿った第2領域35とを備える。そして、腹側胴周り部30に配置された腹側糸ゴム33の収縮によって、第1領域34及び第2領域35に皺が生じており、横方向においてカット部40が設けられた位置を少なくとも含む範囲において、第1領域34に生じている皺341の数の方が、第2領域35に生じている皺351の数に比べて少なくなっている。
図7は第2実施形態のおむつ1の展開状態の平面図である。第2実施形態のおむつ1では、第1領域34に腹側糸ゴム33が配置されず、第2領域35に腹側糸ゴム33(第2領域糸ゴム33c)が4本配置されている。腹側糸ゴム33の配置以外の構成要件は第1実施形態と同じであるため説明を省略する。なお、図7は、おむつ1に生じていた皺が視認できなくなる程度まで、おむつ1が有する弾性部材を伸長した状態での展開図である。
図8は伸縮力を測定したサンプルの条件を説明する図であり、図9は伸縮力の測定結果を説明する図である。以下、第1領域34及び第2領域35の伸縮力(おむつ1の横方向の伸縮力)の測定方法と実際の測定結果について説明する。ここでは引っ張り試験機を用いた測定方法を例示するが、他の測定方法であってもよい。また、カット部の両側部36の伸縮力も同様に測定し、第2領域35の伸縮力と比較するとよい。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
Claims (11)
- 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向とを有し、
排泄物を吸収する吸収性コアを備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側に位置する背側胴回り部と、
前記吸収性本体の他端側に位置する腹側胴回り部と、を備える使い捨ておむつであって、
前記横方向における前記腹側胴回り部の中央部であって、前記縦方向における前記腹側胴回り部の上端に、カット部が設けられ、
前記腹側胴回り部に、前記横方向に沿った複数の弾性部材が配置され、
前記縦方向における前記カット部の下端と前記吸収性コアの上端との間に、前記横方向に沿った第1領域と、前記第1領域よりも前記縦方向の下側に位置し、且つ、前記横方向に沿った第2領域とを備え、
前記弾性部材の収縮によって前記第1領域及び前記第2領域に皺が生じており、
前記横方向において前記カット部が設けられた位置を少なくとも含む範囲において、前記第1領域に生じている皺の数の方が、前記第2領域に生じている皺の数に比べて少ないことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
前記横方向において前記カット部が設けられた位置を少なくとも含む範囲において、前記腹側胴回り部の厚さ方向における前記第1領域の皺の凹凸の高さの方が、前記厚さ方向における前記第2領域の皺の凹凸の高さに比べて大きいことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
少なくとも前記第2領域には前記弾性部材が配置され、
着用時の伸縮力であって前記縦方向における単位幅当たりの伸縮力が、前記第2領域に比べて前記第1領域の方が小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項3に記載の使い捨ておむつであって、
前記第1領域と前記第2領域とで、前記弾性部材の配置数、配置された前記弾性部材の伸縮力、及び前記弾性部材の伸長倍率のうちの少なくとも一つが異なることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項4に記載の使い捨ておむつであって、
前記第1領域に前記弾性部材が配置されていないことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
前記吸収性本体は、液透過性シートと液不透過性シートとを少なくとも備え、
前記腹側胴回り部は、前記弾性部材が固定されたシートを少なくとも備え、
前記第1領域で積層されるシート数の方が、前記第2領域で積層されるシート数に比べて少ないことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項6に記載の使い捨ておむつであって、
前記縦方向における前記吸収性本体の上端が、前記第1領域と前記第2領域の境界であることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
前記腹側胴回り部のうち前記横方向における前記カット部の両外側の部位の方が、前記第2領域に比べて、着用時の伸縮力であって前記縦方向における単位幅当たりの伸縮力が小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
前記腹側胴回り部では、一対のシート間に前記弾性部材が配置されるとともに、前記一対のシートと前記弾性部材とが接着剤で接合されており、
前記腹側胴回り部において、前記カット部の外縁に沿った縁部のうちの少なくとも一部の領域には、前記一対のシート同士を接合する接着剤、及び、前記一対のシートと前記弾性部材とを接合する接着剤のうちの少なくとも一方の接着剤が設けられていないことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
前記第2領域よりも前記縦方向の下側の領域に配置された弾性部材は、前記横方向における前記腹側胴回り部の両端部の一方から他方まで位置する一方で、前記吸収性コア上において不連続部分を備えることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 請求項1から請求項10の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
前記横方向における前記カット部の両側部に前記弾性部材が配置され、
前記横方向における前記カット部の幅が、前記吸収性コアの最大幅よりも小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
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