JP2017112894A - 植栽ベッドおよび水耕栽培システム - Google Patents

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Abstract

【課題】栽培植物の収穫を極めて効率よく行なうことができ、保守点検掃除が容易である植栽ベッドおよび水耕栽培システムが望まれている。
【解決手段】植栽ベッド1はNFT式水耕栽培に用いられるものであって、上面開口を有していて培養液Sを流す長尺樋状のベッド本体2と、栽培植物Qを保持する植栽孔23を有していてベッド本体2の上面開口を蓋止する蓋部材3と、から成るものであって、ベッド本体2における上面開口の縁部に、蓋部材3が本体長手方向(矢印D)に移動自在に支持されている。また、水耕栽培システム13は、温室と、植栽ベッド1と、温室内に設置されていて植栽ベッド1を載せる架台部33と、培養液Sを貯留した液槽34と、液槽34の培養液Sを植栽ベッド1のベッド本体2の一端部に供給する給液部35と、ベッド本体2の他端部から流出した培養液Sを液槽34に戻す返液部36と、を備えている。
【選択図】図9

Description

本発明は、湛水方式よりも水深の浅い薄膜水耕(NFT:Nutrient Film Technique)方式により水耕栽培を行なう植栽ベッド、およびこれを用いた水耕栽培システムに関するものである。
上記したNFT方式の水耕栽培は、液槽の培養液をポンプなどで汲み上げて、少量の培養液を長尺樋形の植栽ベッド内に浅く流下させ、植栽ベッドから流出した培養液を回収して循環させることにより再使用するものである。このNFT式水耕栽培によれば、使用した培養液が廃液とならず繰り返し使用されるので、環境面およびコスト面の観点からメリットがあるとされている。かかるNFT方式の水耕栽培技術は、例えば下記の特許文献1,2に開示されている。
特開2006−197843号公報 特開2007−89489号公報
ところで、前記した従来のNFT方式に用いられる植栽ベッドにおいて、蓋部材は、ベッド本体に支持され固定されているので本体長手方向への移動はできない。そのために、栽培植物の収穫時には、成長した栽培植物を保持している植栽孔まで人が近づく必要があり、作業者自身が移動して収穫を続けなければならない。この場合、温室内は比較的狭いことが多く、作業者の移動が困難な場合も多い。そこで、作業者は、隣り合う植栽ベッド間の隙間を広げ、その広げた隙間内を移動して収穫をするようにしていた。このように植栽ベッドを動かすと、収穫後に植栽ベッドを再び元の位置に戻す作業も必要になる。すなわち、栽培植物の収穫を効率よく行なうことができず、栽培回転率が低くならざるを得なかった。また、ベッド本体からの蓋部材の取り外しは容易でなく、特に生長した多くの栽培植物を保持している場合には蓋部材の取り外しができないという不具合があり、植栽ベッド内部の保守点検掃除が困難であった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、優れたNFT式水耕栽培を実施するにあたり、栽培植物の収穫を極めて効率よく行なうことができ、保守点検掃除が容易である植栽ベッドおよび水耕栽培システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る植栽ベッドは、上面開口を有していて培養液を流す長尺樋状のベッド本体と、栽培植物を保持する植栽孔を有していてベッド本体の上面開口を蓋止する蓋部材と、から成る水耕栽培用の植栽ベッドであって、ベッド本体における上面開口の縁部に、蓋部材が本体長手方向移動自在に支持されていることを特徴とする構成にしてある。
また、前記構成の植栽ベッドにおいて、ベッド本体の上面開口の対面する両縁部に、上下2条の突条部が本体長手方向に沿って内向きに突出して形成され、上下の突条部の間が、蓋部材を収容して本体長手方向案内自在に支持するガイド溝になっているものである。
そして、前記した各構成の植栽ベッドにおいて、蓋部材が当該移動方向に複数の板ユニットに分割され、隣り合う板ユニットがヒンジ部を介して移動方向に折畳み可能に連結されているものである。
更に、本発明に係る水耕栽培システムは、温室と、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の植栽ベッドと、温室内に設置されていて植栽ベッドを載せる架台部と、培養液を貯留した液槽と、液槽の培養液を植栽ベッドのベッド本体の一端部に供給する給液部と、ベッド本体の他端部から流出した培養液を液槽に戻す返液部と、を備えて成ることを特徴とするものである。
また、前記構成の水耕栽培システムにおいて、地下水を液槽に供給する地下水供給部と、地下水供給部により汲み上げられた地下水を加熱して液槽に供給する地下水加熱部と、を備えてなり、培養液が、地下水加熱部により加熱された地下水を含んで調製されるものである。
そして、前記した各構成の水耕栽培システムにおいて、温室内の地面全体が、不透水性合成樹脂製の可撓シート体の上面にフェルト状不織体が積層されて成るマット体で蔽われているものである。
本発明に係る植栽ベッドによれば、ベッド本体の上面開口の縁部に、蓋部材が本体長手方向移動自在に支持されているので、蓋部材の植栽孔に保持された栽培植物が成長したのちは、植栽ベッドの端部側に立っている作業者が蓋部材をベッド本体に対し本体長手方向に移動させることにより、その位置に居ながらにして、生長した栽培植物を順次収穫していくことができる。従って、栽培植物の収穫を極めて効率よく行なうことができ、栽培植物の栽培回転率を格段に高めることができる。そして、蓋部材を移動させて開かれた上面開口からベッド本体内の点検掃除ができ、蓋部材も上下両面の点検掃除を容易に行なえる。
また、ベッド本体における上面開口両縁部の上下の突条部の間がガイド溝になっているものでは、蓋部材をガイド溝に沿う方向にのみ、すなわち本体長手方向にのみ移動させることができる。加えて、栽培植物の成長により栽培植物の根部が生長しても、上側の突条部により蓋部材が抑えられるので、生長した根部によって栽培植物が押し上げられることに伴なって、蓋部材がベッド本体から浮き上がることから上面開口が開放されたり蓋部材が上方に抜脱したりするといった不具合を回避できる。
そして、複数の板ユニットに分割された蓋部材が折畳み可能に連結されているものでは、蓋部材の取り出しスペースとして広いスペースを取る必要がないので、狭いスペースを確保せざるを得ない温室内であっても、十分にこの蓋部材を活用でき、栽培植物の収穫を楽に行なうことができる。
更に、本発明に係る水耕栽培システムによれば、温室と、前記の植栽ベッドと、架台部と、液槽と、給液部と、返液部と、を備えて成るので、液槽と植栽ベッドとの間で培養液を循環式に供給、回収して、植栽ベッドの栽培植物を効率良く安価に生育させることができ、栽培植物の生長後は植栽ベッドの蓋部材を移動させることにより、作業効率よく栽培植物を収穫できる。
また、加熱された地下水を含む培養液が調製される水耕栽培システムでは、1年中を通して水温が15℃程度と変わらない地下水を地下水供給部が汲み上げ、これを地下水加熱部が例えば50℃程度に加熱し、加熱した地下水を地下水供給部が液槽に供給して、例えば肥料成分、養液および副材料などとともに混合して例えば30℃程度の培養液を調製するので、安価な水材料と安価な熱エネルギーを用いて、栽培植物をより安価で効率良く生育させることができる。
そして、温室内の地面全体が不透水性で可撓性のマット体で蔽われているものでは、土から上がってくる湿気が下層の不透水性の可撓シート体で遮断されて温室内に入らないので、温室内の相対湿度の異常上昇を防止でき、高湿度雰囲気による栽培植物生育に対する悪影響を防ぐことができる。加えて、上層のフェルト状不織体は、植栽ベッドから垂れ落ちた培養液の水分を蒸発させて素早く乾かすので、雑草、虫、カビあるいは病気の発生が妨げられ、衛生的な温室内環境を維持することができる。
本発明の一実施形態に係る植栽ベッドを示す外観図である。 前記植栽ベッドの正面図である。 前記植栽ベッドのベッド本体に蓋部材を装着した状態の図2におけるA−A線矢視断面図である。 前記植栽ベッドを多数用いて成る水耕栽培システムを示す一部断面を含む平面図である。 前記水耕栽培システムの図4におけるB−B線矢視断面図である。 前記水耕栽培システムの図4におけるC−C線矢視断面図である。 前記水耕栽培システムの栽培ユニットを示す側面構成図である。 前記水耕栽培システムの温室内の地面に敷き詰められたマット体の部分側断面図である。 前記水耕栽培システムの栽培ユニットで栽培植物をNFT方式で栽培する態様を側面から視た状態説明図である。 本発明の別実施形態に係る植栽ベッドの蓋部材を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図10に示した蓋部材が栽培ユニットに用いられて取り扱われる態様を側面から視た状態説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は本発明の一実施形態に係る植栽ベッドを示す外観図、図2は前記植栽ベッドの正面図、図3は前記植栽ベッドのベッド本体に蓋部材を装着した状態の図2におけるA−A線矢視断面図である。
各図において、この実施形態に係る植栽ベッド1は、培養液Sを流すベッド本体2と、ベッド本体2の上面開口8を蓋止する蓋部材3と、から構成されている。
前記のベッド本体2は、底板部5の左右両側端から側板部4,4が立ち上がった例えば正面視五角形状の長尺樋状に形成されていて、その上面が上面開口8となっている。因みに、このベッド本体2は長尺方向の本体長Lが例えば3770mm程度であり、高さTが例えば45mm程度である。ベッド本体2の上面開口8において、対面する左右両側の縁部8A,8Aには、それぞれ、上下2条の突条部9,10がベッド本体2の長手方向(矢印D方向)に沿って内向きに突出形成され、それらは互いに対向している。各縁部8Aの上下の突条部9,10の間は、蓋部材3の長辺部21を収容して支持可能なガイド溝11になっている。ベッド本体2の前端部は一端開口6となっており、後端部は他端開口7となっている。ベッド本体2の底板部5には、複数条の仕切条部12,12,12,・・が前記長手方向に沿い上向きに突出して形成されている。これらの仕切条部12,12,12,・・は、底板部5上を流れる比較的少量の培養液Sを左右一方に偏流させることなく、左右万遍なく流すためのものである。これにより、栽培植物Qの根部Rが左右に広がって生育した場合でも、根部Rが必ず培養液Sに浸れるようにされている。
前記の蓋部材3は平面視矩形の長尺平板状に形成されている。そして、蓋部材3は、一方の端面20からベッド本体2の左右のガイド溝11,11に装入され、左右の長辺部21,21が支持されてベッド本体2の長手方向(矢印D方向)に移動自在に案内されるようになっている。蓋部材3には、栽培植物Qを保持する複数の植栽孔23,23,23,・・・が板長手方向に適宜間隔で形成されている。植栽孔23の内径は、栽培される栽培植物Qの成長に応じたものが選定され、例えば30〜50mm程度にされている。隣り合う植栽孔23,23間の配置間隔も成長に応じて設定されるが、例えば50〜200mm程度である。因みに、植栽孔23,23の配置間隔は、栽培植物Qが、レタスの場合は約200mm、ホウレン草の場合は約150mm、ネギの場合は約100mmである。すなわち、ベッド本体2を共通構成として、蓋部材3は、栽培植物Qの種類と生育度合いに応じた植栽孔23の内径および配置間隔が適宜に選定される。
続いて、本発明の実施形態に係る水耕栽培システム31を図4〜図7に示す。各図において、水耕栽培システム31は、温室32と、温室32内に設置された複数(例えば20ユニット)の栽培ユニット13,13,13,・・・と、培養液Sを貯留した複数(例えば4槽)の液槽34(I)〜34(IV)と、地下水Vをたたえた井戸70と、培養液Sの原液を貯留した原液タンク78と、各種駆動機器を駆動制御する制御装置75と、を備えて構成されている。液槽34および井戸70は、温室32内の土K中に埋設されている。
各栽培ユニット13は、少なくとも例えば20基の植栽ベッド1,1,1,・・・を載せる架台部33と、液槽34の培養液Sを植栽ベッド1のベッド本体2の一端開口6に供給する給液部35と、ベッド本体2の他端開口7から流出した培養液Sを収受して液槽34に戻す返液部36と、井戸70の地下水V(年平均温度=約15℃)を液槽34に供給する地下水供給部37と、地下水供給部37により汲み上げられた地下水Vを例えば50℃に加熱して液槽34に供給する地下水加熱部38と、を備えて構成されている。液槽34には、培養液Sの液温を検出する温度検出器61が配備されており、液槽34内で培養液Sは例えば30℃に調整されるように、井戸水Vと水道水の使用量比率が設定される。
前記の温室32は、四隅の支柱62,62,62,62を囲むように四方の側壁部が張設されて成り、これらの上面が屋根部で被われている。温室32における前後の側壁部には、吸排気装置63,63が配備されている。屋根部の左右には、換気口64,64が形成されており、各換気口64は、開閉モータ66によって駆動される開閉蓋65により開放可能に閉止される。屋根部には、温室32内の室温を検出する温度検出器67と、温室32内の湿度を検出する湿度検出器68とが配備されている。
前記の架台部33は、温室32内で土Kの上面に立設された複数の柱50,50,50,・・・と、左右の柱50,50間に架け渡された複数の梁51,51,51,・・・と、前後の梁51,51間に前後方向(矢印E方向)に沿って架け渡された例えば円管状の2本の載置杆52,52と、から構成されている。左右の柱50,50は高さが異なっているので、各梁51は左右に傾いて配置されている。これにより、架台部33の載置杆52,52間に架け渡されて載せられた植栽ベッド1も左右に傾斜している。これら載置杆52,52上には、多数の植栽ベッド1,1,1,・・・が載置される。これらの植栽ベッド1,1,1,・・・は、それぞれの長手方向を温室32内で左右方向(矢印D方向)に向けた姿勢で、前後方向(矢印E方向)に並べて配置されている(図4参照)。各々1つの栽培ユニット13には、20基(20チャンネル)の植栽ベッド1,1,1,・・・が配備されている。
そして、5つの栽培ユニット13,13,13,13,13が、共通の液槽34を利用する1つのグループを構成している。この例では、4つのグループ(I)〜(IV)が例示される。栽培ユニット13および液槽34に付記した(I)〜(IV)は、同じグループに属していることを示している。すなわち、栽培ユニット13は左右2列に配置されているから、この温室32内に配備される植栽ベッド1は400基(20×20)であり、前後の設置長Mは30m程である。この例において、グループ(I),(II)の栽培ユニット13では例えば幼苗(セカンド)の栽培植物Qが植栽され、グループ(III),(IV)の栽培ユニット13では例えば収穫前(サード)の栽培植物Qが植栽されているものとする。
前記の給液部35は、一端が液槽34内に配置され途中にストレーナ55を有する吸込み管54と、吸込み管54の他端が連結されたポンプ53と、一端がポンプ53の吐出側に連結された供給管56と、供給管56の他端が連結された供給側カバー57と、から構成されている。供給側カバー57は、各植栽ベッド1のベッド本体2の一端開口6を封止するとともに上面開口8の一端側を被っている。供給管56は、分岐部56Aで同じグループ内にある他の栽培ユニット13の供給管56とつながっている。
前記の返液部36は、各ベッド本体2の他端開口7の下方に配置されていて流出した培養液Sを収受する受け樋58と、一端が受け樋58に連結され他端が液槽34内に配置された戻し管59と、戻し管59の途中に配備された漉し器60と、から構成されている。戻し管59は、同じグループ内にある他の栽培ユニット13の戻し管59と合流部59Aでつながっている。
前記の地下水供給部37は、一端が井戸70内に配置され途中にストレーナ72を有する吸込み管71と、吸込み管71の他端が連結されたポンプ73と、一端がポンプ73の吐出側に連結され他端が液槽34内に配置された吐出管74と、吐出管74の途中に配備された温度検出器76と、から構成されている。
前記の地下水加熱部38は地下水供給部37の吐出管74の途中に配備されていて、温度制御が容易な例えば電気ヒータで構成されている。但し、本発明の地下水加熱部としては、前記の電気ヒータに替えて、例えば石油バーナや石炭バーナなどで構成しても構わない。
そして、温室32内には、一般廃油を燃焼させて二酸化炭素を室内に供給する炭酸ガス発生装置81も配備されている。この炭酸ガス発生装置81は、一般の廃油を燃料として燃やすことにより二酸化炭素を発生させて温室32内に供給する。廃油を燃料にしているから、この炭酸ガス発生装置81はエネルギーコストが安くつき、資源の有効利用に寄与する。
また、温室32には制御装置75が配備されている。この制御装置75は、それぞれ汎用のCPU、メモリ、クロック、データバス、入力ポートおよび出力ポートを有して成る、例えばマイクロコンピュータで構成されている。
更に、前記の液槽34に対しては、一端が原液タンク78に連結されていて途中に開閉弁80を有する供給管79の他端が配置され、途中に開閉弁77を有する水道管69の先端が配置されている。原液タンク78は液槽34内で希釈調製される培養液Sの原液を貯留している。
一方で、温室32内の土Kの上面全体はマット体41で洩れなく蔽われている。このマット体41は、図8に示すように、圧縮して形成されたフェルト状不織体43が可撓シート体42の上面に積層され接着層44で固着されて層状に形成されている。可撓シート体42は、例えばポリプロピレンなどの不透水性合成樹脂で構成されている。また、フェルト状不織体43は、例えばニードルパンチ不織布などを原料として構成されている。このマット体41の厚さtは、例えば1.5〜3mm程度である。接着層44は、例えば可撓性を有する接着剤で構成されていてもよいし、高周波ミシンによる熱溶着層その他であっても構わない。
因みに、温室内の土Kがむき出しの場合は、土Kから上がってくる湿気で温室内湿度が高くなりやすい。例えば、相対湿度が75%〜80%に達した場合は栽培植物特に野菜の生育を妨げるおそれがある。他方で、フェルト材のみであれば、フェルト材上に落ちた水は土Kに染み込むので、温室32内の相対湿度を下げようとしたときに、温室32内の水分のみならず、土Kに浸み込んでいる水分までも乾燥させなければならないので、多大な乾燥用エネルギーと時間を必要とする。
上記のように構成された植栽ベッド1および水耕栽培システム31の作用を次に説明する。
まず、培養液Sは、液槽34において、原液タンク78からの培養液原液、地下水加熱部38により50℃に加熱された吐出管74からの地下水V、水道管69から水道水、および、返液部36の戻し管59から戻る使用後の培養液Sが、それぞれ適量混合されることにより、肥料成分が所定濃度であり且つ液温が30℃となるように調製される。この培養液Sは肥料、養液および副材料などで構成されている。
この場合、ポンプ53による培養液Sの植栽ベッド1への給水量、地下水加熱部38出側の地下水Vの水温、ポンプ73による地下水Vの液槽34への給水量、液槽34内での培養液Sの液温は、制御装置75の制御プログラムに基づいて制御される。そして、制御装置75は、温室32内と室外の検出温度および検出湿度に基づいて、炭酸ガス発生装置81、開閉蓋65の開閉モータ66、または吸排気装置63を駆動制御する。これにより、温室32内が、相対湿度70%程度および室温25℃程度に維持され、二酸化炭素濃度も高められる。
続いて、前記の培養液Sは、給液部35のポンプ53により汲み上げられて供給管56および供給側カバー57から植栽ベッド1の一端側に供給される。植栽ベッド1に供給された少量の培養液Sは、ベッド本体2の底板部5上を流下し、植栽孔23に保持されている栽培植物Qの根部Rに養分および水分を供給する。その後、ベッド本体2の末端側から流出した培養液Sは、返液部36の受け樋58で収受され戻し管59および漉し器60を経て液槽34に戻される。漉し器60は培養液S中の比較的大きな夾雑物を捕捉する。
そうして、或るグループの栽培ユニット13(例えば(III)および(IV))で栽培されていた栽培植物Qが生長して収穫期に達すると、端部側にいる作業者によって、そのグループの植栽ベッド1,1,1,・・・の蓋部材3,3,3,・・・がベッド本体2,2,2,・・・から引き出され、栽培植物Qがひとつずつ植栽孔23から抜き取られて収穫される。蓋部材3が抜き出されたベッド本体2は、開かれた上面開口8から雑巾やブラシなどが挿し込まれて内面が容易に洗浄され、抜き出された蓋部材3もその上下面が容易に払拭されて清浄にされる。これらのベッド本体2,2,2,・・・には、次の幼苗の栽培に備えて、植栽孔23の内径および配置間隔が小さな別の蓋部材3,3,3,・・・が装着される。
因みに、栽培植物Qの生育状態によって培養液Sにおける肥料成分の必要濃度は異なるが、グループ(I)〜(IV)毎に異なる液槽34(I)〜34(IV)が専用されるので、各グループの液槽34(I)〜34(IV)毎に培養液Sにおける肥料成分の濃度を適正に変えることができる。また、或るグループに属する栽培ユニット13で栽培されていた栽培植物Qが伝染性の病気に感染した場合でも、当該或るグループの栽培ユニット13における培養液Sの循環経路は、それ以外のグループに属する栽培ユニット13から独立しているので、それ以外のグループの栽培ユニット13に病原菌やウィルスが伝染することを回避できる。
以上のように、この実施形態の水耕栽培システム31によれば、液槽34と植栽ベッド1との間で培養液Sを循環式に供給、回収して、植栽ベッド1の栽培植物Qを効率良く安価に生育させることができ、栽培植物Qの生長後は植栽ベッド1の蓋部材3をベッド本体2に対して移動させることにより、成長した栽培植物Qを作業効率よく収穫できるという効果を奏する。
また、水耕栽培システム31は、加熱された地下水Vを含む培養液Sが調製されるので、1年中を通して水温が15℃程度と変わらない地下水Vを地下水供給部37が汲み上げ、これを地下水加熱部38が例えば50℃程度に加熱し、加熱した地下水Vを地下水供給部37が液槽34に供給して、例えば肥料成分、養液および副材料などとともに混合して例えば30℃程度の培養液Sを調製するので、安価な水材料と安価な熱エネルギーを用いて、栽培植物Qをより安価で効率良く生育させることができる。
そして、温室32内の土Kの表面全体はマット体41で蔽われているので、土Kから上がってくる湿気が下層の不透水性の可撓シート体42で遮断されて温室32内に入り込まない。従って、温室32内の相対湿度の異常上昇を防止でき、高湿度雰囲気による栽培植物生育に対する悪影響を防ぐことができる。加えて、上層のフェルト状不織体42は、植栽ベッド1から垂れ落ちた培養液Sの水分を効率よく蒸発させて素早く乾かすので、雑草、虫、カビあるいは病気の発生が妨げられ、衛生的な温室内環境を維持することができる。
更には、温室32内に炭酸ガスを供給する炭酸ガス発生装置81が水耕栽培システム31に配備されているので、特に冬場において閉め切った温室32内では二酸化炭素が不足がちになるが、前記のような炭酸ガス発生装置81を用いることにより、必要な二酸化炭素を補給して栽培植物Qの生育を促進させることができる。加えて、廃油燃焼時に生じた熱エネルギーを、温室32内の昇温および培養液Sの加温に2次利用できるので、これらによっても栽培植物Qの生育を図りつつエネルギーの無駄を生じさせることがない。
また、植栽ベッド1は、蓋部材3がベッド本体2に移動自在に支持されているので、植栽孔23,23,23,・・・に保持されている多数の栽培植物Q,Q,Q,Q・・・が成長したのちは、植栽ベッド1の末端側に立っている作業者が蓋部材3をベッド本体2に対し長手方向に移動させることにより、その位置に居ながらにして、生長した個々の栽培植物Qを植栽ベッド1から順次収穫していくことができる。このとき、ベッド本体2の末端側近傍において蓋部材3をガイド溝11に装着した状態で、栽培植物Qを植栽孔23から上向きに引き抜くようにしても、蓋部材3は上側の突条部9に抑えつけられているから脱落することがなく、栽培植物Qの抜き取り作業を確実かつ容易に行なうことができる。このようにして、栽培植物Qの収穫を極めて効率よく行なえ、栽培植物Qの栽培回転率を格段に高めることができる。このように、年中を通して生産性の向上化が図れたことにより、1年に24毛作に近い栽培を実現できたのである。因みに、現状のNFT式水耕栽培では17毛作までが限界である。
そして、ベッド本体2における上面開口両縁部8A,8Aの上下2条の突条部9,10の間がガイド溝11になっているので、蓋部材3をガイド溝11に沿う方向にのみ、すなわち本体長手方向にのみ移動させ得る。加えて、栽培植物Qの成長により栽培植物Qの根部Rが生長しても、上側の突条部9により蓋部材3が抑えつけられるので、生長した根部Rが栽培植物Qを押し上げることに起因して蓋部材3がベッド本体2から浮き上がり、これによって上面開口8が開放されたり蓋部材3が上方に抜脱したりするという、不具合が回避される。また、蓋部材3をベッド本体2から取り外せば、ベッド本体2の内部を上面開口8から簡単に洗浄することができる。取り外した蓋部材3も上下両面を布などで拭くなどすることにより、簡単かつ容易に洗浄できる。
尚、上記の実施形態では、蓋部材として、長尺1枚物の蓋部材3を例示したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、図10に示す蓋部材3aのように、移動方向(矢印D方向)に分割された複数の板ユニット3A,3A,3A,・・を備えて成るものでも構わない。この蓋部材3aにおいて、隣り合う板ユニット3A,3Aがヒンジ部24,24,・・を介して移動方向に折畳み可能に連結されている。各ヒンジ部24は、隣り合う板ユニット3A,3Aの端部に形成された穴部25,25と、これらの穴部25,25に通されて板ユニット3A,3Aを連結するリング部材26と、から構成されている。
そして、この蓋部材3aと既述のベッド本体2とを用いる植栽ベッドでは、植栽ベッド1の末端側で栽培植物Qの収穫を終えたのち、蓋部材3をベッド本体2の末端から矢印D1方向に抜き出すときに、図11に示すように、各板ユニット3Aはヒンジ部24の位置で曲げられてコンパクトに折り畳まれる。このように、蓋部材3aは取り出しスペースとして広いスペースを取らないので、狭いスペースを確保せざるを得ない温室32内であっても、十分に蓋部材3aを活用して、楽に栽培植物Qの収穫ができる。尚、前記では、穴部25とリング部材26とから成るヒンジ部24を例示したが、本発明はそれに限らず、例えば汎用の蝶番や合成樹脂薄肉部などを適用することも可能である。
そして、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 植栽ベッド
2 ベッド本体
3,3a 蓋部材
3A 板ユニット
6 一端開口
7 他端開口
8 上面開口
8A 縁部
9,10 突条部
11 ガイド溝
23 植栽孔
24 ヒンジ部
31 水耕栽培システム
32 温室
33 架台部
34 液槽
35 給液部
36 返液部
37 地下水供給部
38 地下水加熱部
41 マット体
42 可撓シート体
43 フェルト状不織体
52 載置杆
70 井戸
75 制御装置
81 炭酸ガス発生装置
D,D1 矢印
K 土
R 根部
S 培養液
Q 栽培植物
V 地下水

Claims (6)

  1. 上面開口を有していて培養液を流す長尺樋状のベッド本体と、
    栽培植物を保持する植栽孔を有していて前記ベッド本体の上面開口を蓋止する蓋部材と、から成る水耕栽培用の植栽ベッドであって、
    前記ベッド本体における上面開口の縁部に、前記蓋部材が本体長手方向移動自在に支持されていることを特徴とする植栽ベッド。
  2. 前記ベッド本体の上面開口の対面する両縁部に、上下2条の突条部が本体長手方向に沿って内向きに突出して形成され、前記上下の突条部の間が、前記蓋部材を収容して本体長手方向案内自在に支持するガイド溝になっている請求項1に記載の植栽ベッド。
  3. 前記蓋部材が当該移動方向に複数の板ユニットに分割され、隣り合う板ユニットがヒンジ部を介して前記移動方向に折畳み可能に連結されている請求項1または請求項2に記載の植栽ベッド。
  4. 温室と、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の植栽ベッドと、
    前記温室内に設置されていて前記植栽ベッドを載せる架台部と、
    培養液を貯留した液槽と、
    前記液槽の培養液を前記植栽ベッドのベッド本体の一端部に供給する給液部と、
    前記ベッド本体の他端部から流出した培養液を前記液槽に戻す返液部と、
    を備えて成ることを特徴とする水耕栽培システム。
  5. 地下水を前記液槽に供給する地下水供給部と、
    前記地下水供給部により汲み上げられた地下水を加熱して前記液槽に供給する地下水加熱部と、を備えて成り、
    前記培養液が、前記地下水加熱部により加熱された地下水を含んで調製される請求項4に記載の水耕栽培システム。
  6. 温室内の地面全体が、不透水性合成樹脂製の可撓シート体の上面にフェルト状不織体が積層されて成るマット体で蔽われている請求項4または請求項5に記載の水耕栽培システム。
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