JP2017112160A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚れ検出センサの検出値に基づいて防塵フィルタの移動交換を行う。【解決手段】電子機器筐体1の空気流通用の開口部2を流れる気流Fと交差する面に向け、かつこの面に沿って移動可能なフィルタ材料4を有し、電子機器筐体1内に気流中の塵埃が侵入することを防止する防塵フィルタ3と、フィルタ材料4に付着した塵埃の付着量を、該フィルタ材料4の移動方向に沿って離れた少なくとも2箇所にてそれぞれ検出する複数のフィルタ汚れ検出センサ7と、これらフィルタ汚れ検出センサ7の検出結果で示される塵埃の付着量によってフィルタ材料4の移動を制御するフィルタ移動制御部8とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、使用開始から使用終了の交換時期に至るまで防塵能力を低下させることなく運用することが可能なフィルタ装置に関する。
防塵フィルタに関する技術として特許文献1が知られている。
特許文献1に示されるエレベータの空調装置は、帯状のフィルタ部材を巻き取る巻き取りロールと、該フィルタ部材の他端側が巻回されて該フィルタ部材を送り出す供給ロールと、これら巻き取りロールと供給ロールとを連動して一定時間毎に駆動する駆動手段と、を備える構成である。
ところが、特許文献1に示される防塵フィルタは、予め設定した周期でフィルタ部材を一定方向に順送りするだけのものであり、該フィルタ部材の使用状況又は周囲の埃の状況に応じて該フィルタ部材の送り出しを制御できるものではなく、防塵対策としては不十分であった。
そして、このような不具合を改善するために、例えば、特許文献2又は3の技術を適用することも考えられる。
特許文献2に示されるフィルターシートは、メッシュ粗さが異なるエリアが複数設けられているものである。
特許文献3に示されるエアフィルタは、エアフィルタ材料を巻き出し又は巻き取る一対の回転軸と、エアフィルタ材料の汚れ具合が所定の値を超えたとき汚れ検出信号を出力する汚れ検出センサと、該汚れ検出センサの検出結果に基づき前記回転軸を駆動する軸回転手段とを備えるものである。
そして、特許文献1を特許文献2及び3と組み合わせることにより、例えば、防塵フィルタの汚れ具合に応じて該防塵フィルタのメッシュ粗さを変えつつ該防塵フィルタの移動交換を可能とする。
特開平11−165016号公報 特開平8−24522号公報 特開平6−246120号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3を組み合わせた構成では、汚れ検出センサの検出値から防塵フィルタが汚れたか否かを認識するために、比較対象となる基準しきい値を予め設定するなどの煩雑な事前作業が必要となる。
また、このような基準しきい値は防塵フィルタ毎に個別に設定する必要があり、これによって事前作業が面倒なものとなっていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、汚れ検出センサの検出値と比較するための固定の基準しきい値を特に厳密に定めることなく、該汚れ検出センサの検出値に基づく防塵フィルタの移動交換を行うことができるフィルタ装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、電子機器筐体に形成された空気流通用の開口部を流れる気流と交差する方向に面を向け、かつこの面に沿うように移動可能なフィルタ材料を有する防塵フィルタと、前記フィルタ材料に付着した塵埃の付着量を、該防塵フィルタの移動方向に沿って離れた少なくとも2箇所にてそれぞれ検出する複数のフィルタ汚れ検出センサと、これらフィルタ汚れ検出センサに検出された塵埃の付着量によって前記フィルタ材料の移動を制御するフィルタ移動制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、固定値となる特別な基準しきい値を別途定めることなく、簡易な制御方式により、該汚れ検出センサの検出値に基づく防塵フィルタの移動交換を行うことができる。
本発明に係るフィルタ装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るフィルタ装置を示す斜視図である。 図2をIII−III線に沿って切断した場合におけるフィルタ装置の内部構造を示す概略構成図である。 第1実施形態に係るフィルタ装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係るフィルタ移動制御部とその周辺構成を示す図である。 第1実施形態に係る防塵フィルタを説明するための図であって、(A)はフィルタ材料の展開図、(B)及び(C)はフィルタ材料に対して筐体開口部が相対移動することを示す説明図である。 第1実施形態に係るフィルタ移動制御部の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るフィルタ装置を示す図であって、(A)はシャッタの遮蔽板が下部に位置している場合の図、(B)はシャッタの遮蔽板が上部に位置している場合の図、(C)はフィルタ材料を展開した場合の図である。
本発明について図1を参照して説明する。
図1は本発明に係るフィルタ装置100の概略構成図であって、図1において符号1で示すものはコンピュータ等の電子機器の筐体である。
この筐体1の一面には空気流通用の開口部2が形成されており、この開口部2を通じて該筐体1に外気が取り込まれる。
なお、この筐体1には、内部の電子機器から発生した熱を外部に放出するとともに開口部2を通じて外部の空気を取り込むための冷却ファンが設置されているが、図面では省略されている。
筐体1の開口部2に面する箇所には、防塵フィルタ3が設けられている。
この防塵フィルタ3は、開口部2を流れる気流(符号Fで示す)と交差する方向に面を向け、かつこの面に沿うように矢印(イ)−(ロ)方向に移動可能に設けられたフィルタ材料4を有しており、電子機器筐体1内に気流F中の埃及び塵(以下、塵埃と言う)が侵入することを防止する。
また、この防塵フィルタ3は、移動方向に沿って段階的にメッシュ粗さが異なる複数の防塵エリアが設けられたフィルタ材料4と、ロール状に巻回されたフィルタ材料4を送り出す第1フィルタローラ5と、該第1フィルタローラ5から送り出されたフィルタ材料4を巻き取る第2フィルタローラ6と、これらフィルタローラ5及び6を回転させるフィルタ駆動モータ5A・6Aと、を有する。
そして、このような防塵フィルタ3では、フィルタ駆動モータ5A・6Aによるフィルタローラ5・6の駆動により、筐体1の開口部2に対してフィルタ材料4を矢印(イ)方向又は矢印(ロ)方向に移動させることができる。
筐体1には、防塵フィルタ3に付着した塵埃の付着量を、該防塵フィルタ3の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って離れた2箇所にてそれぞれ検出するフィルタ汚れ検出センサ7が設けられている。
なお、該フィルタ汚れ検出センサ7は、防塵フィルタ3の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って少なくとも2箇所設けられるものである。
そして、これらフィルタ汚れ検出センサ7で検出された塵埃の付着量を示す検出データはフィルタ移動制御部8に供給される。
フィルタ移動制御部8は、フィルタ汚れ検出センサ7で検出された塵埃の付着量の差分に基づき、防塵フィルタ3の移動を制御するものであって、塵埃の付着量の差分が一定値以上となったか否かにより、防塵フィルタ3を矢印(イ)又は矢印(ロ)方向に移動させる。これによって防塵フィルタ3の移動交換が行われて該防塵フィルタ3の塵埃による詰まりが防止される。
以上詳細に説明したように本発明に示すフィルタ装置100によれば、防塵フィルタ3の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って互いに離れるように少なくとも2箇所のフィルタ汚れ検出センサ7を設け、これらフィルタ汚れ検出センサ7で検出された埃の付着量の差分に基づき、防塵フィルタ3のフィルタ材料4を移動制御するようにした。
ここで、フィルタ材料4の移動を、フィルタ汚れ検出センサ7で検出される埃の付着量の差分が一定値以上となったか否かにより制御すれば、固定値となる特別な基準しきい値を別途定めることなく、簡易な制御方式により、該汚れ検出センサ7の検出値に基づく防塵フィルタ3の移動交換を行うことができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図2〜図7を参照して説明する。
図2は、本発明のフィルタ装置10が適用されるコンピュータ等の電子機器の筐体11である。
該筐体11の一面の側部には空気流通用の開口部12が形成されており、この開口部12を通じて該筐体11の内部空間に外気が取り込まれる。
この筐体11内には、図3に示すように、内部の電子機器から発生した熱を外部に放出するとともに開口部12を通じて外部の空気を取り込むための冷却ファン20とともに、筐体11内の内部温度を測定するための温度センサ21(後述する)が設置されている。
筐体11の開口部12に面する箇所には、防塵フィルタ13が設けられている。
この防塵フィルタ13は、開口部12を流れる気流(符号Fで示す)と交差する方向に面を向け、かつこの面に沿うように矢印(イ)−(ロ)方向に移動可能なフィルタ材料14を有し、電子機器筐体11内に気流F中の塵埃が侵入することを防止するものである。
また、この防塵フィルタ13は、図4に示されるように、塵埃を捕捉するフィルタ材料14と、ロール状に巻回されたフィルタ材料14を送り出す第1フィルタローラ15と、該第1フィルタローラ15から送り出されたフィルタ材料14を巻き取る第2フィルタローラ16と、これらフィルタローラ15及び16を回転させるフィルタ駆動モータ15A・16Aと、を有する。
フィルタ材料14は、図6(A)に示されるように、移動方向に沿って段階的にメッシュ粗さが異なる複数の防塵エリア14A〜14Eが設けられているものであって、筐体11の開口部12の大きさに合わせて各防塵エリア14A〜14Eの幅及び長さが設定されている。
なお、本例では、防塵エリア14A側のメッシュ粗さを細かくし、防塵エリア14E側のメッシュ粗さを粗くした構成が示されている。
そして、このような防塵フィルタ13では、フィルタ駆動モータ15A・16Aによるフィルタローラ15・16の駆動により、筐体11の開口部12に対して、複数の防塵エリア14A〜14Eを有するフィルタ材料14を矢印(イ)方向又は矢印(ロ)方向に移動させることができる。
なお、防塵フィルタ13は、図6(A)に示されるように、筐体11の開口部12に対してフィルタ材料14が矢印(イ)−(ロ)方向に移動するものであるが、図6(B)及び(C)では説明のために、フィルタ材料14に対して筐体11の開口部12が相対移動するように示されている。
具体的には、図6(A)にて筐体11の開口部12に対してフィルタ材料14が矢印(イ)方向に移動する場合に、図6(B)では、フィルタ材料14に対して筐体11の開口部12が矢印(ロ)に相対移動することが示されている。また、図6(A)にて筐体11の開口部12に対してフィルタ材料14が矢印(イ)方向又は矢印(ロ)方向に移動する場合に、図6(C)では、フィルタ材料14に対して筐体11の開口部12が矢印(ロ)又は矢印(イ)方向に相対移動することが示されている。
図3及び図4に示されるように、筐体11には、防塵フィルタ13に付着した塵埃の付着量を、該防塵フィルタ13の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って離れた2箇所にてそれぞれ検出するフィルタ汚れ検出センサ17が設けられている。各フィルタ汚れ検出センサ17は、本実施形態の場合、防塵フィルタ13を挟むように発光素子17A・17Bが配置されて透過光量を検出する透過型センサであるが、これに限定されず、防塵フィルタ13で反射した光線を検出する反射型センサを用いても良い。
また、防塵フィルタ13のフィルタ駆動モータ15A・16には、筐体11の開口部12に対する防塵エリア14A〜14Eの位置を検出するためのエンコーダ22(図5参照)が設けられている。
そして、以上のような、フィルタ汚れ検出センサ17で測定される塵埃の付着量を示す検出データ、温度センサ21で測定される筐体11内の内部温度を示す検出データ、エンコーダ22から出力される防塵エリア14A〜14Eの位置データは、図5に示されるCPUとなるフィルタ移動制御部24に供給される。
フィルタ移動制御部24には、出力側として、フィルタ駆動モータ15A・16A、冷却ファン20とともに、筐体11内の状況を表示するための表示モニタ23が設けられている。
そして、フィルタ移動制御部24では、主に、フィルタ汚れ検出センサ17で検出された塵埃の付着量の差分に基づき、防塵フィルタ13を制御するものであるが、詳細は図7のフローチャートを参照して説明する。
図7のフローチャートについてステップ(SP)毎に順に説明する。
《ステップ1》
予め定めた周期に基づき、2つのフィルタ汚れ検出センサ17からフィルタ素子14に付着した塵埃量を示す検出データを取り込む。
《ステップ2》
2つのフィルタ汚れ検出センサ17で検出された塵埃の付着量の差分が、予め定めた一定値以上となったか否かを判定し、YESの場合に次のステップ3に進み、NOの場合に先のステップ1に戻る。
《ステップ3》
同じ防塵エリア14A〜14E内にて、予め定めた方向にフィルタ材料14を少量かつ段階的に移動させる。
例えば、このステップ3では、筐体11の開口部12に対して、メッシュ粗さが細かい防塵エリア14Aからメッシュ粗さが粗い防塵エリア14Eに向かう矢印(イ)方向が基準方向となるように、フィルタ材料14の進行方向を初期設定として定めておくが、その基準方向が矢印(イ)方向となるか、矢印(ロ)方向となるかは適宜定めると良い。
また、防塵エリア14A〜14Eの初期位置は、筐体11の開口部12に中間粗さを有する防塵エリア(例えば、防塵エリア14C)が面する位置設定としても良い。
《ステップ4》
温度センサ21で測定される筐体11内の内部温度を示す検出データが、予め設定した高温とされる基準温度を越えたか否かを判断し、NOの場合に次のステップ5に進み、YESの場合に次のステップ9に進む。
ここで、筐体11内の内部温度が上昇したことは筐体開口部12におけるフィルタ材料14の詰まりが原因であることが原因と推測され、そのフィルタ材料14の詰まりが発生したと予想される場合にはステップ7(後述する)以下の処理を実行する。
《ステップ5》
ステップ4で測定した筐体11の内部温度を、前回の周期で測定した筐体11の内部温度と比較し、今回測定した筐体11の内部温度の上昇が見られないYESの場合に次のステップ6に進み、NOの場合に先のステップ1に戻る。
《ステップ6》
筐体11の内部温度が安定しているとして、防塵フィルタ13のフィルタ駆動モータ15A・16に対して、防塵エリア14A〜14Eのメッシュ粗さを一段階細かくするための駆動信号を出力する。
具体的には、図6(A)に示されるようにフィルタ駆動モータ15A・16を駆動して、筐体11の開口部12に対してフィルタ材料14を矢印(ロ)方向に移動する(図6(B)及び(C)では、フィルタ材料14に対して筐体11の開口部12を矢印(イ)に相対移動する)。
また、このようなフィルタ材料14の移動とともに、冷却ファン20の回転数を下げるための駆動信号も同時に出力しても良い。
《ステップ7》
筐体11の内部温度が予め設定した基準温度を越えたとして、防塵フィルタ13のフィルタ駆動モータ15A・16に対して、防塵エリア14A〜14Eのメッシュ粗さを一段階粗くするための駆動信号を出力する。
具体的には、図6(A)に示されるようにフィルタ駆動モータ15A・16を駆動して、筐体11の開口部12に対してフィルタ材料14を矢印(イ)方向に移動する(図6(B)及び(C)では、フィルタ材料14に対して筐体11の開口部12を矢印(ロ)に相対移動する)。
また、このようなフィルタ材料14の移動とともに、筐体11内の内部温度の上昇抑制のために冷却ファン20の回転数を上げるための駆動信号を出力する。
なお、ここで温度センサ21にて測定される筐体11内の内部温度に応じて冷却ファン20の回転数を適宜制御すると良いが、該冷却ファン20の回転速度が上限に達している場合には、ステップ1でのフィルタ汚れ検出センサ17からの検出データの取り込み周期を短くして、フィルタ材料14の汚れ検出の頻度を増すようにしても良い。
《ステップ8》
温度センサ21で測定される筐体11内の内部温度を示す検出データが、予め設定した高温とされる基準温度より低下したか否かを判断し、NOの場合に次のステップ9に進み、YESの場合に先のステップ1に戻る。
このステップ8では、ステップ7で行った防塵エリア14A〜14Eのメッシュ粗さを一段階粗くする処理、及び/又は冷却ファン20の回転数を上げる処理を行ったことで、筐体11内の内部温度が下がったか否かを監視している。
《ステップ9》
エンコーダ22から出力される防塵エリア14A〜14Eの位置データに基づき、筐体開口部12におけるフィルタ材料14の位置が最もメッシュ粗さが大きい防塵エリア14Eの末端に到達したか否かを判断し、YESの場合にステップ10に進み、NOの場合にステップ7に戻る。
《ステップ10》
筐体11内の状況を表示するための表示モニタ23に対して防塵フィルタ13を交換/点検する旨の警告信号を出力して、本フローチャートを終了する。
以上詳細に説明したように第1実施形態に示すフィルタ装置10によれば、フィルタ材料14の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って互いに離れるように少なくとも2箇所のフィルタ汚れ検出センサ17を設け、これらフィルタ汚れ検出センサ17で検出された塵埃の付着量の差分に基づき、フィルタ材料14の移動を制御するようにした。
ここで、フィルタ材料14の移動を、フィルタ汚れ検出センサ17で検出される塵埃の付着量の差分が一定値以上となったか否かにより制御すれば、固定値となる特別な基準しきい値を別途定めることなく、簡易な制御方式により、該汚れ検出センサ17の検出値に基づくフィルタ材料14の移動交換制御を行うことができる。
また、以上のようなフィルタ材料14の移動交換により、フィルタ材料14の使用始めから使用終了の交換時期まで塵埃の除去能力を落とすことなく性能を維持することができる。
また、防塵フィルタ13の塵埃の除去能力が低下した状態で使用を続けていると、冷却ファン20の回転数が上昇して騒音が発生するとともに、筐体内の温度が上昇して電子機器の性能低下を招くことがある。しかし、本実施形態のフィルタ装置10では、複数のフィルタ汚れ検出センサ17で検出された塵埃の付着量の差分に基づき、開口部12に対してフィルタ材料14を適宜移動させることができるので、冷却ファン20の回転数及び筐体内の温度が上昇することを防止しつつ該フィルタ材料14を移動交換することができ、これによって電子機器の性能を一定に維持することが可能となる。
また、本実施形態のフィルタ装置10では、フィルタ材料14に、移動方向に沿って段階的にメッシュ粗さが異なる複数の防塵エリア14A〜14Eを設けることによって、塵埃の状況に応じて適宜最適な防塵エリアを選択することができ、これによっても電子機器の性能を一定に維持することが可能となる。
なお、第1実施形態に示されるフィルタ汚れ検出センサ17は、防塵フィルタ13の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って2箇所設けられているが、特に2箇所に限定されるものではなく、3箇所以上の複数箇所にフィルタ汚れ検出センサ17を設け、これらフィルタ汚れ検出センサ17から検出される塵埃の差分データに基づき、フィルタ材料14の移動交換を行っても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図8を参照して説明する。
第2実施形態に示されるフィルタ装置10´が、第1実施形態に示されるフィルタ装置10と構成を異にする点は、防塵フィルタ13におけるフィルタ材料14の防塵エリア14F・14Gに関する構成と、筐体11の開口部12付近に関する構成である。
防塵フィルタ13は、図8(A)〜(C)に示されるように、幅方向(矢印(ハ)−(ニ)方向)に沿う中間部を境界Lとして異なるメッシュ粗さの防塵エリア14F・14Gを有するフィルタ材料14を具備している。
具体的には、図8(C)に示されるように、フィルタ材料14の下側に位置する防塵エリア14Fが細かいメッシュ粗さを有し、フィルタ材料14の上側に位置する防塵エリア14Gが粗いメッシュ粗さを有している。
筐体11の開口部12には、フィルタ材料14の異なるメッシュ粗さの防塵エリア14F・14Gを選択的に露出させるシャッタ機構30が設けられている。
このシャッタ機構30は、フィルタ材料14の幅方向に沿って移動自在な遮蔽板31が設けられており、該遮蔽板31は、図8(A)に示されるように、矢印(ハ)側に移動して開口部12内の一方の防塵エリア14Fを遮蔽することで、メッシュ粗さの異なる他方の防塵エリア14Gを露出させるシャッタ開口35を形成することができる。
また、遮蔽板31は、図8(B)に示されるように、矢印(ニ)側に移動して開口部12内の一方の防塵エリア14Gを遮蔽することで、メッシュ粗さの異なる他方の防塵エリア14Fを露出させるシャッタ開口35を形成することができる。
また、シャッタ機構30は、ロール状に巻回された遮蔽板31を有するシャッタ材料32を送り出す第1シャッタローラ33と、この第1シャッタローラ33から送り出されたシャッタ材料32を巻き取る第2シャッタローラ34と、これらシャッタローラ33・34を回転させるシャッタ駆動モータ33A・34Aと、を有している。
そして、このようなシャッタ材料32では、該シャッタ材料32とともに遮蔽板31が移動することで、フィルタ材料14のいずれかの防塵エリア14F・14Gにシャッタ開口35を位置させ、これによって該防塵エリア14F・14Gを選択的に露出させることができる。
また、シャッタ開口35で露出した筐体11の開口部12には、フィルタ材料14に付着した塵埃の付着量を、該フィルタ材料14の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って離れた2箇所にてそれぞれ検出するフィルタ汚れ検出センサ17が設けられている。
なお、フィルタ汚れ検出センサ17は、筐体11の開口部12でかつ一方の防塵エリア14Fに面する箇所に1対設置し、筐体11の開口部12でかつ他方の防塵エリア14Gに面する箇所に1対設置することにより、合計2対を固定的に設ける。
そして、該フィルタ汚れ検出センサ17では、シャッタ材料32の遮蔽板31の矢印(ハ)−(ニ)方向への移動により2対の中のいずれか1対がシャッタ開口35に選択的に露出される。
また、これに限定されず、フィルタ汚れ検出センサ17をシャッタ機構30のシャッタ材料32側に一対設け、遮蔽板31の矢印(ハ)−(ニ)方向への移動とともに、フィルタ材料14のいずれかの1つの防塵エリア14F・14Gに、該一対のフィルタ汚れ検出センサ17を選択的に位置させるようにしても良い。
そして、以上のように形成された防塵フィルタ13では、幅方向(矢印(ハ)−(ニ)方向)に対して異なるメッシュ粗さの防塵エリア14F・14Gを有するフィルタ材料14を具備し、シャッタ機構30のシャッタ開口35に対して防塵エリア14F・14Gを選択的に露出させるようにした。これにより、フィルタ駆動モータ15A・16A及びシャッタ駆動モータ33A・34Aを連動して駆動することにより、シャッタ開口35をより多く区画された防塵エリア14F・14G内の領域に位置させることができ、フィルタ材料14の交換頻度を下げることができる。
以上詳細に説明したように第2実施形態に示すフィルタ装置10´によれば、フィルタ材料14の移動方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿って互いに離れるように少なくとも2箇所のフィルタ汚れ検出センサ17を設け、これらフィルタ汚れ検出センサ17で検出された塵埃の付着量の差分に基づき、フィルタ材料14の移動を制御するようにした。
ここで、フィルタ材料14の移動を、フィルタ汚れ検出センサ17で検出される塵埃の付着量の差分が一定値以上となったか否かにより制御すれば、固定値となる特別な基準しきい値を別途定めることなく、簡易な制御方式により、該汚れ検出センサ17の検出値に基づくフィルタ材料14の移動交換制御を行うことができる。
また、第2実施形態に示すフィルタ装置10´では、幅方向(矢印(ハ)−(ニ)方向)に対して異なるメッシュ粗さの防塵エリア14F・14Gを有するフィルタ材料14を具備し、シャッタ機構30のシャッタ開口35に対して防塵エリア14F・14Gを選択的に露出させるようにした。これにより、フィルタ駆動モータ15A・16A及びシャッタ駆動モータ33A・34Aを連動して駆動することにより、シャッタ開口35をより多く区画された防塵エリア14F・14G内の領域に位置させることができ、フィルタ材料14の交換頻度を下げることが可能となる。
なお、図8の例では上下二種類の粗さのメッシュを用いたが、さらに多段階にメッシュの粗さを変化させ、あるいは無段階にメッシュの粗さを変化させても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、使用開始から使用終了の交換時期に至るまで防塵能力を低下させることなく運用することが可能なフィルタ装置に関する。
1 筐体
2 開口部
3 防塵フィルタ
4 フィルタ材料
5 第1フィルタローラ
6 第2フィルタローラ
7 フィルタ汚れセンサ
8 フィルタ移動制御部
10 フィルタ装置
10´フィルタ装置
11 筐体
12 開口部
13 防塵フィルタ
14 フィルタ材料
14A〜14G 防塵エリア
15 第1フィルタローラ
16 第2フィルタローラ
17 フィルタ汚れセンサ
20 冷却ファン
21 温度センサ
24 フィルタ移動制御部
30 シャッタ機構
31 遮蔽板
32 シャッタ材料
33 第1シャッタローラ
34 第2シャッタローラ
33A・34A シャッタ駆動モータ
35 シャッタ開口
100 フィルタ装置

Claims (9)

  1. 電子機器筐体に形成された空気流通用の開口部を流れる気流と交差する方向に面を向け、かつこの面に沿って移動可能なフィルタ材料を有する防塵フィルタと、
    前記フィルタ材料に付着した塵埃の付着量を、該防塵フィルタの移動方向に沿って離れた少なくとも2箇所にてそれぞれ検出する複数のフィルタ汚れ検出センサと、
    これらフィルタ汚れ検出センサに検出された塵埃の付着量によって前記フィルタ材料の移動を制御するフィルタ移動制御部と、を具備することを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記防塵フィルタのフィルタ材料は、移動方向に沿って段階的にメッシュ粗さが異なる複数の防塵エリアを有することを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記防塵フィルタは、ロール状に巻回されたフィルタ材料を送り出す第1フィルタローラと、該第1フィルタローラから送り出されたフィルタ材料を巻き取る第2フィルタローラと、これらフィルタローラを回転させるフィルタ駆動モータと、を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  4. 前記防塵フィルタは、メッシュ粗さが複数ある防塵エリアの中の中間粗さの防塵エリアを、筐体開口部に位置させた状態で、装置の運転開始が行われることを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  5. 前記電子機器筐体内には内部温度を計測する温度センサが設けられており、
    前記フィルタ移動制御部は、前記フィルタ汚れ検出センサで検出された塵埃の付着量の差分及び前記温度センサで検出される内部温度に基づき、前記筐体開口部に対する前記防塵フィルタの防塵エリア位置を調整することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  6. 前記フィルタ移動制御部は、前記温度センサで検出される温度が設定値以上である場合に前記防塵エリアのメッシュ粗さが粗くなるように前記防塵フィルタを移動させ、また、前記温度センサで検出される温度が設定値以下である場合に前記防塵エリアのメッシュ粗さが細かくなるように前記防塵フィルタを移動させることを特徴とする請求項5に記載のフィルタ装置。
  7. 前記防塵フィルタは、幅方向に沿う中間部を境界として異なるメッシュ粗さの防塵エリアを有するフィルタ材料を具備しており、
    前記筐体の開口部には、前記フィルタ材料の異なるメッシュ粗さの防塵エリアを選択的に露出させるシャッタ機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  8. 前記シャッタ機構は、前記フィルタ材料の幅方向に沿って移動自在な遮蔽板を有しており、
    前記遮蔽板は、前記開口部内の一方の防塵エリアを遮蔽することで、メッシュ粗さの異なる他方の防塵エリアを前記開口部に露出させることを特徴とする請求項7に記載のフィルタ装置。
  9. 前記シャッタ機構は、ロール状に巻回されたシャッタ材料を送り出す第1シャッタローラと、この第1シャッタローラから送り出されたシャッタ材料を巻き取る第2シャッタローラと、これらシャッタローラを回転させるシャッタ駆動モータと、を具備し、
    前記シャッタ材料には、前記遮蔽板とともに、前記フィルタ材料のいずれかの防塵エリアを露出させるためのシャッタ開口が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のフィルタ装置。
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