JP2017111877A - 照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システム - Google Patents

照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認できる照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システムを提供する。【解決手段】照明システムの制御方法は、再現ステップを備えている。再現ステップでは、複数のシーンと少なくとも1つのフェードとをスケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する。複数のシーンでは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具2を予め設定された調光率で点灯させる。少なくとも1つのフェードでは、複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ、1乃至複数の照明器具2の調光率を変化させる。また、再現ステップでは、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御している。【選択図】図1

Description

本発明は、照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システムに関する。
従来、複数の照明器具の調光状態を組み合わせたシーンの再生を、予め設定されたスケジュールに応じて切り替える照明スケジュール制御システムが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の照明スケジュール制御システムは、複数の照明器具と、制御装置と、表示装置とを備えている。
制御装置は、各照明器具に接続され、各照明器具の点灯・消灯及び照度を統括して制御する。表示装置は、制御装置に接続され、複数の照明器具についてのスケジュールを画面上にグラフ化して表示する。スケジュールには、複数の照明器具を一定の照度で点灯させるシーンと、複数の照明器具の照度を漸増、漸減させるフェードとが含まれている。
特許文献1記載の照明スケジュール制御システムでは、表示装置の画面上に表示されたスケジュールの中からシーン又はフェードを選択することで、選択したシーン又はフェードのみを再生することができる。
特開2008−135228号公報
上述の特許文献1記載の照明スケジュール制御システムでは、スケジュールを確認する際に、スケジュールに含まれる全てのシーン及びフェードを時系列で再生することになるため、スケジュールの確認に時間がかかってしまう。そのため、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができるシステムが望まれていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされており、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システムを提供することを目的とする。
本発明の照明システムの制御方法は、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現ステップを備え、前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御していることを特徴とする。
また、本発明の照明システムの制御方法は、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率および調色値で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率および前記調色値のうち少なくとも一方を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現ステップを備え、前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御していることを特徴とする。
本発明のプログラムは、上記の照明システムの制御方法をコンピュータに実現させる。
本発明の照明制御システムは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現部を備え、前記再現部は、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の照明制御システムは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率および調色値で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率および前記調色値のうち少なくとも一方を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現部を備え、前記再現部は、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されていることを特徴とする。
本発明は、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる、という効果がある。
図1Aは実施形態1の照明制御システムの概略構成図である。図1Bは実施形態1の照明制御システムに用いられるコントローラの概略ブロック図である。 実施形態1の照明制御システムに用いられるコントローラに表示させた画像の概略図である。 実施形態1の照明制御システムに用いられるコントローラに表示させた別の画像の概略図である。 図4Aは実施形態1の照明制御システムに用いられるコントローラに表示させる画像の構造を示す概略図である。図4Bは実施形態1の照明制御システムに用いられるコントローラに表示させる別の画像の構造を示す概略図である。 図5Aは実施形態1の照明制御システムにおける通常モードのタイムチャートである。図5Bは実施形態1の照明制御システムにおける再現モードのタイムチャートである。 図6Aは実施形態2の照明制御システムの概略構成図である。図6Bは実施形態2の照明制御システムに用いられるコントローラの概略ブロック図である。図6Cは実施形態2の照明制御システムに用いられる端末装置の概略ブロック図である。
以下の実施形態は、照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システムに関し、特に照明システムの調光状態と移行状態とをスケジュールに応じて切り替える照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システムに関する。
本実施形態の照明制御システム10は、図1A及び図1Bに示すように、再現部20(再生モード管理部12、スケジュール判定部13、及び計時部17)を備えている。再現部20は、複数のシーンと少なくとも1つのフェードとをスケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する。複数のシーンでは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具21,22,…,2m(mは整数)を予め設定された調光率で点灯させる。少なくとも1つのフェードでは、複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ、1乃至複数の照明器具21,22,…,2mの調光率を変化させる。再現部20は、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されている。
また、本実施形態の照明システムの制御方法は、再現ステップを備えている。再現ステップでは、複数のシーンと少なくとも1つのフェードとをスケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する。再現ステップでは、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御している。
さらに、本実施形態のプログラムは、上記の照明システムの制御方法をコンピュータに実行させる。
(実施形態1)
以下、実施形態1の照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システム10について図1A〜図5Bを参照して説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態に限定されない。したがって、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明制御システム10は、図1Aに示すように、コントローラ1と、複数の照明器具21,22,…,2m(mは整数)とを備えている。複数の照明器具21,22,…,2mは、図2に示すように、例えば複数の車両5が展示されているショールームなどの店舗に設置されている。これらの照明器具21,22,…,2mは、伝送線L1を介してコントローラ1に電気的に接続されている。なお、以下の説明において、照明器具21,22,…,2mを区別する必要がない場合には照明器具2と表記する。
本実施形態の照明制御システム10は、複数の照明器具2を予め設定された調光率で点灯させる複数のシーンと、時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ複数の照明器具2の調光率を変化させるフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を実行する。また、本実施形態の照明制御システム10は、予め設定された時間で照明制御を実行する通常モードと、通常モードの進行速度よりも速い再現速度で照明制御を再現する再現モードとを有している。なお、通常モード及び再現モードの詳細については後述する。
各照明器具2は、互いに色温度が異なる複数種類の発光ダイオード(LED)(発光素子が同じ種類で蛍光体等の波長変換部材により色温度が異なる場合を含む)を有し、各発光ダイオードからの光を混色させた混色光を外部に照射する。そのため、各照明器具2は、コントローラ1から送信される制御信号(調光信号)に応じて各発光ダイオードの調光率を変化させることで、混色光の明るさを変化させたり、色温度を変化させたりすることができる。また、各照明器具2には固有のアドレス(本実施形態では1〜m)が割り付けられている。そのため、コントローラ1は、上記アドレスによって各照明器具2を識別することができる。
コントローラ1は、図1Bに示すように、操作部11と、再生モード管理部12と、スケジュール判定部13と、制御部14と、記憶部15と、表示部16と、計時部17とを備えている。
操作部11は、図3に示すように、ディスプレイ160に表示された複数の操作ボタン110を有している。本実施形態では、操作ボタン110として、再生ボタン111と、停止ボタン112と、フェード再生ボタン113と、設定変更ボタン114とがディスプレイ160に表示されている。操作部11は、複数の操作ボタン110のいずれかがユーザによって操作されると、操作された操作ボタン110に対応した操作信号を再生モード管理部12へ出力する。
再生モード管理部12は、照明制御システム10の動作モードが通常モードと再現モードとのどちらであるかに応じて計時部17を制御する。再生モード管理部12は、照明制御システム10の動作モードが通常モードである場合、計時部17が実際の経過時間を計時するように計時部17を制御する。また、再生モード管理部12は、照明制御システム10の動作モードが再現モードである場合、計時部17が実際の経過時間を倍速で計時するように計時部17を制御する。計時部17は、スケジュール判定部13に対して時刻情報を出力する。
スケジュール判定部13は、計時部17から入力される時刻情報と、記憶部15に予め登録されているスケジュール情報(後述する)とに基づいて、制御部14への指令信号S1を生成する。指令信号S1には、対象となる照明器具2のアドレスと制御情報とが少なくとも含まれている。制御情報としては、照明器具2の点灯/消灯の区別や、照明器具2を点灯させる場合には混色光の調光率、調色値などがある。ここに、本実施形態では、再生モード管理部12と、スケジュール判定部13と、計時部17とで再現部20が構成されている。すなわち、本実施形態の照明制御システム10は、再現部20を備えている。そして、再現部20によって再現モードを実行する工程が再現ステップである。なお、再現ステップの詳細については後述する。
制御部14は、スケジュール判定部13から入力された指令信号S1に基づいて制御信号S2を生成し、伝送線L1を介して各照明器具2へ制御信号S2を送信する。制御信号S2には、対象となる照明器具2のアドレスと上記制御情報とが含まれている。そして、各照明器具2は、制御部14からの制御信号S2に含まれるアドレスが自己のアドレスと一致する場合には、制御信号S2に含まれる制御情報を取得し、制御情報に従って各発光ダイオードを点灯/消灯させる。一方、各照明器具2は、制御部14からの制御信号S2に含まれるアドレスが自己のアドレスと異なる場合には、制御信号S2を破棄する。ここに、本実施形態の照明システムには、上述した複数の照明器具21,22,…,2mが含まれている。
記憶部15は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。記憶部15には、照明制御のスケジュール情報や、コンピュータを再生モード管理部12、スケジュール判定部13、及び制御部14として機能させるためのプログラムなどが記憶されている。すなわち、記憶部15には、再現ステップを実行するためのプログラムが記憶されている。
表示部16は、ディスプレイ160を有している。ディスプレイ160には、図2に示すように、複数の照明器具2からの光が照射される照明領域6のリアルタイムの画像を表示させることができる。この画像は、コントローラ1に設けられたカメラによって撮像された画像であるのが好ましいが、例えば室内に設置されたカメラによって撮像された画像であってもよい。また、ディスプレイ160には、図3に示すように、照明領域6の画像とともに、操作部11を構成する複数の操作ボタン110と、ショールームに設定されている現在のシーン(フェードを含む)の設定情報161と、時刻情報162とを表示させることもできる。図4Aは、ディスプレイ160に表示させる画像37の構造を示す概略図である。画像37は、撮像画像371と、静的画像372と、動的画像373とで構成されている。撮像画像371は、カメラによってリアルタイムに撮像された画像である。静的画像372は、時間が経過しても変化しない操作ボタン110である。動的画像373は、時間の経過によって変化する設定情報161や時刻情報162である。図4Aに示す例では、撮像画像371に対して静的画像372を重ね、さらに静的画像372に対して動的画像373を重ねている。これら3枚の撮像画像371、静的画像372、及び動的画像373を重ね合わせることで、図3に示すような画像37が生成される。
また、ディスプレイ160に表示させる画像は、記憶部15に記憶させた過去の画像であってもよい。この場合、ディスプレイ160に表示させた過去の画像に対して、この画像に関連する設定情報161などを合わせて表示するのが好ましい。図4Bは、ディスプレイ160に表示させる別の画像38の構造を示す概略図である。画像38は、撮像画像381と、静的画像382と、動的画像383とで構成されている。撮像画像381は、記憶部15に記憶させてある過去に撮像された画像である。この撮像画像381に対して静的画像382や動的画像383を重ね合わせることで、画像38が生成される。
ここに、本実施形態では、カメラによって照明領域6を撮像する工程が撮像ステップである。また、本実施形態では、撮像ステップで撮像された画像を表示部16(表示装置)に表示させる工程が表示ステップである。さらに、本実施形態では、撮像ステップで撮像された画像に対して、この画像に関連するシーン(フェードを含む)の設定情報161を関連付けて表示する工程が関連付けステップである。
本実施形態では、表示部16に表示されている設定変更ボタン114(図3参照)を操作することで、照明制御のスケジュールを設定することができる。また、本実施形態では、設定変更ボタン114を操作することで、照明制御システム10の動作モードを、設定モードと通常モードと再現モードとの間で切り替えることができる。
Figure 2017111877
Figure 2017111877
Figure 2017111877
表1は、実行する日時(曜日及び時刻)と実行するシーンとの関係を示すタイムテーブルである。言い換えれば、表1は照明制御のスケジュールを表している。また、表2,3は、シーン番号と各照明器具2の制御内容との関係を示す制御テーブルである。これらのテーブルは、コントローラ1の記憶部15に登録されている。なお、シーン3,4に対応する制御テーブルについては省略しているが、シーン1,2の制御テーブルと同様に記憶部15に登録されている。すなわち、記憶部15には、実行されるシーン数と同じ数の制御テーブルが登録されている。
シーン1の場合、表2に示すように、フェードは設定されておらず、シーン1の開始時刻になった時点で、照明器具21が調光率50%、調色値3500Kで点灯し、照明器具22が調光率70%、調色値3500Kで点灯する。また、照明器具2mは消灯する。
シーン2の場合、表3に示すように、10分間のフェードが実行される。例えばシーン1からシーン2に移行する場合には、照明器具21の調光率が50%から80%に変化し、調色値が3500Kから4000Kに変化する。また、照明器具22の調光率が70%から100%に変化し、調色値が3500Kから4500Kに変化する。そして、10分間のフェード後は、照明器具21が調光率80%、調色値4000Kで点灯し、照明器具22が調光率100%、調色値4500Kで点灯する。また、照明器具2mは、10分間のフェード時間をかけて調光率が50%、調色値が4000Kまで変化し、その後調光率50%、調色値4000Kで点灯する。
なお、照明器具21,22,2mを除く残りの照明器具2については、対応する制御テーブルにおいて点灯/消灯の区別が点灯に設定されている場合には設定された調光率、調色値で点灯し、点灯/消灯の区別が消灯に設定されている場合には消灯する。また、フェードが設定されている場合には、設定された時間をかけてフェードを実行する。
次に、スケジュールを設定する手順について説明する。表示部16のディスプレイ160に表示されている設定変更ボタン114をユーザが操作すると、コントローラ1の動作モードが設定モードになり、表示部16の表示が設定画面に切り替わる。その後、ユーザは、設定画面の表示に従ってスケジュールを設定する。本実施形態では、表1に示すように、例えば月曜日から日曜日において00時00分になると全ての照明器具21,22,…,2mを消灯させるシーンxを実行するように設定する。また、月曜日から日曜日において10時00分になるとシーン1を実行するように設定する。さらに、月曜日から金曜日において12時00分になるとシーン2を実行するように設定する。また、金曜日、土曜日及び日曜日において13時00分になるとシーン3を実行するように設定する。さらに、月曜日から日曜日において17時00分になるとシーン4を実行するように設定する。
本実施形態の照明制御システム10は、上述の手順により設定されたスケジュールに従って照明制御を実行する。図5Aは、本実施形態の照明制御システム10における通常モードのタイムチャートである。また、図5Bは、本実施形態の照明制御システム10における再現モードのタイムチャートである。以下、照明制御システム10の通常モードについて図5A及び表1〜3を参照して説明する。なお、以下では、金曜日を例に説明するが、他の曜日についても同様の処理を行うことで照明制御を実行することができる。また、以下では、照明器具21,22,2mを除いた残りの照明器具2については説明を省略するが、照明器具21,22,2mと同様の処理を行うことで点灯又は消灯することになる。
コントローラ1のスケジュール判定部13は、計時部17から入力される現在時刻が00時00分になると、タイムテーブル(表1)からシーンxを選択する。シーンxを選択したスケジュール判定部13は、全ての照明器具21,22,…,2mを消灯させる指令信号S1を制御部14へ出力する。制御部14は、スケジュール判定部13から入力された指令信号S1に従って全ての照明器具21,22,…,2mに対して消灯を指示する制御信号S2を出力する。その結果、全ての照明器具21,22,…,2mが消灯する。ここに、図5Aの00時00分から10時00分までの期間T1がシーンxの実行期間である。
スケジュール判定部13は、現在時刻が10時00分になると、タイムテーブルからシーン1を選択し、シーン1に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。本実施形態では、スケジュール判定部13は、調光率50%、調色値3500Kで照明器具21を点灯させ、調光率70%、調色値3500Kで照明器具22を点灯させ、照明器具2mを消灯させる指令信号S1を制御部14に出力する。制御部14は、スケジュール判定部13から入力された指令信号S1に従って各照明器具2に制御信号S2を出力する。その結果、照明器具21が調光率50%、調色値3500Kで点灯し、照明器具22が調光率70%、調色値3500Kで点灯する。なお、照明器具2mは消灯したままである。ここに、図5Aの10時00分から12時00分までの期間T2がシーン1の実行期間である。
スケジュール判定部13は、現在時刻が12時00分になると、タイムテーブルからシーン2を選択し、シーン2に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。本実施形態では、スケジュール判定部13は、12時00分から12時10分までの10分間で照明器具21の調光率が50%から80%に変化し、調色値が3500Kから4000Kに変化するようにフェードを行う指令信号S1を制御部14へ出力する。また、スケジュール判定部13は、12時00分から12時10分までの10分間で照明器具22の調光率が70%から100%に変化し、調色値が3500Kから4500Kに変化するようにフェードを行う指令信号S1を制御部14へ出力する。さらに、スケジュール判定部13は、12時00分から12時10分までの10分間で照明器具2mの調光率が50%、調色値が4000Kまで変化するようにフェードを行う指令信号S1を制御部14へ出力する。制御部14は、スケジュール判定部13から入力された指令信号S1に従って各照明器具2に制御信号S2を出力する。その結果、照明器具21,22,2mがそれぞれフェードを実行する。
また、スケジュール判定部13は、12時10分以降においては、各照明器具2がそれぞれ設定された調光率、調色値で点灯するように指示信号S1を制御部14に出力する。本実施形態では、スケジュール判定部13は、照明器具21に対して調光率80%、調色値4000Kの指示信号S1を出力し、照明器具22に対して調光率100%、調色値4500Kの指示信号S1を出力する。また、本実施形態では、スケジュール判定部13は、照明器具2mに対して調光率50%、調色値4000Kの指示信号S1を出力する。その結果、照明器具21が調光率80%、調光値4000Kで点灯し、照明器具22が調光率100%、調色値4500Kで点灯し、照明器具2mが調光率50%、調色値4000Kで点灯する。ここに、図5Aの12時00分から12時10分までの期間T3がフェード期間であり、12時10分から13時00分までの期間T4がシーン2の実行期間である。
スケジュール判定部13は、現在時刻が13時00分になると、タイムテーブルからシーン3を選択し、シーン3に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。本実施形態では、スケジュール判定部13は、13時00分から13時15分までの15分間でフェードを行う指令信号S1を制御部14へ出力する。制御部14は、スケジュール判定部13から入力された指令信号S1に従って各照明器具2に制御信号S2を出力する。その結果、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が点灯に設定されている照明器具2がフェードを実行する。また、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が点灯に設定されている照明器具2は、13時15分以降において、設定された調光率、調色値で点灯する。さらに、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が消灯に設定されている照明器具2は消灯する。ここに、図5Aの13時00分から13時15分までの期間T5がフェード期間であり、13時15分から17時00分までの期間T6がシーン3の実行期間である。
スケジュール判定部13は、現在時刻が17時00分になると、タイムテーブルからシーン4を選択し、シーン4に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。そして、照明器具21,22,…,2mは、シーン4の制御テーブルにおいて点灯/消灯の区別が点灯に設定されている場合には設定された調光率、調色値で点灯し、点灯/消灯の区別が消灯に設定されている場合には消灯する。ここに、図5Aの17時00分以降の期間T7がシーン4の実行期間である。
ところで、上述の設定モードにより設定したスケジュールを通常モードで再生させた場合、図5Aに示す例では17時間以上かかってしまう。そこで、本実施形態では、スケジュールの確認に時間がかからないように、再現モードにおけるシーンの再現速度を通常モードにおけるシーンの進行速度よりも速くしている(図5Bの期間T1,T2,T4,T6,T7参照)。ただし、調光率、調色値が変化するフェードの再現速度を速くすると、混色光の明るさや色温度の変化が分かりにくくなる可能性がある。そのため、本実施形態では、フェードの再現速度については通常モードにおけるフェードの進行速度と同じ速度に設定している(図5Bの期間T3,T5参照)。すなわち、本実施形態では、フェードの再現速度がシーンの再現速度よりも遅くなるように、シーンの再現速度のみを速くしている。なお、照明制御システム10の動作モードを通常モードから再現モードに切り替える際には、操作部11の設定変更ボタン114を操作する。
Figure 2017111877
表4は、照明制御を再現モードで実行する場合のタイムテーブルを示している。なお、本実施形態では、1時間を1分と仮定しているため、計時部17は、実際の経過時間を60倍の速度で計時することになる。以下、再現部20の動作(再現ステップ)について説明する。なお、制御部14及び各照明器具2の動作については通常モードと同様であるため、ここでは説明を省略する。
再現部20のスケジュール判定部13は、計時部17から入力される現在時刻が00時00分になると、記憶部15に登録されているタイムテーブルからシーンxを選択する。シーンxを選択したスケジュール判定部13は、全ての照明器具21,22,…,2mを消灯させる指令信号S1を制御部14へ出力する。ここで、本実施形態では1時間を1分と仮定しており、通常モードにおけるシーンxの実行時間は10時間であるため、再現モードにおけるシーンxの再現時間は10分となる(図5Bの期間T1)。
スケジュール判定部13は、現在時刻が00時10分(通常モードでは10時00分)になると、タイムテーブルからシーン1を選択し、シーン1に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。ここで、通常モードにおけるシーン1の実行時間は2時間であるため、再現モードにおけるシーン1の再現時間は2分となる(図5Bの期間T2)。
スケジュール判定部13は、現在時刻が00時12分(通常モードでは12時00分)になると、タイムテーブルからシーン2を選択し、シーン2に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。ここで、シーン2では10分間のフェードが行われるが、フェードの再現時間は通常モードにおけるフェード時間と同じ10分である(図5Bの期間T3)。その後、スケジュール判定部13は、通常モードにおけるシーン2の実行時間である1時間からフェードの10分を引いた50分に相当する再現時間50秒の間、フェード後の調光率、調色値で照明器具21,22,…,2mを点灯させる指示信号S1を出力する。ここで、通常モードにおけるシーン2の実行時間は1時間であるが、フェードの再現時間は通常モードにおけるフェード時間と同じであるため、シーン2の再現時間は10分50秒となる(図5Bの期間T3+T4)。
スケジュール判定部13は、現在時刻が00時22分50秒(通常モードでは13時00分)になると、タイムテーブルからシーン3を選択し、シーン3に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。シーン3では15分間のフェードが行われ、通常モードにおけるシーン3の実行時間である4時間から15分を引いた3時間45分に相当する再現時間3分45秒の間、フェード後の調光率、調色値で照明器具21,22,…,2mを点灯させる。ここで、通常モードにおけるシーン3の実行時間は4時間であるが、フェードの再現時間は通常モードにおけるフェード時間と同じであるため、シーン3の再現時間は18分45秒となる(図5Bの期間T5+T6)。
スケジュール判定部13は、現在時刻が00:41分35秒(通常モードでは17時00分)になると、タイムテーブルからシーン4を選択し、シーン4に対応した指令信号S1を制御部14へ出力する。
本実施形態の照明制御システム10では、上述のように、照明制御を通常モードで実行した場合には、シーン4の開始時刻までで17時間かかってしまう。これに対して、照明制御を再現モードで実行した場合には、シーン4の開始時刻までで41分35秒しかかからない。しかも、再現モードでは、フェードの再現速度を通常モードにおけるフェードの進行速度と同じ速度にしているため、フェードの変化を十分確認することができる。このように、本実施形態の照明制御システム10によれば、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
(実施形態2)
実施形態2の照明システムの制御方法、プログラム、及び照明制御システム10について図6A〜図6Cを参照して説明する。上述の実施形態1では、コントローラ1に再現部20が設けられているが、本実施形態では、コントローラ1と別体に設けられた端末装置3に再現部30が設けられている。なお、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、以下の説明において、実施形態1で説明した図面及び表を参照する必要がある場合には、適宜参照する。
本実施形態の照明制御システム10は、図6Aに示すように、コントローラ1と、複数の照明器具21,22,…,2m(mは整数)と、端末装置3と、ルータ4とを備えている。なお、本実施形態においても、照明器具21,22,…,2mを区別する必要がない場合には照明器具2と表記する。
コントローラ1は、図6Bに示すように、操作部11と、再生モード管理部12と、スケジュール判定部13と、制御部14と、記憶部15と、表示部16と、計時部17と、外部入力部18とを備えている。なお、本実施形態では、表示部16が省略されていてもよい。また、本実施形態において、端末装置3のみで照明制御を行う場合には、操作部11が省略されていてもよい。
外部入力部18は、ルータ4に電気的に接続されており、ルータ4を介して端末装置3から送信される指令信号S3(後述する)が入力される。外部入力部18は、さらに、再生モード管理部12と制御部14とに電気的に接続されており、端末装置3からの指令信号S3を制御部14へ直接出力する。また、外部入力部18は、端末装置3からの指令信号S3を受信すると、再生モード管理部12に対して停止信号を出力する。再生モード管理部12は、外部入力部18から停止信号を受け取ると、計時部17を停止させ、これによりスケジュール判定部13も停止する。
端末装置3は、例えばスマートフォンやタブレットなどである。端末装置3は、図6Cに示すように、CPU31と、映像撮像部32と、無線通信部33と、RTC(リアルタイムクロック)34と、記憶部35と、表示部36とを備えている。
CPU(Central Processing Unit)31は、コントローラ1の再生モード管理部12及びスケジュール判定部13の代わりに再現部30として機能する。また、CPU31は、映像撮像部32を制御して照明領域6を撮像させたり、表示部36を制御して画像(図2及び図3参照)を表示させたりする機能も有している。さらに、CPU31は、記憶部35に情報を記憶させたり、記憶部35から情報を読み出したりする機能も有している。
映像撮像部32は、例えばCMOSカメラであり、CPU31からの制御信号に従って画像(映像)を撮像し、撮像した画像をリアルタイムでCPU31へ出力する。
無線通信部33は、コントローラ1に電気的に接続されたルータ4との間で、例えば3G回線を利用した無線通信を行う。
記憶部35は、端末装置3に内蔵されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)である。記憶部35には、照明制御のスケジュールや、CPU31を再現部30として機能させるためのプログラムなどが記憶されている。また、記憶部35には、映像撮像部32で撮像された画像を記憶させてもよい。
表示部36は、例えばスマートフォンやタブレットに設けられたタッチパネルであり、映像撮像部32で撮像された画像を表示させることができる(図2参照)。また、表示部36には、上記画像と重なるようにして、複数の操作ボタンと、設定情報と、時刻情報とを表示させることもできる(図3参照)。そして、表示部36は、複数の操作ボタンのいずれかがユーザに操作されると、操作された操作ボタンに対応する操作信号をCPU31に出力する。すなわち、本実施形態の表示部36は、操作機能も有している。
次に、本実施形態の照明制御システム10の通常モードについて説明する。なお、以下では、金曜日を例に説明するが、他の曜日についても同様の処理を行うことで照明制御を実行することができる。また、以下では、照明器具21,22,2mを除いた残りの照明器具2については説明を省略するが、照明器具21,22,2mと同様の処理を行うことで点灯又は消灯することになる。
端末装置3のCPU31は、RTC34から送られてくる時刻情報に基づいて、現在時刻が00時00分であると判断すると、タイムテーブル(表1)からシーンxを選択する。シーンxを選択したCPU31は、全ての照明器具21,22,…,2mを消灯させる指令信号S3を無線通信部33及びルータ4を介してコントローラ1に送信する。コントローラ1では、端末装置3からの指令信号S3を外部入力部18が受信すると、外部入力部18が再生モード管理部12に停止信号を出力する。再生モード管理部12は、停止信号を受け取ると、計時部17を停止させ、これによりスケジュール判定部13も停止する。また、外部入力部18は、端末装置3から受け取った指令信号S3を制御部14に出力する。制御部14は、指令信号S3に基づいて制御信号S4を生成し、生成した制御信号S4を各照明器具2に出力する。各照明器具2は、制御部14からの制御信号S4に従って消灯する。
CPU31は、現在時刻が10時00分になると、タイムテーブルからシーン1を選択し、シーン1に対応した指令信号S3を出力する。外部入力部18は、CPU31からの指令信号S3を受信すると、受信した指令信号S3を制御部14に出力する。制御部14は、指令信号S3に基づいて制御信号S4を生成し、生成した制御信号S4を各照明器具2に出力する。各照明器具2は、制御部14からの制御信号S4に従って点灯又は消灯する。シーン1では、照明器具21が調光率50%、調色値3500Kで点灯し、照明器具22が調光率70%、調色値3500Kで点灯する。また、照明器具2mは消灯したままである。
CPU31は、現在時刻が12時00分になると、タイムテーブルからシーン2を選択し、シーン2に対応した指令信号S3を出力する。外部入力部18は、CPU31からの指令信号S3を受信すると、受信した指令信号S3を制御部14に出力する。制御部14は、指令信号S3に基づいて制御信号S4を生成し、生成した制御信号S4を各照明器具2に出力する。各照明器具2は、制御部14からの制御信号S4に従って点灯又は消灯する。シーン2では、10分間のフェードを実行した後、照明器具21が調光率80%、調色値4000Kで点灯し、照明器具22が調光率100%、調色値4500Kで点灯する。また、照明器具2mは、調光率50%、調色値4000Kで点灯する。
CPU31は、現在時刻が13時00分になると、タイムテーブルからシーン3を選択し、シーン3に対応した指令信号S3を出力する。外部入力部18は、CPU31からの指令信号S3を受信すると、受信した指令信号S3を制御部14に出力する。制御部14は、指令信号S3に基づいて制御信号S4を生成し、生成した制御信号S4を各照明器具2に出力する。各照明器具2は、制御部14からの制御信号S4に従って点灯又は消灯する。シーン3では、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が点灯に設定されている照明器具2は、15分間のフェードを実行した後、設定された調光率、調色値で点灯する。また、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が消灯に設定されている照明器具2は消灯する。
CPU31は、現在時刻が17時00分になると、タイムテーブルからシーン4を選択し、シーン4に対応した指令信号S3を出力する。外部入力部18は、CPU31からの指令信号S3を受信すると、受信した指令信号S3を制御部14に出力する。制御部14は、指令信号S3に基づいて制御信号S4を生成し、生成した制御信号S4を各照明器具2に出力する。各照明器具2は、制御部14からの制御信号S4に従って点灯又は消灯する。シーン4では、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が点灯に設定されている照明器具2は、設定された調光率、調色値で点灯する。また、照明器具21,22,…,2mのうち点灯/消灯の区別が消灯に設定されている照明器具2は消灯する。
ところで、本実施形態の照明制御システム10においても、再現モードにおけるシーンの再現速度を通常モードにおけるシーンの進行速度よりも速くすることができる。ここで、上述の実施形態1では、計時部17が実際の経過時間を倍速で計時することで、再現モードにおけるシーンの再現速度を通常モードにおけるシーンの進行速度よりも速くしている。これに対して、本実施形態では、RTC34からは実際の経過時間しか送られてこないので、CPU31が、実際の照明制御における実行時間を短縮させた再現時間を設定し、設定した再現時間に基づいて照明制御を行うことになる。これにより、再現モードにおけるシーンの再現速度を通常モードにおけるシーンの進行速度よりも速くすることができる。これにより、照明制御のスケジュールの確認に要する時間を短くすることができる。また、再現モードにおけるフェードの再現速度については通常モードにおけるフェードの進行速度と同じ速度にすることで、フェードの変化を十分確認することもできる。すなわち、本実施形態の照明制御システム10によれば、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。なお、再現モードにおける照明制御システム10の動作については実施形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。ここに、本実施形態では、再現部30によって再現モードを実行する工程が再現ステップである。
以上説明したように、上述の実施形態の照明システムの制御方法は、再現ステップを備えている。再現ステップでは、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御している。この構成によれば、フェードの再現速度をシーンの再現速度よりも遅くすることで、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法は、再現ステップを備えている。再現ステップでは、複数のシーンと少なくとも1つのフェードとをスケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する。複数のシーンでは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具2を予め設定された調光率および調色値で点灯させる。少なくとも1つのフェードは、複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ、調光率および調色値のうち少なくとも一方を変化させる。再現ステップでは、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御している。この構成によれば、フェードの再現速度をシーンの再現速度よりも遅くすることで、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、再現ステップにおいて、複数のシーンの再現速度が、実際の照明制御(通常モード)における複数のシーンの進行速度よりも速くなっているのが好ましい。この構成によれば、シーンの再現速度が実際の照明制御におけるシーンの進行速度よりも速くなっているので、実際の照明制御に比べてスケジュールの確認に要する時間を短くすることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、フェードの再現速度がシーンの再現速度よりも遅くなっていればシーンの再現速度が実際の照明制御におけるシーンの進行速度以下であってもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、再現ステップにおいて、少なくとも1つのフェードの再現速度が、実際の照明制御における少なくとも1つのフェードの進行速度以上であるのが好ましい。この構成によれば、シーンよりも再現速度が遅いフェードについても実際の照明制御におけるフェードの進行速度以上であるので、実際の照明制御に比べてスケジュールの確認に要する時間を短くすることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、フェードの再現速度は実際の照明制御におけるフェードの進行速度より遅くてもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、再現ステップにおいて、少なくとも1つのフェードの再現速度が、実際の照明制御における少なくとも1つのフェードの進行速度よりも速くなっているのが好ましい。この構成によれば、シーンの再現速度だけでなく、フェードの再現速度も速くなっているので、実際の照明制御に比べてスケジュールの確認に要する時間をさらに短くすることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、フェードの再現速度は実際の照明制御におけるフェードの進行速度以下であってもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、再現ステップにおいて、所定期間における複数のシーン及び少なくとも1つのフェードを再現するのに要する時間が、所定期間における実際の照明制御に要する時間よりも短くなっているのが好ましい。この構成によれば、スケジュール全体の再現時間が短くなっているので、実際の照明制御に比べてスケジュールの確認に要する時間を短くすることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、フェードの再現速度がシーンの再現速度より遅くなっていれば所定期間におけるシーン及びフェードを再現するのに要する時間が所定期間における実際の照明制御に要する時間以上であってもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、再現ステップにおいて1乃至複数の照明器具21,22,…,2mからの光が照射される照明領域6の画像を撮像する撮像ステップをさらに備えているのが好ましい。この構成によれば、撮像ステップで撮像された画像を見ることで、その場にいなくても照明制御の状態を知ることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、撮像ステップは省略されてもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、撮像ステップで撮像された画像と、複数のシーンに関する制御情報、及び少なくとも1つのフェードに関する制御情報とを関連付ける関連付けステップをさらに備えているのが好ましい。この構成によれば、画像とともに表示された制御情報を見ることで、照明器具2の制御状態を知ることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、関連付けステップは省略されてもよい。
また、上述の実施形態の照明システムの制御方法のように、撮像ステップで撮像された画像を表示装置(表示部16,36)に表示する表示ステップをさらに備えているのが好ましい。この構成によれば、表示ステップで表示装置に表示された画像を見ることで、その場にいなくても照明制御の状態を知ることができる。ただし、この構成は照明システムの制御方法の必須の構成ではなく、表示ステップは省略されてもよい。
上述の実施形態のプログラムは、上述の照明システムの制御方法をコンピュータに実現させる。この構成によれば、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
上述の実施形態の照明制御システムでは、再現部20を備えている。再現部20は、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されている。この構成によれば、フェードの再現速度をシーンの再現速度よりも遅くすることで、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
上述の実施形態の照明制御システムでは、再現部20を備えている。再現部20は、複数のシーンと少なくとも1つのフェードとをスケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する。複数のシーンでは、照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具2を予め設定された調光率および調色値で点灯させる。少なくとも1つのフェードは、複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ、調光率および調色値のうち少なくとも一方を変化させる。再現部20は、少なくとも1つのフェードの再現速度が複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、少なくとも1つのフェードの再現速度と複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されている。この構成によれば、フェードの再現速度をシーンの再現速度よりも遅くすることで、スケジュールの確認に時間をかけることなくフェードの変化を十分確認することができる。
なお、上述の実施形態では、再現モードにおいてシーンの再現速度のみを速くしているが、混色光の明るさや色温度の変化を確認できるのであればフェードの再現速度を速くしてもよい。また、再現モードに要する時間が通常モードに要する時間よりも短くなっていれば、再現モードにおけるフェードの再現速度が通常モードにおけるフェードの進行速度より遅くてもよい。
さらに、上述の実施形態では、照明制御システム10をショールームなどの店舗に設置しているが、照明制御システム10を設置する場所は店舗に限らず、オフィスや住宅などであってもよい。また、上述の実施形態で説明した照明制御システム10を舞台照明に適用してもよい。さらに、上述の実施形態では、照明器具2が複数である場合について説明したが、照明器具2は1つであってもよい。また、上述の実施形態のように、再現部20が1つの装置(コントローラ1)に搭載されていてもよいし、複数の装置に分けて搭載されていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、無線通信部33が3G回線を利用した無線通信を行っているが、例えばLTE回線を利用した無線通信であってもよいし、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を利用した無線通信であってもよい。また、上述の実施形態では、記憶部35が端末装置3に内蔵されたROMやRAMである場合について説明したが、例えばSDカードが記憶部35であってもよい。
さらに、上述の実施形態では、カメラで撮像した画像に対して設定情報や操作ボタンなどの画像を重ねているが、例えば設定情報や操作ボタンなどを埋め込んだ画像であってもよい。また、上述の実施形態では、コントローラ1と端末装置3との通信を無線通信としているが、有線通信であってもよい。
さらに、上述の実施形態では、各シーンに対して、そのシーンに移行する際のフェード時間を設定しているが、フェード時間は、前後のシーンを考慮して別途設定してもよい。また、上述の実施形態では、シーンの開始時刻においてフェードを開始しているが、シーンの開始時刻にフェードを終了させてシーンを開始するように構成してもよい。さらに、上述の実施形態では、各シーンにおいて調光率および調色値の両方を変化させているが、調光率および調色値のうち少なくとも一方を変化させるように構成されていればよい。また、調光率のみを変化させるように構成されていてもよい。
10 照明制御システム
12 再生モード管理部(再現部)
13 スケジュール判定部(再現部)
17 計時部(再現部)
20,30 再現部
21,22,…,2m 照明器具
31 CPU(再現部)
34 RTC(再現部)

Claims (12)

  1. 照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現ステップを備え、
    前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御していることを特徴とする照明システムの制御方法。
  2. 照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率および調色値で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率および前記調色値のうち少なくとも一方を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現ステップを備え、
    前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御していることを特徴とする照明システムの制御方法。
  3. 前記再現ステップにおいて、前記複数のシーンの再現速度が、実際の前記照明制御における前記複数のシーンの進行速度よりも速くなっていることを特徴とする請求項1または2記載の照明システムの制御方法。
  4. 前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が、実際の前記照明制御における前記少なくとも1つのフェードの進行速度以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明システムの制御方法。
  5. 前記再現ステップにおいて、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が、実際の前記照明制御における前記少なくとも1つのフェードの進行速度よりも速くなっていることを特徴とする請求項4記載の照明システムの制御方法。
  6. 前記再現ステップにおいて、所定期間における前記複数のシーン及び前記少なくとも1つのフェードを再現するのに要する時間が、前記所定期間における実際の前記照明制御に要する時間よりも短くなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明システムの制御方法。
  7. 前記再現ステップにおいて前記1乃至複数の照明器具からの光が照射される照明領域の画像を撮像する撮像ステップをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明システムの制御方法。
  8. 前記撮像ステップで撮像された前記画像と、前記複数のシーンに関する制御情報、及び前記少なくとも1つのフェードに関する制御情報とを関連付ける関連付けステップをさらに備えていることを特徴とする請求項7記載の照明システムの制御方法。
  9. 前記撮像ステップで撮像された前記画像を表示装置に表示する表示ステップをさらに備えていることを特徴とする請求項7または8記載の照明システムの制御方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現部を備え、
    前記再現部は、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されていることを特徴とする照明制御システム。
  12. 照明システムに含まれる1乃至複数の照明器具を予め設定された調光率および調色値で点灯させる複数のシーンと、前記複数のシーンのうち時系列で隣り合う2つのシーン間をつなぎ前記調光率および前記調色値のうち少なくとも一方を変化させる少なくとも1つのフェードとを、スケジュールに応じて切り替える照明制御を再現する再現部を備え、
    前記再現部は、前記少なくとも1つのフェードの再現速度が前記複数のシーンの再現速度よりも遅くなるように、前記少なくとも1つのフェードの再現速度と前記複数のシーンの再現速度との少なくとも一方を制御するように構成されていることを特徴とする照明制御システム。
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