JP2017111122A - 残留応力算出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施の形態のレーザ光は、樹脂成形品に所定径の穿孔を形成することができるものであればよいが、樹脂成形品の残留応力を正確に測定するために、穿孔による熱影響を低減することが望ましい。このため、本実施の形態では、アブレーションによる物理的な剥離によって穿孔を形成することができる短パルスレーザ光を使用している。
本実施の形態の樹脂成形品は、レーザ光を用いて表面の穿孔部に穿孔を形成できるように、ビーム径より実質的に大きなサイズを有し、レーザ光により穿孔が形成できるような性質を有する材料で形成されていればよい。また、樹脂成形品は、表面において穿孔による応力の変化が測定できるように、少なくとも穿孔部の近傍で画定した表面を有するものであればよい。
本実施の形態の残留応力算出方法は、穿孔部をレーザ光で厚み方向に、所定の第一穿孔深さまで穿孔したときの、樹脂成形品の歪み量を測定し、得られた歪み量から上記穿孔により樹脂成形品に発生する第一応力を測定する第一応力測定工程と、穿孔部を厚み方向に、所定の第二穿孔深さまで穿孔したときの、樹脂成形品の歪み量を測定し、得られた歪み量からこの穿孔により樹脂成形品に発生する第二応力を測定する第二応力測定工程と、第二応力から第一応力を差し引くことにより得られる差分を、第一穿孔深さと第二穿孔深さとの中間深さにおける残留応力として算出する残留応力算出工程と、を備えている。
第一応力測定工程は、全く穿孔しない場合も含む。全く穿孔しない場合には、第一穿孔深さは0になる。すなわち、第一穿孔深さは0以上である。全く穿孔しない場合には、歪み量(δr1)も0になり、穿孔により樹脂成形品から開放される応力も0になるので、第一応力は0になる。以下、第一穿孔深さz1が0の場合について説明する。なお、第一穿孔深さz1が0でない場合には、以下の第二応力測定工程のようにして得られる応力が第一応力になる。
第二応力測定工程では、穿孔部を厚み方向に、所定の第二穿孔深さまで穿孔したときの、樹脂成形品の歪み量を歪み測定部で測定し、得られた歪み量から上記穿孔により樹脂成形品に発生する第二応力を測定する。以下、図を用いて第二応力測定工程を詳細に説明する。
残留応力算出工程では、上記第二応力から0(上記第一応力)を差し引くことにより得られる差分を、上記穿孔部と上記第一穿孔深さとの中間深さにおける残留応力として算出する。ここでの残留応力を第一の残留応力という場合がある。
本実施の形態の残留応力分布導出方法は、上記残留応力算出方法に続けて行う発明である。そこで、本実施の形態の残留応力分布導出方法について、上記残留応力算出方法での説明に続けて、以下詳細に説明する。
第三応力測定工程では、上記第二応力測定工程後に、上記第二穿孔深さz2から所定の第三穿孔深さまでさらにレーザ光で穿孔し、第二応力測定工程と同様にして、樹脂成形品に発生する第三応力を測定する。以下に図を用いて第三応力測定工程について詳細に説明する。
第二残留応力算出工程では、上記第三応力から上記第二応力を差し引くことにより得られる差分を、第二穿孔深さz2と第三穿孔深さz3との中間深さにおける残留応力(第二残留応力)として算出する。上記第一残留応力は、厚み方向(z方向)の深さz2/2での残留応力であり、第二残留応力は、厚み方向(z方向)の深さ(z2+(z3−z2)/2)での残留応力である。第二残留応力は、上記残留応力と同様にz2、z3の深さを調整することにより所望の位置での残留応力として求めることができる。このように、本実施の形態の残留応力算出方法を用いることで、樹脂成形品1の厚み方向(z方向)の所望の2箇所での残留応力が求まる結果、厚み方向の残留応力の分布を得ることができる。後述するように二箇所以上の点で残留応力を求めることにより、さらに詳細な残留応力分布を導出することができる。
第n応力測定工程とは、第四応力以降を測定する工程であり、符号nを4以上の自然数として、第(n−1)穿孔深さz(n−1)から所定の第n穿孔深さznまでさらにレーザ光で穿孔し、上記第二応力測定工程と同様にして、上記樹脂成形品から開放される第n応力を測定する工程である。
第(n−1)残留応力算出工程では、第三残留応力以降の残留応力を求める工程である。より具体的には、符号nを4以上の自然数として、第n応力から第(n−1)応力を差し引くことにより得られる差分を、第(n−1)穿孔深さz(n−1)と第n穿孔深さznとの間の中間深さにおける残留応力として第(n−1)残留応力を算出する。
実施形態発明の残留応力分布算出方法により導出される残留応力分布を用いれば、任意の樹脂材料を成形してなる樹脂成形品において、樹脂成形品内の所定の領域での残留応力分布を導出できる。さらに異方性のある材料を成形してなる樹脂成形品においても3方向の歪みを算出することで、残留応力の異方性を定量的に評価できる。樹脂成形品は、着色剤を含む着色品であっても、着色剤を含まない無着色品であってもよい。
本実施の形態の残留応力分布導出方法により導出される残留応力分布を用いれば、好ましい射出成形の条件を容易に決定することができる。即ち、実施形態発明を用いることで残留応力の少ない成形条件を容易に決定することができる。検討する成形条件は、樹脂成形品内部の残留応力に影響を与えるものが好ましい。樹脂成形品内部の残留応力に影響を与える成形条件としては、射出速度、金型温度等が挙げられる。
射出成形は、複雑な形状の成形品を作製する際に好適な成形方法である。このため、複雑な形状の射出成形品は多く存在する。複雑な形状を持つ場合、複雑な形状の部分は、他の部分と残留応力分布が異なる。本実施の形態は、残留応力分布の測定方向を様々な方向に設定することができるため、複雑な形状の部分と、それ以外の部分とを分けて残留応力分布を導出したり、成形品厚みによる残留応力分布の差を求めたりすることができる。したがって、本実施の形態は成形品の設計等の形状を検討する段階でも有用で、上記射出成形条件の検討と併せて、所望の材料のデータを組み合わせることで残留応力の予測技術としての利用が可能である。既存の成形品に関しても、残留応力の小さい樹脂成形品を容易に作製することができるとともに、成形品の故障解析における活用も可能である。
上記の本実施の形態では、所定の厚みを有する樹脂成形品の厚み方向の残留応力を算出する例について説明したが、これに限らず他の形状を有する樹脂成形品の所定の位置の所定の方向に適用して残留応力を算出することもできる。以下では、これらに適用する場合を変形例として説明する。
図6は、第一変形例の樹脂成形品2の斜視図である。第一変形例の樹脂成形品2は、略直方体の形状を有している。樹脂成形品2の表面には第一面21、第二面22、第三面23の三つの平面が含まれ、これら第一面21、第二面22、第三面23は互いに直角に交わり頂点24を形成している。
図7は、第二変形例の樹脂成形品3の斜視図である。第2変形例の樹脂成形品3は、略プリズム状の形状を有している。樹脂成形品3の表面には、第一面31、第二面32が含まれ、これら第一面31、第二面32は互いに鋭角をなして交わり稜33を形成している。
第段変形例では、樹脂成形品の形状の特性により、ドリルなどの機械的手段が穿孔部に到達することが困難である。例えば、樹脂成形品が箱型で高い壁がある場合等では、底面に対し垂直に穿孔しようとすると、底面の壁とのL字コーナー部付近では、穿孔器具が成形品の壁と当たり、穿孔が困難であることがある。また、機械的手段の長さと比べて高い壁を有する樹脂成形品の底面に穿孔しようとすると、機械的手段が高い壁に妨げられて底面に到達できないことがある。
第四変形例では、樹脂成形品の穿孔部における肉厚が小さく、例えばフィルム状の形状を有している。成形部における肉厚は、例えば1μmから1mmの範囲にあってもよいし、10μmから100μmの範囲にあってもよい。本実施の形態では、例えばパルス幅が10ピコ秒以下の短パルスレーザ光により穿孔を形成している。したがって、穿孔深さを高い精度で制御することができ、穿孔部における肉厚が小さい場合にも所定の穿孔深さで段階的に穿孔することができる。
第五変形例では、樹脂成形品の全体又は測定を行う部分を特徴付けるサイズが小さい。例えば、このサイズは10μmから10mm範囲にあってもよいし、100μmから1mmの範囲にあってもよい。この場合、穿孔部に形成する穿孔の径は、例えば1μmから1mmの範囲にあってもよいし、10μmから100μmの範囲にあってもよい。
第六変形例では、樹脂成形品は着色剤を含まず無着色である。このような無着色の樹脂成形品は、所定の範囲の波長を有する光を透過するためにレーザ光による穿孔が困難であることがある。本実施の形態では短パルスレーザ光を使用しているため、このような無着色の樹脂成形品に対してもアブレーションによる加工により穿孔を形成することができる。したがって、例えば無着色の樹脂成形品にも高い精度で穿孔を形成することができる。なお、無着色の樹脂成形品を透過しないような適切な波長のレーザ光を使用することもできる。
レーザ光で加工する樹脂成形品には、ポリプラスチックス社製のポリアセタール樹脂DURACON(登録商標)M90−44にカーボンブラック5%を添加して着色したものを材料として、標準的な成形条件にて射出成形を行い略板状の形状に成形したものを使用した。
レーザ光で加工する樹脂成形品には、ポリプラスチックス社製のポリアセタール樹脂DURACON(登録商標)M90−44に着色剤を添加しない無着色品を材料として、標準的な成形条件にて射出成形を行い略板状の形状に成形したものを使用した。この樹脂成形品は、無着色のために乳白色の外観であり、レーザ光による穿孔が比較的困難である。
実施例2と同様の樹脂成形品に対し、表2に示すミヤチ製のレーザ発生器ML−7350DLを用い、繰返し周波数50kHz、パルス幅150ns、平均出力40W、照射時間3sでレーザ光を前記樹脂成形品の表面に深さ方向に照射した。図9(b)に示すように、このレーザ光の照射にかかわらず樹脂成形品の表面には穿孔が形成されなかった。
図10(a)に示すように、レーザ光で加工する樹脂成形品4には、ポリプラスチックス社製のポリアセタール樹脂DURACON(登録商標)M90−44にカーボンブラック5%を添加して着色したものを材料として、標準的な成形条件にて射出成形を行い縦49mm、横68mm、厚さ3mmの略板状の形状に成形したものを使用した。
実施例3と同様の2つの樹脂成形品4に対し、レーザ光に代わってドリルを用いて表面41に穿孔411を形成した。この場合、穿孔411の深さと歪みゲージ412で測定した歪みとの関係を図12に折線a、bで示す。図12に示すように、折線a、bのいずれの場合も、測定された歪みは穿孔411の深さに応じて階段状に概ね増加しているが単調増加ではない。また、折線a、bに対応する2つの樹脂成形品4の結果の差も大きいことが確認された。したがって、ドリルによる穿孔においては、レーザ光による穿孔に比べ、測定精度が劣るものと考えられる。
111、211、311、411 穿孔部
112、212、312、412 歪みゲージ
Claims (15)
- 樹脂成形品の所定の位置を所定の方向にレーザ光を用いて穿孔したときの表面の歪み量の変化を測定することで、前記樹脂成形品の内部の前記所定の方向における所定の位置での残留応力を算出することを特徴とする残留応力算出方法。
- 前記所定の位置は、前記樹脂成形品の表面において外部からレーザ光が到達可能な位置であることを特徴とする請求項1に記載の残留応力算出方法。
- 前記所定の位置は、ドリルを含む機械的手段による穿孔が困難な機械穿孔困難部位にあることを特徴とする請求項2に記載の残留応力算出方法。
- 前記機械穿孔困難部位は、前記樹脂成形品の表面に含まれる複数の平面が交わる稜又は頂点であることを特徴とする請求項3に記載の残留応力算出方法。
- 前記機械穿孔困難部位は、前記機械的手段が到達できない位置であることを特徴とする請求項3に記載の残留応力算出方法。
- 前記樹脂成形品は、ドリルによる穿孔が困難なサイズであることを特徴とする請求項2に記載の残留応力算出方法。
- 前記樹脂成形品は、前記所定の位置における肉厚が1mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の残留応力算出方法。
- 前記樹脂成形品に穿孔した径が100μm以下であることを特徴とする請求項2に記載の残留応力算出方法。
- 前記レーザ光は、パルス幅が10ピコ秒以下のパルスレーザであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の残留応力算出方法。
- 前記樹脂成形品は、着色剤を含まない樹脂によって成形されたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の残留応力算出方法。
- 前記所定の位置に前記所定の方向に第一穿孔深さの穿孔部を有する前記樹脂成形品に発生する第一応力を取得する工程と、
前記所定の位置に前記所定の方向にレーザ光を用いて前記穿孔部を前記第一穿孔深さから第二穿孔深さまで穿孔し、前記第二穿孔深さを有する前記樹脂成形品の表面の第二歪み量を測定し、前記第二歪み量から前記樹脂成形品に発生する第二応力を測定する工程と、
前記第二応力から前記第一応力を差し引くことにより得られる差分を、前記第一穿孔深さと前記第二穿孔深さとの中間深さにおける残留応力として算出する残留応力算出工程と、
を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の残留応力算出方法。 - 前記第一応力を取得する工程は、前記樹脂成形品の表面の第一歪み量を測定し、前記第一歪み量から前記樹脂成形品に発生する前記第一応力を測定することを特徴とする請求項11に記載の残留応力算出方法。
- 前記第一歪み量及び/又は前記第二歪み量は、歪みゲージによって測定することを特徴とする請求項12に記載の残留応力算出方法。
- 前記第一穿孔深さは、0以上であることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の残留応力算出方法。
- 前記歪み量の測定を、前記樹脂成形品の表面の変形をもとにした画像解析により行うことを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の残留応力算出方法。
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