JP2017111031A - パターン検査装置及びパターン検査方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】ステージに傾きが生じても少なくとも一方向についての高精度な位置を測定することが可能な検査装置を提供する。
【構成】本発明の一態様のパターン検査装置100は、パターンが形成された基板を載置する、2次元移動可能なXYθテーブル102と、XYθテーブル102上であって基板とは異なる位置に配置された2次元スケールの測定用の配置高さの異なる複数の検出器81,82と、複数の検出器に対向する位置に固定して配置された2次元スケールのスケール本体80と、基板が載置されたXYθテーブル102が2次元面上の一方向に移動している状態で、基板に形成されたパターンの光学画像を撮像するフォトダイオードアレイ105と、2次元スケールにより測定された位置情報を用いて、光学画像の撮像位置を演算する位置回路107と、光学画像の撮像位置に対応する参照画像を用いて、光学画像と参照画像とを画素毎に比較する比較回路108と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パターン検査装置及びパターン検査方法に関する。例えば、半導体製造に用いる試料となる物体のパターン欠陥を検査するパターン検査技術に関し、半導体素子や液晶ディスプレイ(LCD)を製作するときに使用されるフォトマスク、ウェハ、あるいは液晶基板などの極めて小さなパターンの欠陥を検査する検査装置に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。よって、かかる微細な回路パターンをウェハに転写するためのマスクの製造には、微細な回路パターンを描画することができる電子ビームを用いたパターン描画装置を用いる。かかるパターン描画装置を用いてウェハに直接パターン回路を描画することもある。或いは、電子ビーム以外にもレーザビームを用いて描画するレーザビーム描画装置の開発が試みられている。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、LSIを構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。
検査手法としては、拡大光学系を用いてリソグラフィマスク等の試料上に形成されているパターンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パターンを撮像した光学画像と比較することにより検査を行う方法が知られている。例えば、パターン検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ−ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計パターンデータ)を検査装置に入力して、これをベースに設計画像(参照画像)を生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database(ダイ−データベース)検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、試料はステージ上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。試料には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。試料を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、測定データと参照データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パターン欠陥有りと判定する。
検査装置では、ステージ上の試料に検査光を照射してその透過光或いは反射光を光学系に取り込む。ステージの位置を把握する手法として、例えば、レーザ干渉計を用いたレーザ測長法が挙げられる。そして、かかるレーザ測長した結果を用いて、試料のx,y位置および試料の回転角が計算される。しかしながら、レーザ光は空気の揺らぎの影響を受ける。そのため、レーザ測長した結果を所定の時間をかけて平均化する必要がある。よって、レーザ測長法では高速かつ高精度に位置測定を行うことは困難である。
空気流や温度変化の影響を受けにくい測長方法として、2次元スケールが検討されている。検査装置とは異なるが、露光装置のウェハステージの中央にウェハを配置して、ウェハステージの4隅にヘッドを取り付け、ヘッドから上方に向けて計測ビームを露光光の照射口の周囲に配置されたスケール板に照射することでウェハステージ位置を測定することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、検査装置では、試料を配置する領域は光路となるので、ステージ推力の作用点上にステージ重心を配置したステージの中央に試料を配置することは困難である。そのため、駆動時におけるステージのピッチングやローリングによりステージ姿勢が傾きやすい。計測ビームを照射するヘッドがステージ上に配置されると、ステージの傾きによりビームの照射位置がずれてしまう。そのため測定位置に誤差が生じてしまう。よって、高精度な検査を行うためには、高精度な位置を測定することが望まれるが十分な解決法が確立されていない。
特開2014−017501号公報
そこで、本発明は、ステージに傾きが生じても少なくとも一方向についての高精度な位置を測定することが可能な検査装置及び方法を提供する。
本発明の一態様のパターン検査装置は、
パターンが形成された基板を載置する、2次元移動可能なステージと、
ステージ上であって基板とは異なる位置に配置された2次元スケールの測定用の配置高さの異なる複数の検出器と、
複数の検出器に対向する位置に固定して配置された2次元スケールのスケール本体と、
基板が載置されたステージが2次元面上の一方向に移動している状態で、基板に形成されたパターンの光学画像を撮像するセンサと、
2次元スケールにより測定された位置情報を用いて、光学画像の撮像位置を演算する演算部と、
光学画像の撮像位置に対応する参照画像を用いて、光学画像と参照画像とを画素毎に比較する比較部と、
を備えたことを特徴とする。
また、複数の検出器は、第1と第2の検出器を有し、
第1と第2の検出器が、同じスケール本体から位置を測定すると好適である。
また、上述した一方向に沿って、第1と第2の検出器が配列されると好適である。
また、基板に照明される検査光の光軸と、スケール本体の中心とが、共に上述した一方向上に位置するように、スケール本体が配置されると好適である。
本発明の一態様のパターン検査方法は、
パターンが形成された基板を載置する、2次元移動可能なステージが2次元面上の一方向に移動している状態で、基板に形成されたパターンの光学画像を撮像する工程と、
光学画像の撮像と同期して、ステージ上であって基板とは異なる位置に配置された2次元スケールの配置高さの異なる第1の検出器と第2の検出器により、第1と第2の検出器に対向する位置に固定して配置された2次元スケールの同じスケール本体からそれぞれ位置を測定する工程と、
第1の検出器によって測定された位置と第2の検出器によって測定された位置とを用いて、光学画像の撮像位置のずれ量が補正された光学画像の撮像位置を演算する工程と、
光学画像の撮像位置に対応する参照画像を用いて、光学画像と参照画像とを画素毎に比較し、結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ステージの傾きが生じても少なくとも一方向についての高精度な位置を測定できる。よって、検査精度を向上させることができる。
実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1におけるXYθテーブルの構成と2Dスケールと試料との配置構成を示す上面図である。 図2のAA矢視を示す実施の形態1におけるZθテーブルと2Dスケールと試料との配置構成を示す断面図である。 実施の形態1におけるステージが傾いていない状態での測定位置の一例を示す図である。 実施の形態1におけるステージが傾いた状態での測定位置の一例を示す図である。 実施の形態1における検査領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における比較回路の内部構成の一例を示す構成図である。 実施の形態1における検査方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるフィルタ処理を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。図1において、試料、例えばマスクに形成されたパターンの欠陥を検査する検査装置100は、光学画像取得部150、及び制御系回路160(制御部)を備えている。
光学画像取得部150は、光源103、照明光学系170、移動可能に配置されたXYθテーブル102、拡大光学系104、及びフォトダイオードアレイ105(センサの一例)、センサ回路106、ストライプパターンメモリ123、2次元(2D)スケールのスケール本体80、2Dスケールの複数の検出器81,82、及び2Dスケール測長回路122を有している。XYθテーブル102上には、試料101と2Dスケールの複数の検出器81,82とが配置されている。検出器81,82は、共に、スケール本体80から位置を読み取るエンコーダ機能を有している。検出器81,82として、例えば、エンコーダヘッドが挙げられる。試料101(基板)として、例えば、ウェハにパターンを転写する露光用のフォトマスク(マスク基板)及びパターンが形成されたウェハ(半導体基板)等が含まれる。また、この試料101には、検査対象となる複数の図形パターンによって構成されたパターンが形成されている。試料101は、例えば、パターン形成面を下側に向けてXYθテーブル102に配置される。また、スケール本体80には、位置測定用に格子状の目盛りが形成されている。また、図1の例では、2つの検出器81,82が配置されているが、3つ以上の検出器が配置されていても良い。
制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、比較回路108、展開回路111、参照回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレシキブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118、及びプリンタ119に接続されている。また、センサ回路106は、ストライプパターンメモリ123に接続され、ストライプパターンメモリ123は、比較回路108に接続されている。また、XYθテーブル102は、X軸モータ、Y軸モータ、θ軸モータにより駆動される。
検査装置100では、光源103、XYθテーブル102、照明光学系170、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、及びセンサ回路106により高倍率の検査光学系が構成されている。また、XYθテーブル102は、制御計算機110の制御の下にテーブル制御回路114により駆動される。X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータの様な駆動系によって移動可能となっている。これらの、Xモータ、Yモータ、θモータは、例えばリニアモータを用いることができる。XYθテーブル102は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能である。そして、XYθテーブル102上に配置された試料101の移動位置は、2Dスケール測長システムを構成するスケール本体80、及び複数のエンコーダ81,82により測定され、2Dスケール測長回路122で試料101の位置データとして演算され、位置回路107に供給される。
被検査試料101のパターン形成の基となる設計パターンデータ(描画データ)が検査装置100の外部から入力され、磁気ディスク装置109に格納される。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。検査装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
試料101に形成されたパターンには、適切な光源103から、検査光となる紫外域以下の波長のレーザ光(例えば、DUV光)が照明光学系170を介して照射される。試料101を透過した光は拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105(センサの一例)に光学像として結像し、入射する。
図2は、実施の形態1におけるXYθテーブルの構成と2Dスケールと試料との配置構成を示す上面図である。図2において、XYθテーブル102は、Zθステージ70(第1のステージ)と、xステージ74(第2のステージ)と、x軸ガイドレール75と、yステージ76a,76bと、y軸ガイドレール77a,77bと、を有している。xステージ74とx軸ガイドレール75とを用いてx方向のリニアステージが構成される。yステージ76a,76bとy軸ガイドレール77a,77bとを用いてy方向のリニアステージが構成される。Zθステージ70は、θ方向の移動の他、z方向(高さ方向、或いは光軸方向)の位置調整についても制御可能に構成される。例えば、図示しない複数のピエゾ素子が配置され、Zθステージ70のz方向の位置が制御されればよい。
図2の例では、y軸ガイドレール77a上にyステージ76aがy方向に走行(移動)可能に配置され、y軸ガイドレール77b上にyステージ76bがy方向に走行(移動)可能に配置される。y軸ガイドレール77a,77bは平行に配置される。よって、yステージ76a,76bは平行に走行することになる。2つのyステージ76a,76b上には、2つのyステージ76a,76bに跨るようにx軸ガイドレール75が配置される。x軸ガイドレール75は、y軸ガイドレール77a,77bとは直交するx方向に延びるように配置される。x軸ガイドレール75上にxステージ74がx方向に走行(移動)可能に配置される。そして、xステージ74上にはZθステージ70が配置される。
ここで、実施の形態1におけるZθステージ70は、Zθステージ70の重心71(G)から外れた位置で、xステージ74に片持ち支持される。なお、これに限るものではなく、Zθステージ70の重心71(G)でxステージ74に片持ち支持されてもよい。しかし、パターンが形成された被検査試料101は、駆動作用点になるxステージ74上から外れた位置で載置される。図2の例では、駆動作用点になるxステージ74上よりも−y側の領域に配置される。
また、2Dスケール本体80から位置を検出する検出器81(第1の検出器)と検出器82(第2の検出器)とがZθステージ70上であって試料101とは異なる位置に配置される。図2の例では、試料101の中心が試料101に照明される検査光の光軸12上に位置する場合を示している。特に、実施の形態1では、検出器81と検出器82とが試料101の中心を通る直交する2軸(x,y軸)の一方の軸上(図2の例ではx軸上)(一方向)に沿って配列される。言い換えれば、検出器81の測定位置と検出器82の測定位置と試料101の中心がx方向の一方向に沿って配列される。
また、スケール本体80は、当該光軸12を通る直交する2軸(x,y軸)の一方の軸上(図2の例ではx軸上)に配置される。言い換えれば、試料101に照明される検査光の光軸12と、スケール本体80の中心とが、共にx方向の一方向上に位置するように、スケール本体80が配置される。検査時に検査光が照射する範囲が試料101面上なので、検査光の光軸12とスケール本体80の中心とを同じx軸上に配置することで、スケール本体80のx,yサイズを試料101のx,yサイズ(さらに言えば試料101の検査領域サイズ)と同程度まで小さくできる。
また、実施の形態1では、スケール本体80ではなく、検出器81と検出器82とをZθステージ70上に配置するため、スケール本体80をZθステージ70上に配置する場合に比べてZθステージ70のサイズを小さくできる。光軸方向(z軸方向)から見た場合に、スケール本体80がZθステージ70からはみ出していても構わない。このように、実施の形態1では、特に、x方向サイズを小さくできる。よって、その分、駆動時の進行方向(x方向)に直交する左右方向(y方向)を軸とする回転(ピッチング)によるステージの上下方向の傾きを小さくできる。同様に、ヨーイングやローリング等による回転も小さくできる。
図3は、図2のAA矢視を示す実施の形態1におけるZθテーブルと2Dスケールと試料との配置構成を示す断面図である。上述したように、試料101を透過した検査光は、拡大光学系104に取り込まれる。そのため、図3に示すように、Zθステージ70の領域のうち、試料101が配置される領域下には、拡大光学系104が配置される。言い換えれば、Zθステージ70面の領域のうち、試料101が配置される領域は光軸12上に位置する。なお、上述したように、試料101は、試料101のパターン形成面が下向きになるようにZθステージ70に配置される。Zθステージ70には、試料101が配置される領域に貫通する開口部が形成され、試料の外周部の少なくとも一部が載置されるように保持されればよい。検出器81,82の一方(ここでは、検出器82)は、図3に示すように、試料101のパターン形成面(図3における下面)と同一面に測定用ビーム照射及び受光面(下面)が位置するようにZθステージ70に配置される。検出器81,82の他方(ここでは、検出器81)は、図3に示すように、試料101のパターン形成面(図3における下面)とは異なる高さ位置に測定用ビーム照射及び受光面(下面)が位置するようにZθステージ70に配置される。言い換えれば、検出器81と検出器82は、配置高さが異なるように配置される。図3の例では、検出器82が検出器81よりも高い位置に配置される場合を示している。検出器81と検出器82は、どちらが高い位置に配置されてもよい。
また、図3に示すように、検出器81と検出器82に対向する位置(ここでは、検出器81,82下)には、2Dスケール本体80が配置される。スケール本体80は、支持台84に固定される。検出器81の測定位置座標を通るz軸と検出器81の測定ビームの照射及び受光面(下面)との交点(x1,y1)が試料101中心からx方向にLX1だけ離れ、y方向にはずれていない位置になるように、検出器81が配置される。これにより、検出器81は、試料101中心からx方向にLX1だけ離れ、y方向にはずれていない位置において2Dスケール本体80の値を検出できる。検出器81は、例えば、発光デバイスによって2Dスケール本体80の格子目盛をレーザ光で照射して、2Dスケール本体80から反射された回折光を受光デバイスで受け、2Dスケール80本体表面の刻線の間隔を読取ることで位置を測定すればよい。
同様に、検出器82の測定位置座標を通るz軸と検出器82の測定ビームの照射及び受光面(下面)との交点(x2,y2)が試料101中心からx方向にLX2だけ離れ、y方向にはずれていない位置になるように、検出器82が配置される。これにより、検出器82は、試料101中心からx方向にLX2だけ離れ、y方向にはずれていない位置において2Dスケール本体80の値を検出できる。検出器82は、例えば、発光デバイスによって2Dスケール本体80の格子目盛をレーザ光で照射して、2Dスケール本体80から反射された回折光を受光デバイスで受け、2Dスケール80本体表面の刻線の間隔を読取ることで位置を測定すればよい。
以上のように、検出器81と検出器82は、同じ2Dスケール本体80から位置を測定する。
図4は、実施の形態1におけるステージが傾いていない状態での測定位置の一例を示す図である。図4に示すように、Zθステージ70(XYθテーブル102)にピッチングによる傾きが生じていない場合には、検出器81,82による測定位置にずれは生じない。検出器81,82は、水平に設置されている場合には垂直方向の位置を測定する。よって、試料101のx方向位置Xmは、検出器81により検出されたx方向位置x1を用いて以下の式(1)で定義される。同様に、試料101のx方向位置Xmは、検出器82により検出されたx方向位置x2を用いて次の式(2)で定義される。
(1) Xm=x1−LX1
(2) Xm=x2−LX2
なお、試料101のy方向位置Ymは、検出器81により検出されたy方向位置y1と同じである。同様に、試料101のy方向位置Ymは、検出器82により検出されたy方向位置y2と同じである。但し、ここでは検査方向がx方向の場合を想定しているので、Zθステージ70(XYθテーブル102)のy方向の位置移動量ΔYmはゼロとなる。
図5は、実施の形態1におけるステージが傾いた状態での測定位置の一例を示す図である。図5に示すように、Zθステージ70(XYθテーブル102)にピッチングによる傾きθ’が生じた場合には、検出器81,82は、水平に設置されないので垂直方向(z軸方向)の位置を測定しない。言い換えれば、検出器81,82に、いわゆる光軸ずれが生じてしまう。図5に示すように、傾きθに応じた垂直方向(z軸方向)から傾きθの角度ずれた方向の位置をx1,x2として測定してしまう。よって、測定された位置に誤差が生じる。よって、検出器81の下面と2Dスケール本体80との距離LZ1と、検出器82の下面と2Dスケール本体80との距離LZ2とを用いて、傾き誤差を補正した試料101のx方向位置Xmは、次の式(3)(4)で定義される。図5に示す断面において、傾きθ’は反時計回り(左回り)を正とした場合を示す。
(3) Xm=x1−LX1−LZ1・θ’
(4) Xm=x2−LX2−LZ2・θ’
よって、傾きθ’がわからない場合に、検出器81により検出されたx方向位置x1、或いは検出器82により検出されたx方向位置x2だけでは、x方向位置Xmを求めることは困難である。また、検出器81,82を同じ高さ位置に設置すると、検出器81の下面と2Dスケール本体80との距離LZ1と、検出器82の下面と2Dスケール本体80との距離LZ2とが同じ値になってしまうので、同様に、x方向位置Xmを求めることは困難である。そこで、実施の形態1では、あえて検出器81,82を異なる高さ位置に設置する。これにより、式(3)(4)から傾きθは、次の式(5)で定義できる。
(5) θ’=(x2−x1)/(LZ2−LZ1
よって、傾き誤差を補正した試料101のx方向位置Xmは、次の式(6)で定義できる。
(6) Xm=x1−LX1−LZ1・(x2−x1)/(LZ2−LZ1
かかる関係を用いて、試料101のパターン検査を実施する。
図6は、実施の形態1における検査領域を説明するための概念図である。試料101の検査領域10(検査領域全体)は、図6に示すように、例えばy方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、検査装置100では、検査ストライプ20毎に画像(ストライプ領域画像)を取得していく。検査ストライプ20の各々に対して、レーザ光を用いて、当該ストライプ領域の長手方向(x方向)に向かって当該ストライプ領域内に配置される図形パターンの画像を撮像する。XYθテーブル102のうち、xステージ74の移動によって、Zθステージ70がx方向に移動させられ、その結果、フォトダイオードアレイ105が相対的にx方向に連続移動しながら光学画像が取得される。フォトダイオードアレイ105では、図6に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。言い換えれば、センサの一例となるフォトダイオードアレイ105は、Zθステージ70(xステージ74を含む)と相対移動しながら、検査光を用いて試料101に形成されたパターンの光学画像を撮像する。実施の形態1では、1つの検査ストライプ20における光学画像を撮像した後、y方向に次の検査ストライプ20の位置まで移動して今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。
ここで、撮像の方向は、フォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の繰り返しに限るものではない。一方の方向から撮像してもよい。例えば、FWD−FWDの繰り返しでもよい。或いは、BWD−BWDの繰り返しでもよい。
図7は、実施の形態1における比較回路の内部構成の一例を示す構成図である。図7において、比較回路108内には、磁気ディスク装置等の記憶装置50,52,56、フレーム分割部60、位置合わせ部62、比較処理部64、及びメモリ66が配置されている。フレーム分割部60、位置合わせ部62、及び比較処理部64といった各「〜部」は、処理回路を有する。かかる処理回路は、例えば、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置を含む。各「〜部」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いても良いし、或いは異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。フレーム分割部60、位置合わせ部62、及び比較処理部64に入出力される情報および演算中の情報はメモリ66にその都度格納される。
図8は、実施の形態1における検査方法の要部工程を示すフローチャート図である。図8において、実施の形態1における検査方法は、スキャン工程(S102)と、位置演算工程(S108)と、フレーム分割工程(S110)と、参照画像作成工程(S202)と、位置合わせ工程(S204)と、比較工程(S206)と、いう一連の工程を実施する。また、スキャン工程(S102)は、その内部工程として、ストライプ画像取得工程(S104)と位置測定工程(S106)とを実施する。
スキャン工程(S102)として、光学画像取得部150は、試料101となるフォトマスクの検査ストライプ20上をスキャンする。
その際、ストライプ画像撮像工程(S104)として、フォトダイオードアレイ105は、パターンが形成された試料101を載置する、2次元移動可能なXYθテーブル102(Zθステージ70)が2次元面上のx方向(一方向)に移動している状態で、試料101に形成されたパターンの光学画像を撮像する。具体的には、以下のように動作する。
まず、xステージ74、及びyステージ76を駆動させて、Zθステージ70を対象検査ストライプ20が撮像可能な位置に移動させる。試料101に形成されたパターンには、適切な光源103から、検査光となる紫外域以下の波長のレーザ光(例えば、DUV光)が照明光学系170を介して照射される。言い換えれば、照明光学系170は、被検査試料101に検査光を照明する。試料101を透過した光は拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105(センサの一例)に光学像として結像し、入射する。フォトダイオードアレイ105として、例えば、TDI(タイム・ディレイ・インテグレーション)センサ等を用いると好適である。フォトダイオードアレイ105(センサ)は、被検査試料101が載置されたZθステージ70(第1のステージ)が移動している状態で、被検査試料101に形成されたパターンの光学画像を撮像する。
フォトダイオードアレイ105上に結像されたパターンの像は、フォトダイオードアレイ105の各受光素子によって光電変換され、更にセンサ回路106によってA/D(アナログ・デジタル)変換される。そして、ストライプパターンメモリ123に、測定対象の検査ストライプ20の画素データが格納される。かかる画素データ(ストライプ領域画像)を撮像する際、フォトダイオードアレイ105のダイナミックレンジは、例えば、照明光の光量が60%入射する場合を最大階調とするダイナミックレンジを用いる。
また、スキャン工程の際、位置測定工程(S106)として、光学画像の撮像と同期して、XYθテーブル102(Zθステージ70)上であって試料101とは異なる位置に配置された2次元スケールの配置高さの異なる検出器81,82により、検出器81,82に対向する位置に固定して配置された2次元スケールの同じスケール本体80からそれぞれ位置を測定する。2Dスケール測長回路122は、検出器81,82により検出された2Dスケール本体80が示す位置情報を入力し、検出器81が検出した位置(座標(x1,y1))及び検出器82が検出した位置(座標(x2,y2))を測長する。そして、かかる位置データは、位置回路107に出力される。
位置演算工程(S108)として、位置回路107(演算部)は、2次元スケールにより測定された位置情報を用いて、測定対象の検査ストライプ20の光学画像の撮像位置(Xm,Ym)を演算する。具体的には、位置回路107は、検出器81によって測定された位置(座標(x1,y1))と検出器82によって測定された位置(座標(x2,y2))とを用いて、光学画像の撮像位置のずれ量が補正された光学画像の撮像位置(Xm,Ym)を演算する。x方向の撮像位置Xmは、式(6)を用いて演算する。これにより、ピッチングによりZθステージ70が傾いたことに起因する光学画像の撮像位置のずれ量が補正できる。y方向の撮像位置Ymは、Ym=y1として演算する。
その後、ストライプ領域画像は、位置回路107から出力されたXYθテーブル102(Zθステージ70)上におけるフォトマスク101の補正後の撮像位置(Xm,Ym)を示すデータと共に比較回路108に送られる。測定データ(画素データ)は例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調(光量)を表現している。比較回路108内に出力されたストライプ領域画像は、記憶装置52に格納される。
フレーム分割工程(S110)として、フレーム分割部60は、検査ストライプ20のストライプ領域画像(光学画像)の中から対象フレーム領域30のフレーム画像を切り出すように、x方向に所定のサイズ(例えば、スキャン幅Wと同じ幅)でストライプ領域画像を分割する。例えば、512×512画素のフレーム画像に分割する。ストライプ領域画像から対象フレーム領域30の画像を切り出す際、位置データが既に補正されているので、ピッチングによるXYθテーブル102(Zθステージ70)の傾きに起因する位置ずれが補正された状態でフレーム画像を切り出すことができる。かかる処理により、複数のフレーム領域30に応じた複数のフレーム画像(光学画像)が取得される。複数のフレーム画像は、記憶装置56に格納される。以上により、検査のために比較される一方の画像(測定された画像)データが生成される。
参照画像作成工程(S202)として、まず、展開回路111(参照画像作成部の一例)は、被検査試料101のパターン形成の基となる設計パターンデータに基づいて画像展開して設計画像を作成する。具体的には、磁気ディスク装置109から制御計算機110を通して設計データを読み出し、読み出された設計データに定義された対象フレーム30の領域の各図形パターンを2値ないしは多値のイメージデータに変換(画像展開)して設計画像を作成する。
ここで、設計パターンデータに定義される図形は、例えば長方形や三角形を基本図形としたもので、例えば、図形の基準位置における座標(x、y)、及び辺の長さ、長方形や三角形等の図形種を区別する識別子となる図形コードといった情報で各パターン図形の形、大きさ、位置等を定義した図形データ(ベクトルデータ)が格納されている。
かかる図形データとなる設計パターンの情報が展開回路111に入力されると図形ごとのデータにまで展開し、その図形データの図形形状を示す図形コード、図形寸法などを解釈する。そして、所定の量子化寸法のグリッドを単位とするマス目内に配置されるパターンとして2値ないしは多値の設計画像データを展開し、出力する。言い換えれば、設計データを読み込み、検査領域を所定の寸法を単位とするマス目として仮想分割してできたマス目毎に設計パターンにおける図形が占める占有率を演算し、nビットの占有率データを出力する。例えば、1つのマス目を1画素として設定すると好適である。そして、1画素に1/2(=1/256)の分解能を持たせるとすると、画素内に配置されている図形の領域分だけ1/256の小領域を割り付けて画素内の占有率を演算する。そして、画素毎に8ビットの占有率データの設計画像を作成する。設計画像のデータは参照回路112に出力される。
参照回路112は、設計画像をフィルタ処理して参照画像を作成する。
図9は、実施の形態1におけるフィルタ処理を説明するための図である。センサ回路106から得られた光学画像としての測定データは、拡大光学系104の解像特性やフォトダイオードアレイ105のアパーチャ効果等によってフィルタが作用した状態、言い換えれば連続変化するアナログ状態にあるため、画像強度(濃淡値)がデジタル値の設計側のイメージデータである基準設計画像データにもフィルタ処理を施すことにより、測定データに合わせることができる。このようにしてフレーム画像(光学画像)と比較する参照画像を作成する。作成された参照画像は比較回路108に出力され、比較回路108内に出力された参照画像は、記憶装置50に格納される。以上により、検査のために比較される他方の画像(参照画像)データが生成される。
位置合わせ工程(S204)として、位置合わせ部62は、比較対象となるフレーム画像(光学画像)を記憶装置56から読み出し、同様に比較対象となる参照画像を記憶装置50から読み出す。そして、所定のアルゴリズムで位置合わせを行う。例えば、最小2乗法を用いて位置合わせを行う。
比較工程(S206)として、比較処理部64は、所定の判定条件に従って画素毎に両者を比較し、例えば形状欠陥といった欠陥の有無を判定する。判定条件としては、例えば、所定のアルゴリズムに従って画素毎に両者を比較し、欠陥の有無を判定する。そして、比較結果が出力される。比較結果は、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレキシブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118、或いはプリンタ119より出力されればよい。
以上のように、実施の形態1によれば、XYθテーブル102(Zθステージ70)に傾きが生じても少なくとも一方向(ここでは、例えば、撮像方向:x方向)についての高精度な位置を測定できる。よって、検査精度を向上させることができる。
以上の説明において、「〜回路」と記載したものは、処理回路を有する。かかる処理回路は、例えば、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置を含む。各「〜部」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いても良いし、或いは異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。また、プログラムを用いる場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、位置回路107、比較回路108、展開回路111、参照回路112、オートローダ制御回路113、及びテーブル制御回路114、内の各回路等は、処理回路を有する。かかる処理回路は、例えば、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置を含む。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、実施の形態では、照明光学系170として、透過光を用いた透過照明光学系を示したが、これに限るものではない。例えば、反射光を用いた反射照明光学系であってもよい。或いは、透過照明光学系と反射照明光学系とを組み合わせて、透過光と反射光を同時に用いてもよい。
また、図2の例では、試料101の例えば中心を通る試料101の撮像方向(検査方向:x方向)軸に沿って、2Dスケール用の異なる高さに配置された複数の検出器を配置する場合を示したが、これに限るものではない。試料101の例えば中心を通る、試料101の撮像方向(検査方向:x方向)と直交する方向(y方向)軸に沿って、2Dスケール用の異なる高さに配置された複数の検出器をさらに配置してもよい。これにより、ピッチングによるZθステージ70の傾きによるx方向の位置ずれだけではなく、さらに、ローリングによるZθステージ70の傾きによるy方向の位置ずれを高精度に測定できる。
また、検出器81,82の配置位置は、試料101の中心を通るx方向軸に沿った位置に限るものではない。検出器81,82は、試料101の中心を通るx方向軸からy方向にずれて配置されても良い。或いは、検出器81と検出器82との間でy方向位置が互いにずれて配置されても構わない。実施の形態1の場合に比べて検出位置の精度は劣化するものの位置ずれに対して一定の効果は発揮できる。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、検査装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのパターン検査装置、及びパターン検査方法は、本発明の範囲に包含される。
10 検査領域
20 検査ストライプ
30 フレーム領域
50,52,56 記憶装置
60 フレーム分割部
62 位置合わせ部
64 比較処理部
66 メモリ
70 Zθステージ
71 重心
74 xステージ
75 x軸ガイドレール
76 yステージ
77 y軸ガイドレール
80 スケール本体
81,82 検出器
84 支持台
100 検査装置
101 試料
102 XYθテーブル
103 光源
104 拡大光学系
105 フォトダイオードアレイ
106 センサ回路
107 位置回路
108 比較回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
111 展開回路
112 参照回路
113 オートローダ制御回路
114 テーブル制御回路
115 磁気テープ装置
116 FD
117 CRT
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 2Dスケール測長回路
123 ストライプパターンメモリ
150 光学画像取得部
160 制御系回路
170 照明光学系

Claims (5)

  1. パターンが形成された基板を載置する、2次元移動可能なステージと、
    前記ステージ上であって前記基板とは異なる位置に配置された2次元スケールの測定用の配置高さの異なる複数の検出器と、
    前記複数の検出器に対向する位置に固定して配置された前記2次元スケールのスケール本体と、
    前記基板が載置された前記ステージが前記2次元面上の一方向に移動している状態で、前記基板に形成されたパターンの光学画像を撮像するセンサと、
    前記2次元スケールにより測定された位置情報を用いて、前記光学画像の撮像位置を演算する演算部と、
    前記光学画像の撮像位置に対応する参照画像を用いて、前記光学画像と参照画像とを画素毎に比較する比較部と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  2. 前記複数の検出器は、第1と第2の検出器を有し、
    前記第1と第2の検出器が、同じ前記スケール本体から位置を測定することを特徴とする請求項1記載のパターン検査装置。
  3. 前記一方向に沿って、前記第1と第2の検出器が配列されることを特徴とする請求項2記載のパターン検査装置。
  4. 前記基板に照明される検査光の光軸と、前記スケール本体の中心とが、共に前記一方向上に位置するように、前記スケール本体が配置されることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のパターン検査装置。
  5. パターンが形成された基板を載置する、2次元移動可能なステージが前記2次元面上の一方向に移動している状態で、前記基板に形成されたパターンの光学画像を撮像する工程と、
    前記光学画像の撮像と同期して、前記ステージ上であって前記基板とは異なる位置に配置された2次元スケールの配置高さの異なる第1の検出器と第2の検出器により、前記第1と第2の検出器に対向する位置に固定して配置された前記2次元スケールの同じスケール本体からそれぞれ位置を測定する工程と、
    前記第1の検出器によって測定された位置と前記第2の検出器によって測定された位置とを用いて、前記光学画像の撮像位置のずれ量が補正された前記光学画像の撮像位置を演算する工程と、
    前記光学画像の撮像位置に対応する参照画像を用いて、前記光学画像と参照画像とを画素毎に比較し、結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査方法。
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