JP2017110791A - 伝動装置 - Google Patents

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隆憲 野口
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Abstract

【課題】伝動ケース内に、第1軸線を中心軸線とする第1伝動部材と、第1軸線回りに回転可能な主軸部、および第1軸線から偏心した第2軸線を中心軸線とする偏心軸部が一体的に連結された偏心回転部材と、第1伝動部材に対向配置されて偏心軸部に回転自在に支持される第2伝動部材と、第2伝動部材に対向配置されて第1軸線回りに回転可能な第3伝動部材と、第1及び第2伝動部材間でトルク伝達可能な第1変速機構と、第2及び第3伝動部材間でトルク伝達可能な第2変速機構とを備えた伝動装置において、偏心軸部上の軸受及び第1変速機構を効率よく潤滑する。
【解決手段】第2伝動部材8は、伝動ケースCの内部空間ICと連通する中空部SPを有しており、偏心軸部6e上に第2伝動部材8を回転自在に支持する軸受7が、前記中空部SPに臨むように配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伝動装置、特に伝動ケース内に、第1軸線を中心軸線とする第1伝動部材と、第1軸線回りに回転可能な主軸部、および第1軸線から偏心した第2軸線を中心軸線とする偏心軸部が一体的に連結された偏心回転部材と、第1伝動部材に対向配置されて偏心軸部に回転自在に支持される第2伝動部材と、その第2伝動部材に対向配置されて第1軸線回りに回転可能な第3伝動部材と、第1及び第2伝動部材間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構と、第2及び第3伝動部材間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構とを備えた伝動装置に関する。
上記のような伝動装置においては、通常、その運転中に伝動ケース内に潤滑油が供給されるようになっており、この潤滑油により伝動ケースの内部機構、即ち第1〜第3伝動部材を潤滑可能となっている。また、第2伝動部材と、偏心回転部材の偏心軸部との間には、その間の相対回転を円滑化させるために軸受が介装されている(下記特許文献1を参照)。
特許第4814351号明細書
ところが特許文献1の伝動装置では、第2伝動部材と偏心軸部との間に介装した軸受が第1〜第3伝動部材により囲まれるため、その軸受まで潤滑油が行き渡りにくくなり、軸受に対する潤滑不足を招く虞れがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、上記問題を簡単な構造で解決することができる伝動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1軸線を中心軸線とする第1伝動部材と、第1軸線回りに回転可能な主軸部、および第1軸線から偏心した第2軸線を中心軸線とする偏心軸部が一体的に連結された偏心回転部材と、前記第1伝動部材に対向配置されて前記偏心軸部に軸受を介して回転自在に支持される第2伝動部材と、その第2伝動部材に対向配置されて第1軸線回りに回転可能な第3伝動部材と、前記第1及び第2伝動部材間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構と、前記第2及び第3伝動部材間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構とを伝動ケース内に備えた伝動装置であって、前記第2伝動部材は、前記伝動ケースの内部空間と連通する中空部を有しており、前記軸受は、前記中空部に臨むように配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、前記第1の特徴に加えて、前記中空部を前記第2変速機構の内周側に連通させたことを第2の特徴とする。
また本発明は、前記第1又は第2の特徴に加えて、前記第2伝動部材は、前記偏心軸部に前記軸受を介して支持されて前記第1伝動部材と対向する第1半体と、その第1半体に間隔をおいて対向する第2半体と、その第1,第2半体間を一体的に連結する連結部材とを備えていて、それら第1,第2半体及び連結部材の相互間に前記中空部が画成され、前記連結部材には、前記伝動ケースの内部空間と前記中空部との間を連通させる第1油流通孔が設けられ、前記第1半体と前記第1伝動部材との間に前記第1変速機構が、また前記第2半体と前記第3伝動部材との間に前記第2変速機構がそれぞれ設けられることを第3の特徴とする。
また本発明は、前記第3の特徴に加えて、前記第2半体には、前記中空部を前記第2変速機構の内周側に連通させる第2油流通孔が設けられることを第4の特徴とする。
また本発明は、前記第3又は第4の特徴に加えて、円筒状である前記連結部材の一端部及び他端部に前記第1半体及び前記第2半体をそれぞれインロー嵌合して固着したことを第5特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、第2伝動部材が、伝動ケースの内部空間と連通する中空部を有しており、第2伝動部材と偏心回転部材の偏心軸部との間に介在する軸受が、前記中空部に臨むように配置されるので、伝動装置の運転中、伝動ケース内と第2伝動部材の中空部との間で流動する潤滑油を利用して、該中空部に臨ませた上記軸受を効果的に潤滑可能となる。しかも、その中空部から流動して軸受を通過した潤滑油を、第1,第2伝動部材間の第1変速機構の内周側にも供給可能となるため、第1変速機構を効率よく潤滑可能となる。
また特に第2の特徴によれば、第2伝動部材の中空部を第2変速機構の内周側に連通させたので、第2伝動部材の中空部に流入した潤滑油が第2変速機構の内周側にも供給されて、第2変速機構をも効率よく潤滑可能となる。
また特に第3の特徴によれば、第2伝動部材は、偏心軸部に軸受を介して支持されて第1伝動部材と対向する第1半体と、その第1半体に間隔をおいて対向する第2半体と、その第1,第2半体間を一体的に連結する連結部材とを備えていて、その両半体及び連結部材の相互間に中空部が画成され、連結部材には、伝動ケースの内部空間と中空部との間を連通させる第1油流通孔が設けられ、第1半体と第1伝動部材との間に第1変速機構が、また第2半体と第3伝動部材との間に第2変速機構がそれぞれ設けられるので、第2伝動部材を分割構成したことで、第2伝動部材に対する第1,第2変速機構の加工を各半体ごとに個別に行うことができ、その加工が容易となって生産性向上が図られる。また伝動ケース内の潤滑油を、第1油流通孔を通して上記中空部に流入させることができ、しかも第1油流通孔は両半体間の上記連結部材に加工できるため、加工性が良好であると共に、連結部材の軽量化が図られる。
また特に第4の特徴によれば、第2半体には、前記中空部を第2変速機構の内周側に連通させる第2油流通孔が設けられるので、第2伝動部材の中空部に流入した潤滑油が第2変速機構の内周側にも供給されて、第2変速機構をも効率よく潤滑可能となり、また第2油流通孔の特設により第2半体の軽量化が図られる。
また特に第5の特徴によれば、円筒状である連結部材の一端部及び他端部に第1半体及び第2半体をそれぞれインロー嵌合して固着したので、円筒状連結部材の両端部に第1,第2半体を同軸に精度よく且つ容易に位置決めし且つ固定可能となり、組立作業性および組立精度の向上に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る伝動装置としての差動装置の縦断正面図 前記差動装置の要部(差動機構)の分解斜視図 図1の3−3矢視断面図 図1の4−4矢視断面図 図1の5−5矢視断面図 前記差動装置の要部(差動機構)を潤滑油の流れと共に示す拡大縦断面図
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず、図1〜図6に示す本発明の一実施形態を説明する。図1において、自動車のミッションケース1内には、伝動装置としての差動装置Dが変速装置と共に収容される。
この差動装置Dは、前記変速装置の出力側に連動回転するリングギヤCgの回転を、差動装置Dの中心軸線即ち第1軸線X1上に相対回転可能に並ぶ左右の駆動車軸S1,S2(即ち第1,第2ドライブ軸)に対して、両駆動車軸S1,S2相互の差動回転を許容しつつ分配する。尚、各々の駆動車軸S1,S2とミッションケース1との間は、シール部材4,4′でシールされる。
ミッションケース1の底部は、潤滑油を所定量貯溜し得るオイルパン(図示せず)に構成される。そのオイルパン内の貯溜潤滑油は、ミッションケース1内の回転部分、例えば後述するデフケースCが回転することで勢いよく掻き回されてケース1内空間に広範囲に飛散し、この飛散潤滑油によりケース1内の各部、即ち被潤滑部を潤滑可能である。尚、上記した潤滑構造に加えて(或いは代えて)、オイルポンプ等のポンプ手段で圧送された潤滑油をミッションケース1内の各部に強制的に圧送供給するようにしてもよい。
差動装置Dは、ミッションケース1に第1軸線X1回りに回転可能に支持される伝動ケースとしてのデフケースCと、そのデフケースC内に収容される後述の差動機構3とで構成される。デフケースCは、短円筒状のギヤ本体の外周に斜歯Cgaを設けたヘリカルギヤよりなるリングギヤCgと、そのリングギヤCgの軸方向両端部に外周端部がそれぞれ接合される左右一対の第1,第2側壁板部Ca,Cbとを備える。その少なくとも一方の側壁板部Ca,Cbには、その外周端近傍において、デフケースC内の余剰の潤滑油を遠心力等で適度に排出可能なドレン孔(図示せず)が設けられる。
また第1,第2側壁板部Ca,Cbは、各々の内周端部において第1軸線X1上に並ぶ円筒状の第1,第2ハブHB1,HB2をそれぞれ一体に有しており、それらハブHB1,HB2の外周部は、ミッションケース1に軸受2,2′を介して回転自在に支持される。また第1,第2ハブHB1,HB2の内周部には第1,第2駆動車軸S1,S2が第1軸線X1回りにそれぞれ回転自在に嵌合、支持される。その嵌合面の少なくとも一方(図示例ではハブHB1,HB2の内周面)には、自動車の少なくとも前進時(即ち駆動車軸S1,S2の正転時)にハブHB1,HB2と各駆動車軸S1,S2との相対回転に伴いミッションケース1内の飛散潤滑油をデフケースC内に引き込むための第1,第2螺旋溝18,19が形成される。その各螺旋溝18,19の外端はミッションケース1内に、またその内端はデフケースC内にそれぞれ開口する。またハブHB1,HB2の外端面には、ミッションケース1内から各螺旋溝18,19の外端開口(即ち入口)への潤滑油の流入を効率よく誘導案内し得るガイド部HB1a,HB2aが突設される。
尚、本実施形態では、ミッションケース1内の潤滑油をデフケースC内に供給するための潤滑油供給手段として上記螺旋溝18,19が例示されたが、このような螺旋溝18,19に加えて(又は代えて)、別の潤滑油供給手段として、例えばオイルポンプ等のポンプ手段で圧送された潤滑油を、駆動車軸S1,S2及び/又はデフケースCに設けた油路(図示せず)を介してデフケースC内に供給するようにしてもよい。或いはまた、さらに別の潤滑油供給手段として、デフケースCの少なくとも一方の側壁板部Ca,Cbに、その内外を直接連通させる貫通孔を形成してもよい。尚また、螺旋溝18,19は、駆動車軸S1,S2の外周面に形成してもよい。
次にデフケースC内の差動機構3の構造を説明する。差動機構3は、第1側壁板部Caに一体的に設けられて第1軸線X1回りに回転可能な第1伝動部材5と、第1駆動車軸S1にスプライン嵌合16されて第1軸線X1回りに回転可能な円筒状の第1スプラインボスSB1を含む主軸部6j、および第1軸線X1から所定の偏心量eだけ偏心した第2軸線X2を中心軸線とする偏心軸部6eが結合一体化された偏心回転部材6と、第1伝動部材5に一側部が対向配置され且つ偏心軸部6eにボール軸受よりなる軸受7を介して回転自在に支持される円環状の第2伝動部材8と、第2伝動部材8の他側部に対向配置されると共に第2駆動車軸S2にスプライン嵌合17されて第1軸線X1回りに回転可能な円環状の第3伝動部材9と、第1及び第2伝動部材5,8間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構T1と、第2及び第3伝動部材8,9間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構T2とを備える。
而して、第1軸線X1回りに回転する偏心回転部材6の偏心軸部6eに第2伝動部材8が第2軸線X2回りに回転自在に嵌合支持されることで、第2伝動部材8は、偏心回転部材6の第1軸線X1回りの回転に伴い、それの偏心軸部6eに対し第2軸線X2回りに自転しつつ、主軸部6jに対し第1軸線X1回りに公転可能である。
また第2伝動部材8は、偏心回転部材6の偏心軸部6eに軸受7を介して回転自在に支持される円環状の第1半体8aと、その第1半体8aに間隔をおいて対向する円環状の第2半体8bと、その両半体8a,8b間を一体的に連結する基本的に円筒状の連結部材8cとを備える。そして、第1半体8aと第1伝動部材5との間に前記第1変速機構T1が、また第2半体8bと第3伝動部材9との間に前記第2変速機構T2がそれぞれ設けられる。第1,第2半体8a,8b及び連結部材8cの相互間には第2伝動部材8の中空部SPが画成される。
連結部材8cには、デフケースCの内部空間ICと第2伝動部材8の中空部SPとの間を連通させる複数の第1油流通孔11が周方向に等間隔おきに設けられ、デフケースCの内部空間ICに飛散する潤滑油を第1油流通孔11を通して上記中空部SPに導入可能となっている。また第2半体8bには、上記中空部SPを第2変速機構T2の内周側に連通させる第2油流通孔12が、第2軸線X2を中心とする円形状に形成される。
また、第3伝動部材9は、第2駆動車軸S2にスプライン嵌合17されて第1軸線X1回りに回転可能な円筒状の第2スプラインボスSB2を含む主軸部9jと、その主軸部9jの内端部に同軸状に連設される円板部9cとが結合一体化されて構成される。
また、連結部材8cの一端部及び他端部の内周面には、第1半体8a及び第2半体8bをそれぞれインロー嵌合させる環状段部8c1,8c2が形成されており、そのインロー嵌合部が溶接、カシメ等の適当な固着手段により固着される。上記インロー嵌合によれば、連結部材8cの両端部に第1,第2半体8a,8bを同軸に精度よく且つ容易に位置決めし且つ固定可能となるから、複数の分割要素よりなる第2伝動部材8の組立作業性および組立精度を向上させる上で有利となる。
デフケースCの第1側壁板部Caの内側面と偏心回転部材6との相対向面間には、その相互間の相対回転を許容する第1スラストワッシャTH1が介装される。またデフケースCの第2側壁板部Cbの内側面と第3伝動部材9との相対向面間には、その相互間の相対回転を許容する第2スラストワッシャTH2が介装される。
更に差動機構3は、第1軸線X1を挟んで偏心回転部材6の偏心軸部6e及び第2伝動部材8の総合重心Gとは逆位相であり且つその総合重心Gの回転半径よりも大なる回転半径を有していて偏心回転部材6の主軸部6jに取付けられるバランスウェイトWを備えている。このバランスウェイトWは、環状の取付基部Wmと、その取付基部Wmの周方向特定領域に固設される重錘部Wwとから構成される。
第2伝動部材8(連結部材8c)の中空部SPは、バランスウェイトWを収容する収容空間として利用される。即ち、偏心回転部材6の主軸部6j、特に第1スプラインボスSB1は、それの内端部6jaが前記中空部SPに延出しており、その延出端部(前記内端部6ja)の外周にバランスウェイトWが装着される。バランスウェイトWの主軸部6jへの固定は、前記取付基部Wmの主軸部6jからの離脱を阻止する抜け止め部材としてのサークリップ等の止輪10を上記内端部6jaに着脱可能に装着することで行われる。その装着のために、上記内端部6jaの外周には、止輪10が弾力的に係止可能な係止溝が凹設される。
図1〜図3に示すように、第1伝動部材5の、第2伝動部材8の一側部(第1半体8a)に対向する内側面には、第1軸線X1を中心とした波形環状の第1伝動溝21が形成され、この第1伝動溝21は、図示例では第1軸線X1を中心とする仮想円を基礎円としたハイポトロコイド曲線に沿って周方向に延びている。一方、第2伝動部材8の、第1伝動部材5に対向する一側部(第1半体8a)には、第2軸線X2を中心とした波形環状の第2伝動溝22が形成される。この第2伝動溝22は、図示例では第2軸線X2を中心とする仮想円を基礎円としたエピトロコイド曲線に沿って周方向に延びており、上記第1伝動溝21の波数よりも少ない波数を有して第1伝動溝21と複数箇所で交差する。これら第1伝動溝21及び第2伝動溝22の交差部(即ち重なり部)には、第1転動体としての複数の第1転動ボール23が介装されており、各々の第1転動ボール23は、それら第1及び第2伝動溝21,22の内側面を転動自在である。
第1伝動部材5及び第2伝動部材8(第1半体8a)の相対向面間には、円環状の扁平な第1保持部材H1が介装される。この第1保持部材H1は、複数の第1転動ボール23の、第1、第2伝動溝21,22相互の交差部での両伝動溝21,22への係合状態を維持し得るように、複数の第1転動ボール23をそれらの相互間隔を一定に規制しつつ回転自在に保持する複数の円形の第1保持孔31を周方向で等間隔置きに有している。
また、図1,2,4に示すように、第2伝動部材8の他側部(第2半体8b)には、第2軸線X2を中心とした波形環状の第3伝動溝24が形成され、この第3伝動溝24は、図示例では第2軸線X2を中心とする仮想円を基礎円としたハイポトロコイド曲線に沿って周方向に延びている。一方、第3伝動部材9の、第2伝動部材8との対向面すなわち円板部9cの内側面には、第1軸線X1を中心とした波形環状の第4伝動溝25が形成される。この第4伝動溝25は、図示例では第1軸線X1を中心とする仮想円を基礎円としたエピトロコイド曲線に沿って周方向に延びており、上記第3伝動溝24の波数よりも少ない波数を有して第3伝動溝24と複数箇所で交差する。これら第3伝動溝24及び第4伝動溝25の交差部(重なり部)には、第2転動体としての複数の第2転動ボール26が介装されており、各々の第2転動ボール26は、それら第3及び第4伝動溝24,25の内側面を転動自在である。また本実施形態では、第1及び第2伝動溝21,22のトロコイド係数と、第3及び第4伝動溝24,25のトロコイド係数とは互いに異なる値に設定される。
第3伝動部材9及び第2伝動部材8(第2半体8b)の相対向面間には、円環状の扁平な第2保持部材H2が介装される。この第2保持部材H2は、複数の第2転動ボール26の、第3、第4伝動溝24,25相互の交差部での両伝動溝24,25への係合状態を維持し得るように、複数の第2転動ボール26をそれらの相互間隔を一定に規制しつつ回転自在に保持する複数の円形の第2保持孔32を周方向で等間隔置きに有している。
以上説明した本実施形態において、第1伝動溝21の波数をZ1、第2伝動溝22の波数をZ2、第3伝動溝24の波数をZ3、第4伝動溝25の波数をZ4としたとき、下記式が成立するように、第1〜第4伝動溝21,22,24,25は形成される。
(Z1/Z2)×(Z3/Z4)=2
望ましくは、図示例のように、Z1=8、Z2=6、Z3=6、Z4=4とするか、又はZ1=6、Z2=4、Z3=8、Z4=6とするとよい。
尚、図示例では、8波の第1伝動溝21と6波の第2伝動溝22とが7箇所で交差し、この7箇所の交差部(重なり部)に7個の第1転動ボール23が介装され、また6波の第3伝動溝24と4波の第4伝動溝25とが5箇所で交差し、この5箇所の交差部(重なり部)に5個の第2転動ボール26が介装される。
而して、第1伝動溝21、第2伝動溝22及び第1転動ボール23は互いに協働して、第1伝動部材5及び第2伝動部材8間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構T1を構成し、また第3伝動溝24、第4伝動溝25及び第2転動ボール26は互いに協働して、第2伝動部材8及び第3伝動部材9間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構T2を構成する。
次に、前記実施形態の作用について説明する。
いま、例えば右方の第1駆動車軸S1を固定することで偏心回転部材6(従って偏心軸部6e)を固定した状態において、エンジンからの動力でリングギヤCgが駆動され、デフケースC、従って第1伝動部材5を第1軸線X1回りに回転させると、第1伝動部材5の8波の第1伝動溝21が第2伝動部材8の6波の第2伝動溝22を第1転動ボール23を介して駆動するので、第1伝動部材5が8/6の増速比を以て第2伝動部材8を駆動することになる。そして、この第2伝動部材8の回転によれば、第2伝動部材8の6波の第3伝動溝24が第3伝動部材9の円板部9cの4波の第4伝動溝25を第2転動ボール26を介して駆動するので、第2伝動部材8が6/4の増速比を以て第3伝動部材9を駆動することになる。
結局、第1伝動部材5は、
(Z1/Z2)×(Z3/Z4)=(8/6)×(6/4)=2
の増速比を以て第3伝動部材9を駆動することになる。
一方、左方の第2駆動車軸S2を固定することで第3伝動部材9を固定した状態において、デフケース(従って第1伝動部材5)を回転させると、第1伝動部材5の回転駆動力と、第2伝動部材8の、不動の第3伝動部材9に対する駆動反力とにより、第2伝動部材8は、偏心回転部材6の偏心軸部6e(第2軸線X2)に対し自転しながら第1軸線X1回りに公転して、偏心軸部6eを第1軸線X1回りに駆動する。その結果、第1伝動部材5は、2倍の増速比を以て偏心回転部材6を駆動することになる。
而して、偏心回転部材6及び第3伝動部材9の負荷が相互にバランスしたり、相互に変化したりすると、第2伝動部材8の自転量及び公転量が無段階に変化し、偏心回転部材6及び第3伝動部材9の回転数の平均値が第1伝動部材5の回転数と等しくなる。こうして、第1伝動部材5の回転は、偏心回転部材6及び第3伝動部材9に分配され、したがってリングギヤCgからデフケースCに伝達された回転力を左右の駆動車軸S1,S2に分配することができる。
その際、Z1=8、Z2=6、Z3=6、Z4=4とするか、又はZ1=6、Z2=4、Z3=8、Z4=6とすることにより、差動機能を確保しつゝ構造の簡素化を図ることができる。
ところで、この差動装置Dにおいて、第1伝動部材5の回転トルクは、第1伝動溝21、複数の第1転動ボール23及び第2伝動溝22を介して第2伝動部材8に、また第2伝動部材8の回転トルクは、第3伝動溝24、複数の第2転動ボール26及び第4伝動溝25を介して第3伝動部材9にそれぞれ伝達されるので、第1伝動部材5と第2伝動部材8、第2伝動部材8と第3伝動部材9の各間では、トルク伝達が第1及び第2転動ボール23,26が存在する複数箇所に分散して行われることになり、第1〜第3伝動部材5,8,9及び第1、第2転動ボール23,26等の各伝動要素の強度増及び軽量化を図ることができる。
差動装置Dの上記したトルク伝達過程においては、前述のようにミッションケース1底部の貯溜潤滑油がデフケースC等に掻き回されてミッションケース1内に広範囲に飛散する。そして、その飛散潤滑油の一部は、図6に示すようにデフケースCのハブHB1,HB2と駆動車軸S1,S2との相対回転に伴う螺旋溝18,19の引き込み作用により、デフケースC内に積極的に供給され、そこから更にスプライン嵌合部16,17を通して差動機構3の内部空間、即ち第2伝動部材8の中空部SPに導入される。その導入潤滑油は、中空部SP内において、遠心力で径方向外方に流動して第2変速機構T2の内周側や偏心軸部6e上の軸受7に向かって流動し、それらを潤滑する。そして、第2変速機構T2を通過した油は、デフケースCの内部空間IC(第2機構T2の外周部周辺)に流入する。また、軸受7を通過した油は、第1変速機構T1の内周側に達して同機構T1を潤滑し、その外周側からデフケースCの内部空間ICに流入する。
また第2伝動部材8(連結部材8c)に設けた複数の第1油流通孔11は、これらがデフケースCの内部空間ICに広く開口するため、第1油流通孔11を通してデフケースCの内部空間ICと第2伝動部材8の中空部SPとの間で潤滑油がスムーズに流通、即ち出入り可能である。また第2伝動部材8(第2半体8b)に設けた第2油流通孔12は、第2伝動部材8の中空部SPと第2変速機構T2の内周側とを連通させるため、この第2油流通孔12を通して中空部SPから第2変速機構T2の内周側に向かう潤滑油で、第2変速機構T2をより効果的に潤滑可能である。
その上、本実施形態では、第2伝動部材8が、連結部材8cとこれを挟む第1,第2半体8a,8bとで分割構成されるため、第2伝動部材8に対する第1,第2変速機構T1,T2の加工を各半体8a,8bごとに個別に行うことができ、その加工が頗る容易であって生産性向上が図られる。またこの第2伝動部材8の中空部SPとデフケースCの内部空間ICの相互間での潤滑油の出入りが、連結部材8cに設けた第1油流通孔11を通して無理なく行われ、しかも第1油流通孔11は、両半体8a,8b間の連結部材8cに形成されることから、加工性が良好であり且つ連結部材8cの軽量化に寄与する。さらに第2半体8bに、中空部SPを第2変速機構T2の内周側を連通させる第2油流通孔12が設けられるため、中空部SPに流入した潤滑油が第2変速機構T2の内周側に十分に供給可能となって、第2変速機構T2を一層効率よく潤滑可能となり、しかも第2油流通孔12は、第2半体8bの軽量化に寄与する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、前記実施形態では、伝動装置として差動装置Dを例示し、動力源からデフケースCに入力された動力を、第2伝動部材8や第1,第2変速機構T1,T2を介して偏心回転部材6及び第3伝動部材9に差動回転を許容しつつ分配するようにしたものを示したが、本発明は差動装置以外の種々の伝動装置にも実施可能である。
また、前記実施形態のデフケースCに相当するケーシングを固定のミッションケースとし、偏心回転部材6又は第3伝動部材9の何れか一方を入力軸、またその何れか他方を出力軸とすることで、前記実施形態の差動装置Dを、入力軸に入力される回転トルクを変速(減速又は増速)して出力軸に伝達し得る変速機(減速機又は増速機)として転用実施可能であり、その場合には、そのような変速機(減速機又は増速機)が本発明の伝動装置となる。
また、前記実施形態では、伝動装置としての差動装置Dを自動車のミッションケース1内に収容しているが、差動装置Dは自動車用の差動装置に限定されるものではなく、種々の機械装置用の差動装置として実施可能である。
また、前記実施形態では、伝動装置としての差動装置Dを、左・右輪伝動系に適用して、左右の駆動車軸S1,S2に対し差動回転を許容しつつ動力を分配するものを示したが、本発明では、伝動装置としての差動装置を、前・後輪駆動車両における前・後輪伝動系に適用して、前後の駆動車輪に対し差動回転を許容しつつ動力を分配するようにしてもよい。
また前記実施形態の第2伝動部材8は、第1,第2半体8a,8b及び連結部材8cから構成されていたが、第2伝動部材8は、1枚の部材の一方の面に第2伝動溝22が、また他方の面に第3伝動溝24がそれぞれ設けられたものであってもよい。
また、前記実施形態では、第1,第2変速機構T1,T2として何れも転動ボール式の変速機構を用いたものを示したが、前記実施形態の構造に限定されない。即ち、偏心回転部材と、それの回転に連動して第2軸線回りの自転及び第1軸線回りの公転が可能な第2伝動部材とを少なくとも含む種々の変速機構、例えば内接式遊星歯車機構や、種々の構造のサイクロイド減速機(増速機)或いはトロコイド減速機(増速機)を第1又は第2変速機構T1,T2の一方または両方に適用するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第1,第2変速機構T1,T2の各伝動溝21,22;24,25をトロコイド曲線に沿った波形環状の波溝としているが、これら伝動溝は、実施形態に限定されるものでなく、例えばサイクロイド曲線に沿った波形環状の波溝としてもよい。
また、前記実施形態では、第1,第2変速機構T1,T2の第1及び第2伝動溝21,22間、並びに第3及び第4伝動溝24,25間にボール状の第1及び第2転動体23,26を介装したものを示したが、その転動体をローラ状又はピン状としてもよく、この場合に、第1及び第2伝動溝21,22、並びに第3及び第4伝動溝24,25は、ローラ状又はピン状の転動体が転動し得るような内側面形状に形成される。
また前記実施形態では、偏心回転部材6及び第3伝動部材9を、デフケースCに支持される駆動車軸S1,S2に接続(スプライン嵌合16,17)して、これら駆動車軸S1,S2を介してデフケースCに支持させるようにしたものを示したが、本発明では、偏心回転部材6及び第3伝動部材9をデフケースCに直接支持させるようにしてもよい。
また前記実施形態では、第1,第2保持部材H1,H2を、内・外周面が各々真円の円環状リングより構成したものを示したが、本発明の第1,第2保持部材の形状は、前記実施形態に限定されず、少なくとも複数の第1,第2転動ボール23,26を各々一定間隔で保持し得る環状体であればよく、例えば楕円状の環状体、或いは波形に湾曲した環状体であってもよい。
また、第1,第2保持部材H1,H2無しでも第1,第2転動ボール23,26が円滑に転動可能である場合は、第1,第2保持部材H1,H2を省略してもよい。
C・・・・・・伝動ケースとしてのデフケース
D・・・・・・伝動装置としての差動装置
HB1,HB2・・第1,第2ハブ
IC・・・・・伝動ケースとしてのデフケースの内部空間
SP・・・・・中空部
T1,T2・・第1,第2変速機構
X1,X2・・第1,第2軸線
5,8,9・・第1,第2,第3伝動部材
6・・・・・・偏心回転部材
6j・・・・・主軸部
6e・・・・・偏心軸部
8a,8b・・第1,第2半体
8c・・・・・連結部材
11,12・・第1,第2油流通孔
21,22・・第1,第2伝動溝
23・・・・・第1転動体としての第1転動ボール
24,25・・第3,第4伝動溝
26・・・・・第2転動体としての第2転動ボール

Claims (5)

  1. 第1軸線(X1)を中心軸線とする第1伝動部材(5)と、
    第1軸線(X1)回りに回転可能な主軸部(6j)、および第1軸線(X1)から偏心した第2軸線(X2)を中心軸線とする偏心軸部(6e)が一体的に連結された偏心回転部材(6)と、
    前記第1伝動部材(5)に対向配置されて前記偏心軸部(6e)に軸受(7)を介して回転自在に支持される第2伝動部材(8)と、
    その第2伝動部材(8)に対向配置されて第1軸線(X1)回りに回転可能な第3伝動部材(9)と、
    前記第1及び第2伝動部材(5,8)間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構(T1)と、
    前記第2及び第3伝動部材(8,9)間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構(T2)と
    を伝動ケース(C)内に備えた伝動装置であって、
    前記第2伝動部材(8)は、前記伝動ケース(C)の内部空間(IC)と連通する中空部(SP)を有しており、
    前記軸受(7)は、前記中空部(SP)に臨むように配置されることを特徴とする伝動装置。
  2. 前記中空部(SP)を前記第2変速機構(T2)の内周側に連通させたことを特徴とする、請求項1に記載の伝動装置。
  3. 前記第2伝動部材(8)は、前記偏心軸部(6e)に前記軸受(7)を介して支持されて前記第1伝動部材(5)と対向する第1半体(8a)と、その第1半体(8a)に間隔をおいて対向する第2半体(8b)と、その第1,第2半体(8a,8b)間を一体的に連結する連結部材(8c)とを備えていて、それら第1,第2半体(8a,8b)及び連結部材(8c)の相互間に前記中空部(SP)が画成され、
    前記連結部材(8c)には、前記伝動ケース(C)の内部空間(IC)と前記中空部(SP)との間を連通させる第1油流通孔(11)が設けられ、
    前記第1半体(8a)と前記第1伝動部材(5)との間に前記第1変速機構(T1)が、また前記第2半体(8b)と前記第3伝動部材(9)との間に前記第2変速機構(T2)がそれぞれ設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の伝動装置。
  4. 前記第2半体(8b)には、前記中空部(SP)を前記第2変速機構(T2)の内周側に連通させる第2油流通孔(12)が設けられることを特徴とする、請求項3に記載の伝動装置。
  5. 円筒状である前記連結部材(8c)の一端部及び他端部に前記第1半体(8a)及び前記第2半体(8b)をそれぞれインロー嵌合して固着したことを特徴とする、請求項3又は4に記載の伝動装置。
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