JP2017108902A - アダプタ及びオスルアー組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】オスルアーを、ネジロック接続に適合したメスコネクタと、レバーロック接続に適合したメスコネクタとのいずれにもロック状態で接続する。
【解決手段】アダプタ1は、オスルアー42を備えたオスルアー本体40に対して着脱可能に装着することができる。アダプタ1は、オスルアー本体40にオスルアー42を突出させて嵌合することができる嵌合部10と、ロックレバー20と、嵌合部とロックレバーとを繋ぐ連結部19とを備える。ロックレバーは、連結部に対してオスルアーと同じ側に配された係止部21と、連結部に対して係止部とは反対側に配された操作部27と、係止部に設けられた爪22とを備える。オスルアー本体の長手方向に直交する方向に沿ってオスルアー本体にアダプタを着脱することができるように、嵌合部に切り欠き15が設けられている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、オスルアーを備えたオスルアー本体に着脱可能なアダプタに関する。また、本発明は、オスルアー本体にアダプタを装着したオスルアー組立体に関する。
医療の分野では、薬液、輸液、血液などの各種の液体を搬送するために回路(ライン)が用いられる。回路は、一般に容器や各種器具、チューブなどを接続することによって形成される。異なる部材を接続するために、オスコネクタ及びメスコネクタからなる接続具が用いられる。
医療用の接続具の接続では、治療時にオスコネクタとメスコネクタとが意図せずに分離することがないように、オスコネクタとメスコネクタとの接続状態をロックするロック接続が用いられることが多い。
特許文献1には、ネジロック接続が記載されている。オスコネクタは、先細のオステーパ面が形成されたオスルアーを備えたオスルアー本体と、オスルアー本体の周りを回転可能なロックナットとを備える。ロックナットには雌ネジが形成されている。メスコネクタは、オスルアー本体のオステーパ面と嵌合するメステーパ面と、ロックナットの雌ネジと螺合する雄ネジとを備える。オステーパ面をメステーパ面に嵌合させた状態で、ロックナットの雌ネジをメスコネクタの雄ネジに螺合させる(ロック状態)。
ネジロック接続は、使用者が雄ネジと雌ネジとの螺合状態を正確に理解することが困難であるという課題を有する。このため、雄ネジと雌ネジとを過剰に強く螺合させると、ネジが破損する、その後に螺合を解除するのが困難になる、等の事態が起こりうる。逆に、雄ネジと雌ネジとの螺合を緩くすると、雄ネジと雌ネジとの螺合が緩んで、オステーパ面とメステーパ面との間を通って液体が漏れ出る、オスコネクタとメスコネクタとが分離してしまう、等の事態が起こりうる。
ネジロック接続の上記の課題を解決するコネクタとして、特許文献2には、レバーロック接続が記載されている。オスコネクタは、オスルアーを挟むように一対のレバーを備える。レバーは、シーソー状に保持され、弾性的に回動可能である。レバーの先端には爪が形成されている。オスルアーをメスコネクタに挿入し、爪をメスコネクタに係合させる(ロック状態)。オスコネクタとメスコネクタとを分離するためには、レバーの爪とは反対側の部分(操作部)を押してレバーを回動させる。これにより、爪とメスコネクタとの係合が解除される。
レバーロック接続は、オスコネクタとメスコネクタとの接続及び分離が容易であるので、作業性が良好である。また、レバーの爪がメスコネクタに係合するか否かで、ロック状態/非ロック状態が切り替わるので、接続状態の安定性や信頼性が高い。
特開平7−148271号公報 特開2004−483号公報 特開平11−197254号公報
医療の現場では、ネジロック接続とレバーロック接続とが混在して使用されている。ところが、異なるロック方式に適合したオスコネクタとメスコネクタとをロック状態で接続することはできない。例えば、ネジロック接続に適合したオスコネクタを、レバーロック接続に適合したメスコネクタに、いずれかのロック方式をロック状態にして接続することはできない。
このため、ロック方式をネジロック接続及びレバーロック接続のいずれか一方に統一するために、液体搬送回路を構成する部材の一部を交換しなければならない場合が起こりうる。また、このような場合に備えて、液体搬送回路を構成する各部材について、ネジロック接続に適合したものとレバーロック接続に適合したものとの二種類を在庫として準備しておく必要がある。
本発明は、オスルアーを、ネジロック接続に適合したメスコネクタと、レバーロック接続に適合したメスコネクタとのいずれにもロック状態で接続することを可能にすることを目的とする。
本発明のアダプタは、オスルアーを備えたオスルアー本体に対して着脱可能に装着することができる。前記アダプタは、前記オスルアー本体に前記オスルアーを突出させて嵌合することができるように構成された嵌合部と、ロックレバーと、前記嵌合部と前記ロックレバーとを繋ぐ連結部とを備える。前記ロックレバーは、前記連結部に対して前記オスルアーと同じ側に配された係止部と、前記連結部に対して前記係止部とは反対側に配された操作部と、前記オスルアーに向かって突出するように前記係止部に設けられた爪とを備える。前記操作部の外側面を押すと前記爪が前記オスルアーから離れるように、前記ロックレバーは弾性的に変位可能である。前記オスルアー本体の長手方向に直交する方向に沿って前記オスルアー本体に前記アダプタを着脱することができるように、前記嵌合部に切り欠きが設けられている。
本発明のオスルアー組立体は、前記オスルアー本体と、前記オスルアー本体に装着された本発明の前記アダプタと、前記オスルアー本体によって貫通され且つ前記オスルアー本体の周りに回転可能なロックナットとを備える。前記ロックナットには、雌ネジが設けられている。前記ロックナットの前記雌ネジは、前記嵌合部の外周面に設けられた螺合突起に螺合されている。
本発明のアダプタは、オスルアー本体に対して着脱可能であり、且つ、爪が設けられたロックレバーを備えている。このため、ネジロック接続に適合したオスコネクタを構成するオスルアー本体に本発明のアダプタを装着することにより、レバーロック接続が可能になる。従って、オスルアー本体にアダプタを装着した場合には、オスルアー本体のオスルアーをレバーロック接続に適合したメスコネクタにロック状態で接続することができる。一方、オスルアー本体からアダプタを取り外した場合には、オスルアー本体のオスルアーをネジロック接続に適合したメスコネクタにロック状態で接続することができる。
本発明のオスルアー組立体は、本発明のアダプタを備えているので、オスルアーをレバーロック接続に適合したメスコネクタにロック状態で接続することができる。オスルアー組立体からアダプタを取り外せば、オスルアーをネジロック接続に適合したメスコネクタにロック状態で接続することができる。
図1Aは、本発明の実施形態1に係るアダプタの正面上方から見た斜視図である。 図1Bは、本発明の実施形態1に係るアダプタの断面斜視図である。 図1Cは、本発明の実施形態1に係るアダプタの背面下方から見た斜視図である。 図1Dは、本発明の実施形態1に係るアダプタの上面図である。 図2は、本発明の実施形態1に係るアダプタをオスルアー本体に装着する一過程を説明する斜視図である。 図3Aは、オスルアー本体の斜視図である。図3Bは、オスルアー本体の断面図である。 図4Aは、ロックナットの上方から見た斜視図である。図4Bは、ロックナットの下方から見た斜視図である。図4Cは、ロックナットの上面図である。図4Dは、図4Cの4D−4D線を含む上下方向に沿った面で切断されたロックナットの断面図である。 図5Aは、本発明の実施形態1に係るアダプタをオスルアー本体に装着する一過程を説明する斜視図である。 図5Bは、図5Aの正面図である。 図6Aは、本発明の実施形態1に係るオスルアー組立体を示した正面図である。 図6Bは、オスルアー組立体の断面図である。 図7Aは、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタの一例の斜視図である。 図7Bは、第1メスコネクタの断面図である。 図8は、第1メスコネクタに接続する直前の本発明の実施形態1に係るオスルアー組立体の斜視図である。 図9Aは、第1メスコネクタにレバーロック接続した、本発明の実施形態1に係るオスルアー組立体の斜視図である。 図9Bは、図9Aの断面図である。 図9Cは、図9Bの9C−9C線を含む水平面での断面斜視図である。 図10Aは、ネジロック接続に適合したオスコネクタの斜視図である。図10Bは、オスコネクタの断面図である。 図11Aは、ネジロック接続に適合した第2メスコネクタの一例の斜視図である。図11Bは、第2メスコネクタの断面図である。 図12は、第2メスコネクタに接続する直前のオスコネクタの斜視図である。 図13Aは、第2メスコネクタにネジロック接続したオスコネクタの斜視図である。 図13Bは、図13Aの断面図である。 図14Aは、本発明の実施形態2に係るアダプタの正面上方から見た斜視図である。 図14Bは、本発明の実施形態2に係るアダプタの断面斜視図である。 図14Cは、本発明の実施形態2に係るアダプタの背面下方から見た斜視図である。 図14Dは、本発明の実施形態2に係るアダプタの上面図である。 図14Eは、本発明の実施形態2に係るアダプタの下面図である。 図15は、本発明の実施形態2に係るオスルアー組立体と第1メスコネクタとを示した斜視図である。 図16Aは、第1メスコネクタにレバーロック接続した、本発明の実施形態2に係るオスルアー組立体の正面上方から見た斜視図である。 図16Bは、図16Aに示したオスルアー組立体の正面下方から見た斜視図である。 図16Cは、図16Aに示したオスルアー組立体の背面面下方から見た斜視図である。 図16Dは、図16Aの断面図である。 図17は、別の第1メスコネクタに接続する直前の本発明の実施形態2に係るオスルアー組立体を示した斜視図である。 図18は、図17に示した別の第1メスコネクタに、本発明の実施形態2に係るオスルアー組立体をレバーロック接続した状態を示した斜視図である。
上記の本発明のアダプタにおいて、前記アダプタを前記オスルアー本体に装着したとき、前記オスルアー本体が前記アダプタに対して、前記オスルアー本体の長手方向に沿って移動するのを防止する移動防止機構が、前記嵌合部に設けられていることが好ましい。これにより、オスルアーとレバーロック接続に適合したメスコネクタとの接続及び分離の作業性が向上する。また、オスルアーとレバーロック接続に適合したメスコネクタとの接続状態を安定的に維持することができる。
移動防止機構は、制限されないが、例えばオスルアー本体に嵌合する嵌合構造で構成することができる。例えば、オスルアー本体の外周面に設けられた凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を嵌合部に設けることができる。
前記嵌合部は、前記連結部に対して前記操作部と同じ側に突出していることが好ましい。これにより、オスルアーの連結部からの突出長さを確保しながら、連結部に切り欠きを設けたことによるアダプタの機械的強度の低下を抑えることができる。
上記において、前記嵌合部は円筒面形状の外周面を有し、前記外周面に雄ネジとして機能しうる螺合突起が設けられていることが好ましい。これにより、ネジロック接続をするためのロックナットを嵌合部に螺合させることができる。
前記嵌合部に嵌合した前記オスルアー本体が、前記オスルアー本体の長手方向に直交する方向に沿って、前記切り欠きを通って前記嵌合部から抜け出るのを防止する離脱防止機構が、前記嵌合部に設けられていることが好ましい。これにより、嵌合部にロックナットが螺合されていなくても、嵌合部に嵌合したオスルアー本体が意図せずに嵌合部から離脱してしまうのを防止することができる。
離脱防止機構は、制限はないが、例えば、嵌合部に設けられた切り欠きの開口幅を、オスルアー本体の外径よりも狭くすることで構成しうる。
本発明のアダプタは、前記爪をメスコネクタに係合させたときに前記メスコネクタの外周面に当接するように構成された突起を更に備えてもよい。突起は、メスコネクタの外周面に、オスルアー本体の長手方向に直交する方向に当接する。これにより、アダプタが装着されたオスルアー本体がメスコネクタに対して傾くのが抑えられる。従って、オスルアーとメスコネクタとの接続状態を安定的に維持することができる。
前記突起は、係止部に設けられうる。あるいは、前記突起は、前記連結部に設けられうる。突起が連結部に設けられている場合には、突起が係止部に設けられている場合に比べて、レバーロック接続の信頼性が向上する。
前記ロックレバーが変位したときに前記爪が移動する方向を第1方向としたとき、前記突起は、前記アダプタの中心軸と前記第1方向とを含む面から外れた位置に設けられていることが好ましい。これにより、アダプタの中心軸と第1方向とを含む面に垂直な方向に、オスルアー本体がメスコネクタに対して傾くのを効果的に抑えることができる。
前記ロックレバーが変位したときに前記爪が移動する方向を第1方向としたとき、前記爪は、前記アダプタの中心軸と前記第1方向とを含む面から外れた位置で、前記爪が係合されたメスコネクタの外周面に当接するように構成された当接部を備えうる。当接部は、オスルアー本体の長手方向に直交する方向(特に、前記面に直交する方向)においてメスコネクタの位置を修正することができる。このため、当接部は、レバーロック接続する際の接続作業性を向上させるのに有利である。また、当接部は、アダプタの中心軸と第1方向とを含む面に垂直な方向に、オスルアー本体がメスコネクタに対して傾くのを抑えるのに有利である。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する主要部材を簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、本発明の範囲内において、以下の各図に示された各部材を変更または省略し得る。
(実施形態1)
1.アダプタの構成
図1Aは、本発明の実施形態1に係るアダプタ1の正面上方から見た斜視図である。図1Bは、アダプタ1の断面斜視図である。図1Bの断面は、アダプタ1の中心軸1aを含む。図1Cは、アダプタ1の背面下方から見た斜視図、図1Dは、アダプタ1の上面図である。以下の説明の便宜のため、中心軸1aと平行な軸をZ軸とするXYZ直交座標系を設定する。Y軸は、中心軸1aとロックレバー20とを結ぶ方向と平行である。Z軸方向を「上下方向」といい、Z軸に垂直な平面(XY面)に平行な方向を「水平方向」という。Z軸の矢印が向いた側を「上」側、その反対側を「下」側という。X軸方向を「前後方向」といい、X軸の矢印が向いた側を「前」側または「正面」側、その反対側を「後ろ」側または「背面」側という。中心軸1aの周りを回転する方向を「周方向」といい、中心軸1aに直交する方向を「半径方向」という。半径方向において、中心軸1aに近い側を「内側」、中心軸1aから遠い側を「外側」という。「内周面」は、中心軸1aに対向する面を意味し、「外周面」は、中心軸1aとは反対側の面を意味する。これらは、後述する、アダプタ1が装着されるオスルアー本体40、オスルアー本体40のオスルアー42が接続される第1メスコネクタ100及び第2メスコネクタ150にも適用される。なお、「上下方向」及び「水平方向」はアダプタ1の実際の使用状態での姿勢を意味するものではない。
アダプタ1は、嵌合部10と、一対のロックレバー20と、嵌合部10と一対のロックレバー20とを繋ぐ連結部19とを備える。
嵌合部10は、全体として中心軸1aと同軸の略円筒形状を有している。但し、嵌合部10には、嵌合部10の上端から下端にまで延びた切り欠き15が設けられている。この結果、図1Dに最もよく示されているように、中心軸1aに沿って見た嵌合部10の平面視形状は、切り欠き15にて開放された略「C」字形状である。切り欠き15は、嵌合部10の前側の面に設けられている。本実施形態では、連結部19が、嵌合部10から前後方向(X軸方向)にもわずかに延びている。このため、嵌合部10に設けられた切り欠き15は、前方に向かって連結部19にも連続して設けられている。
図1Bに示されているように、嵌合部10の内周面(中心軸1aに対向する面)は、下側の第1面11と、上側の第2面12と、これらの間の拡径部13とを備える。
第1面11及び第2面12は、内径が中心軸1a方向の位置にかかわらず一定である円筒面である。第1面11の内径は、第2面12の内径よりわずかに小さい。
拡径部13は、第1面11及び第2面12より大きな内径を有する、周方向に延びた溝である。拡径部13とその下側に隣り合う第1面11との間、及び、拡径部13とその上側に隣り合う第2面12との間には、内径の違いに基づく段差が形成されている。
図1Dから理解できるように、第1面11及び第2面12は、中心軸1aを、180度よりわずかに大きな角度で取り囲んでいる。このため、第1面11の周方向の両端縁11aの間隔は、第1面11の内径よりわずかに小さい。同様に、第2面12の周方向の両端縁12aの間隔は、第2面12の内径よりわずかに小さい。
嵌合部10は、連結部19に対して、下側よりも上側に、より大きく突出している。嵌合部10の、連結部19よりも上側の略円筒形状部分の外周面17は、中心軸1aと同軸の円筒面である。外周面17には、一対のリブ18が設けられている。リブ18は、周方向に沿って延びた突起である。リブ18は、雌ネジと螺合する螺合突起(雄ネジのネジ山)として機能しうる。リブ18は、例えばISO594−2に準拠していてもよい。あるいは、リブ18は、後述する第2メスコネクタ150に設けられた雄ネジ158(図11A参照)と同様の螺旋状の突起であってもよい。
嵌合部10は、切り欠き15が設けられることにより、周方向に分断される。このため、アダプタ1の機械的強度が低下し、切り欠き15のY軸方向の開口幅が拡大または縮小するように、アダプタ1は変形しやすくなる。本実施形態のように、嵌合部10を連結部19よりも上方に向かって突出させて、嵌合部10の上下方向の寸法を大きくすることは、アダプタ1の機械的強度の低下を抑えるのに有利である。また、嵌合部10の内周面に内径が異なる複数の面(特に周方向に沿った溝状の拡径部13)を設けることも、アダプタ1の機械的強度の低下を抑えるのに有利である。
嵌合部10は、連結部19に対して、下方ではなく、上方に向かってより大きく突出している。連結部19に対して下方への嵌合部10の突出量が小さいことは、嵌合部10にオスルアー本体40を嵌入させたときに(後述する図6A参照)、オスルアー42の下方への突出量を大きくするのに有利である。また、連結部19に対して上方への嵌合部10の突出量が大きいことは、ロックナット50の雌ネジ58と十分な螺合深さ(後述する図6B参照)を確保するのに有利である。
連結部19は、水平方向に略平行な薄板である。連結部19は、Y軸方向に沿って、嵌合部10の外周面から突出している。連結部19は、嵌合部10の第1面11と上下方向の位置がほぼ同じである。連結部19の外側端にロックレバー20が設けられている。
ロックレバー20は、中心軸1aと略平行に伸びた短冊状の部材である。ロックレバー20は、連結部19に対して下側に配された係止部21と、連結部19に対して上側(嵌合部10の外周面17と同じ側)に配された操作部27とを備える。
係止部21の中心軸1aに対向する側の面(内側面)から、爪22が中心軸1aに向かって突出している。爪22は、係止部21の下端またはその近傍に設けられている。爪22は、摺動面22aと、係合面22bとを備える。摺動面22aは、上方にいくにしたがって中心軸1aに近づくように傾斜している。本実施形態では、摺動面22aは、凸曲面(円筒面)であるが、傾斜した平面であってもよい(後述する実施形態2を参照)。係合面22bは、摺動面22aよりも上側に配置され、水平方向に略平行な平面である。爪22は、係止部21の全幅にわたって前後方向(X軸方向)に沿って延びている。
係止部21の内側面から突起23が中心軸1aに向かって突出している。突起23は、係止部21の幅方向(前後方向)の一方の端縁に沿って、連結部19から爪22までリブ状に延びている。中心軸1aを挟んで対向する2つの係止部21のうち一方の係止部21(図1Aにおいて左側の係止部21)の突起23はこの係止部21の前側の端縁に沿って設けられており、他方の係止部21(図1Cにおいて左側の係止部21)の突起23はこの係止部21の後ろ側の端縁に沿って設けられている。爪22及び突起23を含む2つのロックレバー20は中心軸1aに対して対称であり、2つの突起23が対向する方向は、2つの係止部21(即ち、2つの爪22)が対向する方向(Y軸方向)に対して傾斜している。
ロックレバー20は連結部19にシーソー状に支持される。ロックレバー20は、係止部21及び操作部27を含む全部分が実質的に剛体と見なしうる程度の機械的強度を有する。これに対して、連結部19の機械的強度は相対的に低い。従って、一対の操作部27に互いに接近するように力を印加すると、連結部19が弾性的に曲げ変形して、一対の係止部21及びこれに設けられた一対の爪22が互いに離間するように、一対のロックレバー20はYZ面内で変位(即ち、回動または揺動)する。
アダプタ1は、硬質の材料からなることが好ましい。具体的には、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いうる。アダプタ1は、このような樹脂材料を用いて射出成形法等により、アダプタ1の全体を一部品として一体的に製造することができる。
中心軸1aを含むYZ面と平行な面内に、嵌合部10と一対のロックレバー20とが配置され、切り欠き15はYZ面に垂直な方向(X軸方向)に向かって開口している。従って、アダプタ1を、例えばYZ面と平行な面に沿って分割された金型を用いて樹脂成形することができる。アダプタ1の形状は金型構造を簡単化するのに有利であり、アダプタ1の成形コストを低減することができる。
2.アダプタのオスルアー本体への装着
アダプタ1は、図2に示すように、オスルアー本体40に対して着脱可能に装着される。
2.1.オスルアー本体
図2に示したオスルアー本体40を説明する。図3Aはオスルアー本体40の斜視図、図3Bはオスルアー本体40の断面図である。
オスルアー本体40は、その長手方向に沿った貫通孔(流路)41が形成された、全体として略円筒形状を有する。オスルアー本体40は、オスルアー42、フランジ部43、筒状部45、接続部48を、この順に備える。
オスルアー42の外周面42aは、先端に近づくにしたがって外径が小さくなるオステーパ面(例えば6%テーパ面)である。筒状部45の外周面は、外径が上下方向において一定である円筒面である。筒状部45の外周面から一対の凸部46が外側に向かって突出している。フランジ部43は、オスルアー42の基端部分、即ち、オスルアー42と筒状部45との境界、に設けられる。フランジ部43は、拡径した外径を有し、周方向に連続する環状突起である。フランジ部43の外径は、オスルアー42及び筒状部45のいずれの外径よりも大きい。接続部48の外周面は、筒状部45より小さな外径を有する円筒面である。
オスルアー本体40は、硬質の材料からなることが好ましい。具体的には、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いうる。オスルアー本体40は、これらの樹脂材料を用いて射出成形法等により一部品として一体的に製造することができる。
2.2.ロックナット
図2に示したロックナット50を説明する。図4Aはロックナット50の上方から見た斜視図、図4Bはロックナット50の下方から見た斜視図、図4Cはロックナット50の上面図、図4Dは図4Cの4D−4D線を含む上下方向に沿った面でのロックナット50の断面図である。ロックナット50は、全体として中空の略円筒形状を有する。
ロックナット50の内周面には、その下端から略中央までの領域に雌ネジ58が形成されている。ロックナット50の内周面の、雌ネジ58より上側の部分は、内径が一定である円筒面55である。円筒面55から、周方向に延びた位置規制突起57が突出している。位置規制突起57には一対の案内路56が形成されている。案内路56は上下方向に延びている。案内路56は、位置規制突起57を周方向に分断している。
ロックナット50の外周面は円筒面であり、当該外周面に、作業者がロックナット50を回転するときの滑り止め効果を発揮させるための複数のリブ53が設けられている。但し、ロックナット50の外周面は、本実施形態に限定されない。例えば、ロックナット50の外周面に、リブ53に代えて複数のドーム状の突起が設けられていてもよい。あるいは、ロックナット50の外周面が、円筒面以外の面(例えば多角柱面)を含んでいてもよい。
ロックナット50は、硬質の材料からなることが好ましい。具体的には、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いうる。ロックナット50は、これらの樹脂材料を用いて射出成形法等により一部品として一体的に製造することができる。
2.3.オスルアー本体に対するアダプタの装着方法
オスルアー本体40に対するアダプタ1の装着方法を説明する。
最初に、図2に示すように、柔軟性を有するチューブ49をロックナット50に貫通させる。そして、チューブ49の下端の開口に、オスルアー本体40の接続部48(図3A参照)を挿入する。
次いで、オスルアー本体40の長手方向に直交する方向(X軸方向)に沿って、オスルアー本体40にアダプタ1を装着する。即ち、オスルアー本体40を、切り欠き15を通ってアダプタ1の嵌合部10内に嵌入させる。
図5A及び図5Bは、オスルアー本体40が嵌合部10に嵌入した状態を示す。オスルアー本体40のオスルアー42、フランジ部43、筒状部45が、嵌合部10の第1面11、拡径部13、第2面12(図1A、図1B参照)にそれぞれ対向している。嵌合部10の内周面の形状は、オスルアー本体40の対応する部分の外周面とほぼ一致するように構成されている。オスルアー本体40のオスルアー42及び筒状部45は、嵌合部10の第1面11及び第2面12に当接し、これにより、オスルアー本体40はアダプタ1に対して水平方向に位置決めされる。オスルアー本体40の拡径したフランジ部43は嵌合部10の溝状の拡径部13に嵌入し、これにより、オスルアー本体40はアダプタ1に対して上下方向に位置決めされる。
嵌合部10の第1面11の周方向の両端縁11a(図1A参照)間の間隔は、オスルアー本体40のオスルアー42の最大径(オスルアー42のフランジ部43側端での外径)よりわずかに小さい。また、嵌合部10の第2面12の周方向の両端縁12a(図1A参照)間の間隔は、オスルアー本体40の筒状部45の外径よりわずかに小さい。従って、オスルアー本体40が切り欠き15を通過する際に、アダプタ1は、切り欠き15のY軸方向の開口幅がわずかに拡大するように弾性的に変形する。
オスルアー本体40が図5A及び図5Bのように嵌合部10内に嵌入した後は、オスルアー本体40が切り欠き15を通って嵌合部10から抜け出るのを、端縁11a及び端縁12aが防止する。即ち、切り欠き15の水平方向の開口幅を規定する端縁11a及び端縁12aは、嵌合部10に嵌合したオスルアー本体40が、オスルアー本体40の長手方向に直交する方向(X軸方向)に沿って、切り欠き15を通って嵌合部10から抜け出るのを防止する「離脱防止機構」として機能する。嵌合部10が離脱防止機構を備えるので、オスルアー本体40は嵌合部10に安定的に保持される。
次いで、ロックナット50を下降させて、ロックナット50内に筒状部45及び嵌合部10を挿入させる。そして、ロックナット50の雌ネジ58(図4B、図4D参照)と嵌合部10の外周面17に設けたリブ18とを螺合させる。
かくして、図6A及び図6Bに示すように、アダプタ1がオスルアー本体40に装着されたオスルアー組立体6を得る。オスルアー本体40及びロックナット50は、アダプタ1の中心軸1a(図1B、図1D参照)と同軸に配置される。
図6Bに示されているように、ロックナット50の雌ネジ58と嵌合部10のリブ18とが螺合している。ロックナット50の下端は、アダプタ1の連結部19の上面に当接している。このため、雌ネジ58とリブ18との螺合は、振動等によって緩むのが防止される。また、アダプタ1の嵌合部10は、オスルアー本体40を、上下方向及び水平方向にがたつきなく保持している。これらの結果、アダプタ1、オスルアー本体40、及び、ロックナット50は、あたかも一部品であるかのごとく結合され一体化される。
ロックナット50が嵌合部10に螺合している。これは、切り欠き15(図1A参照)を設けたことによるアダプタ1の強度の低下を抑えるのに有利である。このため、後述するように、オスルアー組立体6を第1メスコネクタ100に対して接続及び分離する際にロックバー20が変位しても、切り欠き15のY軸方向の開口幅が増大するようにアダプタ1が変形するのを抑えることができる。
また、ロックナット50が切り欠き15を覆うので、オスルアー本体40が切り欠き15を通って嵌合部10から抜け出ることはない。
操作部27は、ロックナット50からY軸方向に離間している。従って、一対の操作部27が接近するようにロックレバー20は変位可能である。
オスルアー42は、嵌合部10及び連結部19よりも下方に向かって突出している。ロックレバー20の係止部21は、オスルアー42に対向している。爪22は、オスルアー42に向かって突出している。爪22を含むロックレバー20(突起23を除く)は、レバーロック接続に適合した従来のオスコネクタに設けられたロックレバーとレバーロック接続に関して互換性を有している。
3.レバーロック接続
図6A及び図6Bに示すオスルアー組立体6は、メスコネクタに対してレバーロック接続をすることができる。以下に、これを説明する。
3.1.第1メスコネクタ
レバーロック接続に適合したメスコネクタ(以下、「第1メスコネクタ」という)を説明する。
図7Aは第1メスコネクタ100の斜視図、図7Bはその断面図である。
第1メスコネクタ100は、円板状の隔壁部材(以下「セプタム」という)110と、セプタム110を上下方向に挟持し固定する基台120及びキャップ130とを備える。
セプタム110の中央には、セプタム110を上下方向に貫通する直線状のスリット(切り込み)111が形成されている。セプタム110の材料は、制限はないが、ゴム弾性を有する軟質の材料であることが好ましく、例えば、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマー等を用いることができる。
基台120は、その上側に、略円筒形状を有する台座121を備える。台座121の外周面は円筒面である。台座121の外周面から、一対の係合爪122及び環状突起123が外側に向かって突出している。環状突起123は、係合爪122から下方にわずかに離間し、周方向に連続している。環状突起123に対して下側に隣接して、周方向に連続する環状溝124が設けられている。
台座121より下側には、台座121の内腔125と連通したオスルアー127と、オスルアー127と同軸の雌ネジ128とが設けられている。オスルアー127の外周面は、先端に近づくにしたがって(即ち、台座121から離れるにしたがって)外径が小さくなるオステーパ面(円錐面)である。
キャップ130は、円板形状を有する天板131と、天板131の外周端縁から下方に向かって延びた円筒形状を有する周囲壁135とを備える。天板131の中央には円形の開口(貫通孔)132が形成されている。周囲壁135には、一対の係合孔136が形成されている。係合孔136は、周囲壁135を半径方向に貫通する貫通孔である。
図7Bに示されているように、台座121の上端にセプタム110を載置し、セプタム110に上方からキャップ130をかぶせる。台座121に形成された係合爪122がキャップ130に形成された係合穴136内に嵌入することによって、キャップ130が係合爪122に係合される。かくして、キャップ130は基台120に固定される(図7A参照)。セプタム110は、台座121の上端とキャップ130の天板131とによりその厚さ方向(即ち、上下方向)に挟持される。セプタム110のスリット111は、天板131に形成された開口132内に露出する。基台120に形成された環状突起123は、キャップ130の周囲壁135に対して下側に隣接する。環状突起123の頂面は、周囲壁135の外周面と略同一の円筒面を構成する。
スリット111が形成されたセプタム110を備えた第1メスコネクタ100は、一般にニードルレスポートと呼ばれる。セプタム110は、リシール性を有する自閉式の弁として機能する。
3.2.オスルアー組立体と第1メスコネクタとの接続
オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100との接続は以下のようにして行うことができる。
最初に、図8に示すように、オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100とを対向させる。図示していないが、第1メスコネクタ100のオスルアー127(図7B参照)には、柔軟なチューブが直接的に又は何らかの部材を介して間接的に接続されている。
図8の状態から、オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100とを接近させる。キャップ130の天板131の外側の端縁130a(図7A、図7B参照)が、アダプタ1の爪22の摺動面22a(図1C参照)に当接する。端縁130aは、摺動面22a上を摺動しながら、爪22がオスルアー42から離れるようにロックレバー20を弾性的に変位させる。続いて、爪22は、キャップ130の周囲壁135上を摺動する。
これと並行して、オスルアー42の先端が、キャップ130の開口132(図7A、図7B参照)内に露出したセプタム110に当接し、続いてセプタム110を変形させてスリット111内に進入する。
ロックレバー20の爪22は、キャップ130の周囲壁135に続いて環状突起123上を摺動する。そして、爪22が環状突起123を通過し終えると、爪22は環状溝124に嵌入し、アダプタ1の連結部19が弾性回復し、爪22と環状突起123とが係合する。ロックレバー20は、図6A及び図6Bに示した初期状態とほぼ同じ位置に復帰する。
かくして、図9A及び図9Bに示すように、オスルアー組立体6を第1メスコネクタ100にレバーロック接続することができる。爪22と環状突起123とが係合した状態(ロック状態)では、オスルアー本体40と第1メスコネクタ100との間に意図しない引っ張り力が作用しても、両者が分離されることはない。
図9Bに示されているように、オスルアー42がセプタム110のスリット111(図7A、図7B参照)を貫通し、これによりセプタム110は台座121の内腔125に向かって変形している。オスルアー本体40の流路41と台座121の内腔125とが連通する。この状態で、チューブ49から、オスルアー本体40の流路41、台座121の内腔125、オスルアー127へ、またはこの逆に、液体を流すことができる。
爪22が傾斜した摺動面22a(図1A〜図1C参照)を備えるので、作業者は、操作部27に手を触れることなく、単にオスルアー組立体6を第1メスコネクタ100に向かって押し付けるだけで、図9A及び図9Bに示すレバーロック接続を完成させることができる。
従来のレバーロック接続に適合したオスコネクタは、メスコネクタが収納されるフードを備えていた(特許文献2参照)。フードは、メスコネクタをオスコネクタに対して水平方向に位置決めする機能を有している。これに対して、本実施形態のアダプタ1は、フードに相当する部材を有しない。フードを有しないことにより、オスルアー本体40に対してアダプタ1を中心軸1aに直交する方向(X軸方向)に沿って着脱することが可能になり、且つ、アダプタ1を樹脂成形するための金型構造を簡単化することが可能になる。ところが、単にフードを省略しただけでは、第1メスコネクタ100に係合した爪22が、第1メスコネクタ100に対して水平方向(特にX軸方向)に位置ズレする可能性がある。アダプタ1の係止部21から突出した突起23がこれを抑える。その理由は、以下のとおりである。
図9Cは、図9Bの環状突起123を通る9C−9C線を含む水平面での断面斜視図である。係止部21に設けられた突起23が、第1メスコネクタ100の環状突起123及び周囲壁135の両外周面に水平方向に当接している。2つの突起23は、中心軸1aと2つの爪22が移動する方向(Y軸方向)とを含む面(即ち、中心軸1aを含むYZ面と平行な面。これは、図1Bの断面に一致する。)から外れた位置に設けられており、且つ、当該面に対して互いに反対側に位置している。このため、爪22が第1メスコネクタ100に対してX軸方向及びY軸方向に移動することは困難である。その結果、アダプタ1はフードを備えていないにも関わらず、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体6(更には、オスルアー本体40)の傾きが抑えられ、オスルアー42と第1メスコネクタ100との接続状態を安定的に維持することができる。
2つの突起23は、中心軸1aと2つの爪22が移動する方向(Y軸方向)とを含む面(中心軸1aを含むYZ面と平行な面)に沿って設けられていてもよい。但し、本実施形態のように、2つの突起23を、当該面に対して互いに反対側に、当該面から離れた位置に配置することは、第1メスコネクタ100に対する爪22のX軸方向に沿った位置ズレを効果的に抑えるのに有利である。
突起23は、第1メスコネクタ100の環状突起123及び周囲壁135の両方に当接する必要はなく、いずれか一方のみに当接してもよい。突起23が、第1メスコネクタ100の外周面のどこに当接するかは任意である。突起23は、上下方向においてなるべく低い位置(爪22に近い位置)で第1メスコネクタ100に当接することが、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体6の傾きを小さくする観点から好ましい。突起23は、上下方向に延びたリブ状である必要はなく、例えば点状の突起であってもよい。本実施形態のように突起23がリブ状であることは、係止部21の曲げ強度を向上させるのに有利である。
オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100との分離は、概略、上記とは逆の手順で行うことができる。
即ち、図9A及び図9Bの状態において、操作部27の外側面に力を印加して、爪22がオスルアー42から離れるように一対のロックレバー20を変位させ、爪22と環状突起123との係合を解除する。続いて、ロックレバー20を変位させた状態でオスルアー組立体6と第1メスコネクタ100とを、互いに離れる向きに引っ張ると、オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100とを分離させることができる(図8参照)。セプタム110は、オスルアー42が抜き去られると直ちに弾性回復し、スリット111は閉じられる。操作部27への力を解除すれば、ロックレバー20は初期状態に弾性的に復帰する。
嵌合部10の拡径部13は、オスルアー本体40のフランジ部43と嵌合して、オスルアー本体40がアダプタ1に対して、オスルアー本体40の長手方向に沿って移動するのを防止する「移動防止機構」として機能する。このため、オスルアー組立体6と第1メスコネクタ100との接続及び分離は、オスルアー本体40に手を触れることなく、アダプタ1又はロックナット50を把持して行うことができる。従って、接続及び分離の作業性が良好である。また、オスルアー組立体6を第1メスコネクタ100にレバーロック接続した状態では、爪22が第1メスコネクタ100に係合している限り、オスルアー42が第1メスコネクタ100から抜け出ることはない。従って、接続状態を安定的に維持することができる。
以上のように、オスルアー本体40にアダプタ1を装着することにより、オスルアー本体40のオスルアー42を、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100に、ロック状態でレバーロック接続することができる。
4.ネジロック接続
オスルアー組立体6(図6A、図6B参照)からアダプタ1を取り外すと、オスルアー42をメスコネクタに対してネジロック接続をすることが可能になる。以下にこれを説明する。
4.1.オスルアー組立体からアダプタの取り外し
オスルアー組立体6(図6A、図6B参照)からのアダプタ1の取り外しは以下のようにして行う。
最初に、ロックナット50を回転させて、リブ18と雌ネジ58との螺合を緩める。そして、図5A及び図5Bのように、ロックナット50をアダプタ1及びオスルアー本体40から分離し、チューブ49上に移動させる。
次いで、アダプタ1をオスルアー本体40から分離する。即ち、オスルアー本体40の長手方向に直交する方向(X軸方向)に沿って、オスルアー本体40に対してアダプタ1を後方に移動させる。図2のように、オスルアー本体40は、切り欠き15を通って嵌合部10から抜け出る。
次いで、ロックナット50を下降させ、ロックナット50の雌ネジ58側の開口(下方を向いた開口)に、オスルアー本体40の接続部48及び筒状部45を挿入する。オスルアー本体40の外周面から突出した凸部46(図3A、図3B参照)が、ロックナット50の内周面から突出した位置規制突起57(図4B〜図4D参照)に衝突するかも知れない。この場合には、ロックナット50をオスルアー本体40に対してわずかに回転させて、オスルアー本体40の凸部46の周方向の位置とロックナット50の案内路56の周方向の位置とを一致させる。そして、案内路56に凸部56を通過させる。
かくして、図10A及び図10Bに示す、ネジロック接続に適合したオスコネクタ60が得られる。
図10Bに示されているように、オスルアー本体40のフランジ部43と凸部46との間に、ロックナット50の位置規制突起57が位置している。位置規制突起57がフランジ部43及び凸部46に衝突するので、ロックナット50はオスルアー本体40に対して下側(オスルアー42側)及び上側(接続部48側)へ移動するのが制限される。但し、ロックナット50は、オスルアー本体40の周りを自由に回転することができる。
4.2.第2メスコネクタ
ネジロック接続に適合したメスコネクタ(以下、「第2メスコネクタ」という)を説明する。
図11Aは第2メスコネクタ150の斜視図、図11Bはその断面図である。
第2メスコネクタ150は、その長手方向に沿った貫通孔(流路)151が形成された、全体として略筒形状を有する。第2メスコネクタ150の上端近傍の貫通孔151の内周面は、上端に近づくにしたがって内径が大きくなるメステーパ面(例えば6%テーパ面)152である。メステーパ面152は、オスルアー42のオステーパ面42a(図3A参照)と合致する径及びテーパ角度を有する。第2メスコネクタ150の下端近傍の貫通孔151の内周面は、内径が長手方向において一定である円筒面153である。
第2メスコネクタ150の上端近傍の外周面には、螺合突起として、螺旋状の雄ネジ158が設けられている。雄ネジ158に代えて、アダプタ1の嵌合部10に設けられたリブ18(図1A参照)と同様の周方向に沿って延びた突起が設けられていてもよい。第2メスコネクタ150の外周面から、半径方向に沿って一対のウイング155が突出している。ウイング155は、第2メスコネクタ150を把持するのを容易にする。
第2メスコネクタ150は、硬質の材料からなることが好ましい。具体的には、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いうる。第2メスコネクタ150は、これらの樹脂材料を用いて射出成形法等により一部品として一体的に製造することができる。
4.3.オスコネクタと第2メスコネクタとの接続
オスコネクタ60と第2メスコネクタ150との接続は以下のようにして行うことができる。
最初に、図12に示すように、オスコネクタ60と第2メスコネクタ150と対向させる。図示していないが、第2メスコネクタ150の円筒面153(図11B参照)に柔軟なチューブが挿入され接続されている。
この状態から、オスルアー42を第2メスコネクタ150に挿入する。そして、ロックナット50を回転させてロックナット50の雌ネジ58と第2メスコネクタ150の雄ネジ158とを螺合させる。
かくして、図13A及び図13Bに示すように、オスコネクタ60を第2メスコネクタ150にネジロック接続することができる。
図13Bに示されているように、オスルアー42のオステーパ面42aと第2メスコネクタ150のメステーパ面152とは、径及びテーパ角度が同じテーパ面である。従って、オステーパ面42aとメステーパ面152とは液密に密着する。オスルアー本体40の流路41と第2メスコネクタ150の流路151とが連通される。
ロックナット50の雌ネジ58と第2メスコネクタ150の雄ネジ158とが螺合する。また、ロックナット50の位置規制突起57とオスルアー本体40のフランジ部43とが係合する。このため、雌ネジ58と雄ネジ158とが螺合した状態(ロック状態)では、オスルアー本体40と第2メスコネクタ150との間に意図しない引っ張り力が作用しても、両者が分離されることはない。
オスコネクタ60と第2メスコネクタ150との分離は、上記とは逆の手順で行うことができる。
以上のように、オスルアー本体40からアダプタ1を取り外すことにより、オスルアー本体40のオスルアー42を、ネジロック接続に適合した第2メスコネクタ150に、ロック状態でネジロック接続することができる。
5.作用
上述したように、アダプタ1は、オスルアー本体40に対して着脱可能に装着することができる。アダプタ1は、レバーロック接続に適合したロックレバー20を備えている。
オスルアー本体40にアダプタ1を装着した状態(図6A、図6B参照)では、オスルアー本体40のオスルアー42を、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100(図7A、図7B参照)に、レバーロック接続することができる(図9A、図9B参照)。
アダプタ1をオスルアー本体40から取り外した状態(図10A、図10B参照)では、オスルアー本体40のオスルアー42を、ネジロック接続に適合した第2メスコネクタ150(図11A、図11B参照)に、ネジロック接続することができる(図13A、図13B参照)。
従って、本発明によれば、オスルアー42を、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100及びネジロック接続に適合した第2メスコネクタ150のいずれにもロック状態で接続することが可能になる。
オスコネクタ60(図10A、図10B参照)は、従来から使用されているネジロック接続に適合したオスコネクタであってもよい。この場合、新たにアダプタ1を製造するだけで、上記の効果を得ることができる。アダプタ1は、構造が簡単であるので、樹脂成形用金型の構造を単純化することができる。このため、アダプタ1は、製造が容易であり、低コストである。
オスコネクタ60のロックナット50は、レバーロック接続をする場合にはアダプタ1をオスルアー本体40にしっかりと固定するために用いることができ、また、ネジロック接続をする場合には第2メスコネクタ150の雄ネジ158と螺合するために用いることができる。
本発明のアダプタ1は、単独で流通しうるが、例えば図6A及び図6Bに示すオスルアー組立体6の状態で病院等の医療機関に納品することができる。医療機関では、接続しようとするメスコネクタのロック方式に応じてアダプタ1の要否を判断する。即ち、メスコネクタがレバーロック接続に適合したものである場合には、アダプタ1が装着されたオスルアー組立体6の状態でメスコネクタにレバーロック接続し、メスコネクタがネジロック接続に適合したものである場合には、アダプタ1を取り外してオスコネクタ60(図10A、図10B参照)の状態でメスコネクタにネジロック接続する。このため、ネジロック接続用メスコネクタとレバーロック接続用メスコネクタとが混在して使用された液体搬送回路を構成する場合であっても、オスコネクタとしてはオスルアー組立体6のみを準備しておけば足りる。従って、医療機関が在庫として保管しておくべきコネクタの種類数を少なくすることができる。
アダプタ1は、オスルアー本体40に対して、オスルアー本体40の長手方向に直交する方向に沿って着脱することができる。従って、オスルアー本体40にチューブ49が接続されていても、オスルアー本体40に対してアダプタ1を着脱することが可能である。チューブ49が接続された状態で、レバーロック接続に対応したオスルアー組立体6(図6A、図6B参照)からネジロック接続に対応したオスコネクタ60(図10A、図10B参照)への変更、及び、その逆の変更を行うことができる。このため、液体搬送回路を迅速に構成することができる。
(実施形態2)
以下に、本発明の実施形態2を説明する。以下の説明において引用する図面において、実施形態1で引用した図面に示された部材に対応する部材には、実施形態1の図面と同じ符号が付してある。そのような部材については、本実施形態では重複する説明が省略されており、実施形態1の説明を適宜参酌すべきである。以下、本実施形態2を、実施形態1との相違点を中心に説明する。
図14Aは、本発明の実施形態2に係るアダプタ2の正面上方から見た斜視図である。図14Bは、アダプタ2の断面斜視図である。図14Bの断面は、アダプタ2の中心軸2aを含む。図14Cは、アダプタ2の背面下方から見た斜視図、図14Dは、アダプタ2の上面図、図14Eは、アダプタ2の下面図である。実施形態1と同様に、説明の便宜のため、中心軸2aと平行な軸をZ軸とするXYZ直交座標系を設定する。
実施形態1のアダプタ1と同様に、本実施形態2のアダプタ2は、嵌合部10と、一対のロックレバー20と、嵌合部10と一対のロックレバー20とを繋ぐ連結部19とを備える。
実施形態1では、ロックレバー20の係止部21にリブ状の突起23が設けられていた(図1A、図1C参照)。これに対して、本実施形態2では、突起23は省略されている。その代わりに、突起223a,223bが連結部19に設けられている。突起223a,223bは、いずれも略逆「M」字形状を有するフレーム状の部材であって、連結部19から下方に向かって突出している。突起223aは、連結部19の前側の端縁に設けられており、突起223bは、連結部19の後ろ側の端縁に設けられている。従って、2つの突起223a,223bは、中心軸2aと係止部21に設けられた爪222が移動する方向(Y軸方向)とを含む面(中心軸2aを含むYZ面と平行な面)から外れた位置に設けられており、且つ、当該面に対して互いに反対側に位置している。図14Eに示されているように、突起223aと突起223bとは中心軸2aを挟んでX軸方向に対向し、突起223a及び突起223bの相手方に対向する側の面(内側面)は、中心軸2aと同軸の共通する円筒面にほぼ沿っている。本実施形態2では、突起223aは、突起223bよりわずかに大きい。
実施形態1では、ロックレバー20に設けられた爪22は、係止部21の全幅にわたって前後方向(X軸方向)に沿って延びていた(図1A、図1C参照)。これに対して、本実施形態2では、爪222は、爪22と同様に前後方向に沿って真っ直ぐに延びたストレート部222cと、中心軸2aと同心の円弧に沿って水平面内で湾曲した湾曲部222dとを備えている。図14Eに示されているように、対向する2つの爪222のうちの一方の爪222(図14Eにおいて左側の爪222)では、中心軸2aを含むYZ面と平行な面に対して前側にストレート部222cが配置され、後ろ側に湾曲部222dが配置されている。他方の爪222(図14Eにおいて右側の爪222)では、中心軸2aを含むYZ面と平行な面に対して前側に湾曲部222dが配置され、後ろ側にストレート部222cが配置されている。即ち、2つの湾曲部222dは、中心軸2aと爪222が移動する方向(Y軸方向)とを含む面(中心軸2aを含むYZ面と平行な面)から外れた位置に設けられており、且つ、当該面に対して互いに反対側に位置している。2つの爪222は中心軸2aに対して対称である。爪222は、実施形態1の爪22と同様に、傾斜した摺動面22aと水平方向にほぼ沿った係合面22bを備える。摺動面22a及び係合面22bは、ストレート部222c及び湾曲部222dの両方にわたって連続的に設けられている。
実施形態1では、連結部19は、嵌合部10の第1面11と上下方向の位置がほぼ同じになるように設けられていた(図1A、図1B参照)。これに対して、本実施形態2では、連結部19は、嵌合部10の拡径部13と上下方向の位置がほぼ同じになるように設けられている。即ち、連結部19の上下方向の長さのほぼ中央位置に、連結部19が設けられている。このため、連結部19に対する嵌合部10の上方への突出量と下方への突出量とがほぼ同じである。これにより、切り欠き15のY軸方向の開口幅が拡大または縮小するようなアダプタ2の変形を、嵌合部10の連結部19よりも上側の部分と連結部19よりも下側の部分とがバランスよく抑える。従って、本実施形態2では、切り欠き15が設けられたことによるアダプタ2の機械的強度の低下を、限られた上下方向長さを有する嵌合部10が効果的に抑えることができる。切り欠き15のY軸方向の開口幅が拡大または縮小するようにアダプタ2が変形するとき、連結部19のY軸方向の両端が嵌合部10に対して上下方向に変位するように連結部19が湾曲変形するのを、本実施形態2では低減することが可能である。連結部19に対する嵌合部10の上方への突出量が小さくなっているので、本実施形態2では、一対のリブ18は、嵌合部10の上端に沿って設けられている。
本実施形態2のアダプタ2は、上記を除いて実施形態1のアダプタ1と実質的に同じである。
アダプタ2は、実施形態1のアダプタ1と同様に、例えばYZ面と平行な面に沿って分割された金型を用いて樹脂成形することができる。X軸方向に沿って見たときに突起223a、突起223b、及び嵌合部10が互いに重なり合わないように、これらの寸法が設定されている。また、爪222は、湾曲部222dに対して前側又は後ろ側にX軸に平行なストレート部222cを備える。これらは、金型構造を簡単化するのに有利であり、アダプタ2の成形コストを低減することができる。
アダプタ2は、実施形態1のアダプタ1と同様に、オスルアー本体40(図3A、図3B参照)に装着することができる。更に、ロックナット50(図4A〜図4D参照)の雌ネジ58を嵌合部10のリブ18に螺合させることができる。図15に、アダプタ2を用いた本実施形態2に係るオスルアー組立体7を示す。
図15に示すように、オスルアー組立体7は、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100(図7A、図7B参照)に対してレバーロック接続をすることができる。図16A〜図16Cは、オスルアー組立体7と第1メスコネクタ100とをレバーロック接続した状態を異なる方向から見た斜視図、図16Dはその断面図である。
図16B〜図16Dに示されているように、爪222が環状突起123に係合している(ロック状態)。このため、オスルアー本体40と第1メスコネクタ100との間に意図しない引っ張り力が作用しても、両者が分離されることはない。
上述したように、実施形態1では、係止部21から突出した突起23が、爪22が第1メスコネクタ100に対して水平方向(特にX軸方向)に位置ズレするのを抑える機能を有していた。本実施形態2は、突起223a,223bがこの機能を有している。これを以下に説明する。
図16Bに示されているように、前側の突起223aが、第1メスコネクタ100の周囲壁135の外周面に当接している。また、図16Cに示されているように、後ろ側の突起223bも、第1メスコネクタ100の周囲壁135の外周面に当接している。即ち、2つの突起223a,223bは、周囲壁135を前後方向に挟むように配置されている。このため、爪222が環状突起123に係合した状態で、爪222がメスコネクタ100に対してX軸方向に移動することは困難である。その結果、アダプタ2は従来のレバーロック接続に適合したオスコネクタが備えていたフード(特許文献2参照)を備えていないにも関わらず、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体7(更には、オスルアー本体40)の傾きが抑えられ、オスルアー42と第1メスコネクタ100との接続状態を安定的に維持することができる。
実施形態1の突起23は係止部21に設けられていた。このため、図9Cにおいて、第1メスコネクタ100に対して係止部21(即ち、爪22)がX軸方向に移動すると、突起23が第1メスコネクタ100の外周面を周方向に摺動して係止部21が第1メスコネクタ100からY軸方向に離間するように変位する。従って、実施形態1では、第1メスコネクタ100に対してオスルアー組立体6の傾きが大きくなると、第1メスコネクタ100に対する爪22の係合が解除されてしまうという事態が起こりうる。
これに対して、本実施形態2では、突起223a,223bは、係止部21ではなく、連結部19に設けられている。このため、第1メスコネクタ100に対してオスルアー組立体7が傾いたとしても、第1メスコネクタ100に対する爪222の係合が解除されてしまうという事態は起こらない。このため、本実施形態2は、実施形態1に比べて、レバーロック接続の信頼性が向上している。
本実施形態2では、略逆「M」字形状を有する突起223a,223bの上下方向に延びた2本の棒状部分及び2本の棒状部分の下端を繋ぐ略三角形状部分が、第1メスコネクタ100の外周面に当接したが、本発明はこれに限定されない。爪222のX軸方向に沿った位置ズレ(即ち、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体7の傾き)を小さくするためには、突起223a,223bは、上下方向においてなるべく低い位置で第1メスコネクタ100の外周面に当接することが好ましい。この観点からは、突起223a,223bのうち、略三角形状部分、及び/又は、2本の棒状部分の下端部分、のみが第1メスコネクタ100に当接してもよい。また、突起223a,223bの連結部19からの下方への突出長さを長くして、突起223a,223bが、周囲壁135に加えて、またはこれに代えて、環状突起123、及び/又は、環状突起123よりも下側の基台120の外周面、に当接してもよい。
突起223a,223bは、第1メスコネクタ100の外周面に当接すればよく、その形状は本実施形態に限定されない。例えば、略「U」字形状の突起であってもよい。あるいは、上下方向に延びた単なる棒状の突起であってもよい。アダプタ2に設けられる突起の数も、突起の形状等を考慮して適宜変更しうる。突起は、中心軸2aを含みYZ面と平行な面に対して、X軸方向に離れた位置で、第1メスコネクタ100の外周面に当接するように配置される。
爪222の湾曲部222dの作用を説明する。
湾曲部222dは、爪222の頂部(中心軸2aに最も近い先端部分)及びこれより下の摺動面22aに設けられている。湾曲部222dは、上述したように、中心軸2aと同心の円弧に沿って水平面内で湾曲している。
第1に、湾曲部222dは、第1メスコネクタ100にオスルアー組立体7を接続する過程で、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体7の水平方向の位置ズレを修正する(即ち、センタリング又は軸合わせをする)。図15に示した状態から第1メスコネクタ100にオスルアー組立体7を接近させると、キャップ130の天板131の外側の端縁130aが、爪222の摺動面22a(図14A参照)に当接する。このとき、対向する2つの湾曲部222dがキャップ130の円形の端縁130aに沿うように、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体7の水平方向位置が修正される。このため、オスルアー42の先端を、キャップ130の開口132内に露出したセプタム110に正確に当接させることができる。従って、湾曲部222dは、オスルアー組立体7を第1メスコネクタ100にレバーロック接続する際の接続作業性の向上に有利である。
第2に、湾曲部222dは、レバーロック接続をしたときに、爪222が第1メスコネクタ100に対して水平方向(特にX軸方向)に位置ズレするのを抑える。図16B及び図16Cから理解できるように、爪222が環状突起123に係合した状態において、湾曲部222dは、環状溝124や、環状溝124より下の基台120の外周面に沿うように配置される。対向する2つの湾曲部222dが基台120を水平方向に把持する。2つの湾曲部222dが対向する方向は、2つの係止部21が対向する方向(Y軸方向)に対して傾斜している。このため、湾曲部222dは、実施形態1の突起23と同様に、爪222が第1メスコネクタ100に対してX軸方向に移動するのを困難にする。この結果、第1メスコネクタ100に対するオスルアー組立体7(更には、オスルアー本体40)の傾きが抑えられ、オスルアー42と第1メスコネクタ100との接続状態を安定的に維持することができる。
本実施形態2では、爪222が、円弧状に湾曲した湾曲部222dを備えていたが、湾曲部222dによる上記の作用は、爪222が、第1メスコネクタ100に対して中心軸2aを含むYZ面と平行な面から外れた位置で第1メスコネクタ100の外周面に当接することができるように構成された当接部を備えていれば同様に奏される。例えば、湾曲部222dの周方向の先端(ストレート部222cから周方向に最も遠い端部)に、中心軸2a方向に向かって突出した当接部を設けてもよい。この場合、対向する2つのストレート部222cと対向する2つの当接部との合計4箇所で第1メスコネクタ100を水平方向に位置決めすることができる。
実施形態1で説明したのと同様に、アダプタ2をオスルアー本体40に装着することにより(図15参照)、オスルアー本体40のオスルアー42を、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100に、ロック状態でレバーロック接続することができる(図16A〜図16D参照)。
オスルアー組立体7(図15参照)からアダプタ2を取り外すと(図10A、図10B参照)、オスルアー本体40のオスルアー42を、ネジロック接続に適合した第2メスコネクタ150(図11A、図11B参照)に、ネジロック接続することができる(図13A、図13B参照)。
従って、本実施形態2においても、オスルアー42を、レバーロック接続に適合した第1メスコネクタ100及びネジロック接続に適合した第2メスコネクタ150のいずれにもロック状態で接続することができる。
実施形態1の説明は、上述した本実施形態2と相違する点を除いて、本実施形態2にも適用される。
上記の実施形態1,2は一例に過ぎない。本発明は、上記の実施形態1,2に限定されず、適宜変更することができる。
アダプタ1,2の嵌合部10の内周面は、オスルアー本体40に嵌合するように構成される。オスルアー本体40の外周面の形状は、上記の実施形態と異なっていてもよく、その場合には、嵌合部10の内周面はそれに応じて適宜変更してよい。
アダプタ1,2は、ロックナット50が螺合する螺合突起(リブ18)を備えていなくてもよい。この場合、アダプタ1,2をオスルアー本体40に装着した時、ロックナット50は嵌合部10の切り欠き15を覆うように嵌合部10に外挿されうる。あるいは、ロックナット50を嵌合部10から分離した状態(図5A、図5B)で、オスルアー42を第1メスコネクタ100にレバーロック接続してもよい。
上記の実施形態1,2では、アダプタ1,2は、嵌合部10に対して対称に配置された2つのロックレバー20を備えていた。しかしながら、アダプタが、ただ1つのロックレバー20のみを備えていてもよい。
アダプタ1,2の爪22,222の形状は任意に変更しうる。例えば、実施形態1の爪22に、第1メスコネクタ100の外周面を構成する円筒面に沿うように、実施形態2の湾曲部222dと同様の円弧状の凹みが設けられていてもよい。実施形態2の爪222が、湾曲部222dがストレート部222cに置き換えられた、実施形態1の爪22と実質的に同じ形状を有していてもよい。爪22,222は、上記の実施形態で示した形状以外の任意の形状を有しうる。
上記の実施形態では、爪22,222は第1メスコネクタ100の環状突起123に係合したが、爪22,222が係合する第1メスコネクタ100の部分(係合構造)は、第1メスコネクタ100の構成に応じて適宜変更してよい。例えば、第1メスコネクタ100に環状突起123が設けられていない場合には、爪22,222はキャップ130の周囲壁135の下端に係合してもよい。あるいは、キャップ130の周囲壁135に凹部を設け、当該凹部に爪22,222が係合してもよい。第1メスコネクタ100に係合する部分に応じて、爪22,222を含むロックレバー20の構成を適宜変更してよい。
実施形態1において、係止部21に設けられた突起23を省略してもよい。実施形態2において、連結部19に設けられた突起223a,223bを省略してもよい。
連結部19の前後方向(X軸方向)の幅は、嵌合部10の外径とほぼ同じであってもよく、あるいはこれより小さくてもよい。連結部19の幅によっては、嵌合部10に対して前側に位置する連結部19の部分に切り欠き15を設ける必要はない。
レバーロック接続に適合したメスコネクタは、図7A及び図7Bに示した第1メスコネクタ100に限定されず、例えば特許文献2に記載されたメスコネクタなど、レバーロック接続に適合した任意のメスコネクタであってもよい。メスコネクタの構成に応じて、オスルアー組立体6,7を構成する各部材の構成を適宜変更しうる。
図17は、レバーロック接続に適合した別の第1メスコネクタ100’に、実施形態2で説明したオスルアー組立体7を接続する直前の状態を示した斜視図である。この第1メスコネクタ100’は、液体が流れる流路の途中に設けられる、いわゆる混注ポート(例えば特許文献3参照)である。第1メスコネクタ100’の構成は、上記の第1メスコネクタ100(図7A、図7B参照)と概略同じである。図17において、第1メスコネクタ100を構成する各部材に対応する部材には、図7A及び図7Bと同じ符号が付してある。第1メスコネクタ100には、内腔125と連通したオスルアー127が、第1メスコネクタ100の下面に設けられていたが(図7B参照)、第1メスコネクタ100’では、オスルアー127は設けられておらず、その代わりに2本の側管129が設けられている。側管129に柔軟なチューブ(図示せず)が接続される。液体が、一方の側管129を通って第1メスコネクタ100’に流入し、他方の側管129を通って流出する。セプタム110にオスルアー42を挿入し、オスルアー42を介して液体内に薬液等を混入させることができる。第1メスコネクタ100には、周方向に連続した環状突起123が設けられていたが、図17の第1メスコネクタ100’には、周方向に不連続な円弧状の突起123’が設けられている。この突起123’に爪222が係合する。図18は、オスルアー組立体7を第1メスコネクタ100’にレバーロック接続した状態を示した斜視図である。突起223aが略逆「M」字形状を有するので、突起223aの先端が側管129に干渉することなく、突起223aをより低い位置で第1メスコネクタ100’の外周面(例えば突起123’)に当接させることができる。図示されていないが、後ろ側の突起223b(図14C参照)も側管129に干渉していない。詳細な説明は省略するが、実施形態1のオスルアー組立体6も、図17に示した第1メスコネクタ100’にレバーロック接続することができる。
ネジロック接続に適合したメスコネクタも、図11A及び図11Bに示した第2メスコネクタ150に限定されず、ネジロック接続に適合した任意のメスコネクタであってもよい。メスコネクタの構成に応じて、オスコネクタ60を構成する各部材の構成を適宜変更しうる。
本発明は、医療、食品、化学等の分野において、液体を搬送するための回路(ライン)に用いられる接続具に利用することができる。特に医療用に用いられる接続具として好ましく利用することができる。
1,2 アダプタ
1a,2a アダプタの中心軸
6,7 オスルアー組立体
10 嵌合部
11a 第1面の端縁(離脱防止機構)
12a 第2面の端縁(離脱防止機構)
13 拡径部(移動防止機構)
15 切り欠き
17 嵌合部の外周面
18 リブ(螺合突起)
19 連結部
20 ロックレバー
21 係止部
22,222 爪
222d 湾曲部(当接部)
23,223a,223b 突起
27 操作部
40 オスルアー本体
42 オスルアー
50 ロックナット
58 雌ネジ

Claims (11)

  1. オスルアーを備えたオスルアー本体に対して着脱可能に装着することができるアダプタであって、
    前記オスルアー本体に前記オスルアーを突出させて嵌合することができるように構成された嵌合部と、ロックレバーと、前記嵌合部と前記ロックレバーとを繋ぐ連結部とを備え、
    前記ロックレバーは、前記連結部に対して前記オスルアーと同じ側に配された係止部と、前記連結部に対して前記係止部とは反対側に配された操作部と、前記オスルアーに向かって突出するように前記係止部に設けられた爪とを備え、
    前記操作部の外側面を押すと前記爪が前記オスルアーから離れるように、前記ロックレバーは弾性的に変位可能であり、
    前記オスルアー本体の長手方向に直交する方向に沿って前記オスルアー本体に前記アダプタを着脱することができるように、前記嵌合部に切り欠きが設けられていることを特徴とするアダプタ。
  2. 前記アダプタを前記オスルアー本体に装着したとき、前記オスルアー本体が前記アダプタに対して、前記オスルアー本体の長手方向に沿って移動するのを防止する移動防止機構が、前記嵌合部に設けられている請求項1に記載のアダプタ。
  3. 前記嵌合部は、前記連結部に対して前記操作部と同じ側に突出している請求項1又は2に記載のアダプタ。
  4. 前記嵌合部は円筒面形状の外周面を有し、前記外周面に雄ネジとして機能しうる螺合突起が設けられている請求項3に記載のアダプタ。
  5. 前記嵌合部に嵌合した前記オスルアー本体が、前記オスルアー本体の長手方向に直交する方向に沿って、前記切り欠きを通って前記嵌合部から抜け出るのを防止する離脱防止機構が、前記嵌合部に設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のアダプタ。
  6. 前記爪をメスコネクタに係合させたときに前記メスコネクタの外周面に当接するように構成された突起を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載のアダプタ。
  7. 前記突起は、前記係止部に設けられている請求項6に記載のアダプタ。
  8. 前記突起は、前記連結部に設けられている請求項6に記載のアダプタ。
  9. 前記ロックレバーが変位したときに前記爪が移動する方向を第1方向としたとき、前記突起は、前記アダプタの中心軸と前記第1方向とを含む面から外れた位置に設けられている請求項6〜8のいずれか一項に記載のアダプタ。
  10. 前記ロックレバーが変位したときに前記爪が移動する方向を第1方向としたとき、前記爪は、前記アダプタの中心軸と前記第1方向とを含む面から外れた位置で、前記爪が係合されたメスコネクタの外周面に当接するように構成された当接部を備える請求項1〜9のいずれか一項に記載のアダプタ。
  11. 前記オスルアー本体と、前記オスルアー本体に装着された請求項1〜10のいずれか一項に記載のアダプタと、前記オスルアー本体によって貫通され且つ前記オスルアー本体の周りに回転可能なロックナットとを備えたオスルアー組立体であって、
    前記ロックナットには、雌ネジが設けられており、
    前記ロックナットの前記雌ネジは、前記嵌合部の外周面に設けられた螺合突起に螺合されているオスルアー組立体。
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