JP2017108520A - 非接触送電装置及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置により撮像された画像を用いて異物検知を行なう非接触送電装置及び車両であって、異物を誤検知する可能性が高いことを高精度で判定することができる非接触送電装置及び車両を提供する。
【解決手段】制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の画素のうち、車両100が撮像装置220の撮像領域に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。また、制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、非接触送電装置及び車両に関し、特に、非接触送電装置と車両との間の異物を検知することができる非接触送電装置及び車両に関する。
送電装置から受電装置に非接触で電力伝送を行う非接触電力伝送システムが知られている(特許文献1〜6参照)。特開2013−192411号公報(特許文献1)は、送電装置と受電装置との間の空間を撮像するためのカメラを備える非接触電力伝送システムを開示する。この非接触電力伝送システムにおいては、カメラにより撮像された画像を用いて、送電装置と受電装置との間の異物が検知される(特許文献1参照)。
特開2013−192411号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される非接触電力伝送システムのように、カメラ(撮像装置)により撮像された画像を用いて異物を検知する場合、撮像装置に含まれる撮像素子の一部の画素に異常があると異物を誤検知する可能性がある。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、撮像装置により撮像された画像を用いて異物検知を行なう非接触送電装置及び車両であって、異物を誤検知する可能性が高いことを高精度で判定することができる非接触送電装置及び車両を提供することである。
この発明のある局面に従う非接触送電装置は、送電部と、撮像装置と、照明部と、制御装置とを備える。送電部は、車両の受電部に非接触で送電する。撮像装置は、複数の画素を有する撮像素子を含み、受電部を撮像可能である。照明部は、受電部を照射可能であり、且つ、点滅可能である。制御装置は、撮像装置により撮像された画像を用いて送電部と受電部との間の異物を検知する。制御装置は、撮像素子の画素のうち、車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。そして、制御装置は、異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。
この非接触送電装置においては、車両の駐車動作中に車両が撮像装置の撮像範囲に進入すると撮像対象に変化が生じる。したがって、撮像素子が有する画素のうち、車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。また、照明部の点滅中には撮像装置により撮像される画像の明るさが変化する。したがって、撮像素子が有する画素のうち、照明部の点滅中に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。この発明に従う非接触送電装置においては、撮像素子の画素のうち、車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部の点滅中に出力が変化しない画素が異常画素と判定されるため、異常画素を高精度で判定することができる。
異常画素が所定数以上隣接している場合には、異常画素が密集している領域に異物が存在するにも拘わらず異物を検知できなかったり、異物が存在していないにも拘わらず密集した異常画素自体を異物であると検知してしまう恐れがある。この発明に従う非接触送電装置においては、異常画素が所定数以上隣接している場合に異物の検知を正常に行なうことができないと判定されるため、異物を誤検知する可能性が高いことを高精度で判定することができる。
また、この発明の別の局面に従う車両は、受電部と、撮像装置と、照明部と、制御装置とを備える。受電部は、送電装置の送電部から非接触で受電する。撮像装置は、複数の画素を有する撮像素子を含み、送電部を撮像可能である。照明部は、送電部を照射可能であり、且つ、点滅可能である。制御装置は、撮像装置により撮像された画像を用いて受電部と送電部との間の異物を検知する。制御装置は、撮像素子の画素のうち、駐車動作中に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。そして、制御装置は、異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。
この車両においては、車両の駐車動作中に撮像対象に変化が生じる。したがって、撮像素子が有する画素のうち、車両の駐車動作中に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。また、照明部の点滅中には撮像装置により撮像される画像の明るさが変化する。したがって、撮像素子が有する画素のうち、照明部の点滅中に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。この発明に従う車両においては、撮像素子の画素のうち、車両の駐車動作中に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部の点滅中に出力が変化しない画素が異常画素と判定されるため、異常画素を高精度で判定することができる。
また、この発明に従う車両においては、異常画素が所定数以上隣接している場合に異物の検知を正常に行なうことができないと判定されるため、異物を誤検知する可能性が高いことを高精度で判定することができる。
この発明によれば、撮像装置により撮像された画像を用いて異物検知を行なう非接触送電装置及び車両であって、異物を誤検知する可能性が高いことを高精度で判定することができる非接触送電装置及び車両を提供することができる。
実施の形態1における非接触電力伝送システムの構成図である。 車両の駐車動作中に車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。 照明部の点滅中に出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。 車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合と照明部の点滅中との両方において出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。 車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に撮像素子の仮異常画素を判定するための処理を示すフローチャートである。 照明部の点滅中に撮像素子の仮異常画素を判定するための処理を示すフローチャートである。 撮像素子の異常判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における非接触電力伝送システムの構成図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
(非接触電力伝送システムの構成)
図1は、この実施の形態1に従う車両が適用される非接触電力伝送システムの構成図である。図1を参照して、非接触電力伝送システム1は、車両100と送電装置200とを備える。車両100と送電装置200との間では、非接触で電力伝送が行なわれる。
車両100は、受電部110と、通信部120と、ECU(Electronic Control Unit)130とを含む。車両100においては、送電装置200から非接触で受電された電力が蓄電装置(不図示)に蓄えられる。そして、車両100においては、蓄電装置に蓄えられた電力に基づいて車両100の走行駆動力が生成される。
受電部110は、受電コイル(不図示)を含む。受電コイルは、送電部210(後述)の送電コイルから非接触で受電する。受電部110により受電された電力(交流)は、直流電力に変換され、電圧が所望の電圧に変換された上で蓄電装置(不図示)に蓄えられる。なお、受電コイルにおける導線の巻き数は、Q値(たとえば、Q≧100)及び結合係数κが大きくなるように適宜設計される。
通信部120は、送電装置200の通信部240(後述)と通信可能である。通信部120は、たとえば、車両100と送電装置200との間の非接触電力伝送に必要な各種情報の通信を行なう。通信部120は、たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11等の無線LAN規格に準拠した通信モジュールで構成される。
ECU130は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて車両100の各機器(受電部110、通信部120等)を制御する。
送電装置200は、送電部210と、撮像装置220と、照明部230と、通信部240と、制御装置250とを含む。送電装置200は、系統電源300から受けた交流電力を送電部210を通じて、車両100の受電部110に送電する。
送電部210は、送電コイル(不図示)を含む。送電コイルは、系統電源300の交流電力を基に生成された送電電力の供給を受けることにより磁界を形成し、形成された磁界を通じて受電部110の受電コイル(不図示)に非接触で送電する。なお、送電コイルにおける導線の巻き数は、Q値(たとえば、Q≧100)及び結合係数κが大きくなるように適宜設計される。
撮像装置220は、複数の画素を有する撮像素子(不図示)を含む。撮像装置220は、受電部110を撮像可能であり、受電部110と送電部210との間に異物が存在する場合には異物を撮像可能である。撮像装置220は、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサを含むカメラユニットで構成される。
照明部230は、受電部110を照射可能であり、且つ、点滅可能である。照明部230は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)ライトや電球で構成される。
通信部240は、車両100の通信部120と通信可能である。通信部240は、たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11等の無線LAN規格に準拠した通信モジュールで構成される。
制御装置250は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて送電装置200の各機器(送電部210、撮像装置220、照明部230、通信部240等)を制御する。
制御装置250の機能として、異物検知機能がある。異物検知機能とは、送電部210と受電部110との間の異物を検知する機能である。制御装置250は、撮像装置220により撮像された画像を解析することにより、送電部210と受電部110との間の異物を検知することができる。また、制御装置250の他の機能として、撮像装置220に含まれる撮像素子の異常画素検知機能がある。異常画素検知機能については後程詳しく説明する。
(撮像素子の異常画素検知)
以上のように非接触電力伝送システム1においては、送電部210と受電部110との間の異物は、撮像装置220により撮像された画像に基づいて検知される。しかしながら、撮像装置220に含まれる撮像素子の一部の画素に異常がある場合には、異物が誤検知される可能性がある。たとえば、密集した異常画素に対応する撮像領域に異物が存在しているにも拘わらず異物を検知することができなかったり、異物が存在していないにも拘わらず密集した異常画素に対応する撮像領域に異物を検知してしまう可能性がある。
このような問題を解決するためには、撮像装置220に含まれる撮像素子の異常画素を特定し、異常画素の状況によっては異物検知を正常に行なうことができないと判定する必要がある。
一方、正常画素が異常画素と誤判定されると、本来であれば異物検知を正常に行なうことができるにも拘わらず、異物検知を正常に行なうことができないと判定される可能性がある。したがって、撮像素子の異常画素の特定は高精度で行なわれる必要がある。
車両100の駐車動作中に車両が撮像装置220の撮像範囲に進入すると撮像対象に変化が生じる。したがって、撮像素子が有する画素のうち、車両100が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。また、照明部230の点滅中には撮像装置220により撮像される画像の明るさが変化する。したがって、撮像素子が有する画素のうち、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が高い。よって、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化せず、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素は異常画素である可能性が極めて高い。
この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の画素のうち、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。したがって、送電装置200によれば、撮像素子の異常画素を高精度で特定することができる。
異常画素が非常に少ない場合や異常画素が分散している(密集していない)場合には、異物検知において誤判定が生じる可能性は低い。非接触電力伝送において問題とされる異物はある程度の大きさを有するため、小さい範囲で異常画素が存在していたとしても異物検知への影響は小さいからである。
この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。したがって、この送電装置200によれば、異物を誤検知する可能性が高い場合にのみ異物の検知を正常に行なうことができない(撮像素子異常)と判定することができる。
送電装置200における異常画素の特定手順を図2−4を用いて説明する。図2は、車両100の駐車動作中に車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。ここで、駐車動作とは、たとえば、送電装置200に対する車両100の位置合わせ動作をいう。駐車動作が完了した状態とは、送電装置200の送電部210に対して、車両100の受電部110が対向した状態をいう。
図2を参照して、撮像装置220に含まれる撮像素子は、複数の画素400を含む。この例においては、車両100の駐車動作中に、領域A1(X方向3−8、Y方向3)、及び領域A2(X方向10−14、Y方向10−14)に含まれる画素の出力が変化しない。この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、領域A1,A2に含まれる画素を仮異常画素と判定する。
図3は、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。照明部230は、たとえば、車両100の駐車動作の完了後に点滅する。
図3を参照して、この例においては、照明部230の点滅中に、領域B1(X方向4−5、Y方向2−5)、及び領域B2(X方向10−13、Y方向10−15)に含まれる画素の出力が変化しない。この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、領域B1,B2に含まれる画素を仮異常画素と判定する。
図4は、車両100の駐車動作中に車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合と照明部230の点滅中との両方において出力が変化しない画素が含まれる撮像素子の画素配列の例を示す図である。図4を参照して、領域A1(図2)に含まれ、且つ、領域B1(図3)に含まれる領域は、領域C1(X方向4−5、Y方向3)である。領域A2(図2)に含まれ、且つ、領域B2(図3)に含まれる領域は、領域C2(X方向10−13、Y方向10−14)である。領域C1,C2に含まれる画素は異常画素である可能性が極めて高い。
この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化せず、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定するため、この例では、領域C1,C2に含まれる画素を異常画素と判定する。これにより、送電装置200によれば撮像素子の異常画素を高精度で特定することができる。
また、上述の通り、制御装置250は、異常画素が所定数(たとえば15個)以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。所定数とは、たとえば、非接触電力伝送において問題となる異物を認識可能な最小画素数である。たとえば異常画素が15個以上隣接している場合に異物の検知を正常に行なうことができないと判定されるとすると、制御装置250は、図4の例においては、領域C2において異常画素が20個隣接しているため、異物の検知を正常に行なうことができない(撮像素子異常)と判定する。
仮に領域C2が存在せず、領域C1だけが存在すると、領域C1においては異常画素が2個隣接しているだけであるため、制御装置250は、異物の検知を正常に行なうことができると判定する。したがって、この送電装置200によれば、異物を誤検知する可能性が高い場合にのみ異物の検知を正常に行なうことができないと判定することができる。次に撮像装置220に含まれる撮像素子の異常判定の処理手順について説明する。
(撮像素子の異常判定処理手順)
撮像素子の異常判定処理手順について図5−7を用いて説明する。図5は、車両100の駐車動作中に撮像素子の仮異常画素を判定するための処理を示すフローチャートである。図5を参照して、このフローチャートに示される処理は、車両100が駐車動作を行なっている際に制御装置250により繰り返し実行される。
制御装置250は、撮像装置220の撮像範囲に車両100が進入したか否かを判定する(ステップS100)。具体的には、制御装置250は、撮像装置220が車両100の底面を撮像可能となったか否かを判定する。撮像装置220の撮像範囲に車両100が進入していないと判定されると(ステップS100においてNO)、処理はこのフローチャートから抜ける。
撮像装置220の撮像範囲に車両100が進入したと判定されると(ステップS100においてYES)、制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の各画素の出力が時間的に変化するか否かを監視する(ステップS110)。
車両100の駐車動作中に車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入すると撮像対象に変化が生じる。したがって、撮像素子の画素に異常がなければ、画素の出力は時間的に変化する可能性が高い。そこで、制御装置250は、撮像素子の画素のうち、出力が変化しない画素を仮異常画素と判定する(ステップS120)。
図6は、照明部230の点滅中に撮像素子の仮異常画素を判定するための処理を示すフローチャートである。図6を参照して、このフローチャートに示される処理は、照明部230の点滅中に制御装置250により繰り返し実行される。なお、この実施の形態1においては、照明部230は、たとえば、車両100の駐車動作の完了後に点滅する。また、車両100の駐車動作は、車両100が完全に停止したことをもって完了したとしてもよいし、車両100の速度が所定速度以下となった場合に完了したとしてもよい。
車両100の駐車動作が完了すると、制御装置250は、照明部230が点滅を開始するように照明部230を制御する(ステップS200)。その後、照明部230が点滅している状態で、制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の各画素の出力が時間的に変化するか否かを監視する(ステップS210)。
照明部230の点滅中には撮像装置220により撮像される画像の明るさが変化する。したがって、撮像素子の画素に異常がなければ、画素の出力が時間的に変化する可能性が高い。そこで、制御装置250は、撮像素子の画素のうち、出力が変化しない画素を仮異常画素と判定する(ステップS220)。
図7は、撮像素子の異常判定処理を示すフローチャートである。図7を参照して、このフローチャートに示される処理は、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合の仮異常画素の判定処理において少なくとも1つの画素が仮異常画素と判定された場合において、照明部230点滅中の仮異常画素の判定処理の完了後に制御装置250により繰り返し実行される。
制御装置250は、車両100の駐車動作中に車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に仮異常画素と判定された画素が、照明部230の点滅中にも仮異常画素と判定されたか否かを判定する(ステップS300)。照明部230の点滅中にも仮異常画素と判定された場合には(ステップS300においてYES)、その画素は異常画素である可能性が極めて高いため、制御装置250は、その画素を異常画素と判定する(ステップS310)。照明部230の点滅中には仮異常画素と判定されなかった場合には(ステップS300においてNO)、その画素は必ずしも異常画素とはいえないため、制御装置250は、その画素を正常画素と判定する(ステップS320)。
その後、制御装置250は、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に仮異常画素と判定された全ての画素について、異常画素であるか正常画素であるかの判定が完了したか否かを判定する(ステップS330)。全ての画素については判定が完了していないと判定されると(ステップS330においてNO)、処理はステップS300に戻る。
全ての画素についての判定が完了したと判定されると(ステップS330においてYES)、制御装置250は、異常画素と判定された画素が所定数Y1以上隣接しているか否かを判定する(ステップS340)。所定数Y1は、たとえば、非接触電力伝送において問題となる異物を認識可能な最小画素数である。
異常画素と判定された画素が所定数Y1以上隣接していないと判定されると(ステップS340においてNO)、非接触電力伝送における異物検知に与える影響が小さいので、処理はこのフローチャートから抜ける。
異常画素と判定された画素が所定数Y1以上隣接していると判定されると(ステップS340においてYES)、非接触電力伝送における異物検知に与える影響が大きいので、制御装置250は、異物の検知を正常に行なうことができない(撮像素子異常)と判定する(ステップS350)。
このように、この実施の形態1に従う送電装置200において制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の画素のうち、車両100の駐車動作中に車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。したがって、送電装置200によれば、撮像素子の異常画素を高精度で特定することができる。また、制御装置250は、撮像装置220に含まれる撮像素子の異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。したがって、この送電装置200によれば、異物を誤検知する可能性が高い場合にのみ異物の検知を正常に行なうことができない(撮像素子異常)と判定することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、送電装置200が撮像装置220と照明部230とを備え、送電装置200の制御装置250が受電部110と送電部210との間の異物を検知することとした。しかしながら、異物検知の主体は必ずしもこれに限定されない。
図8は、この実施の形態2に従う車両100Aが適用される非接触電力伝送システム1Aの構成図である。図8を参照して、実施の形態2においては、車両100Aが撮像装置140と照明部150とを備え、車両100AのECU130Aが受電部110と送電部210との間の異物を検知する。
撮像装置140は、複数の画素を有する撮像素子(不図示)を含む。撮像装置140は、送電部210を撮像可能であり、受電部110と送電部210との間に異物が存在する場合には異物を撮像可能である。撮像装置140は、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサを含むカメラユニットで構成される。
照明部150は、送電部210を照射可能であり、且つ、点滅可能である。照明部150は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)ライトや電球で構成される。
実施の形態1においては、図5−7に示されるフローチャートの処理を制御装置250(図1)が実行したが、この実施の形態2においては、ECU130Aが同様の処理を実行する。
この実施の形態2に従う車両100AにおいてECU130Aは、撮像装置140に含まれる撮像素子の画素のうち、車両100Aの駐車動作中に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部150の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定する。したがって、車両100Aによれば、撮像素子の異常画素を高精度で特定することができる。また、ECU130Aは、撮像装置140に含まれる撮像素子の異常画素が所定数以上隣接している場合には異物の検知を正常に行なうことができないと判定する。したがって、この車両100Aによれば、異物を誤検知する可能性が高い場合にのみ異物の検知を正常に行なうことができない(撮像素子異常)と判定することができる。
なお、この実施の形態2においては、撮像装置140が車両100Aに搭載されているため、車両100Aの駐車動作中に撮像装置140により撮像される画像は、送電装置200Aが撮像領域に進入していない場合であっても変化する。したがって、この実施の形態2においては、必ずしも、送電装置200Aが撮像装置140の撮像範囲に進入した後に画素変化が監視される必要はない。この実施の形態2においては、車両100Aの駐車動作中に、送電装置200Aが撮像範囲に進入していない場合であっても、撮像装置140の画素出力の変化を監視することで撮像装置220に含まれる撮像素子の仮異常画素を特定することができる。
[他の実施の形態]
以上のように、この発明の実施の形態として実施の形態1,2を説明した。しかしながら、この発明は必ずしもこの実施の形態1,2に限定されない。ここでは、他の実施の形態の一例について説明する。
実施の形態1においては、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部230の点滅中に出力が変化しない画素が異常画素と判定された。しかしながら、異常画素の判定基準は必ずしもこれに限定されない。たとえば、制御装置250が、照明部を点滅させる制御を行なうことなく、車両が撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素を異常画素と判定するようにしてもよい。なお、この場合において、異常画素を判定した時点で処理を完了してもよいし、さらに、異常画素が所定数以上隣接している場合に撮像素子異常と判定してもよい。
また、実施の形態2においては、車両100Aの駐車動作中に出力が変化しない画素であり、且つ、照明部150の点滅中に出力が変化しない画素が異常画素と判定された。しかしながら、異常画素の判定基準は必ずしもこれに限定されない。たとえば、ECU130Aが、照明部を点滅させる制御を行なうことなく、車両の駐車動作中に出力が変化しない画素を異常画素と判定するようにしてもよい。なお、この場合において、異常画素を判定した時点で処理を完了してもよいし、さらに、異常画素が所定数以上隣接している場合に撮像素子異常と判定してもよい。
また、実施の形態1においては、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合に仮異常画素と判定された全ての画素について、照明部230の点滅中にも仮異常画素と判定されたかを判定することによって異常画素を判定することとした(図7)。しかしながら、異常画素の判定手順はこれに限定されない。たとえば、照明部230の点滅中に仮異常画素と判定された全ての画素について、車両100が撮像装置220の撮像範囲に進入した場合にも仮異常画素と判定されたかを判定することによって異常画素を判定してもよい。
また、実施の形態2においては、車両100Aの駐車動作中に仮異常画素と判定された全ての画素について、照明部150の点滅中にも仮異常画素と判定されたかを判定することによって異常画素を判定することとした。しかしながら、異常画素の判定順序はこれに限定されない。たとえば、照明部150の点滅中に仮異常画素と判定された全ての画素について、車両100Aの駐車動作中にも仮異常画素と判定されたかを判定することによって異常画素を判定してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 非接触電力伝送システム、100,100A 車両、110 受電部、120,240 通信部、130,130A ECU、140,220 撮像装置、150,230 照明部、200,200A 送電装置、210 送電部、250,250A 制御装置、300 系統電源。

Claims (2)

  1. 車両の受電部に非接触で送電する送電部と、
    複数の画素を有する撮像素子を含み、前記受電部を撮像可能な撮像装置と、
    前記受電部を照射可能であり、且つ、点滅可能な照明部と、
    前記撮像装置により撮像された画像を用いて前記送電部と前記受電部との間の異物を検知する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記撮像素子の画素のうち、前記車両が前記撮像装置の撮像範囲に進入した場合に出力が変化しない画素であり、且つ、前記照明部の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定し、
    前記異常画素が所定数以上隣接している場合には前記異物の検知を正常に行なうことができないと判定する、非接触送電装置。
  2. 送電装置の送電部から非接触で受電する受電部と、
    複数の画素を有する撮像素子を含み、前記送電部を撮像可能な撮像装置と、
    前記送電部を照射可能であり、且つ、点滅可能な照明部と、
    前記撮像装置により撮像された画像を用いて前記受電部と前記送電部との間の異物を検知する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記撮像素子の画素のうち、駐車動作中に出力が変化しない画素であり、且つ、前記照明部の点滅中に出力が変化しない画素を異常画素と判定し、
    前記異常画素が所定数以上隣接している場合には前記異物の検知を正常に行なうことができないと判定する、車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019022283A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 トヨタ自動車株式会社 送電装置及び電力伝送システム
JP2019062698A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 三菱自動車工業株式会社 非接触給電システム及び受電設備並びに給電設備

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