JP2017135769A - 受電装置及び送電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類を高精度に特定することができる受電装置及び送電装置を提供する。【解決手段】車両100においてECU160は、受電部110による受電開始前における撮像装置120の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知部140の検知結果を用いて異物の有無を確定する。そして、ECU160は,異物が存在することが確定すると、受電部110による受電開始前後における温度センサ130の出力を用いて異物の種類を特定する。これにより、車両100によれば、車両100と送電装置200との間に存在する異物の種類(動物、金属、その他)を高精度に特定することができる。【選択図】図1
Description
この発明は、受電装置及び送電装置に関し、特に、受電装置と送電装置との間で非接触で電力伝送を行なう技術に関する。
送電装置から受電装置に非接触で送電する非接触電力伝送システムが知られている(特許文献1〜6参照)。特開2013−192411号公報(特許文献1)に開示される非接触電力伝送システムにおいては、受電装置と送電装置との間に存在する異物が検知される。この受電装置は、受電装置と送電装置との間の空間を撮像可能な撮像装置を備える。この受電装置においては、撮像装置により撮像された画像を用いることにより、受電装置と送電装置との間に存在する異物を検知することができる(特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示される受電装置においては、受電装置と送電装置との間に異物が存在するか否かのみが判定される。しかしながら、受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類によって、受電装置及び送電装置の制御内容は変更されるべきである。たとえば、猫等の動物が存在する場合には送電装置は送電を行なうべきではないが、動物以外の異物が存在する場合には送電装置は異物が高温にならない範囲で送電を行なうこともできる。したがって、受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類を特定することは重要である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類を高精度に特定することができる受電装置及び送電装置を提供することである。
この発明のある局面に従う受電装置は、受電部と、撮像装置と、奥行き検知手段と、温度センサと、制御装置とを備える。受電部は、送電装置の送電部から非接触で受電する。撮像装置は、送電部と受電部との間に存在する被写体を撮像する。奥行き検知手段は、被写体の奥行きを検知する。温度センサは、被写体の温度を測定する。制御装置は、受電部による受電開始前における撮像装置の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知手段の検知結果を用いて異物の有無を確定する。制御装置は、異物が存在することが確定すると、受電部による受電開始前後における温度センサの出力を用いて異物の種類を特定する。
この発明の別の局面に従う送電装置は、送電部と、撮像装置と、奥行き検知手段と、温度センサと、制御装置とを備える。送電部は、受電装置の受電部に非接触で送電する。撮像装置は、受電部と送電部との間に存在する被写体を撮像する。奥行き検知手段は、被写体の奥行きを検知する。温度センサは、被写体の温度を測定する。制御装置は、送電部による送電開始前における撮像装置の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知手段の検知結果を用いて異物の有無を確定する。制御装置は、異物が存在することが確定すると、送電部による送電開始前後における温度センサの出力を用いて仮確定された異物の種類を特定する。
異物が動物である場合と動物以外である場合とで、電力伝送開始前における異物の温度は異なる。また、異物が動物以外である場合に、異物が金属異物であるときと金属異物以外であるときとで電力伝送開始後の異物の温度変化の度合いは異なる。これらの発明においては、電力伝送の開始前後において、異物の温度が温度センサにより測定され、測定結果により異物の種類が特定される。したがって、これらの発明によれば、受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類(動物、金属、その他)を高精度に特定することができる。
この発明によれば、受電装置と送電装置との間に存在する異物の種類を高精度に特定することができる受電装置及び送電装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
[非接触電力伝送システムの構成]
図1は、この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両が適用される非接触電力伝送システムの構成図である。図1を参照して、非接触電力伝送システム1は、車両100と送電装置200とを備える。車両100と送電装置200との間では、非接触で電力伝送が行なわれる。
[非接触電力伝送システムの構成]
図1は、この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両が適用される非接触電力伝送システムの構成図である。図1を参照して、非接触電力伝送システム1は、車両100と送電装置200とを備える。車両100と送電装置200との間では、非接触で電力伝送が行なわれる。
送電装置200は、送電部210と、通信部220と、制御装置230とを含む。送電装置200は、系統電源300から受けた交流電力を送電部210を通じて、車両100の受電部110(後述)に送電する。
送電部210は、送電コイル(不図示)を含む。送電コイルは、系統電源300の交流電力を基に生成された送電電力の供給を受けることにより磁界を形成し、形成された磁界を通じて受電部110の受電コイル(不図示)に非接触で送電する。なお、送電コイルにおける導線の巻き数は、Q値(たとえば、Q≧100)及び結合係数κが大きくなるように適宜設計される。
通信部220は、車両100の通信部150(後述)と通信可能である。通信部220は、たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11等の無線LAN規格に準拠した通信モジュールで構成される。
制御装置230は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを有し、当該内部メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて送電装置200の各機器(送電部210、通信部220等)を制御する。
車両100は、受電部110と、撮像装置120と、温度センサ130と、奥行き検知部140と、通信部150と、ECU(Electronic Control Unit)160とを含む。車両100においては、送電装置200から非接触で受電された電力が蓄電装置(不図示)に蓄えられる。そして、車両100においては、蓄電装置に蓄えられた電力に基づいて車両100の走行駆動力が生成される。
受電部110は、受電コイル(不図示)を含む。受電コイルは、送電部210の送電コイルから非接触で受電する。受電部110により受電された電力(交流)は、直流電力に変換され、電圧が所望の電圧に変換された上で蓄電装置(不図示)に蓄えられる。なお、受電コイルにおける導線の巻き数は、Q値(たとえば、Q≧100)及び結合係数κが大きくなるように適宜設計される。
撮像装置120は、送電部210と受電部110との間に存在する被写体を撮像可能である。撮像装置120は、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサを含むカメラユニットで構成される。
温度センサ130は、受電部110付近に設けられ、撮像装置120により撮像される被写体の温度を測定可能である。温度センサ130は、たとえば、サーミスタ、ボロメータ、サーモパイル等で構成される。
奥行き検知部140は、撮像装置120により撮像される被写体の奥行きを検知可能である。奥行き検知部140は、たとえば、近赤外線LEDの高速光源と、CMOSイメージセンサとから構成される。奥行き検知部140は、たとえば、高速光源により投光された光が被写体に当たってCMOSイメージセンサに戻る時間を測定することにより、被写体の奥行きを検知する。
通信部150は、送電装置200の通信部220と通信可能である。通信部150は、たとえば、車両100と送電装置200との間の非接触電力伝送に必要な各種情報の通信を行なう。通信部150は、たとえば、IEEE802.11等の無線LAN規格に準拠した通信モジュールで構成される。
ECU160は、図示しないCPU及び内部メモリを有し、当該内部メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて車両100の各機器(受電部110、撮像装置120、奥行き検知部140、通信部150等)を制御する。
ECU160の機能として、異物の種類を特定する機能がある。この機能は、送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類を特定する機能である。ECU160は、送電部210と受電部110との間に存在する異物が動物であるか、金属であるか、又はそれら以外であるかを特定することができる。
[異物の種類を特定することの必要性]
異物の種類を特定することの必要性について次に説明する。仮に送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類が特定されないとすると、送電部210と受電部110との間に異物が存在する場合には電力伝送は必ず停止される必要がある。異物が動物や金属である可能性があり、このような場合に非接触電力伝送が継続されるべきではないからである。たとえば、異物が金属である場合に、送電部210と受電部110との間で非接触電力伝送が継続されると、金属異物において渦電流が生じ、金属異物が高温になってしまう。
異物の種類を特定することの必要性について次に説明する。仮に送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類が特定されないとすると、送電部210と受電部110との間に異物が存在する場合には電力伝送は必ず停止される必要がある。異物が動物や金属である可能性があり、このような場合に非接触電力伝送が継続されるべきではないからである。たとえば、異物が金属である場合に、送電部210と受電部110との間で非接触電力伝送が継続されると、金属異物において渦電流が生じ、金属異物が高温になってしまう。
しかしながら、送電部210と受電部110との間に存在する異物が動物や金属でない場合には、必ずしも非接触電力伝送を停止する必要はない。たとえば、送電部210と受電部110との間に存在する異物が落ち葉等である場合には非接触電力伝送が継続されても落ち葉は高温にならず問題は生じない。
異物が動物である場合と動物以外である場合とで、非接触電力伝送開始前における異物の温度は異なる。すなわち、異物が動物である場合には温度が30℃〜40℃の範囲に納まる可能性が高いが、異物が動物でない場合には温度が30℃未満である可能性が高い。また、異物が動物以外である場合に、異物が金属異物であるときと金属異物以外であるときとで非接触電力伝送開始後における異物の温度上昇の度合いは異なる。すなわち、異物が金属異物であるときの方が金属異物以外であるときよりも、温度上昇の度合いは大きい。
この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両100においてECU160は、受電部110による受電開始前における撮像装置120の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知部140の検知結果を用いて異物の有無を確定する。そして、ECU160は,異物が存在することが確定すると、受電部110による受電開始前後における温度センサ130の出力を用いて異物の種類を特定する。
この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両100によれば、異物の種類の特定のために受電開始前後における温度センサ130の出力が用いられるため、車両100と送電装置200との間に存在する異物の種類(動物、金属、その他)を高精度に特定することができる。次に、異物の種類を特定するための具体的処理手順について説明する。
[異物の種類を特定するための具体的処理手順]
図2は、送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類を特定するための具体的処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、車両100に含まれる蓄電装置(不図示)の充電が完了するまで、ECU160により繰り返し実行される。
図2は、送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類を特定するための具体的処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、車両100に含まれる蓄電装置(不図示)の充電が完了するまで、ECU160により繰り返し実行される。
図2を参照して、ECU160は、撮像装置120による撮像画像から、送電部210と受電部110との間に存在する異物を仮確定したか否かを判定する(ステップS100)。たとえば、ECU160は、送電部210と受電部110との間に異物が存在しない場合における送電部210と受電部110との間の空間の画像を、不図示の内部メモリに記憶する。ECU160は、撮像装置120による撮像画像と内部メモリに記憶された画像との差から異物を仮確定する。
異物を仮確定していないと判定されると(ステップS100においてNO)、ECU160は、受電部110から受電された電力による蓄電装置(不図示)の充電のための制御を実行する(ステップS110)。
異物を仮確定したと判定されると(ステップS100においてYES)、ECU160は、以後のステップS120〜S140の処理によって、仮確定された異物が立体であるか否かを判定する。仮確定された異物が立体であるか否かを判定する理由について先ず説明する。
撮像装置120の撮像画像は、車両100と送電装置200との間に異物が存在する場合の他に、時間帯や季節(自然現象的な条件)が異なる場合にも変化する。したがって、撮像装置120の撮像画像の変化のみによって異物の有無を判定すると、自然現象的な条件の変化による撮像画像の変化を異物と誤検知する恐れがある。自然現象的な条件の変化(たとえば、時間帯)により撮像画像が変化(たとえば、夕焼けが差し込むことにより、部分的に画像の色合いが変化)した場合には、撮像画像の変化部分(たとえば、夕焼け)は立体ではない。したがって、仮確定された異物が立体か否かを判定することにより、撮像画像の変化が異物によるものか、自然現象的な条件の変化によるものかを判定することができる。よって、ECU160は、ステップS120〜S140の処理によって、仮確定された異物が立体であるか否かを判定する。
ステップS120において、ECU160は、撮像装置120により撮像された被写体全体の奥行きを検知するように奥行き検知部140を制御する(ステップS120)。その後、ECU160は、撮像装置120により撮像された画像全体の奥行きを分析する(ステップS130)。
その後、ECU160は、分析された画像の奥行き情報に基づいて、ステップS100において仮確定された異物が立体であるか否かを判定する(ステップS140)。仮確定された異物が立体でないと判定されると(ステップS140においてNO)、撮像画像の変化は自然現象的な条件の変化に基づくものである可能性が高いため、ECU160は、異物が存在しないことを確定し、異物の仮確定を解除する(ステップS150)。その後、ECU160は、受電部110から受電された電力による蓄電装置(不図示)の充電のための制御を実行する(ステップS110)。
仮確定された異物が立体であると判定されると(ステップS140においてYES)、ECU160は、異物が存在することを確定する(ステップS160)。その後、ECU160は、異物が動物であるか否かを判定するために、温度センサ130の出力に基づいて、異物の温度が所定の範囲(たとえば、30〜40℃)内であるか否かを判定する(ステップS170)。
異物の温度が30〜40℃であると判定されると(ステップS170においてYES)、ECU160は、送電部210と受電部110との間に存在する異物が動物であると本確定し(ステップS180)、受電部110から受電された電力による蓄電装置(不図示)の充電のための制御を中止する(ステップS190)。
異物の温度が30〜40℃でないと判定されると(ステップS170においてNO)、ECU160は、送電部210と受電部110との間に存在する異物が動物以外であると本確定する(ステップS200)。その後、ECU160は、受電部110から受電された電力による蓄電装置(不図示)の充電のための制御を実行する(ステップS210)。なお、異物が金属である可能性があるため、ステップS210の処理において伝送される電力の大きさは、所定電力以下に制限される。所定電力は、仮に異物が金属である場合に、温度上昇が急激になりすぎない大きさの電力である。
その後、ECU160は、異物が金属であるか否かを判定するために、温度センサ130の出力を監視し、所定時間経過後の異物の上昇温度が所定値Tth以上となったか否かを判定する(ステップS220)。異物の上昇温度が所定値Tth未満であると判定されると(ステップS220においてNO)、ECU160は、異物が動物でも金属異物でもないと本確定し(ステップS230)、処理はリターンに移行する。
一方、異物の上昇温度が所定値Tth以上であると判定されると(ステップS220においてYES)、ECU160は、異物が金属異物であると本確定する(ステップS240)。その後、ECU160は、受電部110から受電された電力による蓄電装置(不図示)の充電のための制御を中止し(ステップS190)、処理はリターンに移行する。
このように、この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両100においてECU160は、受電部110による受電開始前における撮像装置120の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知部140の検知結果を用いて異物の有無を確定する。そして、ECU160は,異物が存在することが確定すると、受電部110による受電開始前後における温度センサ130の出力を用いて異物の種類を特定する。これにより、この実施の形態1に従う受電装置が搭載された車両100によれば、車両100と送電装置200との間に存在する異物の種類(動物、金属、その他)を高精度に特定することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、異物の種類の特定が車両100において実行された。この実施の形態2においては、実施の形態1と異なり、異物の種類の特定が送電装置200において実行される。
実施の形態1においては、異物の種類の特定が車両100において実行された。この実施の形態2においては、実施の形態1と異なり、異物の種類の特定が送電装置200において実行される。
図3は、この実施の形態2に従う送電装置が適用される非接触電力伝送システムの構成図である。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図3を参照して、非接触電力伝送システム1Aは、車両100Aと送電装置200Aとを備える。
車両100Aは、受電部110と、通信部150、ECU160Aとを含む。ECU160Aは、実施の形態1とは異なり、受電部110と送電部210との間に存在する異物の種類を特定する機能を有さない。
送電装置200Aは、送電部210と、通信部220と、撮像装置240と、温度センサ250と、奥行き検知部260と、制御装置230Aとを含む。
撮像装置240は、送電部210と受電部110との間に存在する被写体を撮像可能である。撮像装置240は、たとえば、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを含むカメラユニットで構成される。
温度センサ250は、送電部210付近に設けられ、撮像装置240により撮像される被写体の温度を測定可能である。温度センサ250は、たとえば、サーミスタ、ボロメータ、サーモパイル等で構成される。
奥行き検知部260は、撮像装置240により撮像される被写体の奥行きを検知可能である。奥行き検知部260は、たとえば、近赤外線LEDの高速光源と、CMOSイメージセンサとから構成される。奥行き検知部260は、たとえば、高速光源により投光された光が被写体に当たってCMOSイメージセンサに戻る時間を測定することにより、被写体の奥行きを検知する。
制御装置230Aは、図示しないCPU及び内部メモリを有し、当該内部メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて送電装置200Aの各機器(送電部210、通信部220、撮像装置240、奥行き検知部260等)を制御する。
制御装置230Aの機能として、異物の種類を特定する機能がある。この異物の種類を特定する機能は、送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類を特定する機能である。制御装置230Aは、送電部210と受電部110との間に存在する異物が動物であるか、金属であるか、又はそれら以外であるかを特定することができる。具体的には、制御装置230Aは、実施の形態1においてECU160により実行された図2のフローチャートの処理と同等の処理を実行する。図2のフローチャートの処理においてECU160は車両100の各構成を制御したが、制御装置230Aは、送電装置200において対応する各構成を制御することにより、送電部210と受電部110との間に存在する異物の種類を特定する。
この実施の形態2に従う送電装置において制御装置230Aは、送電部210による送電開始前における撮像装置240の撮像画像を用いて異物を仮確定し、奥行き検知部260の検知結果を用いて異物の有無を確定する。そして、制御装置230Aは,異物が存在することが確定すると、送電部210による送電開始前後における温度センサ250の出力を用いて異物の種類を特定する。これにより、この実施の形態2に従う送電装置によれば、車両100Aと送電装置200Aとの間に存在する異物の種類(動物、金属、その他)を高精度に特定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 非接触電力伝送システム、100,100A 車両、110 受電部、120,240 撮像装置、130,250 温度センサ、140,260 奥行き検知部、150,220 通信部、160,160A ECU、200,200A 送電装置、210 送電部、230,230A 制御装置、300 系統電源。
Claims (2)
- 送電装置の送電部から非接触で受電する受電部と、
前記送電部と前記受電部との間に存在する被写体を撮像する撮像装置と、
前記被写体の奥行きを検知する奥行き検知手段と、
前記被写体の温度を測定する温度センサと、
前記受電部による受電開始前における前記撮像装置の撮像画像を用いて異物を仮確定し、前記奥行き検知手段の検知結果を用いて前記異物の有無を確定する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記異物が存在することが確定すると、前記受電部による受電開始前後における前記温度センサの出力を用いて前記異物の種類を特定する、受電装置。 - 受電装置の受電部に非接触で送電する送電部と、
前記受電部と前記送電部との間に存在する被写体を撮像する撮像装置と、
前記被写体の奥行きを検知する奥行き検知手段と、
前記被写体の温度を測定する温度センサと、
前記送電部による送電開始前における前記撮像装置の撮像画像を用いて異物を仮確定し、前記奥行き検知手段の検知結果を用いて前記異物の有無を確定する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記異物が存在することが確定すると、前記送電部による送電開始前後における前記温度センサの出力を用いて前記異物の種類を特定する、送電装置。
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JP2019005783A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 愛知スチール株式会社 | 交差する鉄筋の固定装置 |
CN110254257A (zh) * | 2018-03-12 | 2019-09-20 | 奥迪股份公司 | 车辆电池的非接触式充电方法、车辆电池非接触式充电过程的监控设备以及机动车 |
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