JP2017106559A - 転がり軸受 - Google Patents

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広道 國米
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奈央 林
大地 伊藤
Daichi Ito
大地 伊藤
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Abstract

【課題】 宙空間などの放射線性暴露下かつ低温低真空環境下で好適に使用される固体潤滑方式の転がり軸受を提供する。【解決手段】 外周面に軌道面4が形成された内輪2と、内周面に軌道面5が形成された外輪3と、前記内輪2と外輪3の軌道面4,5との間に組み込まれる複数の転動体6と、前記転動体6を円周方向に間隔をおいて保持し、固体潤滑剤を含有する保持器7とを備えた転がり軸受1において、前記保持器7は、ポリエチレンを主成分とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、宇宙空間などの放射線性暴露下かつ低温低真空環境下で好適に使用される転がり軸受に関し、特に固体潤滑方式を採用した転がり軸受に関する。
ロケットエンジンなどの宇宙機器用軸受は、真空/極低温環境下の特殊環境下で使用されることが多いため、軸受潤滑剤として一般に使用されている潤滑油やグリースは用いられず、軸受の軌道輪や転動体の両方もしくは一方に自己潤滑膜被膜が施され、固体潤滑剤を含有する保持器から転動体を介して固体潤滑剤を軌道輪に供給する固体潤滑方式が採用されている。
この個体潤滑方式の軸受に用いられる保持器としては、例えば、特許文献1(特開2002−130300号公報)などに開示されており、機械的特性(強度、耐熱性)に優れたPTFE等のフッ素樹脂やポリイミドなどのエンプラを主成分とし、これに二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤を添加したものが使用されている。
特開2002−130300号公報
しかし、長期的に宇宙空間など放射線を浴びる環境で使用される場合、軸受の耐放射線性能も必要となることから、PTFEは放射線に対する脆化の問題があった。また、ポリイミドは成形温度が高く固体潤滑剤の添加が容易ではない点に加え、吸水性が高く寸法変化安定性の面でも問題となっていた。
そこで、この発明は、宇宙空間などの放射線性暴露下かつ低温低真空環境下で好適に使用される固体潤滑方式の転がり軸受を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するため、この発明の転がり軸受においては、外周面に軌道面が形成された内輪と、内周面に軌道面が形成された外輪と、前記内輪と外輪との間に組み込まれる複数の転動体と、前記転動体を円周方向に間隔をおいて保持し、固体潤滑剤を含有する保持器とを備えた転がり軸受において、
前記保持器は、ポリエチレンを主成分とすることを特徴とする。
また、前記固体潤滑剤は、二硫化モリブデンとすることができる。
上記構成において、前記固体潤滑剤と同種の潤滑被膜が、前記内輪及び外輪の軌道面と、転動体表面の少なくとも一方に施されることが好ましい。また、前記内輪及び外輪は、マルテンサイト系ステンレスで構成されていることが好ましい。
また、前記保持器は、繊維強化材を添加して強度を高くすることもできる。
この発明の転がり軸受は、主成分としてポリエチレンを使用し、固体潤滑剤を含有した保持器を用いて構成されているため、耐放射線性能及び寸法安定性に優れた固体潤滑方式の転がり軸受を実現することができる。したがって、本発明の転がり軸受は、宇宙空間などの放射線性暴露下かつ低温低真空環境下で好適に使用することができる。
本発明の第1実施形態の転がり軸受の断面図である。 図1の転がり軸受に用いられる保持器の構成を示す斜視図である。 図1の転がり軸受の部分拡大側面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
以下、この発明の実施形態に係る転がり軸受を添付図面に基づいて説明する。本実施形態にかかる転がり軸受は、宇宙空間などの極低温環境下での使用に適用した転がり軸受であり、例えば、人工衛星などに用いられる。
この転がり軸受1は、図1に示すように、外周面2aに軌道4を有する内輪2と、内周面3aに軌道5を有する外輪3と、内輪2の軌道4と外輪3の軌道5の間に介在された複数の転動体である玉6と、この複数の玉6を周方向に間隔をおいて保持する保持器7とを備えるラジアル深溝玉軸受である。
内輪2、外輪3、及び玉6は、通常の軸受材料を使用することができ、例えば、マルテンサイト系ステンレス鋼を用いることができる。マルテンサイト系ステンレス鋼は、強度や硬度が大きく耐摩耗性にも優れるため、軸受の用途に優れている。マルテンサイト系ステンレス鋼の硬度はロックウェル硬さHRCが56以上であることが好ましい。
なお、玉6としては、セラミックスボールであってもよい。セラミックスを使用する場合、窒化珪素(Si34)、炭化珪素(SIC)、アルミナ(AI23)、ジルコニア(ZrO2)、サイアロン等が挙げられる。
保持器7は、ポリエチレン樹脂を主成分とし、固体潤滑剤を含有する。ポリエチレン樹脂としては、超高分子量ポリエチレンを用いることが好ましく、特に圧縮成形、高摺動特性に優れたものを用いることが好ましい。一例としては、三井化学株式会社製の高摺動性特殊ポリエチレン、商品名「リュブマー」(登録商標)や、三井化学株式会社製の超高分子量ポリエチレン「ミペロン」(登録商標)などが好適に使用することができる。
固体潤滑剤としては、グラファイト、二硫化タングステン又は二硫化モリブデンを使用することができる。特に、二硫化モリブデンは350℃以上の高温環境下では徐々に酸化が促進され、三酸化モリブデンに変性するため、特性が失われるおそれがあり、後述するように、射出成形温度が低いポリエチレンに配合する固体潤滑剤として好適に使用することができる。
さらに、二硫化モリブデンは下記式(1)に示すように、水と反応し三酸化モリブデンとなる。酸化と同様に高温環境下で反応が促進され、ポリイミドのような吸水性の高い材料では、添加した二硫化モリブデンを水にさらすことになり、さらに反応が促進されるおそれがある。
MoS2+H2O→MoO2+2H2
2MoO2+O2→2MoO3
また、保持器7には、強化材として、ガラス繊維や炭素繊維などをの繊維強化材を含有させることができる。
保持器7はポリエチレン樹脂が70〜95体積%、固体潤滑剤を5〜30体積%、強化材を0〜20体積%とし、圧縮成形又は射出成形等の手段により作成することができる。なお、成形温度は主成分がポリエチレン樹脂であるため、300℃以下で行われる。
本実施形態の保持器7の主成分であるポリエチレン樹脂は、下記表1に示すように、PTFE等のフッ素樹脂やポリイミドなどのエンプラに較べ機械的特性(強度、耐熱性)は劣る反面、耐放射線性能を有し、吸水性が低く、さらに成形温度が低いという特徴を有する。また、ポリエチレンは前記性質に加え、自己潤滑性を有した材料であるため、放射線性が照射されかつ低速/低温環境下で使用される軸受にポリエチレンを主成分とし、固体潤滑剤を添加したものは、真空/極低温環境下でかつ放射線を浴びる環境において好適に使用される。
Figure 2017106559
保持器7は、図2に示すように、玉6が1つずつ収容される複数のポケット8を有し、図示例では20個のポケット8が円周方向等間隔に設けられる。玉6は、各ポケット8のポケット面8aで接触支持されて、ポケット8内に保持される。本実施形態にかかる転がり軸受1に使用される保持器7は、径方向の位置が外輪3の内周面3aによって案内される外輪案内方式の保持器となっている。
図示を省略しているが、この転がり軸受1の潤滑は、固体潤滑方式であり、内輪2の軌道4と外輪3の軌道5及び玉6の表面の少なくとも一方には、固体潤滑剤又はこれを含んだ複合体による固体潤滑層が設けられる。固体潤滑剤は、保持器に使用された同種の固体潤滑剤であって、グラファイト、二硫化タングステン又は二硫化モリブデンが使用される。上記の通り、保持器7には固体潤滑剤を含むため、運転時において、ポケット面8aに接触する玉6を介して適量の潤滑剤が内輪2及び外輪3の軌道面4,5に供給される。また、軌道面4,5の表面の表面粗さRaは0.1μm以下となるようにすることが好ましい。
以上、本実施形態に係る玉軸受によれば、主成分としてポリエチレン樹脂を使用し、固体潤滑剤を含有した保持器を用いて構成されているため、耐放射線性能及び寸法安定性に優れた固体潤滑方式の転がり軸受を実現することができる。したがって、本発明の転がり軸受は、宇宙空間などの放射線性暴露下かつ低温低真空環境下で好適に使用することができる。またポリエチレン樹脂は、低い成形温度で成形可能であるため、含有する固体潤滑剤の変性を抑制することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
なお、以上の実施形態は、玉軸受について述べたが、本発明は、玉軸受に限定されるものではなく、例えば、アンギュラ玉軸受、4点接触玉軸受、自動調心玉軸受、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受、自動調心ころ軸受など、種々の転がり軸受に適用可能である。
1 :転がり軸受
2 :内輪
2a:内輪外周面
3 :外輪
3a:外輪内周面
4 :内輪軌道
5 :外輪軌道
6 :玉
7 :保持器
8 :ポケット
8a:ポケット面

Claims (5)

  1. 外周面に軌道面が形成された内輪と、内周面に軌道面が形成された外輪と、前記内輪と外輪との間に組み込まれる複数の転動体と、前記転動体を円周方向に間隔をおいて保持し、固体潤滑剤を含有する保持器とを備えた転がり軸受において、
    前記保持器は、ポリエチレンを主成分とすることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記固体潤滑剤は、二硫化モリブデンであることを特徴とする、請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記固体潤滑剤と同種の潤滑被膜が、前記内輪及び外輪の軌道面と、転動体表面の少なくとも一方に施されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の転がり軸受。
  4. 前記内輪及び外輪は、マルテンサイト系ステンレスで構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の転がり軸受。
  5. 前記保持器は、繊維強化材が添加されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の転がり軸受。
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