JP2017106207A - 注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法 - Google Patents

注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コーキングと地山の補強を容易に行うことが可能な注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法を提供する。
【解決手段】注入式ロックボルト10は、外周面にねじ山が形成されているとともに、地山補強用の薬液が流通可能に管状に形成された鋼製のロックボルト本体20と、ロックボルト本体の外周部に装着されるパッカー30と、ロックボルト本体の先端部20Aに取着され、所定の圧力で開放される本体バルブ40と、を備え、ロックボルト本体のパッカーが装着されている部位には、ロックボルト本体の内側空間と外側空間とを連通する連通孔23が形成されており、パッカーは、ロックボルト本体内に薬液を流通させるときには、連通孔から流出する薬液により膨張可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法に関する。
従来、トンネル工事等の土木工事において、地山を補強すること行われている。地山の補強工事としては、例えば、注入式ロックボルトを用いたものが採用されている。この場合の施工方法は、トンネル等の地山に形成した穿孔に中空構造のロックボルトを挿入し、このロックボルトから穿孔内に向けて、地山の補強のための薬液を注入する。この際、ロックボルト外周面と穿孔内壁面との間から薬液が逆流してリークしないように、穿孔の口元近傍においてコーキングを施す。コーキングの方法としては、例えば、ウエスを詰めたり、ロックボルト外周にパッカーと呼ばれる布製の袋状体を装着しておき、この袋状体内にコーキング剤を注入したりすることによって、間隙を閉塞することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
「ウレタン系注入剤に関する技術資料 −注入式フォアポーリングの設計・試験方法・積算編− −空洞充填に関する留意点−」、ジェオフロンテ研究会 先行補強分科会 ウレタン開発WG、2012年、p.124
しかし、上述のような方法の場合、コーキングのための薬液の注入と、地山の補強のための薬液の注入と、を別々に行う必要があり、煩雑であった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、コーキングと地山の補強を容易に行うことが可能な注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の注入式ロックボルトは、外周面にねじ山が形成されているとともに、地山補強用の薬液が流通可能に管状に形成された鋼製のロックボルト本体と、
前記ロックボルト本体の外周部に装着されるパッカーと、
前記ロックボルト本体の先端部に取着され、所定の圧力で開放される本体バルブと、を備え、
前記ロックボルト本体の前記パッカーが装着されている部位には、前記ロックボルト本体の内側空間と外側空間とを連通する連通孔が形成されており、
前記パッカーは、前記ロックボルト本体内に前記薬液を流通させるときには、前記連通孔から流出する前記薬液により膨張可能とされていることを特徴とする。
この注入式ロックボルトは、ロックボルト本体の外周部に装着されるパッカーと、ロックボルト本体の先端部に、所定の圧力で開放される本体バルブが取着されている。また、ロックボルト本体のパッカーが装着されている部位には、ロックボルト本体の内側空間と外側空間とを連通する連通孔が形成されている。そして、パッカーは、ロックボルト本体内に地山補強用の薬液を流通させるときには、連通孔から流出する薬液により膨張可能とされている。このような構成により、パッカーは、ロックボルト先端から放出される薬液の注入によって膨張する。これにより、コーキングのための薬液の注入を、地山の補強のための薬液の注入により行うことができる。このため、コーキングと地山の補強を容易に行うことができる。
本発明の地山の補強工事の施工方法は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の注入式ロックボルトを用いた地山の補強工事の施工方法であって、
地山に前記注入式ロックボルトの外径よりも大きな内径の穿孔を形成する工程と、
前記穿孔に前記注入式ロックボルトを挿入する工程と、
前記ロックボルト本体の基端部から前記薬液を注入して前記パッカーを膨張させ、前記パッカーの外周面を前記穿孔の内壁に定着させる工程と、
前記ロックボルト本体の基端部から前記薬液を更に注入して前記本体バルブを開放させ、前記薬液を前記穿孔内に放出する工程と、を備えることを特徴とする。
この場合、コーキングのための薬液の注入を、地山の補強のための薬液の注入により行うことができる。これにより、パッカーの外周面を穿孔の内壁に定着させるコーキングと、薬液の穿孔内への放出と、連続して行うことができ、簡易である。
実施例1の注入式ロックボルトを示す正面図である。 図1のII部拡大図である。 図1のIII部拡大断面図である。 実施例1の注入式ロックボルト及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を説明するための説明図である。 実施例1の注入式ロックボルト及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を説明するための説明図である。 実施例1の注入式ロックボルト及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を説明するための説明図である。 実施例1の注入式ロックボルト及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を説明するための説明図である。 実施例1の注入式ロックボルト及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を説明するための説明図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の注入式ロックボルトにおいて、前記連通孔には、前記本体バルブが開放される圧力よりも低い圧力で開放される連通孔バルブが取着され得る。この場合、薬液を注入すると、本体バルブよりも先に連通孔バルブが開放される。このため、ロックボルト本体の先端部からの薬液の放出よりも先に、パッカーを膨張させることができる。これにより、穿孔内への薬液の放出よりも先に、コーキングを行うことができる。
本発明の注入式ロックボルトにおいて、前記連通孔バルブは、前記薬液が前記ロックボルト本体の内側空間から外側空間へ抜ける場合にのみ開放可能な逆止弁であり得る。この場合、パッカーを膨張した状態で保持することができる。このため、コーキングを確実に行うことができる。
本発明の注入式ロックボルトにおいて、前記パッカーは、前記薬液を流通させたときには、前記ロックボルト本体の外径の1.5〜3倍の外径になるまで膨張可能に設けられ得る。この場合、パッカーの外周面を注入式ロックボルトが挿入される地山の穿孔の内壁面に、確実に定着させることができる。このため、確実にコーキングを行うことができる。
次に、本発明の注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の注入式ロックボルト10は、図1乃至図3に示すように、ロックボルト本体20、パッカー30、及び本体バルブ40を備えている。ロックボルト本体20は、鋼製であるとともに、その内側空間を地山補強用の薬液が流通可能に、管状に形成されている。ロックボルト本体20は、その外周面にねじ山が形成されている。本実施例において、ロックボルト本体20には、呼び径R32のロープねじが転造により形成されている。また、ロックボルト本体20は、外径約31mm、内径約17.6mm、全長約1700mmである。
パッカー30は、ロックボルト本体20の外周面に装着される。パッカー30は、外径約48mm、内径約32mm、全長約250mmの筒状に形成されている。パッカー30は、ゴム製で弾性を有している。パッカー30は、図2に示すように、その両端近傍を鋼製のリングバンド31でかしめられていることにより、ロックボルト本体20に装着されている。
本体バルブ40は、ロックボルト本体20の先端部20Aに取着されている。具体的には、本体バルブ40は、ロックボルト本体20の先端部20Aの内周に嵌め込まれている。本体バルブ40は、所定の圧力で開放されるように設けられている。すなわち、本体バルブ40は、ロックボルト本体20内に薬液を流通させたとき、ロックボルト本体20の内圧が所定圧力に達すると開放される。本実施例において、本体バルブ40は、2〜5MPa(例えば、約4MPa)の圧力で開放されるように設定されている。
本体バルブ40は、図3に示すように、外筒部材41と、内筒部材42と、薄板部材43と、を備えて構成されている。外筒部材41及び内筒部材42は、それぞれ鋼製で筒状に形成されている。外筒部材41には、その内周が段差状に拡径されて形成された拡径部41Aが形成されている。内筒部材42は、この拡径部41Aに嵌合されている。薄板部材43はアルミ製の円板状の薄板である。薄板部材43は、外筒部材41の拡径部41Aの内径と略同等の外径を有している。薄板部材43は、外筒部材41の内周の段差面41Bと、内筒部材42の端面42Aと、により挟持されている。
図1及び図2に示すように、ロックボルト本体20には、平坦部21が形成されている。平坦部21は、ロックボルト本体20の基端部20Bから約400mmの部分から先端方向へ向かって、約300mmの長さで形成されている。平坦部21は、その外周面にはねじ山が形成されておらず、ロックボルト本体20のねじ山が形成されている部分よりも縮径されて設けられている。
更に、平坦部21の軸方向の略中間には、段差状に更に縮径された段差部22が形成されている。本実施例において、段差部22は、軸方向に約12mmの幅で設けられている。段差部22の軸方向の略中間には、連通孔23が形成されている。連通孔23は、ロックボルト本体20の内側空間と外側空間とを連通する孔である。連通孔23は、周方向に略等配で4つ形成されている。各連通孔23は、内径がそれぞれ約2mmの大きさで形成されている。
連通孔23には、連通孔バルブ50が設けられている。連通孔バルブ50は、ゴム製のリングバンドで、各連通孔23を閉塞するように段差部22にはめ込まれている。連通孔バルブ50は、本体バルブ40が開放される圧力よりも低い圧力で開放するように設けられている。すなわち、連通孔バルブ50は、ロックボルト本体20内に薬液を流通させて内圧が上昇したとき、本体バルブ40よりも先に開放される。
このような構成を有する注入式ロックボルト10、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法の作用を以下に説明する。なお、本実施例では、図4に示すように、地山Gの表面に厚さ250mm〜300mm程度の吹付けコンクリート層Cが形成されたトンネル内壁における施工を例にして説明する。
最初に、図4に示すように、注入式ロックボルト10を挿入するための穿孔Bを形成する。この穿孔Bは、ドリルや穿孔ロッド等を用いて形成してもよいし、ロックボルト本体20の先端部20Aに穿孔ビットを取り付けるなどして、本注入式ロックボルト10を用いて形成してもよい。穿孔Bの内径は、パッカー30の外径よりも大きい。更に、穿孔Bは、トンネル内壁から地山Gに対して略垂直に形成されている。
次に、図5に示すように、注入式ロックボルト10を、ロックボルト本体20の先端部20Aから穿孔B内に挿入する。具体的には、パッカー30が地山Gに到達するまで挿入する。このとき、パッカー30がロックボルト本体20の基端部20Bから約400mmの位置に取り付けられていることから、ロックボルト本体20の基端部20Bは、吹付けコンクリート層Cの表面から100mm程度突出することになる。
なお、注入式ロックボルト10は、ロックボルト本体20が鋼製であることから、ねじり剛性や衝撃耐性に優れている。このため、挿入時の破損が抑制され、穿孔Bに確実に挿入することができる。更に、注入式ロックボルト10は、ロックボルト本体20、パッカー30、及び本体バルブ40が一体的に設けられていることから、組立や、長尺にするための接続等の現場作業を必要としない。このため、本注入式ロックボルト10は作業性に優れる。
次に、ロックボルト本体20の基端部20Bから地山固定用の薬液を注入する。このとき、基端部20Bは吹付けコンクリート層Cの表面から約100mm突出しているので、薬液注入用のアダプター等の接続が容易である。注入する薬液としては、ウレタン系、セメント系、無機系等の薬液であることができる。
注入された薬液は、本体バルブ40及び連通孔バルブ50で閉塞されていることにより、ロックボルト本体20の内側空間に滞留する。更に薬液を注入し、ロックボルト本体20の内側空間の内圧を上昇させる。すると、まず、連通孔バルブ50が開放される。具体的には、図6に示すように、ゴム製のリングバンドである連通孔バルブ50が薬液の圧力によって膨張し、連通孔23から薬液が流出する。本実施例において、連通孔バルブ50が開放されるときの内圧は、本体バルブ40が開放される圧力よりも極めて低い圧力である。
連通孔バルブ50が開放されると、ロックボルト本体20の平坦部21と、これを覆うパッカー30と、の間に薬液が放出される。すると、図7に示すように、弾性体であるゴム製のパッカー30は、放出された薬液によって次第に膨張してゆく。膨張したパッカー30は穿孔Bの内壁に接する。更に膨張させることで、パッカー30の外周面は穿孔Bの内壁に押しつけられる。このようにパッカー30を膨張させ、パッカー30の外周面を穿孔Bの内壁に定着させる。これにより、本注入式ロックボルト10が固定されるとともに、穿孔Bの内壁との間の隙間にコーキングが施される。また、パッカー30は、連通孔バルブ50が逆止弁として作用することにより、内圧が下降しても収縮することなく、膨張した状態が維持される。本実施例1において、パッカー30は、ロックボルト本体20の外径の1.5〜3倍の外径になるまで膨張可能とされている。
更に薬液を注入し続け、ロックボルト本体20の内圧が所定圧力に到達すると、本体バルブ40が開放される。具体的には、外筒部材41及び内筒部材42により挟持されている薄板部材43が、薬液の圧力によって破裂又は脱落する。すると、図8に示すように、ロックボルト本体20の先端部20Aから穿孔B内に薬液が放出される。そして、更に薬液を注入し続け、薬液を穿孔B内に充填させる。このとき、パッカー30によって穿孔Bの内壁との間の隙間がコーキングされていることから、薬液がトンネル内部側に流出することはない。また、パッカー30は、本体バルブ40が開放される圧力(2〜5MPa(例えば、約4MPa))で膨張し、穿孔Bの内壁に押しつけられていることから、確実なコーキング状態が維持される。更に、コーキングに用いられている薬液は、パッカー30内の空間にあることから、穿孔B内に湧水の漏洩等があった場合でも湧水に接触することがない。このため、薬液の流出を防止できる。
したがって、実施例1の注入式ロックボルト、及びそれを用いた地山の補強工事の施工方法では、コーキングと地山の補強を容易に行うことが可能である。
なお、通常のトンネル工事では、吹付けコンクリートの表面に更に覆工コンクリートと呼ばれる化粧コンクリートを打設する。実施例1の場合、吹付けコンクリート層Cの表面から突出するロックボルトの基端部は、最終的には、覆工コンクリートによって覆われ、注入式ロックボルト10の全体が埋め込まれた状態とされる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、注入式ロックボルトをトンネルから地山に垂直に挿入する例を示したが、これに限定されず、例えば、フォアポーリングのように、地山に対して切羽前方の斜め方向に向けて挿入するようにしてもよい。
(2)実施例1では、全長約1700mmのロックボルト本体を使用する例を示したが、これに限定されず、例えば、より長尺なロックボルト本体を適用してもよい。この場合、本発明に係るロックボルト本体が鋼製であることから、フォアポーリング工法等の先受け工にも適用可能な長さのロックボルト本体とすることができる。更に、1700mmよりも短尺であってもよい。ロックボルト本体の全長としては、例えば、1000〜4000mmであることができる。
(3)実施例1では、注入式ロックボルト、及び地山の補強工事の施工方法をトンネル工事に適用する例を示したが、これに限定されず、例えば、法面等の工事に適用してもよい。
(4)実施例1では、ロックボルト本体の外周面に呼び径R32のロープねじを形成するようにしたが、これに限定されず、例えば、呼び径R25等の他の呼び径のロープねじとしてもよい。また、ロープねじにも限定されず、他の規格のねじを採用してもよい。
10…注入式ロックボルト
20…ロックボルト本体
20A…先端部
20B…基端部
21…平坦部
22…段差部
23…連通孔
30…パッカー
31…リングバンド
40…本体バルブ
41…外筒部材
41A…拡径部
42…内筒部材
43…薄板部材
50…連通孔バルブ
B…穿孔
C…吹付けコンクリート層
G…地山

Claims (5)

  1. 外周面にねじ山が形成されているとともに、地山補強用の薬液が流通可能に管状に形成された鋼製のロックボルト本体と、
    前記ロックボルト本体の外周部に装着されるパッカーと、
    前記ロックボルト本体の先端部に取着され、所定の圧力で開放される本体バルブと、を備え、
    前記ロックボルト本体の前記パッカーが装着されている部位には、前記ロックボルト本体の内側空間と外側空間とを連通する連通孔が形成されており、
    前記パッカーは、前記ロックボルト本体内に前記薬液を流通させるときには、前記連通孔から流出する前記薬液により膨張可能とされていることを特徴とする注入式ロックボルト。
  2. 前記連通孔には、前記本体バルブが開放される圧力よりも低い圧力で開放される連通孔バルブが取着されていることを特徴とする請求項1記載の注入式ロックボルト。
  3. 前記連通孔バルブは、前記薬液が前記ロックボルト本体の内側空間から外側空間へ抜ける場合にのみ開放可能な逆止弁であることを特徴とする請求項2に記載の注入式ロックボルト。
  4. 前記パッカーは、前記薬液を流通させたときには、前記ロックボルト本体の外径の1.5〜3倍の外径になるまで膨張可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の注入式ロックボルト。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の注入式ロックボルトを用いた地山の補強工事の施工方法であって、
    地山に前記注入式ロックボルトの外径よりも大きな内径の穿孔を形成する工程と、
    前記穿孔に前記注入式ロックボルトを挿入する工程と、
    前記ロックボルト本体の基端部から前記薬液を注入して前記パッカーを膨張させ、前記パッカーの外周面を前記穿孔の内壁に定着させる工程と、
    前記ロックボルト本体の基端部から前記薬液を更に注入して前記本体バルブを開放させ、前記薬液を前記穿孔内に放出する工程と、を備えることを特徴とする地山の補強工事の施工方法。

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