JP2017106183A - 吐水装置とこれを備える浴槽装置 - Google Patents
吐水装置とこれを備える浴槽装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017106183A JP2017106183A JP2015238883A JP2015238883A JP2017106183A JP 2017106183 A JP2017106183 A JP 2017106183A JP 2015238883 A JP2015238883 A JP 2015238883A JP 2015238883 A JP2015238883 A JP 2015238883A JP 2017106183 A JP2017106183 A JP 2017106183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- chamber
- water discharge
- bathtub
- discharge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Abstract
Description
特に、吐水流の吐水幅を長くすると膜形状の不均整が大きくなるから、膜形状の不均整を所望のレベル以下に抑えようとすると、吐水流の吐水幅が制限されることがあった。
整流部材66は、通路部44に対応する位置に、例えば通路部44の開口と同軸に設けられる。整流部材66は、隔壁40に対して隙間を空けて設けられてもよいが、実施の形態の整流部材66は隔壁40に接して設けられている。隔壁40に接していることで面方向の水流を効果的に遮ることができる。整流部材は、壁体または中空の筒状体であってもよく、筒状体の一部が欠ける形状であってもよい。実施の形態の整流部材66は通路部44の開口の中心を通る鉛直線を囲む方向に連続して形成されている。整流部材66は、多角形を含む各種の形状に形成することができる。
下筐体50は、方向Y(前後方向)にて短く方向X(横方向)にて長い横長偏平形状の部材で、左後方角部と右後方角部とは上面視で曲線状に湾曲する。下筐体50には、第1凹部51、第2凹部52、吐出下壁部22b、第1接続部53、第2接続部54及び給水部32が設けられる。下筐体50の第1凹部51、第2凹部52、吐出下壁部22b、第1接続部53、第2接続部54及び給水部32とは、例えば樹脂材料からモールド成形工程によって一体に形成されてもよい。下筐体50は、第1凹部51、第2凹部52、吐出下壁部22b、第1接続部53、第2接続部54及び給水部32の何れかの部分が別体に形成されて結合されてもよい。
中筐体60は第1室30と第2室20とを上下に隔てる隔壁40を構成する。特に、中筐体60は、方向Xに細長い横長偏平形状の下側が開放された箱状の部材で、上面視で両側辺が外側に湾曲する。中筐体60は、天壁部62と、天壁部62の周辺から下向に突出する周辺壁部61と、を含む。周辺壁部61は、前方側で方向Xに延伸する前壁部61aと、後方側で方向Xに延伸する後壁部61bと、左端側で前壁部61aから後壁部61bにかけて延在する左壁部61cと、右端側で前壁部61aから後壁部61bにかけて延在する右壁部61dと、を含む。左壁部61cおよび右壁部61dは上面視で方向Xの外側に膨らみ半円弧状に湾曲している。
隔壁40の後方部である中筐体60の後壁部61bには、後方に張出す張出部68と張出部68より前方に後退する後退部69とが設けられる。張出部68は、後壁部61bにおいて方向Yにて後方に張り出するように形成される。後退部69は、後壁部61bにおいて複数の張出部68の間にて方向Yにて前方に後退するように形成される。張出部68と後退部69とはそれぞれ複数設けることができる。つまり、後壁部61bは複数(例えば5つ)の張出部68と複数(例えば4つ)の後退部69とが交互に連続して設けられてもよい。張出部68と後退部69とは滑らかな曲線によって接続されてもよい。張出部68は、下筐体50の後立壁52bの後退部55に対応する形状を有し、後退部55に方向Yにて後向きに進入する。
上筐体70は、方向X(横方向)に細長い横長偏平形状の部材で、左後方角部と右後方角部とは上面視で曲線状に湾曲する。図6に示すように、上筐体70には、上凹部71、後方カバー部72、前凹部73、庇部74、突出部75および吐出上壁部22aが設けられる。図7、9に示すように、上筐体70には、第1接続部77および第2接続部78が設けられる。
後方カバー部72は、上筐体70の後方から下向に突出する薄板状の部分で、後方視で矩形状に形成される。図6に示すように、後方カバー部72は、第2室20の後方から第1室30の後方にかけて連続して覆うように設けられる。後方カバー部72は下筐体50の後方側の大半を覆う形状を有する。後方カバー部72を有することによって、後方視の吐水装置10の意匠性が向上する。
吐出上壁部22aと吐出下壁部22bの間には方向Zに狭い隙間である吐出隙間部22cが形成される。吐出隙間部22cの外部空間への出口には吐出口22が設けられる。
第2室20には方向Zの隙間が前向きに徐々に狭くされる絞り部20aが形成される。特に、絞り部20aは上筐体70の天面部71aと中筐体60の天壁部62の上面部62aの方向Zの隙間に形成される。吐出隙間部22cは絞り部20aの前方端に接続される。第2室20に満たされた浴槽水110は、絞り部20aで流速を増して吐出隙間部22cに流れ込み、吐出隙間部22cで流れの方向が整えられて吐出口22から吐き出される。
次に、図7およびその部分拡大図である図8を参照して第1締結構造80について説明する。第1締結構造80は、中空ボルト81、第1ボルト82、アンカーナット83、ナット84、ブッシュ85およびキャップ89を含む。
中空ボルト81は、第2室20と第1室30とを結合するための中空締結具であって、別の締結具が挿入される中空部81cを有する。特に、中空ボルト81は、ヘッド部81a、通水部81b、中空部81c、首下部81dおよびねじ部81eを含む。中空ボルト81は、黄銅などの金属材料から機械加工によって、ヘッド部81a、通水部81b、中空部81c、首下部81dおよびねじ部81eが一体に形成される。ヘッド部81aは首下部81dより上の大径の部分で、例えば上面視で円形状を有する。
中空ボルト81の上部のヘッド部81aには、中空部81cから外周側に通じる通水部81bが設けられる。通水部81bは中空部81cと外周面とを連通することによって、中空部81cと外周面との間に水滴の通路を形成する。通水部81bは中空部81cの延在方向と交わる方向に延伸して形成される。通水部81bは、例えばヘッド部81aの上端面にて溝状に凹む部分であってもよい。通水部81bは、例えばヘッド部81aの一方の外周部から中心軸Nを通り反対側の外周部まで直線状に形成されてもよい。このように形成することによって、通水部81bは、中空部81cに第1ボルト82が挿入された状態で中空部81cと外周面とを連通できる。
第1ボルト82は、ねじ部82cを先頭に上筐体70側から中空ボルト81の中空部81cに挿入される。第1ボルト82は、中空ボルト81を突き抜けて、浴槽210のリム部216に固定されたベース部材102に埋め込まれたアンカーナット83にねじ込まれる。
次に、図9を参照して第2締結構造90について説明する。第2締結構造90は、第2ボルト91、アンカーナット93およびブッシュ95を含む。第2ボルト91はヘッド部91aと、ねじ部91cを有する首下部91bとを含む。第2ボルト91は、ねじ部91cを先頭に下筐体50側のから方向Zに連通する貫通孔54bと貫通孔65bとを突き抜ける。貫通孔65bから突出した第2ボルト91のねじ部91cは上筐体70の有底孔78bに埋め込まれたアンカーナット93にねじ込まれる。この構成によって、第2ボルト91は下筐体50と中筐体60を上筐体70に結合する。第2ボルト91のヘッド部91aは下筐体50の下面に設けられる凹部54dに収容されてもよい。
吐水装置10は、既述したように膜状の吐水流112を吐出することができる。このような吐水流112を使用者の肩などのにかけるようにすれば、膜状の吐水流112のたたき作用や温浴作用により使用者に独特のリラックス効果やマッサージ効果を生じることができる。
次に、図12を参照して第1変形例について説明する。図12は、第1変形例の中筐体122を斜め下から視た斜視図である。第1変形例は吐水装置10に対して整流部材66が中筐体122の下側に立設される点で相違しており他の構成は同様である。したがって、第1変形例は吐水装置10と同様の作用と効果を奏することは明白であり、重複する説明は省く。
次に、図13を参照して第2変形例について説明する。図13は、第2変形例の中筐体132を斜め上から視た部分斜視図である。第2変形例は、吐水装置10に対して整流部材66が上面視で左右方向に沿った長軸を有するオーバル形状に形成される点で相違し他の構成は同様である。したがって、第2変形例は吐水装置10と同様の作用と効果を奏することは明白であり、重複する説明は省く。加えて、第2変形例は、整流部材66が、そのオーバル形状の長軸が左右方向に沿うように配置されることによって、その短軸方向に沿った吐水装置10の前後方向の寸法を小さくすることができる。
32 給水部、 40 隔壁、 42 連通部、 44 通路部、
50 下筐体、 51 第1凹部、 52 第2凹部、
53 第1接続部、 54 第2接続部、 60 中筐体、
65 第2接続部、 66 整流部材、 67 傾斜面部、 68 張出部、
69 後退部、 70 上筐体、 72 後方カバー部、
77 第1接続部、 78 第2接続部、 80 第1締結構造、
81 中空ボルト、 82 第1ボルト、 83 アンカーナット、
84 ナット、 89 キャップ、 90 第2締結構造、
91 第2ボルト、 93 アンカーナット、 101 枕部材、
102 ベース部材、 110 浴槽水、 112 吐水流、
200 浴槽装置、 210 浴槽、 216 リム部。
Claims (6)
- 湯または水である浴槽水を受け入れて左右方向に広い膜状の吐水流を前向きに吐き出すための吐水装置であって、
隔壁を隔てて上下に配設される第1室と第2室とを備え、
前記第1室には浴槽水を受け入れる給水部が設けられ、
前記第2室には吐水流を吐き出すための吐出口が設けられ、
前記隔壁には前記第1室と前記第2室とを連通する連通部が設けられ、
前記隔壁の上側と下側の少なくとも一方に前記連通部を通過する浴槽水を上下方向に導く整流部材が設けられることを特徴とする吐水装置。 - 前記整流部材は筒状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
- 前記整流部材は円形状またはオーバル形状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
- 前記整流部材は左右方向に沿った長軸を有するオーバル形状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の吐水装置。
- 前記整流部材は前記隔壁と一体に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の吐水装置。
- 請求項1から5のいずれかに記載の吐水装置を備える浴槽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015238883A JP6538536B2 (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 吐水装置とこれを備える浴槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015238883A JP6538536B2 (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 吐水装置とこれを備える浴槽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017106183A true JP2017106183A (ja) | 2017-06-15 |
JP6538536B2 JP6538536B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=59060667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015238883A Active JP6538536B2 (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 吐水装置とこれを備える浴槽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6538536B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102664010B1 (ko) * | 2023-11-16 | 2024-05-10 | 대림비앤코 주식회사 | 폭포수 타입 토수구를 갖는 수전 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312968U (ja) * | 1989-06-14 | 1991-02-08 | ||
JPH04112694U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-09-30 | 株式会社タイヘイ | シヤワー装置 |
JP2004089811A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | シャワヘッド |
JP4066459B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2008-03-26 | Toto株式会社 | 吐水装置 |
JP2010209549A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 吐出装置及び水栓 |
JP2013144093A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-07-25 | Toto Ltd | 吐水装置 |
-
2015
- 2015-12-07 JP JP2015238883A patent/JP6538536B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312968U (ja) * | 1989-06-14 | 1991-02-08 | ||
JPH04112694U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-09-30 | 株式会社タイヘイ | シヤワー装置 |
JP2004089811A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | シャワヘッド |
JP4066459B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2008-03-26 | Toto株式会社 | 吐水装置 |
JP2010209549A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 吐出装置及び水栓 |
JP2013144093A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-07-25 | Toto Ltd | 吐水装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102664010B1 (ko) * | 2023-11-16 | 2024-05-10 | 대림비앤코 주식회사 | 폭포수 타입 토수구를 갖는 수전 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6538536B2 (ja) | 2019-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6847358B2 (ja) | 吐水装置とこれを備える浴槽装置 | |
US9447567B2 (en) | Flow adjustable bubble aerator | |
WO2015182660A1 (ja) | 吐水装置及び浴槽装置 | |
US10207844B2 (en) | Dropper | |
BR112015000079B1 (pt) | conjunto de distribuição para distribuir uma espuma e dispositivo de distribuição de espuma | |
JP2017106183A (ja) | 吐水装置とこれを備える浴槽装置 | |
JP2010162436A (ja) | シャワーヘッド | |
JP2017166560A (ja) | 定流量弁 | |
US10437263B2 (en) | Toilet fill valve with improved noise performance | |
JP5859408B2 (ja) | 泡噴出容器 | |
JP2015067350A (ja) | 塗布容器 | |
JP2017210285A (ja) | 内容物を計量して塗布する塗布容器 | |
JP2016069868A (ja) | 吐水装置 | |
US20170183849A1 (en) | Fluid restriction nozzle for hand washing | |
KR101935874B1 (ko) | 샤워 헤드 장치 | |
JP2007320596A (ja) | デラミボトル | |
US20210172159A1 (en) | Flow Controller and Bubbler | |
CN109667874B (zh) | 一种液压阻尼装置 | |
FR3109539B1 (fr) | Distributeur de produit fluide | |
JP2014091536A (ja) | スリットバルブ付き注出中栓 | |
JP2015216869A (ja) | 排水装置及び栽培装置 | |
JP2015192797A (ja) | シャワー装置 | |
JP6066339B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP6994399B2 (ja) | 水栓柱 | |
KR20190011135A (ko) | 냉매분배기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6538536 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |