JP2017105552A - ベルトコンベヤ - Google Patents

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藤田 昌弘
Masahiro Fujita
昌弘 藤田
清水 弘樹
Hiroki Shimizu
弘樹 清水
文孝 金田
Fumitaka Kaneda
文孝 金田
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Abstract

【課題】対向するコンベヤベルト同士の間に運搬物を挟み込んで上方へ移送する型式のベルトコンベヤにおいて、水平方向の搬送距離を短縮し得るベルトコンベヤを提供する。
【解決手段】搬送方向後端側から先端側へ向かって上方に延びる縦方向搬送面53aを有し、該縦方向搬送面53aの先端が搬送面の終端を成すよう構成した第一のコンベヤベルト53を備えた第一のコンベヤ51と、第一のコンベヤベルト53の縦方向搬送面53aと対向するように第二のコンベヤベルト63を配した第二のコンベヤ52を備え、第二のコンベヤベルト63は縦方向搬送面53aの先端まで縦方向搬送面53aと対向し、第一のコンベヤベルト53と第二のコンベヤベルト63の間に運搬物4を挟み込んだ状態で縦方向搬送面53aの先端まで移送するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトコンベヤに関する。
砕石や石灰石、砂、石炭、鉄鉱石、木材チップ等の運搬物をベルトコンベヤを用いて低所から高所へと運び上げる際、コンベヤの傾斜角度は運搬物の安息角により制限を受ける。従来のベルトコンベヤの場合、その傾斜角度は高々15度程度である。よって、運搬の高度差が大きいほど、運搬物を運び上げるために必要な水平方向の搬送距離も長くなってしまい、ベルトコンベヤの設置面積が大きくなって敷地の有効利用を妨げる要因となっていた。
そこで近年、省スペース化を図るため、上下にそれぞれ独立した二組のベルトコンベヤを互いのベルトが対向するように設置し、該上下のベルトの間に運搬物を挟み込んで運搬するタイプのベルトコンベヤ(垂直コンベヤ、急傾斜コンベヤ等と呼称される)が実用化されている。
図4はそのような垂直コンベヤあるいは急傾斜コンベヤの一例を示している。ここに示したベルトコンベヤ100は、地上に設置された第一のコンベヤ1と、該第一のコンベヤ1の上側に設置された第二のコンベヤ2の二台のコンベヤ装置を備えて構成されている。
第一のコンベヤ1に備えた無端状のコンベヤベルト(第一のコンベヤベルト)3は、低所から高所へ鉛直方向に沿って立ち上がるように配置されており、その搬送面は、略垂直の面を有して上方へ延びる中間面3aを成して、運搬物4を低所の尾部面3bから高所の頭部面3cへと運び上げるようになっている。
第一のコンベヤベルト3は、搬送方向先端の頭部プーリ6、及び搬送方向後端の尾部プーリ7のところでそれぞれ折り返すようになっており、頭部プーリ6に備えた図示しないモータや減速機等の駆動機構により第一のコンベヤベルト3が周回駆動されるようになっている。すなわち、第一のコンベヤベルト3では、頭部プーリ6が駆動プーリを兼ねている。また、第一のコンベヤベルト3の各所には図示しないガイドローラが備えられて尾部面3bから中間面3a、頭部面3cへと至る形状を支え、第一のコンベヤベルト3の動作をガイドするようになっている。さらに、第一のコンベヤベルト3のうち、搬送面を成さない部分は所要箇所にて複数の固定ドラム5,8,9,10,11,12及び可動プーリ13に掛け回され、該可動プーリ13に取り付けられた錘14により張力が付与されている。
第二のコンベヤ2に備えた無端状のコンベヤベルト(第二のコンベヤベルト)15は、第一のコンベヤベルト3の中間面3aに対向するように配置されており、該中間面3aとの間に運搬物4を挟み込むことで、急斜面や垂直面においても運搬物4を保持して高所の頭部面3cまで運び上げることができるようになっている。
第二のコンベヤベルト15は、搬送方向先端の頭部プーリ16、及び搬送方向後端の尾部プーリ17のところでそれぞれ折り返すようになっており、頭部プーリ16が図示しないモータや減速機等の駆動機構を備えて第二のコンベヤベルト15を周回駆動するようになっている。すなわち、第二のコンベヤベルト15でも、頭部プーリ16が駆動プーリを兼ねている。また、第二のコンベヤベルト15の各所には図示しないガイドローラが備えられて第一のコンベヤベルト3の中間面3aに沿う形状を支え、第二のコンベヤベルト15の動作をガイドするようになっている。さらに、第二のコンベヤベルト15のうち、中間面3aに対向しない部分は所要箇所にて複数の固定ドラム18,19,20,21,22及び可動プーリ23に掛け回され、該可動プーリ23に取り付けられた錘24により張力が付与されている。
第一のコンベヤベルト3の後端付近にはシュート25が備えられ、尾部面3b上に運搬物4を供給するようになっている。また、第一のコンベヤベルト3の先端部にはシュート26が備えられ、頭部面3c上を運ばれてきた運搬物4はシュート26に投入され、該シュート26の下方に備えられた図示しない別のベルトコンベヤ等に受け渡されるようになっている。
運搬にあたっては、第一のコンベヤベルト3は駆動プーリである頭部プーリ6により図中、時計回りに周回駆動する。同時に、第二のコンベヤベルト15は駆動プーリである頭部プーリ16により図中、反時計回りに周回駆動する。
シュート25から第一のコンベヤベルト3の尾部面3bに投下された運搬物4は、尾部面3b上を水平方向に沿って図中、右向きに搬送される。運搬物4が中間面3aの尾部側端部に到達すると、運搬物4は、第一のコンベヤベルト3の中間面3aと、これに対向するように備えられた第二のコンベヤベルト15との間に挟み込まれる。ここで、第一のコンベヤベルト3と第二のコンベヤベルト15には、それぞれ錘14及び錘24によって張力が付与されているため、第一のコンベヤベルト3と第二のコンベヤベルト15とは互いに押し付け合い、運搬物4は二枚のコンベヤベルト3,15の間に保持されたまま、略垂直な中間面3aに沿って上方へと移送されていく。運搬物4は、中間面3aから高所の頭部面3cへと達し、該頭部面3cの先端でシュート26に投入される。
この種の垂直コンベヤあるいは急傾斜コンベヤと呼ばれるベルトコンベヤに関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1がある。
特開平11−199025号公報
ところで、この種のベルトコンベヤにおいては、一般的に、中間面3aと尾部面3b、頭部面3cとが、滑らかな円弧状の曲線を成して連続している必要がある。
第一のコンベヤベルト3と第二のコンベヤベルト15とは、互いに対向する面の間に運搬物4を挟み込むため、できる限り同じ速さで駆動されることが望ましい。ここで、両者が直線的に動作している場合は問題ないが、図4における中間面3aの上下にあたる部分の如く、互いに曲線を成しつつ対向して動作している場合、曲線の曲がり方向内側にあたるコンベヤベルトと、外側にあたるコンベヤベルトとでは、その経路長に差が出てしまう。すなわち、曲線部分においては、曲がり方向内側のコンベヤベルトにとっては進む経路が相対的に短いが、曲がり方向外側のコンベヤベルトは相対的に長い距離を進まなくてはならない。したがって、曲がり方向内側のコンベヤベルトには相対的に縮みが、曲がり方向外側のコンベヤベルトには相対的に伸びが発生することになる。
こうした伸びあるいは縮みは軽微であれば問題ないが、大きくなればコンベヤベルトやコンベヤ装置に負担がかかってしまうほか、運搬にも支障を生じる虞がある。そして、このようなコンベヤベルトの相対的な伸び縮みの度合は、コンベヤベルトが成す曲線の曲率半径が小さいほど大きく、曲率半径が大きいほど小さくなる。このため、従来、この曲線部分における曲率半径はある程度大きく取らざるを得ず、具体的には3メートル〜6メートル程度が下限であった。
そして、曲率半径を大きく取るということは、それだけ水平方向の搬送距離が長くなり、設置面積を要するということである。この点について、敷地面積をより有効に利用するために更なる改善が望まれていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、対向するコンベヤベルト同士の間に運搬物を挟み込んで上方へ移送する型式のベルトコンベヤにおいて、水平方向の搬送距離を短縮し得るベルトコンベヤを提供しようとするものである。
本発明は、搬送方向後端側から先端側へ向かって上方に延びる縦方向搬送面を有し、該縦方向搬送面の先端が搬送面の終端を成すよう構成した第一のコンベヤベルトを備えた第一のコンベヤと、前記第一のコンベヤベルトの前記縦方向搬送面と対向するように第二のコンベヤベルトを配した第二のコンベヤを備え、前記第二のコンベヤベルトは前記縦方向搬送面の先端まで該縦方向搬送面と対向し、前記第一のコンベヤベルトと前記第二のコンベヤベルトの間に運搬物を挟み込んだ状態で前記縦方向搬送面の先端まで移送するよう構成されていることを特徴とするベルトコンベヤにかかるものである。
本発明のベルトコンベヤにおいて、前記縦方向搬送面の先端部は鉛直方向に対して所定の傾斜角を成し、前記縦方向搬送面の先端において運搬物を投射するよう構成されていることが好ましい。
本発明のベルトコンベヤによれば、対向するコンベヤベルト同士の間に運搬物を挟み込んで上方へ移送する型式のベルトコンベヤにおいて、水平方向の搬送距離を短縮し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明のベルトコンベヤの全体構成を説明する概要図である。 本発明のベルトコンベヤの別の形態の一例を示す概要図である。 本発明のベルトコンベヤのさらに別の形態の一例を示す概要図である。 従来の垂直コンベヤあるいは急傾斜コンベヤと呼ばれる型式のベルトコンベヤの一例を示す概要図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施によるベルトコンベヤの形態の一例を示すものであって、図中、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成は図4に示す従来のものと同様である。
本実施例のベルトコンベヤ200は、図1に示す如く、地上に設置された第一のコンベヤ51と、該第一のコンベヤ51の上側に設置された第二のコンベヤ52の二台のコンベヤ装置を備えて構成されているが、図4に示した従来例のベルトコンベヤ100とは異なり、頭部面3cにあたる部分を有しておらず、また、中間面3aにあたる部分のうち、上側の曲線部分も省略した形になっている。
第一のコンベヤ51に備えた無端状のコンベヤベルト(第一のコンベヤベルト)53は、搬送方向後端側の低所から搬送方向先端側の高所へ鉛直方向に沿って立ち上がるように配置されており、その搬送面は、略垂直の面を有して上方へ延びる縦方向搬送面53aを成して、運搬物4を低所の尾部面53bから高所へと運び上げるようになっている。
本実施例の第一のコンベヤ51の場合、縦方向搬送面53aの下部は、滑らかな円弧状の曲線を成して尾部面53bと接続されているが、該曲線部分より先の部分では、略垂直の面を成した後、鉛直方向に対して所定の角度(傾斜角)θを有する傾斜面を成し、該傾斜面が縦方向搬送面53aの先端部を成している。そして、該縦方向搬送面53aの先端が、第一のコンベヤベルト53の成す搬送面全体の終端を成すよう構成されている。すなわち、第一のコンベヤベルト53の成す搬送面は、尾部面53bから縦方向搬送面53aに至った後、その先端で終了する構成となっている。
第一のコンベヤベルト53は、搬送方向先端の頭部プーリ55、及び搬送方向後端の尾部プーリ56のところでそれぞれ折り返すようになっており、頭部プーリ55に備えた図示しないモータや減速機等の駆動機構により第一のコンベヤベルト53が周回駆動されるようになっている。すなわち、第一のコンベヤベルト53では、頭部プーリ55が駆動プーリを兼ねている。また、第一のコンベヤベルト53の各所には図示しないガイドローラが備えられて尾部面53bから縦方向搬送面53aへと至る形状を支え、第一のコンベヤベルト53の動作をガイドするようになっている。さらに、第一のコンベヤベルト53のうち、搬送面を成さない部分は所要箇所にて複数の固定ドラム54,57,58,59,60及び可動プーリ61に掛け回され、該可動プーリ61に取り付けられた錘62により張力が付与されている。
第二のコンベヤ52に備えた無端状のコンベヤベルト(第二のコンベヤベルト)63は、第一のコンベヤベルト53の縦方向搬送面53aに対向するように配置されており、該縦方向搬送面53aとの間に運搬物4を挟み込むことで、急斜面や垂直面においても運搬物4を保持して運び上げることができるようになっている。
ここで、本実施例のベルトコンベヤ200の場合、この第二のコンベヤベルト63は、第一のコンベヤベルト53が成す縦方向搬送面53aの先端まで該縦方向搬送面53aと対向しており、縦方向搬送面53aの下部にあたる尾部面53bとの接続部から、第一のコンベヤベルト53の成す搬送面全体の終端にあたる縦方向搬送面53aの先端まで、第一のコンベヤベルト53との間に運搬物4を挟み込みんだ状態で移送するようになっている。
第二のコンベヤベルト63は、搬送方向先端の頭部プーリ64、及び搬送方向後端の尾部プーリ65のところでそれぞれ折り返すようになっており、頭部プーリ64が図示しないモータや減速機等の駆動機構を備えて第二のコンベヤベルト15を周回駆動するようになっている。すなわち、第二のコンベヤベルト63では、頭部プーリ64が駆動プーリを兼ねている。また、第二のコンベヤベルト63の各所には図示しないガイドローラが備えられて第一のコンベヤベルト53の縦方向搬送面53aに沿う形状を支え、第二のコンベヤベルト63の動作をガイドするようになっている。さらに、第二のコンベヤベルト63のうち、縦方向搬送面53aに対向しない部分は所要箇所にて複数の固定ドラム66,67,68,69,70及び可動プーリ71に掛け回され、該可動プーリ71に取り付けられた錘72により張力が付与されている。
第一のコンベヤベルト53の後端付近にはシュート25が備えられ、尾部面53b上に運搬物4を供給するようになっている。また、第一のコンベヤベルト53の先端部にはシュート26が備えられ、縦方向搬送面53aに沿って運ばれてきた運搬物4はシュート26に投入され、該シュート26の下方に備えられた図示しない別のベルトコンベヤ等に受け渡されるようになっている。
次に、上記した本実施例の作動を説明する。
運搬にあたっては、第一のコンベヤベルト53は駆動プーリである頭部プーリ55により図中、時計回りに周回駆動する。同時に、第二のコンベヤベルト63は駆動プーリである頭部プーリ64により図中、反時計回りに周回駆動する。
シュート25から第一のコンベヤベルト53の尾部面53bに投下された運搬物4は、尾部面53b上を図中、右向きに搬送される。運搬物4が縦方向搬送面53aの尾部側端部に到達すると、運搬物4は、第一のコンベヤベルト53の縦方向搬送面53aと、これに対向するように備えられた第二のコンベヤベルト63との間に挟み込まれる。第一のコンベヤベルト53と第二のコンベヤベルト63には、それぞれ錘62及び錘72によって張力が付与されているため、第一のコンベヤベルト53と第二のコンベヤベルト63とは互いに押し付け合い、運搬物4は二枚のコンベヤベルト53,63の間に保持されたまま、略垂直な縦方向搬送面53aに沿って上方へと移送されていく。運搬物4は、縦方向搬送面53aの先端に達すると、そこから斜め上方に投射され、シュート26に投入される。
ここで、上述の通り、第二のコンベヤベルト63は、縦方向搬送面53aの先端まで運搬物4を挟み込みつつ搬送するようになっている。よって、運搬物4の安息角によらず、該運搬物4を縦方向搬送面53aの先端まで確実に運び上げ、そのままシュート26に向かって投射することができるようになっている。
このとき、縦方向搬送面53aの先端部が鉛直方向に対し所定の傾斜角θを有していることは、二つの意味において重要である。第一に投射角の確保、第二に機器のレイアウト上の問題である。
投射角の確保について説明すると、仮に縦方向搬送面53aの先端部が垂直面を成していた場合、運搬物4は縦方向搬送面53aに沿って搬送された後、縦方向搬送面53aの先端から垂直に投射されてしまうことになる。垂直に投射された運搬物4は重力に従ってそのまま垂直に落下し、縦方向搬送面53aの先端に再び戻ってしまうので、シュート26に投入することができない。したがって、運搬物4をここでシュート26に投入するためには、縦方向搬送面53aの先端部にある程度の傾斜を設け、投射角を確保することが必要である。
運搬物4をシュート26へ確実に投入するために必要な傾斜角θは、二枚のコンベヤベルト53,63の運転速度と、頭部プーリ55の径や位置によって決定される。二枚のコンベヤベルト53,63の運転速度は、すなわち縦方向搬送面53aの先端における運搬物4の投射の初速度であり、縦方向搬送面53a先端部の傾斜角θは、運搬物4の投射角である。縦方向搬送面53aの先端から投射された運搬物4が放物線を描いて頭部プーリ55を飛び越え、シュート26内へ落下するためには、ある程度の投射角と、ある程度の投射速度が必要である。これらを決定する傾斜角θやコンベヤベルト53,63の運転速度の具体的な値は、本発明を実施するにあたり種々の条件を考慮して個別に決定すれば良い。
機器のレイアウトについて説明すると、上述の通り、シュート26に投入された運搬物4は、該シュート26の下方に備えられた図示しない別のベルトコンベヤ等に受け渡されるようになっている。ここで、第一のコンベヤ51においては、第一のコンベヤベルト53の搬送面の裏側に、固定ドラム54,57,58,59,60や可動プーリ61等のほか、各種の機器類が備えられている。このため、シュート26の下方に前記別のベルトコンベヤ等を設置するスペースを確保するには、縦方向搬送面53aの先端部が十分な傾斜角θを有して搬送方向先端側へ迫り出している必要がある。
このように、本実施例のベルトコンベヤ200においては、第一のコンベヤベルト53の成す縦方向搬送面53aの先端が搬送面全体の終端を成すよう構成し、上記従来例(図4参照)における中間面3aの上側に相当する曲線構造の大部分を省略している。これにより、水平方向の搬送距離を短縮し、設置面積を小さくして敷地面積の更なる有効利用を図ることができる。
ここで、第二のコンベヤベルト63は縦方向搬送面53aの先端まで第一のコンベヤベルト53との間に運搬物4を挟み込んだ状態で移送するようにしているので、前記上側の曲線構造が省略され、第一のコンベヤベルト53の成す搬送面の終端にあたる縦方向搬送面53aの先端部が急傾斜を成していても、前記搬送面の終端まで運搬物4を確実に運び上げることができるようになっている。
さらに、縦方向搬送面53aの先端部は鉛直方向に対して所定の傾斜角θを成し、縦方向搬送面53aの先端において運搬物4を投射するよう構成しているので、縦方向搬送面53aの先端における運搬物4の受け渡しを効率良く行うことができる。
尚、図1に示したベルトコンベヤ200では、第一のコンベヤベルト53の成す縦方向搬送面53aは、尾部面53bから円弧状の曲線を成して立ち上がった後、略垂直の面を成し、さらにその先の先端部で鉛直方向に対して所定の角度(傾斜角)θを有する傾斜面を成す形状としているが、縦方向搬送面53aの形状はこれに限定されるものではない。搬送面の終端部を成す縦方向搬送面53aの先端部が所定の傾斜角θを有していれば良い。
例えば、図2に示す如く、略垂直の面を成した後で円弧状の曲線を描き、該円弧状の曲線構造の部分を搬送面の先端部として構成しても良い。この場合、運搬物4の投射角である傾斜角θは、縦方向搬送面53aの先端部における接線が鉛直方向に対して成す角度として定義される。
あるいは、図示は省略するが、縦方向搬送面53aは略垂直の面を有さず、尾部面53bから円弧状の曲線を成して立ち上がった後、そのまま傾斜角θを有する傾斜面を成し、該傾斜面が縦方向搬送面53aの先端部を成す構成とすることもできる。
もしくは、図3に示す如く、第一のコンベヤベルト53の搬送方向先端部が尾部面53b側に折り返す形状としても良い。尚、図3に示す配置の場合、縦方向搬送面53aの先端ないし搬送面全体の終端は、第二のコンベヤ52側の頭部プーリ64の位置となる。
その他、本発明のベルトコンベヤは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
4 運搬物
51 コンベヤ(第一のコンベヤ)
52 コンベヤ(第二のコンベヤ)
53 コンベヤベルト(第一のコンベヤベルト)
53a 縦方向搬送面
63 コンベヤベルト(第二のコンベヤベルト)
200 ベルトコンベヤ
θ 傾斜角

Claims (2)

  1. 搬送方向後端側から先端側へ向かって上方に延びる縦方向搬送面を有し、該縦方向搬送面の先端が搬送面の終端を成すよう構成した第一のコンベヤベルトを備えた第一のコンベヤと、
    前記第一のコンベヤベルトの前記縦方向搬送面と対向するように第二のコンベヤベルトを配した第二のコンベヤを備え、
    前記第二のコンベヤベルトは前記縦方向搬送面の先端まで該縦方向搬送面と対向し、前記第一のコンベヤベルトと前記第二のコンベヤベルトの間に運搬物を挟み込んだ状態で前記縦方向搬送面の先端まで移送するよう構成されていることを特徴とするベルトコンベヤ。
  2. 前記縦方向搬送面の先端部は鉛直方向に対して所定の傾斜角を成し、前記縦方向搬送面の先端において運搬物を投射するよう構成されている、請求項1に記載のベルトコンベヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109205190A (zh) * 2018-08-09 2019-01-15 焦作科瑞森重装股份有限公司 一种c型压带机驱动控制系统及方法

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