JP2017105253A - 鞍乗型乗物 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗型乗物において、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水からレギュレータを適切に保護する。【解決手段】鞍乗型乗物は、ヘッドランプと、走行用駆動源により発電する発電装置から出力される電力の電圧値を制御するレギュレータと、を備える。車体の側面視において、レギュレータの下端部が、ヘッドランプの下端部の上方に位置した状態で配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型乗物に関する。
鞍乗型乗物は、特許文献1に開示されるように、例えば、エンジン等の走行用駆動源により発電する発電装置と、この発電装置から出力されてヘッドランプ等の電装品に供給される電力の電圧値を制御するレギュレータとを備えている。
特許第4391931号公報
ところで鞍乗型乗物では、レギュレータが配置される位置によっては、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水にレギュレータが触れて、レギュレータが故障するおそれがある。
そこで本発明は、鞍乗型乗物において、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水からレギュレータを適切に保護することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る鞍乗型乗物は、ヘッドランプと、
走行用駆動源により発電する発電装置から出力される電力の電圧値を制御するレギュレータと、を備え、車体の側面視において、前記レギュレータの下端部が、前記ヘッドランプの下端部の上方に位置した状態で配置されている。
上記構成によれば、車体の側面視において、レギュレータの下端部が、ヘッドランプの下端部の上方に位置した状態で配置されていることにより、レギュレータの下端部が、ヘッドランプの下端部の下方に位置した状態で配置されている場合に比べて、レギュレータを路面から離間させ易くすることができるので、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水からレギュレータを適切に保護できる。
車体フレームと、フロントカウルと、前記車体フレームに固定されて、前記フロントカウル及び前記ヘッドランプの少なくともいずれかを支持する支持部材と、を更に備え、前記レギュレータが、前記支持部材又は前記フロントカウルに固定されていてもよい。
上記構成によれば、車体フレームに固定されてフロントカウル及びヘッドランプの少なくともいずれかを支持する支持部材、又はフロントカウルにレギュレータを固定することで、支持部材又はフロントカウルとは別に車体フレームに固定された部材にレギュレータを固定する場合に比べて、レギュレータ周辺の構成を簡素化できる。
前記レギュレータは、前記車体の上面視において、前端部が後端部よりも車幅方向内側に位置した状態で配置されていてもよい。
上記構成によれば、車体の上面視において、レギュレータの前端部が後端部よりも車幅方向内側に位置した状態で配置されているので、車体の車幅方向寸法をレギュレータが配置された位置から車体の前方に向けて小型化し易くすることができる。
ハンドルが固定されるステアリング軸と、前輪を軸支し且つ前記ステアリング軸の前方に配置された一対のフロントフォークと、を更に備え、前記レギュレータは、前記一対のフロントフォークの車幅方向外側の位置に配置され、前記車体の側面視において、前記レギュレータが、前記一対のフロントフォークの前方に突出していてもよい。
上記構成によれば、レギュレータが、一対のフロントフォークの車幅方向外側の位置に配置されているので、一対のフロントフォークの車幅方向外側で、車体の前後方向に流れる走行風にレギュレータを当て易くすることができる。また、車体の側面視において、レギュレータが、一対のフロントフォークの前方に突出しているので、一対のフロントフォークと接触する前の車体の前後方向に流れる走行風に、レギュレータの前端部を当て易くすることができる。よって、レギュレータを走行風に効率よく当てて、レギュレータを走行風によって熱交換させることができ、レギュレータの作動時の温度上昇を良好に抑制できる。
前記車体の前部を覆うカバー体を更に備え、前記カバー体には、前記車体の前後方向に走行風を流通させる開口が設けられ、前記車体の正面視において、前記レギュレータの少なくとも一部が、前記開口から露出していてもよい。
上記構成によれば、車体の正面視において、レギュレータの少なくとも一部が、車体の前部を覆うカバー体の開口から露出しているので、車体の前後方向に流れる走行風に開口を通じてレギュレータを接触させて、レギュレータを豊富な走行風によって効率よく熱交換させることができ、レギュレータの作動時の温度上昇を良好に抑制できる。
前記レギュレータは、回路基板と、前記回路基板と隣接し且つ前記回路基板の作動により生じた熱を放熱する放熱体と、を有し、前記放熱体は、前記回路基板よりも前記車体の前側に配置されて前記車体の前後方向に延び且つ前記回路基板の作動により生じた熱を外気に放熱する少なくとも1つのフィン部を有してもよい。
上記構成によれば、放熱体のフィン部が、回路基板よりも車体の前側に配置されているので、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水が、車体の前方から回路基板に被着するのをフィン部により防止でき、レギュレータを適切に保護できる。また、放熱体が回路基板と隣接していると共にフィン部が車体の前後方向に延びているので、フィン部で走行風を車体の前後方向に案内しながら、レギュレータの作動により生じた熱をフィン部の表面から外気に効率よく放熱でき、レギュレータの作動時の温度上昇を良好に抑制できる。
本発明の別の態様に係る鞍乗型乗物は、ハンドルが固定されるステアリング軸と、走行用駆動源により発電する発電装置から出力される電力の電圧値を制御するレギュレータと、を備え、車体の側面視において、前記レギュレータの後端部が、前記ステアリング軸の前方に位置した状態で配置されている。
上記構成によれば、車体の側面視において、レギュレータの後端部が、ステアリング軸よりも前方に位置した状態で配置されていることにより、レギュレータの後端部が、ステアリング軸よりも後方に位置した状態で配置されている場合に比べて、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水にレギュレータを当たりにくくすることができ、レギュレータを適切に保護できる。
本発明によれば、鞍乗型乗物において、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水からレギュレータを適切に保護することができる。
実施形態に係る鞍乗型乗物の前部の右側面図である。 図1の車体フレームの前部の右側面図である。 図1の鞍乗型乗物の前部の上面図である。 図1の鞍乗型乗物の右正面図である。
本発明の実施形態について、各図を参照して説明する。以下に記載する各方向は、鞍乗型乗物1の車体の搭乗者から見た各方向を基準とする。
図1は、実施形態に係る鞍乗型乗物1の前部の右側面図である。図1に示すように、鞍乗型乗物1は、一例として自動二輪車であって、車体フレーム2、走行用の内燃機関3、燃料タンク4、ステアリング部材5、一対のフロントフォーク6、前輪7、フロントフェンダ8、ハンドル9、ヘッドランプ10、カウル11、発電装置12、及びレギュレータ13を備える。また、鞍乗型乗物1は、図示しない車体後部において、前記搭乗者が騎乗するシート、後輪、前記後輪を軸支するスイングアーム、及びリヤフェンダを備える。
車体フレーム2は、前後方向に延び、ヘッドパイプ2a、メインフレーム部2b、補強フレーム部2c、2d、接続フレーム部2e、2f、補強部材14、及びプレート部材15を有する。ヘッドパイプ2aは、車体フレーム2の前部に設けられ、上下方向に延びている。メインフレーム部2bは、ヘッドパイプ2aから後方に延びている。補強フレーム部2c、2dは、メインフレーム部2bの下方でヘッドパイプ2aから左右に分かれて後方に延び、メインフレーム部2bに接続されている。接続フレーム部2e、2fは、メインフレーム部2bと補強フレーム部2c、2dとの間でメインフレーム部2bの前部から左右に分かれて後方に延び、補強フレーム部2c、2dに接続されている。
補強部材14は、板材を屈曲させてなるガセット部材であり、補強フレーム部2c、2dの前部を覆うと共に、補強フレーム部2c、2dを補強している。プレート部材15は、接続フレーム部2e、2fと補強フレーム部2c、2dとの接続部分の車幅方向の外側の位置に配置され、接続フレーム部2e、2fと補強フレーム部2c、2dとに固定されている。
内燃機関3は、前記後輪を回転駆動させるための駆動力を出力する。内燃機関3は、車体フレーム2の下方に配置され、車体フレーム2に支持されている。燃料タンク4は、内燃機関3に供給する燃料を貯留する。燃料タンク4は、内燃機関3の上方に配置され、車体フレーム2に支持されている。
ステアリング部材5は、一対のフロントフォーク6を保持している。ステアリング部材5は、ステアリング軸16、アンダーブラケット17、及びアッパーブラケット18を有する。ステアリング軸16は、上下方向に延びている。ステアリング軸16は、ヘッドパイプ2aに挿通され、ヘッドパイプ2aに回転自在に支持されている。アンダーブラケット17は、ステアリング軸16の軸方向下端側に配置されている。アッパーブラケット18は、ステアリング軸16の軸方向上端側に配置されている。アンダーブラケット17とアッパーブラケット18とは、一対のフロントフォーク6に連結されている。ステアリング部材5は、ステアリング軸16の軸心を回動中心として、所定の回動角度範囲内でハンドル9と共に回動する。
一対のフロントフォーク6は、ステアリング軸16の前方に配置され、その下端部で前輪7を軸支している。フロントフェンダ8は、前輪7の上方に配置され、フロントフォーク6に支持されている。ハンドル9は、アッパーブラケット18の上部に固定されている。ヘッドランプ10は、ランプ部10aの前面を前方に向けた状態で、車体フレーム2の前方に配置されている。
カウル11は、鞍乗型乗物1の車体の前部を覆うカバー体である。カウル11は、フロントカウル11aとサイドカウル11bとを有する。フロントカウル11aは、ランプ部10aの周囲と一対のフロントフォーク6の上端部とを覆っている。車体側面視において、フロントカウル11aのレギュレータ13よりも前方の位置には、開口11cが設けられている。サイドカウル11bは、フロントカウル11aの後方で、車体フレーム2の左右側部、内燃機関3の上部、及びレギュレータ13を覆っている。
発電装置12は、内燃機関3により交流電力を発電する。発電装置12は、車体の前後方向中央に配置され、内燃機関3から出力される駆動力が伝達されるように、内燃機関3に接続されている。
レギュレータ13は、発電装置12から出力される交流電力を直流電力に変換すると共にその電圧値を制御する。またレギュレータ13は、直流電力をヘッドランプ10と鞍乗型乗物1が備える不図示の各種電装品とに供給する。一例としてレギュレータ13は、鞍乗型乗物1の車体の右側に配置されている。また、レギュレータ13は、フロントフェンダ8の真上の位置に配置されると共に、フロントフェンダ8の前端部8aよりも後方で且つ後端部8bよりも前方の位置に配置されている。なお、レギュレータ13は、レギュレータレクチファイヤとも称する。
図2は、図1の車体フレーム2の前部の右側面図である。図2に示すように、鞍乗型乗物1は、車体フレーム2に固定された支持部材20を更に備えている。支持部材20は、フロントカウル11a又はヘッドランプ10の少なくともいずれか(ここではその両方)を支持している。支持部材20は、センターフレーム部20a、サイドフレーム部20b、20c、及びフロントフレーム部20dを有する。
センターフレーム部20aは、車体の左右方向中央の位置で、前後方向に延びている。センターフレーム部20aの長手方向後端は、ヘッドパイプ2aに固定されている。サイドフレーム部20b、20cは、センターフレーム部20aの左右方向両側の位置で、前後方向に延びている。サイドフレーム部20b、20cの長手方向後端は、プレート部材15を介して補強フレーム部2c、2dに固定されている。フロントフレーム部20dは、センターフレーム部20aの長手方向前端と、サイドフレーム部20b、20cの長手方向前端とに接続されている。フロントフレーム部20dには、フロントカウル11aとヘッドランプ10とが、不図示の締結部材を用いて固定されている。
車体の側面視において、レギュレータ13の上端部13eは、ヘッドランプ10の上端部10cの下方に位置した状態で配置され、レギュレータ13の下端部13aは、ヘッドランプ10の下端部10bの上方に位置した状態で配置されている。レギュレータ13の後端部13bは、ステアリング軸16の前方に位置した状態で配置されている。レギュレータ13は、アンダーブラケット17よりも上方で且つアッパーブラケット18よりも下方の位置に配置されると共に、一対のフロントフォーク6の車幅方向外側の位置に配置されている。また、車体の側面視において、レギュレータ13は、一対のフロントフォーク6の前方に突出している。レギュレータ13は、支持部材20又はフロントカウル11a(ここでは支持部材20)に固定されている。
レギュレータ13は、回路基板21と放熱体22とを有する。回路基板21は、発電装置12と電気的に接続されている。回路基板21は、放熱体22に隣接して配置されている。回路基板21は、放熱体22との間の隙間を充填する不図示の充填樹脂により覆われた状態で、放熱体22に接合されている。放熱体22は、回路基板21の作動により生じた熱を放熱する。放熱体22は、車体の側面視及び正面視において、回路基板21を覆っている。放熱体22は、少なくとも1つ(ここでは複数)のフィン部22aを有する。フィン部22aは、回路基板21の作動により生じた熱を外気に放熱する。フィン部22aは、回路基板21よりも車体の前側に配置されて車体の前後方向に延びている。車体の側面視において、各フィン部22aは、互いに離間しながら平行に延びると共に、車幅方向内側から外側に向けて上方に傾斜しながら延びている。
レギュレータ13と支持部材20との間には、ブラケット23が配置されている。ブラケット23は、一例として板材であり、サイドフレーム部20cとフロントフレーム部20dとに接続されている。レギュレータ13は、締結部材24を用いてブラケット23に固定されている。これによりレギュレータ13は、ブラケット23を介して支持部材20に支持されている。レギュレータ13の下端部13aには、カプラ部13cが設けられている。カプラ部13cは、下方に向けて開放されている。カプラ部13cには、配線25のコネクタ部25aが接続されている。配線25は、カプラ部13cから発電装置12に向けて延び、発電装置12と回路基板21とを電気的に接続している。
図3は、図1の鞍乗型乗物1の前部の上面図である。図3では、カウル11、支持部材20、ブラケット23、及び配線25の図示を省略している。レギュレータ13は、右側のフロントフォーク6の車幅方向外側に配置されている。車体の上面視において、レギュレータ13の前端部13dは、レギュレータ13の後端部13bよりも車幅方向内側に位置した状態で配置されている。レギュレータ13は、ステアリング軸16の軸心を回動中心としてステアリング部材5が回動するときのステアリング部材5の移動範囲の外側に配置されている。これにより、前記搭乗者がハンドル9を操作したときに、レギュレータ13が、ステアリング部材5やフロントフォーク6と干渉するのが回避されている。レギュレータ13の右側のフロントフォーク6と対向する背面13fは、一例として平坦面であり、車体の上面視において、後方から前方に向けて車幅方向外側から内側に延びている。
図4は、図1の鞍乗型乗物1の右正面図である。カウル11の開口11cは、カウル11の前方に向けて開口している。これにより鞍乗型乗物1では、カウル11の開口11cを通じて、車体の前後方向に走行風が流通する。車体の正面視において、レギュレータ13の少なくとも一部は、開口11cから露出している。ここでは車体の正面視において、レギュレータ13の上端部13eと下端部13aとが、カウル11に覆われていると共に、フィン部22aの一部が、開口から露出している。また、車体の正面視において、レギュレータ13は、鞍乗型乗物1の車幅方向のヘッドランプ10とカウル11の外側端部との間の位置に配置されている。
以上説明したように、車体の側面視において、レギュレータ13の下端部13aが、ヘッドランプ10の下端部10bの上方に位置した状態で配置されているので、レギュレータ13の下端部13aが、ヘッドランプ10の下端部10bの下方に位置した状態で配置されている場合に比べて、レギュレータ13を路面から離間させ易くすることができる。よって、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水から、レギュレータ13を適切に保護できる。
また、車体の側面視において、レギュレータ13が、フロントフェンダ8の真上の位置に配置されると共に、フロントフェンダ8の前端部8aよりも後方で且つ後端部8bよりも前方の位置に配置されているので、走行時に前輪7により路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水が、レギュレータ13に当たりにくくすることができる。
また、支持部材20又はフロントカウル11aにレギュレータ13を固定することで、支持部材20又はフロントカウル11aとは別に車体フレーム2に固定された部材にレギュレータ13を固定する場合に比べて、レギュレータ13周辺の構成を簡素化できる。
また、車体の上面視において、レギュレータ13の前端部13dが、後端部13bよりも車幅方向内側に配置されているので、車体の車幅方向寸法をレギュレータ13が配置された位置から車体の前方に向けて小型化し易くすることができる。
また、レギュレータ13が、一対のフロントフォーク6の車幅方向外側の位置に配置されているので、一対のフロントフォーク6の車幅方向外側で車体の前後方向に流れる走行風に、レギュレータ13を当て易くすることができる。また車体の側面視において、レギュレータ13が、一対のフロントフォーク6の前方に突出しているので、一対のフロントフォーク6と接触する前の車体の前後方向に流れる走行風に、レギュレータ13の前端部13dを当て易くすることができる。よって、レギュレータ13を走行風に効率よく当てて、レギュレータ13を走行風によって熱交換させることができ、レギュレータ13の作動時の温度上昇を良好に抑制できる。
また、車体の正面視において、レギュレータ13の少なくとも一部が、カウル11の開口11cから露出しているので、車体の前後方向に流れる走行風に開口11cを通じてレギュレータ13を接触させて、レギュレータ13を豊富な走行風によって効率よく熱交換させることができ、レギュレータ13の作動時の温度上昇を良好に抑制できる。このように、レギュレータ13の一部が開口11cから露出する程度に開口11cを小さくしても、開口11cを通じて、レギュレータ13を走行風によって効率よく熱交換させることができるので、開口11cをカウル11に設けることで鞍乗型乗物1の美観が低下するのを防止できる。
また、放熱体22のフィン部22aが、回路基板21よりも車体の前側に配置されているので、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水が、車体の前方から回路基板21に被着するのをフィン部22aにより防止でき、レギュレータ13を適切に保護できる。また、放熱体22が回路基板21と隣接していると共に、フィン部22aが車体の前後方向に延びているので、フィン部22aで走行風を車体の前後方向に案内しながら、レギュレータ13の作動により生じた熱をフィン部22aの表面から外気に効率よく放熱でき、レギュレータ13の作動時の温度上昇を良好に抑制できる。
また、車体の側面視において、レギュレータ13の後端部13bが、ステアリング軸16よりも前方に位置した状態で配置されているので、レギュレータ13の後端部13bが、ステアリング軸16よりも後方に位置した状態で配置されている場合に比べて、走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水にレギュレータ13を当たりにくくすることができ、レギュレータ13を適切に保護できる。
また、車体の正面視において、レギュレータ13が、車幅方向のヘッドランプ10とカウル11の外側端部との間の位置に配置されているので、レギュレータ13が、カウル11の外側端部よりも車幅方向外側に配置されている場合に比べて、鞍乗型乗物1のレギュレータ13が配置された位置の車幅方向寸法が増大するのを防止できる。また、車体の正面視において、レギュレータ13の下端部13aが、カウル11に覆われているので、レギュレータ13の下端部13aを走行時に路面から巻き上げられる泥水や降雨の雨水から良好に保護できる。また、車体の正面視において、レギュレータ13の上端部13eが、カウル11に覆われているので、レギュレータ13を目立たなくして、鞍乗型乗物1の美観を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。また、鞍乗型乗物は、当然ながら自動二輪車に限定されず、その他の各種の乗物、例えば、三輪車、小型滑走艇(PWC:Personal Water Craft)、スノーモービル、及びATV(全地形走行車)等のいずれかでもよい。
1 鞍乗型乗物
2 車体フレーム
6 フロントフォーク
7 前輪
9 ハンドル
10 ヘッドランプ
10b ヘッドランプの下端部
11 カウル(カバー体)
11a フロントカウル
11c 開口
12 発電装置
13 レギュレータ
13a レギュレータの下端部
13b レギュレータの後端部
13d レギュレータの前端部
16 ステアリング軸
20 支持部材
21 回路基板
22 放熱体
22a フィン部

Claims (7)

  1. ヘッドランプと、
    走行用駆動源により発電する発電装置から出力される電力の電圧値を制御するレギュレータと、を備え、
    車体の側面視において、前記レギュレータの下端部が、前記ヘッドランプの下端部の上方に位置した状態で配置されている、鞍乗型乗物。
  2. 車体フレームと、
    フロントカウルと、
    前記車体フレームに固定されて、前記フロントカウル及び前記ヘッドランプの少なくともいずれかを支持する支持部材と、を更に備え、
    前記レギュレータが、前記支持部材又は前記フロントカウルに固定されている、請求項1に記載の鞍乗型乗物。
  3. 前記レギュレータは、前記車体の上面視において、前端部が後端部よりも車幅方向内側に位置した状態で配置されている、請求項1又は2に記載の鞍乗型乗物。
  4. ハンドルが固定されるステアリング軸と、
    前輪を軸支し且つ前記ステアリング軸の前方に配置された一対のフロントフォークと、を更に備え、
    前記レギュレータは、前記一対のフロントフォークの車幅方向外側の位置に配置され、
    前記車体の側面視において、前記レギュレータが、前記一対のフロントフォークの前方に突出している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型乗物。
  5. 前記車体の前部を覆うカバー体を更に備え、
    前記カバー体には、前記車体の前後方向に走行風を流通させる開口が設けられ、
    前記車体の正面視において、前記レギュレータの少なくとも一部が、前記開口から露出している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型乗物。
  6. 前記レギュレータは、回路基板と、前記回路基板と隣接し且つ前記回路基板の作動により生じた熱を放熱する放熱体と、を有し、
    前記放熱体は、前記回路基板よりも前記車体の前側に配置されて前記車体の前後方向に延び且つ前記回路基板の作動により生じた熱を外気に放熱する少なくとも1つのフィン部を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型乗物。
  7. ハンドルが固定されるステアリング軸と、
    走行用駆動源により発電する発電装置から出力される電力の電圧値を制御するレギュレータと、を備え、
    車体の側面視において、前記レギュレータの後端部が、前記ステアリング軸の前方に位置した状態で配置されている、鞍乗型乗物。
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