JP2017104841A - 微細気泡発生装置及び微細気泡を含む水の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より微細な気泡を水中に発生させることが可能な微細気泡発生装置、及びより微細な気泡を含む水を製造する方法を提供する。【解決手段】気液混合器3にて作られた高速旋転する気液混合流体をアスピレータ2へ供給し、アスピレータ2へ流入した気液混合流体を、アスピレータ2のノズル4から噴射された水と合流させるので、気液混合流体中の気泡を破砕して、より微細な気泡(マイクロバブル)を含む水を製造することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、アスピレータを利用した微細気泡発生装置及び微細気泡を含む水の製造方法に関する。
従来、アスピレータの負圧により吸引した空気と、アスピレータを流れる水とを混合させ、水中に微細気泡(マイクロバブル)を発生させる微細気泡発生装置が知られている。このような微細気泡発生装置においては、アスピレータの流路に開口する空気供給路から空気を引き込むため、気泡の制御、すなわち、マイクロバブルの径の調整が困難であり、より微細な気泡を発生させる装置が要望されていた。そこで、より微細な気泡を水中に発生させるため、空気供給路の開口をより小さい径にした場合、アスピレータの製造が困難になる。
そこで、特許文献1に記載された気液混合気泡発生装置は、アスピレータの負圧により吸引した空気とアスピレータを流れる水とを混合室にて混合することにより、水と空気との気液混合流体を生成させている。また、当該気液混合気泡発生装置は、混合室から排出した気液混合流体を管状体の中空部へ流入させ、当該気液混合流体を管状体の内周壁に形成した螺旋状の凸条により旋転しつつ攪拌することにより、当該流体中の空気の気泡を破砕して微細化させている。しかし、当該気液混合気泡発生装置は、アスピレータの下流側端部に接続する管状体を設けるためのスペースが必要であり、設置場所が制限される。
特開2005−305219号公報
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、より微細な気泡を水中に発生させることが可能な微細気泡発生装置、及びより微細な気泡を含む水を製造する方法を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するため、本発明の微細気泡発生装置は、アスピレータと、前記アスピレータの吸引口に接続される気液混合器とからなり、前記アスピレータは、前記吸引口よりも上流側に取水口を有し、前記気液混合器は、気体が供給される給気口と、前記取水口に接続される給水口と、前記給気口から供給された気体と前記給水口から供給された水とが混合される気液混合部と、下流側の端に設けられて前記気液混合部で合成された気液混合流体が吐出される吐出口と、を備え、前記吐出口から吐出された気液混合流体が、前記アスピレータの負圧部へ供給されることを特徴とする。
また、本発明の微細気泡を含む水の製造方法は、請求項1乃至6に記載の微細気泡発生装置を利用して、微細気泡を含む水を製造することを特徴とする。
本発明によれば、より微細な気泡を含む水を製造することができる。
第1実施形態の概念図である。 第2実施形態の概念図である。 第3実施形態の概念図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の概念図である。図1に示されるように、微細気泡発生装置1は、アスピレータ2と気液混合器3とを備える。アスピレータ2は、上流側(図1における上側)の端部が水道等の送水手段(図示省略)に接続される。なお、アスピレータ2は、既存のアスピレータを適用することができる。よって、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、既存のアスピレータと同一の構造(構成要素)に関する詳細な説明を省略する。
アスピレータ2は、送水手段から供給された水を旋転させる旋転部5を有する。旋転部5は、ノズル4の上流側(図1における上側)の流路21のノズル4の直上に配置され、例えば、スパイラル条により構成される。アスピレータ2は、ノズル4の先端部を取り囲むように形成される負圧部6と、当該アスピレータ2の側部に開口して負圧部6に連通される吸引口7と、当該アスピレータ2の側部に開口して旋転部5よりも上流側の流路21に連通される取水口8と、を有する。なお、アスピレータ2の負圧部6と放水口22との間には、流路面積が下流に向かってへ拡径されるテーパ状の流路23が設けられる。
気液混合器3は、給気手段(図示省略)から供給された空気(気体)を導入する給気口9と、アスピレータ2の取水口8から取り出した水、すなわち、ノズル4の上流側の流路21から供給された水を導入する給水口10とを有する。給気口9には、導入される空気の流量を調整する、例えば、ニードルバルブ等の給気量調整弁11が設けられる。他方、給水口10には、一端がアスピレータ2の取水口8に接続された給水管12(給水路)の他端が接続される。換言すると、アスピレータ2の取水口8と気液混合器3の給水口10とは、給水管12を介して連通(接続)される。
また、気液混合器3は、流路24に設けられて給水口10から流入した水を旋転させる旋転部14を有する。旋転部14は、例えば、スパイラル条により構成され、流路24を流れる水を旋転させる。当該旋転部14を通過した旋転水流は、気液混合部13にて、給気口9から導入した空気と混合される。さらに、気液混合器3は、気液混合部13にて混合された空気と水(旋転水流)との混合流体(便宜的に「気液混合流体」と称する)を加速させるノズル15を有する。気液混合流体(気泡を含む旋転水流)は、ノズル15を通過することにより、高速旋転流れとなる。
一方、気液混合器3の下流側(図1における下側)の端には、気液混合部13で合成された気液混合流体を吐出する吐出口16が設けられる。当該吐出口16には、一端がアスピレータ2の吸引口7に接続された気液供給管17(気液供給路)の他端が接続される。換言すると、アスピレータ2の吸引口7と気液混合器3の吐出口16とは、気液供給管17を介して連通(接続)される。これにより、気液混合器3の吐出口16から吐出された気液混合流体、すなわち、気液混合流体の高速旋転流れは、気液供給管17を介してアスピレータ2の負圧部6へ流入する。
なお、第1実施形態における微細気泡発生装置1は、給水管12(給水路)と気液供給管17(気液供給路)との間をバイパスするバイパス管18(バイパス路)を有する。また、給水管12には、気液混合器3への給水量を調整する給水量調整弁19(第1流量調整部)が設けられる。さらに、バイパス管19には、給水管12から気液供給管17へバイパスさせる水の流量を調整するバイパス水量調整弁20(第2流量調整部)が設けられる。
次に、第1実施形態の作用を説明する。
まず、配水設備(水道)等の送水手段からのアスピレータ2への送水が開始されると、当該アスピレータ2の流路21を流れる水は、旋転部5を通過することで旋転して旋転水流となる。さらに、当該旋転水流は、ノズル4により加速され、高速旋転水流となる。そして、当該高速旋転水流がノズル4の先端からアスピレータ2の放水口22へ向けて噴射されると、アスピレータ2の負圧部6が減圧される。
一方、アスピレータ2の上流側の流路21を流れる水の一部は、アスピレータ2の取水口8から取り出され、給水管12(給水路)を介して、給水口10から気液混合器3へ導入される。当該気液混合器3では、流路24を流れる水は、旋転部14を通過することで旋転し、旋転水流となる。当該旋転水流は、気液混合部13へ流入し、給気口9から導入された空気と混合される。気液混合部13で合成された気液混合流体(微細気泡を含む旋転水流)は、ノズル15により加速される。そして、当該ノズル15から噴射された高速旋転する気液混合流体は、気液混合器3の吐出口16から吐出され、気液供給管17を介して、吸引口7からアスピレータ2の負圧部6へ流入する。
アスピレータ2の負圧部6へ流入した気液混合流体は、ノズル4から噴射された水と合流する。これにより、気液混合流体中の気泡が破砕され、水中にさらに微細な気泡(マイクロバブル)が生成される。なお、アスピレータ2の上流側の流路21からの取水量、すなわち、気液混合器3への給水量は、給水量調整弁19(第1流量調整部)及びバイパス水量調整弁20(第2流量調整部)の開度を以て調整される。
第1実施形態では以下の効果を奏する。
第1実施形態によれば、気液混合器3で得られた高速旋転する気液混合流体がアスピレータ2へ流入し、アスピレータ2へ流入した気液混合流体(高速旋転流体)が、当該アスピレータ2のノズル4から噴射された水と合流される。これにより、気液混合流体中の気泡が破砕され、より微細な気泡(マイクロバブル)を含む水を製造することができる。
また、第1実施形態では、先行技術のように、アスピレータの下流側に、気液混合流体に含まれる気泡を微細化するための器具を接続することなく、極めて微細な気泡を水中に生成することが可能であり、装置を小型化することができる。
なお、本願発明者が行った実験によれば、径が約20μmの気泡(マイクロバブル)を水中に生成することが可能である。
また、第1実施形態によれば、アスピレータ2の上流側の流路21からの取水を気液混合器3へ給水するので、アスピレータ2が発生する負圧に依存することなく、且つポンプ等の動力を使用することなく、安定した流量の気液混合流体をアスピレータ2へ供給することができる。これにより、例えば、アスピレータ2の上流側の流路21内の圧力が変動した場合であっても、気液混合器3へ一定流量の給水を行うことが可能であり、延いてはアスピレータ2へ一定流量の気液混合流体を供給することが可能である。その結果、径が均一の気泡(マイクロバブル)を安定して水中に生成することができる。
なお、第1実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成することができる。
第1実施形態では、給気手段により気液混合器3へ供給される気体を空気としたが、当該気体は、空気に限定されるものではなく、例えば、酸素、窒素、炭酸ガス等とすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を添付した図を参照して説明する。なお、前述の第1実施形態に係る微細気泡発生装置1と同一または相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
図2は、第2実施形態の概念図である。図2に示されるように、第2実施形態の微細気泡発生装置31は、主に、開閉弁機構32を備える点で、第1実施形態の微細気泡発生装置1と相違する。これに伴い、第2実施形態に係る微細気泡発生装置31は、第1実施形態に係る微細気泡発生装置1における、バイパス管18、給水量調整弁19(第1流量調整部)、及びバイパス水量調整弁20(第2流量調整部)を備えていない。
開閉弁機構32は、第1給水管33を介してアスピレータ2の取水口8に接続されるとともに、第2給水管34を介して気液混合器3の給水口10に接続される。また、開閉弁機構32は、気液混合器3へ供給するための水を貯える貯水槽35を備える。貯水槽35は、第1給水管33(給水路)が接続される給水口36と、第2給水管34(給水路)が接続される排水口37とを有する。なお、貯水槽35の排水口37は、給水口36よりも低い位置に設けられる。また、貯水槽35の給水口36は、当該貯水槽35の内壁面35Aに開口する開口部38を有する。そして、図2における符号43は、第1給水管33に設けられるフィルタ、図2における符号44は、貯水槽35に設けられる通気部である。
一方、開閉弁機構32は、貯水槽35に貯えられた水に浮かべるフロート39を備える。また、開閉弁機構32は、貯水槽35の開口部38に着座するカム形状の弁体40を有する。すなわち、貯水槽35の開口部38は、弁体40の弁座としても機能する。弁体40は、貯水槽35に固定された軸41を中心に回転可能である。また、弁体40は、連接棒42を介してフロート39に接続される。したがって、開閉弁機構32は、貯水槽35の水位に応じてフロート39が上下に移動し、これに伴い、弁体40が軸41を中心に図2における時計回り方向/反時計回り方向へ回転する。これにより、貯水槽35の開口部38が開口(開弁)/閉塞(閉弁)される。
次に、第2実施形態の作用を説明する。
図2に示される状態において、給気手段(図示省略)により供給された空気(気体)は、給気口9から気液混合器3内に導入される。他方、気液混合器3には、貯水槽35に貯えられた水が、第2給水管34(給水路)を介して給水口10から導入される。気液混合器3に導入された空気と水とは、気液混合器3の気液混合部13にて混合される。当該気液混合部13では、合成された気液混合流体(微細気泡を含む水流)が旋転部14を通過することで旋転され、さらに、旋転部14を通過した気液混合流体(微細気泡を含む旋転水流)がノズル15により加速される。
ノズル15から噴射された気液混合流体(高速旋転流体)は、気液混合器3の吐出口16から吐出され、気液供給管17(気液供給路)を介して、吸引口7からアスピレータ2の負圧部6へ流入する。アスピレータ2の負圧部6へ流入した気液混合流体は、ノズル4から噴射された水と合流する。これにより、気液混合流体中の気泡が破砕され、水中にさらに微細な気泡(マイクロバブル)が生成される。
そして、第2実施形態では、気液混合器3への給水に伴い貯水槽35の水位が下降すると、当該水位に応じてフロート39が下方向へ移動する。これに伴い、弁体40が図2における時計回り方向へ回転し、貯水槽35の開口部38が開口する。これにより、アスピレータ2の上流側の流路21を流れる水の一部が、取水口8に接続された第1給水管33を介して貯水槽35へ供給される。一方、貯水槽35の水位が上昇すると、当該水位に応じてフロート39が上方向へ移動する。これに伴い、弁体40が図2における反時計回り方向へ回転し、貯水槽35の開口部38が閉塞される。
第2実施形態によれば、前述の第1実施形態同様、気液混合器3で合成された気液混合流体(高速旋転流体)がアスピレータ2へ供給され、アスピレータ2へ流入した気液混合流体がアスピレータ2のノズル4から噴射された水と合流されるので、気液混合流体中の気泡が破砕され、より微細な気泡(マイクロバブル)を含む水を製造することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を添付した図を参照して説明する。なお、前述の第1及び第2実施形態に係る微細気泡発生装置1及び31と同一または相当の構成要素については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
図3は、第3実施形態の概念図である。図3に示されるように、第3実施形態の微細気泡発生装置51は、アスピレータ2の取水口8に直に接続される接続部52(給水口)を有する気液混合器3を備える。気液混合器3は、アスピレータ2の軸線に対して垂直方向(図3における左右方向)へ延びる流路53と、当該流路53を流れる水の量、すなわち、アスピレータ2の取水口8からの取水量を調整するニードルバルブ54(第1流量調整部)と、を有する。
ニードルバルブ54は、流路53の、接続部52とは反対側(図3における右側)に設けられる。ニードルバルブ54は、流路53に設けられた縮径部55の出口周縁に形成される弁座56と、流路53に対して同軸上に配置される弁軸57(ニードル)と、弁軸57の基端(図3における右側の端)が接続される円柱状のプランジャ60と、を有する。なお、弁軸57の外周面には、ねじ部58が形成される。また、ねじ部58は、流路53の縮径部55の下流側の内周面に形成されたねじ孔59に螺合される。
よって、プランジャ60を操作して弁軸57(ねじ部58)を軸線を中心に回転させることにより、弁軸57が軸線方向(図3における左右方向)へ進退移動し、当該弁軸57の進退移動に伴い、ニードルバルブ54の開度、延いてはアスピレータ2の流路21から気液混合器3へ導入する水の流量が調整される。なお、プランジャ60は、流路53と同軸上に設けられたシリンダ61に挿入される。そして、図3における符号62は、プランジャ60に装着されて当該プランジャ60とシリンダ61との間をシールするOリングである。また、図3における符号63は、プランジャ60の基端側外周面に形成されるローレットである。
一方、気液混合器3は、流路53の下流、すなわち、ニードルバルブ54により流量が調整された水が流れる流路64を有する。流路64は、流路53から下方向へ延びる、換言すると、アスピレータ2の軸線に沿って垂直に延びる。また、気液混合器3は、多孔質材料(例えば「シラス多孔質ガラス(SPG)」)からなる円筒状の多孔質管65と、当該多孔質管65を収容する気液混合部13と、を有する。
多孔質管65は、軸孔が流路66として機能し、当該流路66は、流路64の下流端に接続される。換言すると、流路64は、気液混合部13の上流側端に開口する。また、多孔質管65の外周には、環状の間隙67が設けられる。換言すると、間隙67は、多孔質管65の外周面と気液混合部13を画定する内円筒面との間に形成される一定の隙間である。なお、間隙67は、給気口9を介して外気に連通される。また、多孔質管65の軸孔(流路66)には、流路66を流れる水を旋転させる、例えば、スパイラル条等の旋転部(図示省略)が形成される。
他方、気液混合器3は、気液混合部13の下流側端に開口する吐出口16とアスピレータ2の吸引口7との間を接続する気液供給管17(気液供給路)を有する。気液供給管17は、流路66の下流端に接続される流路68と、上流端が流路68に接続されるとともに下流端が吸引口7に接続されるベンチュリ管70と、を有する。なお、ベンチュリ管70は、当該ベンチュリ管70の上流側端に設けられる絞り部71と、当該絞り部71の下流側端から下流に向かって(図3における左方向に向かって)拡径される拡径部72と、を有する。
次に、第3実施形態の作用を説明する。
アスピレータ2の上流側の流路21を流れる水の一部は、当該アスピレータ2の取水口8から取り出され、気液混合器3(流路53)へ導入される。気液混合器3に導入された水は、流路53を通って気液混合部13(流路66)へ流入する。そして、気液混合部13へ流入した水は、流路66の旋転部を通過する過程で旋転される。なお、アスピレータ2の流路21からの取水量、すなわち、気液混合器3へ導入される水の流量は、ニードルバルブ54により調整される。
一方、気液混合部13には、アスピレータ2の負圧部6に発生した負圧が作用し、給気口9から外部の空気(外気)が導入される。当該給気口9から導入された空気は、間隙67を経て多孔質管65の細孔を通過した後、流路66を流れる水(旋転水流)に混合され、これにより、微細気泡を含む気液混合流体が合成される。気液混合部13で合成された気液混合流体(旋転流体)は、吐出口16から吐出され、気液供給管17(気液供給路)へ流入する。
気液供給管17へ流入した気液混合流体(旋転流体)は、流路68を経てベンチュリ管70を通過すると、流速の急激な変化にて生じた衝撃波により水中の気泡が破砕され、水中にさらに微細な気泡(マイクロバブル)が生成される。そして、微細気泡を含む気液混合流体は、気液供給管17を通過して吸引口7からアスピレータ2の負圧部6へ流入し、ノズル4から噴射された水と合流する。これにより、気液混合流体中の気泡が破砕され、水中にさらに微細な気泡(マイクロバブル)が生成される。
第3実施形態によれば、旋転する水流と多孔質管65の細孔を通過した空気とが気液混合器3にて混合されることにより、気液混合流体(微細気泡を含む水)が合成される。また、気液混合器3で合成された気液混合流体が気液供給管17(気液供給路)に設けられたベンチュリ管70を通過することにより、当該気液混合流体に含まれる気泡が破砕され、水中にさらに微細な気泡を生成することができる。
また、第3実施形態では、気液混合器3の接続部52がアスピレータ2の取水口8に直に接続されるので、第1及び第2実施形態との比較において、装置を小型化することができる。
また、第3実施形態は、第1及び第2実施形態と比較して、アスピレータ2の取水口8から気液混合器3を経由して吸引口7に至る経路が短くすることが可能であり、且つ気液供給管17には流路面積が小さい絞り部71が設けられるので、水道設備等の送水手段からアスピレータ2への水の供給を停止したときの、気液供給管17からアスピレータ2の吸引口7への漏水を抑止することができ、延いてはアスピレータ2の放水口22からの漏水を防止することができる。
また、第3実施形態では、ニードルバルブ54の開度を調整するだけで、微細気泡(マイクロバブル)を含む水を安定して製造することができるので、操作性が高く、家庭用としても適用することが可能である。
なお、第3実施形態では、気液供給管17(気液供給路)にベンチュリ管70を設けることで、水中に含まれる気泡を破砕したが、要求される径が満たされる、すなわち、要求される径のマイクロバブルを生成することができるのであれば、ベンチュリ管70は省くことができる。
1 微細気泡発生装置、2 アスピレータ、3 気液混合器、6 負圧部、7 吸引口、8 取水口、9 給気口、10 給水口、13 気液混合部、16 吐出口

Claims (7)

  1. アスピレータと、前記アスピレータの吸引口に接続される気液混合器とからなり、前記アスピレータは、前記吸引口よりも上流側に取水口を有し、前記気液混合器は、気体が供給される給気口と、前記取水口に接続される給水口と、前記給気口から供給された気体と前記給水口から供給された水とが混合される気液混合部と、下流側の端に設けられて前記気液混合部で合成された気液混合流体が吐出される吐出口と、を備え、前記吐出口から吐出された気液混合流体が、前記アスピレータの負圧部へ供給されることを特徴とする微細気泡発生装置。
  2. 前記取水口と前記給水口との間を接続する給水路と、前記給水路に設けられる第1流量調整部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡発生装置。
  3. 前記吐出口と前記吸引口との間を接続する気液供給路と、前記給水路と前記気液供給路との間を接続するバイパス路と、前記バイパス路に設けられる第2流量調整部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の微細気泡発生装置。
  4. 前記気液供給路にベンチュリ管が設けられることを特徴とする請求項3に記載の微細気泡発生装置。
  5. 前記気液混合器は、前記気液混合部に収容される多孔質管を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
  6. 前記給気口から取入れられる気体は、空気、酸素、窒素、及び炭酸ガスの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
  7. 請求項1乃至6に記載の微細気泡発生装置を利用して、微細気泡を含む水を製造することを特徴とする微細気泡を含む水の製造方法。
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