JP2017104377A - 遺体保存装置 - Google Patents

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Takehiko Abe
武比古 阿部
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Abstract

【課題】遺体の劣化抑止、変敗抑止、乾燥抑止、腐臭発生抑止等を行うことが可能な、遺体保存装置を提供する。
【解決手段】遺体収容室を付属装置収容室の上に配置し、遺体収容室の底の内側に平板状の下側電極を配置し、遺体収容室の蓋の内側に平板状の上側電極を配置し、付属装置収容室に商用交流から得られる高電圧を発生する電源装置と氷点以下の冷却空気を供給する冷却装置を収容し、電源装置を上側電極及び下側電極に接続して上側電極と下側電極との間に電気力線を発生させるようにする。
下側電極の上に安置された遺体には上側電極と下側電極の間に発生する交流高電界が印可されるため、冷却装置から供給される冷気によっても遺体が凍結することはなく、遺体が腐敗することもない。
また、湿度調節装置及び消臭装置を付加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遺体を長期間保存するための遺体保存装置に関する。
死後火葬が行われるまでには葬儀等に要する時間が必要であり、その間遺体を損傷することなく安定に保存する必要がある。また、葬祭場あるいは火葬施設の都合等で短時日内に火葬することができず、1週間に近い長期間保存せざるを得ないことがある。
その間、遺体は冷蔵,冷凍保存あるいはドライアイスを利用して冷蔵されて4いるが、冷蔵温度は氷点以上であるため、長期間保存すると内臓等が腐敗する。また、冷蔵庫内は低湿度環境であるため遺体が過度に乾燥し損傷される。
冷凍の場合には腐敗による遺体損傷の問題はないが、解凍が必要となり、解凍の際に遺体が損傷される。
ドライアイスを使用する冷蔵の場合、長期間保存の場合には費用が嵩むだけでなく、冷蔵・冷凍のように装置内で行わないため遺体保存の効果は限定的である。
交流高電圧によりえられる交流高圧電場中で、食品の貯蔵を行う、電場貯属がある。
生鮮食品や水産魚介類等の食品は、より低温化すれば細菌の活動を抑えることができ鮮度が維持されるが、長期保存のためには−15℃以下の冷凍保存が必要となる。しかし氷点以下になると食品の凍結が起こり、細胞が破壊される。
冷凍食品に交流高電圧の電場を装置内の対向する電極間に発生させて、適切な温度で解凍し、解凍後も新鮮な状態で保ち、雑菌の繁殖を抑え、熟成する食品処理方法は、特公平−77387号公報に示されている。
冷凍食品に交流高電圧の電場を装置内の対向する電極間に発生させて、適切な温度で解凍する解凍庫は特許第3698776号公報に示されている。
本発明者はこの技術を応用した遺体保存装置を特願2014−224268で提供した。
特開2012−217707号公報 特開平10−276744号公報 特許第3698776号公報
本出願に係る発明は、遺体の劣化抑止、変敗抑止を行う遺体保存装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するために、遺体を収容する装置の内部に交流高電圧電場を発生させる。
交流高電圧電場は、交流高電圧商用電源を6〜10kVに昇圧して得る。
電場を発生させる電極は、基本的には装置の底の内側及び蓋の内側に設けられる。
遺体の頭部に対応する部分の蓋に設けられた電極は、顔を見るために設けないことができる。
さらに、遺体の損傷を防止するために遺体収納部内を−7℃程度の温度に保つ冷却装置、遺体の過度の乾燥を防止するための調湿装置、及び発生した腐臭を除去する消臭装置を付加する。
遺体保存装置の遺体収容部に収容された遺体を商用電源を昇圧して得られた6〜10kVの交流高電場中で保存すると、氷結温度が−8℃にまで低下するため、遺体中の水分が凍結せず、遺体が凍結することがない。
そのため、遺体の凍結及び解凍により起こる遺体の損傷がない。また、−7℃程度の低温下では細菌の増殖がなく、腐敗による遺体の損傷が防止される。
消臭のために、オゾン発生装置あるいはマイナスイオン発生装置を利用することができるが、その場合のオゾン発生装置用の高圧交流電源あるいはマイナスイオン発生装置用の直流高圧電源として、電場発生用の交流高圧電源を利用することができる。
本出願に係る発明の実施例の説明図。 本出願に係る発明の原理の説明図。
以下、この出願に係る発明の実施例を説明する。
図1に本発明の実施例として、原理的構造を説明する。
この図において、(a)は実施例の遺体保存装置の透視正面図、(b)は同平面図、(c)は同透視右側面図、(d)は遺体収容室に交流高電圧電場を発生させる電源の説明図である。
図1(a),(b)及び(c)に示す遺体保存装置1は、遺体収容室2及び電源等の付属装置を収容する付属装置収容室3から構成され、付属装置収容室3は遺体収容室2の台も兼ねている。
遺体収容室2と付属装置収容室3とは分離できない一体型とすることも、別体とすることも共に可能である。
遺体収容室2には底面に平板状の底4の内側に下側電極6が配置され、上部の蓋5の内側に上側電極7が配置されている。
下側電極3の上に敷物が敷かれ、遺体は敷物上に安置される。
遺体収容室2の蓋5は遺体を収容するときのために開閉可能になっている。
遺体の収容を上部蓋5からではなく、側面に設けた扉から行うようにすることも可能である。
電場印加用の下側電極5及び上側電極7は、遺体収容室2の底4と蓋6の遺体収容室内面側に各々配置されている。これらの電極には後述する交流高電圧電場発生用電源から6〜10kVの交流高電圧が印加されるから、人間が触れることがないように絶縁対策を採用する必要がある。この場合、一方の電極を接地する場合には、その電極については対策を要しないが、そうでない場合には十分な対策を講じる必要がある。
付属装置収容室3には交流高電圧電場発生用電源の他に、遺体を冷却するために遺体収容室2に−7℃の冷却空気を供給する冷却装置、遺体が乾燥しないように水分を供給する調湿装置、遺体から発生する臭気を分解する消臭装置が格納されている。
消臭装置として、高電圧交流電源を使用するオゾン発生装置を使用する場合には電場発生用の電源装置がそのまま使用可能であり、高電圧直流電源を使用するマイナスイオン発生装置を使用する場合には電場発生用の電源装置から整流器を介して直流をえて使用することが可能である。
また、消臭装置を付属装置収容室3内ではなく、遺体収容室2内に配置することが可能であり、このように構成すると配管等が簡素化される。
(d)に示した電源装置は商用電源8に接続された変圧器9で構成されている。
変圧器9の出力2次側からは6〜10kV程度の商用交流高電圧が出力され、電場印加用電極5及び6に供給される。
図2により、本発明に係る遺体保存装置の機能を説明する。
図中に置いて使用する参照符号は図1と共通である。
下部電極6及び上部電極7は電源装置の出力端子に接続され、6〜10kVの商用周波数の交流高電圧電場が印加される。この図に置いて破線で示したのは印加された交流高電圧により生起された電気力線を模式的に示したものであり、交流であるから極性が変わる毎に電気力線の方向は反転する。このことを表すために、プラス側からマイナス側に向かう電気力線の方向を、両方向に向かうように描いている。
なお、電気力線は電磁気学上説明のために、等電位面から導き出される仮想的なものであり、実際には存在しない。
また、形状がこのように直線になることは通常ない。
両電極間に存在する電気力線が遺体を通過することにより、遺体の凍結温度が低下し、−7℃という低温下でも凍結することなく、良好な状態を維持することができる。
また、遺体収容室内に存在する水分も凍結しないから、遺体が霜で覆われることもない。
消臭装置、冷却装置、調湿装置は付属装置収容室3内で直列に接続され、遺体収容室から吸引された空気は消臭装置で消臭処理され、冷却装置で−7℃に冷却され、調湿装置で水分を供給されて、遺体収容室2に供給される。
このようにして、遺体収容室内の空気は密閉された経路内を循環している。
本出願に係る発明によれば、遺体の凍結抑止、劣化抑止、変敗抑止、乾燥抑止、腐臭発生抑止等を行うことが可能であるため、困難を伴いがちな長期間遺体保存を有効に行うことができる。
1 遺体保存装置
2 遺体収容室
3 付属装置収容室
4 底
5 下側電極
6 蓋
7 上側電極
8 商用電源
9 変圧器

Claims (1)

  1. 遺体保存装置であって、該遺体保存装置は、
    遺体を収容する遺体収容室と、
    付属装置を収容する付属装置収容室とからなり、
    前記遺体収容室は前記付属装置収容室の上に配置され、
    前記遺体収容室の底には平板状の下側電極が配置され、
    前記遺体収容室の蓋には平板状の上側電極が配置され、
    前記付属装置収容室には商用周波数の電源から高電圧を発生する変圧器及び冷却装置が収容され、
    前記上側電極と前記下側電極が前記変圧器が発生する高電圧が接続される。
JP2015241957A 2015-12-11 2015-12-11 遺体保存装置 Pending JP2017104377A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7023639B2 (ja) 2017-08-22 2022-02-22 株式会社クーロン 棺内遺体保存装置

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