JP2017104231A - 医療支援装置,及び多関節アームの制御方法 - Google Patents

医療支援装置,及び多関節アームの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】医療支援装置において、医療器具の経路を特定すること。【解決手段】医療支援装置は、多関節アームと、取得部S110〜S120と、特定部S130〜S180と、制御部S190〜S220とを備える。特定部は、第1特定部S160と、第2特定部S170と、経路特定部40,S180とを更に備える。第1特定部は、軸延長線上の位置であり、かつ、基準面よりも特定顎骨側の位置を第1位置として特定する。第2特定部は、軸延長線上における患者の口腔内の位置であり、かつ基準面よりも他顎骨側の位置を第2位置として特定する。経路特定部は、第2位置、第1位置を経由して、施術位置に到達する経路を器具経路として特定する。【選択図】図3

Description

本発明は、歯科インプラント治療の実施を支援する医療支援装置において、医療器具の経路を特定する技術に関する。
特許文献1に記載されているように、術者による歯科インプラント治療を支援する医療支援装置が知られている。従来の医療支援装置は、多関節アームと、医療器具としてのドリルユニットと、力センサと、制御部とを備えている。
この多関節アームは、複数のリンクが回転可能な関節アクチュエータを介して直列に連結されている。ドリルユニットは、多関節アームの先端部分に取り付けられる。力センサは、ドリルユニットに加わる力を検出する。制御部は、ドリルユニットの先端が患者の口腔粘膜に当たらないように、力センサで検出した力に従って多関節アームを制御し、ドリルユニットの先端を施術位置へと移動させる。
米国特許出願公開第2009/0253095号明細書
ところで、医療支援装置においては、ドリルユニットの先端を施術位置へと移動させる場合に、安全性を確保することが求められる。
しかしながら、特許文献1には、ドリルユニットの先端が患者の口腔粘膜に当たらないようにドリルユニットの先端を施術位置へと移動させる経路の具体的な特定方法について記載されていない。
つまり、従来の技術では、医療支援装置の安全性を向上させることが可能な医療器具の経路を特定することが困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、医療支援装置において、医療器具の経路を特定することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様は、多関節アーム(6)と、取得部(40,S110〜S120)と、特定部(40,S130〜S180)と、制御部(40,S190〜S220)とを備える医療支援装置に関する。
多関節アームは、複数のリンク(8,10,12,14)が回転可能な関節部(16,18,20,22,24,26)を介して連結されたアームである。さらに、多関節アームには、歯科インプラント治療に用いられる医療器具(32)が先端部に取り付けられる。
取得部は、施術位置、及び埋入軸を含む情報である医療情報を取得する。ここで言う施術位置は、特定顎骨においてインプラント体が埋入される位置である。また、埋入軸は、施術位置に埋入された場合のインプラント体の軸である。そして、特定顎骨とは、患者の上顎骨及び下顎骨のうち、歯科インプラント治療に用いるインプラント体を埋入する側の顎骨である。
さらに、特定部は、取得部で取得した医療情報に基づいて、患者の口腔外から施術位置へと医療器具が到達するまでの経路である器具経路を特定する。
制御部は、特定部で特定した器具経路にて医療器具が移動するように、多関節アームを制御する。
医療支援装置における特定部は、第1特定部(40,S160)と、第2特定部(40,S170)と、経路特定部(40,S180)とを更に備える。
このうち、第1特定部は、取得部で取得した医療情報に含まれる埋入軸を特定顎骨から他顎骨側に延長した線である軸延長線上の位置であり、かつ、基準面よりも特定顎骨側の位置を第1位置として特定する。
ここで言う他顎骨とは、患者の上顎骨及び下顎骨のうち、特定顎骨とは反対側の顎骨である。また、以下では、特定顎骨の臼歯における他顎骨側の端部と特定顎骨の切歯における他顎骨側の端部を結ぶ線が含まれる面を基準面(74)と称す。
さらに、第2特定部は、軸延長線上における患者の口腔内の位置であり、かつ基準面よりも他顎骨側の位置を第2位置として特定する。そして、経路特定部は、第2特定部で特定された第2位置、第1特定部で特定された第1位置を経由して、施術位置に到達する経路を器具経路として特定する。
このような医療支援装置によれば、第2位置、第1位置を経由して、施術位置に到達する経路を器具経路として特定できる。
第1位置は、軸延長線上の位置であり、かつ、基準面よりも特定顎骨側の位置である。このため、第1位置は、特定顎骨から生える他の歯に隣接した口腔内の位置であり、歯そのものや口腔粘膜が存在しない位置である。したがって、施術位置が顎骨上のどの位置であっても、第1位置において、医療器具が患者の口腔粘膜に接触する可能性は低い。
また、第2位置は、軸延長線上の位置であり、かつ基準面よりも他顎骨側の位置である。そして、術者が患者に対して歯科インプラント治療を実施する場合、患者は口を開けており、その患者の口腔粘膜は、第2位置から離れた位置となる。したがって、施術位置が顎骨上のどの位置であっても、第2位置において、医療器具が患者の口腔粘膜に接触する可能性は低い。
つまり、医療支援装置によれば、上述したような第2位置及び第1位置を経由して施術位置へと至る器具経路を特定し、その器具経路に沿って医療器具が移動することで、医療支援装置の安全性を向上させることができる。
換言すると、医療支援装置によれば、医療支援装置の安全性を向上させることが可能な医療器具の経路を特定することができる。
本発明の一態様は、多関節アームを有した医療支援装置が実行する多関節アームの制御方法であってもよい。
この多関節アームの制御方法は、取得手順(S110〜S120)と、特定手順(S130〜S180)と、制御手順(S190〜S220)とを備える。そして、特定手順は、第1特定手順(S160)と、第2特定手順(S170)と、経路特定手順(S180)とを更に備える。
このような多関節アームの制御方法であっても、医療支援装置と同様の効果を得ることができる。
医療支援装置の外観を示す概略斜視図である。 医療支援装置の制御系を示すブロック図である。 医療支援処理の処理手順を示すフローチャートである。 医療支援処理で設定する器具経路を説明する説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<1.1 医療支援装置>
図1に示す医療支援装置1は、基台4と、多関節アーム6と、力センサ30と、医療器具32と、位置追跡装置34と、ロボット制御部40とを備えている。
すなわち、医療支援装置1は、いわゆる垂直多関節ロボットを中心に構成され、術者による歯科インプラント治療の実施を支援する。
なお、歯科インプラント治療の説明で登場する患者60,顎骨62,64については、詳しくは後述する図4に示す。
歯科インプラント治療とは、患者60の顎骨62,64にインプラント体を埋め込み、その埋め込まれたインプラント体に補綴物を装着する医療行為である。
以下では、患者60の顎骨62,64においてインプラント体を埋入する部位を施術位置と称す。なお、インプラント体とは、歯根を形成するフィクスチャー(即ち、人工歯根)である。さらに、インプラント体には、フィクスチャーに加えて、補綴物(即ち、人工の歯)とフィクスチャーとを接続する部材であるアバットメントを含んでもよい。
また、術者とは、歯科インプラント治療を実施する人物であり、例えば、歯科医師や医師などの医療従事者である。
基台4は、多関節アーム6が設置される台である。
多関節アーム6は、ベース部8と、上腕部10と、前腕部12と、ハンド取付部14とを備えた、垂直多関節アームである。
ベース部8は、基台4に回転可能に固定される。上腕部10は、ベース部8から延出する。前腕部12は、上腕部10の先端から延出する。ハンド取付部14は、前腕部12の先端に位置し、医療器具32を保持する。すなわち、ハンド取付部14は、多関節アーム6の先端部に相当する。
さらに、多関節アーム6は、関節部16,18,20,22,24,26を備えている。関節部16,18,20,22,24,26は、それぞれ、対象物同士を回転可能に接続する周知の機構である。
関節部16は、基台4に設定された垂直軸、即ち、Z軸周りにベース部8を旋回させる。関節部18は、ベース部8に対して、上腕部10を多関節アーム6の前後方向に回転させる。さらに、関節部20は、上腕部10に対して、前腕部12を多関節アーム6の上下方向に回転させる。関節部22は、前腕部12に対して、ハンド取付部14を多関節アーム6の上下方向に回転させる。さらに、関節部24は、前腕部12に対してハンド取付部14を旋回させる。関節部26は、前腕部12を捻るように回転させる。
図2に示すように、関節部16,18,20,22,24,26のそれぞれは、関節アクチュエータ28と、位置検出部29とを備えている。関節アクチュエータ28は、回転駆動する装置である。関節アクチュエータ28の一例として、電動機が考えられる。
また、位置検出部29は、各関節アクチュエータ28の軸角度を検出する周知のセンサである。位置検出部29の一例として、ロータリーエンコーダが考えられる。なお、軸角度とは、関節アクチュエータ28の軸が回転した角度であり、予め規定された基準となる基準角度との相対角度であってもよいし、絶対角度であってもよい。
すなわち、多関節アーム6は、医療器具32を移動させる機構であり、複数のリンクが回転可能な関節部を介して連結された垂直多関節アームである。
なお、ここで言うリンクとは、多関節アーム6を構成する部材であり、剛体とみなせる部材である。本実施形態におけるリンクは、ベース部8,上腕部10,前腕部12,ハンド取付部14である。
力センサ30は、多関節アーム6の先端部、即ち、ハンド取付部14に設置されるセンサである。この力センサ30は、多関節アーム6の先端部に加わる複数方向の力の大きさ及び向きを検出する。力センサ30として、例えば、静電容量式の力センサを用いてもよいし、歪みゲージ式の力センサを用いてもよい。すなわち、力センサ30は、多関節アーム6の先端部に加わる複数方向の力の大きさ及び向きを検出可能であれば、どのような方式のものを用いてもよい。
また、ここで言う力には、術者が医療器具32を移動させることで力センサ30に加わる力を含む。
医療器具32は、歯科インプラント治療を実施するための道具である。この歯科インプラント治療を実施する道具には、歯科医療に用いるドリルユニットを含む。このドリルユニットは、歯科医療に用いる各種のドリルビットと、そのドリルビットを駆動するドリル駆動機構とを有している。なお、ここで言うドリルユニットには、いわゆる歯科用ハンドピースを含む。この歯科用ハンドピースには、ストレート・ギアードアングルハンドピースやコントラハンドピースと称されるものを含む。
この医療器具32は、力センサ30を介してハンド取付部14に固定される。すなわち、医療器具32は、多関節アーム6の先端部に取り付けられる。
位置追跡装置34は、医療支援装置1において予め規定された基準点と、患者の患部との相対的な位置関係を特定する周知の装置である。この位置追跡装置34にて特定した患者の患部は、施術位置と対応付けられる。そして、術者が歯科インプラント治療を実施している間、位置追跡装置34は、患者の患部の位置を追跡する。
ロボット制御部40は、制御部42と記憶部50とを備え、多関節アーム6の関節アクチュエータ28を駆動する。
制御部42は、少なくともROM44,RAM46,CPU48を備えた周知のマイクロコンピュータを有した制御装置である。記憶部50は、情報やデータを記憶する周知の装置である。
記憶部50には、医療支援処理をロボット制御部40が実行するための処理プログラムが格納されている。この医療支援処理とは、術者が把持した医療器具32を、患者の口腔外から施術位置まで移動させる場合に、医療器具32の移動を支援するように多関節アーム6を制御し、更に、術者による施術位置へのドリリングを支援する処理である。
なお、ここで言うドリリングとは、医療器具32を用いて、顎骨に対して、インプラント体を埋入する孔を設けることである。
<1.2 医療支援処理>
次に、ロボット制御部40が実行する医療支援処理について説明する。
この医療支援処理は、当該医療支援処理を起動させる起動指令が入力されると、起動される。
そして、医療支援処理が起動されると、図3に示すように、ロボット制御部40は、予め立案された医療情報を取得する(S110)。
医療情報は、施術位置に対して、歯科インプラント治療をどのような内容で実行するのか、医療器具32をどのような姿勢で施術位置に接触させるべきなのかなどを示す歯科インプラント治療の計画であり、周知の手法により予め準備された計画である。
この医療情報には、コンピュータ断層撮影(即ち、CT)装置によって撮影した複数の断層画像に基づいて特定した、施術位置、埋入軸、埋入深さ、及び断層画像そのものを含む。なお、CTとは、Computed Tomographyの略である。
ここで言う施術位置には、インプラント体を埋入する顎骨が上顎骨64であるか下顎骨62であるか、その顎骨における歯の位置を含む。
以下では、患者60の上顎骨64及び下顎骨62のうち、歯科インプラント治療に用いるインプラント体を埋入する側の顎骨を特定顎骨と称す。さらに、患者の上顎骨64及び下顎骨62のうち、特定顎骨とは反対側の顎骨を他顎骨と称す。なお、図4においては、下顎骨62を特定顎骨、上顎骨64を他顎骨として説明する。
また、ここで言う埋入軸は、施術位置に埋入された場合のインプラント体の軸である。具体的に埋入軸は、長尺状のインプラント体を長手方向に沿って貫通する仮想的な軸である。さらに、ここで言う埋入軸には、この仮想的な軸と、予め規定された基準軸とがなす角度を含む。ここで言う基準軸とは、患者60の身長方向に沿って延びる軸、即ち、鉛直軸であってもよい。
また、ここで言う埋入深さとは、施術位置にインプラント体を埋入する深さである。
さらに、医療情報には、術者が施術位置に対して歯科インプラント治療を実施する際の医療器具32の進入角度や、その歯科インプラント治療を実施する際の医療器具32の実空間上での傾きなどを含む。
医療支援処理では、ロボット制御部40は、続いて、S110で取得した医療情報に含まれる、施術位置及び埋入軸を取得する(S120)。
さらに、医療支援情報では、ロボット制御部40は、基準面74を特定する(S130)。
ここで言う基準面74とは、図4に示すように、特定顎骨の臼歯における他顎骨側の端部と特定顎骨の切歯における他顎骨側の端部とを結ぶ線が含まれる面である。ここで言う臼歯には、大臼歯と、小臼歯とを含む。大臼歯には、第一大臼歯と、第二大臼歯と、第三大臼歯とを含む。小臼歯には、第一小臼歯と、第二小臼歯とを含む。なお、本実施形態における臼歯は、第二大臼歯、または第三大臼歯であることが好ましい。
また、ここで言う切歯には、中切歯と、側切歯とを含む。なお、本実施形態における切歯は、中切歯であることが好ましい。
具体的にS130では、ロボット制御部40は、S110で取得した医療情報に含まれる断層画像から、特定顎骨の臼歯における他顎骨側の端部を特定する。本実施形態において、臼歯における他顎骨側の端部とは、臼歯の上端部である。
さらに、ロボット制御部40は、医療情報に含まれる断層画像から、特定顎骨の切歯における他顎骨側の端部を特定する。本実施形態において、切歯における他顎骨側の端部とは、切歯の上端部である。
そして、それらの特定した特定顎骨の臼歯における他顎骨側の端部と、特定顎骨の切歯における他顎骨側の端部とを結ぶ仮想的な線を含む平面を、基準面74として設定する。
さらに、医療支援処理では、ロボット制御部40は、空間端面76を設定する(S140)。ここで言う空間端面76とは、基準面74に平行な面であり、かつ、医療器具32の大きさ以上、基準面74から離れた位置に設定される面である。
具体的にS140では、ロボット制御部40は、基準面74に平行であり、かつ、基準面74から予め規定された距離である特定距離78だけ離れた仮想的な面を空間端面76として設定する。ここで言う特定距離78とは、医療器具32の大きさに許容距離を加えた距離である。この許容距離とは、医療器具32が移動する際に経路の変動を許容する距離の範囲として予め規定されたものである。この許容距離の一例として、医療器具32の大きさの規定割合(例えば、1/4)が考えられる。
また、医療器具32の大きさとは、患者60の身長方向に沿った医療器具32の長さである。この医療器具32の大きさの一例として、医療器具32の軸方向と直交する方向に沿った最大の高さが考えられる。
さらに、医療支援処理では、ロボット制御部40は、規定距離を特定する(S150)。ここで言う規定距離とは、医療情報に基づいて規定された距離である。この規定距離の一例として、患者の歯肉の厚み80が考えられる。患者の歯肉の厚み80は、患者60の身長方向に沿った歯肉の肉厚であり、医療情報に含まれる断層画像から患者60ごとに規定してもよいし、複数の患者60から予め計測した歯肉の肉厚の代表値であってもよい。
そして、医療支援処理では、ロボット制御部40は、第1位置70を特定する(S160)。ここで言う第1位置70とは、S110で取得した医療情報に含まれる埋入軸を特定顎骨から他顎骨側に延長した線である軸延長線上の位置であり、かつ、基準面74よりも特定顎骨側の位置である。
具体的にS160では、ロボット制御部40は、軸延長線に沿って、施術位置における特定顎骨の表面から、S150で特定した規定距離分、離れた位置を、第1位置70として特定する。
続いて、医療支援処理では、ロボット制御部40は、第2位置72を特定する(S170)。ここで言う第2位置72とは、軸延長線上における患者60の口腔内の位置であり、かつ基準面74よりも他顎骨側の位置である。
S170では、ロボット制御部40は、S140で特定した空間端面76と、S130で特定した基準面74とに挟まれた空間(以下、移動許容空間)において、軸延長線上の位置を第2位置72として特定する。具体的には、ロボット制御部40は、移動許容空間において、空間端面76と基準面74との中間に位置し空間端面76と基準面74とに平行な平面と、軸延長線との交点を第2位置72として特定する。
さらに、医療支援処理では、ロボット制御部40は、器具経路を特定し設定する(S180)。ここで言う器具経路とは、患者の口腔外から施術位置へと医療器具32が移動する経路である。なお、器具経路に沿って施術位置へと移動する医療器具32の部位は、医療器具32の先端であることが好ましい。ただし、器具経路に沿って施術位置へと移動する医療器具32の部位は、これに限るものではなく、医療器具32の重心であっても良いし、医療器具32の全体であってもよい。
S180では、ロボット制御部40は、S170で特定された第2位置72、S160で特定された第1位置70を経由して、施術位置に到達する経路を器具経路として特定し設定する。具体的には、ロボット制御部40は、患者の口腔外に位置する医療器具32から第2位置72へと至る直線、及び第2位置72から第1位置を経て施術位置へと至る直線を、器具経路として特定する。
続いて、ロボット制御部40は、S180で設定された器具経路に沿って、医療器具32の先端(即ち、ドリルビットの先端)が移動するように、多関節アーム6を制御する(S190)。
具体的にS190では、ロボット制御部40は、術者が医療器具32を把持して移動させる際に力センサ30にて検出した力の大きさ、及び力の向きを取得する。そして、ロボット制御部40は、取得した力の大きさ及び力の向きに基づいて医療器具32の先端(即ち、ドリルビットの先端)が移動するように、多関節アーム6を制御する。
この多関節アーム6の制御は、医療器具32の先端が器具経路から逸れる場合には、医療器具32の先端の経路が器具経路と一致するように実施される。なお、ここで言う「医療器具32の先端の経路が器具経路との一致」には、両者の差分が「0」となることに加えて、両者の差分が「0」とみなせる許容範囲内となることを含む。
さらに、医療支援処理では、ロボット制御部40は、医療器具32の先端が第2位置72に到達したか否かを判定する(S200)。このS200での判定の結果、医療器具32の先端が第2位置72に到達していなければ(S200:NO)、ロボット制御部40は、医療支援処理をS190へと戻す。
一方、S200での判定の結果、医療器具32の先端が第2位置72に到達していれば(S200:YES)、ロボット制御部40は、医療支援処理をS210へと移行させる。
そのS210では、ロボット制御部40は、S180で設定された器具経路に沿って、医療器具32の先端が移動するように、多関節アーム6を制御する。このS210における多関節アーム6の制御は、S190と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
続いて、医療支援処理では、ロボット制御部40は、医療器具32の先端が第1位置70に到達したか否かを判定する(S220)。このS220での判定の結果、医療器具32の先端が第1位置70に到達していなければ(S220:NO)、ロボット制御部40は、医療支援処理をS210へと戻す。
一方、S220での判定の結果、医療器具32の先端が第1位置70に到達していれば(S220:YES)、ロボット制御部40は、医療支援処理をS230へと移行させる。
その230では、ロボット制御部40は、施術位置へのドリリングが実施されるように、多関節アーム6を制御する。この多関節アーム6の制御では、ロボット制御部40は、術者が医療器具32を把持して移動させる際に力センサ30にて検出した力の大きさ、及び力の向きを取得する。そして、ロボット制御部40は、取得した力の大きさ及び力の向きに基づいて医療器具32の先端、即ち、多関節アーム6の先端を移動させる。
医療支援処理では、続いて、ロボット制御部40は、予定した埋入深さまでドリリングを終了したか否かを判定する(S240)。このS240では、ロボット制御部40は、ドリリングの終了指令を受け付けた場合に、埋入深さまでドリリングを終了したものと判定すればよい。なお、ドリリングの終了指令は、予め用意されたスイッチが操作されることで受け付ければよい。そのスイッチは、ドリリングが終了した場合に操作される専用のスイッチであってもよいし、その他のスイッチと兼用であってもよい。その他のスイッチの一例としては、歯科医療に用いるドリルユニットのドリルビットを駆動する駆動スイッチが挙げられる。
そして、S240での判定の結果、埋入深さまでドリリングを終了していなければ(S240:NO)、ロボット制御部40は、医療支援処理をS230へと戻す。
一方、S240での判定の結果、埋入深さまでドリリングを終了していれば(S240:YES)、ロボット制御部40は、医療支援処理を終了する。なお、医療支援処理を終了する場合、ロボット制御部40は、医療器具32の先端が器具経路に沿って、患者の口腔の外へと移動するように制御してもよい。
つまり、医療支援処理では、患者の口腔外に位置する医療器具32を施術位置まで移動させる経路として、第2位置72、第1位置70を経由する器具経路を特定して設定する。そして、医療支援処理では、設定した器具経路に沿って、医療器具32の先端が移動するように、多関節アーム6を制御する。さらに、医療支援処理では、予定した埋入深さまでのドリリングを支援する。
[2. 実施形態の効果]
(2.1) 以上説明したように、医療支援処理によれば、第2位置72、第1位置70を経由して、施術位置に到達する経路を器具経路として特定できる。
(2.2) 特に、第1位置70は、軸延長線上の位置であり、かつ、基準面74よりも特定顎骨側の位置である。このため、第1位置70は、特定顎骨から生える他の歯に隣接した口腔内の位置であり、歯そのものや口腔粘膜が存在しない位置である。したがって、施術位置が顎骨上のどの位置であっても、第1位置70において、医療器具32が患者60の口腔粘膜に接触する可能性は低い。
(2.3) また、第2位置72は、軸延長線上の位置であり、かつ基準面74よりも他顎骨側の位置である。そして、術者が患者60に対して歯科インプラント治療を実施する場合、患者60は口を開けており、その患者60の口腔粘膜は、第2位置72から離れた位置となる。したがって、施術位置が顎骨上のどの位置であっても、第2位置72において、医療器具32が患者60の口腔粘膜に接触する可能性は低い。
(2.4) 医療支援装置1によれば、上述したような第2位置72及び第1位置70を経由して施術位置へと至る器具経路を特定し、その器具経路に沿って医療器具32が移動することで、医療支援装置1の安全性を向上させることができる。
換言すると、医療支援装置1によれば、医療支援装置1の安全性を向上させることが可能な医療器具32の経路を特定することができる。
(2.5) さらに、医療支援処理では、特定顎骨の表面から規定距離、離れた位置を、第1位置70として特定している。
特に、上記実施形態では、規定距離を患者の歯肉の厚み80としているため、医療支援装置1によれば、歯科インプラント治療において、特定顎骨に非接触でありながらも、ドリリングを直ちに開始可能な位置を、第1位置70とすることができる。
これにより、医療支援装置1によれば、器具経路に沿って医療器具32を移動させた場合、ドリリングをスムーズに実施させることができる。
(2.6) なお、医療支援処理では、空間端面76と基準面74とに挟まれた空間において、軸延長線上の位置を、第2位置72として特定している。
この結果、医療支援装置1によれば、患者60の口腔の外から第2位置72までの医療器具32の移動において、患者60の口腔粘膜に医療器具が接触する可能性をより低減できる。
したがって、医療支援装置1によれば、歯科インプラント治療の安全性を、より確実なものとすることができる。
[3. その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(3.1) 例えば、上記実施形態の説明に用いた図4では、施術位置が、下顎骨62に位置するものとして説明していたが、施術位置は、上顎骨64に位置していてもよい。この場合、上顎骨64が特定顎骨であり、下顎骨62が他顎骨である。
(3.2) 医療器具32は、歯科医療に用いるドリルユニットに限るものではなく、各種の歯科インプラント治療に用いられる道具であれば、どのようなものであってもよい。各種歯科インプラント治療に用いられる道具としては、例えば、メスや鉗子などの手術器具であってもよいし、その他の医療器具であってもよい。
(3.3) 上記実施形態において、医療支援装置1は、垂直多関節アームを多関節アーム6として備えていたが、医療支援装置1が備えるアームは、これに限るものではない。例えば、医療支援装置1は、水平多関節アームを多関節アーム6として備えていてもよい。
また、多関節アーム6は、複数のリンクが直列に接続されていてもよいし、複数のリンクがその他の態様で接続されていてもよい。
(3.4) 上記実施形態におけるロボット制御部40が実行する機能の一部または全部は、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成されていてもよい。
(3.5) 上記実施形態においては、記憶部50にプログラムが格納されていたが、プログラムを格納する記憶媒体は、これに限るものではなく、半導体メモリなどの非遷移的実体的記憶媒体に格納されていてもよい。
(3.6)また、制御部42は非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行してもよい。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実現される。
(3.7) また、本発明は、前述した医療支援装置の他、医療支援装置において器具経路を特定し、その特定した器具経路に沿って医療器具32が移動するように多関節アーム6を制御する方法、器具経路を特定し、その特定した器具経路に沿って医療器具32が移動するように多関節アーム6を制御するためにコンピュータが実行するプログラム等、種々の形態で実現することができる。
(3.8) なお、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段」の欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(3.9) 上記実施形態の構成の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
[対応関係の一例]
医療支援処理のS110〜S120を実行することで得られる機能が特定部に相当する。S190〜S220を実行することで得られる機能が制御部に相当する。
さらに、医療支援処理のS160を実行することで得られる機能が第1特定部に相当する。S170を実行することで得られる機能が第2特定部に相当する。S180を実行することで得られる機能が経路特定部に相当する。
1…医療支援装置 4…基台 6…多関節アーム 8…ベース部 10…上腕部 12…前腕部 14…ハンド取付部 16,18,20,22,24,26…関節部 28…関節アクチュエータ 29…位置検出部 30…力センサ 32…医療器具 34…位置追跡装置 40…ロボット制御部 42…制御部 44…ROM 46…RAM 48…CPU 50…記憶部 60…患者 62…下顎骨 64…上顎骨 70…第1位置 72…第2位置 74…基準面 76…空間端面

Claims (5)

  1. 複数のリンク(8,10,12,14)が回転可能な関節部(16,18,20,22,24,26)を介して連結された多関節アーム(6)であって、歯科インプラント治療に用いられる医療器具(32)が先端部に取り付けられる多関節アームと、
    患者の上顎骨及び下顎骨のうち、前記歯科インプラント治療に用いるインプラント体を埋入する側の顎骨を特定顎骨とし、
    前記特定顎骨において前記インプラント体が埋入される位置である施術位置、及びその施術位置に埋入された場合の前記インプラント体の軸である埋入軸を含む情報である医療情報を取得する取得部(40,S110〜S120)と、
    前記取得部で取得した医療情報に基づいて、前記患者の口腔外から前記施術位置へと前記医療器具が到達するまでの経路である器具経路を特定する特定部(40,S130〜S180)と、
    前記特定部で特定した器具経路にて前記医療器具が移動するように、前記多関節アームを制御する制御部(40,S190〜S220)と
    を備え、
    前記患者の上顎骨及び下顎骨のうち、前記特定顎骨とは反対側の顎骨を他顎骨とし、前記特定顎骨の臼歯における前記他顎骨側の端部と前記特定顎骨の切歯における前記他顎骨側の端部とを結ぶ線が含まれる面を基準面(74)とし、
    前記特定部は、
    前記取得部で取得した医療情報に含まれる埋入軸を前記特定顎骨から前記他顎骨側に延長した線である軸延長線上の位置であり、かつ、前記基準面よりも前記特定顎骨側の位置を第1位置(70)として特定する第1特定部(40,S160)と、
    前記軸延長線上における前記患者の口腔内の位置であり、かつ前記基準面よりも前記他顎骨側の位置を第2位置(72)として特定する第2特定部(40,S170)と、
    前記第2特定部で特定された第2位置、前記第1特定部で特定された第1位置を経由して、前記施術位置に到達する経路を前記器具経路として特定する経路特定部(40,S180)と
    を更に備える、医療支援装置(1)。
  2. 前記第1特定部は、
    前記軸延長線に沿って、前記施術位置における前記特定顎骨の表面から、規定された距離である規定距離、離れた位置を、第1位置として特定する、請求項1に記載の医療支援装置。
  3. 前記規定距離は、
    前記患者の歯肉の厚みである、請求項2に記載の医療支援装置。
  4. 前記第2特定部は、
    前記基準面に平行な面であり、かつ、前記医療器具の大きさ以上、前記基準面から離れた位置に設定される面である空間端面(76)と、前記基準面とに挟まれた空間において、前記軸延長線上の位置を、第2位置として特定する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の医療支援装置。
  5. 複数のリンク(8,10,12,14)が回転可能な関節部(16,18,20,22,24,26)を介して連結され、歯科インプラント治療に用いられる医療器具(32)が先端部に取り付けられる多関節アーム(6)を有した医療支援装置(1)が実行する、前記多関節アームの制御方法であって、
    患者の上顎骨及び下顎骨のうち、前記歯科インプラント治療に用いるインプラント体を埋入する側の顎骨を特定顎骨とし、
    前記特定顎骨において前記インプラント体が埋入される位置である施術位置、及びその施術位置に埋入された場合の前記インプラント体の軸である埋入軸を含む情報である医療情報を取得する取得手順(S110〜S120)と、
    前記取得手順で取得した医療情報に基づいて、前記患者の口腔外から前記施術位置へと前記医療器具が到達するまでの経路である器具経路を特定する特定手順(S130〜S180)と、
    前記特定手順で特定した器具経路にて前記医療器具が移動するように、前記多関節アームを制御する制御手順(S190〜S220)と
    を備え、
    前記患者の上顎骨及び下顎骨のうち、前記特定顎骨とは反対側の顎骨を他顎骨とし、前記特定顎骨の臼歯における前記他顎骨側の端部と前記特定顎骨の切歯における前記他顎骨側の端部とを結ぶ線が含まれる面を基準面(74)とし、
    前記特定手順は、
    前記取得手順で取得した医療情報に含まれる埋入軸を前記特定顎骨から前記他顎骨側に延長した線である軸延長線上の位置であり、かつ、前記基準面よりも前記特定顎骨側の位置を第1位置(70)として特定する第1特定手順(S160)と、
    前記軸延長線上における前記患者の口腔内の位置であり、かつ前記基準面よりも前記他顎骨側の位置を第2位置(72)として特定する第2特定手順(S170)と、
    前記第2特定手順で特定された第2位置、前記第1特定手順で特定された第1位置を経由して、前記施術位置に到達する経路を前記器具経路として特定する経路特定手順(S180)と
    を更に備える、多関節アームの制御方法。
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