JP2017103939A - 自走式テーピング装置およびこれを用いたテープ巻付け方法 - Google Patents

自走式テーピング装置およびこれを用いたテープ巻付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】架空線に付着した油分や錆等の腐食生成物が架空線から落下することを確実に防止し、作業員の労力を軽減し、安全性を確保する自走式テーピング装置及びテープ巻付け方法を提供する。
【解決手段】電線3上部を自走する自走装置4は、複数の自走装置車輪7と、自走装置車輪を駆動する駆動モータ2と、を備える。電線に粘着テープ5を螺旋状に被覆させるテーピング装置6は、テーピング装置車輪19と、内部が中空で電線を外部から中空内部に挿入するための架空線挿入口が形成され、内部の電線の周方向に回転するテープホイール21と、テープホイールを回転駆動させる回転モータ17と、粘着テープを巻き付けるテープパット22と、を備え、自走装置により電線上部を走行し、テープホイールの回転によりテープパットを回転させながら電線の外周に粘着テープを被覆させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、架空線の外周に粘着テープを被覆させながら走行する自走式テーピング装置およびこれを用いたテープ巻付け方法に関するものである。
従来より、架空線の外周に粘着テープを被覆させながら走行する自走式テーピング装置(テープ巻付装置)が知られている、このテープ巻付装置は、巻付処理が施される電線に着脱可能に装着され、電線の軸を中心として回転しながら電線軸方向に移動する装置本体と、装置本体に固定され、粘着テープを電線の軸に対して傾斜して支持するテープ支持部材と、テープ支持部材に回転可能に取り付けられ、電線に装置本体の移動に応じて電線に粘着テープを供給する粘着テープ供給部材と、テープ支持部材を装置本体に固定すると共に、粘着テープの電線の軸に対する傾斜角度を調整する角度調整機構と、装置本体を電線に支持する支持構造を有し、且つ粘着テープの巻付ピッチを変更する巻付ピッチ変更機構とを備えるものであった。そして、テープ巻付装置は、回転しながら電線の軸に沿って移動することにより、電線に粘着テープが螺旋状に巻き付けられる(例えば、特許文献1)。
特開2011−188688号公報
しかしながら、従来のテープ巻付装置では、装置本体を電線に装着する際に、装置本体の上部と下部に2分割で構成される板状体の間に電線を挟込んだ後に、板状態の上部と下部をボルトなどで固着させることにより、板状体の中央の丸孔に電線を挿通させて装置本体を電線に装着するものであったので、作業員は高所で装置本体を電線に取り付ける作業が少なからず必要であった。また、電線に装着された装置本体を宙乗機上の作業者が装置本体を電線の軸を中心として回転させながら装置本体を電線の軸方向に移動させて、粘着テープが電線に供給され巻き付けられるものであったので、作業者の労力が増大するとともに、作業者の安全性にも欠けるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、架空線に付着した油分や錆等の腐食生成物などが架空線から落下することを確実に防止するとともに、作業員の労力を軽減し、作業員の安全性を確保することができる自走式テーピング装置およびこれを用いたテープ巻付け方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、 架空線の外周に粘着テープを被覆させながら走行する自走式テーピング装置であって、駆動モータの駆動力により架空線上部を自走する自走装置と、自走装置の進行方向逆側に着脱可能に装着され、架空線に粘着テープを螺旋状に被覆させるテーピング装置と、を有し、自走装置は、架空線の上部から係合する周溝を持つ複数の自走装置車輪と、自走装置車輪の少なくとも1個を駆動する駆動モータと、を備え、テーピング装置は、 架空線の上部から係合する周溝を持つテーピング装置車輪と、内部が中空で架空線を外部から中空内部に挿入するための架空線挿入口が形成され、中空内部に架空線が挿入された状態で架空線の周方向に回転するテープホイールと、テープホイールを回転駆動させる回転モータと、自走装置の進行方向側から架空線の軸との距離が小さくなるように傾斜させてテープホイールに装着され、粘着テープを巻き付けるテープパットと、を備え、テーピング装置は、自走装置により架空線上部を走行し、テープホイールの回転によりテープパットを回転させながら架空線の外周に粘着テープを螺旋状に被覆させるものである。
本発明によれば、自走装置とテーピング装置が着脱可能に装着されているので、自走装置とテーピング装置を高所まで別々に運び、架空線に粘着テープを被覆させる高所で自走装置とテーピング装置を結合させることができる。これにより、自走式テーピング装置を架空線に容易に設置することができる。また、テープホイールの中空内に架空線を挿入するとともに、自走装置の自走装置車輪およびテーピング装置のテーピング装置車輪を架空線の上部に係合させることにより、自走式テーピング装置を架空線に容易に設置することができる。これにより、作業員の労力を軽減することができるともに、作業員の安全性を確保することができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る自走式テーピング装置であって、テープパットは、架空線の略左右対象位置に2個設けられ、一方のテープパットの粘着テープと他方のテープパットの粘着テープは、架空線の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられることを特徴とするものである。
本発明によれば、架空線の略左右対象位置に2個テープパットが設けられ、一方のテープパットの粘着テープと他方のテープパットの粘着テープは、架空線の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられるので、テープ幅が大きい粘着テープを用いることなく、粘着テープを効率良く架空線に巻き付けることができる。
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1または第2の態様に係る自走式テーピング装置であって、テープパットは、テープ幅が略40mmの粘着テープが巻き付けられていることを特徴とするものである。
粘着テープのテープ幅が小さい場合は、直線スリーブ等の段差で2個のテープパットの少なくとも一方のテープパットの粘着テープが反転し、粘着テープの粘着面が架空線の外部方向(上方向)を向くことがある。このように、粘着テープの粘着面が架空線の外部方向(上方向)を向いた状態で粘着テープが切断されると、粘着テープが徐々に垂れ下がり、垂れ下がった粘着テープが活線に近づく危険性がある。本発明によれば、テープパットに巻き付けられたテープ幅が略40mmの粘着テープを用いて、粘着テープを架空線に巻き付けるので、直線スリーブ等の段差でも粘着テープの反転することがなく、粘着テープの巻付作業の安全性を確保することができる。
本発明のうち第4の態様に係るものは、第1〜第3のいずれかの態様に係る自走式テーピング装置であって、自走装置は、テーピング装置側に自走装置ピン挿入孔が形成され、テーピング装置は、自走装置側に自走装置ピン挿入孔に対応したテーピング装置ピン挿入孔が形成され、自走装置の自走装置ピン挿入孔およびテーピング装置のテーピング装置ピン挿入孔に挿入ピンを挿入することにより、自走装置とテーピング装置が着脱自在に装着されることを特徴とするものである。
本発明によれば、自走装置の自走装置ピン挿入孔およびテーピング装置のテーピング装置ピン挿入孔に挿入ピンを挿入することにより、自走装置とテーピング装置が着脱自在に装着されるので、自走装置とテーピング装置の結合が容易になり、作業員の労力を軽減することができるともに、作業員の安全性を確保することができる。また、自走装置とテーピング装置が挿入ピンにより装着されているので、挿入ピンを軸として自走装置とテーピング装置が回転方向に移動することができる。これにより、自走式テーピング装置の重量により架空線が撓んだ場合でも、撓んだ架空線に沿って自走装置とテーピング装置が移動し、架空線に粘着テープを円滑に巻き付けることができる。
本発明のうち第5の態様に係るものは、第4の態様に係る自走式テーピング装置を用いたテープ巻付け方法であって、架空線に自走式テーピング装置を設置させる自走式テーピング装置設置工程と、自走式テーピング装置設置工程により架空線に設置された自走式テーピング装置の電源スイッチをONにする電源スイッチON工程と、電源スイッチON工程により電源スイッチがONになった自走式テーピング装置の駆動モータの駆動軸を回転させることにより架空線と係合する自走装置車輪が駆動し、回転モータを回転させることによりテープホイールが回転し、テープホイールの回転によりテープパットが回転し、テープパットの粘着テープが架空線の外周に送り出され、粘着テープを架空線に被覆する電線テープ被覆工程と、を有し、自走式テーピング装置設置工程は、架空線の上部から自走装置車輪を架空線に係合させ、自走装置を架空線に載置する自走装置載置工程と、テープホイールの下部に位置させた架空線挿入口から架空線をテープホイール内に挿入するとともに、架空線の上部からテーピング装置のテーピング装置車輪を架空線に係合させ、テーピング装置を架空線に載置するテーピング装置載置工程と、自走装置に形成された自走装置ピン挿入孔およびテーピング装置に形成されたテーピング装置ピン挿入孔に挿入ピンを挿入することにより、自走装置とテーピング装置を着脱自在に装着する自走装置テーピング装置結合工程とを、有することを特徴とするものである。
本発明によれば、自走式テーピング装置設置工程において、架空線の上部から自走装置車輪が架空線に係合されることにより、自走装置が架空線に載置され、テープホイールの下部に位置させた架空線挿入口から架空線をテープホイール内に挿入するとともに、架空線の上部からテーピング装置のテーピング装置車輪が架空線に係合され、テーピング装置が架空線に載置される。そして、自走装置に形成された自走装置ピン挿入孔およびテーピング装置に形成されたテーピング装置ピン挿入孔に挿入ピンを挿入することにより、自走装置とテーピング装置が着脱自在に装着される。これにより、自走式テーピング装置を架空線に容易に設置して粘着テープを架空線に被覆することができるとともに作業員の労力が軽減し、さらに作業員の安全性も確保することができる。
以上のように本発明の自走式テーピング装置およびこれを用いたテープ巻付け方法によれば、架空線に付着した油分や錆等の腐食生成物などが架空線から落下することを確実に防止することができるとともに、作業員の労力を軽減し、作業員の安全性を確保することができる。
本発明の一実施形態における自走式テーピング装置の右後方斜視図である。 同自走式テーピング装置の右側面図である。 同自走式テーピング装置の正面図である。 同自走式テーピング装置の上面図である。 同自走式テーピング装置の自走機部とテーピング装置を分割させた図である。 (a)同自走式テーピング装置のテーピング装置の横断面図である。(b)同自走式テーピング装置のテーピング装置の縦断面図である。 同自走式テーピング装置のテープホイールの回転状態を示す図である。 同自走式テーピング装置の作業状態を示す図である。 同自走式テーピング装置の電線被覆方法のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の自走式テーピング装置の一実施形態について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態における自走式テーピング装置の右後方斜視図であり、図2は同自走式テーピング装置の右側面図であり、図3は同自走式テーピング装置の正面図であり、図4は同自走式テーピング装置の上面図であり、図5は同自走式テーピング装置の自走機部とテーピング装置を分割させた図である。
図1に示すように、自走式テーピング装置1は、駆動モータ2の駆動力により電線3上部を自走する自走装置4と、自走装置4の進行方向逆側に着脱可能に装着され、電線3に粘着テープ5を螺旋状に被覆させるテーピング装置6と、を有している。なお、本実施形態では、架空線として電線3を例示したが、これに限らず、コンクリート柱や鉄塔などによって空中に張り渡した架線であれば電線3に限らない。
自走装置4は、自走装置車輪7を回転させることにより電線3に沿って自走式テーピング装置1を移動させるものであり、電線3の上部から係合する周溝を持つ自走装置車輪7と、自走装置車輪7を駆動する駆動モータ2と、駆動モータ2の動力源であるバッテリ8と、制御装置(図示略)と、操作部9と、取付枠10などから構成されている。この取付枠10は、自走装置4のバッテリ8などの各部品を支持するものである。なお、本実施形態では、自走装置車輪7を2個設けたが、これに限らず、1個または3個以上の複数個設けるようにしてもよい。
自走装置4は、駆動モータ2の駆動軸(図示略)の回転を駆動モータ2の駆動軸(図示略)に取り付けられているモータ側車輪駆動ギア11、車輪回転ベルト12、車輪駆動ギア13、自走装置車輪7にそれぞれ伝達し、自走式テーピング装置1を電線3に沿って走行させることができる(図1参照)。なお、本実施形態では、駆動モータ2により、2個の自走装置車輪7を回転させたが、これに限らず、自走装置車輪7の少なくとも1個を回転させるものであればよい。ここで、本実施形態では、総重量が25キロの自走装置4を用いている。
操作部9は、自走装置車輪7の回転速度を設定する自走車輪回転設定ツマミ14と、後述するテープホイール21の回転速度を設定するテープホイール回転設定ツマミ15と、電源スイッチ16とを有している。そして、この自走車輪回転設定ツマミ14により、自走装置車輪7の回転速度、つまり自走装置4の進行速度が設定され、テープホイール回転設定ツマミ15により、テープホイール21の回転速度、つまり電線3の外周に粘着テープ5を巻きつける速度が設定される(図2参照)。
制御装置(図示略)は、自走装置4およびテーピング装置6を制御するものである。すなわち、自走車輪回転設定ツマミ14により自走装置車輪7の回転速度が設定され、テープホイール回転設定ツマミ15によりテープホイール21の回転速度が設定された後に、地上の作業者により 自走装置4を無線誘導するリモコン(図示略)が操作され、そのリモコン(図示略)からの操作信号が自走装置4に設けられている受信手段により受信されると、制御装置により自走車輪回転設定ツマミ14により設定された回転速度で自走装置車輪7が回転制御され、またテープホイール回転設定ツマミ15により設定された回転速度でテープホイール21が回転制御される。なお、自走式テーピング装置1の駆動時には、制御装置とテーピング装置6の回転モータ17とは着脱自体の回転モータケーブル18により接続されている。また、本実施形態では、テーピング装置6と回転モータ17を回転モータケーブル18により接続させたが、これに限らず、無線により接続してもよい。
バッテリ8は、制御装置下部に位置するように取付枠10に吊り下げられている。このように、バッテリ8は取付枠10に吊り下げられているので、バッテリ8は電線3方向に振り子状に左右に揺動させることができる(図1参照)。
テーピング装置6は、上述したように、自走装置4の進行方向逆側に着脱可能に装着され、電線3に粘着テープ5を螺旋状に被覆させるものであり、電線3の上部から係合する周溝を持つテーピング装置車輪19と、内部が中空で電線3を外部から中空内部に挿入するための架空線挿入口20が形成され、中空内部に電線3が挿入された状態で電線3の周方向に回転するテープホイール21と、テープホイール21を回転駆動させる回転モータ17と、自走装置4の進行方向側から電線3の軸との距離が小さくなるように傾斜させてテープホイール21に装着され、粘着テープ5を巻き付けるテープパット22と、を備えている(図1参照)。
そして、テーピング装置6は、制御装置からの信号により回転モータ17の回転軸の回転を回転モータ17の回転軸に取り付けられているテーピング側回転ギア23、テーピング側回転ベルト24、テープホイール側回転ギア25にそれぞれ伝達し、そして、テーピング側回転ベルト24の回転がテープホイール枠29内のテープホイール21の外周に形成されているテープホイール外周ギア21aに伝達されることにより、テープホイール21を回転させることができる(図7参照)。ここで、テープホイール枠29に設けられているテープホイール枠ローラ29aは、テープホイール21が回転することにより回転するローラであり、このテープホイール枠ローラ29aを設けているので、テープホイール枠29内の中空部の中心軸を回転軸として、テープホイール21を回転させることができる(図6参照)。これにより、テープホイール21に装着されているテープパット22を回転させることができる。ここで、図6(a)は本発明の一実施形態における自走式テーピング装置のテーピング装置の横断面図であり、図6(b)は同自走式テーピング装置のテーピング装置の縦断面図であり、図7は本発明の一実施形態におけるテープホイールの回転状態を示す図である。具体的には、図6(a)はテーピング装置のテープホイールの中心を通る横断面図であり、図7は図6(b)のA-A断面方向の図である。なお、本実施形態では、テープホイール21に2個のテープパット22を装着させているが、これに限らず、1個のテープパット22を装着して、そのテープパット22の粘着テープ5を電線3の軸方向に隙間なく巻き付けるようにしてもよい。
また、テーピング装置6は、自走装置4と挿入ピン26により結合されている。具体的には、自走装置4のテーピング装置6側に形成されている自走装置ピン挿入孔27と、テーピング装置6の自走装置4側に形成されているテーピング装置ピン挿入孔28に挿入ピン26を挿入することにより、自走装置4とテーピング装置6が着脱自在に装着される(図1および図5参照)。このように、自走装置4の自走装置ピン挿入孔27とテーピング装置6のテーピング装置ピン挿入孔28に挿入ピン26を挿入することにより、自走装置4とテーピング装置6を着脱自在に装着されるので、自走装置4とテーピング装置6の結合が容易になり、高所で作業を行う作業員の労力を軽減することができるともに、作業員の安全性を確保することができる。また、自走装置4とテーピング装置6が挿入ピン26により装着されているので、挿入ピン26を軸として自走装置4とテーピング装置6を回転方向に移動させることができる。これにより、自走式テーピング装置1の重量により電線3が撓んだ場合でも、撓んだ電線3に沿って自走装置4とテーピング装置6が移動し、電線3に粘着テープ5を円滑に巻き付けることができる。
テープホイール21は、上述したように、内部が中空で電線3を外部から中空内部に挿入するための架空線挿入口20が形成されている。この架空線挿入口20は、テープホイール21の電線3の軸方向に形成されている。そして、テープホイール21は、自走装置4側がテープホイール枠29に覆われ、テープホイール枠29内を回転モータ17の駆動力により回転することができる。また、テープホイール枠29の下端には、電線3を外部からテープホイール21内に挿入するためのホイール枠架空線挿入口30が形成されている。このように、電線3は、テープホイール21を回転させてテープホイール21の架空線挿入口20を下部に位置させた状態で、テープホイール21の架空線挿入口20およびテープホイール枠29のホイール枠架空線挿入口30からテープホイール21内に挿入させることができる。なお、本実施形態では、テープホイール枠29を設け、テープホイール枠29のホイール枠架空線挿入口30から架空線挿入口20を介しテープホイール21内に電線3を挿入するようにしたが、これに限らず、テープホイール枠29を設けない場合は、テープホイール21を回転させてテープホイール21の架空線挿入口20を下部に位置させた状態で、テープホイール21の架空線挿入口20からテープホイール21内に挿入することとなる。
テーピング装置6のテーピング装置車輪19は、テープホイール枠29の上部と連結するテーピング装置車輪支持体31に支持され、テーピング装置車輪支持体31の先端に回転自在に取り付けられている(図1参照)。このように、自走装置4の自走によりテーピング装置車輪19が回転し、そのテーピング装置車輪19により電線3に巻き付けられた粘着テープ5が押えられるので、粘着テープ5を電線3により強固の粘着させることができる。
テープパット22は、上述したように、自走装置4の進行方向側から電線3の軸との距離が小さくなるように傾斜させてテープホイール21に装着され、粘着テープ5が巻き付けられている(図4参照)。そして、テープパット22に巻き付けられた粘着テープ5は、テープホイール21の回転により電線3の外周に螺旋状に被覆される。具体的には、テープパット22に巻き付けられた粘着テープ5の先端部を電線3に付着させた後、自走装置4を走行させることにより粘着テープ5が電線3に巻き付けられる(図8参照)。ここで、図8は本発明の一実施形態における自走式テーピング装置の作業状態を示す図である。また、自走装置4の進行方向側から電線3の軸との距離が小さくなるように傾斜させてテープホイール21に装着されているのは、粘着テープ5を電線3に巻き易くするためである。そして、本実施形態では、テープパット22が電線3の略左右対象位置に2個設けられている。そして、この2個のテープパット22の一方のテープパット22の粘着テープ5と他方のテープパット22の粘着テープ5が電線3の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられるようにしている。具体的には、電線3の略左右対象位置に2個設けられたテープパット22にそれぞれ巻き付けられた粘着テープ5の先端部を電線3に軸方向に隙間なくそれぞれ付着させ、自走装置4を走行させることにより、テープパット22に巻き付けられた粘着テープ5が電線3の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられる。このように、電線3の略左右対象位置に2個のテープパット22が設けられ、一方のテープパット22の粘着テープ5と他方のテープパット22の粘着テープ5が電線3の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられるので、テープ幅が大きい粘着テープ5を用いることなく、粘着テープ5を効率良く電線3に巻き付けることができる。なお、本実施形態のテープパット22には、テープ幅が略40mmの粘着テープ5が巻き付けられ、そのテープパット22に巻き付けられたテープ幅が略40mmの粘着テープ5により電線3が被覆される。このように、テープ幅が略40mmの粘着テープ5を用いて、粘着テープ5を電線3に巻き付けているので、直線スリーブ等の段差でも粘着テープ5の反転することなく粘着テープ5を電線3に巻き付けることができる。
次に、自走式テーピング装置1を用いて行われる電線被覆方法(架空線被覆方法)について説明する。ここで、図9は、本発明の一実施形態における自走式テーピング装置の電線被覆方法のフローチャートを示す図である。
まずS1において、作業者により電線3上に自走式テーピング装置1が設置される(自走式テーピング装置設置工程)。つまり、電線3の上部から自走装置車輪7が電線3に係合され、自走装置4が電線3に載置される(自走装置載置工程)、具体的には、電線3の上部に自走装置車輪7を位置させ、その電線3の上部から自走装置4の自走装置車輪7が電線3に係合される、これにより、自走装置4が電線3に載置される。次に、テープホイール21の下部に位置させた架空線挿入口20から電線3がテープホイール21内に挿入されるとともに、電線3の上部からテーピング装置6のテーピング装置車輪19を電線3に係合させ、テーピング装置6が電線3に載置される(テーピング装置載置工程)、具体的には、作業者により、テープホイール21を回転させて架空線挿入口20(電線挿入口)を下部に位置させ、テープホイール枠29のホイール枠架空線挿入口30から架空線挿入口20を介し電線3がテープホイール21内に挿入され、そして、電線3の上部にテーピング装置車輪19を位置させ、その電線3の上部からテーピング装置6のテーピング装置車輪19が電線3に係合される。これにより、テーピング装置6が電線3に載置される。次に、自走装置4に形成された自走装置ピン挿入孔27とテーピング装置6に形成されたテーピング装置ピン挿入孔28に挿入ピン26を挿入して、自走装置4とテーピング装置6が着脱自在に装着される(自走装置テーピング装置結合工程)。このようにして、自走式テーピング装置1が電線3に設置される。この自走式テーピング装置1を電線3に設置させる方法を自走式テーピング装置1の設置方法という。
次に、S2により、自走装置4の操作部9の電源スイッチ16をONにする(電源スイッチON工程)。この自走式テーピング装置1の電源スイッチ16ONは作業者により手動にて行われる。なお、本実施形態では、作業者の手動により電源スイッチ16をONにしたが、これに限らず、作業者によりリモコンを用いて自走式テーピング装置1の電源スイッチ16をON、OFFにするようにしてもよい。そして、S3に進む。
S3において、作業者により自走装置4の操作部9のテープホイール回転設定ツマミ15と自走車輪回転設定ツマミ14の設定操作が行われる(回転速度設定工程)。なお、自走装置4の操作部9のテープホイール回転設定ツマミ15と自走車輪回転設定ツマミ14の設定操作は、S2の電源スイッチ16ONの前に行ってもよく、またテープホイール回転設定ツマミ15と自走車輪回転設定ツマミ14の設定に変更がない場合はテープホイール回転設定ツマミ15と自走車輪回転設定ツマミ14の操作を行う必要はない。その意味で、回転速度設定工程は任意の工程である。そして、自走車輪回転設定ツマミ14の操作により自走装置車輪7の回転速度、つまり自走装置4の進行速度が設定され、またテープホイール回転設定ツマミ15の操作によりテープホイール21の回転速度、つまり電線3の外周に粘着テープ5を巻きつける速度が設定される。そして、S4に進む。
S4において、駆動モータ2および回転モータ17のスイッチがONにされる(モータスイッチON工程)。具体的には、作業者によりリモコン(図示略)が操作され、そのリモコンからの操作信号(ON信号)により自走装置4の駆動モータ2、テーピング装置6の回転モータ17のスイッチがONにされる。このように、駆動モータ2のスイッチがONになると駆動モータ2の駆動軸が回転し、電線3と係合する自走装置車輪7が駆動され、回転モータ17のスイッチがONになるとテーピング装置6のテープホイール21が回転することによりテープパット22が回転し、テープパット22の粘着テープ5が電線3の外周に送り出される。そして、送り出された粘着テープ5が電線3に被覆される。このことから、モータスイッチON工程は電線テープ被覆工程と言い換えることができる。次に、S5により、リモコン(図示略)からの駆動モータ2および回転モータ17の操作信号(OFF信号)が受信されたかが判断され、受信されていない場合は、S4の処理後の内容が継続して行われる。そして、駆動モータ2の操作信号(OFF信号)を受信したと判断された場合は、S6により、駆動モータ2および回転モータ17のスイッチがOFFにされる(モータスイッチOFF工程)。なお、上述したように、本実施形態では、上述したように、リモコン(図示略)の1つのスイッチ操作により、駆動モータ2と回転モータ17のスイッチをONにするようにしたが、これに限らず、リモコンに駆動モータ2と回転モータ17の別々のスイッチを設け、それらのスイッチ操作により駆動モータ2と回転モータ17のスイッチを別々にONするようにしてもよい。
以上より本実施形態によれば、自走装置4とテーピング装置6が着脱可能に装着されているので、自走装置4とテーピング装置6を高所まで別々に運び、電線3に粘着テープ5を被覆させる高所で自走装置4とテーピング装置6を結合させることができる。これにより、自走式テーピング装置1を電線3に容易に設置することができる。また、テープホイール21の中空内に電線3を挿入させるとともに、自走装置4の自走装置車輪7およびテーピング装置6のテーピング装置車輪19を電線3の上部に係合させることにより、自走式テーピング装置1を電線3に容易に設置することができる。これにより、作業員の労力を軽減することができるともに、作業員の安全性を確保することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 自走式テーピング装置
2 駆動モータ
3 電線
4 自走装置
5 粘着テープ
6 テーピング装置
7 自走装置車輪
8 バッテリ
9 操作部
10 取付枠
11 モータ側車輪駆動ギア
12 車輪回転ベルト
13 車輪駆動ギア
14 自走車輪回転設定ツマミ
15 テープホイール回転設定ツマミ
16 電源スイッチ
17 回転モータ
18 回転モータケーブル
19 テーピング装置車輪
20 架空線挿入口
21 テープホイール
21aテープホイール外周ギア
22 テープパット
23 テーピング側回転ギア
24 テーピング側回転ベルト
25 テープホイール側回転ギア
26 挿入ピン
27 自走装置ピン挿入孔
28 テーピング装置ピン挿入孔
29 テープホイール枠
29aテープホイール枠ローラ
30 ホイール枠架空線挿入口
31 テーピング装置車輪支持体

Claims (5)

  1. 架空線の外周に粘着テープを被覆させながら走行する自走式テーピング装置であって、
    駆動モータの駆動力により架空線上部を自走する自走装置と、
    該自走装置の進行方向逆側に着脱可能に装着され、架空線に粘着テープを螺旋状に被覆させるテーピング装置と、を有し、
    前記自走装置は、
    架空線の上部から係合する周溝を持つ複数の自走装置車輪と、
    前記自走装置車輪の少なくとも1個を駆動する駆動モータと、を備え、
    前記テーピング装置は、
    架空線の上部から係合する周溝を持つテーピング装置車輪と、
    内部が中空で架空線を外部から該中空内部に挿入するための架空線挿入口が形成され、該中空内部に架空線が挿入された状態で架空線の周方向に回転するテープホイールと、
    該テープホイールを回転駆動させる回転モータと、
    前記自走装置の進行方向側から架空線の軸との距離が小さくなるように傾斜させて前記テープホイールに装着され、粘着テープを巻き付けるテープパットと、を備え、
    前記テーピング装置は、前記自走装置により架空線上部を走行し、前記テープホイールの回転により前記テープパットを回転させながら架空線の外周に粘着テープを螺旋状に被覆させる自走式テーピング装置。
  2. 前記テープパットは、架空線の略左右対象位置に2個設けられ、一方のテープパットの粘着テープと他方のテープパットの粘着テープは、架空線の軸方向に隙間なくそれぞれ相互に巻き付けられることを特徴とする請求項1記載の自走式テーピング装置。
  3. 前記テープパットは、テープ幅が略40mmの粘着テープが巻き付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自走式テーピング装置。
  4. 前記自走装置は、前記テーピング装置側に自走装置ピン挿入孔が形成され、
    前記テーピング装置は、前記自走装置側に前記自走装置ピン挿入孔に対応したテーピング装置ピン挿入孔が形成され、
    前記自走装置の自走装置ピン挿入孔および前記テーピング装置のテーピング装置ピン挿入孔に挿入ピンを挿入することにより、前記自走装置と前記テーピング装置が着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自走式テーピング装置。
  5. 架空線に前記自走式テーピング装置を設置させる自走式テーピング装置設置工程と、
    該自走式テーピング装置設置工程により架空線に設置された前記自走式テーピング装置の電源スイッチをONにする電源スイッチON工程と、
    該電源スイッチON工程により前記電源スイッチがONになった前記自走式テーピング装置の駆動モータの駆動軸を回転させることにより架空線と係合する前記自走装置車輪が駆動し、また、前記回転モータを回転させることにより前記テープホイールが回転し、該テープホイールの回転により前記テープパットが回転し、該テープパットの前記粘着テープが架空線の外周に送り出され、該粘着テープを架空線に被覆する電線テープ被覆工程と、を有し、
    前記自走式テーピング装置設置工程は、
    架空線の上部から前記自走装置車輪を架空線に係合させ、前記自走装置を架空線に載置する自走装置載置工程と、
    前記テープホイールの下部に位置させた架空線挿入口から架空線を該テープホイール内に挿入するとともに、架空線の上部から前記テーピング装置のテーピング装置車輪を架空線に係合させ、前記テーピング装置を架空線に載置するテーピング装置載置工程と、
    前記自走装置に形成された自走装置ピン挿入孔および前記テーピング装置に形成されたテーピング装置ピン挿入孔に前記挿入ピンを挿入することにより、前記自走装置と前記テーピング装置を着脱自在に装着する自走装置テーピング装置結合工程とを、有することを特徴とする請求項4記載の自走式テーピング装置を用いたテープ巻付け方法。



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