JP2017103788A - 通信方法及びims - Google Patents

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Abstract

【課題】SPITによる各種問題発生によりユーザの利便性が妨げられてしまうことを防ぐこと。【解決手段】発信端末と着信端末との間に設置されたIMSが、発信端末から着信端末へ向けた通信が着信端末に対して望まれないことを認定し、通信を望まれない通信として登録し、通信が望まれない通信として登録されていることを発信端末に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、IPネットワーク上で音声サービスをはじめとするマルチメディアサービスを提供する基盤となる通信方法及び通信システムに関する。
近年のIP(Internet Protocol)化の流れにより、電話網に代表される音声通信システムについても、例外なくIP化の検討がなされている。移動体通信に関する標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、IPネットワーク上で音声サービスをはじめとするマルチメディアサービスを提供する基盤としてIMS(Internet Multimedia Subsystem)の標準化を行っており、近年ではNGN(Next Generation Network)として知られる固定系のIP化検討をも巻き込んだ検討が進められている。
今日の電子メールサービスでは、SPAMや迷惑メールと呼ばれる、受信者が望まないにもかかわらず、送信者が一方的にメールを送りつける行為が社会問題になっており、これらの問題の背景には、インターネットの一般化に伴う通信コストの大幅な低下や、パソコンなどの容易に手に入るネットワークアクセス端末から大量の電子メールを送信することが可能であるといった理由が存在していると考えられる。IMSにおいても、将来の普及に伴い、今日の電子メールサービスがおかれているような状況となる可能性が高いと考えられており、これらSPIT(SPAM over IP Telephony)からユーザを守るための技術の検討が、3GPP等の場において PUCI(Priventing Unsolicited Communication for IMS)という名称で開始されている。なお、IMS(Internet Multimedia Subsystem)ネットワークシステムに関する技術が特許文献1に開示されている。
特表2007−527633号公報
そこでこの発明は、SPIT(SPAM over IP Telephony)による各種問題発生によりユーザの利便性が妨げられてしまうことを防ぐことのできる通信方法及び通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、通信方法であって、発信端末と着信端末との間に設置されたIMSが、発信端末から着信端末へ向けた通信が着信端末に対して望まれないことを認定し、通信を望まれない通信として登録し、通信が望まれない通信として登録されていることと、通信が望まれない通信として登録されていることを解除してもらうためのアクセス先とを発信端末に通知する。
本発明の第2の形態によると、通信システムであって、発信端末と、着信端末と、発信端末と着信端末との間にIMSとを備え、IMSが、発信端末から着信端末へ向けた通信が着信端末に対して望まれないことを認定し、通信を望まれない通信として登録し、通信が望まれない通信として登録されていることと、通信が望まれない通信として登録されていることを解除してもらうためのアクセス先とを発信端末に通知する。
本発明によれば、PUCIが動作したことによる切断であることを明示するメッセージと、悪質発信者としての指定を解除してもらうためにアクセスする先(解除を申し込む電話番号やURLなど)を併せて発信者へ通知することで、発信者自身が悪質発信者として指定されてしまったことを認識させ、解除するための情報の入手を助けることが可能となる。
また、本発明によれば、発網側HSSと着網側IMSエンティティの間のインタフェースを新たに定義し、悪質発信者として登録されてしまった加入者の解除要求を、発網側HSSから着網側装置に対して送信することができるようにする。これにより、不具合を是正した加入者が自己の契約オペレータに通知し、オペレータ担当者が保守運用システムを通じて、HSSから全ての悪質加入者として登録されてしまった装置に対して解除要求を送ることで、悪質発信者として登録されてしまった加入者の解除要求を自動的に行うことができる。
また、本発明によれば、自オペレータ(通信キャリア)は、他オペレータから悪質加入者として登録された自オペレータの加入者情報を知ることができるようになる。これにより、他オペレータに迷惑をかけている加入者に対して、更なる制限をかけることにより、ウィルス感染等により単に迷惑呼を発生させるだけにとどまらず、網そのものに悪影響を及ぼすようなケースを防止することが可能となる。
IMSネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 IMSネットワークシステムの構成を示す第2のブロック図である。 IMSネットワークシステムの構成を示す第3のブロック図である。 IMSネットワークシステム内の各装置の処理フローを示す図である。
図1は同実施形態によるIMSネットワークシステムの構成を示すブロック図である。この図1はPUCIが導入されたIMSネットワークの概念図である。現在PUCIの検討の中で課題となっている点の解決を図るものであるが、導入としてPUCIの動作原理を簡単に説明する。まず、左端のO−UEが発呼端末(Originating UE)で、右側のT−UEが着呼端末(Terminating UE)を示す。O−UEが発呼すると、T−UEのSIP(Session Initiation Protocol)−URI(Universal Resource Identifier)に対してSIP INVITEメッセージが送信され、このメッセージは、発網側:発側移動通信網(O−PLMN(Public Land Mobile Network))のIMSで中継されながら着網側:着側移動通信網(T−PLMN)へルーティングされる。なお、IMSネットワークシステムにおいては、SIPプロトコルが通信に用いられる。このSIP−URIとは、O−UEやT−UEに割り当てられた自己を識別するためのSIPプロトコル上の識別子のことである。O−UEはT−UEのSIP−URIに対してINVITEメッセージを送信することで、発呼を試みる。このINVITEメッセージは、最初にO−UEからGGSN11を経由してP−CSCF12へ送信され、発網側(O−PLMN)のIMSで中継されながら着網側(T−PLMN)へルーティングされる。
着網側の入り口となるIBCF(I−CSCF)では、「何らかの方法」を用いて発呼してきた端末の信頼度(この呼がSPITである確率など)をチェックし、SIP INVITEメッセージのヘッダ部分等に判定結果等の情報を記録する。このような、パッシブな動作により発呼者を判定する動作をStage1テストと呼ぶこととする。その後、INVITEメッセージは着網側IMS内部のノード間で転送されてゆき、T−UEを制御しているS−CSCFへ伝達される。S−CSCFでは、このINVITEメッセージに記録された情報を参照し、この呼がSPITであり着信するに値しないと判断した場合、端末に転送することなく着信を拒否することができる。反対に、善良な着信呼と判断された場合、端末にINVITEメッセージが転送され、着信が成立する。また、S−CSCFにはPUCI−ASというApplication Server(AS)を接続することができ、このASにより、いったん呼を失敗させた上でのリアクションを観測したり、ボタン操作をさせたりなど、発呼者を巻き込んだ試験などによる更なる判定ロジックを追加することも可能である。これらの試験を、Stage2テストと呼ぶこととする。このように、PUCIでは、発網側(O−PLMN)での呼制御については特に規定されておらず、着網側(T−PLMN)において、呼処理を行うエンティティであるCSCF(Call State Control Function) とPUCI−ASにてSPIT防御のための各種制御が行われる点が特徴となっている。
そして、上述のIMSネットワークシステムにおいて、<1>PUCIにより着信を制限された呼について、発信者に情報をフィードバックする機能を備える。PUCIの仕組みでは、着網側が自発的に発信者を悪質発信者として登録し、その後の着信を拒否することにより悪質呼を隔離する。このため、例えば、チケットの予約などのために、発信者が悪意なく同じ番号に繰り返し発信したことなどによっても、知らないうちにPUCI機能により悪質発信者として登録されてしまうようなケースも考えられる。現在のPUCIの動作では、PUCIにより着信が拒否された場合、発信者へはSIPエラーレスポンス等の着信の拒否を表すメッセージによりセッション切断が通知されるため、通常の着信の失敗などと区別がつかず、善良な発側ユーザに不便を強いる可能性がある点が課題である。このような場合も考慮して、発信者には悪質発信者として登録されたことを伝達する機能、ならびに悪質発信者の登録を解除できる方法を提供しておくことで更なる利便性の向上を図ることが可能である。
そこで、SIPエラーレスポンス等の着信の拒否を表すメッセージにPUCIが動作したことによる切断であることを明示するメッセージと、悪質発信者としての指定を解除してもらうためにアクセスする先(解除を申し込む電話番号やURLなど)を併せて通知することで、自分が悪質発信者として指定されてしまったことを認識する方法と、解除するための情報の入手を助けることが可能である。
また、上述のIMSネットワークシステムにおいては、<2>発網側にて悪質発信者と認定された情報を収集し、指定解除の要求を発網側オペレータが一括して行えるようにする機能を備える。端末がウィルスに侵されたり、端末の不具合などの原因により、端末所有者の意図によらず多数のIMS呼を勝手に発呼するような問題が発生した場合、複数のオペレータから悪質発信者として登録されてしまうケースが考えられる。所有者がウィルスを駆除したり、不具合のないソフトウェアにアップデートしたとしても、既に登録されてしまった悪質発信者情報を解除してもらうためには、複数のオペレータにそれぞれ依頼する必要があり、利用者に不便を強いるケースが考えられる。
また、<1>の機能により着網側オペレータに依頼して、悪質発信者の登録を解除してもらう場合においても、悪質かもしれない発網側オペレータの加入者の対応を着網側オペレータのコストで実施するなど、コスト負担の公平性の面で改善の余地があることに加え、端末所有者が自分の契約オペレータに相談したとしても、着網側オペレータしか指定を解除することができず、相談に乗りにくいといった運用上の課題も浮かび上がる。
上記<1>の機能が実現されると、発網側のIMSエンティティ(CSCFなど)は、加入者が着網でPUCIにより悪質発信者と認定されたことを知ることができ、発網のCSCFで、どの加入者がどの網から拒否指定されているかの情報を収集し、加入者データベース(HSS(Home Subscriber Server)など)に記録しておくことが可能である。
そこで、発網側HSSと着網側IMSエンティティの間のインタフェースを新たに定義し、悪質発信者として登録されてしまった加入者の解除要求を、発網側HSSから着網側装置に対して送信することができるようにする。これにより、不具合を是正した加入者が自己の契約オペレータに通知し、オペレータ担当者が保守運用システムを通じて、HSSから全ての悪質加入者として登録されてしまった装置に対して解除要求を送ることで、これらの課題を解決する。
また、上述のIMSネットワークシステムにおいては、<3>悪質発信者に対して更なる利用制限を課す機能を備える。上記<2>の機能を利用することで、自オペレータは、他オペレータから悪質加入者として登録された自オペレータの加入者情報を知ることができるようになる。これにより、他オペレータに迷惑をかけている加入者に対して、更なる制限をかけることにより、ウィルス感染等により単に迷惑呼を発生させるだけにとどまらず、網そのものに悪影響を及ぼすようなケースを防止することが可能である。例えば、モビリティ管理の拒否(強制的に接続を切断(デタッチ)する)、特定のネットワークへの接続拒否、非IMSサービス(Webサービスなど)のサーバと連携して、PUCIによって制限されたユーザが非IMSサービスにアクセスすることの拒否、IMS発呼の際の発呼拒否や、他の接続先(問題対応窓口など)に呼を転送(Redierct)、IMS Registrationの拒否といった対策を取ることで、更なる悪影響の連鎖を断ち切ることが可能と考えられる。
次に上記<1>〜<3>の各機能について詳細に説明する。上記<1>PUCIにより着信を制限された呼について、発信者に情報をフィードバックする機能について。上記<1>の機能において、特徴的な動作をするのは、着網側のI−CSCF,P−CSCF,S−CSCFのエンティティである。着網側のこれらのCSCFは、PUCIのテストに不合格となったことにより呼を拒絶する場合、発呼側のIMSエンティティにSIPエラーレスポンス等の着信の拒否を表すメッセージを送信する。その際に、PUCIにより拒絶されたこと、ならびに登録を解除するための連絡先を示す電文(人間が理解できる文字列でもよいし、発呼端末に理解させるための電文でもよい)をSIPヘッダに追加して返送する。
(発呼者の端末)発呼者の端末は、自己が発呼した呼に対して、SIPエラーレスポンス等の着信の拒否を表すメッセージが返送された場合、ヘッダ中のPUCI関連情報を読み取る動作を行う。PUCI関連情報がこのレスポンスメッセージに載っていた場合、人間が理解できる情報が載っていた場合はそのメッセージを画面に表示する等の動作を行う。また、端末が理解できる形式の電文が載っていた場合は、端末上のボタン操作等により、直接指定を解除してもらえるための連絡先(Webサイトや、カスタマセンター等)に接続できるような動作をしてもよい。
(発網側のIMSエンティティ(P−CSCF, S−CSCF))発網のIMSエンティティは、着網から送信されたSIPメッセージのうち、PUCI関連情報には手を加えずに端末に転送する。
上記<2>発網側にて悪質発信者と認定された情報を収集し、指定解除の要求を発網側オペレータが一括して行えるようにする機能について。上記<2>の機能において、特徴的な動作をするのは発網側のP−CSCF,S−CSCFのエンティティである。加入者が発呼した呼の結果を入手し、PUCIにより着信が制限された場合、その情報を抽出しHSSに送る。
(発網のHSS)CSCFが入手した情報を蓄積すると共に、保守担当者等の入力等をトリガに蓄積した解除要求先に対して解除要求信号を送信する。
(着網のCSCF,PUCI−AS,その他PUCI関連装置)発網HSSから受信した解除要求信号をチェックし、正当な信号であれば自網内における該当加入者の悪質加入者指定を解除する。
上記<3>悪質発信者に対して更なる利用制限を課す機能について。上記<3>の機能において、特徴的な動作をするのは発網側のHSSのエンティティである。蓄積した加入者の迷惑行為情報をもとに、更なる制限が必要かどうかを判定する。制限が必要となった場合、以下のような周辺ノードに対して制限要求信号を送信することで、更なる制限の実施を試みる。
(交換機(SGSN/GGSN,EPC装置など))HSSやHLR(Home Location Register)などの加入者を管理するノードから位置登録削除要求信号(Cancel Location信号など)を受信することで、特定の悪質加入者を強制切断する。もしくは、HSSなどから制限要求信号を受信することにより、特定加入者からのPDN接続要求信号(外部ネットワークへの接続要求信号)を拒否し、悪質加入者をネットワークへ接続できないようにする。
(IMSエンティティ(CSCF))HSSからの制限要求信号の受信により、呼接続を拒否したり、オペレータの障害対応窓口へ呼を自動転送したり、IMSへの登録(REGISTER)を拒否し音声呼等のサービス提供を拒否する。
(その他のWebサーバ装置等)HSSからの制限要求信号の受信により、Webサーバからの情報提供を拒否したり、オペレータの障害対応Webページを強制的に表示させたりする。
次に、上記<1>PUCIにより着信を制限された呼について、発信者に情報をフィードバックする機能の詳細について説明する。図2はIMSネットワークシステムの構成を示す第2のブロック図である。この図では、図1で示した<1>PUCIにより着信を制限された呼について、発信者に情報をフィードバックする機能を備えたIMSネットワークシステムの構成を、より詳細に表している。この図で示すように、IMSネットワークシステムにおいては、発信端末10(O−UEに相当)、RAN(Radio Access Network)14、SGSN(Serving GPRS Support Node)15、GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)11、P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)12、S−CSCF(Serving Call Session Control Function)13が通信ネットワークにより接続されることにより発側通信網を構成している。なお、発側通信網においてGGSN11とP−CSCF12は、PDN(Packet Data Network)16を介して接続されている。
またIMSネットワークシステムにおいては、着信端末20(T−UEに相当)、RAN(Radio Access Network)30、SGSN(Serving GPRS Support Node)29、GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)23、P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)27、S−CSCF(Serving Call Session Control Function)26、I−CSCF(Interrogating Call Session Control Function)25が通信ネットワークにより接続されることにより着側通信網を構成している。なお、着側通信網においてGGSN23とP−CSCF27は、PDN(Packet Data Network)40を介して接続されている。
発信端末10とP−CSCF12との中間、または着信端末20とP−CSCF27との中間に備わる各装置、RAN14,30、SGSN15,29、GGSN11,23のサーバ機能の代わりに、E−UTRAN、MME(Mobility Management Entity)、Serving−GW、PDN−GWなどのサーバ群による通信ネットワークの形態を用いて、IMSネットワークシステムが構成されるようにしてもよい。
図3はIMSネットワークシステムの構成を示す第3のブロック図である。次に図3を用いて一実施例であるIMSネットワークシステムの構成について説明する。図2で示したIMSネットワークシステムをより簡易な構成で説明すると図3のような構成となる。この図で示すように、IMSネットワークシステムは発側通信網と着側通信網に分かれており、発側通信網は発信側IMS基幹システム100と発信側アクセスネットワークシステム200とで構成され、また着側通信網は着信側IMS基幹システム300と着信側アクセスネットワークシステム400とで構成されている。そして、発信側アクセスネットワークシステム200は、RAN14、SGSN15、GGSN11により構成され、また発信側IMS基幹システム100はP−CSCF12、S−CSCF13およびそれに接続されたアプリケーションサーバ(AS)により構成される。また、同様に、着信側アクセスネットワークシステム400は、RAN30、SGSN29、GGSN23により構成され、また着信側IMS基幹システム300はP−CSCF27、S−CSCF26およびそれに接続されたアプリケーションサーバ(AS)、I−CSCF25により構成される。なお、本実施形態においては、着側通信網は発側通信網とは異なる通信キャリアにより運営されている場合の例について説明するため、発側通信網のS−CSCF13と着側通信網のI−CSCF25が接続されるような構成となっているが、着側通信網と発側通信網が同一の通信キャリアによって運営されているような場合には、S−CSCF同士が通信接続することとなる。
図4は本実施形態によるIMSネットワークシステム内の各装置の処理フローを示す図である。次に図4を用いてIMSネットワークシステム内の各装置の処理フローについて説明する。まず、発信端末10は、INVITEリクエストを送信すると(ステップS1)、そのリクエストは発信側アクセスネットワークシステム200を介してP−CSCF12が受信する。そしてP−CSCF12はS−CSCF13へINVITEリクエストを転送し(ステップS2)、S−CSCF13はINVITEリクエストからSIP−URIを検出し、アプリケーションサーバ(AS)などにおいてSIP−URIに対応付けて記憶する宛先の着信網側通信網のI−CSCF25のSIP−URIを検出し、当該I−CSCF25のSIP−URI宛にINVITEリクエストを送信する(ステップS3)。
そしてINVITEリクエストを受信したI−CSCF25(接続要求受信手段,接続要求破棄判定手段,接続要求破棄通知送信手段),S−CSCF13,P−CSCF12のそれぞれは、INVITEリクエストを受信すると、TryingレスポンスをINVITEリクエストの送信元へ返信する(ステップS4,ステップS5,ステップS6)。またI−CSCF25はステップS4によりTryingレスポンスを返信すると、SPIT(SPAM over IP Telephony)判定を行う(ステップS7)。このSPIT判定は、例えばINVITEリクエストに格納されている発信端末10と着信端末20のSIP−URIの組を検出し、当該SIP−URIの組とアプリケーションサーバ(AS)やメモリ等で蓄積されている情報とに基づいて行う。より具体的には、SIP−URIの組に対応付けられてアプリケーションサーバ(AS)に記録されているアクセス受付可・不可の情報が不可である場合(何らかの処理によって不可の情報が登録される)にSPITであると判定する方法、過去のINVITEリクエストの一覧内から、検出したSIP−URI組のINTITEリクエストが機械的に繰り返されて(例えば、5分おきに)送信されていると検出した場合にSPITであると判定する方法など様々である。
そして、I−CSCF25はSPIT判定において、INVITEリクエストがSPITを示す信号であると判定した場合には、INVITEリクエストを送信した発信端末10のSIP−URIなどの発信端末10の識別情報を、SPIT動作を行った不正端末であり今後は接続要求となるINVITEリクエストの破棄を行う対象の発信元の端末であることを示す情報として、アプリケーションサーバなどに登録する。また、I−CSCF25は、エラーレスポンス(接続要求破棄通知)をS−CSCF13へ送信する(ステップS8)。このエラーレスポンスには、接続要求破棄の登録の解除依頼先となるアクセス先情報が格納されている。アクセス先情報は、Webサーバやコンタクトセンターのメールアドレス、電話番号などの情報である。またエラー情報として、規制開始時刻や規制期間などの情報が含まれるようにしても良い。なお、I−CSCF25はSPIT判定において、INVITEリクエストがSPITを示す信号でないと判定した場合には、従来の正常な処理としてINVITEリクエストを着側通信網内のP−CSCF27を介して着信端末20へ向けて送信することとなる。また本実施形態においてはI−CSCF25がSPIT判定を行う場合の処理について説明したが、I−CSCF25に代わるS−CSCFがSPIT判定を行ってもよいし、S−CSCFに接続されるアプリケーションサーバがSPIT判定を行うようにしてもよい。
S−CSCF13はI−CSCF25から送信されたエラーレスポンスを受信すると、そのエラーレスポンスの正当性をチェックする(ステップS9)。この正当性のチェックは、例えば、S−CSCF13が、自装置に接続されたアプリケーションサーバ(AS)に、エラーレスポンスが示す発信元のI−CSCF25のIPアドレスやホスト名などのノードを識別する情報、エラーとなったセッションのSIP−URIが記録されているか等のチェックや、SIPヘッダの構成や内容に一貫性があるかなどのチェックにより行う。そして、エラーレスポンスの正当性が判定できると、S−CSCF13(アクセス先情報通知手段)はエラーレスポンスをP−CSCF12へ転送し(ステップS10)、またP−CSCF12はそのエラーレスポンスを発信端末10へ転送する(ステップS11)。発信端末10はエラーレスポンスを受信すると、表示部などにエラーレスポンスに格納されている情報(アクセス先情報や、エラー内容など)を表示する(ステップS12)。また発信端末10はユーザの操作に基づいて、または自動的にアクセス先情報が示すアクセス先へアクセス要求の信号を送信する処理を行う(ステップS13)。なお、ステップS10においてS−CSCF13がエラーレスポンスを送信する際に、I−CSCF25から送信されたエラーレスポンスに格納されているアクセス先情報を、他のアクセス先情報(例えば、着信網側専用のアクセス先の情報)に書き換えて送信するようにしてもよい。これにより、着信網側専用のアクセス先に発信端末10を接続させることができる。
以上の処理により、PUCIが動作したことによる切断であることを明示するメッセージと、悪質発信者としての指定を解除してもらうためにアクセスする先(解除を申し込む電話番号やURLなど)を併せて発信者へ通知することで、発信者自身が悪質発信者として指定されてしまったことを認識させ、解除するための情報の入手を助けることが可能となる。
なお、本実施形態においては、IMSにおける音声通信などに用いられるINVITEメソッドを例に取り上げたが、UEの存在をCSCF(SIPサーバ)に登録するREGISTERメソッド、テキストメッセージを送受信するMESSAGEメソッドなど、INVITEメソッド以外にIMSで利用されるメソッドに対して適用することも可能である。
上述のIMSネットワークシステムにおける各エンティティを構成する装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本出願は、2008年10月6日に日本出願された特願2008−259419を基礎とする優先権を主張し、その開示の内容を全て本明細書に取り込む。
1 O−UE(Originating UE)
2 T−UE(Terminating UE)
10 発信端末
11 GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)
12 P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)
13 S−CSCF(Serving Call Session Control Function)
14 RAN(Radio Access Network)
15 SGSN(Serving GPRS Support Node)
16,40 PDN(Packet Data Network)
20 着信端末
21 TrGW(Translation Gateway)
22 Stage2 Server
23 GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)
24 PUCI−AS(Priventing Unsolicited Communication for IMS−Application Server)
25 IBCF(Interconnect Border Control Function),I−CSCF(Interrogating Call Session Control Function)
26 S−CSCF(Serving Call Session Control Function)
27 P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)
28 PUCI−AS(Priventing Unsolicited Communication for IMS−Application Server)
29 SGSN(Serving GPRS Support Node)
30 RAN(Radio Access Network)
本発明は、IPネットワーク上で音声サービスをはじめとするマルチメディアサービスを提供する基盤となる通信方法及びIMSに関する。
そこでこの発明は、SPIT(SPAM over IP Telephony)による各種問題発生によりユーザの利便性が妨げられてしまうことを防ぐことのできる通信方法及びIMSを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、IP(Internet Protocol)ネットワーク上でマルチメディアサービスを提供するIMS(Internet Multimedia Subsystem)における通信方法であって発信端末の識別情報により、発信端末通信が望まれていないことを検出し、当該検出に基づいて、通信を他接続先に転送する。
本発明の第2の形態によると、IP(Internet Protocol)ネットワーク上でマルチメディアサービスを提供するIMS(Internet Multimedia Subsystem)であって発信端末の識別情報により、発信端末通信が望まれていないことを検出する手段と検出に基づいて、通信を他の接続先転送する手段とを備える

Claims (10)

  1. 発信端末と着信端末との間に設置されたIMS(Internet Multimedia Subsystem)が、
    前記発信端末から前記着信端末へ向けた通信が前記着信端末に対して望まれないことを認定し、
    前記通信を望まれない通信として登録し、
    前記通信が望まれない通信として登録されていることと、前記通信が望まれない通信として登録されていることを解除してもらうためのアクセス先とを前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 前記IMSが、前記通信が望まれない通信として認定された情報を他のIMSに通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記望まれない通信がSPIT(SPAM over IP Telephony)を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信方法。
  4. 前記通信が望まれない通信として登録されていることを解除するための情報を併せて、前記IMSが前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  5. 前記IMSは、前記発信端末から送信されたSIP INVITEメッセージに対して望まれない通信であるかどうかを認定し、望まれない通信であると認定した場合に、SIPエラーレスポンスメッセージに望まれない通信として登録されたことを付加して前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  6. 発信端末と、着信端末と、前記発信端末と前記着信端末との間にIMS(Internet Multimedia Subsystem)とを備え、
    前記IMSが、
    前記発信端末から前記着信端末へ向けた通信が前記着信端末に対して望まれないことを認定し、
    前記通信を望まれない通信として登録し、
    前記通信が望まれない通信として登録されていることと、前記通信が望まれない通信として登録されていることを解除してもらうためのアクセス先とを前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 前記IMSが、前記通信が望まれない通信として認定された情報を他のIMSに通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記望まれない通信がSPIT(SPAM over IP Telephony)を含む
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信システム。
  9. 前記通信が望まれない通信として登録されていることを解除するための情報を併せて、前記IMSが前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  10. 前記IMSは、前記発信端末から送信されたSIP INVITEメッセージに対して望まれない通信であるかどうかを認定し、望まれない通信であると認定した場合に、SIPエラーレスポンスメッセージに望まれない通信として登録されたことを付加して前記発信端末に通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
JP2016254731A 2008-10-06 2016-12-28 通信方法及びims Pending JP2017103788A (ja)

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